Winding Road

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J2第25節 水戸ホーリーホック×ベガルタ仙台

2006-07-03 | ベガルタ仙台
仙台視点で見ると、内容的にも満足のいく良い勝ち方でした。前半こそ、いつものように自陣深くにラインを保つ水戸の堅い守備に苦労しましたが、後半は修正がうまくいって効果的な攻撃が増え、ゴールの予感が漂ってきました。そして理想的な形で先制、ダメ押しと得点を重ねての勝利。前日に上位2チームが躓いているだけに、ここはどうしても落とせない一戦。そこで勝ち点3を獲得できたのは大きいです。

水戸は守備に関しては評判通りの手堅さを見せていました。攻撃はワントップのアンデルソンが危険な香りを醸し出していましたが、彼に絡む動きが遅く人数も少なかったのが残念でした。もっとゴールに近い位置でアンデルソンがたくさんボールを触るようになり、それに合わせて周りが動きだせば、水戸の得点の可能性は拡がっていくと思います。

仙台では熊林の動きの鈍さが気になりました。前線に絡む回数もいつもに比べたら少ない気がしましたし、中盤で持った時も消極的な横パスやバックパスが多くて、サイドに散らすミドルパスがあまり見られませんでした。水戸が前のスペースを消していたから出し所が無かったのは確かですが、それにしても攻撃において目立っていなかったです。センターバックで先発した池田は無難な働きを見せ、白井の穴を埋めてくれそうな期待を抱かせてくれました。

柏・横浜がやや失速気味となり、一方で神戸の影がちらつき始めた上位争い。暑い夏の到来と共にますます混迷をきわめ面白くなりそうです。