中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

水母

2009-10-23 07:06:34 | 旅の空
 気仙沼の港を覗き込んでみると、こんな感じ。クラゲがうじゃうじゃと。あまりたくさんいると気持ちが悪いですが、つい見入ってしまいます。…流されつつ泳ぎつつ、ぶつかったり離れたり。時間がゆっくり流れるような感じで不思議な気持ちになります。

 ところで一時期、とにかくクラゲが好きだった時期がありました。いや…クラゲを眺めながら思索にふけるのではなくて、食べるのがです。中華料理屋で出てくる前菜のあれです。温めた紹興酒とあれの組み合わせは素晴らしい。中国の文化を尊敬する瞬間です。

 「ひたすらクラゲで飲み続ける」ということをしてみたくて、自宅でチャレンジしたことがありました。中華屋さんでは、やりにくいですから。高くつくでしょうし、前菜だけをひたすらオーダーし続けるというのは、やや猟奇的でしょう。そんな時にスーパーで売ってるのを見つけて、ついたくさん買ってしまったのです。

 湯通しするだけで良いみたいなことが書いてあったし、とにかく安い。意気揚々とたっぷりの湯で大量に湯通し。しかし、「湯通し」などという作業を、生まれてから一度もした事がなかったので加減がわからない。気持ちの悪い「煮込み風」(しかも固いゴム系)が大量に完成…。てきとーな切り方だったのでグロテスクさも半端じゃない。恐ろしげなものがクルンクルンと。とどめに、味付けが最悪。酢醤油をつければいいってもんじゃないんだね…。結局たくさん捨ててしまいました。


 「クラゲにだって生きがいはある」 (ライムライトより)

 
 深くおわびいたします…。

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