( この写真は、東京目白にあるJプロに積まれた清涼飲料の空き箱である。2ヶ月ほどで溜まっ
てしまうのである。 《 2007年7月 撮影 》 )
【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
その60
デビューした私を、Jプロのスタッフみんなが池袋の料亭で豪華な会席料理を
奮発、賑やかにお祝いしてくれる・・・そんなNHKのテレビドラマの様な甘い
世界など何処にも存在しません。
私がデビューしようが、賞を取ろうが昨日と同じJプロの静かなる毎日がある
だけなのでした。
新しい漫画のアイデアにも恵まれず、霧のかかった淀んだ様な日常の中で私は
せっせとK談社でボツになった作品をヤングJ誌へ持ち込んでいましたが・・
・・・( ヤングJ誌には大変申し訳ない事をしました! )
「 雨のドモ五郎 」の受賞とデビューを切っ掛けに私が持ち込んだ作品にも陽
が当たりました。 まず、死後の世界を描いたホラー漫画「 死亡少年 」はヤ
ングJ誌の別冊グレートS号( 1987年8月 )に掲載されます。そして9月には
私の少年時代の思い出を描いたペーソスギャグ「 僕です! 」が第99回月例ヤ
ングJ新人賞で佳作賞をいだだきました。
50万円( 準入選賞金 )を払い、期待して旧作にも貴重なページをさき、賞金
を払った太っ腹のヤングJ誌のこの期待度は、私が想像した以上だったわけで
す・・・・。
年末には、都内の某有名ホテルの大きなシャンデリアのある大広間での忘年会
に招待していただきました。 写真かテレビでしかお目にかかれない有名な漫
画家先生がズラリと会場の中央に並び、その周りには中堅作家と出版関係者、
壁際にはそれ以外の人たち( 人気投票でパッとしない作家先生と新人たち・・
・・・ )
私は着慣れないスーツに身を固くして、飲み物一つ取るでなく壁際へ・・・。
さらに壁のスミ( ! )へ・・・。
中央の諸先生方がなんともまぶしく輝いて見えたものです・・・・・。
お偉いさんのあいさつやビンゴゲーム・・・明るく華やかな大パーティー会場で、
私は一人もくもくとベタでも塗っている様な心境で透明な存在になっていくので
した・・・・・・
「 漫画家アシスタント物語 第5章 」は、このパーティー会場から始まります・・・
漫画家アシスタント物語、血の教訓
『 夢を見る事が仕事なのではなく、夢を作る事が仕事なのである。
そこには現実の自分が一人いるだけであり、あたかも孤独な炭鉱
夫の様にモクモクと暗闇にツルハシを振るうのである。 』
「 漫画家アシスタント 第5章 その1 」 へつづく・・・
★前の記事へ→ 「漫画家アシスタント第4章 その59」へ戻る 】
注意 : お知らせも併せてご覧下さい!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ お知らせ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
コメントをくれた皆様の中で特に以下の方々へ・・・
さいふぁさん、ねもさん、40代女性漫画家さん、kyokinkyaさん、ユウサさん、
横から失礼さん、大泉実成さん、YASUさん、歌垣さん、シャモンさん、バカ
ざるさん、(*`Д´*)さん、ごしまさん、浜名っこ大佐さん、昔話さん、ここさ
ん、銀次郎さん、mimiさん、ヤマさん、竹熊健太郎さん・・・
皆さんの中で、コメントが転載される事に同意できないという方は是非ご
一報下さい!
一応、このままですとこちらで勝手に編集(明らかな誤字の修正、絵文字の
解体そして改行等)して単行本に転載してしまいます。 どうか、ご遠慮な
く申し出て下さい!
このブログへのコメントでも結構ですし、以下のアドレスへのメールでも構
いません(最初の「イエス」は小文字の「yes」に変換してから送信して下さ
い)。 どうかよろしくお願いいたします!
イエス_koike@yahoo.co.jp
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【 各章案内 】 「第1章 改訂版」 「第2章 改訂版」 「第3章 改訂版」
「第4章 その1」 「第5章 その1」 「第6章 その1」
「第7章 その1」 「第8章 その1」 「第9章 その1」
「諦めま章 その1」 「古い話で章 その1」
「もう終わりで章 その1」 「移住物語 こりゃタイ編 その1」
てしまうのである。 《 2007年7月 撮影 》 )
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その60
デビューした私を、Jプロのスタッフみんなが池袋の料亭で豪華な会席料理を
奮発、賑やかにお祝いしてくれる・・・そんなNHKのテレビドラマの様な甘い
世界など何処にも存在しません。
私がデビューしようが、賞を取ろうが昨日と同じJプロの静かなる毎日がある
だけなのでした。
新しい漫画のアイデアにも恵まれず、霧のかかった淀んだ様な日常の中で私は
せっせとK談社でボツになった作品をヤングJ誌へ持ち込んでいましたが・・
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が当たりました。 まず、死後の世界を描いたホラー漫画「 死亡少年 」はヤ
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50万円( 準入選賞金 )を払い、期待して旧作にも貴重なページをさき、賞金
を払った太っ腹のヤングJ誌のこの期待度は、私が想像した以上だったわけで
す・・・・。
年末には、都内の某有名ホテルの大きなシャンデリアのある大広間での忘年会
に招待していただきました。 写真かテレビでしかお目にかかれない有名な漫
画家先生がズラリと会場の中央に並び、その周りには中堅作家と出版関係者、
壁際にはそれ以外の人たち( 人気投票でパッとしない作家先生と新人たち・・
・・・ )
私は着慣れないスーツに身を固くして、飲み物一つ取るでなく壁際へ・・・。
さらに壁のスミ( ! )へ・・・。
中央の諸先生方がなんともまぶしく輝いて見えたものです・・・・・。
お偉いさんのあいさつやビンゴゲーム・・・明るく華やかな大パーティー会場で、
私は一人もくもくとベタでも塗っている様な心境で透明な存在になっていくので
した・・・・・・
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漫画家アシスタント物語、血の教訓
『 夢を見る事が仕事なのではなく、夢を作る事が仕事なのである。
そこには現実の自分が一人いるだけであり、あたかも孤独な炭鉱
夫の様にモクモクと暗闇にツルハシを振るうのである。 』
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ざるさん、(*`Д´*)さん、ごしまさん、浜名っこ大佐さん、昔話さん、ここさ
ん、銀次郎さん、mimiさん、ヤマさん、竹熊健太郎さん・・・
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