個人的ワインのブログ

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Libertas Pinotage 1998

2008-03-16 05:44:42 | 南アフリカ

Libertas Pinotage 1998

南アフリカのワインです。 ワインショップおおがきさんで500円台で売っていました。


有名なソムリエ各氏が、価格と、味わいとのギャップに驚いた!
それほど安いわりに、かなり美味しいワインを造る造り手です。
南アフリカ特有のピノタージュ種から造られる、渋みと酸味のバランス良い味わい。
気軽にどうぞーっ!

タカムラワインハウス より)


国名・色/容量: 南アフリカ・赤・750ml
生産地: ステレンボッシュ コースタル地区
品種: ピノタージュ100%
栽培: 垣根作り
収穫: 2月上旬から 手摘み
醸造・熟成: 27℃で醗酵・醸造し終了後、ステンレスタンクにて15℃で2年間熟成され、また全体の20%がの樫の小樽で10ヶ月間熟成されます。ブレンドし、冷却処理とフィルターがかけられ、瓶詰めされます。
香り: 特徴的なピノタージュの香りをもち、興味深い複雑な香りを放ちます。樽香は控えめです。
味わい: 軽やかでフルーティーで複雑すぎず、飲み易い赤ワインになっています。また、木の香りがこのワインに心地よい厚みを与えています。
カーヴ・ルブション より)


最近はラベルが変わっているようなので(というか、調べたラベルが違った。1998年は検索でもでてこない)、ワインの品質事態も変わったかもしれません。2月26日に抜栓。香りは、非常に高く、甘い心地よい香り。味は、軽やかでフルーティーといえばそうですが、ちょっとのっぺらとして、やや酸味強く、おそらくすでに下降線が過ぎているんだと思いました。デキャンタージュしてみましたが何も変わらず。しかし、香りは素敵です。飲みやすいと言えば飲みやすいですが、水っぽさが際立っています。最近のヴィンテージを試してみたい。2日目は、ちょっとつーんとくる感じになっていて飲めませんでした。




Beaujolais Villages Nouveau 2007

2008-03-15 05:06:36 | フランス・ブルゴーニュ

Beaujolais Villages Nouveau 2007 GEORGES DUBOEUF

去年のNouveauを先日抜栓(2/24)。 2006年のを開けた時の感動はありませんでした。ローソンでかったNouveauと同じ感じ。しかし、30分後には角がとれて、フルーティーな感じが出てきました。

翌日にはすっかりと沈んでしまいましたが。


それにしてもGeorges DuboeufのVillagesの瓶はきれいですね。




SELBACH Brauneberger Juffer Sonnenuhr 1994

2008-03-14 05:17:07 | ドイツ

SELBACH Brauneberger Juffer Sonnenuhr 1994

Mosel Saar Suwerのワインです。


モーゼルの「乙女の日時計」という名の銘醸畑。豊かでありながらエレガントな味わいは、畑名どうりの甘口ワインです。  30年の歴史を有するゼルバッハ家は、モーゼル中部ツェルティンゲン村にあります。ドイツNO.1リースリングに選ばれるなど生産者としての評価はもとよりケラーライとしても高い信頼をもつドイツでも屈指の醸造所です。

つじよ より)


ブラウネベルク (Brauneberg) 村のユッファー・ゾンネンウァー (Juffer-Sonnenuhr, 乙女の日時計) 畑。

ブドウ種はリースリング。

アルコール度数8.5%


2/10に抜栓。非常にすっきりとした酸味。果実味あふれる甘さ。貴腐とは異なります。すんなり喉に入っていきます。とっても日本人好みだと思います。なんていったって94ですから、13年前のワイン。まったくそんな古さは感じさせませんが、味に歴史を感じます。

コルク部分はややカビが付いていましたが、中身は全く問題ありませんでした。とても濃厚な一本でした。






Chateau Puygueraud 2005

2008-03-13 05:15:40 | フランス・ボルドー

Chateau Puygueraud 2005

神の雫に登場!
銘醸ル・パンがプロデュース
「いつまでも付合えるやさしさがある」
銘醸シャトーが30年かけて造った


――このワインには 長い時間をかけて
   育て上げられたような "夢"のような
  いつまでも つき合っていける やさしさがある
  (「神の雫 第7巻」(講談社)より抜粋)

主人公の神崎雫たちが通うワインバー店主の藤枝が30年ぶりに再会した元恋人と乾杯したワイン。

この「シャトー・ピュイゲロー」は、ポムロールを代表する生産者「シャトー・ル・パン」の所有者であるティエンポン家がコート・ド・フランの地に造ったワイン。

現当主のニコラ・ティエンポン氏の父、
ジョルジュ氏が1946年にシャトーを取得。
1970年代後半に、ブドウの木を植えはじめ、1983年からニコラ氏がワイン造りを行っています。

1983年の初リリース以来、フランス国内外で高い評価を得ています。
2001年ビンテージも主要ガイドや雑誌で高ポイントを獲得!

★フランスのワイン・ガイド
  『クラスマン・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス 2006』
 (Classement des Meilleurs Vins de France 2006)

 10点満点中、8点!

★世界的に有名な米国人ワイン評論家ロバート・パーカー主宰
  「ワイン・アドボケイト」誌 2002年4月30日号
 (Robert Parker, Wine Advocate, 30 April 2002)

 100点満点中 88点

神の雫ファンのみならず、ボルドー好きにはオススメのお値打ち赤です!


生産者 シャトー・ピュイゲロー(Chateau Puygueraud)
ワイン名(原産地表記) Chateau Puygueraud
ビンテージ 2005年
生産地 フランス ボルドー地方 コート・ド・フラン
ワインタイプ 赤ワイン フルボディ
容量 750ml
ブドウ品種 メルロ60%、カベルネ・フラン25%、
カベルネ・ソーヴィニヨン10%、マルベック5%
(ファインワインクラブ より)


シャトー・ピュイグロー[2005]年・ニコラ・ティエポン・AOCコート・ド・フラン
Chateau Puygueraud [2005] AOC Bordeaux Cotes de Francs (Nicolas Thienpont)
あのル・パンやパヴィ・マカンのティエンポンファミリーが造る人気ワイン!ヒュー ジョンソン氏をして「樽の中で熟成させたワインは驚くほど優秀」と言わしめ、ロバート パーカー氏には「並外れたヴィンテージで過去28年試飲したヴィンテージと全く違っている」と驚嘆させたグレイトヴィンテージのボルドー2005年!この2005年も選りすぐられた「お値打ち」に挙げられ驚異の88~90点獲得!さすがスーパーグレイトヴィンテージと言われるゆえんです。

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グレートヴィンテージ2005年ボルドー!
価格高騰が著しい中でバリューをセレクト

驚く程の価格高騰を見せる2005年。その中にも、まだ、値頃な、手の届く素晴らしい逸品があります。

パーカー氏も『05年は並外れたヴィンテージで過去28年間試飲したヴィンテージとは全く違っている!』と評価し、アドヴォケート170号で、マイナーAOCの『掘り出し物の2005』の特集を組んでいる位です。

カスティヨン、フロンサック、コート・ド・フラン、セカンドラベル等は狙い目です!

▼ 厳しい評価で知られるル・クラスマンは
『ティエンポン父子は1983年にシャトーピュイグローを購入し、ボルドーコート・ド・フランを復興させた。ボディとアルコールに富み、よくコントロールされた樽香があり、長熟の可能性を秘めたワインでアペラシオンの基準となっている。ワインの質は安定しており、さらに近年のヴィンテージはレベルが高い。サンテミリオンの多くの高級シャトーと対抗できる』ル・クラスマンより

▼ ヒュー ジョンソン氏は

「このごく小さなAOC地区の中で有力なシャトー!樽の中で熟成させたワインは驚くほど優秀。醸造責任者はサンテミリオンのシャトー・パヴィマカンと同じ。」ヒュージョンソン氏「ポケットワインブック」



専門家軒並み高評価!!!
--------------------------------------------------------------------------------歴史に残る偉大なヴィンテージと言われる2005年!

過去を振り返っても82年や61年位しか比較できるヴィンテージが無い、と言われる突出した品質と、非常に評価が高い2005年。

これはもう、ビッグヴィンテージを越えて。スーパービッグヴィンテージと呼ばないと言い表せません!

驚くまでの価格高騰が人々の度肝を抜いたボルドーの2005年ですが、全体的な品質は本当に素晴らしいのです。是非この価格帯でお試し頂きたいです!

パーカーのTHE VALUES(お値打ち!)評価のひとつ
パーカーポイント88~90点!(ワインアドヴォケイト#170)


毎ヴィンテージ、強烈なキャラクターを持つピュイグローですが、もちろん2005年もスーパーです。パーカー氏も170号のワインアドヴォケートにて選りすぐられた『お値打ち』に挙げています。

さすがグレイトヴィンテージの2005年です!
アルコール度数はなんと驚異の14度!
2005年のピュイグローは、メルロー55%、カベルネフラン30%、カベルネソーヴィニヨン15%の構成。右岸らしいワインです。右岸ファンには要チェックワインですっ!!


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シャトー・ピュイグロー[2005]年・ニコラ・ティエポン・AOCコート・ド・フラン Chateau Puygueraud [2005] AOC Bordeaux Cotes de Francs (Nicolas Thienpont) あのル・パンやパヴィ・マカンのティエンポンファミリーが造る人気ワイン!ヒュー ジョンソン氏をして「樽の中で熟成させたワインは驚くほど優秀」と言わしめ、ロバート パーカー氏には「並外れたヴィンテージで過去28年試飲したヴィンテージと全く違っている」と驚嘆させたグレイトヴィンテージのボルドー2005年!この2005年も選りすぐられた「お値打ち」に挙げられ驚異の88~90点獲得!さすがスーパーグレイトヴィンテージと言われるゆえんです。
うきうきワインの玉手箱 より)


高品質なワインとして世界中に認められるピュイゲローの支配人は、ポムロールでもペトリュス以上に名門蔵の名を継承してきたヴュー・シャトー・セルタンで有名なティエポン家の長男ニコラ・ティエポン氏。

彼はパヴィー・マカンやシャトー・ベルヴューといったボルドーを代表する多くのワインを手がけている実力の持ち主。
最先端の技術・思想を常に導入し、高品質ワインを作る為に果敢にチャレンジしております。

ピュイゲローは銘酒人ティエポン氏の創意工夫と努力の結果の賜物なのです。

55%メルロー 25%カベルネ・フラン 15%カベルネ・ソーヴィニヨン 5%マルベックから成るこのワインは、ブルベリー入りチョコや、ドライフルーツのプルーンを思わせる芳醇な香ただよう、しなやかで、繊細なワイン。

ヴェリタス より)


2/7に抜栓。非常に香りが高い。甘~い香り。グラスに注ぐとすぐに香りがとどく。メルローの香り。色は、深い。かなり深い紫色。対側が見えないほど。口に含むと、まだしっかりしたタンニンが感じられる。その奥にはメルローの果実味がひろがる。ソーヴィニオンの風味ものこる。もう少し寝かせておいたほうがいい感じ。自分は好きな感じですが、奥さんは渋くて飲めない、と言っていました。2日目では、タニックな部分がかなりこなれていたようにおもいます。フィニッシュは長くありませんが十分楽しめる2日目でした。奥さんは、2日目でも渋くて飲めない、と言っていました。
2009年12月30日もう一本を抜栓。今回はデカンタした。結構な澱があった。コルクはしっかりしていて少し乾燥していたが、液漏れは全く認められなかった。シャトー名、Vintageが刻印されていた。少し低い温度で抜栓したので最初はあまり香り立たず。徐々に香りがしてくる。ブラックベリーの香り、ミント香はあまりしない。徐々に甘い香りがしてくる。おそらくメルローの香り。味わいは濃い味であるが、前回飲んだ時よりもタンニンの主張が少ないと思いました。鶏の照焼と合わせましたが特に問題なし。娘さんが、神の雫でのデカンタのようにしたい、と言い出したので、神の雫で出てくるように、デカンタを振り回してみましたが、その後、ものの見事に香りが飛んでしまった感じがしました。ワイン単独でたのしむというよりは、コッテリ系の食べ物とのマリアージュを楽しむ方が良いと思われました。




Pallhuber Munsterer Schlosskapelle 1987 Kabinett

2008-03-12 05:54:30 | ドイツ

Pallhuber Munsterer Schlosskapelle 1987 Kabinett

NaheのMunster村でのSchlosskapelle畑で作られたワインです。

葡萄種はKernerと思われます。

Pallhuberが会社だと思うのですが、このワイン自体がうまくヒットしません。



ナーエ


ナーエ川は,ラインガウのリューデスハイム付近でライン川に合流に合流します。ナーエ川とその支流のグラーン川,アルゼンツ川にそってこの生産地域は広がっています。降水量の少ない温暖な気候と,鉱山地帯を控え火成岩,堆積岩,変成岩といった変化に富んだ土壌で葡萄は生育しています。この生産地域は一つの地区(Bereich Nahetal)にまとめられています。

主に栽培さている品種は,白ワイン用葡萄のリースリング,ミュラー・トゥルガウ,シルバーナで全体の約3/4を占めています。しかし,残りの1/4は多種多様でドイツ全土で栽培されている品種の大部分が含まれます。このため,ナーエは「ドイツワインの試飲小屋」とも呼ばれています。

一般的にナーエでは,多種多様な土壌と温暖な気候に育まれ,バラエティー豊かで,丸みと柔らかさをもち,酸味は控えめで,果実味の豊かなワインが造られています。以下に,主な村,畑,醸造所を紹介します(管理人の独断と偏見によるため,この他にも優れた畑,醸造所があります)。


ナーエタール地区(Bereich Nahetal)
村名
  畑名
   主な醸造所(*単独所有)

オーバーハウゼン (Oberhausen)
  ブリュッケ (Bruecke, 橋のある通り)
    ヘルマン・デンホフ醸造所(Weingut Hermann Doennhof)
ニーダーハウゼン (Niederhausen) ヘルマンスヘーレ(Hermannshoehle, ヘルマンの坑道)
    ヘルマン・デンホフ醸造所(Weingut Hermann Doennhof)
  ヘルマンスベルク (Hermannsberg, ヘルマンの山)
    ベッケルハイム州立醸造所*(Staatliche Weinbaudomaene Niederhausen Schlossboecklheim)
シュロスベッケルハイム (Schlossboeckelheim)
  クッファーグルーベ (Kupfergrube)
    ヘルマン・デンホフ醸造所(Weingut Hermann Doennhof)
  フェルゼンベルク (Felsenberg)
    クルジウス醸造所(Weingut Crusius)
ドルスハイム (Dorsheim)
  ゴールトロッホ (Goldloch)
  ピッターメンヒェン (Pittermaennchen)
  ブルクベルク (Burgberg)
    シュロスグート・ディール醸造所(Schlossgut Diel)
バート・クロイツナッハ (Bad Kreuznach)
  パラディース (Paradies, 楽園)
    コレル・ヨハネスホフ醸造所(Weingut Korrell-Johanneshof)
ヴィンツェンハイム (Winzenheim)
  ローゼンヘック (Rosenheck, 野バラ)
    オスカー・マテルン醸造所(Weingut Oskar Mathern)
ミュンスター (Muenster)
  ダウテンプレンツァー (Dautenpflaenzer)
    ゲッテルマン醸造所(Weingut Goettelmann)
ランゲンロンスハイム (Langenlonsheim)
  ケーニッヒスシュルト (Koenigsschild)
  レーラーベルク (Loehrer Berg)
    ヴィリー・シュバインハート醸造所(Weingut Buergeermeister Willi Schweinhardt Nachf.)
ラウベンハイム (Laubenheim)
  カルトホイザー (Karthaeuser, カルトホイザー修道院)
    テッシュ醸造所 (Weingut Tesch)
ロクスハイム (Roxheim)
  ベルク (Berg)
    ザルム・ダルベルク醸造所(Weingut Prinz zu Salm-Dalberg)
ドイツワインの散歩道 より)




Chateau Latour 1982

2008-03-11 05:06:36 | フランス・ボルドー

Chateau Latour 1982

(+)実家のワインセラーシリーズです。


ポイヤック第1級
赤/フルボディ(重口)
カベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロ20%、カベルネ・フラン4%、プティ・ヴェルド1%

常に外交的だった珍しいラ・トゥールだ。濃厚な、光りを通さないほど濃いガーネット色をしており、緑には心もち琥珀色も見られる。甘い、スモーキーなローストしたアロマが感じられるノーズと一体になった、ジャムのようなレベルのブラックカラント、チェリー、プルーンを連想させる果実味がある。並はずれた凝縮感ととろみを持っていて、厚みのあるふくよかな舌触りから滲み出る趣は、西洋杉、タバコ、コーヒー、過熟した果実を思わせる。弱めの酸と、高いアルコールのため、なおさらグリセリンの多い、噛みごたえのある舌触りになっている。フィニッシュは永遠に続くようだ。
パーカーポイント100点
飲み頃期間:現在~2040年
インポートリカーショップ より)


評点:100

 常に外向的だったという珍しいラトゥールだ。ムートン・ロートシルトとラフィット・ロートシルトというポイヤックの一級仲間とは正反対で、いつコルクを抜いてもジャムのような、外向的な、おいしいワインなのである。
 濃厚な、光を通さないほど濃いガーネット色をした1982年ラトゥールは、縁には心持ち琥珀色も見られる。甘い、スモーキーな、ローストしたアロマが感じられるノーズと一体になった、ジャムにしたようなレベルのブラックカラント、チェリー、プルーンを思わせる果実味がある。
 並はずれた凝縮感やとろみを持っていて、厚みのある、ふくよかな舌触りからにじみ出る趣は西洋杉、タバコ、コーヒー、過熟した果実を思わせる。弱めの酸と、(ボルドーにしては)高いアルコールのため、なおさらグリセリンの多い、噛みごたえのある舌触りとなっている。
 フィニッシュは永遠に続く。遠縁でも似ているラトゥールがあるとしたら、似たような舌触りや多汁性を持つ1961年だけである。

予想される飲み頃:現在~2040年
最終試飲月:2002年8月
『BORDEAUX ボルドー 第4版』
KATSUDA より)


これらの825大シャトーは、1989年、縁あってパリに旅行に行ったときに購入してきました。当時は今と違ってワインの値段が1/3でした。




Chateau Margaux 1982

2008-03-10 05:03:07 | フランス・ボルドー

Chateau Margaux 1982

(+)実家のワインセラーシリーズからです。


パーカーポイント 98点+!!!
誰が見てもわかるほどに優れた作品。一生の始まりはいささかごつく、力強い、男性的な、粗雑といえるスタイルをしており、タンニンのレベルは高く、巨大なエキス分や豊かさがあったものだが、どんどん都会的になっていき、タンニンも継ぎ目なくまとまっている。光を通さないほど濃い紫・ガーネット色をしており、ほのかなお香、甘いトリュフ、ブラックカラント、花、湿った土を思わせる。非常にフルボディで、グリセリン、エキス分、タンニンのレベルは特筆に値する。最も凝縮感のあるマルゴーだ。

インポートリカーショップより)


評点:98+

 例外的に力強く、厚みがあり、骨太な構造のマルゴーで、熟成が進むにつれてタンニンにある種の粗さが感じ取れたために、やや評価が下がっていた。だが、私はこのワインをいつ、いかなる場所でも、わくわくしながら飲む。タンニンと構造が以前より顕著になっただけのことかもしれない。
 非常に濃い紫からガーネット色に、トリュフ、カシス、煙、花、トーストしたような新樽の香りの強くて甘いノーズが続く。フルボディでグリセリン、エキス分、タンニンの度合いが印象的な、スケールの大きい、がっしりしたマルゴーで、1983年、1986年、1990年ものの偉大なマルゴー・ヴィンテージのような品格と品質は持ち合わせていないかもしれないが、厚みがあって汁気の多い、巨大な重々しい感触が口いっぱいに広がる。
 フィニッシュにタンニンが強いことから、さらに5年から7年貯蔵した方がいいようだ。しかし、1982年ものの上等なワインに共通する厚みのあるジューシーな噛みごたえには、拒みきれないものがある。

飲み頃予想:2002年から2035年
最終試飲月:98年4月

講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
KATSUDAより)




Chateau Lafite Rothschild 1982

2008-03-09 05:56:59 | フランス・ボルドー

Chateau Lafite Rothschild 1982

(+)実家のワインセラーシリーズからです。


ポイヤック第1級
赤/フルボディ(重口)
カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ25%、プティ・ヴェルド3%、カベルネ・フラン2%

いまだに並外れて内向的で、若々しさを持った、スケールの大きい(標準的ラフィットから見るとかなり大柄な)ワインである。1953年、1959年以降につくられた最も偉大なラフィットとなるはずだ。ハーブ、ブラックカラント、ヴァニラ、鉛筆、西洋杉の混じり合った、ずば抜けて強い、気のそそられるブーケをいまだに保っている。かなりのタンニンを含み、ラフィットとしては驚くほど特異な力強さを現している。このワインのトレードマークとも言うべき優雅さは、このヴィンテージの力強くてとろりとした舌触り、濃密でジューシーな味わいをもってしても損なわれてはいない。豊かでコクがあり、それでいて若々しさと頑固さも残すこのワインは、すばらしいラフィット=ロートシルトとなるに違いない。 ※講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』より転載。
パーカーポイント:100点
インポートリカーショップ より)


評点:100

 いまだに並外れて若々しい、このスケールの大きな(ラフィットの基準では重々しい)ワインは、1959年以降で最も偉大なラフィットとなるだろう。
 いまだに感じられる格別に強烈な、人を動かさずにはおかないブーケはハーブ、ブラックカラント、ヴァニラ、鉛筆、そして西洋杉を思わせる。相当なタンニンが感じられ、ラフィットにしては驚くほどの、異例な力強さと凝縮感もある。
 顕著な特徴とも言えるこのワインの優美さが危機に瀕することがなかったのは、このヴィンテージがパワフルでとろりとした舌触りの、厚みのある、ジューシーなワインを生産する傾向があったためだ。リッチで、フルで、いまだに若々しく、すばらしいラフィット・ロートシルトになっており、1959年の現代版である。

予想される飲み頃:現在~2040年

『最新版 世界の極上ワイン』
KATSUDA より)




Chateau Haut Brion 1982

2008-03-08 05:51:11 | フランス・ボルドー

Chateau Haut Brion 1982

(+)実家のワインセラーシリーズです。


比較的若々しいワインで、深みのあるルビー色も緑に少々ピンク色が見られるだけである。甘いレッドカラント、プラム、甘いミネラルの趣があり、ミディアムボディの、非常にエレガントなスタイルをしている。タンニンは熟しており、果実味は見事で、余韻の長さは45秒ある。
パーカーポイント:94点
飲み頃期間:現在~2022年

インポートリカーショップより)


評点:94

 管理者であるジャン・デルマは、1982年は1959年のオー=ブリオンの現代におけるクローンであると信じている。私はそこまで言い切ることは好まないが、確かに豊かで、魅惑的で、ミディアムボディからフルボディのオー=ブリオンであり、はっきりとしたミネラル、タバコ、熟したカラントのような果実の個性がいくらか現れ始めた、香りが華やかな、複雑な第一級シャトーものである。
 私が思うに、これは完璧な1989年ものには匹敵しないが、豊かで、フルボディであり、甘いタンニンがうまく混ざり合い、真に上品な特徴を備えていて、そのフィニッシュは甘く、広がりがあり、長い。
 このワインがタンニンの殻を脱ぎ捨て、真にオー=ブリオンらしい特性を明らかにするには時間がかかった。あと3年から5年で完全に熟成し、21世紀の最初の20年間を通して、おいしく飲むことができよう。

最終試飲月:95年9月

講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
KATSUDAより)





Chateau Mouton Rothschild 1982

2008-03-07 05:20:34 | フランス・ボルドー

Chateau Mouton Rothschild 1982

(+)これも実家のワインセラーシリーズです。

20世紀最大といわれる1982年のボルドー5大シャトーを紹介します。まずは・・・。


■1982年 シャトー・ムートン・ロートシルト
Chateau Mouton-Rothschild Pauillac, Bordeaux, France

【特徴】82年のラベルは映画監督ジョン・ヒューストン氏の作品。パーカーポイント100P。最も偉大なヴィンテージ
驚くほど濃い色調と豊富なタンニン。力に満ち果実の凝縮感を感じられる。たわわに実ったぶどうを前に太陽に向かって跳びはねる羊。
e-グランクリュドットコム より)


ロバート・パーカー
評点:100

 混じりけのない紫色のムートン=ロートシルトは、1982年のヴィンテージのなかで最も内向的な、成長していないワインであることが分かった。信じられないほど豊かで派手な個性を、瓶詰め後5~6年のうちに誇示したワインだが、1980年代後半以来、徐々に閉じてきていて、いつまた花咲くのかは予測が難しい。
 厚みのある、とろりとしてなめらかな舌触り、ジャムのような果実味、そして並外れた味わいの凝縮といったこのヴィンテージの特徴はまだ消えていないが、全然成長しておらず、まるで若い時期の樽からの試飲のときと同じようだ。この巨大で強力なムートンは、大量のタンニンと計り知れないボディを見せる。
 1970年、1961年よりもかなり豊かで、1959年や1945年になぞらえることも無理ではない!
 これを持っている方、ワインを早死にさせたくなければ、あと5年から10年は貯蔵しておこう。ラトゥール同様、1982年のムートン=ロートシルトは50年、60年と持ちこたえる力を持ったワインである。これを試した最近の2回では、私は飲もうとする日の前日の朝、デキャンタに移してみた。このワインがその並外れた可能性を見せるのは、閉めたデキャンタの中でおよそ30時間呼吸させたときだ。驚くべき傑作で、いまだに、終わってしまうどころか、樽からのサンプルに似ている。伝説となるか!
最終試飲月:98年4月

講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』

KATSUDA より)


バロン・フィリップ・ロスチャイルドのHPはこちら

Wikipedia Englishではこちら




Les Forts De Latour 1982

2008-03-06 05:29:43 | フランス・ボルドー

Les Forts De Latour 1982

(+)実家のワインセラーシリーズです。


★名高きラトゥールの趣溢れる作品★
~第1級CH.ラトゥールのセカンド~
レ・フォール・ド・ラトゥール

 ボルドー・メドック地区格付第1級CH.ラトゥールのセカンドです。
セカンドといっても、他の格付第4級シャトーのワインに匹敵し、全てのセカンドワインの中の筆頭として最高のものと広く認められています。
ラトゥールのスタッフは、このセカンドワインが常に1855年の格付けにおける第2級と同等の品質を確保すべく、細心の注意を持って造り、それゆえに、選別試飲の段階で第2級に匹敵する出来栄えでない年は、セカンドよりも格下のポイヤックに回されます。
グラン・ヴァンのCH.ラトゥールと全く同じ方法で、3つの畑から収穫されたブドウと若い樹齢のブドウから造られ、その性格はラトゥールそのものと驚くほど似ており、やや軽めのスタイルで飲み頃が早めに訪れるという違いがあるだけです。
また、若い樹齢の木のブドウだけではなく、ランクロ外のブドウの木が樹齢を重ねるにつれ、このレ・フォール・ド・ラトゥールの品質は着実に向上しています。
アーベンワインショップより)


 ラトゥールのスタッフは、ラトゥールのセカンド・ワインが、1855年の格付けにおける第二級と同等の品質を確保できるよう常に心がけている。実際、ここで行われるレ・フォール・ドゥ・ラトゥールのブラインド・テイスティングでは、第二級に対抗することが要求される。もし出来がよくなければ、そのときは「ポイヤック」に格下げする決議がなされる。たとえば1978年や1982年のような特異なヴィンテージでは、私もこの評価に同意する。しかし客観的には、このワインは第四級の品質に匹敵し、ボルドーで産出される最上のセカンド・ワインの地位を確立している。  ワインはラトゥールと全く同じ製法でつくられるが、ブドウは次の3ヵ所 の畑のものが使われる。プティ・バタイエ、コンテス・ドゥ・ラランド、そしてレ・フォール・ドゥ・ラトゥール。これに、ラトゥール用の畑から穫れたブドウのうち、グラン・ヴァンに適さないと見なされたもの(たいていは若い木のブドウ)がブレンドされる。  レ・フォール・ドゥ・ラトゥールの性格は、ラトゥールそのものと驚くほど似ている。少し軽めで、早く飲み頃になる点が違っているだけだ。ボルドーの有名シャトーで生産される最上のセカンド・ラベル(あるいは商標)であることに間違いはない。  レ・フォール・ドゥ・ラトゥールは、すべてのセカンド・ワインのなかで最上のものと広く認められており、テイスティングにおいても、しばしば、ポイヤックのもっと有名なワインよりも上位にランクされるため、こうして別個に取り扱うに値する存在である。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
KATSUDAより)




Chateau LaCabanne 1981

2008-03-05 05:18:00 | フランス・ボルドー

Chateau LaCabanne 1981

実家のワインセラーシリーズからです。


日本語での解説がヒットしません!!!

扱っているところがないんでしょうかね。


CHÂTEAU LA CABANNE
POMEROL
MEMBRE DE L'UNION DES GRANDS CRUS DE BORDEAUX


Le CHÂTEAU LA CABANNE est un vignoble de 10 hectares situé sur les graves du versant Ouest de la Haute-Terrasse au centre géographique de Pomerol.


On y cultive la vigne depuis l'époque gallo-romaine, mais l'origine du nom qui est aussi un lieu-dit remonte au XIVème siècle où l'on voyait ça et là des cabanes isolées, domiciles des serfs et des colons.


Le sol argilo-graveleux à sous-sol de mâchefer (concrétion de sable et de fer) et l'encépagement (92 % Merlot - 8 % Cabernet Franc) donnent, après cuvaison d'une vingtaine de jours et vieillissement en fûts merrains neufs (bois de chêne fendu non scié), un vin coloré de teintes de cerises bien mûres (caractéristiques des vins à dominante de merlots) avec des reflets noirs présentant des nuances fauves au vieillissement.


C'est un vin au nez puissant et délicat, aux notes confites d'abricots et de gibiers, à l'attaque soutenue et charnue, dont le bouquet et la finesse s'allient harmonieusement à un corps puissant.


Le CHÂTEAU LA CABANNE produit un deuxième cru, le DOMAINE DE COMPOSTELLE, excellent vin au nez puissant, qui, tout en gardant sa capacité de vieillir, peut être dégusté rapidement.

(英語版)

CHÂTEAU LA CABANNE
POMEROL
MEMBER OF UNION DES GRANDS CRUS DE BORDEAUX

CHÂTEAU LA CABANNE IS A 10 hectares (25 acres) vineyard which is located on the gravely soil of the west side of the "high terrace" in the heart of Pomerol.
Vines have been grown there since the gallo-roman period, but the property's name, which is also that of a "lieu-dit" (place name), goes back to the 14th century when the sharecropper's serfs lived in "cabanes" (huts).


The gravely clay soil on a subsoil of scoria (concretion of sand and iron) and the grapes varieties (92 % Merlot - 8 % Cabernet Franc) give, after around 20 days in vats and aging in new oak casks (oak which is split and not sawn), a wine with a color of very ripe cherries (characteristic of wines with a dominance of Merlot) with black tints showing shades of fawn during aging.

This wine is powerful and delicate on the nose, with hint of candied apricot and game ; it starts out forceful and rich on the palate. It also has a great deal of finesse which complements the wine's vigor admirably.

CHÂTEAU LA CABANNE also produces a second wine : DOMAINE DE COMPOSTELLE which, while keeping its capacity for aging, can be drank sooner.



ということです・・・・・。


ぶどう種:メルロ 92% カベルネフラン8%


抜栓日:2013年5月3日
コルク:ワイン名、Vintageが刻印されていました。
液漏れ:液漏れちょっとあるようす。一部分上まで染みていましたが、コルクの上部には色がついていませんでした。
グラス:リーデルボルドータイプを使用。
 
色:比較的濃いめのガーネット。
エッジ:エッジは比較的しっかり、ややオレンジ色。
脚:普通の脚
ディスク:さほど厚くないです。
 
香り:香りはさほど強くわりません。腐葉土、キノコの熟成香。スワリングでちょっと酵母っぽい感じ。微かにインクというか、果実香を感じますが、程遠いかなた。
 
タンニン:タンニンとしての渋みはありません。
 
味:こちらも、枯れた、というか、腐葉土感がメイン。若干の苦味もありますか? 時間を置いても開いてくることなく終わってしまいました。


Chateau Petrus 1981

2008-03-04 05:10:20 | フランス・ボルドー

Chateau Petrus 1981

(+)実家のワインセラーシリーズです。


ロバート・パーカー
評点:86

 1981年のペトリュスは、樽から試飲した時はとてもスリリングなワインだった記憶があるが、瓶詰め後、同じような印象を受けた事はなく、私は評価を下げ続けている。今回の試飲では、控えめな、軽い、洗いざらしの個性が見られた。野菜くさいチェリー/コーヒーの風味の果実を思わせるノーズと渾然一体になったスパイシーなオークの香りがある。酸っぱく、やせており、生硬で、メドックのような味のワインであり、ペトリュスらしい甘さ、噛みごたえ、とろみはない。過去20年間で最も過大評価されたワインの1つに違いあるまい。16年目のワインなのに、事実上澱がないので、清澄や濾過のしすぎだったのだろうか。

飲み頃予想:現在~2015年
最終試飲月:1995年12月

講談社 『BORDEAUX ボルドー 第4版』


Wine Spectator
評点:89点

Big and very ripe, almost raisiny. Mouth-coating fruit with ripe tannins, but a little clumsy to be outstanding. Drinkable now.--The Bordeaux 50.
KATSUDA より)





Villa di Capezzana 1977

2008-03-03 05:49:38 | イタリア

Villa di Capezzana 1977

(+)実家のワインセラーシリーズです。


ヴィラ・ディ・カペツァーナ・カルミニャーノ
Villa di Capezzana Carmignano D.O.C.G

VINTAGE:1977
格付け:カルミニャーノ DOCG
生産地域:トスカーナ州プラート県カルミニャーノの丘陵に位置する自社畑(標高150
ぶどう品種:80% サンジョヴェーゼ、20% カベルネ・ソーヴィニヨン(9月下旬~10月初めの10日間に収穫)。
アルコール度数:13.5%
色:深みのあるルビーレッド
ボディ:フルボディ
テイスティング:スパイシーなアロマのある、たっぷりとしてエレガントで甘い果実の香り。タンニンには構成がありますが丸みがあり甘味も感じられます。ワインの口当たりとボディが、バランスの良い酸味と絶妙なハーモニーを奏でます。長く持続性のあるフィニッシュは、小さな赤い果実やスパイス感が楽しめます。
製造方法:ステンレスタンクで醸造。マロラクティック発酵はフレンチオークの樽で。350Lのアリエ産オーク樽で15ヶ月間熟成。最低6ヶ月間瓶熟成。
適温:18-19℃
料理:ローストした肉料理や狩猟料理、熟成したチーズに良く合います。
日欧商事より)


産地:イタリア、トスカーナ州、
格付け: D.O.C.G
生産者: テヌータ・ディ・カペッツァーナ
(オーナー:コンテーニ・ボナコシ伯爵)
品種: サンジョヴェーゼ80%、カベルネソーヴィニォン20%
アルコール度 : 13.5%
発酵・熟成期間 : ステンレスタンクで醗酵後、バリックで1年熟成。
作柄の良い年にこのDOCGカルミニャーのはリリースされます。サンジョヴェーゼ80%、カベルネソーヴィニォン20%をステンレスタンクで醗酵後バリックで1年以上熟成。さらに瓶内熟成6ヶ月をへて出荷されます。
少しガーネットを帯びた黒い色。柔らかくなめらかで、口に含んだとたんにフィットしてくれます。少し焦げた官能的なタンニンがしっかりとしており余韻は長い。

 

カルミニャーノという土地は、ワイン造りに向いた特殊なクリマがあると分析されている。日中はすごく暑くなるが、、夜は気温が下がる。(中略)昼夜の気温の差が大きいとブドウの熟成が進みやすい。またわずか70kmのところにアペニン山脈の高い山があり、それが夏時々雨を降らせ、ブドウに適度な水分を与える。こうしたミクロ・クリマが、古くからカルミニャーノのワインを支えてきた。(中略)
カリミニャーノの最大の特徴は、そのセパージュにある。トスカーナの代表的産地でもあり、もちろんサンジュベーゼが中心になるのだが、カベルネ・ソーヴィニォンのブレンドが義務づけられている。のである。サンジョヴェーゼ+カベルネといえば、いまトスカーナで大流行のブレンドだが、カルミニャーのでのカベルネの使用は、昨日・今日はじまったものではない。1533年にカテリーナ・メデチがフランスのアンリ2世のところに嫁いだ当時の、フランスとトスカーナの交流の中でもたらされたものである。カルミニャーノは、そのカベルネが早くから根付いた地域であり、その歴史から、カルミニャーノにはカベルネが入らねばならないのである。
カベルネのように栽培しやすいブドウは、いまたイタリア中で育てられ、その土地土地で異なった個性が現れている。同じトスカーナでも、キャンティ地区のカベルネは力強く出るが、カルミニャーノでは強さより柔らかさを持ち、サンジョヴェーゼとハーモニーを奏でるといわれている。とくにカペッツァーナのワインにはそれが顕著に表れる。(ワイン王国No16より抜粋)
Tanaka-yaより)

 

しっかし、77が飲めるんだろうか???




Herxheimer Honigsack Scheurebe Beerenausles 1976

2008-03-02 05:04:03 | ドイツ

Herxheimer Honigsack Scheurebe Beerenausles 1976

(+)実家のワインセラーシリーズです。


Pfalz地区のHerxheimer村のHonigsack畑のBeerenausleseだと思います。


ファルツPfalzはドイツの中でも温暖な生産地。ワインの生産量はラインヘッセンRheinhessenと並び国内1、2を争う。白が多いドイツの中では赤の比率が高い産地。主な品種は白がリースリングRiesling、ミュラー・トゥルガウMuller-Thurgau、ケルナーKelner。赤がポルトギーザーPortugieser、ドルンフェルダーDornfelder。


ファルツ(Pfalz)
~芳香・丸み・こくのあるワインを産む注目の生産地域~


北はラインヘッセン(Rheinhessen)に接してライン川に沿い,南・西はフランス国境まで広がるこの地域は,耕作面積ではラインヘッセンに次いでドイツ第2位ですが温暖な気候風土に支えられて,葡萄生産量は毎年ほぼ首位をキープする大生産地域です。

この地域は2つの地区,北部のミッテルハート/ドイチェ・ヴァインシュトラーセ地区(Bereich Mittelhaardt/Deutsche Weinstrasse),南部のズュートリッヒェ・ヴァインシュトラーセ地区(Bereich Suedliche Weinstrasse)により構成されています。

栽培される土壌はローム層をベースに,黄土,白亜期の粘土,砂礫等が混ざって構成され,葡萄にミネラルによる力強さを与えています。栽培される葡萄は,白ワイン用品種としては,リースリング,ミュラー・トゥルガウが多く,次いでケルナー,シルヴァーナーが主に栽培されています。赤ワイン用品種としては,ポルトギーザー,シュペートブルグンダー,ドルンフェルダーなどが栽培されています。

ミッテルハート/ドイチェ・ヴァインシュトラーセ地区には優良な葡萄畑と銘醸が多数集まり,これらの畑で栽培されるリースリングからは,繊細な中にも,力強さ,厚みがある素晴らしいワインが造られます。

ズュートリッヒェ・ヴァインシュトラーセ地区では,生産量こそ少なくなかったのですが,従来は瓶詰よりも樽で販売業者に引き渡されるケースが多かったため,知名度は高くありませんでした。しかし,粘土質の土壌に栽培される葡萄の特性を活かし,樽熟成を試みる意欲的な醸造家の努力などによりレベルも向上し,注目を集めつつあります。

この地域のワインは,葡萄品種もバラエティーに富み,辛口仕上げのワインからからデザートワインに至るまで,香り高く,ミネラルのたくましさと厚みをもったワインが産み出され,現在最も注目を集めている生産地域の一つです。以下に主な村,畑,醸造所を紹介します(管理人の独断と偏見によるため,この他にも優れた畑,醸造所があります)。


ミッテルハート/ドイチェ・ヴァインシュトラーセ地区(Bereich Mittelhaardt/Deutsche Weinstrasse)
村名
 畑名
  主な醸造所

ハート (Haardt)
 ヘレンレッテン (Herrenletten)
 ビュルガーガルテン (Buergergarten)
 ヘルツォーク (Herzog)
  ミュラー・カトワール醸造所 (Weingut Mueller-Catoir)

ダイデスハイム (Deidesheim)
 ホーエンモルゲン (Hohenmorgen, 高地の畑)
 グラインヒューベル(Grainhuebel, 小石の多い土壌の畑)
  バッサーマン・ヨルダン醸造所 (Weingut Geheimer Rat Dr. von Bassermann-Jordan)
 キーゼルベルク (Kieselberg, 瓦礫の山)
  ヨゼフ・ビッファー醸造所 (Weingut Josef Biffar)
 ラインヘーレ (Leinhoehle)
  ダインハート醸造所 (Weingut Dr. Deinhard)
フォルスト (Forst)
 イェズイーテンガルテン (Jesuitengarten, イエズス会士の畑)
 ウンゲホイヤー (Ungeheuer, ウンゲホイヤー家の畑)
 フロイントストュック (Freundstueck)
  ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 (Weingut Dr. Buerklin-Wolf)
  フォン・ブール醸造所 (Weingut Reichsrat von Buhl)
  ゲオルク・モスバッハー醸造所 (Weingut Georg Mosbacher)
ヴァッヘンハイム (Wachenheim)
 ゴルトベヒェル (Goldbaechel)
 ゲルュンペル (Geruempel, ゲルュンペル家の畑)
  ヨゼフ・ビッファー醸造所 (Weingut Josef Biffar)
  カール・シェファー醸造所 (Weigut Karl Schaefer)
ルッパーツベルク (Ruppertsberg)
 ホーエベルク (Hoheberg)
 ライターファト (Reiterpfad)
 ヌスビーン (Nussbien)
  ビュルクリン・ヴォルフ醸造所 (Weingut Dr. Buerklin-Wolf)
  クリストマン醸造所 (Weingut Christmann)
  ダインハート醸造所 (Weingut Dr. Deinhard)
カールシュタット (Kallstadt)
 ザオマーゲン (Saumagen, 豚の胃袋)
 シュタインアッカー (Steinacker)
  ケーラー・ルプレッヒト醸造所 (Weingut Koehler-Ruprecht)
デュルクハイム (Duerkheim)
 ミヒェルスベルク(Michelsberg, 聖ミカエルの山)
 シュピールベルク (Spielberg)
  クルト・ダーティング醸造所 (Weingut Kurt Darting)


ズュートリヒェ・ヴァインシュトラーセ地区(Bereich Suedliche Weinstrasse)
村名
 畑名
  主な醸造所

ブルヴァイラー (Burrweiler)
 マンデルベルク (Mandelberg)
 ローゼンベルク (Rosenberg)
  ヴェールハイム醸造所 (Weingut Dr. Wehrheim)
 シュロスガルテン (Schlossgarten)
 シェーヴァー (Schaewer)
  ヘルベルト・メスマー醸造所 (Weingut Herbert Messmer)
 カスタニーンブシュ (Kastanienbusch)
  レプホルツ醸造所 (Weingut Oekonomierat Rebholz)
ジーベルディンゲン (Siebeldingen)
 ゾンネンシャイン (Sonnenschein)
  レプホルツ醸造所 (Weingut Oekonomierat Rebholz)
ゴットラムシュタイン (Godramstein)
 ミュンツベルク (Muenzberg)
  ミュンツベルク醸造所 (Weingut Muenzberg)


ドイツワインの散歩道 より)