木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

昨日の雨が上がり、空には旧暦でも月末を示す細い月と星が輝いています。

Mayとショートコースを一緒に走ってきました。

Mayは昨日は雨にもかかわらず

 

元気でいい顔つきしてます。

 

さて、前の日曜、読書紹介記事に載っていたが表題の本です。

火曜日に図書館に行き、館員に探してもらいますが、取り寄せになりました。

しかし、早いもので木曜日に手元に届き、引き込まれるように

あっという間に半分以上読んでしまいました。

ただ、ずいぶんと回りくどいタイトルでなかなか正確には覚えきれません。

著者は村上春樹さん。

小説ではなく、雑誌などにランニングに関するエッセーをまとめたものである。

出版は2007年、村上さん1949年生まれ。

私より10歳年上の人が、9年前に書いた本と言うことは、当時58歳。

つまり、今の私の年齢とほぼ合致します。

私は小説というものをほとんど読みません。

また、小説家というものに多少の偏見を持っていて、

私のような一般的社会人とはかけ離れた、

不規則で非健康的な生活を送っていると勝手に思っていました。

その小説家がフルマラソン?できるわけないでしょう。

しかし、この本を読むとその偏見は実に浅はかな誤解と分かります。

また、小説やランニングへのアプローチもごく常識的で、

説得力のあるものです。

小説はさておき、ランニングに関する作者の感性は

まじめに走っている人ではなければ得られないものであると

同じランナーとして納得がいきます。

そして何よりも私に走るモチベーションを与えてくれました。

「57歳、ヤマモト、もっと走れるじゃない?」

でも、作者も言っているように、また私も常々感じているように

加齢による衰えを認めつつ、走りを楽しむ気持ちを忘れずに。

 

それでは、愛犬Mayを伴い伊豆に帰ります。

週末はランニングはそこそこに畑と木工です。

皆さんも良い週末、月末をお過ごし下さい。



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