Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

ACL準決勝2nd leg 浦和×G大阪

2008-10-23 | フットボール全般

2週連続水曜に埼スタ。平日の仕事終わりに都内からここまで行くのは大変ですが、ガンバの流麗なサッカーがそれを吹っ飛ばしてくれました。最高の場面は3点目のパスワーク。ああいう完璧な崩しの攻撃をするチームがACLの決勝まで上り詰めるのに相応しい。

手の内を知っている同士の対戦だけあって緊迫した内容でしたが、終わってみればガンバの快勝。前半こそホームで圧力をかける浦和がペースを握り、またスペースを消す組織的な守りの前にバイタルエリアから前方での自由を与えられず、本来のガンバらしさが影を潜めていましたが、後半はパスが回るようになって自分たちのペースを取り戻しゲームを掌握。戦術の浸透度とチームとしての完成度の高さを見せつけた後半の45分間でした。

後半に入ってすぐガンバが追い付いた時点で既に勝負が決まった感はありました。前半の戦いは非常に良かったものの、堅守も点取り屋も消えて全く迫力の無いチグハグな浦和と、確固たる攻撃パターンの確立されたガンバでは結果も内容も現実を如実に表した必然の証明と言っていい。浦和は阿部がボランチに入ると安定感とバランスが保たれていたのでそこが生命線でしょうね。


選手交代を含めたベンチワークの差はハッキリ出ました。ガンバは消え気味のロニーを早々に引っ込めて佐々木を入れるとサイドが活性化しましたし、3バックにシフトチェンジする時もチーム全体に全く迷いが無くスムーズな動きを見せていました。対する浦和は点を取らなければならない終盤の時間帯に予想通りFWを矢継ぎ早につぎ込む。しかしこれをやると前に人が増えすぎてスペースがなくなります。堤→田中達はわかるけれど、永井を入れるなら下げるのはゴールの予感が全くしないエジミウソンでしょう。

勝敗は別にして平日のACLでファイナルでもないのに5万近くのホームのサポを集める土壌は大きな事。準々決勝にたったの7000しか入らなかったチームのサポからしたら羨ましい限りだがこれは見習わないと。

決勝はアデレードとガンバ。我々は経験不足とピッチコンディションの悪さがたたって負けたけれどガンバがスタイルを貫けば決して勝てない相手ではないはず。但しGKは当たり日の松代のように働くので要注意。日本を代表して必ずや優勝を勝ち取ってきて頂きたいです。