漫画家アシスタント物語

漫画家アシスタントの馬鹿人生40年と、リタイア後のタイ移住生活。

漫画家アシスタント 第6章 その27

2009年06月27日 21時22分24秒 | 漫画家アシスタント
( この写真は、東京、新目白通りにある某マンション屋上から眺めた目白台の住宅街です。私が
  銀行強盗に10回以上成功しないと住めない高級住宅街です。《 2009年5月、撮影 》 )
 
  
【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
 
 
 
               その27
 
 
警察に電話をされてからパトカーが来るまでの時間は、その内容によって
違う様です・・・・
 
 「 パンティーが盗まれました・・・ 」
 
・・・と、言うのと
 
 「 ゴミ置き場が放火されて、まだ燃えてるみたいで・・・ 」
 
・・・と、言うのでは、かなり到着時間に差が出てくる様です。大きな事
件であれば、5分(それもパトカー数台で)でワイワイと来ても、「 パン
ティー 」やら「 酔っ払い 」では、20分、30分たってから来るあたりは
「ご愛敬」なのかもしれません。
 
リョウさん( 仮名:内海遼一、岡山県出身、Jプロ勤続14年目、88年当時
33歳 )が高田馬場駅近くにある5階建てマンションの屋上で演説し始めてか
ら、しばらくしてパトカーがやって来ます。そして、若い警官が2人屋上へ
上がっていくわけです。
 
屋上へ上るのは外階段を使って上ります。金属製の階段を大きな音をたて
てガンガン上がっていくのです。
 
普通ここで・・・「 職質 」なる職務尋問をして、名前や住所を訊き、身分
証の提示を求めて、その行動の目的を質すのですが・・・
 
リョウさんはすでに、マンション屋上という他人の敷地内に立ちいたって
いますから、明らかな「不法侵入」の現行犯になります。当然「職質」も
なく連行されても文句の言い様がありません。
 
 「 ワシャ~何ンぞいけん事をしたかいのォ? 」
 
リョウさんは、2人の警官に堂々と応対します。はじめ警官たちは、リョウ
さんの奇行に注視しますが、態度が堂々としているので、少し戸惑ったか
もしれません。
 
しかし、この若い警官を前にリョウさんがナメてかかる( 馬鹿にする )様
に・・・
 
 「 ペッ! 」
 
・・・と、ツバを吐いてしまいます。この瞬間、リョウさんは警官に腕を取
られ連行されます・・・・
 
リョウさんは、反抗した暴言を吐いたりする事もなく無言で従います・・・
 
 ガンガンガン・・・カンカン・・・ガンガン・・・・・・
 
3人が階段を降りて行くと・・・・・・下のパトカーには大勢のヤジ馬が群
がって・・・・・は、いませんでした。 誰一人として見物する人もなく、
ただ黙々と警官に促されるまま、パトカーに乗り込むリョウさんだったので
す。
 
 「 タクシーに乗るのと変わらんかった・・・ 」
 
リョウさんは、後にそう語りました・・・・・。
  
 
 
            「 アシスタント物語 第6章 その28 」 へつづく・・・



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漫画家アシスタント 第6章 その26

2009年06月21日 22時01分31秒 | 漫画家アシスタント
( この漫画は、リョウさんが当時《!》描いていた漫画『竜童』という作品の一部です。坂本
  龍馬をモチーフにした現代劇ですが・・・なぜかUFOも登場します。《 2008年11月、撮影 》 )
  
  
【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
 
 
 
               その26
 
 
漫画家アシスタントとしてのキャリア14年のリョウさん( 仮名:内海遼一、岡
山県出身、Jプロ勤続14年目、88年当時33歳 )は、この当時( 1988年9月 )
「 竜童 」という漫画を制作していました。( 現在は、ほぼ完成 )
 
しかし、それは・・・この事があって・・・・・未完のまま20年近く眠る事に
なります・・・・
 
Jプロを早退してから数日・・・他のアシスタントが下宿を訪ねたり電話をし
たりして捜していてもリョウさんは、ほとんど下宿に戻らず外を歩き回ってい
たので発見する事は出来ませんでした。
 
リョウさんは誰かに狙われていると思っていたのですが・・・深夜、下宿に帰
るとトイレのガラス戸が空いていたり、誰かが下宿を訪ねている気配があるの
で、その「 疑い 」を確信に変えてしまいます。
 
つまり・・・リョウさんを心配して捜しまわっていたスタッフや先生の行為が
裏目に出てしまっていたわけです。
 
ところで「 誰かに狙われている 」の「 誰か 」とは誰なのでしょうか・・・・
この頃、勧誘に来ていた新興宗教の信者か・・・右翼のテロリストか・・・・
クーデターを起こす青年将校か・・・それは、よく分からないのですが・・・
・・・・・・
 
恐怖心と緊迫感は日々、増幅されていたわけです・・・・。
 
つまり、リョウさんは、ゆっくり下宿で漫画を描いていられる状態ではなくな
っていたのです・・・・
 
漫画の事を考えてはいられない・・・自分がどうなるのか・・・? 漫画はど
うなるのか・・・? 
 
・・・そうした事をまるで考えられないまま・・・・・龍馬とそれをめぐる
「 陰謀」や日本の「 昭和維新クーデター 」といった政治的幻想と、時々ひょ
っこり顔を出すマンガ的世界の妄想などがメリーゴーラウンドの様に展開して
いたのです。
 
 
さて、前回、新目白通り沿い( 高田馬場駅近く )にある5階建てマンション
の屋上でリョウさんが演説を始めた事を書きました。
 
この時に、リョウさんがどんな事を演説したかは、そのほとんどが「 遠い過
去 」の彼方へ消え去っています。私が書けるのは、そのほんの断片に過ぎま
せん・・・・
 
リョウさんは、もう完全に龍馬に成りきっています・・・・・
 
 「 田中~ッ角栄ェ~ッ!( 時々田中になる ) 出て来んねェ~ッ! 」
 
 「 ワシャ~ここじゃきィッ! 」
 
 「 戦コ~ちゃる~~ッ! 」
 
近くの住民が警察に電話したのは当然だったかもしれません・・・・。
 
しかし、誰一人として外へ出て来る人はいなかったそうです。
 
屋外でケンカをしていたり、酔っ払いが叫んでいたりしても玄関からは外へ出
ずに、そっと、窓のカーテンの隙間から目だけギョロギョロさせている・・・
それが世間というものの様です・・・・。
 
リョウさんが一人で叫んでいる間に、パトカーがやって来るまでは、それほど
長い時間はかかりませんでした。
 
ちなみに、パトカーはサイレンも鳴らさず静かにやって来たそうです・・・・・
  
 
 
 
            「 漫画家アシスタント 第6章 その27 」 へつづく・・・



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漫画家アシスタント 第6章 その25

2009年06月13日 23時30分06秒 | 漫画背景
( この写真は、東京、新目白通り沿いにある某マンションの屋上です・・・・リョウさんが上っ
  たマンションの屋上もこんな感じだったと思われます。《 2009年5月、撮影 》 )
  
  
【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
 
 
 
               その25
 
 
東京、新目白通り・・・高田馬場近く・・・・。夜が明けてから数時間・・・
太陽は頭の上でまぶしく燃え、街は通勤の自動車であふれます・・・
 
タクシーで高田馬場へ戻り、自宅で数時間休んだリョウさん( 仮名:内海遼一、
岡山県出身、Jプロ勤続14年目、88年当時33歳 )は、新目白通りに面した或る
マンションの屋上に居ました。 そこで、世界に向けて・・・いや、宇宙に向
けて世紀の演説を行うために・・・・!
 
屋上には雨ざらしになったゴルフボールやコーヒーの空き缶などがちらばって
います・・・。
 
 『 もうすぐ中継用の機材が届くだろう・・・ 』
 
お昼前ののどかな日差しの下で・・・リョウさんは、ほんの少し気分がほぐれ
ていました・・・・・
 
数個のゴルフボールを並べたり、空き缶を立てて、その上にゴルフボールを何
個置けるか試してみたり・・・
 
他人が見たら大きな「 子供 」が一人で遊んでいる様に見えたかもしれません・
・・・・
 
 『 大丈夫・・・刺客もここでは手が出せないだろう・・・だって、宇宙人
  が中継機材を使って俺の言葉を全宇宙に発信するんだから・・・! 』
 
そのビルは築年数20年程の古くて小さなビルでした。外階段を上がって、誰で
もこの5階の屋上へ登る事が出来ました。
 
鉄柵の向こうには、立ち並ぶマンションがあり遠く高田馬場が望めます。そし
て、眼下に新目白通りがあり多くの自動車が行き交っています。
 
屋上の隅には大きな貯水槽。そして通りとは反対側に目白ヶ丘の高台とその裾
に広がる高級住宅街が見降ろせます。
 
 『 向かい側のマンションかな・・・放送準備は出来たかな・・・ 』
 
新目白通りを挟んだ向かい側のマンションに目を細めながら・・・リョウさん
は、ゴルフボールをコンクリートの上に置いて、ゆっくりと立ち上がります・・
・・・・・
 
屋上からの眺めは誰が見ても東京のありきたりな街並みです。しかし、リョウ
さんには大きな舞台から見た巨大なスタジアムだったのかもしれません・・・
・・・宇宙に浮かぶオリンピック競技場の様な・・・・・・
 
リョウさんは空を見上げます・・・
 
 「 ごっつい空じゃのう・・・! 」
 
リョウさんは眩しそうに・・・
 
 「 太陽ぜよォ! 」
 
強く、硬く握られた拳を震わせながら・・・リョウさんは坂本龍馬に成ってい
るのです・・・・・
 
 「 日本の政治は、ダメじゃ~ッ! 全然なっとらンきに~ッ! 」
 
リョウさんは、目白方向の高級住宅街に向かって演説を開始します・・・
 
 「 ワシゃ~おみしゃんら~を見ちゃおれンぜよォ~~~ッ! 」
 
サラサラと・・・言葉はなめらかに出てきます・・・( 声はやや金切り声で
・・・ )
 
 「 総理大臣、呼ンどうせェ~~~ッ! 」

 「 竹下( 内閣総理大臣 )を呼ンどうせェ~~~ッ! 」
 
リョウさんの声は新目白通りに響きます・・・。 

そして、マンションの裏側にある高級住宅街にも響き渡ります・・・。 
 
 「 何かしら? 」 「何だ、何だ・・・?」
 
・・・と、異変に気付いたのは、階下のマンションと高級住宅街の住民でし
た・・・・
  
 
 
            「 漫画家アシスタント 第6章 その26」  へつづく・・・



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漫画家アシスタント 第6章 その24

2009年06月06日 18時59分53秒 | 漫画家志望
( この写真は、東京、夜の新目白通りの写真です。高田馬場の近くです。20年前とは違い大き
  なマンションが沢山並んでいます。《 2009年5月、撮影 》 )
  
  
【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
 
 
 
              その24
 
 
車窓を流れる夜の東京・・・ネオンと街灯が砕けるガラスの様に流れ去る・・・ 
 
1988年9月、高田馬場の夜を一台のタクシーが走ります。 何も変わったとこ
ろのない日常的な風景です。 しかし、リョウさん( 仮名:内海遼一、岡山県
出身、Jプロ勤続14年目、88年当時33歳 )を乗せたそのタクシーは、あきらか
に違う空間を彷徨っている様な不思議な世界を走行していました・・・・・
 
リョウさんは東京から逃げるために京都へ行こうとしているのですが、いった
い誰からなぜ逃げるのかを論理的に説明( 解説 )できるわけではありません
でした。
 
また、このタクシーの運転手は、この客がなぜ京都へ行こうとしているのか、
なぜ東京に「 ミサイルが落ちてくる 」かを詮索する事無く、今夜の売り上げ
や、京都までの運賃について計算していたのだと思います。
 
リョウさんは運転手が自分を理解してくれるとは露ほどにも思ってはいません。
素直に頭に浮かんだ事を喋るだけです。
 
 「 急いで京都へ行きたいんです・・・ 」
 
 「 お客さん・・・どうしても、京都はちょっとキビシイんですよ・・・・ 」
 
 「 ここじゃ危ないんだ・・・・・ 」( 本気で困り果てている )

 「 何か・・・急用の様でしたら・・・・他の車( タクシー )に乗り換え
   てはどうですか? 」
 
 「 ・・・乗り換え? 」
 
 「 そうです。これから、タクシーが溜まっている所へ行きますから、そこ
   で京都まで行ける車に乗り換えていただいて・・・ 」
 
 「 ・・・うん・・・それでも・・・いいですよ 」
 
リョウさんがその提案を受け入れてから5,6分ほどして・・・各社のタクシー
が集まっている大きな駐車場に着きます。
 
 「 お客さん、ちょっと待ってて下さいね! 」
 
運転手は、ここで京都まで行けるタクシーを探しに外へ出て行きます・・・・。
 
後部座席からフロントガラス越しに運転手が走って行くのが見えます。タクシ
ーの中で一人になったリョウさんは一瞬、冷静さを取り戻すのです・・・・・
 
 『 オレ・・・何やってるんだ・・・? 』
 
薄暗い車内で一人でいったい何をやっているのか・・・・・なぜ、京都へタク
シーで行かなくてはならないのか・・・
 
自分がタクシーの座席でジッとしている事の意味を完全に見失ってしまうと、
リョウさんは京都へ行く気を完全になくしてしまいます・・・。
 
すぐに戻って来た運転手は京都まで行けるタクシーが無かった事を告げます。
 
リョウさんは、また元の高田馬場まで戻る事を頼み、そのままタクシーの後部
座席で目を閉じます・・・・・そして・・・・・深呼吸を一つ・・・・・・
 
 「 お客さん、んじゃ・・・さっきの所に戻ります・・・・・・ 」
 
 「 ・・・・・・・・・んッ 」
 
・・・眉を寄せ、うつむいたままゆっくりと目を開いたリョウさんは、一つの
決断を下します・・・・・。
  
 『 日本はダメだ! 腐敗した政治家や豚の様な役人、そして起こる
   維新クーデターによってすべての自由は失われる! 』
 
そして、つぶやく様に小さな声で・・・・・・
 
 「 ・・・このままではダメだ・・・! 」
 
 「 ・・・・・・? 」
 
運転手は、リョウさんの小さな独り言を聞き取れません・・・・・
 
 『 今こそ、宇宙との交信によって日本の危機をメッセージするんだッ! 』
  
 
 
            「 漫画家アシスタント 第6章 その25 」 へつづく・・・



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