Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

敗北を受けて思うこと

2006-11-09 | 鹿島アントラーズ
天皇杯4回戦は突破できたのでホッとしました。

さてナビスコ決勝ですが、リーグを捨てて臨んだのに敗れたのだから、監督批判が出るのは当然の流れですが、安易な采配批判にはあまり賛同できません。そこに全てを起因させるのはどうかと思うし、選手にだって責任はある。結果は皆で受け入れるもの。

そもそもの問題はクラブ全体が根底から変わろうとしないければ、本質は何も改善されないと思います。もう常勝軍団でも試合巧者でもないのだから、もう一度原点に立ち返って欲しい。そうしなければいくら監督や選手が代わっても順位は今のままでしょう。そして観客は右肩下がりを続けるはず、まるで決勝戦に大挙して乗り込んだことが蜃気楼だったかのように。

決勝が終わった後にクラブに対して腹が立った点は、ただの負けでしかない準優勝に対して、オフィシャルHPのトップに「ご声援ありがとうございました」と素っ気無いコメント残したり、サポーターの大半が現地に行ってて誰も家に居ないような11/3の11:20に『決勝戦にむけて』などという、現地組が帰宅後にしか読めないメルマを配信するような配慮の無さ。そんな態度だから観客が激減するんだ!

昔の栄光にすがりつくのではなく、現在を見つめなければいつまで経っても、今のどこかヌルくて馴れ合いの雰囲気からは脱却していかない。ただ決勝で負けた後、淡白だと思っていた野沢が号泣している辺りを見ていて、まだ勝負に執着する気持ちが選手に残っているのかと思うと、このチームが変わる可能性もまだあると感じました。

それでも今は鹿島のどこに希望を見出し、何を目的に応援したらいいのか分かりません。勝った負けた、優勝争いをしている、そういう問題ではありません。スタジアムに行かないのも一つの方法かもしれません。一般論で言えばそうやってスタジアムに行かなくなった人が、一人また一人と増えていって、今の閑散としたカシマになったのでしょう。

これからの今シーズンの残り試合は全くもって意義を見つけられない試合です。ナビスコの為に捨てたリーグ戦は既に優勝の可能性が消滅し、かといって残留争いにも絡んでいない。賞金圏内もおそらく確定。では何がモチベーションになるのか、よくわかりませんん。正直言って現場に観に行く意味が見出せません。天皇杯にもあまり期待感は湧いてこない。今年は熊本だろうが静岡だろうが遠征するつもりでいますが、そこまで行けるんだろうか。名古屋に対するカシマでの相性の良さにすがるしかない気持ちです。だって今はどこにも勝てる気がしないから。