友割りの鼓│花便り 2020-06-25 | アート・文化 わたくしはその話を聞いたときに斯う思いました。すべて芸術は人の心をたのしませ、清くし、高めるために役立つべきもので、そのために誰かを負かそうとしたり、人を押退けて自分だけの欲を満足させたりする道具にすべきではない。鼓を打つにも、絵を描くにも、清浄な温かい心がない限り何の価値もない。 (鼓くらべ│山本周五郎全集 第十八巻「須磨寺附近 城中の霜」, 新潮社, 1983) « おそろしく無駄なこと│花便り | トップ | 大将│花便り »