中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

青春と弦楽と親御さん

2015-07-13 22:23:29 | ヴァイオリン
 昨日は早起きをして、息子とともに、天童市の山形県総合運動公園へ。親子でスポーツにいそしむため…ではなく、ただの部活の送迎です。

 まったく…高校生にもなって親が使われるとは。「部で勝手にバスでもチャーターして行けばいいのに」と思ってしまうところですが、それは逆に父兄の金銭的負担が厳しい。隣町ぐらいまでなら、おとなしく行くべし。バドミントン部は、道具やらにも大してお金がかかるわけでもなし…親の負担だけで考えると、まあまあな選択をしてくれたことを、息子に感謝すべきか。


 さて、私は午後から寒河江市で高校生たちの指導。…もちろん、バドミントンではありません。県内の高校の弦楽部が、合同で秋にひらく演奏会のための講習会に、たまたま外部講師として招かれたのです。

 全県からバスで集まってくるのは、大変だったでしょう。親御さんたちも。…今までこんな事考えもしなかったのですが、同世代となったからには他人事とは思えません。一生懸命お手伝いしなくては。


 ということで、わずか二時間あまりでしたが、一緒に真剣に練習しました。楽器を始めてまだ間もない生徒たちもたくさんいます。それがいきなり、私たちでも難しい弦楽合奏の曲を渡されるわけですから、大変なことです。

 しかし、何と言っても「高校時代」。青春の力で頑張れる年代です。「親目線」で言わせてもらうと、とにかく「かけがえのない良い時間」を謳歌してくれればそれでいい。後になって「いい高校時代だったなあ」と言ってくれればそれで何よりなのです。戻って来られる程度なら、多少、道を外しても構わないぐらいなのです。

 そう考えると、「弦楽部」に入るような子たちは、おっとりしてて良いですね。親御さんたちも、さぞ安心でしょう。もっと流行ってもいいのではないでしょうか。冷房が効いた屋内でできますし。


 青春を「弦楽」に捧げる…いや捧げる必要はないので、「弦楽」で楽しむ高校生が、山形にもっと増えてほしいものだと思います。

 

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2 コメント

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Unknown (イベンボさん)
2015-07-14 06:30:57
おはようございます。親の送迎やお手伝い、見守り、今の時代には仕方ない事かもしれません。ご指導お疲れさまです。本当に、楽器を手に取って奏でてくれる学生さんが増えてくれると嬉しいですね
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>イベンボさん (中爺)
2015-07-15 23:40:57
 ありがとうございます。
「今の時代」というより、山形の交通事情ですね。車が使えないと、どこにも行けない。でも、世の中は車を使える人中心に動いてます。車社会ならではの苦労がありますね。しかし、都会のような満員電車の苦労がないだけマシだと思います。

 子供達の「弦楽器人口」が増えることを願っています。学校の負担は吹奏楽よりも大きいとは思いますが、得るものも大きいはずです。できれば、もう少しきちんと基礎を教えてあげたいですね。
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