町政懇談会の大野小学校区の懇談が5日夜、大野農村環境改善センターで開かれたので出席した。一般の出席者はわずかに4人で、町長以下町当局と一般席に座った町職員が多数を占めるという、何とも様にならない懇談会であった。
私は、町の総合計画の後期計画が立派なものに出来上がったが、計画が立派でも野田内閣が推進しようとしているＴＰＰ参加がされれば、町の基幹産業である農林水産業は壊滅的打撃を受けるとして、町をあげてＴＰＰ反対の運動を強める必要があるのではないかという趣旨の発言をした。そのほか、大野地区は春先などに大雪に見舞われ車道の除雪はかなり早くされるのだが、通学路の除雪が間に合わないので何とかしてほしいという点にしぼって要望した。
農林課長は「町はＴＰＰ反対の立場を明確にしており、ＪＡの皆さんとも力をあわせて反対運動に取り組んでいる」とのべ、最後に水上町長自身が「ＴＰＰには最後まで反対を貫く」と話された。この点では、町当局も含む広い共同があるわけで、可能であれば洋野町での反対集会とか、共同行動とかも提起されてしかるべきと思うが、なかなかそういう風にならないのは歯がゆい限りである。
町政懇談会はやらないよりやった方が良いのは明らかだが、住民がぜひ参加したくなるような企画面での努力が必要なのではないだろうかと思った。