今日、連れ合いが新米のもち米でモチをついた。モチをつくといっても杵と臼でつくわけではない。蒸したもち米を餅つき機に投入に、いわば練り上げるのである。今日は特別クルミとかゴマとか、小豆とかからまるものが用意してあるわけではないので、夕食の時にまだ柔らかいのを1枚だけつまんで食してみた。やはり、モチもその年に取れたものでつくったのは、こしもしっかりしていて美味しい。わが家では義父、義妹はモチが「大好物」なそうで、出しておけばなくなるまで食ってしまう。
わが家では、すぐに食べる分はそのまま出しておくが、残りは柔らかいうちに冷凍してしまう。こうしておくと、冷凍庫から出して自然解凍すれば柔らかいモチになる。ぜひお試し願いたい。もっとも平置きの冷凍庫がないと冷凍庫がいっぱいになってしまうのかもしれない。
『美味しんぼ』の最新作日本全国味めぐり島根編が店頭に出ていたので、購入して読んだ。『美味しんぼ』シリーズは週刊誌に掲載され始めたころから読み続けている。
日本全国味めぐり島根編では、東日本大震災と福島原発事故を受け、東北の沿岸部を中心に自然環境が破壊され食の危機にあることなどを踏まえ、食と自然をめぐる環境の豊かなところとして島根県があげられ、島根を旅しながら美味しいものを探すという組み立てだ。その中で雄山がＴＰＰ問題をめぐって、日本の食糧を危うくするだけでなく医療や経済までもダメにするものだという告発をする。また、これほど素晴らしい島根の食がある一方、島根原発の存在があり、ひとたび事故が起こればこうした食文化も壊されてしまうという警鐘を鳴らす。『美味しんぼ』では、食の角度から現在の政治に批判的見解をしばしば述べる場面があるのだが、この点が共感できるゆえんであろうか。
さて、島根には「日本百名山」の一つ大山がある。また、出雲にはかつて都議選で江戸川に応援に入った仲間がいる。先日もＮＨＫで大山の特集をやっていたが、いつか機会を見つけて大山や出雲大社などを訪れる機会をつくりたいと思っている。
