山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

希望の光が見えた

2012-11-08 07:30:21 | 政治

 7日夜、盛岡市の県民会館大ホールで共産党市田忠義書記局長を迎えての演説会があったので、夫婦で連れ立って出かけた。5時に駐車場に車を入れ腹ごしらえに「東屋」内丸店に入り、「牡蠣たま丼」(定価892円)を食す。「海老とじ」などと同じように牡蠣のフライを玉ねぎをいれたたれで煮込んで、卵でとじたものである。面白そうなので、私のレシピに加えようと思う。

 さて演説会の方だが、1区、3区、4区の予定候補のつづいて、高橋ちづ子衆議院議員があいさつし、市田氏が登壇した。いつもながらやわらかい語り口は好感が持てる。最近の共産党の弁士はやたらと雄弁な人はいない感じだ。市田氏は東日本大震災からの復興の問題を最初に取り上げ、復興の遅れが目立つがそこには民主党政権の熱意のなさがあることを指摘。その典型が復興予算の流用だとバッサリ。流用も民主、自民、公明3党の談合で「復興基本法」に震災復興優先をけずり、それ以外にも使える文言を盛り込んだことに原因があり、3党に共同の責任があると述べた。枝野大臣が自民党の追及に対し、「反対した共産党に言われるならまだしも」と答弁した下りは、この問題の本質を示していると思う。市田氏は、消費税、原発問題などでも解明し、大企業優先の政治の「もたらす害悪を告発した。もう一つの害悪としてアメリカ言いなりの政治の典型として、TPPとオスプレイ・基地問題を取り上げ、その根底に安保条約があることを指摘し、基地を一つ撤去させるよりも安保条約を廃棄すれば自動的に1年後にはアメリカ軍は引き上げるのであり、「引っ越し費用も必要ありません」と述べた下りは笑えた。日本の政治を右寄りに悪くさせようとする、民主、自民・公明、「維新」などの第3極と国民の切実な願いの解決をめざす日本共産党の2つの流れのたたかいであることが明確にされ、希望の光が見えた思いがした。

 それにつけても、私の住んでいる洋野町をふくむ岩手2区でも共産党が候補者を立ててほしい。岩手2区は前回選挙で追い風を受けて勝利し、消費税増税で民主党を離党した「国民の生活が第一」の畑氏と後期高齢者医療制度の導入の悪い実績を持つ自民党の鈴木元厚生労働大臣の2人しか候補者がいない。消費税談合増税に加わった自民党か、「消費税増税の前にやることがある」程度の反対論しかない「国民の生活が第一」かでは、あまり違いは見えてこない。「消費税に頼らない道がある」と喝破した共産党こそ候補者を立てるべきだと思う。