Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

松坂の力投に勝敗を越えて拍手を

2006-07-15 | 野球
鹿島ではJリーグオールスターが行なわれましたが、そちらには行かず。いくらカシマ開催でも真剣勝負でないお祭りには行く気になれなくて。来週水曜に行くので今日は回避しました。ただ何もせずに暇しているのも勿体ないので千葉マリンに行きました。今日のマリンは土曜でピッチャーが松坂という事もあって人が多かった。

試合は投手戦。マリーンズの小林宏は立ち上がりから安定したピッチングで西武打線を寄せ付けず。対するライオンズの松坂は1回こそ満塁のピンチを迎えましたが、それ以後は悪いなりに抑えていく。すると次第に調子が上がり、またそれと共に味方が好プレーで盛りたてていくと、良い投球を見せていきました。途中からセットポジションで投げ始めてからは本当に素晴らしいピッチング。気付いたら一人のランナーも出さない展開に。

どちらも譲らずゼロ行進が続いた試合は、9回ツーアウトからの連打でマリーンズがサヨナラ勝ち。熱戦にケリがつきました。味方の援護無く1失点で敗れた松坂。あの内容で●がつくのは残念ですが、それにしても蒸し暑い中、よく投げました。それは小林宏も同じ。先発投手の素晴らしい投げ合いが緊迫した見応えあるゲームを作りました。個人的な事ですが今日は試合中に一度も席を立てなかったです。トイレも売店も行けなかった。こんな事は初めてです。それだけ一瞬たりとも見逃せない試合だった。これこそ金を払って観るプロの興行、そう感じたマリンの投手戦でした。

ここが新しいスタートライン

2006-07-14 | Jリーグ
茂原岳人選手加入のお知らせ(ヴァンフォーレ甲府公式)

約2ヶ月の練習生期間を経て茂原が甲府と契約しました。これだけ早くJ1のクラブとの契約締結に至ったのは、彼の実力は勿論のこと、真摯に反省し自分を見つめ直す事が出来た結果の産物だと言えます。その気持ちを忘れずに、これからもプロのフットボーラーとして頑張って欲しい。これから先の活躍・ピッチ上で輝く事を楽しみにしています。

二夜連続の東京ドーム

2006-07-12 | 野球
日本ハム5―3ロッテ

昨日の試合が面白かったので、2日連続で東京ドームに行ってきました。今日は仕事が早く終わったので開始前に着いたのですが、昨日と同様に外野が満員に埋まっていました。スタンド全体を見ても適度に埋まっていて、思ったよりも客入りが多い印象を受けました。

試合は小笠原の2ホーマーなどでファイターズが連敗ストップとなる勝利。追いつ追われつのシーソーゲームの展開で見ていて楽しかった。個人的には初めてマイケルを見れたのが良かったです。今までは登板前に帰ってしまったり、先週金曜のインボイスは9回に点差がつき過ぎて出てこなかったりと、何かとすれ違っていた感じだったので・・・。それと自分が観戦に行った時のマリーンズの勝敗が●○●○の順番でローテーションしていることに今日気付きました。ということは次はマリーンズが勝つ日なのだろうか・・。

ファイターズのイベントで面白いと思ったのは5回終了後のYMCA。これをチアガールだけでなくグラウンドキーパーも一緒になってやっていたのがいいアイディアだなあと感じました。球場の雰囲気も落ち着いていて温かいものを感じましたので居心地良かったです。試合も時間が長い割りにダラダラした内容では無かったので、入場料分を十分に楽しめる試合でした。

日本ハム3 -4ロッテ@東京ドーム

2006-07-11 | 野球
今では数少なくなったファイターズの東京ドーム開催試合を観戦に。6時半過ぎに到着したんですが、その時点で平日なのに外野は満員になっていたんで驚きました。レフト側は納得しましたけど、ライト側も埋まっていたのでビックリ。当日券売場も行列が出来ていました。

マリーンズの攻撃はどのバッターも初球から振りに行くなど積極性が目につきました。金村対策は先手必勝という約束事が決められていたように感じました。

リードされても粘るファイターズはしぶとい。連勝は止まりましたが勢いは止まっていない感じです。終盤は追いすがるファイターズに対し、細かな継投で逃げ切りを図るマリーンズの争いが見応え十分。特に8回裏は緊迫した状況でのギリギリの攻防が見られ面白かった。両チーム共に多くのピッチャーを注ぎ込んだこともあり、若干長めの試合時間になって終わった時には10時近くになっていたんですが、時間の長さをまるで感じさせない好ゲームでした。

西武5-3日本ハムinインボイス西武ドーム

2006-07-10 | 野球
金曜に続いてまたインボイスでの西武ライオンズ×北海道日本ハムを観戦してきました。最近はサッカーがないとパリーグに行くのが日課になりつつあります。西武はファインクラブに入るとリピーターに優しいチームなので、これからもこの球場に足を運ぶ機会は多そうです。ちなみに自分は金曜に行った時、FC入会しましたがその一試合で年会費の元を取ったようなものなのでお買い得。野球ファンの友人から「西武のFCは至れり尽くせりだよ。」と教えてもらったんですが、内容を見て確かにその通りだなと納得。今回は入会時に貰った内野自由の招待券で観に行きました。ちなみにファンクラブに関して詳しくはコチラ。

前の試合で日本ハムの連勝にストップをかけた西武。連勝を狙い先発マウンドに上がったのはギッセル。長野の時も感じましたが、この投手は投球のテンポが良くてトントン拍子に投げていきます。そして何だかんだ抑えてしまう。気付いたら勝ち投手になっていました。

ライオンズは序盤からチャンスを作るもあと一本が出ない。和田や中島が好調でチャンスを演出するも、そこで回ってきた中村・カブレラが打てずに流れを止めてしまう。ただ3回の先制点はお見事。先頭打者が出塁し盗塁と進塁打で3塁まで進みそれを返す。効率的な点の取り方です。試合の流れを一変させたのは4回のディアスのエラー。なんでもないピッチャーゴロを2塁へ悪送球。これで拡げた傷口は塞がらずこの回一挙に4点。

その後はライオンズが追加点のチャンスを逃し続けているうちに、コツコツ点を返してきたファイターズが5-2として8回。この回から登板した三井を攻め立てて3点目を取り、なおも1発が出れば逆転の場面で打席は新庄。やっぱりこういうシーンで打席が回ってくる男です。対するライオンズは小野寺が登板。この試合で最も重要ともいえる場面がやってきました。結果は小野寺の勝ち。これが勝負の行方を分けたと思います。そのまま5-3でライオンズの勝利。

5-0になった時点で一方的な展開になるかと思いましたが、結果的には最後まで手に汗握る攻防となりました。好プレーも多く見られ、福地のスクイズは低めのボールにバットを当てた見事な技だったし、細川の打球を横っ飛びでキャッチした小笠原のファインプレーには1塁側からも大きな拍手が送られていました。上位同士の対戦に相応しい好ゲームで、良い試合が観れました。

J2第26節 東京ヴェルディ×サガン鳥栖

2006-07-09 | Jリーグ
1-1のドロー。結果は痛み分けとなりました。試合終了と同時に、両チーム共、ピッチにバタバタと倒れこむ選手達が多く、それがどちらも勝ちたかった1戦だということを物語っていました。勝ち点2を失ったのが共通の思いでしょう。

前半はあまり変化の無い展開で淡々と試合は進んでいきました。試合が動き出したのは前半の終わりに萩村が退場してから。後半は一人多い鳥栖が攻める時間が増えていきましたがゴールを割れず。それでも先制したのは鳥栖。ユンの超ロングシュートのリバウンドを鈴木がつめて先制。いい時間帯にいい形でのゴールでした。しかしその直後に森本が獲得したPKをマルクスが何無く決めて同点。冷静でした。そういえばマルクスがPKを外す所は見た事がない気がします。

鳥栖はゴールの手前まではいい攻めが出来ていました。ユンや宮原が作る中盤は素晴しい。それ故に鳥栖は中盤でキープして攻撃を組み立て、サイドに展開したり真ん中で細かく繋ぐところまでの展開は良く出来ているんだけれども、肝心のフィニッシュに創造性がなかった。この点が改善されていれば勝てた試合でした。どちらかと言えば勝ち点2を失った感覚が強いのは鳥栖の方だと思います。惜しい試合でした。

ヴェルディは一時不安定だった守備はだいぶ安定していました。実際、後半10人になってからも危ないシーンをあまり作らせませんでした。一方で攻撃はマルクスと周りのコンビネーションがまだまだという感じ。少し前だとヴェルディの攻撃は大野と心中という感じでしたが、今はその役割が今はマルクスに移ったように感じます。しかし高い位置でボールに触る事が少なく、低い位置でボールを持つ場面が多かったので危険な香りはあまりせず。それでも周りの選手からはマルクスに預ければ何とかしてくれるという雰囲気を感じました。ただボールを渡した後、いい形で受けようとする動きが少なかった。たまに石川や平本がスペースに走った時は好パスが通りましたが、その回数は少ない。もっと周りが動いてマルクスのいいところを引き出してあげないと彼は生きません。川崎の時だとマルクスにボールが渡った瞬間、全体が一斉に動き出して速攻を展開していたので、そこら辺の違いを感じました。マルクスにボールが入った時の、ヴェルディの他の選手の動きを注意して観察していたんですが、「遅いなあ、動いてないなあ」と感じるシーンが多かったです。

さて今回は鳥栖側のゴール裏の端っこで観戦していたんですが、この場所は鳥栖サポ以外にも色々な人が居て例えば携帯ストラップが赤い人とか、おそらく競輪場帰りと思われる人などなど。かく言う自分もその類なわけですが。そんな空間で鳥栖のコアサポの方達が立ち応援しているサポ以外の、座って観戦している人にも手拍子や拍手を呼びかけていていい雰囲気を作っていました。それがだんだん浸透してくると、後半の途中には確実に手拍子の音が大きくなっていたように感じられました。そして終了後の挨拶の時には、アウェーゴール裏全体からの大きな拍手と、声出し応援ではない場所からの自然発生的な「サガン鳥栖」コールが沸き起こりました。あの場所に居た人の多数は自分を含め関東在住だと思うので、なかなか鳥栖の試合を生で観ることは出来ないですけど、きっとサガン鳥栖という遠い九州にあるチームに好印象を抱いたはずです。

国立にて。

2006-07-08 | Jリーグ
柏の葉の首位決戦とどちらに行くか迷い、松本サガンを今年まだ見ていなかったので国立へ。

試合内容についてはまた後日書きますが、試合の中で感じたことを1点だけ。それはヴェルディが今年降格したとは思えない程、J2に染まってると感じられた事。それ以外でもガラガラのスタンド・審判今村・J2マニアの某10番などを見ていて実にJ2らしい雰囲気を感じました。試合を見ながら、そういえば今村が笛吹いてメチャクチャな試合になった事が過去にあった、あの時はオレンジに居た10番が涼しい顔してFK2発決めていたなあと、そんな懐かしい出来事も思い出した日でした。

所沢

2006-07-07 | 野球
平日夜のナイター観戦。西武ライオンズ×北海道日本ハム@インボイスSEIBUドームへ。この場所はかなり昔に何度か来た事がありましたが、実は屋根付き球場になってからは初めてだったので、久々に来た球場を見て、「もう外野は芝生席じゃないんだなー」なんて思いながらちょっと懐かしんでいました。

試合の方はファイターズの勢いを感じさせられる内容。10連勝はダテじゃない。9回のビッグイニングが無くても結果は変わらなかったと思います。これでまたゲーム差が詰まって混戦模様、パリーグが面白くなってきました。

決勝はイタリア×フランス

2006-07-06 | フットボール全般
決勝戦でこのカードは予想できませんでした。どちらもベスト8止まりで終わると思っていたので。ただ流石に決勝まで勝ち上がってきたチームだけに自力があります。

決勝はロースコアで密度の濃い試合展開になるんじゃないかなと予想しています。ディフェンスのベースがしっかり構築されているチーム同士ですから、引き締まった好ゲームが期待できます。遂に訪れたファイナルですから素晴らしいゲームになって欲しい。

HIDE引退

2006-07-05 | フットボール全般
らしい去り際と言えばらしいですが、名残惜しいなというのが率直な意見です。以前から「サッカーだけが人生じゃない・いつ辞めたっていい」と言っていたので、確かにその通りになりましが、まだプレーして欲しい気はします。ただ本人が覚悟を持って決断した事なので、それについては何も言う事はない。「今までお疲れ様でした。」言えるのはその一言。

ヒデについて最も強く印象に残っているのは、ジョホールバルの歓喜。あの日、日本代表は本当の意味で「中田のチーム」になり、それからドイツW杯までの9年間、日本の中心にヒデは君臨し続けました。それとジョホールバルでの試合後のインタビューで「今度はJリーグを盛り上げてください」とコメントしていたのは今でも鮮明に覚えています。

一つの時代が終わり、これから日本サッカー界は新局面を迎えていきます。ヒデが残した魂、プロフェッショナリズム、パイオニアとして道を切り開いた欧州への扉、残されたサッカー人はそれらを無駄にせず次世代へ引き継いでいかなくてはならないでしょう。

笠松運動公園での雑記録編

2006-07-04 | 紀行
今回は通算2回目の笠松でした。前回来たのは2年前の天皇杯4回戦「茨城ダービー」でのこと。あの時は東海駅からのシャトルバスが国道6号で渋滞にハマってしまいキックオフ寸前にスタジアムに駆け込み、着いたら着いたで場内大混雑のため、席を見つけられないどころか、立錐の余地も無い場所で辛うじて立つ場所を確保して応援していた記憶があります。あの日の笠松は満員でしたが、今回は場内ガラガラ。いわゆる普段のリーグ戦での笠松という雰囲気でした。相手が仙台じゃなかったらもっと人が少なくて、独特のJ2の世界を堪能できたのかなと感じましたが、かく言う自分は仙台戦だから水戸まで来たわけで・・。

何とか交通費を安く上げて行こうと計画し、行きは東京駅から高速バスを利用しました。水戸駅まで2080円也。特に渋滞も無く順調に2時間で水戸に到着。あまり時間も無かったのでロクに散策も出来なかったのですが、ここだけは行っとこうと思っていた丸井にあるアントラーズグッズショップだけは覗いて来ました。今更買う物も無いんで、チラ見して立ち去りましたが。水戸駅からはシャトルバスに揺られる事30分でスタジアムへ。

事前にリサーチしていたところ、笠松は場内グルメが充実しているらしいとの事だったので、いつもはあまりスタジアムで買い食いする事は少ないんですが、今回ばかりは中で食事しました。ちなみに食したのは冷やしパスタとティラミス。評判に違わず美味かったです。スタジアムでスイーツが楽しめるというちょっとした気配りは有り難いです。ねばり丼や坦々麺も気になったのですが今回はパス。また来る事があればチャレンジしてみたいところです。

スタジアムの雰囲気や場内DJの盛り上げ方などは地方独特の感じがして、味があるなあと感じました。スタジアムDJの選手紹介での前口上がちょっと面白かったり、また微妙にイントネーションがおかしかったりしたので、水戸の選手紹介の時は不覚にもちょっと笑ってしまいました。それと仙台の選手紹介で、元水戸の磯崎が紹介された時にホーム側のスタンドから拍手が起きたので、暖かい雰囲気を感じました。

終了後はまた来た道を引き返して水戸まではバス。そこから特急に乗って帰りました。電車に乗り込めば上野まで1時間足らずなので意外と楽に帰れます。お金はかかるけど時間的には鹿島からの帰路とあまり変わらなかったです。ほぼ行って帰っただけなのでトンボ帰りに近い観戦行脚でしたが、充分に楽しめた水戸への日帰り紀行でした。


J2第25節 水戸ホーリーホック×ベガルタ仙台

2006-07-03 | ベガルタ仙台
仙台視点で見ると、内容的にも満足のいく良い勝ち方でした。前半こそ、いつものように自陣深くにラインを保つ水戸の堅い守備に苦労しましたが、後半は修正がうまくいって効果的な攻撃が増え、ゴールの予感が漂ってきました。そして理想的な形で先制、ダメ押しと得点を重ねての勝利。前日に上位2チームが躓いているだけに、ここはどうしても落とせない一戦。そこで勝ち点3を獲得できたのは大きいです。

水戸は守備に関しては評判通りの手堅さを見せていました。攻撃はワントップのアンデルソンが危険な香りを醸し出していましたが、彼に絡む動きが遅く人数も少なかったのが残念でした。もっとゴールに近い位置でアンデルソンがたくさんボールを触るようになり、それに合わせて周りが動きだせば、水戸の得点の可能性は拡がっていくと思います。

仙台では熊林の動きの鈍さが気になりました。前線に絡む回数もいつもに比べたら少ない気がしましたし、中盤で持った時も消極的な横パスやバックパスが多くて、サイドに散らすミドルパスがあまり見られませんでした。水戸が前のスペースを消していたから出し所が無かったのは確かですが、それにしても攻撃において目立っていなかったです。センターバックで先発した池田は無難な働きを見せ、白井の穴を埋めてくれそうな期待を抱かせてくれました。

柏・横浜がやや失速気味となり、一方で神戸の影がちらつき始めた上位争い。暑い夏の到来と共にますます混迷をきわめ面白くなりそうです。

仰るとおりです

2006-07-01 | Jリーグ
連日の代表監督問題ですけど、一つ良い記事が見つかりました。

千葉か、代表か…苦悩のオシム氏、最終回答は持ち越しに(サンスポ)

リンク先記事の左下にある写真。そこで千葉サポの方が掲げてるメッセージプラカード。これを読んで全くその通りだと納得しました。この一文に全てが集約されている。これが千葉サポの人の総意なんだろうけれども、それ以外の各Jクラブを応援している人も、同じような意見を持っているんじゃないかなと思います。これはあくまでも推測の範疇ですけどね。ただ自分はこのメッセージに大いに賛同できた、というよりはこれこそが今一番叫びたい意見です。

ただ残念な事は、そのメッセージが正しい形で世間の大半に伝わるのかという事です。それが伝わらない=国内のリーグ戦がないがしろにされいる、という認識を持ちます。だって今の日本のサッカーは、代表が雲の上の存在として、神の如く扱われているのに対し、Jリーグが地底深いところに追いやられて、その存在が迫害されていると言ってもいいです。まずは国内のリーグありきで、その上に、延長線上に代表がある。その図式が明確にならないうちは、日本サッカーは絶対に良い方向には向かわないです。