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 ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

りゅーとぴあ関連:過去の感想など

2007-04-01 22:51:39 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
このブログのカテゴリー
りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
内に、前回の「マクベス」や「オセロー」の感想がありますが、
「メタルマクベス」も、無理やり(笑)マクベス・松岡版繋がりってことで、
出てきます。我ながら、勝手なこと言っとるな~~と思いつつも
「心が動いた舞台」の恕等の観劇記なので、
その時々の自分の感動や「?」が蘇ってきて、懐かしい。

今回の「マクベス」、自分はどのような感想を持つのだろう~!!
楽しみ!ワクワクする!&緊張する!!(←何故か・・・)

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りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ「マクベス07」開幕!!

2007-03-31 01:14:01 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
新潟公演を観た友人らからの速報によると、
演劇の神様が降りてきた舞台!!、神がかっている(マクベス夫人も)と
大絶賛!というより、衝撃のあまり絶句!で、言葉にならないようです。
前回の演出、凄く好きだったので、音楽や衣装も変わると聞いて
ちょっと不安な気持ちもあったのですが、払拭されました。
早く観たいです!!東京公演は日参します!!

【公演日程】
◇新潟公演/りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)能楽堂
 2007年3月29日(木)~3月31日(土)
◇東京公演/国立能楽堂 千駄ヶ谷
 2007年4月3日(火)~4月5日(木)
◇高知公演/高知県立美術館能楽堂
 2007年4月13日(金)
◇大阪公演/大槻能楽堂
 2007年4月15日(日)
◇福岡公演/大濠公演能楽堂
 2007年4月17日(火)

【出演】
市川右近市川笑也菅生隆之谷田歩、市川喜之助、
河内大和、栗田芳宏、山賀晴代、市川猿若
横山道子、田島真弓、横山愛、塚野夢美、住田彩、塚野星美
藤間紫(特別出演)

◇作/ウィリアム・シェイクスピア
◇翻訳/松岡 和子
◇構成・演出/栗田 芳宏

◇衣裳デザイン/時広 真吾(リリック)

りゅーとぴあ
メジャーリーグ
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マクベス07

2006-12-24 10:22:32 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ


東京公演の日程も公式発表となったようなので、@メジャーリーグ
公演情報再掲。
超かりちらだった前回オセロー時の07年マクベス情報でしたが、
美しい本チラシもアップされています。
(おもだかチームからは新規、猿若さんの名前が!)

【公演日程】
◇新潟公演/りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)能楽堂
 2007年3月29日(木)~3月31日(土)
◇東京公演/国立能楽堂 
 2007年4月3日(火)~4月5日(木)

【出演】
市川右近市川笑也菅生隆之谷田歩、市川喜之助、
河内大和、栗田芳宏、山賀晴代、市川猿若
横山道子、田島真弓、横山愛、塚野夢美、住田彩、塚野星美
藤間紫(特別出演)

◇作/ウィリアム・シェイクスピア
◇翻訳/松岡 和子
◇構成・演出/栗田 芳宏
◇衣裳デザイン/時広 真吾(リリック)

時広さんちに久しぶりに行ってみたら、衣装変わるようですね~。
出演者も変更あるし、進化する舞台興味倍加!!

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りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ          第四弾「オセロー」関連リンク

2006-09-01 02:37:04 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
オセロー稽古場日記@りゅーとぴあ

オセロー上演企画書@MAJOR LEAGUE

asahi.com

yomiuri.online

ジュネちゃん♪
(オセロ終わってのコメントもさっそくアップされています)次回作はこちら 

◆谷田歩さん
 ナレーションが聴ける!その1@ナレーターマネジメントオフィスリベルタ
 その2@竹中工務店のサイト
 劇団AUN:劇団員紹介ページ次回出演作@e+

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りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ          第四弾「オセロー」東京公演4

2006-09-01 00:43:05 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
戯曲読んだ時もそうだったのだけど、オセローにはあまり同情できない私。
こんなに人間の機微に長けてなくて、
(今回の状況において)俯瞰的視野がなくて、
よく今まで、寝首も掻かれず生き伸びて来れたね~というのが正直な感想。

まあ、イアゴーの奸計を見抜く力を付与されていたら、
開幕15分で話終わってしまいますが(笑)

デズデモーナは、オセローを裏切ってはいなかった、という事実は
オセローを救い(愛した女が潔白であったこと)
そして、破滅させる。(罪のない女をその手で殺めたこと)
その、たった一つの真実さえ、白と黒の二面性を持つ。
そして、またイアゴーの策も、事実を隠し遂せる以上に、
事実が明白になった事の方が、より、オセローを打つ事に成功している?
イアゴー自身はどちらを望んでいたのだろう。

オセローそのものについては、視覚的に、戯曲を知る前から、
谷田さんのイメージ。そのタイトルだけで。
(いや~しかし、これほどタイトルロールに相応しい役者さん
ほかにいる?←この「いる?」はOUR HOUSE時のあっきー節でお願いします・笑)
イアゴーは、それに対峙する大きさ(物理的にも)
ある意味(いざとなったらオセローに取って代わる地位を目指せる
立場と思っていたので)オセローに似た人物を想像していた。

でも、潤ちゃんイアゴーは、まったく想定の範疇外の造形でした。

なにか、西洋茶坊主みたいな感じ(って、たぶん、そんな語彙ありません)
教団の神父のような法衣チックな出で立ちと剃髪(笑)が
悪行働いては、口先だけの懺悔をして
(自分的に)帳消しにしている調子良すぎの男のよう。
でも、言っている事が、結構、腑に落ちまくりで
(あんな早口な科白廻しでボリュームも多いのに、言葉が全部理解出来る!
 滑舌が特別良い、ということでもないのに、あの伝達能力!は凄過ぎ。)
うん、うん、って頷いてしまう。
(自分もロダリーゴやオセローレベルで翻弄されそう。。。)
表面的には、にこやかで情があり、
人当たりが良さそうな人物だけど(←フェイクだけど)
敵に廻したら、かなりヤバいタイプ。
袖の文様がステキでね~。イアゴーの衣装も何気に好きです。

―続く―

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りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ          第四弾「オセロー」東京公演3

2006-08-31 23:04:51 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
昨夜は、さすがに、気絶し(~_~;)アップ出来ませんでしたが、
3日目の舞台も素晴らしかったですよ~。
そして、完売と聞いて嬉しかった!!小さな空間だからこそ、
密度の濃い時間を舞台と客席が共有出来る利点もあるけど
こんな素晴らしい舞台を、もっと多くの人と分かち合いたいという想いもあり
(勝手に想っているワケですが)
空席があったりすると勿体無い!!って思ってしまうんですよね~。

ただ『他人は自分と違うし、自分は他人と違う』という事も
分かっているし、舞台に臨む姿勢は人それぞれと頭では理解していても、
30日は「余韻」を楽しむ、というムードが客席になくて(31日もだが)
その点結構ガッカリ、というかガックリ(-_-)
28日、29日@ソワレは、楽師が登場する前から、
静寂が客席を包み、これから始まる世界への共鳴が
すでに始まっていく感じだったのだけれど、
30日は、直前まで、いや楽師が切り戸口から登場しても
(少なくとも私の周囲は)
お喋りや、なにか自分のバッグをガサガサさせている音が続き
そして、それは舞台が始まっても収まらず…

一幕終了時も
満席という要因もあるし、洗面所激混みなので、
少しでも早く階下へということもあったのだろうけれど、
楽師の退場を待たず、席を立つ人続出。余韻、ゼロ。
29日までは、楽師さんが引っ込んで、さらに少しのタメが
客席にもあって…と、いい感じだったんですけどね~。
ちょっとグチっぽくて申し訳けないですが、
ここのあたりが、東京公演3日目にして、
個人的に感じた、イチバンの相違です。。。

さて、舞台の感想。

切り戸口から、楽師が登場した瞬間、まず、
衣装のカッコ良さに見惚れました。十分、一般人でも着れそうです。
深い美しい黒に見えたのですが(綺麗な黒って、凄く良い生地を使わないと
出ないですよね。)実際は「紺」だそう。黒だと強すぎるのだそうです。
それぞれ微妙にデザインが違って、アンシンメトリーなのに
何故か四人揃うとシンメトリーに感じてしまう、不思議なバランス。

新潟遠征者からのプチ報告で、面をつけて演奏している等
断片的な情報を貰っていた段階では、普通に能面を
(あるいは、能面からのインスピレーションの発展形)
を想像していたのですが、楽師たちが面に手を触れた瞬間
(ワタクシ、着席段階で太鼓の前に置かれていた面に気付いておらず)
白黒半々に塗り分けられたのを見て「オセロ―ってこれかいっ!」
と突っ込んでしまいました。

「面」という語感より「仮面(マスク)」と言いたい感じ。
シンプルなのに、東洋的でもあり西洋的でもあり、アフリカ的でもあり…
能舞台であることにもマッチするし、(マスクの本場)ベネチィア的でもある。
楽師にあの面を付けさせたことは、ものすごい含みと効果があると感じた。

笑也さんのブログによると、
2回公演だった29日は体力的に相当キツかったようで、

>舞台後方で楽器を奏でている楽師の女の子の一人が、
>過呼吸で倒れそうになったり

との記述がありました。“マスク”だしねぇ~~。

以前(プロのパーカッション奏者の方の発言だったと記憶)
“打楽器”がたぶん人類の楽器の事始(ことはじめ)だろう
という記述を目撃したことがあります。
何かモノを叩いて音を出す、という単純さ。(“手を叩く”も、アリかも?)
でも、楽しかったんだろうな~(笑)
原初的な感覚を呼び覚ます太鼓の音と、
心象と現象を代弁するような、
(たぶん)アフリカのマリンバorカリンバの音色。
バラフォンの小さいのも使用かな?
も~ホント、りゅーとぴあの女優さん、なんでも出来るのね!ブラバー!!
先の記事にも書いたけれど、貴女たちは、この舞台の堡塁です。

そして、今回、もっとも共感出来た登場人物(人?)バーバリーの悪霊。
彼女の歌声に感応し、彼女の涙と共に泣く自分。
自分が失ったと同様、他人にも失って欲しい。
そうすれば、自分の悲しみと同化出来るから。
或いは、自分の悲しみを昇華出来るから。

柳の歌が、どうしてこれほど胸の奥深いところを、撫でていくのだろう。

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りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ          第四弾「オセロー」東京公演2

2006-08-30 01:58:09 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
梅若能楽院会館
能舞台の構造

~感想、というほど感想書けないので、本日の雑感~

毎日、当日ピックアップするまで席番は不明なのですが、
全部SS席で頼んであるので、全日正面席になる模様…
というか、今日も正面だったので、是非、脇正面から観たいと思い
差額の500円は返していただけないのは了解の上、
S席の脇正面に変更しての観劇。

昨日観れなかった部分が、かなり補完出来て、
このシートチェンジは大満足。
そして、感想もいろいろ変わってくるところもありました。
今日の方が純粋に芝居として楽しめたかな。自分的に。

(あ、ウチは激しくネタバレありなので、未見の方はご注意)

今日は(も?)、潤ちゃんの自在っぷりにぶっ飛びました。
芝居始まって暫く、大噛み噛み大会になってしまい、修正出来ず
「もう、一回やります」ってイキナリやり直したんです。
たぶん、あのスピード感、あのキャラですから、初見のヒトなんか
ソレも織り込み?となんの違和感を持つヒマもなかったかもしれません。
ちょうど、イアゴーとロダリーゴが舞台中央、
橋掛かりにキャシオー(とエミリア)が姿を見せ、引っ込むといったあたりで、
キャシオーは段取りどおりの芝居なので、
「やり直して」イアゴーがキャシオーについて述懐する件りでは
橋掛かりにはキャシオーたちはおらず…
(まあ、ここでは、イアゴーと、キャシオーは別次元なので
視覚的に相対してなくても無問題)

潤ちゃんが居所を戻ったとき
一瞬楽師の子達がピリっとしたけれど、即反応し、
何事もなかったかのように合わせていく。
潤ちゃん以外にありえないですよ>「もう一回やります」!!
でも、あ~あ、芝居止めちゃったよ、という感じはまったくなく、
もう、なんか凄いです。彼は。

マクベス&マクベス夫人も、科白大変だったと言っていたけど、
このイアゴー観たら、もう言えないんじゃない?とまで思った私。
友人が「だって、彼が芝居(全体)の半分喋ってない?」と
更にツッコミ入れてて、思わず納得!!
帰りの車内で、イアゴーの科白だけパラパラ見直し、
確かに、1ページとか2ページにまたがってとか、
ものすごいスペース占めてました。

で、笑也さんは白塗りでしょ!説は、いったん撤回します。
今日、また自分的に芝居の印象が異なり
この芝居で白塗りだったら、違った方向で浮いちゃうかも(~_~;)
と思うに至った次第。
声がね~もう、だんな様、じゃなくて「みこと様」とそのまま
言っても違和感なしな懐かしい?声です。

その他、本日ツボだったのは、
栗田さんのモンターノの拵え。下記はレゲエ(爆)
とか書いちゃいましたが、今日はなんか
カリフォルニアドリーミングbyママス&パパスでも歌いだすんじゃないか?
という、フラワーチルドレンチックな意匠も感じた(笑)
背中の文様もネイティブアメリカンっぽいし。
【追記】
つか、パイレーツオブカリビアンでしょー!!
ってみんなに言われ、スミマセン、ワタクシこっち方面全然知りませんでした。
そのまんまやん!

そして、どうやら私は、バーバリーの悪霊にイチバン感情移入してるらしい(眠)

【追記2】
小劇場系?と感じた科白回し、今日、しっかりひとつひとつの言葉が粒立ち
届くのを感じて、実は潤ちゃんのやろうとしていたことは
十二夜で亀ちゃんが試みた科白術に通じるものがあるのかもしれない、
と思うに至る、今日この頃…

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りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ          第四弾「オセロー」東京公演1

2006-08-29 00:35:24 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
東京初日が開けました!おめでとうございます

18時15分開場よりちょっと早めについて、
中の様子を覗いてみれば…
(正面玄関ガラス張りなので、中が見えるのです。)
オセローのたれ幕?が、すべて英語で書かれていて
すでに、世界に持って出ても大丈夫な仕込み(笑)
ルーマニアに持っていった『冬物語』も大好評だったようですが、
大好きな『マクベス』も是非是非、世界に打ち出て欲しい~。
今回のオセローのパンフに、ルーマニア遠征記も掲載されてます。
各国のフェスティバルのプロデューサーが栗田さんの元を訪れ
オファーがあったとの記述もあるので、実現して欲しいです。

さて、今日から楽まで帰宅が日付変更線を越えるのは必至なので
簡単レポ(寝かして・笑)

マクベスの印象が強烈だった私には、冒頭の
イアゴーとロダリーゴのやりとりに、目がテン!
ちょっと昔の小劇場ノリで展開される科白術っぽくて。
全体的に、マクベスの時より(役者の芝居の)様式美は薄れて
リアルな芝居っぽい部分もあるけれど、
そこは「りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピア」なので、
きっちり、りゅーとぴあの女優さんたちが、
芝居の枠を固めてくれていました。

彼女たちは、ホント、素晴らしいです
前回の魔女といい、今回の楽器の演奏といい
教えられたことは、きちんと、なんでも体現出来るのね。
ある意味、栗田さんの描こうとする世界観を具現化する屋台骨。
というか、中世の古城の堡塁のよう。
そして、「柳の歌」(/_;)
マクベスで彼女たちの奏でる歌声も大好きだったので、
あの透明感と翳りが綯交ぜになったような、
郷愁を誘う歌声が流れてきた時、ぐっと胸にくるものが…

いつもながら素晴らしいパフォーマンスです!

オセロー谷田さん、
これはもう、ルックスからしてちょっと卑怯(笑)ですよね。
ムーア人だもん!!
ただ、役作りは大変だったと思います。
潤ちゃん(あえて、ちゃんと呼ばせてもらおう!)のイアゴーが
キャラ立ち過ぎですからね。

今回、オセローと決まって、真っ先に、松岡版読みましたが
何故か、行方不明。
今日も、東中野へ着くまでの間、福田版を読んでたので、
その文体から想起される登場人物は、もうちょっと古典的なキャラ
(私たちが想像できる類型)だったのだけど
もの凄い勢いで裏切られました。

最初は、本当に「裏切られた」と思ったくらいです。
なにか、マクベスのテイストを期待していたので。
けれど、だんだん、その波に呑みこまれて行き
気付いたら溺れてた~という感じ。

このシェークスピアシリーズに通底するものは
たぶん、変わらないのだろうけれど、
アプローチを変容させていってるのかな?

まあ、多々迫力のシーンはあるのですが、
デズデモーナが死んでからのエミリア・オセロー・イアゴーの
応酬は凄過ぎます。キリキリとこちらの魂も揉まれるような…
個人的には、役者の芝居では、ここがイチバン泣けた(:_;)

さて、話がランダムに飛んでますが、
笑也さん@デズデモーナ。
正直、私は微妙…あの拵え。なんで白塗りでないのか
演出家だ捕し小一時間~な感じ(笑)
女優人に混じって、白塗りなしはキツイよ~@かぶりつき
(しかし、3列目以降に座っていた友人らは、一様に
「え、可愛いじゃん!」と言ってマシタ。好みの問題もあるかも。)
古典のお姫さまとか大店の娘と同じだからさ~。

自分の信ずる恋に一途、一直線。
声のつくり方とか、みやず(姫)系だし?
(あ、でも、今日会った友人の一人は、丑松の「お米」を思い出す、
と言ってた。誤解され救われないまま、命が果てる様が)
綺麗に白く塗って美貌を際立てた方が、らしくて、私は好き。
笑也さんである意義があるような気がする。

山賀さんは、マクベスの時もそうだったけど、
ちょっと強気で、ふん!みたいな演技、チャーミングですよね~。

栗田さんは、何気にイチバン豪華な衣装を着用?(職権乱用?)
レゲエのお兄さんが出てきたときはビックリしたが(゜o゜)
でも、何気にやっぱり細部に凝っててステキな拵えでした。

本日は、力尽きこれぎり~

【追伸】マクベス再演決定!!
2007年、3月、4月。東京は4月、千駄ヶ谷の国立能楽堂にて!

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りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ          第四弾「オセロー」開幕

2006-08-25 23:32:33 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
開幕!つか、もう明日で新潟公演は打ち上げるでしょ!
って感じですが、直接の友人らが、今日から遠征でプチ報告もらい、
やっと実感が湧いてきました。

白塗りでない笑也さんの女形というか女役?についての、
見慣れぬ感や、演出冴えまくり!とか
谷田さん素晴らしい~とか、私の期待も上がりまくり!!
う~ん、谷田さんね。バンクォーも良くて、
たまたま友人が巻いていた赤いマフラー借り、
思わずバンコォーごっこやっていた、この冬が懐かしい…
(いやぁ、東中野、寒い会場でしたが、今回は暑いのか?)
でも、オセローの方が、よりニンでしょうね。

早く週明けにならないかしらん。
昨日も今日もヤケクソで、11~12時間くらい働いてます

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りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ          第四弾「オセロー」プチ情報!

2006-07-23 13:11:39 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
          
          りゅーとぴあのクローク前の壁に貼ってあったポスター

22日に、OUR HOUSE大千秋楽観劇のため、りゅーとぴあに遠征。

笑也さんも観た、とブログで書いていたし、
中川晃教くんファンの友人らも、彼の生の舞台、一度観ておいたほうが良い!
と薦めるので、興味津々というよりは、緩い気分で
7月1日のオペラシティでの観劇を決めたのですが、
思いがけず、ハートフルで心に染み入る芝居だったのと
こういう舞台は楽が盛り上がって更に楽しいんだよな~と、
なし崩し的に楽公演観劇決定。

りゅーとぴあは、大劇場、能楽堂をはじめ、一大複合施設で
スタジオBには「オセロー」の表示が。
すでに(当然ながら)お稽古に入っているのですね。
映画の撮影のある笑也さんは遅れての合流になりそうですね。

また、膨大と思われる科白との格闘が予測されるので、
ちょっと保護者?気分となって、大丈夫かな~(ーー;)?
みんながこうして先に仕上がっていく中に入っていくのは
どんな感じなのかしら…と、何か可哀相な感じもしてしまった。
まあ、余計なお世話なんですけどね。プロに対して。

プロと言えば、新潟からの帰り同じ車両に、若手の俳優さんがいらして、
私は、途中で眠りに落ちてしまったので知らなかったのですが、
同行の友人が、
「○○さん、眠りもしないで、ずっと(次に彼が出る作品の)台本読んでいた」
と教えてくれて(別に見張っていたワケではありません(~o~))
あの、ハードな舞台の後に(しかも、大盛り上がりの大楽の舞台なので
いつもの倍以上のエネルギーを使ったと思うのだけど)
束の間の時間も惜しまず、台本読んでいるなんて凄いな~と感心。

そういえば、猿之助さんも、巡業移動中や
地方公演からの帰京時なども、常に、なにかしら台本手に持たれてました。

猿之助さんと言えば、先日、NHKホールでの映画音楽の公録で
タイタニックの「マイ・ハート・ウィル・ゴーオン」を聴いた時に
ふっと俳優祭の事を想い出して、しんみりしてしまいました(/_;)
猿之助さんが演出&出演だった―団十郎さんとご一緒に狂言回し的な役で―
俳優祭版タイタニック。
そして、一門で、オークション店を出した、澤瀉ファン的には
めちゃくちゃ楽しかった、あの俳優祭。
猿之助さんが張り切って、他の役者さんが出品の品を紹介されてた姿が、
とっても懐かしいです。

この時、猿之助さんが使用した台本を競り落としたのだけど、
綺麗な書き込み(たぶんお付の方の)と、汚い…もとい、
非常に読み難い(爆)字の書き込みがあり←猿之助さん直筆
ガンガンに削り取られていく科白や場面(時間の都合で)を
訂正線で消した後や、あるいは手書きで追加・変更されてる科白など
臨場感溢れる(!)台本で、お宝です。

なんか、話が横道に逸れまくりましたが、りゅーとぴあプチ報告でした。

【7月29日追記】
衣装デザイナーの時広真吾さんのサイトに、
国際シェイクスピアフェスティバルの記事がアップされています。
今回、上演は「冬物語」
是非、マクベスも持って行って欲しいな~と思っています。
どこをとっても素晴らしい舞台でしたが、
特に、魔女たちのパフォーマンスと研ぎ澄まされた演出を
世界の人にも見て欲しい~!!と一ファン(でも大ファン)の願い!

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劇場中継・モスクワユーゴザーパド劇場「マクベス」

2006-07-10 01:18:29 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
え~っと^^;
一応、番組案内のキャッチコピーです…

◇シェークスピア原作
◇ベリャコービチ演出
『四大悲劇の傑作が現代によみがえる
魔女の予言に唆された男の王位をめぐる欲望と心の闇を大胆に描き切る
初演から400年・今壮大な物語が語りかけるものは何か
光と闇を巧みに使う変幻自在の演出とロシア人俳優たちの名演技
名セリフ続出・必見!決定版マクベス』

●NHKの芸術劇場の公式サイト
 放送予定の7月9日、放送内容の詳細をご参照下さい。

●勝手に貼れないので…“モスクワ・ユーゴザーパド劇場 マクベス”で
 ぐぐってみると、実際この来日公演を観劇した方のブログやサイトなどが
 検索されます。どの分野にもコアファンというものはいるもので(含自分)
 『賞賛』の方の観劇記を読みたい方は、これらを訪れてみて下さい。

 この劇団(劇場?)は、前衛っぽい方の分類なのかしら。
 いくつか情報は検索されましたが、熟読してないので、正確なところは
 分かりません。以下、100%私見。

メールを貰いテレビをつけたのが、
ちょうどマクベスと夫人のダンカン殺しの策略を練っているところから。
(これが、また酔っ払いの夫婦喧嘩にしか見えないのは
私にロシア芸術を理解する感性が欠如しているからでしょうか)
「魔女」を他国ではどう造形するのか興味あったので、
発端を見逃し残念だったけれど、まあ、その後も(当然)出てきます。

しかし、魔女に到達する前に、やはり、心理・感情の表現方法が
私の好みとまったく合致せず、結構、途中で飽きてしまいました^^;
(が、念のため、一応最後まで観ましたけど。)
まず、役者の年齢が不詳過ぎ。ロシア人、十代はメチャクチャ綺麗だけど
二十歳過ぎると、思春期とは別の意味で「成長」してしまいますしね~。
以外と実年齢は若いのかもしれませんが。
(で、芸の力で若く見せてるかっていうと、それはないな。)

すでに、みな、ロシアのどぶろくでも呑んでるんですか~?
と思うような、妙なへら笑いと、力強すぎる科白廻しとか
(いや、彼らのスタンダードでは、ふつーなのかも)
宴会の場面なんて、そのうち、コサックダンスでも踊り始めるのでは?
と思っていたら、結構、それに類するような、足上げる振りのダンスアリ。

門番は門番でした~!これは、世界共通言語なのか!
っていうか、前半、みな門番かよ!みたいな役作りでしたよ…(ーー;)?

「魔女」は男性が演じていて、上半身裸で、後頭部に仮面を付け、
客席に背を向けての演技(正面の素顔を見せての場面もあるけれど)
肩甲骨が、手の動きによって乳房に見えるような瞬間もあり、
まあ、どう「魔女」を創るか?といろいろ考えた結果というのは
見て取れるけれど、BUTOっぽい動きや衣装が、
あまりオリジナリティを感じられず…手の動きとかタイ舞踊や
ベリーダンスっぽいし。今さら、東洋趣味?とか思うと…

海外の劇団のもので観るには、
自分には、思いっきりスタンダードのシェークスピアがいいのかな~
とか、芝居にあまり集中出来ず、あちこち思考が飛んでしまいました。

チラっと斜め読みした、どなたかの訪ロ観劇記によると
この劇団の戸板?使いは常套みたいで、
リアルな装置は用いてないのだけど、
4枚の、人間の身長の1・5倍程度の大きさ(高さ)の、
扉?を使い―幅はちょうど両手広げて持てるくらい―
(人間一人が一枚を操作出来るような)
それを、ぐるぐる廻すことによって場面転換となったり
混乱や争乱を表したり、大道具の代わりとなったりしてる。
オグリで鏡コロスを使っていた要領かな。

あとは、照明の色で、心理や状況もカバーされる。
BGMとSEもあり。

ちょうど、ここのところ、先日亡くなられたロシア語通訳者
米原万里さんの著作を読み返したりしていたので、
ロシア人の発想法や、日本人との大きな相違点なども
頭では理解しているつもりなのですが、やっぱり単に感情というか
好悪の時点で、ちょっと、この劇団の演技術は受け入れられなかった。

それでも、いろんなマクベスがあるんだな~ということが知れたのは
悪いことではない。チャンスがあれば、国内のでも海外のでも観てみたい。
(ふだん、テレビ観ないし、新聞取ってないので、ラ・テ欄も見ないし
劇場中継系情報あったら、お友達の皆さん、連絡ヨロタム~←死語)

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りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ          第四弾「オセロー」情報

2006-06-16 00:17:04 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
あらっ!先日ロムった時にはなかったけれど、
りゅーとぴあの公式サイトの「オセロー」公演案内
笑也さん、谷田さん、植本さんの画像がアップされています。

別に、掲載されている案内自体は変わっていないのですが(当然!)
こうして、主要な役者さんの画像が入るだけで、
なんだかワクワク度が高まります。拵えしてるワケでもないのに~。

原作の方はすでに、松岡版、福田版とも読破。
次は、マクベスの時は読まなかった、小田島版を読んでみようかな~
小田島訳も結構舞台にかかる事が(他の作品でも)多いようなので。

しかし、やっぱり福田版は、スーパー歌舞伎チックです。科白廻しが。
兵を「もののふ」と訳してあったり。
そして、マクベス読んだ時に、ふと福田さんの観劇経歴はどうなんだろう…
と思い浮べたのですが、やっぱり歌舞伎に造詣の深い方なんですね。
っていうか、福田さんのような知識階級にとっては、
基礎的な教養の範囲なのかもしれないけれど。
この本の解題で、オセローの事を「歌舞伎でいう辛抱立役」と記述していて
通勤車内で(←の時間を利用し読書)ひとりで大ウケしてしまいました。

確かに!!

そして、こんなに戦には長けた将軍なのに、
イアーゴの策略に、何故、こうもたやすく嵌ってしまうのか、オセロー。
戦術を立てる時のように、どうして裏の裏まで読むことをしないのかしらん…
(ま、そうでないとこの物語が成立しないのだけど(~_~;))
ちょっとプロットが甘いミステリーを読むような感じではあったけれど、
“王位を狙う”マクベスの話よりは
市井の一般人でも、さらに身近にというか身につまされる
愛と猜疑心に翻弄されるお話。

惚れた相手の浮気を疑っている段階って
実際、現場を目撃するより、辛いような気がする。
現実より妄想(想像)の方に、より苦しめられる…
誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
私も、「決着のつかない状態」というのがイチバン辛い(かな?)

谷田さんはオセローの雰囲気にピッタリだと思うし
前回、バンクォーの造形がとても素晴らしかったから、ホント楽しみです。
口跡も良いし、所作も綺麗な役者さん。
笑也さん演じる、ひたすら、純粋で一途(ある意味世間知らず)な
デズデモーナは、歌舞伎の娘役の類型のひとつにもありそうな役どころです。

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劇団☆新感線「メタルマクベス」4 【6/11日追記】

2006-06-10 22:02:20 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
で、4です(いい加減バカ)

「1」でに記載(エクスキューズ)してますが、

>なんで、りゅーとぴあシリーズのカテゴリーかな?劇団☆新感線なのに、
>と思われる方もいるかもしれませんが、もう、マクベス繋がり
>松岡版繋がりってことで、ご理解下さい!!

↑↑一応、再掲しておきます(~_~;)

以下個人的ネタ元探訪~。

○魔女の予言と、自問・シャウト・自答は、ほぼ松岡版テキスト。
○リンスはお湯に溶かして使えの「宿無し」は世良正則(ツイスト)?
○私の殺意「時々遠くで叱って」荒井(←ここ大切)由美
○メタル演歌~七光り三度笠~
 「ちっちゃな頃から」「十五で~呼ばれたよ」チェッカーズ
○王を弔う歌「あんたの時代は良かった」沢田研二

ってもしかしたら、的外れかも(苦笑)
ふっと感じた、自分的昭和歌謡でした。

あと、ドクターの青ひげネタは、私は松さんへのサービス(笑)
かと思ったのですが(弟の染五郎くんが、髭濃いネタで
各方面でいじられてるから…。ってそれこそ私は阿修羅城のときは
それが、染ちゃんに対するお約束ネタって知らなかったのですが。
今回、パルコでもネタになっていたし。)
しかし、別のコは、赤ひげのパロディでは?と。どうなんでしょ~。

○帝王切開
 なんで帝王切開だと勝てるワケ~!?とこれは、りゅーとぴあの
 マクベス観た段階で大疑問で、すでに、探索済み。
 マクベス雑感2の記事&コメントをご参照下さい。

○グレコ(原作ではマクダフ)夫人と子殺しの場面は、あまり上手く描かれて
 なかったかな。原作の母子のシニカルな会話が活きてなかった。
 これは、りゅーとぴあ版、とても成功してました。
 (しかも、シニカルな科白をリリカルに表現してたところが最高!)
 プログラム買ってないので、詳しいことは分かりませんが、
 何方かの観劇記で、バーナムの森(が動く)の意匠を表現するのが
 難しいので、これは演出家が避けた、という内容を目にしましたが
 もし、それが事実とすれば、是非、演出家の方にはりゅーとぴあ版を
 観てもらいたいです!!非常にシンプルな手法で、でも、明確に
 「バーナムの森」を描き出している。
 それが、マクベスに与える心理的な作用も。

 なのでシンプルでない(笑)メタマクな演出で、
 どう描くのか、観たかったなぁ~
 「帝王切開」と「バーナムの森」は結構キーワードというか
 キーポイントなので。マクベスの崩壊、魔女の呪詛的にも。 
 杉や檜や森や林さんいるし(笑)関係ないって?

 終盤、メタル的にはアリな〆方だったのかもしれないけど
 マクベス的には尻つぼみな終わり方だったな…

○神の左手・悪魔の右手
 という言葉が聖書にあり、罪を犯す手は右手、
 いつも 神聖に保たれているのは左手…という文章が検索されたけど、
 一体聖書のどこに書いてあるのかが分かりません。
 この文言でぐぐると、漫画で映画になった楳図かずおさんの作品しか
 検索されないし…(~_~;)(これも“80年代”の作品なのね。)
 でも、仏教でも回教でも、左手が不浄とされるのだけど。
 
 旧約聖書の出エジプト記に
 
 >主よ、あなたの右の手は力によって輝く
 >主よ、あなたの右の手は敵を打ち砕く
 
 って、キリスト教の神が力を発揮する時も、右手の作用って書いてあるし。
 気になって(結構しつこい性格?ふだん大雑把なのに(~_~;)@B型)
 システィーナの天地創造の「アダムの創造」の絵を引っ張り出して
 みたけれど、やっぱり右手でアダムに生命を与えてるしなぁ~。
 (何故、この絵かっていうと、『神の手』と聞いて私が真っ先に
  想い浮かべるのがこれだし、最も象徴的な『神の手』でもあるかな?と)
 
 人類右利きが多いから、悪いことをするときも「右手」が行うって事で、
 『悪魔の右手』は神の右手の効力の逆説的な意味なのかしらん?

~想いだしたら(更に)続く~

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劇団☆新感線「メタルマクベス」3

2006-06-10 20:28:39 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
巨大スクリーンに、2206年の、
そして、80年代の建物が映し出されるあたり、
バック・トゥー・ザ・フューチャー2(だったかな?)の映像が過ぎったりした。
映画の中で近未来の高層ビル出てくる場面。
あと、核戦争等によって荒廃した未来(過去)とか、
ワリと映画でありがちですよね。こういう意匠を目撃すると
いつも、「猿の惑星」(←古っ)を想い出します…

SHIROH(ゲキ×シネ)の時の、受像機並べ
^^;は、
ちょっと、イマイチと感じた私でしたが、
今回のスクリーンはなかなか効果的!と思いました。
特にスーパーインポーズ!!が(爆)
開演前からかなり有効活用。
『携帯の電源はKILL』『それがマナーDEATH』(多少文言違うかも~)
には、笑った。(そして心の準備が出来ました。ネタの(^◇^)

新感線歴は、「阿修羅城の瞳」「SHIROH」@ゲキ×シネ
そして、今回の「メタルマクベス」なのですが、
この劇団の音楽に関わる人たちの、文化的体験・音楽歴とか好みは
とーっても理解出来る(ような気がする)のだけど、
(過去、SHIROHの観劇記でそのあたりちょっと触れてます。)
どう投入されるかで、結構引いてしまったり…逆に、ハマったりもする
他人から見れば、似たようなテイストの「新感線」らしい音作りじゃない、
と思うかもしれませんが。

個人的な音楽体験では、小学校高学年~中学にかけてが
ワリと洋楽を聴いていて、80年代に入ると逆に松田聖子にいったりして
洋楽シーン、ほとんど分かりません。
近田春夫が、コアな歌謡曲解説したりしていて、
(アイドルの曲を作っている人たちの、音楽(=洋楽)の原体験とか)
そういう見方に、首を突っ込んだり。

プレイ(笑)実践経歴としては、小学校にあがるまで
『ヤマハ音楽教室』に通ってました(笑)
その後、ピアノかエレクトーンコースに分かれるのですが
どちらにも進まず、鍵盤楽器は習ってません。
(っていうかお琴以外すべての楽器は独学)

見よう見まねで小学生~中学生の時にクラッシックギターを
高校時代にはシンセサイザーで音を作ったり、
文化祭でレディースバンドをやることになり(イタタ)
ギター担当となったため、ストラトキャスターを購入。
この渋いブラウンからのグラデーションが綺麗で好みの風合い。
(やっぱり、ヴァイオリンとかビオラとかの
何かブラウン系?な弦楽器好きも反映されとる)
ギター小僧の野村のよっちゃんちに行けば画像あるかもしれない!
と、ロムりに行ってみたら、まんまとありましたっ!!>ギター秘宝館
ヘヴィメタ、ギター関係と無縁の方はご参照あれ♪
登場人物の名前の由来が確認出来ます。

ロッドスチュワートの「アイム・セクシー」のベースが格好良くて
(あ、あとアトランタリズムセクションのシャンペン・ジャムの
 ベースソロ!←一体どういう音楽嗜好だっんだか…>自分)
唐突にベースが弾きたくなり、
ちょっとだけ友達にベース教えてもらったりもしたけど。
そういえば、男子の間では「速弾き」という言葉がありましたね。
速く弾けるほどエライ?

そして、90年代は、お琴習い始めたりと、もう「六段」「千鳥の曲」とか
ほとんど合方、黒御簾の世界です(笑)
90年代以降は、歌謡曲も洋楽も分かりません(キッパリ)
私が、音楽を聴いていたのは、レコード、カセットテープ!の時代。
CDになってから逆に聴かなくなりましたね。

レコード、とくにLPなどは「ジャケット写真」にも
とーっても手が込んでいたのに、こんなコンパクトになってしまうと
なにか、あまり拘る意味も薄れてくるような…>ジャケ写(←死語?)

まあ、そんな感じで、「ハードロック」も好きだったけれど、
このハードロックとへヴィメタルの相違がよく分からないし、
へヴィメタルの定義自体も不明だったので、
調べてみたら、非常に興味深い!というか、クリアになりました。
え~結論から言うと、そんなに大きな相違はなく、
呼称が変化して行っただけ?

リアル体験としてはKISSで、私の中ではハードロックの
カテゴリーでしたけど、ファッションといい、曲調といい
ヘヴィメタの魁と言っても良いのでは…と悶々と?考えているうちに
んじゃ、ちゃんと調べてみよ!っと「へヴィメタル」検索。
(あ~ネットの世の中便利ねぇ。80年代には無かったよ…
“パソコン通信”はあったのかもしらんけど)
ウィキペディアの解説を参照すると
70年代デビューのアーティストも十分含んでいるので
おお、自分もれっきとした?ヘヴィメタファンだったんだ~と納得(笑)
(しかし、なんで、まだ子供と言っても良い時代にヘヴィメタで、
思春期が、松田聖子かね~←全然聖子ちゃんカットとかはしないで、
どっちかというと、おねーさん系だったのだが>自分)

BOW WOW(VOW WOW)いましたねぇ。KISSの来日公演の前座でした―!!
LOUDNESSは、私は、まったく知らなかったのですが、学生時代
学校のエクスチェンジプログラムでアメリカに行った時、
日本のグループで結構人気のあるバンドがライブやるからと誘われ、
聴きに行ったことがあります。日本からの追っかけグルーピーかと思われ、
アメリカ人女子にトイレでメンチ切られましたけど(爆)

曲は聴いてなかったけど、80年代と紹介されている皆様も
ああ、そいういえば、いました!いました!
(ってまだ現役?)と聞き覚えのある名前がたくさん。

いや~スッキリしました。ウィキペディアさん、どうもありがとう。

メイプルなんて最初シロップの方を思い浮べてましたが、
そうか~メイプルもマホガニーも、ギターの素材か~
ランディ・ローズか~と、すべて解明。
【6/11追記。ランディ・ローズも調べてみたら、ナント、ワタクシが
結構好きだったクワイエット・ライオット←『静かなる暴動』!なつかし~
に在籍していた事もあったのね~ビックリだ~。まだ、メンバーがどう、
とかまでは分からなくて、そのビート感が好きだったのだった。
今は洋楽系、まったく聴かなくなったけど、自分が過去聴いていた音楽、
いつか時系列を追って、じっくりと聴きなおしてみたい~。】

ギターに関係ないのは、こうなると「吉田くん」とか
「冠くん」とか「きよし」のみ!?
元は弦に通ず…と、どうでもよさげなことまで、
穿ってしまうではないですか。

いやいや、参りました。

そして、MMGのパフォーマンスにも笑わしてもらいました。
舞台上手にオケピ(笑)が設けられているのですが、
キーボードの人(←たぶん。二階最後列で立見!してたのと
暗くてはっきりは見えなかった)が、時々指揮してるんですもん。

バンドなのに指揮かよっ!って目撃した瞬間は
激しくツッコミましたよ。
君は塩田さんかいっ!!と(結構、陶酔気味でダンサブルな指揮っぷりが)
注)↑ミュージカルの指揮をよくされてます。
現在上演中のミー&マイガールで踊ってるらしい。
レ・ミでも踊ってましたが(笑)

しかし、ひとり、かなり好みなプレイヤーを発見し
後半、双眼鏡向ける位置が自分だけ妙に周囲とズレてました。
ハイ、カテコもほとんど、バンドの人見てましたよ。

―たぶん、4もある(予定)~

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劇団☆新感線「メタルマクベス」2

2006-06-10 14:21:55 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
面白い芝居を観ると、書きたいことが怒涛のように湧いてきて
(頭が“沸いて”る、との説もあり
―いや、単に要点まとめる文章力がないだけなのですが―
無駄に長いです。ご理解のほど

【主な配役】2206年・80年代・(原作の登場人物)←を加えてみました。
          ~チラシのクレジット順~

◆ランダムスター・マクベス内野・(マクベス):内野聖陽
◆ランダムスター夫人・ローズ・林B・(マクベス夫人):松たか子
◆レスポールjr・元きよし・(マルカム):森山未來
◆グレコ・マクダフ北村・(マクダフ):北村有起哉
◆エクスプローラー・バンクォー橋本・(バンクォー):橋本じゅん
◆グレコ夫人・シマコ・(マクダフ夫人):高田聖子
◆パール王・ナンプラー・(イングランド王?原作でマルカムが身を寄せる先。
 もしくはその将軍のシーワード、ノーサンバランド伯?か
 小シーワード←マクベスに打たる、の見立て?):栗根まこと
◆レスポール王・元社長・(ダンカン):上条恒彦

え~あらすじ・概要はシアターガイドに掲載されている、
SHINKANSEN☆RS『メタル マクベス』製作発表でご確認ください(笑)

e+ theatrix いのうえひでのりインタビュー
こちらも、インタビューの後に、ストーリーが簡潔に記載されてます。

↑というワケなのですが、
私は、2206年と1980年代の二重構造というより
下記に書いたように、シェークスピアの原作の世界観があり、
翻訳者の松岡さんの言語・原文に対する概念によって選ばれた
日本語による言葉の意味、響きが付加され、
「松岡版」を読んだクドカンさん、演出家のいのうえさん、
そして、それらを自分の肉体で咀嚼していく役者・表現者の理解など、
もっと多重な構造を感じる。

そういう言語間の齟齬、というのは
どの翻訳劇にも大なり少なりあるのだろうけど、
特に、シェークスピアの戯曲は
「言葉」そのものの力が強いと感じるので。
(↑物語り自体はシンプルかつ普遍的な人間の感情―嫉妬や欲望や
猜疑心など―を扱っているけれど、それらを、たくさんの言葉で飾り立て、
そして暴き立てている。)

シェークスピア劇というより、
シェークスピア・クドカン・いのうえのコラボレーションですね。

もう、「字幕」には、一本取られました!!(笑)
そう、楽曲の歌詞が、舞台に掲げられた巨大スクリーンに映し出されるのです。
(電光掲示板と表記されてる記事も目にしますが、電光掲示板?)
そう来たか!と、どウケ(^◇^)GJ
もちろん、役者の科白にも、松岡版そのものの言葉も散りばめられてますが
歌詞にもいろいろ組み込まれていて、ヘヴィメタなヴォーカル&大音響では
ヒアリング出来ないだろう~と思っていたのだけど、
究極の手段(笑)に出ましたね。目から鱗。
日本の某政治家が海外で英語でスピーチした際、
現地のテレビに「英語で」字幕スーパー出ていたの想い出しました(爆)

初新感線@阿修羅城の瞳(←こちらの方が、いのうえ“歌舞伎”なので
自分の嗜好に近そうなハズでしたが)では、
音楽の使い方に、どん引きしてしまったのだけど、
今回は、観終わった今も、芝居以上に音楽が記憶に残っています。

「魔女の予言」という曲では

>万歳!マクベス!おめでとう メイプルの領主
>万歳!マクベス!おめでとう マホガニーの領主
>万歳!マクベス!いずれは王になるお方

(注:マホガニーが原作のコーダーに相当)

りゅーとぴあマクベスの魔女さんたちの声も
脳内に甦り、ひとりで大変なことになってました。
急にあの静謐で美しく残忍な歌声に包まれて…

「炎の報告」も大好きなのですが、これは
曲そのものと、振り付け(のフォーメイション)との
視覚的効果も含めて、面白カッコイイ!
おちゃらけた歌詞とヘヴィメタシャウトに
レスポール王(上条恒彦さん)の、どっしりと太い艶のある声で
真面目に合いの手(なのか?・笑)が入るのが面白すぎて、ツボりました。

一部の隙もなく、作りこまれている笑いなので、
ギャグもいちいち面白いし(ベタさ加減も含め)
投入される効果音が、演者とズレがなく素晴らしい!!
もしかして、スタッフの中で一番いい仕事してる!?→音効さん♪

松たか子さんも、あんなに芝居が出来る女優さんとは知りませんでした。
芝居や科白の間が、まったく崩れずにスゴイ!!歌も上手い。
そして、失礼ながら、それと相反して(ーー;)内野さん…
やること多くて大変な役なので(でも、それは松さんも同じ)
リピート観劇しているコから、内野さん後半もたず、2幕以降
松さんの安定度に比べると崩れる(ことがある)…
という話は聞いていたのですが
幕開け1曲目から、音程どハズしで、
「1発目からかよっ!!」と突っ込ませていただきました。

んで、ずーっと彼の歌を聴いているうちに、
アイドル時代のマッチ(ハイティーンブギあたりの)を想い出しました…
内野さんの歌自体が80年代(アイドル)オマージュ!?

それに引き換え(?)冠くん!(王専属シンガー)
こんなに歌上手いんだったら、役者でなく歌手でやってけるでしょ―っ!!
と思ったら、本職さん
ワタクシ、新感線に詳しくないので、劇団員の方かと思って
メチャクチャ上手すぎ!!こんな逸材がいるなんてスゴイ!!
と大感動していたのでした。
え~それは殺陣も。妙に上手い人がいるな~と
後でチラシのクレジット読んだら(プログラムは高すぎて買えず^^;)
アクションクラブ、本職さんでした(笑)
さらに、ダンサーも、いや~劇団の役者さん踊れるなぁ~!!
と、やっぱり、いちいちアレコレ感心していたのですが、
これも、本職のダンサー(←語尾上げでお願いします)

グレコの北村くん、背が高くスラリとしており
なかなかビジュアルがワタクシ好みで、素敵でした。
周囲みな上手いので、特別目だって上手い!
という印象を受けたわけではないのですが、目を引きました。
(しかし、Yahooのこのタレント名鑑の写真は好みではない^^;
舞台映えするタイプ?)

そして、レスポールjrも良かったけれど、
元きよしな森山未來くん。製作発表のスタイリッシュなイマドキの青年!
といった素の写真からはまったく想像のつかない
このキャラを、あますところなく描いてましたね―!
ぐぐってみてもプロフィール検索出来ませんが、なにかで、
1980年とか81年生まれと目撃したような記憶がありますが…?
たぶん、この舞台の80年代ネタことごとく分からないのでしょうねぇ。
しかし、このど演歌の典型泣き節の入った
「メタル演歌~親の七光り三度笠~」(歌いだしチェッカーズ入ってますが・笑)
の表現力、演技の抜けっぷり、ステキです。

観劇日に偶然会った、80年代前半生まれの女子は
「リンスはお湯に溶かして使え」(←笑)をはじめ
当然のごとく、ネタ全滅。昔、大人たちに東京オリンピックの話とか
されても、それ、分からんし…とか思っていたけど、80年代生まれ
ロスアンゼルスオリンピックが分からないんだもんなぁ…@84年。
(いや、芝居でオリンピックの話は出ていませんが、時代的に
 どこからオッケーなのかの例として)
ピンクレディもすでに解散後のお生まれなのですね…

―3に続く(らしい…)

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