漫画家アシスタント物語

漫画家アシスタントの馬鹿人生40年と、リタイア後のタイ移住生活。

漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 その13

2022年02月14日 11時55分03秒 | 漫画家アシスタント
               

       ( この写真は、チェンマイの郊外にある保養地から、市街へ戻る時のハイウェイの夕日です。市街地が
        西側になるため、この様に夕日に向かって走る事になります・・・・・《 2021年、12月、撮影 》 )




               

       ( ↑写真、私が暮らすチェンマイの田舎の自宅近くで農園を営むオーナーさんに招かれてミカン農園を
        見学しました。1㎞四方ある様な大きなミカン畑です・・・・・《 2022年、1月、撮影 》 )




               

       ( ↑写真、上と同じミカン畑ですが、10人以上の人達に手伝ってもらってミカンの取り入れをします。
        右側にあるトラックに積んで集荷して、1t単位で仲買人に売ります。原価は1㎏で30円ほどですが、
        お店に並ぶと1㎏100円位になります・・・・・《 2022年、1月、撮影 》 )




               

       ( ↑写真、ミカンを露店で売っているところです。実は、私がミカン農園を見学した翌日、大きなヒョ
        ウが降って収穫期のミカンに大被害がでました。ほとんどのミカンが集荷前にヒョウで傷ついてしま
        ったのです。そのため、わずかな無傷のミカンを家族で小売しなくてはなりません。値段は1㎏で15
        バーツ・・・・日本円で45円、他のお店の半額ほどのたたき売りです・・・・・《 2022年、2月、撮影 》 )





        【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】

 

                    その13


全ての仕事( 漫画家アシスタント、非常勤講師などの仕事 )を辞めて気付いたことについて書いて
みたいと思います。

タイで隠居暮らしを始めてから5年目になるのですが・・・・・・・・

 「 退職してから早5年~♪ 今じゃ呑気な楽隠居ォ~♪ 」( クレイジーキャッツの『 五万節 』調 )

・・・・・・・ってな感じですが、このお気楽ぶりと、今回のブログのテーマには重要な関連があります・・・
・・・・・

私は、若い頃から漫画家アシスタントの仕事が好きだった事は一度もないし、仕事を楽しいと思った
事もありませんでした。

あくまで、目標は漫画家に成る事であり、アシスタントはそのためのステップでしかありませんでし
た。( 跳び箱を越せずに、踏切板の上に40年立ち尽くすのと同じ )

 『 早くアシスタントなんか辞めたい・・・・・早く漫画家に成りたい・・・・・・・ 』

毎日、毎月、毎年・・・・・・そう思って年数だけが過ぎていく・・・・・・・・

気持ちだけがあぶられる様に空回りする・・・・・それは、先へ進めぬ回転する車の中のハツカネズミの様
なもの・・・・・・・・・・

40歳過ぎになって中年太りしたアシスタントの先輩たちが薄暗い仕事場で机に向かいながら・・・・・・・

 「 仕事をしている時って充実するんだよなぁ・・・・・ 」

とか・・・・・・・

 「 そ~じゃの~、生きがい感じるの~ 」

・・・・・・・ってな会話には、とても付いては行けませんでした・・・・・・・。

朝起きてから寝るまで、土曜も日曜日もなく、ただ漫画家に成るために生きているだけ。

それを他人は「 夢のある仕事 」とか思うのかも知れませんが・・・・・・・なんだか味気ない殺伐とした日々
なのです。

食事をしていても、常に本を読んだりDVDで映画をみたり、電車に乗っても本を読み( 皆さんスマホ
を見ていますが、車内で文庫本を読んでいる変わり者は私位なもんです )、映画を観ても常に漫画の
勉強のためと気を張りつめているわけです。

数年に一度だけ旅行したタイでも、毎日旅行記を書いたり本を何冊も読んだり・・・・・・・漫画制作からは
距離があっても、片時も漫画が頭を離れる事がないわけです。

師匠だったジョージ秋山は、自宅にいる時、少しの間は秋山勇二本人に戻り、それ以外の時間はジョー
ジ秋山となって意識を集中( 感性の戦闘モード )させていました・・・・・・・しかし、私の場合はその集中
の深さが全然浅いので、一生うだつが上がらなかったわけです。

さて、初めてアシスタントをやった19歳の時から46年経って、現在は呑気な隠居ジジイになったわけ
ですが・・・・・・・仕事も勉強もクソくらえってな気分の道楽隠居です。

その事で一つ気が付いた事を書いておきたいと思います。

それは・・・・・・・・・「 味 」についてです。

退職して数ヵ月後にタイへ来たのですが、それからしばらく・・・・・・・そう、2年ほどして、タイ暮らしに
も少し慣れてきた頃だったと思います・・・・・・・・

ある時、青空の見えるダイニングで鳥の声を聴きながら・・・・・・何気に食事をしていると・・・・・・その味が
いつもと違うのです。

タイでは、よく家人が味噌汁や焼き魚などの日本食を作ってくれていたのですが・・・・・・・

その味がいつもと違う・・・・・・・いや、料理はいつもと同じだし、味が変わるはずもないのに・・・・・・・なん
だか変だなぁ・・・・・・と思っていたのですが・・・・・・・

数日後、私は自身の味覚が変わってきたのだと分かりました。

いつも、本やDVDを見ながら、セコイ根性でセコイ事をあれこれ考えながら食事していたので、その食
事の本来の味が分かっていなかったのです。

40年、食事の味を十分に味わう事なく生きてきたわけです。

何気ない普通の味噌汁や菜っ葉のおひたしなどが、ホントに優しく懐かしい・・・・・・豊かな味わいに満ち
ている・・・・・・・・

 『 こんなに美味い事に気付かずにいたのか・・・・・・・ 』

すっかり頭は白くなり、脳ミソのHDD容量は激減し、体もすっかり衰え、歯はガタガタ、元気だった
ナニ( 往かせた女は5万人~♪ )も今は昔の話・・・・・・・・・・

アッと言う間に歳を取った「 浦島太郎 」の気分でした・・・・・・・・。

これが人生の味わいと言ったものなのでしょうか・・・・・・・・

古い映画で「 お茶漬けの味 」とか「 秋刀魚の味 」なんて映画がありましたが・・・・・・・・

きっと、似たような味わいなんだと思います。

私の場合は「 おひたしの味 」でしょうか・・・・・・・・


ところで・・・・・・・・

上の写真にあるミカン農園ですが・・・・・・・・

ここのオーナーさんとは親しくしていて、よく食事に招かれたりパーティーに呼ばれたりします。

実は、私が暮らすこの自宅の建築時に2ヵ月も完成が遅れ、住む場所に困っていた事があったのです
が・・・・・・・。

その時に、快くこのオーナーさんが自宅の一部を私たちに無償で貸してくれました。

いくら親しい友人とは言っても、他人( それも夫婦 )を自宅の一部へ1ヵ月も無償で居候させてくれ
る人は少ないと思います。

それを、ニコニコと私たちを迎えてくれたわけです。( ホントにニコニコと嬉しそうに! )

60歳を過ぎたこの農園主さんと、その奥さんに年頃の娘さんが二人、まるで絵に描いた様な穏やかで
優しい家族です。( もちろん、普通の家族としての細々した問題はあると思いますが )

晩御飯もよく作ってくれる時がありましたが・・・・・・・・

その料理は、ごく普通の家庭料理なのですが・・・・・・・・・・・他と何も変わった所はないのですが・・・・・・・
・・・・・・特別高価な料理というわけでもないのですが・・・・・・・何故か、やたらと美味い。

不思議な話ですが・・・・・・・・・・・

食事を作ってくれる人の、その人柄や優しさで味が変わってくるものの様です。

この微妙な味の違いは、漫画家に成る事で頭がいっぱいだった若い頃には、まったく分からなかったの
です・・・・・・・・。

小さな器の中に盛られているものが・・・・・・・

温かい真心だということが・・・・・・・・



             「 漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 その14 」 へつづく・・・・


             ( 月一連載を目指していますが、無理だと思います )


                 ★前の記事へ→ 「漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 その12」へ戻る 】




   


【 各章案内 】   「第1章 改訂版」  「第2章 改訂版」  「第3章 改訂版」
          「第4章 その1」  「第5章 その1」  「第6章 その1」
          「第7章 その1」  「第8章 その1」  「第9章 その1」
          「諦めま章 その1」   「古い話で章 その1」
          
「もう終わりで章 その1」 「移住物語 こりゃタイ編 その1」





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20 コメント

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優しい人も半分ぐらいいる (海坊主)
2022-02-15 09:07:36
.小さな器の中に盛られているものが・・・・・・・
温かい真心だということが・・・・・・・・

最後の言葉、決まりましたね。
私も、外国人にやさしくしてあげることがあります。

2年前、東西線の駅ちかで、銀行の前で、大塚駅に行くにはどうしたらいいかと、スゥェーデン人の20歳ぐらいの男の子に聞かれました。どうやら財布を落として、それが大塚の交番に届けられたというので、電車で取りに行くということでした。
母は日本人のハーフなので、日本語はある程度話せます。そこで所持金が少なすぎるので、日本の交番で1000円ぐらいまで、貸してくれる制度があるので、教えたのですが、交番には最近警官がいないので、たとえ交番に行っても借りられないと思い、所持金の小銭800円ぐらいをあげました。さらに、万一、交番に行っても目的の財布がない可能性もあるので、目の前の銀行で2000円下ろして、これも上げました。帰りに困ってしまうからです。
3時の店じまいをしようとしていた銀行員の女性は、やさしいねぇと称賛していましたが、本人はよろこんで駅に消えていきました。
と、こんな話です。
他人に親切にする、とくに外国人に親切にするのは、気持ちいいものです。
私も深夜、パリで道に迷ったとき、20ぐらいのパリの女子大生に10分も道案内されて、気持ちよかったことがありました。
やさしくない人も半分ぐらいいるのでしょうが、優しい人も半分ぐらいいるということでしょうか。
返信する
海坊主さん、コメントどうもありがとうございました! (yes)
2022-02-17 01:09:45
 >外国人に親切にするのは、気持ちいいものです。

 『情けは人の為ならず、、己の為にするものなりけり。』

・・・・・ってな事でしょうか。

「アジア系外人だから」とか「外国から来た奴だから」とか・・・・・世知
辛い話が多い昨今ですので、余計にしみるものがあります。

外国へ行くと、慣れない土地や習慣に疲れるものです。

「秋のソナタ」などで韓流ブームが起こった当時・・・・・

私の友人の女性が雑誌関係の仕事でK国へ旅行したのですが、夜
になって友人と居酒屋でお酒を飲んでいた時に・・・・・

 「日本語なんかで喋ってるんじゃねェ!」(もちろんK国語)

・・・・と、K国の男性にからまれたそうです。(女性だけでしたので、
かなり怖かったみたいです)

やっぱり、対日感情の良くない国へ行く時には注意しないといけな
いのかなぁ・・・・・などと思っていたのですが・・・・・

この出来事があった少し後の事です・・・・・・

当時、タイマッサージ店を池袋でやっていたのですが、お店のセラピ
ストたち(日本人と結婚したタイ人女性)を連れて、池袋の中華屋(素
朴なラーメン店)さんへ入ったのですが・・・・・

そこで、料理を待っている間、セラピストやうちのカミさん(当時はお
店のママさん)がタイ語で会話していると・・・・・・

 「うっせェ~んだよ、日本で喋れよ!」

・・・・と、からんでくる日本人男性がいました。

ただ、うちのセラピストはヤワじゃないので、すぐに席を立って男に立
ち向かおうとしていましたが・・・・・

なんとか、店主の「まあまあ・・・・」とう仲裁で事なきをえたことがあり
ます。

どこでも、ヤバい事があるものなんだなぁ・・・・・と、考えさせられたも
のです。
返信する
ご近所の虫、ねずみたち (しろちゃん)
2022-02-18 21:14:49
ご近所の写真を拝見すると、緑が多いので虫も多そうですが、日本と違うタイプの虫も出ますか。
あと、やもりとか、トカゲ、蛇の類はどうですか。
返信する
チェンマイの歯医者さん (みみ)
2022-02-19 23:58:10
次回、可能なら、チェンマイの歯医者さんの外観、中野治療設備などの写真、チェンマイの街の様子などもUPしていただけると嬉しいです。
返信する
夕焼け小焼けの赤とんぼ おわれてみたのは・・・誰に追われたのか、、というのが疑問でした。 (あんのん)
2022-02-20 11:23:05
 「おわれてみたのは」という部分が,昔から疑問でした。


夕焼け小焼けの赤とんぼ おわれてみたのはいつの日か
山の畑の桑の実を 小かごに摘んだはまぼろしか
十五で姐(ねえ)やは嫁にいき お里の便りも絶えはてた
夕焼け小焼けの赤とんぼ とまっているよ竿の先



作詞家三木露風によって「赤とんぼ」が作詞されたのですが(大正10年に発表・作曲は山田耕作)、詞の内容は露風自身の幼少時代の実体験を素に書いたものと言われています。
露風は5歳の時両親が離婚することになり、以降母親とは生き別れで祖父に養育されることになったのですが、実際は子守り奉公の姐やに育てられ、そのときの印象を歌にしたものです。
だから詞の第一節の「おわれてみたのは」を漢字で書けば「追われてみたのは」ではなく、「(背)負われて見たのは」であり、姐やの背中におんぶされて肩越しに見た赤い夕焼けという意味なのです。
姐やは数えの15歳で嫁に行ったのですから、当時の農家は赤貧のため口べらしもあっての子守り奉公をし、その次に若くして嫁いでいったわけですが、嫁入り先も農業の労働力として、働きづめの一生を送ったのでしょうね。
また、「お里の便りも絶えはてた」の意味は、お母さんは離婚し実家に出戻るのですが、そのお母さんが息子を不憫に思い、実家の近くの娘を子守り奉公に出すように図り、彼はお母さんには会えないのですが、時々実家に帰る姐やを通じてお母さんの消息を聞くことが出来、お母さんも姐やを通じて息子の消息を知ることが出来たのですが、姐やが嫁に行くことになって、もうお母さんの消息も途絶えてしまったという悲しい意味なのです。
返信する
緊急報告です。 (yes)
2022-02-20 23:18:44
家族全員がオミクロンに感染しました。

うちには要介護老人が2人(私と家人の母親)がいるので、その状況
はかなり心配です。

昨日、タイの医師やら看護師やらが5,6人来てPCR検査など簡単な
治療をしてくれました。(今でも毎日医師が診察してくれます)

ただ、家族全員が2回のワクチン接種を3ヵ月以内に済ませていたの
に、あっという間に一気に全員が感染したわけです。(中国製、イギリ
ス製はまったくダメだな)

そのために、熱と咳に悩まされた私は、この2,3日ダウンしていまし
た。

幸いな事に、今のところは家族全員軽症のようですので、なんとか自宅
療養という形で頑張っています。

田舎ですので「どこの誰が感染した様だ」とすぐに噂になる場所ですの
で、最初は病院へ行ったり医師を呼んだりする事をためらっていた家人
も、母親やお手伝いさんまでが症状を訴える様になって慌てだした次第
です。

厄介なのは、このコロナが(たぶんステルスタイプ)初期症状で「発熱」
しない点です。

そのため、ただの鼻風邪かのどの痛みくらいにしか認識しないのです。

2日後になって、鼻ずまり、くしゃみ、のどの痛みに、いよいよ「咳」が
混じり出し、ついに3日目になって熱がでてきます。

これで、感染がハッキリと疑われるわけですが・・・・・・・

この時点まで、ただの風邪だと思って外出してしまう(同居家族で警戒し
ない)事で感染爆発が起きるのだと思います。

もう、うちで家族全員が隔離状態になっているのは町中の人が知ってい
るはずですが・・・・・・・

今、この瞬間(夜の8時)にも、隣の家ではお祝い事でもあったのか数人
の来客者と酒宴を開いている様子です。

賑やかで楽しそうですが・・・・・・・

完全なバカどもです。
返信する
しろちゃん、あんのんさん、みみさん、コメントありがとうございました! (yes)
2022-02-20 23:20:44
 >しろちゃん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ご指摘の様に、緑は豊だし温暖な気候は多くの昆虫(害虫)を発生さ
せます。

よく「豊かな自然環境」なんていいますが、そんな甘い場所はありま
せん。

まず、ハエや蚊はウジャウジャいますので、日本の都会に住んでる人に
は想像もできないと思います。

さて、日本では滅多にお目にかからない蛇やトカゲ、お化けの様にでか
いムカデなど、接触すると危険な害虫も多く居ます。

夜中に犬がワンワン騒ぐので、何かと思って犬小屋へいくと、隣の物置
小屋の壁をバカでかい(体長50㎝ほど)トカゲがはっているのを見ま
したが、その時にはたいして驚きもしませんでした。

これが、東京のど真ん中でしたら警察やら消防署やら呼んで大騒ぎに
なるでしょうが・・・・・こちらでは、笑い話にもなりません。

幸いにして、私はこちらで蛇を見た事はほとんどありません(1,2回だ
け)。たぶん、大トカゲや野犬などの天敵が多いためだと思います。

それから、こちらでは犬猫を放し飼いにする習慣があるので(リードで
繋ぐことを虐待だと考えている)、その糞によるハエの大量発生が起き
て、食事時になるとやたらとハエが飛ぶのには辟易します。

私の日課は、このタイの悪習(?)に抗い、常に犬や猫の糞はしっかり
始末する様にしています。そのためか、ここ数年は少しだけハエの発生
が減っている様な気が・・・・する様な・・・・しない様な・・・・


 >あんのんさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

チェンマイの歯科医の写真と言っても、難しいかも知れません・・・・・・
(次回は、どうなるか分かりません)

そこで、ホームページで簡単に見られるサイトがありますので、紹介し
ておきます・・・・・・・

https://nomadtrader.net/thailand-chiangmai-dentalclinic/

チェンマイの日本語対応の歯科医を紹介しているサイトです。

日本と同じレベルのインプラントなら15万円以上で、最高のレベルだ
と30万円ほどになります。

ハッキリ言ってお金次第の世界ですので、日本の様に保険制度で国民
が守られているわけではありません。

貧しい人や労働者が行く歯科医(超格安)と、お金持ちだけが行く大病
院の歯科(高額な治療費は日本の自由診療よりも少し安い程度)とでは
天国と地獄ほど違いがあります。

ですから、大手の病院で治療を受けるとサービス満点でとてもリッチな
気分を味わえます。(この点では日本の普通の病院よりもゴージャスで
す)

貧しい公立病院(ほとんどお金がかかりません)では、患者がイモを洗
うがのごとく順番を待っています。

10分ほどの治療に朝6時から並んで夕方になってやっと帰宅できるほ
ど酷い有様ですが、高級病院では待合室に患者はほとんどいないし、す
ぐに治療してもらえるので、あっという間に帰宅できます。

付け加えておきますが、腕の良い医師は全て高級病院にスカウトされ
るシステムですので、この医療格差がどんどん拡大しています。

小さなレントゲン写真から普通の医者ならまったく発見できないわず
かなすき間(進行中の患部)を見つけ出す優れた医師がいたのですが・・
・・・・・

ある時、同じ病院へ行くと・・・・・もうバンコクの大病院へ移動してしま
った後でした。

その後の新しい医師は、まったくレベルが低く酷いものでした。

日本の様に同じ料金で最高の医師の治療を受けられる医療制度は、世
界的には珍しいんじゃないかと思います。

もっとも有名な医師に診てもらうには相当なコネがないとダメだそう
ですが・・・・・・


 >みみさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

名曲「赤とんぼ」の詩についてのお話、ありがとうございました。(こ
れは、とても嬉しいお知らせです)

実は、私も長くこの「おわれてみたのは」を「赤とんぼに追われてみ
た」とか、不明瞭に解釈していましたが・・・・・・実際は、全然違ってい
たのですね!

背中に「負われて」とは・・・・・・・・いや、それなら納得です。(実際の意
味は深いですね)

「お里の便りも絶えはてた」・・・・・・・何が起きたのか、ちょっと怖い暗
示の一文ですが、子守の姐やが嫁に行ってしまって、子供の様子が分か
らなくなるという悲しい問題を意味していたのですね。

この歌は、かなり難しい日本の農村の疲弊を背景にした傑作なんですけ
ど、ちょっと解説が必要ですね・・・・・・・・・・

ただ、昔の人(この農村の苦境を知る人)なら誰でもこの歌から状況を
くみ取る事ができたのでしょうか・・・・・・・・・・
返信する
今週のお散歩--本願寺に西と東があるのは、信長が関係しているらしいです。 (灰色ねずみ)
2022-02-24 08:50:09
築地に散歩に行ったら「東本願寺」という石造りの寺院がありました。
入り口に「築地本願寺合同墓 交付受付中 管理費・年会費不要 30万円」という立派な石造りのアルミ刻印看板がありました。
通常300万円ぐらい払って、年間1-2万円の管理費を取られるのが、日本の霊園ですが、
30万円だけ払えば、あと一切費用が掛からないというのはなかなか魅力です。
合同墓ですから、お骨は無限に収容できることになります。なかなかいい工夫で、寺や墓の敷地を確保することなく、無限に30万円を集めることができます。
こうなると、合同墓というのは、ブラックホールみたいなものです。小さな空間で、無限に30万円を飲み込むことができるということになります。
一方、門徒的な人々も、デジタルなお金で支払えばいいことになります。つまり、心の中で30万円を概念として支払うということです。
子孫には、築地本願寺は我が家系の菩提寺であって、昔おじいさんが30万円を払って墓地権を取得しているから、お前たちはお墓は築地に行ってお祈りすればいいんだよ、と子孫に伝えていけばいいことになります。なかなか狸合戦というか、デジタル埋葬というか、考えるとアイディアは尽きません。

https://www.youtube.com/watch?v=KxWT9_Tevw8

タイのお墓って、どんな感じなのでしょうか。
返信する
灰色ねずみさん、コメントどうもありがとうございました! (yes)
2022-02-25 02:12:50
「今週のお散歩」、ありがとうございました。

秋山プロの先輩の人で、40年以上務めた先輩が実父の墓を作る事を
念願していたのですが・・・・・

どうしても、墓代が高くてなかなか実現しなかった事を思い出しました。

人によっては、墓地一つでも大問題なんだと思いますが・・・・・私はサ
ッパリです。

母は元気な頃(10年近く前、認知症になる前)は、お墓を作らず散骨を
希望していました。

私は、自分の死体には興味はないので犬にでも食わせてしまえ・・・・
・・・・ってな感じですので、骨でも肉でも適当に捨ててもらえればそれで
OK。

お墓には、まったく無関心でした。

ちなみに、タイでは「お墓」というものはありません。

「お墓」なんて、中国儒教の先祖崇拝の影響を受けた日本風仏教の習
慣に過ぎず、タイの様な原始仏教により近い仏教では「お墓」は存在し
ません。

基本的には「輪廻転生」を信じていますので、死んだら即生まれ変わる
わけで、お墓を作る意味がないのです。

仮に母親が死ねば、それは、新しい人生を母が歩み出した事を意味し
ますので、ある意味、葬儀=誕生日という事に成ります。

つまり、悲しんでいるだけではなく、新たな旅立ちへのお祝いでもある
わけです。

タイ人は、皆さん「来世」を信じているので、お寺へのお布施や、他人へ
の親切や献身など、「功徳」を積んで来世をより良い(充実した)ものに
する事をとても尊んでいます。

興味深い事に、悪い事をしたり、親不孝をしたりすると・・・・・それは、自
分の来世を傷つけるだけではなく、両親の来世にさえケチをつける事に
なる(親不孝者)とさえ考えるみたいです。

チ~~~~ン

 ps: タイにもお墓がありますが、中国系タイ人が中華系寺院の山の
     ふもとなどにズラ~っと作っていたりします。
返信する
Unknown (ふじもん)
2022-03-13 01:44:34
ロシア人客、リゾートで立ち往生 帰国も支払いもできず―タイ

【バンコク時事】タイ南部のリゾート地プーケットで、ロシアからの観光客が帰国できず、立ち往生している。ウクライナ情勢の影響でロシアに戻る直行便の運航が停止されたためで、プーケット観光協会によると、3000~3500人が足止めされている。

 タイ政府が新型コロナウイルスの感染拡大に伴い停止していた観光客の隔離なし受け入れを2月に再開後、ロシアは国別で最多の渡航者を送り出していた。
 ところが、ウクライナ侵攻に対する制裁で航空便が制限され、ロシア航空各社は今月上旬からタイ便を欠航している。米クレジットカード大手がロシア業務を停止したため、ロシア人客は現地での宿泊費などの支払いもできない状態だ。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031200179&g=int

プーチンが隣国のウクライナに侵略戦争を仕掛けた結果、西側諸国が一斉に反ロシア政策を始めてロシアルーブルが大暴落し、銀行は締め出され、国際便は止まり、クレジットカードも止まり、各種SNSも遮断され、南米などの一部中立国を除いてロシアは経済的に孤立してしまい、海外に遊びに行っていたロシア人が取り残されて右往左往しているというニュースですが、人間も国家も信用を失えばあっという間に破綻してしまいますね。

しかし情報統制がなされているロシア国内ではプーチン大統領の支持率が上がり、ロシアはウクライナを救うために平和維持活動を行っていると報道されているようです。

タイではロシアの侵略戦争はどのように報道されていますでしょうか?
返信する

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