北方謙三の水滸伝の第1巻を読んだ。実は北方謙三の水滸伝は以前に文庫本で読んだ記憶があるのだが、水滸伝その後の『楊令伝』、『岳飛伝』と読んできて、はて『水滸伝』はどんな展開だったか読み直してみないとならないと思ったからである。以前は耀だ本を積み上げていたのだが、だんだんいる場所もなくなる始末なので、特別保存したい本以外はリサイクルにしている。それで、北方謙三の『水滸伝』はとうに私の書棚からはなくなってしまっている。そこで、町立図書館のインターネット検索を利用したところ、種市図書館の蔵書であることが判明し、リクエストして借り出した。読んだ本は集英社の上製版の本で、2006年1月の第8刷版である。
『水滸伝』は宋の時代、時の政府の汚職や不正を正そうと心ある人々が梁山泊に根拠地を構え、宋の政府軍とたたかった話である。中国でも三国志と並ぶ人気の時代小説である。私も、別の作者の物も読んでいる。今回読んだ第1巻は、主な人物が登場してくる。宋江、林冲などなどである。『岳飛伝』にまで出てくる呉用、史進なども登場する。やはり『水滸伝』の周辺では登場人物も一応知識があるので安心して読める感じだ。
第2巻までは一緒に借り、3巻と4巻を予約しておいたので、急いで第2巻にかからないとならない。自分の本でないのは、返却期日があったりするので、読書として落ち着かないのが難点だと思う。