花紅柳緑~院長のブログ

京都府京田辺市、谷村医院の院長です。 日常診療を通じて感じたこと、四季折々の健康情報、趣味の活動を御報告いたします。

台風一過

2019-10-14 | 日記・エッセイ

近鉄奈良線の車窓の向こうに広がる平城宮跡。現在、第一次大極殿院南門の復元工事が進行中である。

最大級の台風19号が日本を直撃した。週末は午後から大阪と京都市内に出向く予定を断念し、鎧戸を降ろした家の中で蟄居となった。京都国立博物館で開催の特別展「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」も一日遅れで開幕となったらしい。
 一夜が明けた台風一過の昨日は、雨過天晴にはほど遠い空模様の下、奈良県華道展覧会「令和元年 いけばなで寿ぐ」(10月11日(金)~14日(月)、奈良県文化会館)に伺った。来場者が溢れる会場の中で、大和未生流の須山御家元、流派の出瓶なさった諸先生方にお目にかかることが出来た。会場に所狭しと並んでいる作品群は各流派それぞれの趣がある力作である。その中において遠目から一目拝見して、どの様な花材の作品であっても、大和未生流のいけばなは直ぐにそれと解る。


遠くに若草山、別名「天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも」と詠われた三笠山である。奈良県文化会館に隣接する奈良県立美術館では「開館300回記念特別展 生誕125年・没後40年 吉川観方―日本文化へのまなざし」が開催中である。



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