個人的ワインのブログ

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Bourgogne Maison Dieu Nicolas Potel 1999

2009-09-19 13:53:43 | フランス・ブルゴーニュ

Bourgogne Maison Dieu Pinot Noir Nicolas Potel 1999

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(+)実家のワインセラーシリーズ、新規購入編です。


最高の熟成状態をご堪能頂けます!!
飲み頃ブルゴーニュを送り出す
ニコラ・ポテルが限定入荷です!!
Nicolas Potel "Maison Dieu" Bourgogne Pinot Noir 1999

父ジェラール・ポテルを引き継ぎ、才能溢れるネゴシアンとして、 1997年からリリースを始めた「ニコラ・ポテル」。

今回ご紹介するワインは彼自身が最高の熟成状態の古酒を探し出し、「ニコラ ポテル セレクション」として、蔵出しされたワインです。

「薄いのにこんなに旨みが!!ミネラルが!!」こんな印象でしょうか♪

テロワールが反映され、エレガントで、繊細、ピュアな味わい。
余韻も長く、いつまでも口中が旨みに満たされ、至福の時を味わえる。

ニコラ・ポテルのワインの共通した特徴です!!!

また蔵出しならではのリコルク、補酒等は行っておらず、最高の熟成状態である高い品質をお試しいただけます。

さらに特別なことに
"Maison Dieu"
とあるように、「ニコラ ポテル セレクション」ではありません!!
ニコラ・ポテル自身が醸造したメゾン物となります!!

どうやらニコラ・ポテル側の手違いのようですが、その希少性から考えると本来であれば、もう少し価格は上げるはず・・・

メゾン物ですと樹齢80年以上の区画からより凝縮された複雑な味わいで ACブルゴーニュの枠を超えた品質を堪能できます!!!
(信濃屋 より)



信濃屋より購入。2990円。2本購入した。
2009年10月25日抜栓。コルクは真ん中くらい前色がついていたが、液漏れは無し。コルクにはNicolas Potel BOURGOGNE VIEILLES VIGNES 1999"の刻印がある。抜栓した直後、瓶からあまり香りが立たなかったので、そのまま30分くらい放置。温度がやや低かったせいもあるかも。30分位すると香りがしてきたのでグラスに注ぐ。色は、思っていたよりも濃いガーネット色。非常にクリアーだが、ピノ・ノアールのワインとすると結構濃い方だと思う。Vingateの恩恵か。スワリングにより結構足があることが分かった。アルコール度数は13度。最初、グラスについだ時の香りは、フランボワーズ、ブルーベリー、干しぶどう、の香り、やや草っぽい熟成香。スパイシーな香りも入っています。スワリングによってさわやかな感じがこの中に入ってきます。いつまでも香りを嗅いでいたい、という気になります。一時間くらいたっても香りの要素はほとんど変わらない。飲んでみると、最初の段階ではやや温度が低かったせいか、最初に酸味が広がり、あとで果実味を感じる、やや酸味が強い印象があったが、時間がたつにつれて、フランボワーズ、干しぶどうの甘さが広がってきた。気持ちが優しくなるワインだとおもいます。一時間ほどで口の中に果実味が爆発する位の感じが広がる。Meo CamuzetのVosne Romanneほどの複雑さはないが、AC Bourgogneとしてとてもおいしい一品であることには間違いありません。奥さんは、「こっちの方が、とっても好きよ」といっていました。娘さんは香りを見た時に「カレーの匂い」と、また言っていました。




Nuits-St-Georges Les Pruliers Jean Grivot 2000

2009-09-15 22:05:50 | フランス・ブルゴーニュ

Nuits-St-Georges Les Pruliers Jean Grivot 2000

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ジャン・グリヴォ

一時の汚名はもう過去の話
伝統に安住することなく、理想のワインを追い求め生まれ変わった新生エティエンヌ・グリヴォ氏。
クライブ・コーツ氏によって時代を通してTOP10のドメーヌにも選ばれたその実力とは―!!
言わずと知れた「ヴォーヌ・ロマネ」の名門ドメーヌ“ジャン・グリヴォ”。
ネゴシアンにブドウを売るのが主流だった1920年代に、「グージュ」「ルソー」「ダンジェルヴィル」らと共に、ドメーヌ元詰を開始した先進的ドメーヌです。

当主の“エティエンヌ・グリヴォ氏”は、1980年代より醸造管理を一任され、ギィ・アッカ氏の関与など紆余曲折を経たが、1990年代からは確固たるスタイルを築き上げました。
とても研究熱心で、自らのワインを良くするための努力を怠らず、さらなる品質の向上のための改革に日々取り組んでいます。

現在では、低温マセラシオン期間を短くしてSO2の使用を最小限に抑え、畑もリュット・レゾネ方式で管理し、テロワールを最大限に表現できるよう、自然に近い形で、栽培、醸造を行なっています。



畑はヴォーヌロマネ村とニュイサンジョルジュ村が中心で先祖伝来の良い畑を引き継いでいる。エティエンヌ氏のポリシーは「飲んだ人が幸せな気持ちになれるワインを造りたい。」また、すぐに全てをあらわにするよりも、徐々に真価を発揮する方が人もワインも好みと語る。そんな彼のワインには官能的なアロマと凝縮した果実味があり、飲んだ人には必ず彼の情熱が伝わることだろう。


ロバートM.パーカー,JR.による評価
ROBERT M. PARKER,JR. ★★★★

いつも思うのだが、このような正統派のブルゴーニュの赤ワイン作りの名手でも、万人を満足させる味をだすのは難しい。このドメーヌは全体で10haしかないのに、畑は15のアペラシオンに散在している。学者然としたジャン・グリヴォと息子のエティエンヌの手になるワインは非常に良いものから傑出したものまで幅がある。1980年以降はここのワインは一貫してブルゴーニュの最上クラスにある。87年からグリヴォは醸造学者ギィ・アカの助言を容れて、発酵前の浸漬を行っている。やや高温の30度を少し越えたあたりで発酵させる。新樽を4分の一使うが、特級には100%使用。ワインは18~24ヶ月樽に寝かせ、濾過はしないか、するとしてもほんのわずか。

グリヴォのトップワインはつねに抜きん出るリシュブール(残念ながら0.3ha)、秀逸なクロ・ヴジョ(斜面下部に1.9ha)、ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・ブド(0.9ha)、ヴォーヌ・ロマネ・レ・ボーモン(1ha)、ヴォーヌ・ロマネ・レ・ブリュレ(0.2ha)である。これ以外のワインも非常に良いできだが、なかではジャン・ポール・ミュジニ・ラン・コンブ・ドるヴォーが光る。このワインは1級にこそ格付けされていないが、クロ・ヴジョの上方にある谷あいの好立地の畑から生産される。グリヴォのワインは若いうちから飲めるが、熟成させると格段によくなる素質も備えている。最上の1級と特級は8から12年は保つ。

ロバートMパーカーJr.著『ブルゴーニュ』より
(Wine Cellar KATSUDAより)



ドメーヌ・ジャン・グリヴォ

Domaine Jean Grivot (Vosne Romanee )
一時の汚名はもう過去の話生まれ変わった新生エティエンヌ・グリヴォ氏の実力を見直すべし

言わずと知れたヴォーヌ・ロマネ村の名門ドメーヌ。ネゴシアンに葡萄を売るのが主流だった1920年代に、グージュ、ルッソー、ダンジェルヴィルらと共にドメーヌ元詰を開始した先進的ドメーヌ。当主のエティエンヌ・グリヴォ氏は、'80年代より醸造管理を一任され、ギィ・アッカ氏の関与など紆余曲折を経て、'90年代からは確固たるスタイルを築きあげた。

とても研究熱心で、自らのワインを良くするための努力を怠らず、さらなる品質の向上のための改革に日々取り組んでいる。現在では、低温マセラシオン期間を短くしてSO2の使用を最小限に抑え、畑もリュット・レゾネ方式で管理し、テロワールを最大限に表現できるよう、自然に近い形で栽培・醸造を行っている。畑はヴォーヌ・ロマネ村とニュイ・サン・ジョルジュ村が中心で、先祖伝来の良い畑を引き継いでいる。

エティエンヌ氏のポリシーは、「飲んだ人が幸せな気持ちになれるワインを造りたい」。また、すぐに全てをあらわにするよりも、徐々に真価を発揮するほうが人もワインも好みと語る。そんな彼のワインには、官能的なアロマと凝縮した果実味があり、飲んだ人には必ず彼の情熱が伝わる事だろう。
株式会社ヴァンパッシオンより)




■Jean Grivot ドメーヌ ジャン グリヴォ

 畑面積 約4ha
 エティエンヌ・グリヴォはブルゴーニュで早くから化学薬品の使用等に異を唱えた人で、今や20にもなる違うアペラシオン、違う畑のワインを見事に造りこなすので、パーフェクトなドメーヌとも言われています。

 本来は長熟タイプのワインを作り出すことに長けていて、80年代には一時期ワインコンサルタントと組んで発酵前に低温で葡萄を浸漬させる醸造法を行い、これが物議を醸し評価を落としました。
 最近は完全復調を遂げ、元のように若のみでもおいしいし、寝かしてもおいしいだろうなと言うワインを造っています。

『以前は熟成能力のある密度の高いワインを造りたかったのですが、より早く飲め、瑞々しくエレガントなワイン造りへとこの数年前から模索しているのです。確かに造りを変えました。ひとときは凝縮したワインがもてはやされていましたが今は違います。心地良くて飲みやすいワインが増えた背景は、消費者がそれを望み、それが今の生産者のワイン造りにやっと反映され始めたからだと思います。 (ワイナート 21号)


ニュイサンジョルジュのレ・プリュリエは『傑出した一級畑のひとつ!強いミネラル風味にチョコレートや皮の匂いを伴う。プリュリエはこれこそニュイサンジョルジュとでもいうように、深くて強く、寿命が長い。砂まじりで珪酸質の土壌をもつが、南端へゆくと北側よりも砂利が細かくなる。』
 (白水社 マット・クレイマー ブルゴーニュワインがわかる)
松澤屋より)



ジャン・グリヴォ ニュイ・サン・ジョルジュ レ・プリュリエ 

ヴォーヌとニュイを中心に広がり、半分以上を1級畑が占めている。畑では植え替えの際、ヘクタール当たり、1万2000~1万5000本という強い密植がなされ、また土壌の活性化が図られている。これらはエティエンヌが目指す、ブドウに備わる諸要素を出来るだけ引き出し、力強くしかも繊細さを兼ね備えた長熟なワインを生むための一環としての作業のひとつ。
イー・ショッピング・ワインより)



ジャン・グリヴォ Jean GRIVOT

伝統に甘んずることなく、日々研鑽をつむ実直なドメーヌ。

現在ドメーヌを運営するのはジャンの息子エティエンヌですが、彼の祖父ガストンの時代にドメーヌの頭角を現してきます。ガストンはその時代には珍しくディジョン大学で醸造学を納め、また1920年代初期にはニュイのアンリ・グージョらと共に元詰めもはじめています。そしてドメーヌは1959年以降は全生産量を元詰めしています。(納得のいかない年のものは樽でネゴシアンに売却)

クロ・ド・ブージョなどの特級は畑三ケ所を含む13ha強のドメーヌは、そのほとんどがボーヌとニュイを中心に広がり、また半分以上を一級畑が占めています。その畑では植え替えの際、ヘクタール当たり、1万2,000~1万5,000本という強い密書区がなされ、また土壌の活性化が図られています。これらはエティエンヌが目指す、ブドウに備わる諸要素を出来るだけ引き出し、力強くしかも繊細さを兼ね備えた長熟なワインを生むための一環としての作業のひとつです。よりよいワインを有無ためには過去の技術にもこだわらず、1980年代半ばより積極的に試みてきた低温親戚も1990年代以降、慎重な態度を挑むようになりました。

伝統に安住することなく、理想のワインを追い求める、非常に好感の持てるドメーヌです。<輸入元資料より>
ワイングロッサリーより)



ワインの店いとうより購入。 7100円。
2010年1月11日抜栓。コルクにはドメーヌ名が刻印されていました。液漏れなし。抜栓直後は瓶から全く香りがたたなかった。少しおいてリーデルのブルゴーニュタイプのグラスに注ぎました。色はガーネット。エッジはやや薄いものの、いぶし銀のような輝きを持つ色で熟成を感じさせます。非常にピュアな色。グラスに注ぐと、杏、ラズベリー、青野菜(娘さんはレタスと)の香り、腐葉土、なめし革。レッグはそれなりにありました。アルコール度数は13%。スワリングにより香りがたつ。ずっと嗅いでいてもその香りにゆらぎはなし。とても良い香り。ややスモーキー、スパイシーな印象も加わってきた。ニュイ・サン・ジョルジュとはいえ、一級畑のワインであり、その香りは非常にピュアである。徐々に複雑味をまして行く。時間がたつとスモーキーな感じが強くなってくるが、1時間くらいしてもベリー系の果実香が全然衰えるどころか、さらに強くなっていく。とても心地よい香り。口に含むと、それらの要素が口の中に広がる。本当にピュアな味わいが口に広がり、とってもしわわせな気分秘してくれます。それでいて、適度な酸味もありとってものどごしさわやかで飲みやすい。ポン酢を使った豚バラしゃぶしゃぶそして、白菜、たこしゃぶト言った料理でしたが、殊の外豚バラの脂っこさを消してしまう、そんな感じでとても美味しい。ポン酢の酸味も全然気にならない、むしろそのおいしさを引き立てる感じです。味わいも非常にピュア。雑味が全然ありません。タンニンも殆ど感じず、非常に良く溶け込んでいます。2000年は大雑把なVintageという印象でしたが、ジャン・グリヴォ、とっても美味しいワインを作っています。値段相当の味。流石に一級畑だと、本当に雑味がない味で、本当に気持ちを豊かに、幸せにしてくれます。




Chateau le Puy 2003

2009-09-13 09:50:12 | フランス・ボルドー

Chateau le Puy 2003

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シャトー・ル・ピュイ

ボルドー地方のコート・ド・フラン地区で、17世紀からワイン造りに取り組む
シャトー・ル・ピュイ。有機栽培とビオディナミを実践するこのシャトーで
生み出されるワインの繊細さ、気高さは特筆すべきものがあります。


本物の感動を呼ぶ「ビオ」のワイン


シャトー・ル・ピュイ。このワインは日本での流通量は多くなく、店頭で見かけるチャンスはあまり多くありません。それでも、このワインをここで取り上げる理由は2つです。

まず、このワインは、私自身がこれまで飲んだ中で、本当に感動した数本のうちの1本であること。その香りと味わいは「これがボルドー?」という疑問を呼び起こし、しかし、我に返った後にも「でも、ブルゴーニュとも違う。もちろん、ローヌでもない……」と、深い迷路に入り込んでいくような、そんなワインです。香りは熟した赤いフルーツ、焼いたアーモンド、森のキノコ……さまざまな表現はありますが、一言で表現するならば「繊細の極限」と私は言います。そして喉を通り過ぎる瞬間、ミネラルの味わいが体中を貫いていくのです。こんなワイン体験は、そう多くのワインでできるものではありません。

そして、最近は皆さんもよく耳にする「ビオ」、つまりビオディナミ農法・製法(以下ビオディナミ)と有機栽培法のワインについて説明するには、最適と判断したからです。よく「ビオワイン」と日本では言われていますが、私が見る限り、有機栽培法とビオディナミ農法は特に区別されることなく、両方を含んでいるように思います。とはいえ、この2つは「似て非なるもの」なのです。

シャトー・ル・ピュイは1610年に設立された歴史ある造り手であり、1934年から既に、ブドウの有機栽培に完全移行し、また、1990年にはビオディナミによるワインのリリースも始めました。その取り組みの歴史を見ながら、ビオディナミと有機栽培法の違いに言及していきます。


サン・テミリオン地区と地続きの要注目のエリア

私がシャトー・ル・ピュイを訪問したのは、2005年の春に遡ります。試飲会で現在のシャトー・ル・ピュイの当主であるジャン・ピエール・アモロー氏と出会い、たまたまフランスへの旅行が決まっていたこともあり、寛大にもシャトーを訪問するチャンスをいただきました。

シャトー・ル・ピュイはボルドー右岸の東側、サン・テミリオン地区の北東に位置するコート・ド・フラン地区にあります。ボルドーの右岸で言えば、サン・テミリオン地区やポムロール地区のワインが有名ですが、その名声の影に隠れてしまっているものの、コート・ド・フラン地区は、非常にポテンシャルの高いワインが産出されるエリアの一つです。今後、注目を浴びる可能性が高いと私は見ています。

さて、シャトー・ル・ピュイの土地は、秀逸なワインを生み出すサン・テミリオン地区やポムロール地区と地続きにあり、石灰質や石灰粘土質で覆われています。ですからシャトー・ル・ピュイのワインで使用される赤ワイン用の品種は、サン・テミリオン地区やポムロール地区と同様、メルロ主体で、約85%を占めるといいます。そのほか、カベルネ・ソーヴィニヨン14%、1%のカルメネールが加えられているそうです。


雑草も自然の恵み。農薬、除草剤などを使用しない

シャトー・ル・ピュイで造られる赤ワインは、シャトー名と同じ名を持つ「シャトー・ル・ピュイ(Chateau le Puy)」と「バルテレミ(Bartelemy)」の2種類。前者が有機栽培法で、後者はビオディナミ農法をとっています。

まずは、有機栽培法についてお話しします。これは、いわゆる日本で言われる有機栽培と同じで、農薬や除草剤、化学肥料を使用しない農法です。有機栽培で造られたワインを、オーガニックワインと呼ぶこともあります。フランスでは有機栽培で造られたワインを認定する団体として、1962年にはl’Association Nature et Progres、88年頃にはECOCERTが設立されており、その意識の高さに驚かされるばかりです。

しかし、シャトー・ル・ピュイはといえば、こうした団体の認定を受けているのはもちろん、その取り組みは、既述の通り、このシャトーの当主であるアモロー家がこの土地に移り住んだ、1610年に遡るといいます。そして、1934年にはすべてのワインを完全な有機栽培に移行しています。有機栽培法はいわば、シャトー・ル・ピュイのDNAと言えるかもしれません。

シャトー・ル・ピュイの畑を見てみましょう。畑の畝には、雑草が生い茂っています。このように、有機栽培においては除草剤を使用せず、土を雑草ごと掘り起こして堆肥にしていたりします。「雑草も自然の恵み」とアモロー氏がおっしゃっていたのが、とても印象的でした。
このような健全な畑で育つブドウの平均樹齢は55年。大地にしっかりと根を下ろし、土壌の深いところから、ミネラル分をしっかりと吸い取り、豊かな味わいをもたらします。


ビオディナミは「古代農業への回帰」

では、一方のビオディナミはどうでしょうか。これも農薬や除草剤、化学肥料を使用しないという点では有機栽培と同じですが、より厳格な規制に縛られているのがこの農法です。そもそもは旧オーストリア帝国出身のルドルフ・シュタイナー氏が提唱した農法であり、この農法による果実で造られたビオディナミのワイン製法は、ロワール地方の著名な造り手、ニコラ・ジョリー氏によって世界中に広められました。その神髄は、なかなか簡単には説明できませんが、その大枠だけ挙げると、

‐土壌の有機生物を殺すなど、土壌やブドウに悪影響を与える化学調剤を一切使用しない
‐天体の動きの作用を、ブドウ栽培に取り入れる
‐雌牛の糞や津野などを使用した、独特の調剤を使用する
‐酵母の再添加を行わない
‐補糖を行わない
……などなどです。

よくわからない点はたくさんありますが、農法そのものは「古代農業への回帰」を前提としています。月の満ち欠けを暦として、化学調剤などもちろんなく、身の回りにある自然の力を活用した農業です。ワイン造りにおいては、ブドウ、そしてワインを宇宙や自然の一部ととらえ、その法則に逆らわず、悪影響を及ぼすものを排除し、宇宙や自然の恵をワインの中に凝縮させていく農法、製法、と考えればいいのではないでしょうか。

例えば、農薬など化学調剤を使用してブドウを栽培する場合、ブドウに付く自然の酵母が殺されてしまっているため、発酵を促すには酵母を再添加しなければなりません。また、より多くの人に好まれる香りを付けるために芳香性の酵母を加えたり、収穫されたブドウの糖度が低く、アルコール度数が足りない場合は補糖を行うこともあります。このような人為的な「操作」を、ビオディナミでは禁じているのです。

シャトー・ル・ピュイにおいて、このビオディナミを厳格に実施しているのが「バルテレミ」です。醸造所の近くには、コンピュータにつながれた天体観測を行う機械が設置されていました。フランス語のスキルが足りず、詳しい名称や説明は理解できませんでしたが、どうやらこれによって天体の動きを観測し、ブドウを摘む時期などを決めているようでした。

また、醸造所や畑の周囲は樹木が生い茂り、小川が流れる丘陵があります。できるだけ自然の状態でのブドウ栽培を行うため、50ヘクタールの土地のうちの半分25ヘクタールは畑にせず、森林のまま残してあります。ここには数頭の牛が、のんびりと草を食んでいました。この牛たちから、畑に撒く有機肥料は作られています。


一貫した哲学、丁寧な仕事にこそ注目すべき

さて、シャトー・ル・ピュイを通じて、有機栽培法とビオディナミの違いを説明してきましたが、実際にどれだけワインに差がでるのかというと、正直よく分かりません。私が初めて飲んで、感動を味わったのは、「バルテレミ」ではなく「シャトー・ル・ピュイ」でした。その後、「バルテレミ」も何度も飲む機会があり、確かにその味わいと香りの凝縮感では「バルテレミ」が上回っているものの、その繊細さにおいては「シャトー・ル・ピュイ」のほうがより勝っていると、私自身は感じます。

ですから、私は決してビオディナミ礼賛、有機栽培礼賛の立場を取りません。この2つの方法で造られたすべてのワインが、すばらしくおいしいかというと、そうとも言えないからです。

その栽培法、製法をどう呼ぶかという問題ではなく、シャトー・ル・ピュイのそのワイン造りに、頑固なまでに「丁寧な仕事」が貫かれていることに注目すべきです。有機、ビオディナミの農法、製法の実践はもとより、ブドウの収穫はすべて手摘みで行われ、数回にわたって非常に厳しいブドウの選別が行われます。「シャトー・ル・ピュイ」のみ酸化防止剤(SO2)を使用しますが、それもごくごく限られた量に留め、自然のままを保つ努力がなされています。あえてワインがしみ込んだ古い樽を使用し、毎週、熟成度を見るために試飲されます。そして瓶詰めにおいては、より外界の異物からワインを守るために、コルク栓を蝋で封印します。

このように、その「丁寧さ」は枚挙にいとまがありません。これらはすべて、彼らの一貫したワイン造りの哲学を礎としたものであり、その哲学がワインとなって体現され、飲む者の感動を呼ぶのだと思います。有機栽培、ビオディナミは、彼らの哲学のほんの一部にすぎないのです。

シャトー・ル・ピュイ以外にも、ビオディナミ、有機栽培法をとる著名な生産者はたくさんいます。アルザス地方のマルセル・ダイス、ブルゴーニュのドメーヌ・ルロワ、ドメーヌ・ルフレーブ、フィリップ・パカレ、ロワールのニコラ・ジョリー……。有機かビオディナミかという議論ではなく、彼らのワインもまた素晴らしく、飲む価値は大きいと思います。
(atelier V より)


シャトー・ル・ピュイ


   『 これって、まるでブルゴーニュ! 』
と見まごうほどのエレガントスタイル!

      \ シャトー・ル・ピュイ /

以前、SMAPのスマップの稲垣吾郎さんが、大人気漫画「ソムリエ」のTVドラマで主役を演じ、その後、フジテレビの「SMAP×SMAP」で用意されたのが、このボルドーのビオワイン。

この放映後、大変な人気ワインとなってしまいました。

シャトー・ル・ピュイの畑はボルドーの栽培地の中ではもっとも高い、海抜110メートル前後にあり、石灰岩の基盤を珪質粘土や石灰質粘土の表土が覆うテロワールは優美なスタイルを生みだす源になっています。

メルロ種が85%、カベルネ・ソーヴィニヨン種14%、葡萄の平均樹齢は55年越えの古木。

そしてなんと!

収穫量は、あの『 ロマネコンティ 』並みの30ヘクトリットル弱に抑えられています!

耕作もやっぱり『 ロマネ・コンティ 』と同じ、昔ながらの科学肥料や殺虫剤を一切用いない有機栽培(現在はビオデナミ)をずっと代々守ってきました。

ビオデナミ農法ですが、あのウッとくる臭みはなく香りはとてもきれいで、ビロードのような喉越しと腰の強さに惚れ惚れしてしまいます   『 これって、まるでブルゴーニュ! 』
と見まごうほどのエレガントスタイル!

      \ シャトー・ル・ピュイ /

稲垣吾郎さんが、惚れ込んだボルドービオ!

ボルドーファンはもちろん、ブルゴーニュ好きの方、SMAPファンにも押さえていただきたい逸品です!
ヴェリタス より)



シャトー・ル・ピュイ

[住所]
Chateau Le Puy,
33570 Saint-Cibard FRANCE

[アペラシオン]
コート・ド・フラン
[畑総面積]
25ヘクタール

[栽培ぶどう品種]
メルロー、カベルネ・ソーヴィニオン、
カルムネール、セミヨンなど

創業以来400年間守り続けている伝統のワインづくり

 
1610年創業
シャトー・ル・ピュイはフランス・ボルドー地方にあるジロンド河の右岸、サンテミリオンの北東に連なる丘、コート・ド・フランに位置します。サンテミリオンからポムロール、コート・ド・フランは昔から良質のワインを生産し続けてきたことから「驚異の丘陵」として、フランスでも名高いワインの生産地域です。この地でシャトー・ル・ピュイは1610年に創業しました。
約50ヘクタールの敷地内には現在でもその当時に立てられた施設が存在しています。
現シャトーは1832年、当主バルテレミ・アモローによって建築され、現在まで170年以上にも渡ってこのシャトーが使われています。現当主であるジャン・ピエール・アモローは先祖代々受け継がれてきた手法を大切にし、400年の歴史あるシャトー・ル・ピュイの名に恥じないワインをリリースし続けています。



自然農法
シャトー・ル・ピュイのぶどう畑には1610年の創業以来、一度も化学肥料や除草剤、農薬など化学合成物質がまかれたことがありません。これはフランスでもかなり希少な存在となっています。また、できるだけ自然に近い形でのぶどう栽培を実現するため、50ヘクタールの敷地のうちぶどう畑はその半分の25ヘクタールに留め、残りの25ヘクタールを森林の状態のまま残しています。動物や虫、微生物が自然環境のまま暮らせる土地をぶどう畑のそばに残すことによって、自然環境を生かしたぶどう栽培を実現しています。
シャトー・ル・ピュイでは「生きている土壌があってこそ、生きているワインがある」を合言葉にぶどう畑の土壌づくりに細心の注意を払っています。化学肥料まみれの土壌で作られるぶどうでは、その土地が持つ本来の特徴を表現したワインはできないと考えているからです。
畑にまく有機肥料は敷地内で飼育している数頭の雌牛から自分たちで作っています。除草剤、殺虫剤を使用せず、土壌内の微生物にいたるまで、生態系を壊すことのない畑づくりを行っています。健全な土地で育ったぶどうの摘み取りは、契約したプロの摘み手によって行われ、彼らによる厳しい選別を経て、醸造に回されます。





自然醸造
シャトー・ル・ピュイでは「シャポー・イメルジェ」と呼ばれる、昔からよく用いられている方法でぶどうを自然発酵させます。人工酵母の使用も、補糖することもありません。
この後の醸造・熟成過程はワインによって違ってきますが、赤ワインの「トラディショナル」では50ヘクトリットルのタンクに移され、何度か澱引きを行って12ヵ月後、200リットル超の木樽に移されます。樽の香りがワインに移らないように新樽を使うことはせず、必ず5回以上使用したものを使います。24ヶ月の熟成の間、添加物は一切加えません。
このようにぶどう作りからワイン作りまで、一貫して自然主義を貫く姿勢はフランスでも高く評価されています。シャトー・ル・ピュイでは、上述の赤ワイン「トラディショナル」以外に、レ・ロックと呼ばれる特別な区画のぶどうを用いて、ビオディナミで作られる赤ワインの「キュヴェ・バルテレミ」、セミヨン種100%、ビオディナミで作られる白ワインの「マリー・セシル」、この100年間で4度しか作られていない貴腐ワインの「マリー・エリザ」の4種類を生産しています。


「優雅であり、繊細」
シャトー・ル・ピュイのワインを表現するとき、この言葉が最も用いられます。
赤ワインはオレンジ色が映えるルビー色、カシスやスグリの実、アーモンドの香ばしさ、やわらかいタンニンが特徴的で、土壌を表現した深みのある味わいに仕上がっています。白ワインは金箔色で、果実香が強く、マルメロジャムのアロマが特徴的です。30年以上の長期熟成に耐えられるシャトー・ル・ピュイ。シャトーには1917年からのオールド・ヴィンテージもストックしています。
日仏商事株式会社 より)



シャトー・ル・ピュイ 2004

「神の雫、それは永遠なるもの」
「地上で何が起きても揺らぐ事はない」
「このワインはまさに神が作り出した、ひとしずくである」

ドラマ神の雫とうとう終わってしまいましたね。ぽっかり心に大きな穴が開いてしまっているファンの方も多いのでは??店長もその一人です。

しかーし、そのワインの1年違いが!

入荷しました~!!
これは、これは、嬉しい限りです。


神咲雫と遠峰一青の最後の決戦は「使徒」ではなく“神の雫”を探す事!

漫画では、まだ第六の使途まですが、ドラマでは神の雫に辿り着きました!!

"神の雫"それは永遠なるもの、、、、、それは受け継ぐこと。。。。

ドラマで、神の雫として取上げられたワインは、
「シャトー・ル・ピュイ2003年」

猛暑だった2003年は、フランス全土で植物や農作物が枯れてしまうという、過酷な気象条件。
しかし、このル・ピュイの畑は400年もの間除草剤や、農薬、化学肥料など一切撒かれた事のないフランスでもかなり希少な存在。

そのお陰で、ブドウの樹は大地の奥まで根を張り、地中70メートルから、必要な水分を取り入れ、2003年のような猛暑な年でも、雨の多い年でも、毎年変わる事無く程よい水分と栄養が地中の根から吸い上げられているのです。
有機栽培されていない畑の葡萄は、栄養が土地の上部にあるため、ここまで根を深く張る事はありません。

そして、このル・ピュイは50ヘクタールある敷地のうち、葡萄園を25ヘクタールだけに留め、周囲に森林を昔のままに残し、生態系がちゃんと維持された状態で400年もの間、そのテロワール(土地の個性)を維持しているのです。

ここからは、遠峰一青(田辺誠一さん)と神咲雫(亀梨和也さん)との言葉を引用してご紹介いたします。
遠峰一青
「このワインは地位も名声も全てのワインの頂点に立つ存在とは言いがたい。しかし味わえばここに永遠なるテロワールと呼べる深みを感じる事が出来る。このワインは、400年もの長きの間、一滴の農薬も使わずに自然なままの製法で作られてきたもの。
ゆえに、大地の上で何が起きようとも、例え猛暑で各地の葡萄の樹が枯れた2003年でさえもこのワインの葡萄の樹は地中深く、70メートルにまで根を張り、見事なエレガントなワインを生み出した。400年間何世代にも渡り、作り手の愛情を注いだ結果、このワインの葡萄の木の根は深く深く大地に根付いたのです。
それはまるで、親から子へ、又その子へ、光を受け継いでいくように、決して絶やしてはいけない、それは、果てしなく、続くべき物。」
「このワインはまさに、永遠なるもの」

神咲雫
「永遠なるもの。それは、受け継ぐ事。親が子に教え、それを又次の世代へと伝えていく、自然と共生し、ただひたすらに生きる。そんな信念を持った人間が作る奇跡のワイン。」
「それが、神の雫」
「受け継いだテロワールを受け継いだ子達が、自らの力で伸ばしていく。このワインが受け継がれてきた物、ワインを通して僕を育ててくれた。。。有難う親父!」


昔、プリューレ・ロックのアンリ・フレデリック・ロック氏から、あのワインは旨いよ!輸入したら!?
と言われた事がありましたが、ちょうどその頃輸入に掛かる費用が賄えなかった為、仕入を諦めておりました。
実際、東京でのワインイベントで、そのワインを飲んだ際、あまりにナチュラル、あまりにまろやか、あまりに美味しく、
どこかインポーターが決まったらすこしづつ仕入れよう!と心に決めておりました。

しかし、時は過ぎるのも早い物、あれから6年か8年位経ったでしょうか?

応援していたドラマ神の雫の画面上で久しぶりの対面を果たしました。
家族やスタッフの皆が、何??あの「ル・ピュイ」って?
と言われた時、数年前に出会って、仕入れたかったワインだよと言いました。

でも、社長にだけは言えませんでした。
なぜかと言えば、別の日に同じワインの試飲イベントに行き、帰ってきてから「直紀あのワイン旨いな~、仕入れとけば」と言われたワインが、まさにこの「ル・ピュイ」だったのです。

きっと、社長に言ってしまうと「ほら、あの時言っただろう!仕入れば良かったんだよー!!」と怒られるのは目に見えています。

永遠なるもの、それは受け継ぐ事。

社長がお茶やワインお酒で培ってきたテイスティングの業は、別々の日に同じ会場でそのワインに出会い、美味しい、旨い。と思えたワインが全く一緒。
まさに酒屋魂は受け継がれていたんだな~。と、感無量になった一時でした。
ドラマの内容ともすこしだけですがリンクしますね。

ようやく、インポーターさんを探し当て、念願のワインの入荷となります。
是非、皆様お楽しみくださいませ。


フワーッと広がる美味しい味わいは、きっと素晴らしい神の雫の世界が味わえる事と思います。
神の雫原作者の亜樹直さんも大絶賛の素晴らしいワインです。是非是非この貴重なワインをお楽しみ下さい。


種類 赤ワイン
ワイン ボルドー、コート・ド・フラン
ぶどう品種 メルロ85%、カベルネ・ソーヴィニヨン14%、カルメネール1%

フルボディー/有機野菜、お肉等
ワインショップ115北田屋 より)




札幌ワインの店いとうで購入。5400円。


2010年7月9日抜栓。封が蝋なので取るのに苦労しました。コルクにはVintage,シャトー名がちゃんと刻印されています。液漏れなし。素晴らしいコルク。グラスはリーデルのボルドータイプを使用。最初、色の印象は結構濃いなぁ~という印象でした。色は、結構紫がかったガーネットといいますか、ボルドーの色です。このへんはVintageの影響なんでしょうかね。でも、ものすごく濃いという感じではありません。例えるなら2005年のブルゴーニュっぽい感じかな?ブルよりも紫のニュアンスが強い。香りは、ブルーベリー、ミント系のハーブ、青野菜といった感じの香りがしました。娘さんは、最初の香りで開口一番、「いいね~、ブルーベリーの香り」と言っていました。スワリングにより、一旦これらの香りが引っ込みますが、またすぐに前面に登場してきます。奥にハーブ系の香りを感じました。これは何時までも嗅いでいたい香りです。口にふくむと、タンニンは感じますが決して強くなく、むしろ酸味がほどよく中に混在しています。ブルーベリー、ストロベリー、キウイの印象を感じます。とてもスムーズに喉を通って行きます。2003年Vitangeのがっちりとした印象はあまり感じず、むしろ確かにブルゴーニュを感じさせる何かを持っていると思います。アフターはそれなりに感じます。時間が立ってくると、ハーブ系の味がだんだん強くなってきます。それと青野菜系の香りがちょっとずつ表に出てくる印象ですが、ピノのような酸味、ジャミーライクなニュアンスを持って飲み手に主張してきます。これ、美味しいな~。思わずグラス3杯継いでしまって明日の分がありません。


Lirac Domaine de la Mordoree 1999

2009-09-10 23:52:55 | フランス・ローヌ

Lirac Domaine de la Mordoree 1999

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1990年代後半に突如として現れたローヌのスーパースターがドメーヌ ラ モルドレイです。その中でもキュベ デ ラ レーヌ ボアと呼ばれるシャトーヌフとリラックはその完成度において同一アペラシオンのワインの中でも一際すぐれた味わいとなっています。
グルナッシュブランやヴィオニエなどローヌ本来のブレンドでしっかりとした味わいの白ワインとなっています。
(ワインガレージニシジマより)



ドメーヌ・ド・ラ・モルドレ
Domaine de la Mordoree


ワイナート第5号、『バリューフレンチ特集』で巻頭に取り上げられ、
大きく注目を集めました。

コート・デュ・ローヌ地方でにリラックという、あまり馴染みのない土地。
1989年にドメーヌを引き継いだのは、クリストフ・デロルムさん。

世界中から高い評価をうけており、
あのロバート・パーカー氏も、個人セラーにモルドレのワインを多くストックしているそうです。

「ワイン造りの最も大切な仕事として、畑仕事があります。
でもさらに醸造に関するフィーリングが大切です。

例えば2001、2002、2003のように、醸造過程がことごとく違うヴィンテージがあっても、
そのための醸造マニュアルなんかはないのです。
あるのは自分の感覚に頼った適切な対応しかないのです。

しかし、その鋭い感覚は、畑に毎日でることでしか生まれてこないものなのです。・・・」

クリストフさん自身が語ってくれたこの言葉からは、
ワイン造りに対する彼の熱い情熱が感じられます。

彼の造るワインの中でも、シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・ド・ラ・レーヌ・デ・ボワ は非常に評価が高く、
(なんと2001年はパーカーポイント100点満点!2004年は93-95点)

なかなか手に入らない幻となっています!
ワインショップフィッチより)



Domaine de la MORDOREE 
ドメーヌ・ド・ラ・モルドレ


コート・デュ・ローヌ地方南部の超一流ドメーヌといっても過言ではないドメーヌ・ド・ラ・モルドレ。
世界中のワイン愛好が探しているほどの人気が高く、サザビーズのオークションにも出品され破格の値段で落札されたとか。
いまや注目のドメーヌ・ド・ラ・モルドレ。
生産者クリストフル・デロルムはそれでいて、おごらず誠実で、心からワインを造ることと自然を愛してるということがつたわるワイン造りをしています。
ローヌで今最も注目され最も入手困難なワインの一つです。


リラック・ブラン・キュヴェ・ド・ラ・レ―ヌ・ド・ボワ
Lirac blanc Cuve La Reine des Bois    


生産者:ドメーヌ・ド・ラ・モルドレ
《白》【辛口】   
葡萄品種:グルナッシュ30% ヴィオニエ15% ルーサンヌ15% マルサンヌ10% ピクプール10%
生産地:コート・デュ・ローヌ地方南部

新樽発酵とバトナージュというブルゴーニュの手法で造られています。
緑がかったイエロー、洋なしの香り、しっかりした白ワインのボディがあり、樽香も少し楽しめます。
地酒ワイン.comより)



ワインガレージニシジマよりオークションで落札。2498円。(定価か!)

2009年10月17日抜栓。コルクは半合成?しっかりしたモノですが、ちょっと短いやつです。でも結構しっかりしていました。やや低めの温度で抜栓。色は、10年経過しているせいでしょうか、山吹色と言っていいくらい濃い黄色。とても澄んでいます。足が長いです。最初の香りは、はちみつ、洋なしの若いやつの感じ。そんなに強くはありません。この段階で口に運ぶと、柑橘系の味が口に広がりますが、そんなに濃厚ではありません。ミネラル感は十分に感じられます。非常に飲みやすい。しかもアルコール感が高い。さっぱりかつしっとり、しっかり系の味です。温度が上がるにつれて、濃厚さが前面に出てきます。洋なしのニュアンスが強く表れ、蜜を思わせるような芳醇さが出てきました。甘くはないですが、甘さを想像させる濃厚さがあります。樽香、樽味も感じます。すこし最後に苦みを感じます。餃子と合わせて飲みましたが、餃子の脂身を流し込む、とていいマリアージュでした。大変楽しい白ワインだと思います。通常の白ワインよりもちょっと高めの温度で飲むと美味しいと思われました。ローヌのBlanc、やるな。


Grand Cru Ay Fut de Chene Henri Giraud 1999

2009-09-05 01:17:11 | フランス・シャンパーニュ

Grand Cru Ay Fut de Chene Henri Giraud 1999

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(+)実家のワインセラーシリーズ、新規購入編です。


娘のBirthday Vintageです。


Henri Giraud <アンリ・ジロー>
[1999] Grand Cru Ay Fut de Chene 750ml
グラン・クリュ・アイ・フュ・ド・シェーヌ 【アンリ・ジロー】


アイ村で代々続くジロー家は、グラン・クリュのこの村で立地条件のよい畑を所有しています。品揃えは豊富で、一部は小樽(オーク樽)で醗酵させており、スタイルはアルコール分があり、骨組みのしっかりした力強い造りが特徴です。

年間1万本のみの生産で、英国王室御用達!
市場への供給量が制限されていたため、非常に希少なシャンパーニュです!
(SPECIAL WINE SHOP CAVESより)




HENRI GIRAUD
アンリ・ジロー

世界のセレブに愛される
シャンパン界のロールス・ロイス


 急激に巷でスゴイ噂となったシャンパーニュ、★★ ≪アンリ・ジロー≫ ★★


ルイ13世統治下の1625年、創業者のフランソワ・エマールから12代に渡って同一のファミリーにより続く名門です!
ですが、これまであまり名前を聞かなかったのは、生産量が少なく、近年までイギリスやモナコなどの王室御用達と、ごく限られた一部の上流階級で愛飲されるのみだったから・・・


ですが、フランス、イギリス、イタリア、ロシア、香港についで、とうとう日本にもお目見え♪ 洞爺湖サミット以来、現在はミシェル・ブラスでもハウス・シャンパンとなっているのです!


クリュッグ・ロゼやクリスタル・ロゼをも生み出す、ピノ・ノワールのグラン・クリュ畑が集中するアイ村で生まれ、【シャンパン界のロールス・ロイス】とも呼ばれる実力は、いわゆるスタンダード・クラスの『エスプリ』を飲んでも、

             \\\ 明白!!! ///

繊細な中にも、フレッシュでほんのりリッチな味わいが薫る、とってもエレガントなシャンパーニュなのです!!


蜂蜜、桃、ヴァニラなど・・ラフォンのムルソーのように濃厚で芳醇。大ぶりのグラスで飲むとより香りが楽しめます♪
 

上級キュヴェもぜひ飲んでみたいところですが、あまりに数が少ないので断念…(>_<)


一度飲めば噂になる理由がわかるハズ!!(^・^) 泡モノ好きにはぜひとも味わっていただきたいワインです!!

ほとんどの人に知られることのない、このドメーヌは最高のシャンペン・ハウス(Finest Champagne House)であろう。
このハウスのシャンペンは、むしろ蜂蜜味のあるブルゴーニュ・ブランに近い。伝統のオーク樽で熟成されたプレステージ・クラスのGrand Cru Ay Fut de ChenはKrugのような後味を残すが、より酸化度が低いため、強いボディを感じさせる。
95年ヴィンテージは、ピーク(Fully Mature)に達しているようだが、まだ5~8年の熟成には十分耐えるであろう。96年ヴィンテージは、フレッシュさの中に優美さと力強さを兼ね備え、トリフの香りを味わえる。ノンヴィンテージ物のFrancois Hemart Grand Cru Ayには花びらやシトラスの香りの中に桃花の微香を感じる。
このハウスのNVシャンペンは、NVの中でも最高峰の一つといえる。
 HENRI GIRAUD N.V. FRANCOIS HEMART GRAND CRU AY (LOT#NV-390-002) WHITE 93
 HENRI GIRAUD 1996 GRAND CRU AY FUT DE CHENE WHITE 95
 HENRI GIRAUD 1995 GRAND CRU AY FUT DE CHENE WHITE 94
 (以上、ロバート・パーカー氏のコメントおよびポイント)


フュ・ド・シェーヌ[1999]/アンリ・ジロー
【泡:白:辛口】【フランス:シャンパーニュ】
【品種:ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%】【アルコール度数:12%】


最良年のみ造られるプレステージ・シャンパーニュ!
限定シリアルナンバー入りです(^^)v

グランクリュに指定されているアイ村のブドウを厳選し、1年の樽熟成後(樹齢350年以上のオーク樽限定)、6年の瓶熟成、その後手作業でデコルジュマン(澱引き)されます。


『クリュッグを思い出させるが、より酸化のニュアンスが少ない』
とは、ロバート・パーカー氏の言葉♪
より強いボディを感じさせます(糖度10.4、酸6.5)。
金沢マル源酒店より)



シャンパーニュ アンリ ジロー    
Henri Giraud

1625年にシャンパーニュ地方Ay村で創業以来、12代に渡りAy村のGrand Cruのみにてシャンパーニュの生産を続けている名門の蔵元です。

Henri Giraud社のシャンパーニュは皇室御用達分とセレブリティーへの販売のみで、近年まで一般市場には全く販売されていませんでしたが、今回初めてイギリス、イタリア、ロシア、香港についで、日本でも限定販売されることになりました。

すでに『BRIO』や『料理王国』など、さまざまな媒体で取り上げられ、ご存知の方も多いと思われます。

正規輸入元においては、この貴重なシャンパーニュを万全の状態でお客様にお届けするため、すべてを空輸しております。現在日本では、グランメゾンのプレスティージュといわれる高価なシャンパーニュでさえ、その多くが船便を使用し赤道を通過して運ばれている中、ワインのコンディションを良好に保つ上で、これは非常に重要なポイントです。

以下は輸入元の解説です。

「Henri GiraudのプレスティージュシャンパーニュであるFut de CheneはAy村のGrand Cru葡萄を厳選し、1年間オーク樽にて熟成させ、壜熟を6年経たのちに蔵人の手作業によってデゴルジュされ出荷される。Fut de Cheneは最良の年のみに生産され、その生産量は約10,000~20,000本と、他の著名グランメゾンのプレスティージュが何十万本も生産されているのと比較すればその希少さが理解出来る。ロンドンでは、かの有名なワイン・マーチャントのJ&B(Juserine and Brooks)が単独で取り扱う以外では、紅茶で有名なFortnum & Maisonの店頭のみにて販売されている。

Henri Giraud のBlanc de Blancs については、日本で販売できることじたい奇跡に近い。1990年にドメーヌの365年の歴史上初めてAy村のGrand Cru 100%のシャルドネを使用し、1,000本のBlanc de Blancsを生産した。今回はイギリスの皇室御用達の某Private Bankが顧客へのGiftのためにHenri Giraudの蔵で眠らせていた在庫から、ごく少量を譲り受けたHenri Giraud自慢のシャンパン。Blanc de Blancsは1990年に生産された後は、最適な葡萄が出来なかったとして、12年後の2002年まで次のヴィンテージを造らなかった徹底さからも、この1990年ヴィンテージへの思い入れを感じる。」
酒商 田尻本店より)



イギリス、そしてモナコの王室御用達のシャンパーニュとしても注目される『アンリ・ジロー』。

メゾンが誇るトップ・キュヴェの「フュ・ド・シェヌ」を、今回はこの1999年、そして1998年と 2ヴィンテージを各2本出品してしまいます!

かつては一部の貴族や王族、セレブリティーの顧客のみに販売され、社交界などで振舞われるのみのシャンパーニュだった幻のレコルタン・マニピュランといたのがこの『アンリ・ジロー』。

1625年創業と、380年以上の歴史を持ち、現在は12代目の当主クロード・ジロー氏によって現在もオーク樽による発酵など、シャンパーニュの伝統的な手法を採用し造られています。

トップ・キュヴェの「フュ・ド・シェヌ」のコルクをとめる留め金にはなんと《18金》を使用する事にも象徴されるように贅を尽くして造られるシャンパーニュです。

これまでは、ごく限られた市場でしか紹介される事なく一般市場には出回ることのなかったアンリ・ジローですが、その高い品質が世界中のワインファンから注目を集め、遂に少量ですが市場に出回ることとなりました!

市場に出回りだした直後はその希少性で話題となった「アンリ・ジロー」ですが、非常にレベルが高い品質で日本での人気をしっかりと確立しました。

オリジナル木箱にお入れしてお届けいたしますので、ギフトなどにもおすすめですよ! 今回は、各12本づつと非常に少量ですが、輸入元より、《円高差益還元》ということで、特別価格で分けて頂いたもの!! 輸入元の在庫もこの12本のみでこの価格での再入荷はございません! 『アンリ・ジロー』を驚きの価格で手に入れられる、この機会をぜひお見逃しなく!!
葡萄酒蔵ゆはらより)




[1999] アンリ・ジロー フュ・ド・シェーヌ アイ グラン・クリュ フルボトル 【正規品】 1本
Henri Giraud Fut de Chene Ay Grand Cru 750ml 1bt [1999]【会員様★特別価格】

輸入元希望小売価格 30,000円 (税込)
KATSUDA★特別価格 24,000円 (税込 25,200 円) 送料込
売り切れました


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★★★★★ (2009/3/5夜) アンリ・ジローディナー(ラ・ベカス)
フュ・ド・シェーヌの1998は何度か飲んだことがありましたが、1999年を初めて飲みました。豊潤にしてエレガント、フィネスを感じる高貴な味わい、もう言うまでもありませんね・・・★★★★★。最高のシャンパンを飲みたくなられましたら、ご注文くださいませ。

右:エマニュエル・ジロー(当主クロード・ジローの娘)
1999年シーズンのアイ村は、気候に恵まれた年となりました。
シャンパーニュ全体が自然の恩恵を受けることが出来、8月11日には、50万人もの観光客が日食を楽しむため、ワイン畑に集まりました。と同時にこの日は、(全体量の約20%~30%もの収穫量を制限する)シャンパーニュ地方では異例の大規模なグリーン・ハーベストが始まりました。
9月16日より始まったアンリ・ジローの収穫は、雨天を極力避けるため、わずか7日間で全てのぶどう摘みを終え、極めて完熟し、素晴らしい状態のぶどうを収穫する事が出来ました。糖度10.4、酸6,5grという数値は、非凡な熟成を示しています。1999年は香り高く、エレガントな秀逸なミレジムです。

Millesime 1999
A Ay, la saison 1999 est facile et douce. La nature a decide d’etre tres genereuse avec tous les champenois. C’est un vignoble magnifique qui s’offre aux 500 000 visiteurs venus admirer l’eclipse du 11 aout. A cette date, c’est aussi une des premiere fois en champagne que les exploitations serieuses pratiquent la vendange en vert (elimination de 20 a 30 % des grappes) tellement la vendange est abondante. Le 16 septembre, au vignoble Giraud, nous lancons la cueillette comme une course contre la pluie et nous rentrons en 7 jours seulement plethores de splendides raisins sains et biens murs. Avec 10°4 de sucre et 6,5 gr d’acidite, l’indice de maturite parait atypique. Pourtant 1999 sera un beau millesime aromatique et elegant

70%Pinot Noir, 30%Chardonnay
ワインセラーKATSUDAより)





葡萄酒蔵ゆはらよりオークションで購入。23000円。箱入りでした。




Chateau Haut Gravet 1999

2009-09-04 04:34:53 | フランス・ボルドー

Chateau Haut Gravet 1999

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新規購入編です。


娘のBirthday Vintageです。


Ch haut gravet 2000
ぶどう品種:メルロー 50%、カベルネ・フラン 40%、カベルネ・ソーヴィニヨン 10%
ワイン生産者:Chオー・グラヴェ
ワイン生産地区:フランス:ボルドー:サンテミリオン・グランクリュ
ワインタイプ:(赤ワイン)
ワインPR:サン・テミリオンの銘醸ラ・クースポードのオーナーA.オベール氏が所有するシャトー。素晴らしい凝縮感とエレガントな樽香のバランスが良い、余韻の長いエーワインです。
年間生産量(本数) 50000
醸造・熟成 オーク樽熟成 18~20ヶ月(新樽比率100%)
(A-WINE.JP より)



Saint-Emilion Grand Cru ( Ch醇Cteau Haut Gravet ) 1999

Red wine from wine district: Bordeaux
Even in a difficult vintage this wine is very good. It has medium body and is round and good after some years in storage. It tastes of red berries with a long, a little dry and a absolutely attractive finish. The taste of the wine is stuck in the mouth long after it has been swallowed. This wine is a St.-Emilions worthy.
Morten & Tone.

Grapes : 70 % merlot, 10 % cabernet sauvignon and 20 % cabernet franc.

Winesworld より)


Ch醇Cteau Haut-Gravet 1999
PP 86-87+

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Ch醇Cteau Haut-Gravet is a Saint Emilion Grand Cru, which extends today to 10 hectares. For more than 20 years the Aubert family selected the best plots and applied, in a careful and balanced way, the traditional techniques which underly the strenght and the history of the Great wines and the modern techniques which are the mark of wines which move with the times and for witch nothig is ever taken for granted.


AOC : Saint Emilion Grand Cru
Aera in production : 11,5 hectares
Type of soil : gravel, flint and hint
Average age of vines : 40 years
Grape varieties :
70 % merlot
10 % cabernet sauvignon
20 % cabernet franc
Rewards On Wine より)



ヒラオカよりオークションで落札。2500円。

2009年9月27日抜栓。奥様、インフル疑でダウン中。一人で開けました。コルクには1999年、シャトー名の刻印あり。しっかりしています。液漏れ無し。抜栓直後に黒果実系の甘い香りがかすかにしていました。グラスに注ぐと、濃いルビー色、決してへたってはいない。エッジもしっかりとしている。足もそこそこ見られました。グラスはリーデルボルドーグラスを使用。食事は豚丼笑:)。最初の香りはかなり甘い、レッドチェリー、イチゴ系の香り。スワリングするとその香りは消えてしまった。かすかにカシスの香り?とにかく全体的に甘い香り。それ以上に広がりは感じなかった。樽香~まではよく分からなかったがニュアンスにバニラの香りも、少しばかり感じた。カベルネ・フランの要素が出ているのか、とにかく果実甘味が前面に出ていてとても飲みやすかった。アフターはさほど長くないが、のどごしが非常に軽やかでするすると入っていく。実際いくらぐらいなのか。2000はだいたい3500円前後。結構お手軽価格で手に入ったか。まぁ、この価格にしては非常ののみやすい、旨いワインだと思います。

2000年はPP90点だったようです。




Chateau Certan de May 1999

2009-09-03 09:42:46 | フランス・ボルドー

Chateau Certan de May1999

Chateau Certan de May 1999

(+)実家のワインセラー・新規購入編です。


娘のBirthday Vintageです。


シャトー・セルタン・ド・メイ


セルタンって・・?
はい、そうなんです。
勘の鋭い方はおわかりでしょうが、このシャトー、実は、ヴィユー・シャトー・セルタンに隣接していてペトリュスとの間に挟まれているんです!!

隣の芝生は青いとはよく言いますが、右も左も素晴らしい土地柄の間で、セルタン・ド・メイだけ悪質な土地なわけない♪
1976年以降、ポムロルでも最も有望なワインの一つになりはじめたこのシャトー。
その裏には現在の所有者のオデット・バロー・バダール夫人と
息子ジャン=リュックの驚くほど細やかな努力がありました。

まず、古い木製の発酵槽がステンレス製に取り替えられます。
それから、平均樹齢が40年というベテラン勢のブドウの木々の収穫はぎりぎりイッパイイッパイまで遅くして、1ヶ月近くものながーい期間のマセラシオン!
その結果、ワインがぎゅぎゅぎゅ~~っと凝縮して、濃い紫・・・黒?のような色合いになり、
見事なまでのタンニンを備え持ったワインに仕上がったのです!!
それほどまでに、しっかりとしたつくりのこのワインは、若造のうちから手を出すようなシロモノじゃございません!!
パーカー氏も「少なくとも7年から10年の瓶熟が必要だった」と言うほど
じ~っくり寝かせてからお召し上がりいただきたい逸品です!
ヴェリタス より)




シャトー・セルタン・ド・メイ
生産地 ポムロール
シャトー シャトー・セルタン・ド・メイ
タイプ 赤/フルボディ/繊細で華やかな香り、厚みのあるタンニンが特徴
栽培品種 メルロ70%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%
オールドビンテージ・ドットコム より)



Ch.Certan de May de Certan
メルロー70%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%
フランス・ボルドー・ポムロル


セルタン・ド・メイはポルロルではかなりの有名シャトーであるが、年々その酒質を上げてきている。

以前はヴィンテージごとの差があまりにもあったのだが、それはポムロル全体にあることで、ペトリュスなども同じである。しかし90年代後半からそういったことも改善され、オフヴィンテージでもメルローの見事さが表現されるようになっている。
WINEHOLIC より)



シャトー・セルタン・ド・メイ


ポムロールの小さな宝石箱

この小さな宝石のようなブドウ畑は、ポムロルの空の下でスターになった。セルタン・ドゥ・メイの畑はポムロールの最も高い土地、ヴィユー・シャトー・セルタンとペトリュスの間というすばらしい位置にある。

ワインは何年もの間もうひとつのシャトーでつくられていたが、1974年から、現在の所有者オデット・バロー=バダール夫人と息子のジャン=リュックが細かい点に至るまで責任を負っている。その結果、注目に値するほど豊かで凝縮したポムロールが続々と生まれ、セルタン・ド・メイをアペラシオンのスターにしたのである。

このシャトーはできる限り遅い収穫に信頼を置いている。また非常に長期間のマセラシオン(1ヵ月近い)は、ワインが超凝縮して、非常に濃い黒から紫色になり、長い進化のためのタンニンを備えるのを保証している。オークの新樽40%の使用によって、新樽の特徴と、よく熟した凝縮した果実味とが完璧に結合したようだ。講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』より

1999
産地 ボルドー ポムロール
タイプ 赤ワイン/フルボディ(重口)
品種 ※割合はヴィンテージにより異なります。

この小さな宝石のようなブドウ畑は、ポムロルの空の下でスターになった。セルタン・ドゥ・メイの畑はポムロルの最も高い土地、ヴィユー=シャトー=セルタンとペトリュスの間というすばらしい位置にある。ワインは何年もの間もうひとつのシャトーでつくられていたが、1974年から、現在の所有者オデット・バロー=バダール夫人と息子のジャン=リュックが細かい点に至るまで責任を負っている。その結果、注目に値するほど豊かで凝縮したポムロルが続々と生まれ、セルタン・ドゥ・メイをアペラシオンのスターにしたのである。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』より
パーカーポイント87点
ワールドリカーショップ より)



エノテカで購入。8800円。




Chateau La Conseillante 1999

2009-09-02 09:23:59 | フランス・ボルドー

Chateau La Conseillante 1999

Chateau La Conseillante 1999

(+)実家のワインセラー・新規購入編です。


娘のBirthday Vintageです。



【レヴァンジル】【ヴュー・シャトー・セルタン】と並んで、ポムロールの代表的なシャトーの一つに数えられてきた名門シャトー・ラ・コンセイヤント。

1871年から現在に至るまで、同じオーナーが所有し続けているという珍しいシャトーであり、そのためか「非常に品質が安定しており、どのビンテージでも一貫したスタイルを持っている」と評されることも多いのです。また、長い歴史を持つ反面、ポムロールではいち早くステンレスタンクを導入するなど、最先端の技術をいち早く取り入れる柔軟性も備えています。

ブドウ畑は【シュヴァル・ブラン】の隣に位置し、粘土、砂利、砂が混じった土壌も似ています。このため、比較されることも多いのですが、ビンテージによってはラ・コンセイヤントの方が高い評価を受けることもあるぐらいなのです。

ワインはラ・コンセイヤントの特徴であるスミレの香り以外に、ブルーベリーなどの黒系果実の香りと、決して強すぎない樽香が非常にバランス良く調和されていて、深い色と多くのタンニンを備えた典型的な長期熟成タイプです。口の中にいつまでも残る余韻は非常に心地よいものです。

「ポムロールで最もエレガントで瑞々しくおいしいワイン」と評されるラ・コンセイヤント。ポムロールならではの少量生産ですので、“見つけた時が買い時”だと言えるでしょう。
(オールドビンテージ・ドットコムより)



CHATEAU La CONSEILLANTE
シャトー・ラ・コンセイヤント
POMEROL
ポムロール


シャトー・ラ・コンセイヤントは、アペラシオンの中心の、分厚い砂利の台地に位置している。

シャトーは、現在の名前ラ・コンセイヤントをマダム・コンセイヤントによって与えられ、これは18世紀に敷地が彼女の直接所有権下になった時である。(その頃普通であった伝統的な分益小作とは対照的に)畑は東ポムロールに素晴らしく位置しており、レヴァンジル、プティ=ヴィラージ、ヴィユー=シャトー=セルタンの隣で、シュヴァル・ブランの反対側、サンテミリオンとポムロールアペラシオンのまさに境界線上にある。

ワインメイキングは、1世紀以上父から息子へと伝えられた伝統の恩恵を得ているが、近代ワイン醸造学における最新の発見をもまた利用しているため、ワインの質は不断の成功に達している。

ワインは、ステンレススティールタンクで醸造され、毎年50%は新樽で熟成される。1989年と1990年の両方共、100%新樽が使用された。

白に銀の素晴らしいラベルは、このシャトーを1世紀以上所有しているニコラ家の’N’を取り巻いてデザインされている。

セカンドラベル: なし
畑の面積: 13ha
品種: 45%メルロー
45%カベルネ・フラン
10%マルベック
土壌: 粘土/砂利&砂質砂利
酵母の添加: 野性酵母
マセラシオンの期間: 21~25日
発酵の温度: おおよそ30度
発酵槽のタイプ: ステンレススティール
樽の年令: 新樽を50%使用(89年と90年は100%)
樽熟の長さ: 22~24ケ月
清澄: 卵白
フィルターの使用: なし
ボトルのタイプ: ボルドレーズ
シャトーにおける壜詰め: 100%
lhaあたりの葡萄の木の本数: おおよそ5,500
平均樹齢: 40年
1ヘクタールあたりの生産量: 35~40hl
収穫: 手摘み
平均生産量: 5,000ケース
貯蔵: 5~20年
サーブするときの温度: 17度
料理との紐み合わせ: ラム・子牛・家禽・デリケートな猟鳥獣の肉とパーフェクトである。
ピーロート・ジャパンより)



★ポムロール・トップクラスの味わい!★

シャトー・レヴァンジル同様、ポムロールの東端、サンテミリオンとの境界にあるシャトー。サンテミリオンのシュヴァル・ブランとも近い位置にあるシャトー。
ポムロールではペトリュスを除くとヴュー・シャトー・セルタンとレヴァンジル、そしてこのラ・コンセイヤントがトップクラスに位置づけられてきた。
ワインは香り高くしなやか。
メルロ65% カベルネフラン30% マルベック5%。
ワインパーフェクトより)



シャトー・ラ・コンセイヤント 1999 750ml 

 非常に高く評価されているポムロールのシャトー、シャトー・ラ・コンセイヤントは、このアペラシオンで最もエレガントでみずみずしく、おいしいワインを生産している。
 ラ・コンセイヤントは最新の注意を払ってつくられたワインで、ステンレスタンクで醸造され、オーク樽で熟成される。新樽は毎年100%である。ワインのスタイルはペトリュス、トロタノワ、ラフルール、またはセルタン・ド・メイほど力強くないが、これらのシャトーよりしなやかで、もっと早飲みのスタイルである。

 見事なまでに複雑な、成長した、魅惑的なスタイルのラ・コンセイヤントだ。暗いルビー色をした1999年は、甘いブラックラズベリーやチェリーリキュールの趣と混じり合った西洋杉、香ばしいオーク、甘草、新品の鞍革、乾燥ハーブを見せる。ミディアムボディで、硬い角はなく、極めて純粋で、ほとんど甘い。みずみずしく、おいしいラ・コンセイヤントは、「ボルドーのブルゴーニュ」という評判通りのワインだ。予想される飲み頃:現在~2012年。パーカーポイント89点。
 (ロバート・パーカー著ボルドー第4版より抜粋)
エサキホンテンより)


エノテカで購入。12000円。
ワインの店いとうでも購入。10500円。あら、こちらのほうが安かった。


ワインの店いとうで購入したものを抜栓。
2012年3月4日抜栓。コルクにはシャトー名、Vintageが刻印されています。しっかりしたコルクで全く液漏れありませんでした。染みてもいなかった。グラスはリーデルのボルドータイプを使用。グラスに二杯注いだ後、澱を混ぜないためにデキャンタしました。デキャンタに注いでいる間じゅう香りが漂っていました。色は結構濃いガーネット。まだ若干フレッシュさ、力強さが残っていますが、エッジにはほんの少しエンジ色が見えます。最初は、カシス、プラム、ブラックベリーの香り。時間と共に複雑さが増してきます。スワリングによって濃厚な香りに変化します。ややインキーな香り。娘さんは、バナナ、レタス(青野菜)、ボールペンの香りと言っていました。たしかにボールペンのインクのような香りがします。そしてバナナの甘さも感じます。奥さんはプラムと開口一番言っていました。時間がたってから娘さんにもう一度香りをみてもらうと、今度はメロンスパークリングの香りと言っていました。とにかく、甘さ、果実甘味がドカーンと濃厚に香ってきます。リキュール系の香りもしてきます。これは心地よい香りだ。温度が上がってくると、鼻に抜けるようなミント系の香りもみられました。ほんと濃厚系、でもすがすがしい良い香り(ちょっと矛盾)。口当たりはとても滑らかで濃厚です。グラスの脚も比較的粘調度の高いものでした。力強い味わいで、酸味もそこそこきりっとしています。タンニンはいまだ十分に感じますが渋さはなく、とても調和の採れたものです。非常に素直に喉の奥に流れていき、アフタも結構長く感じます。とにかく果実甘味が半端無く感じますね~。丸12年たった今、とっても飲み頃だと思います。まだ、4,5年はいけるんじゃないかな~。残りはハーフボトルに入れ替え、バキュバンして保存。2日目も果実の甘さがしっかりと出ています。多少ギスギス感がありますが、全く問題なく飲むことが出来ました。このクラスは10年超で飲みやすくなりますね。



Chateau de Candale 1999

2009-09-01 05:36:26 | フランス・ボルドー

Chateau de Candale 1999

Chateau de Candale 1999

(+)実家のワインセラー・新規購入編です。


娘のBirthday Vintageです。


格付け第3級マルゴーシャトーディッサンの
オーメドックで造る熟成ワイン!!

シャトー・ド・カルダン


熟成されたボルドーワイン。クリアーなボディに濃縮された果実味。スパイシーでまさに正統派
ボルドーの味わいをどうぞ!!

あまり見かけることの少ないワインかと思いますが、あの、マルゴーを代表する格付け第3級シャトーディッサンが、オーメドックの地で造ったワインがこの、シャトー・ド・カルタンであります。

「ジロンド河の近くにある面積30haの第3級格付けの葡萄畑。堀を巡らしたシャトーは見事に修復されている。軽い感じのかぐわしいワイン。セカンド・ラベルにシャトーカンダル」
~ポケットワインブック ヒュージョンソン氏より~

と、ディッサンのセカンドではないものの、ディッサンの流れを十分に受け継いでいるワインであります。試飲しましたが、まろやかなでクリアーなボディ。スパイシーでしっかりと酸味にタンニンと、正統派なボルドーワイン。お肉料理と共にどうぞ!
(ワインハウス DAIKENより)




シャトー・ド・カンダル [1999]


ブドウ品種 カベルネ・ソーヴィニヨン 60%/メルロー 40%

熟成 オーク樽にて15ヶ月(新樽比率25%)

コメント
マルゴー格付3級、品質の向上の目覚しい、シャトー・ディッサンの造るオー・メドック・ワイン。
グラン・ヴァンと同じ技術を持って造られるお値打ちワインです。
ワインズナカシマヤより)



ボルドー AOCオー・メドック 赤 ミディアムボディ
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ
シャトー・ディッサン(格付け第3級)がAOCオー・メドックのエリアに所有する11haの畑から造られるワイン。シャトー畑とは違う場所の畑ではありますが、醸造はシャトーものと同じくディッサンが行っています。
この価格帯のクラスを超えた仕上がり。滑らかな果実味としっかりしたタンニンが調和したボルドーらしいスタイルです。
カーヴドリラックスより)





アルザック村にありながら、格付け当時はまだ畑でなかったため、オー・メドックACとなっていますが、非常に優れたテロワールを持つ土地であり、実際周りは『シャトー・ジスクール』、『シャトー・プリューレ・リシーヌ』、『シャトー・デュ・テルトル』などマルゴーACを代表するシャトーの畑に囲まれています。

ちなみに、カンダルの名は、1776年からフランス革命の間所有していた家族の名前に由来しています。
現在は名称が『オー・メドック・ディッサン』に変わり、ラベルも変更になっています。

ボルドーのシャトーを訪問すると、大抵は「いかに最新の設備を持っているか」「ヴィンテージによる生産量・味わいの違い」といった話ばかりになり、「畑」についての話を聞く機会がなかなかありません。
そこで、今回はこちらから特別にお願いし、実際にシャトーのスタッフの方と畑に出て、特に弊社取扱の「ムーラン・ディッサン」「オー・メドック・ディッサン」の畑について詳しいお話をうかがう機会をいただくことができました。
また、シャトーではオーナーのエマニュエル・クルーズ氏とともに「ムーラン・ディッサン」「オー・メドック・ディッサン」の新ヴィンテージ「2004年」をテイスティングしてきました。

■ オー・メドック・ディッサン ■

< 畑の位置 >

シャトーからは南に約5kmと少し離れていますが、マルゴーA.C.を名乗れるアルザック(ARSAC)村内にあります。しかし、格付け当時はまだ畑でなかったためオー・メドックA.C.となっています。
実際、周りは『シャトー・ジスクール』、『シャトー・プリューレ・リシーヌ』、『シャトー・デュ・テルトル』などマルゴーA.C.を代表するシャトーの畑に囲まれています。
1978年に植えられた比較的新しい畑ですが、今後樹齢が高くなるにつれて、そのポテンシャルがワインに現れてくるだろう、期待の持てる畑です。

< 畑の特徴 >

土壌は 砂利質 で、3つの特徴をもっています。
1. 地面の温度維持(温まりやすく冷めにくい)
2. 日光の照り返し
3. 水はけの良さ
カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高いのも「この土壌に合うから」と、テロワールを考慮されていることがわかります。
また、砂利質で水はけが良いため、畝幅は狭く密植されておりますが、ブドウの木がより下に根を伸ばし競争力を高めさせる植え方になっています。 (8,500株/ha)
酒のやまいちより)


ル・ヴァン・ヴィヴァンより購入。2980円。