準決勝は2試合ともPK戦。内容的に両方とも延長戦をやらせてあげたかった。それくらいの好ゲーム。
流経柏×久御山
3年ぶりにここまで勝ち上がってきた流経。やはり高い位置からの厳しいプレスは健在でゴリゴリした力強いチームと印象を受けた。それを真正面から受けずのらりくらりと交わしながらパスを回してゲームを作る久御山。非常に面白い組み合わせだった。
それでも流経が格上だと個人的には思っていたがCB増田の負傷欠場などでメンツが揃わず苦戦を強いられる。常に先手を奪われ早め早めの交代策で打開を図る。一旦は追い付くもののそこから流れに乗って突き離せず逆に勝ち越しを許す。万策尽きてもはやここまでかと思われたが、終了3分前に同点に追い付く意地を見せたのはさすがだった。
やはり流経強し。そんな印象を抱かせた。しかしPK戦を制したのは久御山。名古屋内定の吉田や同点ゴールの進藤が失敗した。PK戦はそんなものだ。
久御山はここまで中高大中京や関大一を倒しての決勝進出。決してフロックではないことを証明している。
立正大学淞南×滝川第二
ともに西ヶ丘で見ているので2度目の観戦。お互いに立ち上がりから良さを出し合おうと攻め合いに。その中で先にペースを握ったのは滝二。サイドからFWへのスタイルでゴールに迫るも立正のGKが好セーブを連発する。
すると後半に入るとリズムを掴み始めたのが立正。得意のパターンでゴールに迫り決定機を演出する。終盤は完全に押せ押せだった。その中で決定的な形も作ったわけだが結局スコアレス。
最後はPK戦で9人目まで突入とだんだん見ていて辛い展開に。だってそこまでいって負けるチームの残酷さは言葉にできないから。
これで決勝は関西勢対決。おそらく互いを知り尽くしているだろうから消し合いになるのかな。関東人からするとなかなか興味深い組み合わせになった印象。