Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

2008J2第39節 横浜FC×C大阪

2008-10-07 | Jリーグ

新宿の金券屋で300円で買った招待券で観戦。チケ代節約の恩恵に預かっておいてこういう事を言うのもなんですけど、こうやってTOMAS関連にタダ券巻いて見かけ上はそこそこ埋まったスタンドを造り出す客の入れ方ってどうなんでしょう。密度と熱気が比例しない。どうしてジェフ千葉がフクアリで鹿島・名古屋・浦和を立て続けに下したのか、そこからヒントは導き出されると思いますが。

内容的にはセレッソの3対0。それがチャンスを逸したのと三浦淳の個人技が2回決まっただけで勝ち試合を逃しドロー。セレッソからすると勿体無いゲームでした。対する横浜は以前と変わらずアンデルソンと三浦淳頼み。都並さんのチーム作りに進歩が感じられない。もっと言ってしまうと見ていて退屈なチーム。

前半は変化の少ない展開でしたが、後半はセレッソが一方的にガンガン攻め込んで面白かったです。前半は消えていた乾がようやく試合に参加し始め、カイオを基点にした攻撃で幾度となく横浜ゴールに迫りました。カイオという助っ人は小松と同じくらい上背がありながら、足元が巧くセットプレーまで蹴っていて、まさしく大物小技師というタイプ。

香川を久々見たけれどJ2のレベルではちょっと物足りなそうな感じに思えた。今回気付いたのは自分から仕掛けるのは上手いけれどサイドバック使いが下手。左SBのジウトンが何度も香川に預けてオーバーラップしてもそこが効果的に使えていなかった。人を生かすことで更に自分も生きる術を身に付ければ更に進化するでしょう。

このドローで横浜はJ1復帰の可能性が消滅。セレッソもほぼ絶望的とあれだけ戦力を整えながらなかなか戻ってこれません。若くて優秀な選手が多いセレッソはそろそろ青田刈りの対象になる恐れがあるのでは。戦力だけでは勝ち抜けないJ2は本当に厳しい舞台。それを勝って当然の風潮の中で勝ち続けた広島の強さは大したものです。ただそれだけでなく広島は去年の悔しさがバネになったんでしょうね。J2を勝ち抜く上で一番重要なのはこの要素だと自分は思います。