紘一郎雑記帳

多くの講師の講演から面白い情報をお届け癒します。

第2部 地域経済活性化の道 紘一郎雑記張

2012-02-19 05:08:26 | Weblog

第2部 地域経済活性化の道 
 紘一郎雑記張

 早稲田大学大学院 教授:西村 吉正

これは、日本人にできることはアジア人にもできることを示しているに過ぎない。在日大使館のアジア人外交官は、30年前に、私がヨーロッパで見たことを、日々実感していることだろう。

 

 生産拠点が海外へ流出するのは当然である。それを防ぐには、日本人の労働条件を“アジア人に近づける”ほかない。あるいは、彼らが追いつくまで、足踏みして待っていることになる。

 

現在のデフレは、それに近いことが起こっていることを意味している。

 

しかし、それでは地域経済は、ますます地盤沈下し、日本経済の国際的地位は、低下の一途をたどる。前向きに事態を打開しようとするならば、日本人一人一人が、アジア人を振り切り、欧米人を抜き返す国際競争力を身につけなければならない。

 

現在の低迷を抜け出すには、結局、日本人一人一人が4万ドル(一人当たりGDP=国内総生産)を稼ぎ出す力をさらに伸ばしていくしかない。

 

 老人や病人は増えるから、現役はその分までカバーしなければならない。アジアとの総力戦には、大都市だけでなく地域経済の活性化が不可欠である。

 

 それぞれの地域で各人が4万ドルを稼ぎ出せる経済基盤を創り出す以外、多様で元気な日本社会を復活させる方法はない。地域振興といえば規制緩和や地方分権が持ち出されることが多い。

 

 そこには、中央集権体制により地方の活力が東京に吸い取られているという論理がある。それは否定できないが、実際には、それぞれ特色を持つ日本の各地域が、自分たちの特色を活かす工夫を見出しかねているという側面が強いのではないか。

 

 ルクセンブルク=(一人当たり10万5千ドル)、 スイス=(6万8千ドル)

デンマーク=(5万6千ドル)など、欧米の“成功事例”を見ると、むしろ地域経済と似た条件の下で成果を挙げている。

 

人口がほぼ同じ500万人で立地条件の似ている北海道は、どうしてデンマークに遅れをとっているのか。世界一の所得水準を誇るルクセンブルクは人口40万人の、いわば「中山間地域」である。

 

「グローバル化の時代」にも、地域経済が、大都市圏を凌駕(りょうが)する道は、いろいろありうるのではないか。 

  (早稲田大学大学院 教授:西村 吉正)

 


地域経済 活性化の道 紘一郎雑記張

2012-02-18 04:14:23 | Weblog

地域経済 活性化の道 
紘一郎雑記張

西村好正早稲田大学院教授

 

 

一人4万ドル(GDP)稼げる地域経済構築への道

 

◇地域経済の衰退

  昨年3月に大学を定年退職し、4月から西日本の中小企業をサポートする新しい仕事に取り組んでいる。その関係で地方都市を訪れる機会が増えたが、今更ながら認識不足を思い知らされることが多い。

 

 永年、東京にしがみついて活動し、グローバル化の流れの中で外向けの問題意識ばかりが強かったことに度々反省を迫られている。

 

 最近では全国的な関心を呼ぶことの少ない地味な地方都市を訪れても、それぞれの地域で歴史的に形成されてきた文化や経済力の蓄積を肌で感じる。

 

それと同時に、日本経済が、ピークを過ぎつつある兆候が、地域社会の末端から随所に現れていることを痛感させられる。

 

ずいぶん前からの現象ではあるが、興隆するアジアへの「経済シフト」は地方の生産拠点から始まった。製造業の基盤を失うと、サービス業の根が枯れる。経済力が弱まると、文化や風物も勢いを失う。

 

 アジアへの工場移転は、かつて欧米の製造業が競争力を失い、日本が世界の工場になった頃と本質的には同じ現象である。

 

私は当時、ヨーロッパの大使館で勤務していたが、伝統ある社会の崩壊に対するイギリス人やフランス人の焦りや怒りは、嫌日感情としてたびたび現れた。

 

当時われわれは、欧米人ができることは、日本人にもできることを示したに過ぎない。それを非難されるいわれはない。

 

しかし、市場を奪われた欧米企業は、日本人を「ウサギ小屋に住む働き中毒」の文明生活破壊者だと批判した。彼らには、日本人のワーク・ライフ・バランスは、非人間的だ、そうでなければ、欧米人が日本人に負けるわけがない、との自負心があったのである。  

◇地域経済の再構築 

 今では日本人の所得水準は、欧米人並みとなり、労働時間は、米国人より短い。若者は、3K(危険、汚い、きつい)の仕事を嫌がる。それに対し、他のアジア人の労働意欲は高く、技術水準は劣らなくなった。高度の熟練を要する仕事は、タイ人に教えてもらわなければならない。

―続く―2部明日投稿

 


無能!小宮山厚生労働大臣 紘一郎雑記張

2012-02-17 04:43:22 | Weblog

無能!小宮山厚生労働大臣 
紘一郎雑記張

 ダメ大臣は田中直紀防衛相だけではなかった。大間違い答弁で“お里”が知れたのが、小宮山洋子厚労大臣だ。

 7日の参院予算委員会。自民党の三原じゅん子議員が子宮頚がんの予防ワクチン接種の費用負担について質問した。というのも、これに先立ち、厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会が、子宮頚がんを「2類の疾病」に分類したからだ。

 これに基づき予防接種法が改正されると、これまで基本的に全額公費負担だったワクチン接種がどうなってしまうのか。それをTV中継のある予算委でただしたのだ。

 小宮山大臣は、「2類に分類しても今と変わらない保障がちゃんとつく」と答えていたが、これが大間違い。実際は、2類に分類されれば、ほとんどの人が自己負担になる。

 三原議員がこう言う。

「大臣は予算委員会のとき、答弁書もご覧にならず簡単に答弁なさった。ちょっと大丈夫かな、バカにされているのかと思い、同じことを2回聞きました。でも同じ答えが返ってきた。国会では国民受けすることを言っておきながら、後で厚労局長ら4~5人が来て、間違いだったことを認めました。『レクチャーが悪かった』『大臣は多分勘違いされた』と言い訳し、かばっていましたが、私の事務所で訂正されてもしようがない。国民が見ているオープンな国会の場でいいかげんな答弁をするのは大問題です。質問は前日に通告しているのに、勘違いとか言うのはおかしい。国会軽視としか言えません」

 子宮頚がんの予防接種には5万円以上かかる。三原議員らの働きかけでこの3年間は基本的に無料でワクチンを受けられるようになった。「子宮頚がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金事業」として予算がついたからだ。2類に分類され自己負担になれば、ワクチンを打てる人が少なくなる。

 「小宮山氏は、大臣になられる前に私と同じ子宮頚がん予防ワクチンの無料化を推進していた。『私は仲間でしょ、安心してください』というようなことをおっしゃっていたんです。だから私は信じていたのに、裏切られた。あれだけ一生懸命一緒に活動していたのに、大臣になったらこうも変わってしまうのか。政治主導と言いますが、本当に政治主導があるなら大臣のお力で予防接種法を変えてもらいたい。女性の命を軽視しているとしか思えない。なんのための女性大臣なのか、悲しいですよ」

 小宮山にも「官」の毒が回った証しである。


野田首相 皇室典範改正・男系維持に意欲 紘一郎雑記張

2012-02-16 03:20:13 | Weblog

野田首相 皇室典範改正・男系維持に意
紘一郎雑記張

 野田佳彦首相は13日午前の衆院予算委員会で、「女性宮家」創設に向けた皇室典範改正論議をめぐり、旧皇族の皇籍復帰も検討する意向を表明した。

自民党の下村博文氏が皇統の男系維持のため皇籍復帰の検討を要求したのに対し、「今月から有識者を中心にヒアリングを行う。指摘の点も含め提起をもらいながら結論を出す」と応じた。

 旧皇族は昭和22年、連合国軍総司令部(GHQ)の方針で皇籍離脱を余儀なくされた東(ひがし)久(く)邇(に)、北白川、竹田など11宮家で、旧宮家の中には未婚の男性もいる。旧皇族の皇籍復帰は、男系の皇位継承を確保する有力案との指摘が出ている。

 首相は「男系で皇位が継承されてきた伝統を重く受け止める」と述べ、男系継承を維持する意向を改めて表明。今回の皇室典範改正論議については「皇室活動の安定性の確保は緊急性を要する。女性宮家の問題を皇位継承問題から切り離し、早急に結論を出したい」と強調した。

 皇族減少への対応策として、女性皇族が結婚しても皇室を離れないようにできる女性宮家創設を優先するため、皇位継承問題とは切り離す意向を示したものだ。

女性宮家とは別に、悠仁さまだけとなっている将来の皇位継承を安定的に維持する方策として取り沙汰されているのが、昭和22年10月に皇籍離脱した旧皇族の男性を皇籍に復帰させる案もある。

皇位継承維持へ元皇族復帰策 「男系男子に限り養子」案も浮上しているが政権末の民主党政権、慌ててバタバタして勝手に決めないで欲しいとう!

 


永田町”震撼” 民主・自民に期待なし 紘一郎雑記張

2012-02-15 04:07:58 | Weblog

永田町”震撼” 民主・自民に期待なし 
紘一郎雑記張

永田町を震撼させそうな世論調査が5日公表された。フジテレビ系「新報道2001」が、「あなたは今後どんな政権の形に期待しますか」と聞いたところ、民主党などの既成政党は不人気だったが、東京都の石原慎太郎知事や、大阪市の橋下徹市長らによる新党中心の政権に約34%もの支持が集まったのだ。



 調査結果によると、「民主党政権、または民主を中心にした連立政権」を期待したのは、わずか8・6%で、「自民党政権、または自民を中心にした連立政権」も15・0%。「民主・自民の大連立政権」も11・8%だった。



 ところが、「既成政党が分裂・政界再編した新たな枠組みの政権」は22・8%に跳ね上がり、「石原都知事や橋下大阪市長などによる新党中心の政権」は33・6%に上った。



 政治の閉塞感が高まる中、地方でリーダーシップを発揮する石原、橋下両氏への期待が集まっているようだ。

 
 
 

野田内閣 支持率30%を割る!! 紘一郎雑記帳

2012-02-14 05:36:22 | Weblog

 野田内閣 支持率30%を割る!! 
紘一郎雑記帳

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が11、12両日に実施した合同世論調査で、野田佳彦内閣の支持率は26.4%と、前回調査(1月14、15日)から9.6ポイントの大幅下落となった。内閣発足から5カ月で初めて3割を切り、下落傾向に歯止めがかからない。首相は消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革の推進を訴えるが、増税の前提となる無駄の削減や身を切る努力について9割近くが批判するなど、厳しい評価が下った形だ。

 「大阪維新の会」を率いる大阪市の橋下徹市長の国政進出を「期待する」との回答が64.5%にのぼり、国政不信の裏返しといえる。ただ、東京都の石原慎太郎知事を代表とする新党構想には「期待しない」が46.8%と、「期待する」41.1%を上回った。

 消費税率を平成27年度までに10%へ段階的に引き上げる政府方針には、前回比0.8ポイント増の43.5%が賛成し、反対は同4.3ポイント減の48.9%。将来的な10%超への引き上げも「必要」が63.9%と、消費税増税に一定の理解は得られている状況がうかがえる。

 ところが、増税の前提ともなる予算の無駄遣い削減について、86.1%が「政府は努力していない」と厳しい評価。増税より前に、民主党が公約した国家公務員の総人件費2割削減を実現すべきだとの回答も、87.1%に達した。

最低保障年金の創設など新年金制度については、計8割超が制度改革の必要性には理解を示した。だが、「移行前に消費税以外の税目を検討すべきだ」39.0%、「移行はよいが国民負担を増やすべきでない」39.9%と、あくまで条件付きの賛成となった。

 政府が沖縄県の米軍普天間飛行場の移設と海兵隊移転を切り離すことで米国と合意したことについては、「沖縄の負担軽減が進み、歓迎できる」が45.8%で、「歓迎できない」の37.4%を上回った。ただ、これに伴い「普天間固定化の懸念がある」との回答が70.7%にのぼった。

 一方、相次ぐ問題発言で批判を受けている田中直紀防衛相については、復興庁創設に伴う閣僚人事で「交代させるべきだった」が64.3%を占めた。

第2部・幸之助が見込んだ男 山下俊彦 紘一郎雑記張

2012-02-13 04:23:30 | Weblog

第2部・幸之助が見込んだ男 山下俊彦氏 
紘一郎雑記張

その後1965年に本社に戻され冷機の事業部長に任命されます。しかしこの事業部は赤字続きのお荷物事業部でした。ここでも山下は「品質でどこにも負けないものを作るまでは売るな」という思いきった方針を打出し、同社のエアコンを4年後には業界トップシェアに導きます。いずれの場合も普通ならば腐ってしまってもおかしくない場面ですが、山下は前向きに考えむしろ楽しみながら再建に取組んでいきました。この功績が認められ1974年には26人中25番目という末席ながら役員にも選ばれ役員会にも顔を出すまでになります。

 

それから3年後の1977年山下にとって晴天の霹靂というべき出来事がおきます。相談役の松下幸之助が山下を社長に指名したからです。当時マスコミの間で「山下跳び」「25段跳び」とかなり話題になりました。高卒で役員の末席にいたものが突然社長に大抜擢されたのであるから無理もありません。山下は9年社長を務め、大企業病が蔓延していた松下電器の大改革を行い、家電メーカーから総合エレクトロニクス企業へと見事に脱皮させることに成功させました。後に山下はウエスト社と冷機事業部長時代の経験が私にとって実に貴重だったと語っています

 

山下のようにどんな環境に置かれても、愚痴、不平、不満を言わず黙々と仕事に打込む人が頭角を現しその他大勢から抜け出せるのではないでしょうか。

 

「自己の職を耐え忍び、沈黙を守っていることが中傷に対する最上の回答である」これはアメリカ初代大統領、ワシントンの言葉ですが古今東西を問わず、愚痴、不平、不満を言わず自分が成すべきことを黙々と実行することがその他大勢から抜け出す方法のようです。

 


幸之助が見込んだ男 「第1部」山下俊彦の魅力 紘一郎雑記張

2012-02-12 05:08:26 | Weblog

幸之助が見込んだ男 山下俊彦氏の魅力 
紘一郎雑記張

先日までの上甲晃氏の講演録に続いて幸之助が
抜擢した山下俊彦氏について、偉人氏のブログから紹介します

”山下俊彦”その他大勢から抜け出す

日々転職活動をしている人達と接していて感じることは、仕事のことで悩んでいる人があまりにも多いということです。真剣に将来の自身のキャリアを考えてこのままでいいのだろうかと悩んでいる人もいますが、悩みを分析してみると大抵が上司と合わない、仕事がつまらない、仕事がきつい、残業が多い、給与が低い、休みが少ないと悩みというよりも職場や会社に対する愚痴、不平、不満であることが多いと思います。社会で働く以上、何も不平、不満のない人はいないと思います。また理不尽なことがあるのが現実だと思いますが、どんな環境であろうと愚痴、不平、不満を言わず黙々と仕事に打込みむしろ楽しんで取組もうと努力する人も中にはいます。どのような気持ちで仕事に取組むかは様々だがその他大勢から抜け出す人は後者のタイプではないかと思います。

 

 

1938年、山下俊彦という男が工業高校を卒業して松下電器(現パナソニック)に入社した。当時松下電器は4000名程の中堅企業で、たまたま学校の先生に勧められたので受けたという。松下電器に入ってからは主に現場で働いていたが仕事は面白くなく、いつのまにかマンネリになってしまい、このままでいいのだろうかと悩んだという。そんな時、山下が手にした1冊の本が彼の生涯働くうえでの精神的なベースとなった。ゴーギリーの「どん底」という戯曲で、そこに「仕事が楽しみならそこは楽園だ。仕事が義務ならそこは地獄だ。」という台詞があった。同じ仕事でもそれを楽しんでやるのと義務でやるのとでは天と地ほどの違いがある。仕事がつまらないか面白いかは誰のせいでもない。自分の心の中にあると強く感じたという。その後、「それを知るものはそれを好むものに如かず。それを好むものはそれを楽しむものに如かず。」という論語の言葉に出会い、仕事は楽しむからこそ良い仕事が出来るのだということを確信したといいます。それから実際に山下はどんな時でもこのことを貫きました。

 

1962年に山下は松下電工の系列企業のウエスト社に常務として出向させられます。当時の同社は資本金6千万円に対し負債が5億円、しかも労使関係も劣悪という最悪の状態でした。しかし山下は「ガラス張りの経営」を徹底させ3年で再建します。

 

それから1965年に本社に戻され冷機の事業部長に任命されます。

ここからも凄いのです 明日第2部に続く・・


官僚に何故自殺者が多いのか 紘一郎雑記張

2012-02-11 05:38:13 | Weblog

官僚に何故自殺者が多いのか
紘一郎雑記張

「栄枯盛衰(えいこせいすい)は人生の常である。順境は、いつまでも続くものではなく、逆境も、心の持ちよう一つで、これを転じて順境たらしめることも出来る。逆境の順境は、心の構え方一つで、どうにでも変化するものである」高橋是清(たかはし・これきよ)

上の言葉を残した高橋是清(たかはし・これきよ)は金融の番人といわれる日本銀行の歴代の総裁で唯一その肖像が日本銀行券に使用された人物である。

高橋は日本銀行総裁の他、大蔵大臣(現・財務大臣)を計7回歴任し、第20代内閣総理大臣も務めた人物である。これだけ聞くとずっと勝ち組みできた人物と思われるかもしれないが、決してそうではない。今まで日本は伊藤博文が初代の総理大臣になってから62人(現・野田総理まで)の総理大臣が誕生しているが、総理になった人で高橋ほど職を転々とし、波瀾万丈の人生をおくった人はいないであろう。

 


 

高橋は安政元年(1854年)に生まれ、昭和11年(1936年)に亡くなるまでのその83年の生涯で転職はゆうに20回を超えている。10代の時に留学生としてサンフランシスコに行ったのが、そこで奴隷として売られたり、芸者の箱屋(三味線運び)をしていたこともあれば、南米ペルーの銀山開発に誘われて行ったら、これまた騙され、結果高橋は負債を整理するために自宅の家屋敷をも売払い、女房と二人の息子をかかえ、どん底の生活まで落ちたこともあった

しかし高橋はどんな逆境も乗り越えてついに総理大臣にまで昇り詰めた人物である。最初の言葉はそんな高橋だからこそ説得力があるといえるだろう。

高橋に限らず、古今東西、歴史に名を残した偉人をみてみると最初から最後まで順調だった人はまずいない。必ず逆境や不運に遭遇はしている。ただその時にお先真っ暗と思うか逆に飛躍のチャンスと捉えて頑張るかで大きく人生が変わるのだが、無論、偉人といわれる人は皆、後者の生き方をしている。

また、松下幸之助は
「人間の心というものは、孫悟空(そんごくう)の如意棒(にょいぼう)のように、まことに伸縮自在である。その自在な心で、困難なときにこそ、かえってみずからの夢を開拓するという力強い道を歩みたい」

 という言葉を残してくれた。ようするに人は生きている限り、挫折することもあれば必ず不運も訪れる、しかしその時に自分がどう思うかで先々が大きく違ってくるということだ。

日本ではあまり表に出てこないが自殺者の多い職業に官僚がある。なかでも昔から一番自殺者が多いのが大蔵省(現・財務省)といわれる。大蔵省といえば官庁の中の官庁。ほとんどの人が東大を優秀な成績で卒業し優秀な成績で大蔵省に入りエリートの道を歩んでいく
しかし問題は彼らに限らず、日本では失敗をしないことが善とされ、失敗することは人生の落伍者として扱われる。

特に大蔵官僚のようなエリートの道を歩んできた人ほど、失敗した時に立ち直ることが出来ない。ここで頑張ればまだ幾らでも道はあるだろうに、いやむしろこの逆境を克服してこそ初めて人間的にも大きくなれるはずなのに、そちらに目が向かず自ら命を絶ってしまうケースが多い。

失敗しないことを善(減点主義)とする日本の社会はどうかと思う。また私は先人達の逆境も順境も「心の構え方一つで変わる」という言葉に勇気づけられるし、こういうことを教えていくべきだと思う。


 



田中防衛大臣 この人で日本は安全か? 紘一郎雑記張

2012-02-10 04:49:14 | Weblog

田中防衛大臣 この人で日本は安全か? 
紘一郎雑記張

防衛相田中直紀氏

 

ド素人な上に大ウソつき!トンデモ大臣にヤジ轟々

 

 「体調不良」で秘書官を交代させたとする田中直紀防衛相の説明に対し、永田町では「大ウソ」との批判が飛び交っている。NHKも防衛省幹部の証言として「大臣自身の意向だった」と報じた。秘書官更迭に裏には妻・真紀子元外相の意向があるとみられているが、当の田中氏は平気の平左。「大臣やめろ!」の大合唱を「コーヒーやめます」と珍回答で受け流し、常人には計り知れない「精神力」を発揮している。

 

 「体調不良で相当疲れもあった。経験のある人に就いてもらうことで了解した」

 

 田中氏は6日午前、万浪(まんなみ)学前秘書官を交代させた狙いを語った。あくまで、役所側の提案を了としたとの言い方だ。

 

 しかし、NHKはこの発言の直前、田中氏が参院予算委員会の最中に行方不明になり、食堂でコーヒーを飲んでいた“事件”に触れたうえで、防衛省幹部の発言をこう報じた。

 

 「田中大臣は、答弁の訂正などは秘書官の不手際によるものだとしており、今日からの予算委員会などの審議に備えるために秘書官を交代させた」

 

 第1次イラク復興業務支援隊長を務めた「ヒゲの隊長」こと、自民党の佐藤正久参院議員も同日、自身のフェイスブックに「自分の答弁不手際を棚に上げての秘書官交代、万浪氏も田中大臣に秘書官不適とは言われたくないだろう。田中大臣は自衛隊の指揮官としては不適だ」と投稿した。

 

 実際、今回の秘書官交代が功を奏したかどうかは疑問だ。答弁では「二人羽織」で息のあったところを見せていた田中-万浪氏だが、“黒子”がいなくなった途端、田中氏は早速、個性を全開。6日の参院予算委員会で、自民党の磯崎陽輔氏にコーヒー事件を追及されて、「日ごろの癖で、食堂に行ったらただ座るのではなくコーヒーを頼む精神だった」と答えた。

 

 すかさず、野党席からは「どんな精神なんだ?」とヤジが飛んだが、田中氏はまったく動ぜず、「今後は在籍(在任)期間は国会内でコーヒーを飲まない決意で臨みたい」と続けた。歴史的な珍答弁に委員会室は失笑と怒号に包まれた。

 

 民主党若手議員は「無断で委員会を抜け出したことが問題視されているのに、答弁がかみ合っていない。質問を理解する能力がないのでは。コーヒーをやめるより、大臣を辞められたほうがいいのでは」とため息をついてみせた。 
この人で良いのですか