中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

別れる決心

2023-02-20 21:17:00 | 映画・ドラマ
 映画のタイトルです。なにか重大なご報告とかではありませんので念のため。

 久しぶりの休日の今日は、夫婦で映画館に出かけました。「何の日」だかは知りませんが、本日は通常1800円のところ1100円だということで、いつになく、平日午前の映画館にも人が多くいました。

 ちなみに、それがどれぐらいかと言うと、チケットのカウンターの前に10人ぐらい並ぶ。この程度で「えっ今日はなに?」と思うのが山形です。…これに慣れてしまうから都会に戻れない。

 奥さん選択の作品は…「別れる決心」。韓国映画です。まあ、こうして一緒に観に来てくれるからには熟年離婚の話ではないらしい。

 私は韓国映画に不案内で、今までに観たのは「パラサイト」のみ。あんな感じで、社会をえぐるのが話題の韓国映画なのかなと思って心がまえ。

 上映時間は2時間半超。…これはなかなか重そうだと、心の準備。

 しかし、観終わった感想をひとことで言えば、…「火サス?」

 いえ、けなしているのではありません。私は小学生からの「火曜サスペンス劇場」の大ファンでしたので。

 この映画の意図したところはおそらく「氷の微笑」に近いのではないかと思います。もうだいぶ前の映画ですが、シャロン・ストーンのあれ。私も観に行きました。

 殺人容疑者の女性。それが、あまりにも魅力的で、刑事もあらがえない。シャロン・ストーンは本当に綺麗でしたね。今作の韓国女優も魅力的でした。

 ただ、サスペンス部分に崖と海辺が多すぎるのと、トリックが身近で「ちまっとしている」あたりに、「火曜」の香りを感じてしまう。

 そして刑事が、女にのめり込んで破滅するのか、断ち切って引きずるのかのあたりもどっちつかず。結果としてお茶の間でも大丈夫な「家サス」感が出てしまっている。映画だったら、もう少し「振り切った」ところがないと、人を2時間半缶詰めにするには弱いと思います。

 山形の映画館は「会員証」があって、それがポイントカードになっています。だいたい、半年ご無沙汰だと破棄で新規発行。私は今回もそうでした。

 久しぶりの休日に気楽に観るには、まあまあな映画だったかと。そのあたりは「佳サス」でしたかね。

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