紘一郎雑記帳

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松下政経塾の教え 1部 上甲晃氏講演録 紘一郎雑記張

2012-02-01 04:01:14 | Weblog

松下政経塾の教え 上甲晃氏講演録 1部
紘一郎雑記張

上甲 晃氏
「”志”ネットワーク青年塾 代表」 松下政経塾・元塾頭

1941年大阪生まれ 京都大学卒業後、松下電器産業入社
松下政経塾へ転じ、理事や塾頭などを歴任 「志の高い日本」は「志の高い日本人によつて実現するとの思いから96年「志ネットワーク社」を設立全国5地域で「青年塾」を展開中

第1部
松下政経塾が1979年に創設された当時、いかに松下幸之助が経営の神様でも。塾をつくって政治家を育てるなど無理だ!せいぜい地方議員をだすのが精一杯だろうと言われたものです。
政界は派閥全盛で、国会議員になろうと思えば自民党にはいり派閥の親分のもとで修行をしなければならない時代でありました

あれから32年を経て政経塾の1期生の野田佳彦氏が総理大臣になった。


1期生から塾生たちの姿を間近に見てきた私は時代が変わったことをしみじみと実感させられています

選抜の基準は「運の強さ」と「愛嬌」でした。
よく考えてみれば選挙に勝つ候補者は運が強く、愛嬌を備えているもにです。

まして総理大臣になるものは運の強さが大きく作用します
例えば政経塾8期生の「玄葉光一郎氏」や「前原誠司氏」などと違い、野田氏は「松下幸之助に選ばれた」という誇りがあるからです。
野田氏の様に初期の人達は「最終決済」は幸之助自身が行っていたからです。

運の強さと愛嬌が基準でしたが、それは会社経営においても重要な仕事を任せる人を選ぶときも同じである

いずれも数字では表せない基準で、選挙の時も同じですね
ましてや総理大臣になろうとしたものには運の強さと愛嬌が大切です

もし、今、幸之助が生きていたら「野田君、喜んでる場合やないで、日本という会社が倒産寸前やないか!」と言うに違いなく、それほど国家の正念場に総理になった責任は重いのです

第2部続く