山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

秋起こし

2012-11-03 18:12:10 | 農作業

 秋が深まっている。昨日、日本海から発達して通過した低気圧のせいで、西高東低の冬型の気圧配置となり、風が強くて「もち」を架けておいた「はせ」がひっくり返っていた。

 紅葉は、昨日の台風を上回る風でほとんどが吹き飛ばされ、わが家の裏庭には桐の大きな葉っぱが散らばり、風の勢いで吹き寄せられている。いつもは舅様がしこしこ掃除するのだが、最近は引きこもり状態で出てもこないので集めて袋に詰めたら3袋になった。これを一般ごみに出すのも気が引ける。紅葉が吹き飛ばされたと書いたが、田んぼの帰りに林道に出たところに、鮮やかな紅葉したカエデが残っていたので撮影してみた。

 さて、農作業は「秋じまい」の段階に入っている。田んぼでは、牛糞の堆肥を入れ「秋起こし」をする。有機肥料を微生物の働きで土になじませるのが目的である。ただ、わが家には堆肥を均等に散布する機械がないので、トラクターで田んぼのあちこちに置いた堆肥を、スコップで散らす必要がある。堆肥自体は、稲わらと交換に畜産農家から提供していただいたものである。堆肥を入れ始めて3年。今年の稲はどっしりとした感じで出来上がった。やはり有機肥料の価値は高いと思う。

 明日は、「はせ」にかけておいた「もち米」を脱穀する。わが家には脱穀機もないので、妻の同級生にお願いした。この脱穀が終われば、田んぼの仕事は一段落で、来春の雪解けまでしばらくはおさらばとなる。