漫画家アシスタント物語

漫画家アシスタントの馬鹿人生40年と、リタイア後のタイ移住生活。

漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 その19

2023年02月04日 12時21分58秒 | タイ移住
               

       ( ↑写真、私が暮らすチェンマイの自宅です。久ぶりに綺麗な夕日だったので撮影しました。静かな田舎
         の穏やかな夕暮れ、ただし、蚊とハエ、トカゲとムカデ、そして、犬の糞は画面に写ってはいません
         ・・・・・《 2023年、1月、撮影 》 )




               

       ( ↑写真、ガイコツがサングラスかけて合掌していますが、このオブジェの意味を推測できる日本人は少
         ないと思います。ここは、ピンク寺と言われる田舎のお寺ですが、画面左側に分かりにくいですが棺
         桶が積んであります。実は、棺桶を買う事の出来ない貧しい人のための寄付金を集めるための募金用
         の装飾なのです。面白い事にこのガイコツは、ブツブツと念仏しつつ電動でお辞儀を繰り返していま
         す・・・・・《 2022年、11月、撮影 》 )




               

       ( ↑写真、ピンク寺の正面入り口の写真です。この大きなピンクの像がお寺のシンボルといった感じです
         ・・・・・《 2022年、11月、撮影 》 )




               

       ( ↑写真、チェンライの片田舎にポツンとできたカフェです。ホントに家のない畑と沼地しかないド田舎
         にできたカフェです。最近、タイではこの様な田舎にポコポコとカフェが作られる様になりました。
         3年後には過剰出店でほとんど潰れる事になると思いますが・・・・・《 2022年、11月、撮影 》 )




               

       ( ↑写真、上のカフェから見た夕暮れ時の風景です。さすがに田舎の一軒カフェ、眺めだけは素晴らしい
         ものがあります・・・・・《 2022年、11月、撮影 》 )




               

       ( ↑写真、私の部屋で死んでいたサソリです。携帯電話よりもかなり小さいサソリです。タイのサソリに
         は猛毒はありませんが、それでもスズメバチクラスの毒性がありますので、タイの人でも怖がる侵入
         者です。私も初めてタイで遭遇したわけですが、最初は「本物かよ?」と目を疑いました・・・・・《 20
         22年、8月、撮影 》 )





        【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】

 

                  その19


さて・・・・・・・・

今回もお金の話になるのですが・・・・・・・・

どうも、円安( 最近はタイのバーツ高で苦しんでいます )やら物価高やら、真綿で首を
締められている様な苦しさが続き・・・・・・・・

気分も沈みがちになりますが・・・・・・・・

日本では、海外在住者( 特に年金生活者 )が物価高と円安で大変な事( 受給年金が総額
40%の目減り )になっているなんて、誰も気にしていない様子。

・・・・・・・日本にいない奴( 逃亡者ども )の事なんて興味ないのは、仕方がないと思います
が・・・・・・・

一応、少ない年金( 家人の加給年金含めて月々約16万円 )から所得税( 1万5千円 )だけ
はしっかりと天引きされているわけですので・・・・・・・・

一納税者として、愚痴をこぼす位の権利はあるんじゃないのかなぁ・・・・・と、思うわけであ
り・・・・・・・・

そこで、「 少子化 」やら「 賃上げ 」やら、日本で毎日の様に報道される事柄について、
ちょいとジジイの意見も聞いていただきたいと・・・・・・・・


先日、Facebookで「 友達 」になってる某国会議員先生に、「 少子化対策 」として女性が
子供を安心して生み育てる事が出来る様にするだけで出生率が上がるフランスのやり方を知
らせたのですが・・・・・

もちろん返信なんかないけど、女性が誰の子供だろうと、いつ、何処で( 学校にも保育所
を作る )何人産もうと国や自治体が守る姿勢を見せるだけで出生率が上がる事は確か・・・・・
( ただし、父親が分からない子供は増えるかも )

それに、結婚可能年齢を1歳引き下げたり、出産費用や養育費、教育費を大幅に援助するこ
とで、簡単に出生率が上がるのに・・・・・・ってな事を。

でも、議員の皆さんは、わずかな「 補助金 」や「 一時金 」で済まそうとするケチケチぶり。

軍事費は2倍にアップする事を躊躇しないのに・・・・・・・( 明らかに中国との戦争を準備し始
めてる。戦争好きはワグネルだけじゃないみたい )

子供の数が毎年50万人以上足りなくなっているのに・・・・・・・・

さて、少子化問題の対策費( 財源 )は・・・・・

国の税収を上げれば作れるので、以下にその方法を・・・・・・・( 庶民の給料を5%上げて、税収
を5%上げる簡単な方法 )


最近、少しづつ「 賃上げ 」が企業の側からも出てきているかに見えますが・・・・・・これは、
30年前から毎年繰り返されていて、まったく絵空事の様に通り過ぎてしまうだけでした。

ほんの一部の企業が人材を確保するために「 宣伝 」しているだけの事で、日本の全勤労者の
給与にほとんど影響しませんでした。( 30年も! )

金持ち減税、法人減税、投資減税・・・・・史上空前の企業収益を上げたらきっと社長様が労働者
にお恵み下さる・・・・・・・そんな嘘っぱちを30年も!

日本の低い需要環境( 低賃金と増税 )の中で海外進出に活路を見出す企業にとっては、日本
国内ではリストラ( 首切り、合理化、省力化 )による利益で収益を上げる事がこの30年です
っかり板について( 常態化 )います。

今更のん気に「 賃上げ 」しましょうなんて考えるバカ社長は、株主総会で即クビになるだけ
です。

世界一優しい労働者が黙って過労死するまで働いてくれるのに、どこのバカ社長が賃上げな
んてするでしょうか。( もっともっと人材確保が難しくなれば別ですが )

本当の「 賃上げ 」は、組合のストライキや政権交代によるシステム変換などで起こるもので
す。

毎年、統一選挙やら解散やらささやかれる頃になると、少子化対策案だの賃上げだの、ついで
に総理の外遊やら・・・・・・与党の宣伝みたいな活字がメディアに踊るのですが、選挙が終われば
綺麗に忘れる様にできてます。

こんなアホな事が30年繰り返されてるんですから、経済成長なんてするわけありません。

古臭い与党やお飾りの少子化庁、無力な野党、寄生虫の様な官僚ども、落ち目のテレビ報道、
御用学者先生の軽い脳ミソ・どれも、クソの役にも立たない事がこの30年ですっかり明らかに
なったんだと思います。

国策で「 今年から賃上げ10% 」とか「 その賃上げで倒産する企業には補助金で救済 」とか
・・・・・そんな事は出来るわけない。


そこで・・・・・・・

これは、私のアイデアですが・・・・・・・・

賃上げ出来ない企業と、賃上げ出来る企業、下請けの賃上げも出来る企業をハッキリと見え
る化して( シールやマークで )明らかにすれば・・・・・・・・

それだけで、賃上げ圧力を醸成できる。( かも知れませんです )

例えば、商品の値上げをする時に、一緒に賃上げする様に「 シール 」などで「 告示 」させ
るわけです。

つまり・・・・・・

白色のシールは自社賃上げ1%アップ、黄緑色のシールは自社賃上げ3%アップ、緑色のシー
ルは6%・・・・黄色のシールは自社賃上げと下請けの賃上げ3%、オレンジは自社と下請け6%、
赤は10%・・・・・・・といった色分けシールを商品にはらせるのです。

スーパーに並ぶ商品で、例えば・・・・・5%値上げしてるけど緑のシールが貼ってあれば、つま
りこのメーカーは賃上げ6%していると分かる。

 「 やだぁ、5%値上がりしてる・・・・・でも、6%の賃上げもしてるんだぁ・・・・ 」
  ( 消費者が企業を判断できる )

また、下請けの賃上げにも貢献しているメーカーは、宣伝ポスターやCMで黄色やオレンジ色
のマークも表示できる。

企業が商品の値上げと同時に賃上げ率をアピールすれば、その社会的な貢献度を消費者に明
らかにできる。( エコマークやJISマークよりも目立つシールで! )

消費者は商品の値段を見ながら・・・・・

 「 なんだこの会社、値上げするだけで賃上げなしなんだ 」

・・・・とか。( 経営側は消費者に選別される事を最も恐れる )

 「 ちょっと値上がりしたなぁ、でもこの会社下請けまでひっくるめて10%も賃上げかよ! 」

・・・・会社のステータスを上げる事にも貢献できる。

シール貼るだけだから、お金はほとんどかからないし、難しい法律改正も必要ない。

ただ、虚偽表示に対してキビシイ罰則を科せば良いだけ。

簡単な話です。

これも、Facebookで議員先生にお知らせしようかと思っています・・・・・・・返信なんか絶対にな
いと思いますけど。(苦笑)


それにしても・・・・・

昔( 私が子供だった頃 )は、父親がサラリーマンやってれば、母親はエプロン姿で二人の子
供を家で育てるのが、どこにでも見られた当たり前の家族風景でした。

それが、高度成長からオイルショックを過ぎた頃から奥さんも仕事をしないと暮らせなくなり、
バブル崩壊以降は、子供も自分の学費のために多額の借金を背負わなくてはならなくなりまし
た。

未成年の学生が、大学の学費の借金( 500万円以上 )を背負い、卒業後に10年以上かけて返
済するのですが、これに利息を10%乗せて搾取するのが日本です。( 天下りどもだけが儲か
るシステム )

累進課税で、金持ちが所得税、地方税合わせて90%の税金を払っていた昔と、金持ちが減税と
節税によって税金が半減した現代( おまけに日本の全企業の70%が納税額ほぼ0 )。

日本の財政赤字と高額な学費、おまけに原発事故の汚染水( 近い内に海へ放水 )や高濃度放
射性廃棄物の1万年に及ぶ管理費用は計算もせず・・・・・それなのに若い人たちはゲームとSNS、
そして、仮想空間で酔い続けてる・・・・・

「まんが道」しか知らない私が偉そうな事を書いてますが・・・・・

もう黙っていて良い時代じゃないかも知れません。

誰でも、ハッキリと意見を提示する・・・・・・

誰だっていい、どんな人だっていい、年齢も学歴も職業も関係ない。

立ち上がって拳を振り上げた時、革命は起こる。


・・・・・・ってな事は、ないよなぁ~きっと。



              「 漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 その20 」 へつづく・・・・

              ( 月一連載を目指していますが、無理だと思います )


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