花紅柳緑~院長のブログ

京都府京田辺市、谷村医院の院長です。 日常診療を通じて感じたこと、四季折々の健康情報、趣味の活動を御報告いたします。

近鉄電車「合格祈願吊り革」

2020-01-05 | 日記・エッセイ


近鉄電車の「幸せを運ぶ、きんてつの吊り革」(2019/12/1~2020/3/14)である。昨年、医師会の会合からの帰宅路、お仲間の先生にこれが話題の吊り革だと教えて頂き、しっかり両手で握りしめてきた。その後に近鉄電車のホームページにて、吊り革に遭遇できる列車の運行エリアは大阪府、奈良県、京都府、さらに今回からは三重県、愛知県に拡大し、設置本数は「合格祈願吊り革」99本、「恋愛成就吊り革」3本、「金運招福」1本、「開運祈願吊り革」4本であると知った。「合格祈願吊り革」の本数には、最後まで諦めず、あと一歩の努力で合格を掴んでいただきたい、との願いが込められていますとのことである。

試験といえば、数十年が経過してもいまだに入試や国家試験の夢をみる。学生に戻った身で、正念場の夏が過ぎるのに西洋史の問題集が終わっていないだの、外科の講義録が見当たらないだの、試験勉強に追い立てられる類の夢である。鈍根の私らしく、時にはこれは夢か現か、しかし何かおかしいぞ、遥か以前に終わった筈だが、と自問自答している夢まである。もっともこれらの試験は突破しても単なる通過点に過ぎず、その後にも専門医や認定医試験等々を含め、試験や勉学からは終生離れることは出来ない生業である。

ところで当時、大学入試の理科二科目の選択では物理、化学を選択した。何の因果か、既に申し込みを行った医学関連の学会演題に関して、その頃から大の苦手の物理学の基礎をまた勉強せねばならない必要が生じた。購入した真新しい物理学入門書を相手に悪戦苦闘、また一から学び直している最中である。

さて年が明けた令和二年、各種の試験に臨む多くの御方が津々浦々にいらっしゃることだろう。もしそのような御方が今、この「合格祈願吊り革」の写真を御覧になっていたならば、
合格必勝うたがいなし。時節柄、何卒くれぐれも御自愛下さい。

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