山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

答弁になっていない野田総理の答弁

2012-11-02 10:33:47 | 政治

 野田総理の施政方針演説はラジオから流れてくるのを農作業をしながら聞いた。いつものようにペラペラ話しているが、要するに自民、公明に協力してくれといっているだけのような気がしたのは私だけだろうか。

 代表質問では、自民や公明は「近いうちに」という約束を守れというばかりで、総理の答弁は「必要な条件が整ったしかるべき時」などというもので、国債特例法や定数格差の是正とあわせた定数削減などで協力してくれというものだった。消費税増税だけでなく、最近問題になっている復興予算の流用の基になった復興基本法、補正予算なども3党が談合ですすめてきたものではないか。そういう意味で、自民、公明の追及は追及にならないものだと思う。

 その点、共産党の志位さんの質問は短い時間しかなかったが、民主党がいかに国民を裏切ってきたか指摘するにとどまらず、復興問題でも、消費税、原発、尖閣などの領土問題、オスプレイと基地問題、TPPなど一連の問題で建設的な提言を示し、それに対する答えを求めたが、野田総理の答弁は既定の答弁を繰り返すだけで答弁になっていないものだったと思う。

 解散・総選挙は流動的だが、私の感想では来年度予算を野田内閣のもとで審議することはほとんど不可能だと思う。野田総理は何とか延命をはかろうと必死のようだが、潔く国会を解散し国民の信を問うことこそ、政治の王道だと思う。