紘一郎雑記帳

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第2部 崩壊寸前…民主離党“40人  紘一郎雑記長

2012-02-27 03:36:45 | Weblog

第2部 崩壊寸前…民主離党“40人  
紘一郎雑記長

 橋下氏の「維新政治塾」に応募した高橋昭一氏(47)=兵庫4区=や、石原新党の準備会合に出席の意向を示した平山泰朗氏(40)=東京13区=のように、第3極との連携は大きな魅力のようだ。

   

 実際、それを口説き文句として、1回生議員に離党を促す向きもある。若手議員が語った。

 「先輩議員が、石原新党入りを勧めている。彼らの殺し文句は『維新の会は現職国会議員を公認しないが、石原新党は橋下氏と連携することで話がついている。小沢氏本人は無理だが、小沢系までなら受け入れる。民主、自民両党から40人離党する。離党者リストもある』というものだ」

 民主党執行部も手をこまねいてはいない。

 中堅議員は「党執行部や政府高官もこうした情報をキャッチしており、側近議員や記者に『リストを入手してくれ』と頼んでいる。樽床伸二幹事長代行(52)や野田グループの若手を中心に、食事に誘って、必死の引き留め工作を行っている」と話した。

 一方で、1回生130人が“党内最大派閥”として、野田首相に路線転換を求める動きも加速している。

 15日には、1回生有志による勉強会「日本のあるべき選択を考える会」の初会合が開かれた。各グループ所属と中間派の約30人が参加し、「全然マニフェストが実行できていない」とする元民主党衆院議員の松沢成文前神奈川県知事の政権批判に耳を傾けた。

 昨年12月には、中間派でつくる「礎の会」が中心となって、消費税増税法案の国会提出前に「衆院比例定数80削減」の法案を提出し、成立させるよう求める署名を集め、89人分の署名を執行部に提出した。

 増税に猛反対している、ある1回生議員は「今は選挙はダメ。定数削減ができなければ、アピールポイントが1つもない。できれば衆院選は任期満了がいい。増税法案が成立しても、首相が交代すれば増税は実行されない。離党よりも『野田降ろし』の方が有効じゃないのか」と語った。

 自民党政権の末期、80人規模の1回生の“小泉チルドレン”は「麻生降ろし」の旗を振ったり、一部は離党して「みんなの党」入りするなど混迷を極めた。結果的に、多くは落選して自民党は政権の座を追われた。歴史は再び繰り返されるのか