VdF Rouge 12 Louis Julian 2015
LOUIS JULIAN
ルイ・ジュリアン
★ニームから約30Km北西にある小さな村Ribaute Les Tavernesで、ただ1軒のワイン生産者である。
ルイはもの静かで、質問をしてもあまり多くを語ろうとはしない。
しかし、彼はブドウの品種改良の研究者でもあり、温暖化対策として暑い気候でも対応できる品種などを開発している。
恐らく60を超えていると思われるが記憶力は抜群で、2006年の天候について尋ねると、数字を明確に交えてすらすらと答えてくれた。
彼のワインのほとんどは村人たちによって消費されている。
栽培:有機栽培
畑は2ヶ所に分かれており、合計で24haを所有。
土壌構成はマルヌーブルー(青色の石灰でとても硬質)と粘土石灰質。
樹齢は平均で30~40年で、最も古いカリニャンは最低でも70年以上経っている。
ブドウは混植されており、グルナッシュ、シラー、メルロ、カベルネソーヴィニヨン、カリニャン、アラモン、オーバン、クレレット、ユニブラン、ヴィラブランなどに加えて、独自に交配した品種も多数植えられている。
醸造
一部を除梗した後にタンクで野生酵母による醗酵。
醗酵中の温度コントロールは行わない。醗酵終了後に軽く圧搾した後、ホーローのタンクで3~4ヶ月の熟成。
亜硫酸はビン詰めの際に、極めて少量を添加するのみ。
清澄、ろ過のどちらも行わない。
ヴァン・ド・フランス・ルージュ12°2015
*ルイ・ジュリアンの素晴らしいところは流行や時間、時代に左右されずにマイペースで長い間造り続けているところかな。
今年も緊急試飲!
2015年は安定感があるかな?
しっかりとした果実感ととっかかりの無い美味しさは相変わらず!
太陽の下や木陰がお似合いな軽快で明るい印象。
美味しい空気を吸いながら
つべこべ言わずにワイワイ飲んじゃいましょう!
人生余裕を持っていきましょう!
楽し過ぎます!
*資料として
ルイジュリアン(南ローヌ)がビオの畑の生産者として映画に出演しています。
◎「未来の食卓 NOS ENFANTS NOUS ACCUSERONT」
http://www.nosenfantsnousaccuseront-lefilm.com/
http://www.uplink.co.jp/film/
<ルイ・ジュリアンより>
2015年は冬から春先までは例年並みの天候で雨もほどよく降りました。
5月から10月までほぼ毎日快晴で、特に6月から8月の3ヶ月は朝22度、日中36度の気温が連日のように続き、収穫時期になってさすがに心配になりましたが、ブドウを食べて「このブドウで良いワインができないはずがないと確信した。
生涯忘れられないヴィンテージになると思う。」と述べています。
栽培:ビオディナミ
畑は2ヶ所に分かれており,合計で24haを所有。
土壌構成はマルヌーブルー(青色の石灰でとても硬質)と粘土石灰質。
樹齢は平均で30~40年で,最も古いカリニャンは最低でも70年。
収穫:9名で3週間くらい すべて手摘み
醸造:一部を除梗した後にタンクで野生酵母による発酵。
発酵中の温度コントロールは行わない。
発酵終了後に軽く圧搾した後、ホーローのタンクで3~4ヶ月の熟成。
亜硫酸の添加はなし。清澄、ろ過のどちらも行わない。
品種:メルロー主体、シラー、アラモン、グルナッシュ他10種以上がブレンド
ヴォルテックさんの試飲コメント
グラスの底が見える程度のやや濃い目の赤色で、 色からも軽やかさが感じられます。
甘酸っぱい赤い 果実やカシスやブラックベリーなどの 黒系の果実が混ざり合ったような、やや凝縮感のあるスタイルですが、 昨年に比べ繊細且つ軽やかな印象でタンニンも控えめです。
甘みと果実のジューシーな香りが調和よく広がり果実味の中に 白胡椒やハーブの風味が感じられ、 余韻に感じるタンニンがフレッシュさを 落ち着かせてくれます。
4/19/2016試飲
ルイジュリアン、うまい!
今年はしっかりと安定感がありますね!
残っている2007年をかけてみようかな?
でも不安定だった頃も懐かしい。
(
moritayaより)
2015年は造り手も「このブドウで良いワインができないはずがないと確信した。生涯忘れられないヴィンテージになると思う」と語る素晴らしい年となりました。軽いガスを感じる爽やかさとジューシーさが同居した味わい!
ワインの説明
■ インポーターさん情報より ■
<テイスティングコメント>
エッジに僅かに紫が見えるやや濃い目の赤色です。抜栓直後は控えめですが、ブラックベリーやブルーベリ ー、 カシスなどの小さな黒系果実の香りが主体となっており、開いてくると香りが増し、味わいもまとまりが良く 円みが出てきます。軽やかなアタックながら程よく広がる果実の甘みと、喉へ進むにつれ凝縮した香りや葡萄 の 果皮のようなタンニンと旨味を感じさせてくれます。また、舌先に甘みと旨味を残しつつ、余韻にこのワイン の 骨格となるタンニンと果実の風味が全体の調和を整えています。
<ルイ・ジュリアン2015年作柄状況>
2015年は冬から春先までは例年並みの天候で雨もほどよく降りました。5月から10月までほぼ毎日快晴で、 特に6月から8月の3ヶ月は朝22度、日中36度の気温が連日のように続き、収穫時期になってさすがに心配に なりましたが、ブドウを食べて「このブドウで良いワインができないはずがないと確信した。生涯忘れられ ないヴィンテージになると思う。」と述べています。
ワイン名: ルイ ジュリアン VdT ルージュ 12% 2015
造り手: ルイ ジュリアン
ヴィンテージ: 2015年
容量: 1000ml
味わい: 赤フルボディ
産地: フランス/ローヌ
品種: メルロー、シラー、グルナッシュ、カベルネ・ソーヴィニョン他20種ほど
特徴: 有機栽培 酸化防止剤無添加
輸入元: ヴォルテックス
(
グルナッシュより)
グルナッシュより購入。1,960円。
http://d.hatena.ne.jp/akirais/20160605/1465132663
抜栓日:2016年6月5日
インポーター:ヴォルテックス
コルク:プラスチックの蓋でした。グルナッシュさん「念の為に」とテープでしっかりと固定してくれていました。
液漏れ:分かりません。
グラス:シェフ&ソムリエのユニバーサルテイスティングを使用してみました。
色:ルビーパープルで、けっこう濃い目の色合い。結構紫の要素が強いです。輝きあり。
エッジ:しっかりと色ついています。深い色合い。グラスの向こう側の指が見えません。
脚:結構な粘性を感じます。
香り:赤紫の果実。ミネラル感が結構強く感じられます。マイルドなメトキシピラジンのニュアンス。木の実、マメっぽさ。ナチュールなんだろうな~という印象。でも、ネガティブな要素は殆ど感じられず、よーく見ると若干のプレタノっぽいニュアンスがほんのすこ~し、微量に感じられますか。アロマ的にはそんなに強くありません。
タンニン:しっかりと感じられますが、渋さというよりも力強さというイメージ。
味わい:しっかりとした酸と、果実味が豊か。全体的にやや冷たい印象をもちました。スムーズに口の中から喉に流れていきます。アフタにべトリっと口の中にくっつくような感じがあって、余韻はさほど長くはありません。なんとも、どこかに強く印象が残るわけではないんですが、なんとなくグラスに手が伸びて飲んでしまうワインです。うちのママちゃんに言わせると、「あ~、ん~、ジュース」と言っていました。
2日目、全体的な味わいに角が取れて、昨日よりも更に飲みやすくなりました。しかし、きちんとボディがあるので、クイクイ飲めてしまいます。
3日目、2日目とあまり変わりなくさらにマイルドになった感じでした。3日でなくなっちゃった・・・