大和未生流本部の夏期特別講習会が毎年、奈良春日野国際フォーラムで開催される。本年は7月9日、御家元の御講義が午前に、副御家元の実技御指導が午後に行われた。練習花材の木賊と百合を家に持ち帰り、頂戴した御言葉を反芻しながら玄関に生け直した。用いた花器は本講習会で下された信楽焼の黒水盤である。緑を帯びた硬い蕾が時間ととともに少しずつ開いて、百合の花が占める位置のmassを増大させてゆく。総括で取合せ候補として推奨なさった芒を用いて木賊に替えるべく、翌日、庭の一画に生い茂った矢筈芒を取り合わせてみた。
京都寺町で求めた大正13年の木版画である。所属する流派とは何ら関係ない生け花の画であるが、後学の為に折に触れて収集してきたコレクションの一枚である。
京都寺町で求めた大正13年の木版画である。所属する流派とは何ら関係ない生け花の画であるが、後学の為に折に触れて収集してきたコレクションの一枚である。