Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

2008J1第28節 G大阪×鹿島

2008-10-06 | 鹿島アントラーズ

戦前の予想通りでハイレベルな極上のフットボール。最近のガンバ戦は本当にやりがいがあって互いががっぷり四つに組み合った良い試合を超越した凄い試合。それを互いに中2日でやるからまた凄い。内容がどうあれ、勝ち点3を持ち帰りたい試合でしたが、この濃い内容には遠征した甲斐があったと強く感じさせてくれます。

中盤はどちらも厚くパスワークに長けている。それでもガンバの方がやや中盤の構成力は高い。前半はならばと繋がずにロングパスを狙う鹿島。それが効を奏しペースを握るも、ガンバの守備も堅く崩してフィニッシュという場面までは至らない。対するガンバはFWにさほど怖さは感じませんが遠藤を中心にした攻撃の圧力が押し寄せ、遠藤や二川に生かされる事でロニーと山崎が厄介になる。

後半、寺田を投入して中盤の枚数を増やしたガンバが攻勢を仕掛ける。そこで先に足が止まったのは鹿島。60分過ぎから一歩が出なくなってガンバに攻め込まれるヒヤヒヤの展開。そこに播戸まで入れてくるから怖い怖い。しかしこの一番苦しい時間を粘り強い守備で凌ぎ切り、時にはカウンターで逆襲を仕掛けるなど耐え抜きました。

耐えた先に最後のカードであるマルシーニョを投入した時点で残りはこちらの時間と確信しました。野球で言ったら12回表のピンチを凌いで負けはないと決まった感じ。案の定こちらが攻め込んだ終了間際。竜太への中澤のファールは退場覚悟でやっただろうからしっかりレッドを出してもらいたかった。あれで「囲みだ」と言われ脅されたら審判の保身でしかない。経験不足の佐藤氏にあの対戦は吹かせるべきではなかった。

これで2週間のお休み。このドローにより勝ち点が最大で68までしか到達しない事になり、まさに今年の混戦を象徴しています。一つの山場は最低限の結果で乗りきりました。残るは6試合、全部勝つ事しか考えられない。