おばんでがんす。今日は午前中と午後2時頃まで田んぼの邪魔になっている樹木の伐採を行った。所有者が耕作をしなくなった農地は手入れがされなくなり、周辺には樹木が勝手に成長してくる。今年田んぼにする農地には小川をはさんで木の枝が張り出していた。木にとっては、日当たりの良い方に枝や葉を伸ばすのは当然のことだが、日が陰るようになるので農業のためにはならない。今回は新規の復田部分に枝を伸ばしている樹木を伐採した。午前中から午後2時までで数本を倒し、枝を払い、薪にできる部分は3本分の中さに切りそろえ積み上げた。あと半日くらいはこの作業をしないとならないようだ。
この作業をしていると、牧草地の片隅にノカンゾウの若芽を見つけた。当地では「ピーピーカラ」と言って食用にする。もっとも無難なところで、さっと湯がいて酢味噌和えにしてみた(写真では右上)。これにカラスガレイの煮魚(輸入品)、ホウレンソウのナムルをつくり、汁物はけんちん汁(右下)。ノカンゾウが食用になるのはこの若芽の頃と、つぼみ。つぼみの話は以前当ブログで取り上げている。春の本の一瞬だけ楽しめる食材なのである。