漫画家アシスタント物語

漫画家アシスタントの馬鹿人生40年と、リタイア後のタイ移住生活。

漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 その4

2018年12月14日 23時28分55秒 | タイ

    【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】

 

                  その4


    《 漫画業界からタイへ疎開・・・・安全運転なんてない・・・・!? 》


12月、きっと日本は本格的な冬を迎え、寒さ対策に神経を配る毎日なのだと思います
が・・・・・・・・

タイでは、ベストシーズンの真っ最中です。

最も暑い酷暑期の3~5月、雨期の6~9月を過ぎて、最も爽やかで過ごし易い乾季に
入っています。

この時期は、雨が少なく温度も最高で26~28度ほどですし、早朝や夜などは長袖でな
いと寒いほどに冷え込みます。

特に私が暮らしているチェンマイは、バンコクよりも平均気温が2,3度低いので、夜
などは上着が欲しくなります。

朝と夜は、クーラーなどは必要ない感じですが、ショッピングモールなどはガンガン
冷房をきかせています。冷やす事がサービスだと思っているのです。


今回は、タイの交通事情でも特に気になる麻薬運転や飲酒運転について書いてみたい
と思います。

以下の写真は、12月の某日、タイ最北にあるタートン( カミさんの実家 )からチェン
マイ市街へドライブした時に撮影した写真です。

4時間のドライブで3回の検問と3回の事故に遭遇します。いつもの事ですが、今回は
ブログのために初めて写真撮影しました。( 検問所での撮影はヤバいので、警官はほ
とんど写っていません )

それから・・・・・・・・

なにゆえ移動中の車中からの撮影ですので画質が悪いのですが・・・・・・・・・・その点はご
容赦下さい。


            

   ( ↑写真は、ファーンという町にある最初の検問です。日本なら飲酒や免許証確認などが主ですが、
    ここでは麻薬所持と不法入国が取り締まられます。)



            

   ( ↑山間部へ入る時の第二の検問です。S字カーブが多くなるので緊張しますし、雨が降ってきたの
    でスリップ事故が起きやすいから怖いね・・・・・・などと話していました。)



            

   ( ↑渋滞の先に最初の事故を発見。車列の奥、中央の白い車が事故車両です。車の横には同乗者らし
    き女性が数人立ちつくしています。)



            

   ( ↑写真は、事故車両の後部です。事故の当事者でしょうか、交通整理をしています。カーブの先が事故
    現場ですので危ない場所です。)



            

   ( ↑1時間ほど山道を進むとさらに事故現場に遭遇しました。乗用車とトラックが両方とも崖路の山側に転
    落しています。レスキューの人もいる様ですが、まだ警察も救急車も来ていません。何時間後に来るの
    かもわかりません。今日は事故が多発して大変です。)



            

   ( ↑転落しているトラックです。窓から人が中に入ろうとしていますが、負傷者がまだ中にいるのかもしれ
    ません。)



            

   ( ↑チェンダオにある最後の検問です。実は、この検問所の少し手前でも接触事故を起こして頓挫している
    車に遭遇しています。)



            

   (↑3時間後、やっとチェンマイ市街へ到着したところです。ここら辺からはいつもの渋滞が始まります。)
 


タイでの死亡事故件数は、日本の10倍ありますが、人口が半分ですので・・・・・・その発
生率はとんでもない数字になります。

基本的なマナーがデタラメなのが大きな原因ですが、飲酒運転が横行している点も事
故発生の大きな原因だと思われます。( 飲酒運転はもちろん違法ですが )

だいたい、電車やバスの少ないタイで、大きな居酒屋にある駐車場が満車だったりす
るのは、どう考えたってヤバい話です。

お酒やドンチャン騒ぎが大好きなのは結構な事ですが・・・・・・・・飲酒運転の常態化は恐
ろしいというよりもホラー映画の中にいる様な気分になります。

これは、自分がいくら「 安全運転 」「 模範運転 」しても、対向車線から酔っ払い運
転の馬鹿野郎が突っ込んでくるんですから深刻です。( 私のカミさんが20年以上前に
飲酒運転のバイクと正面衝突して重傷を負った事があります )


1年ほど前だったと思うのですが・・・・・

チェンマイからさらに北、ミャンマーとの国境に近いタートンを車で走っている時で
した。

物凄いエンジン音( たぶんレッドゾーンぶち込み )で原付が追い越していきます。

私は、原付バイクに乗っている女性( 年齢不明 )が「 スピード狂 」に見えただけです
が・・・・・・・

車を運転していたタイ人が・・・・・・・・

 「 あれはヤーバー( 覚せい剤 )やってるんですよ 」

バイクの女は、スピードを上げたまま今度はセンターラインの近くを走ったり、ロー
リングする様にS字走行を始める。

バイクは限界を超えたフルスロットルで彼方に去っていく・・・・・・・・・・

・・・・・・・・というか、なるべく接近しない様に、こちらが速度を落とすのである。

酔っ払い運転や、危険運転というよりも、覚せい剤中毒者の運転は道路全体を自分が
支配している様な・・・・・・・・幼児が車の玩具を狂った様にブーブーいわせている様な・・・・
・・・・・・異様な運転である。

半年に一度はこうした運転者に出会うのがこの町の特異な点であります。はい。

昔は、山間部でケシを栽培する「 ゴールデントライアングル 」なんてのが有名だった
のですが、今ではタイの山間部でケシ作ってる人は、ほとんどいなくて( 国の農地化
政策による )、主に隣接する国( ミャンマーやラオスなど )で栽培、生産( 覚せい
剤 )された物を山を越えて輸送するケースが多いのです。

私は、まだ行ったことが無いのですが・・・・・・・・

タイ、チェンライにはオピウム博物館( 麻薬博物館 )というのがあって、ケシのサン
プルや麻薬の製造法、吸引法など専門的、学術的で貴重な資料などを見る事が出来
るそうです。

博物館の裏手には、昔の陰気な阿片窟が再現され、5000バーツ( 約16000円 )払え
ばケシ成分を少し喫煙出来るそうです・・・・・・・・ってのは嘘です。残念でした!(笑)



       「 漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 謹賀新年 」 へつづく・・・・


      ( 月一連載を目指していますが、無理だと思います )


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          「諦めま章 その1」   「古い話で章 その1」
          
「もう終わりで章 その1」
          ( 但し、第1~3章は『縮小版』になります )



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