最終節 鹿島アントラーズ×柏レイソル

長いリーグ戦が終わりました。4対0、久々の快勝。気持ちの入ったいい試合でした。

試合は、両チームのこの試合に対するモチベーションの差が、そのまま出たような展開でした。入替戦を目前に控えた柏は、主力を数人温存し、ピッチに立っていた選手達も、まずは怪我などせず、無事にこの試合を終わらせる事を第一目的にしていたような試合運びで、プレスは緩く、攻撃の怖さも無かったです。

対する鹿島は、優勝へのわずかな可能性を信じ、最初から飛ばしました。前線から積極的にプレスをかけ、ややオーバーペースではないかと思うような展開でした。攻撃陣に関しては、理想的と言える出来でした。いい形を幾つも作ったし、キッチリ得点を重ねる事も出来ました。欲を言えばもっとゴールして欲しかった。でも最後まで攻撃姿勢を捨てなかった。
・本日のクライマックスは本田のＰＫ。あの瞬間スタジアムが最も沸いたと思う。セレーゾの粋な計らい良かった。
・終了間際に自陣でボール奪取した新井場が、ドリブルでボールを運び、アレックスに預けた後、ＰＡ内に飛び込み、ヘディングシュートを打ったシーンに、気迫を感じました。

試合後のセレモニーの挨拶で、言葉に詰まったセレーゾに胸打たれました。本当に6年間ありがとう。あと4試合勝ちましょう。
リーグ優勝は成らなかったけど、全てが終わったわけではない。まだ天皇杯がある。セレーゾと共に10個目の星を取りにいこう。