Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

アジアシリーズ 日本ハム×ラニュー

2006-11-10 | 野球
良い投手戦でした。ラニューの先発レイボーンの投球が素晴しかった。ファイターズはチャンスすら作れませんでしたから。緊張感のある展開でした。ただ途中までラニューが1-0で勝っていたときは、ひょっとしてこのまま終るのかとハラハラしましたけど。

8回表、ファイターズは代打稲田の内野安打がこの試合の全ての流れを決めました。ここから細かく繋いで手堅く2点を取り逆転。あとは武田久→マイケルの必勝リレーで勝利し、決勝進出決定。

レフトスタンドの小笠原に対する残留を願う気持ちが凄かったですね。これは本当に切に願うところですよ。パリーグを盛り上げる意味でも、ファイターズに残って欲しいし読売さんには行って欲しくないなあ。

日曜の決勝では2年連続での日本チームの優勝を期待したい。

敗北を受けて思うこと

2006-11-09 | 鹿島アントラーズ
天皇杯4回戦は突破できたのでホッとしました。

さてナビスコ決勝ですが、リーグを捨てて臨んだのに敗れたのだから、監督批判が出るのは当然の流れですが、安易な采配批判にはあまり賛同できません。そこに全てを起因させるのはどうかと思うし、選手にだって責任はある。結果は皆で受け入れるもの。

そもそもの問題はクラブ全体が根底から変わろうとしないければ、本質は何も改善されないと思います。もう常勝軍団でも試合巧者でもないのだから、もう一度原点に立ち返って欲しい。そうしなければいくら監督や選手が代わっても順位は今のままでしょう。そして観客は右肩下がりを続けるはず、まるで決勝戦に大挙して乗り込んだことが蜃気楼だったかのように。

決勝が終わった後にクラブに対して腹が立った点は、ただの負けでしかない準優勝に対して、オフィシャルHPのトップに「ご声援ありがとうございました」と素っ気無いコメント残したり、サポーターの大半が現地に行ってて誰も家に居ないような11/3の11:20に『決勝戦にむけて』などという、現地組が帰宅後にしか読めないメルマを配信するような配慮の無さ。そんな態度だから観客が激減するんだ!

昔の栄光にすがりつくのではなく、現在を見つめなければいつまで経っても、今のどこかヌルくて馴れ合いの雰囲気からは脱却していかない。ただ決勝で負けた後、淡白だと思っていた野沢が号泣している辺りを見ていて、まだ勝負に執着する気持ちが選手に残っているのかと思うと、このチームが変わる可能性もまだあると感じました。

それでも今は鹿島のどこに希望を見出し、何を目的に応援したらいいのか分かりません。勝った負けた、優勝争いをしている、そういう問題ではありません。スタジアムに行かないのも一つの方法かもしれません。一般論で言えばそうやってスタジアムに行かなくなった人が、一人また一人と増えていって、今の閑散としたカシマになったのでしょう。

これからの今シーズンの残り試合は全くもって意義を見つけられない試合です。ナビスコの為に捨てたリーグ戦は既に優勝の可能性が消滅し、かといって残留争いにも絡んでいない。賞金圏内もおそらく確定。では何がモチベーションになるのか、よくわかりませんん。正直言って現場に観に行く意味が見出せません。天皇杯にもあまり期待感は湧いてこない。今年は熊本だろうが静岡だろうが遠征するつもりでいますが、そこまで行けるんだろうか。名古屋に対するカシマでの相性の良さにすがるしかない気持ちです。だって今はどこにも勝てる気がしないから。

日米野球、ならぬアメリカジャパンベースボールの感想

2006-11-08 | 野球
観戦してから時間が経ちましたが、現場で見たからには感じることもあったので記録しておきます。

試合は2日とも、当日券で売れ残っていた中で一番安い指定席Cという2階席で見ました。値段は3000円。興行だから普段より高いです。翌週のアジアシリーズなら同じ席に半額で座れると思うと、バカらしく思える価格設定です。サッカーだと夏に欧州の強豪が来日してJクラブと親善試合(またの名は金儲けツアー)しますが、それの野球版といった位置付けでした。

場内の雰囲気はアメリカンナイズされた空間でした。日本の球場で試合してるのにDJが外国人で英語のみでしたから。回の間にはビジョンを使って飛行機レースしたり城島をネタにアメリカンジョークで盛り上げたりと本場の空気を持ち込もうとする主催者側の意図が感じられます。ただここは日本なのでハッキリ言ってノリがわかりません。多分アメリカ人は投球の間合いに流れる効果音やファンファーレに反応するんでしょうけど、シャイで反応の仕方をつかめていない日本人はノーリアクション。だから必然的に手拍子で合わせられる『ダン、ダン、ダダダン、ダダダダ、ダダン』が増えたのかと思いました。それのおかげで3日は泣きそうになりましたけど(笑) しかもリズムに合わせてチアスティックを打ち鳴らす人が多いから耳が痛かった。

日米野球だからアメリカ的雰囲気を演出しようとするのは理解できますが、日本でやっている大会なのだから日本的な雰囲気も大事にしていいのでは、と思いました。ラッパと太鼓で音頭を取ってメガホンを叩く日本の観戦スタイルも立派な文化です。そんな風にいつもと違う空気感だからでしょうか、客層も普段は球場に来なそうな感じの人が多くて、いつもと違う感じがしました。西武ドームや千葉マリンに行くと感じる、好きで野球を見に来た人達の集まりという感じではありませんでした。ただ、何だかんだで試合自体はそこそこ面白かった東京ドームの二日間でした。

ナビスコ決勝 鹿島アントラーズ×ジェフ千葉

2006-11-06 | 鹿島アントラーズ
試合自体は決して悪いものではありませんでした。負けを重ねた10月の淡白な姿はそこには無く、チームは気持ちが入っていました。精一杯の試合は出来ていました。ただ残念ながら相手のほうが上だった。認めたくないですけどそれは事実です。

トータルで振り返ると、千葉の時間帯の方が長かったですが、鹿島にもチャンスはありました。特に後半の半ば過ぎは惜しいシーンが続いて、ゴールが徐々に近づいてきました。結果的にはそこで決め切れなかったのが痛かった。終盤は走力で勝る千葉に力負けした形になりましたが、千葉の運動量の豊富さを考えればある意味走り負けも仕方ない。むしろ足が止まった時間帯までにリードを奪っていれば理想的でした。ただ鹿島も限界までよく戦いました。ツートップの二人もよく走り体を張っていた、その代償に75分で足が止まってしまいましたが。すぽるとで意気込みを語っていた柳沢の気合、そして意地とプライドが伝わってきました。

守備もまずまず良かった。守備陣はセンターバックの2枚岩が頑丈で、どれだけサイドでやられても中で防波堤を張り相手を自由にしなかった、サイドも相手のサイドチェンジに揺さ振られながらも深井や野沢までもがカバーに回って持ち堪えていました。

水野のゴールはクロスでもドリブルでもなくシュートを選択する意外性と思い切りの良さがゴールを呼び込みました。定石通りにクロスだったらクリアできていたでしょうから、そこで虚をつくシュートを、それも逆のサイドネットに突き刺した水野を褒めるしかない。好セーブを連発していた曽ケ端でもあれは仕方ない。

最もガッカリしたのは先制された時点でガックリして勝負を諦めてしまった事。メンタルの弱さが情けなかった。そして案の定、続けざまに2点目を許してジエンド。そんな姿は見たくない。逆境を跳ね返して点を奪い返す姿が見たかった。それが「奇跡を起こせ」のチャント通りに奇跡を起こして、タイトルを取り続けてきた時の鹿島だったから。相馬さんは、フォローを加えながら記事を書いてくれてるけど、本心ではどう思ったんだろう。相馬さんが現役バリバリだった頃は1点取られてシュンとするようなチームじゃなかった。

試合後のことはあまりよく覚えてません。少なくとも表彰式はほとんど下を向いていました。相手の歓喜は見たくないし、自分達の準優勝だって見て嬉しくは無い。表彰式後は選手がゴール裏に挨拶に来ましたけど、周りの反応はマチマチでしたね。拍手する人が大半でしたけどブーイングする人も居たり。自分は無言で静観していましたけど、結果が全てだから拍手は出来なかった。

スタンド各所に挨拶したのは深井だけで、その深井に拍手が送られましたけど、それが普通の姿勢なのだから、むしろゴール裏の一箇所に頭下げて、さっさと去っていく他の選手の態度が失礼すぎないかと思いました。

話は脱線しますけど、先日TVに新庄が出ててファンについて語っていたんですが、その中で印象的だったのが、『球場に足を運んでくれる人はお客ではなくファンなんです。お客さんという呼び方は嫌い、だってお客さんはただ金を払ってくる人。ファンは自分達のプレーが楽しみで期待してチケットを買ってくれる人。だから球場に来てくれる人はファンなんです』と、大体こういった趣旨の事を言っていました。試合後の選手の態度と新庄の理論を重ねると、深井以外の選手はスタジアムに来る人をただの客だと思っていると受け取られても仕方ない態度だと感じました。それならそれでいいですけど、お客さんが払ったチケット代が選手の年俸の一部になっていることは忘れないで欲しいな。

この先にも色々と思うところもあって、ちょっと書き足りない位なんですけど、それについて綴ってるとまた長文になるのでそれはまた後日。天皇杯ホンダ戦のあとにでもまた続きを書きます。というわけでひとまず以上。

天皇杯4回戦 FC東京×B神戸

2006-11-05 | Jリーグ
今日は味スタへ。順番がバラバラになってますけど、ひとまず今日の試合の感想を。

先日、味スタでガンバ戦を観た時は人多すぎて慌しかったですけど、今日は天皇杯で相手も相手だけに全体的に人が少なくて、落ち着いて試合に集中できました。ガラガラの天皇杯もいいもんです。それと今日は飛田給の臨時停車が無いと思っていたんですけど、普段通り止まってくれたので助かりました。

さて試合はプロとアマの対戦だけあって、ワンサイドゲームでも致し方無いかなという感じでした。7-0というスコアは妥当な結果、レベルの差が違いましたね。特にボールホルダーへの寄せの早さと判断スピードの早さに関しては歴然の差があります。普段はJの試合を見慣れてますから、その辺りのことをあまり感じないんですけど、今日みたいな試合になるとよくわかります。バンディオンセが和多田や森岡、神崎といった元Jリーガーを擁しても、埋めようの無い差があるのは仕方ない事です。

川崎では芽が出なかった神埼が今もこうしてサッカーを続けて頑張っていたのは嬉しかった。それと和多田も相変わらず良いフィジカルとパワーを持っていた、久々に見たロングスローも威力がありました。

途中からは試合というよりはFC東京の攻撃練習の様相を呈してきたんですが、たまにこういう試合を観るのも新鮮でした。でもやっぱり緊張感ある勝負の方が面白いですけどね。だから全試合の結果を知った時に、行くかどうか迷った三ツ沢を選択すればよかったなーと、ちょっとだけ思いました。

あれから2日経って、だいぶ気持ちの面は落ち着いてきました。それもこれも3日間ほとんど外出しっぱなしで、切り替えを図ろうとしたからだと思います。家に居たら腐っていくだろうなと分かってたので、色々と足を運んできたわけですけど、そのおかげで予定に無かった日米野球×2に行ったりして財布の中は寂しくなってしまいましたw)

武蔵小杉→水道橋ルート

2006-11-05 | スポーツ
連休二日目は等々力→東京ドームにハシゴ。当初は等々力だけの予定でしたけど、傷を癒すには現場で気を紛らわすのが良薬というわけで見境無く現場漬けです。日米野球はチケ代高いから明日は天皇杯のみになりそうですが。

等々力は良い試合でした。詳細はまた後日書きますが久々にガラガラで緩衝地帯すらない等々力はJ2時代を思い出しました、あの雰囲気は懐かしさも感じられて好きです。十分に癒されました。

準優勝なんていらない

2006-11-04 | 鹿島アントラーズ
東京ドームの試合が終わり遅い帰宅です。今は気持ちの整理がつかないから試合の感想はまだ書けません。ホントにスンマセン。週明けには書けるかと。長かった一日の記録だけ残しておきます。

国立には8時半に行って並びましたけど、その時点で既に普段の試合からは想像もつかない位の大勢の鹿サポが居て、出足の早さにビックリしました。最近は現場から足が遠のいていた人達も十冠に懸ける思いを胸に抱いてやってきたのでしょう。気合入ってましたね。応援中もゴール裏に居ても手拍子の音の迫力が伝わってきましたから。

試合中のことは割愛するとして終了後から。終った瞬間に無の境地に陥りました。相手さんの表彰式を見るのは辛いものです。

一番悔しかったのは千葉サポから『鹿島アントラーズ』コールをもらったこと。(あった気がする。記憶が定かでないけど) 昔はあれをこちらが散々やってきたのに、今はされる側になってしまった。それは敗者の証。02年の決勝の後、『鹿サポの浦和レッズコールが悔しかったよ』と言ってた浦和サポの友達の気持ちがちょっと分かった気がした。栄光の歴史を築いてきた昔とは違う、もう秋田もハセも相馬も居ない。今はチャレンジャーとなり立場が変わりました。それはここ数年で分かっていた事ですけど、改めて現実を突きつけられました。

アントラーズの誇りは勝つこと・タイトルを取る事、その積み重ねがユニの袖にある9つの星だと思います。決勝戦は必ず勝たなければいけない、確かに紙一重の試合でしたけど、それが成し遂げられなかったのだから、鹿島の誇りは失われた、そんな気持ちがしました。だから看板超えて挨拶に来た選手に拍手は送れなかったです。ブーイングもしませんでしたけど。ただ野沢・深井・増田の気持ちは伝わってきました。野沢の涙を見て03年の深井を思い出しました。

全てのプログラムが終了して、そのまままっすぐ帰宅してもよかったんですが、このまま帰ったら確実に引きこもりの週末を迎えることがわかっていたので、気分転換も兼ねて東京ドームへ。メジャーのパワー・小笠原のフルスイングなど楽しめる試合でした。でも一番印象に残ったのは内海が牽制でアウトを取ったプレー。結局MLBが3-2で勝利。こういう時は別の現場に行って気持ちを切り替えるに限ります。だから土日も天皇杯があって助かりました。

日米野球@東京ドーム

2006-11-03 | 鹿島アントラーズ
東京ドームに来ました。別に特別野球が見たかったわけではないですが、国立から真っすぐ帰るテンションでも無かったので・・・。

決勝戦の終了を告げるホイッスルが鳴った時、気力を保っていた緊張の糸のようなものがプツンと切れてしまって、完全に無気力状態になりました。今はだいぶ落ち着きましたけど。ドームのBGM、「ダン、ダン、ダダダン、ダダダダ、ダダン」だけはやめてくれー。千葉コールにしか聞こえんから(泣)

いよいよ明日は決戦の日

2006-11-02 | 鹿島アントラーズ
遂にヤマザキナビスコカップ決勝まであと一日です。

待ちわびた日、ファイナルの舞台に戻ってくるまで3年かかった。どのタイトルも手に入れる事無く、ただひたすら十個目の星を待ち続けたこの日々。最後に歓喜の瞬間を迎えたのは4年前のナビスコファイナルでした。あれから2度立った天皇杯とナビスコの決勝の舞台は、いずれも初優勝の引立て役に終わり、悔しさを噛み殺してきました。

トーナメントの決勝は勝利しかない。とにかく欲しいのは勝利と、そして来年のユニフォームに刻まれる十個目の星だけ。何がなんでも明日は勝ちたい。それだけ。

11月になりました

2006-11-01 | 鹿島アントラーズ
文化の日まであと2日です。いよいよその日が近づいてきたわけですが、J'S GOALさんが面白い企画をやっています。

チームによって支持が分かれますね。支持理由が何となく分かりやすいところもあったりしますが(笑)

さてさて本番当日まであと二日。リーグ戦の体たらくは決勝への壮大な釣りだったと思いたい、というかそう思うしかないでしょう。