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Tenuta di Trinoro Rosso Toscana 2009

2012-02-24 10:54:36 | イタリア
Tenuta di Trinoro Rosso Toscana 2009
Tenuta di Trinoro Rosso Toscana 2009
テヌータ・ディ・トリノーロ[2009]年・IGTロッソ・トスカーナ・テヌータ・ディ・トリノーロ元詰(アンドレア・フランケッティ)・限定品
TENUTA di TRINORO [2009] (IGT Rosso Toscana)
イタリア フルボディ辛口赤ワインファン大注目!スーパータスカンファン垂涎!史上最高の2009年もの!!R.パーカー4~5つ星生産者で、なんと!この2009年もののテヌータ・ディ・トリノーロで、WA(ワインアドヴォケイト)過去最高レベルの94~97点獲得!ワインプレス軒並み高評価!ワイナート誌が「トスカーナの底力を思い知らされる無名の地から登場した、驚異のワイン」として大特集!トスカーナの誰も目もくれなかったサルテアーノという土地をワイナリー「テヌータ・ディ・トリノーロ」の成功により一躍有名にしたずばり!“テヌータ ディ トリノーロ”の最新グレイトヴィンテージが極少量入荷!
テヌータ ディ トリノーロ[2009]年 IGTロッソ トスカーナ テヌータ ディ トリノーロ元詰(アンドレア フランケッティ) 限定品


ロバート・パーカーWAで過去最高クラスの94-97点獲得!
鬼才と称されるアンドレア・フランケッティ氏が造るトリノーロの最新ヴィンテージ!


トスカーナの最高峰、標高1718mのアミアータ山を臨むサルテアーノの地にアンドレア・ブランケッティ氏が「大好きなシャトー・シュヴァル・ブランのようなワインを造りたい」という目的?のもと、まずは2.5haにカベルネ・フランを植えたのが95年。

それから10年後の現在でも6haという少なさ!しかも収穫されるブドウは1本の樹からたったの5房。しかも収量は25hl/haというロマネ・コンティもまっ青の低収量!

さらにこれからワインになるのもたったの15hlというからもう脱帽ですっ!(ちなみに高級ボルドーやブルゴーニュの平均収量は40hl~50hlですから・・・)

彼いわく
「決して完全に熟すことがないサンジョヴェーゼゼなどに興味はない。」

「私はイタリア人だがワイン造りについてイタリアから学ぶことなど何もなかった。フランスから多くを学んだ。フランス人はよく考え、正しいことをしてきた。」

トスカーナ=サンジョヴェーゼという一元的な物の見方にとらわれる一部のイタリアワインマニアには非国民的と映り、嫌われているのかも知れない。

だが 今や世界の頂点に立ったこのワイン に謙虚に接するならば、これほどまでのワインを10年前までは荒れ地だった場所から生み出すことができる偉大なトスカーナの底知れぬ力に対し、どうして畏敬の意を抱かずにおられようか。


▼「ワイナート12号」記事より抜粋
トスカーナの誰も目もくれなかったサルテアーノという土地を一躍有名にしたアンドレア・フランケッティ氏。

土地を購入した当時をこう振り返る。
「1980年頃、たまたま、サルテアーを訪れた時、まるで30年前にタイムスリップしたような昔のイタリアの田舎を感じたんだ。」そして91年からローマでの都会生活を捨ててここに移り住んだ。

最初は2.5haからはじめ、醸造技術などは全て独学であり、ボルドーのシュヴァル・ブラン、ヴァランドローなどの友人達から学んだ。今では葉の色を見るだけでも、葡萄が今何をしているかわかるという。

植樹はフランスの経験豊かな専門チームを呼び寄せ、出来るだけ小さい房、実をつけさせるため植密度をヘクタールあたり10,000株まで上げた。ワインはその土地、テロワールの凝縮、表現。微気候など色々な要素が関係してくるが、それら全てを含んだテロワールを表現する為にはこの植密度が大事だという。

各小区画ごとでブドウの熟成度、質などが微妙に違う。
収穫は、「今日はこの列からこの列まで」というふうに小区画で。醗酵も毎年40以上に分けている。「そのブドウに合った醗酵をしようとするとどうしても細かく分けないといけない。」

▼テヌータ・ディ・トリノーロについてヒュー・ジョンソン氏は
「※トスカーナのモンテプルチャーノとモンタルチーノの間に位置するDOCのオルチャOrcia区域にぽつんとある葡萄園。(ボルドーの品種から)格別申し分ない赤を産する。テヌータ・ディ・トリノーロの初期の収穫年は驚くほどすごいもの。」と大絶賛!!

テヌータ・ディ・トリノーロ 2009
■ 葡萄品種 カベルネ・フラン42%、メルロー72%、カベルネ・ソーヴィニヨン12%、プティ・ヴェルドー4%
■ 植樹密度 約10,000 本/ha
■ ブドウの樹齢 平均16年
■ 熟成 オーク樽熟成8 ヶ月(225L、新樽100%)
■ オーク樽熟成後、セメント・タンク熟成10 ヶ月

お菓子のような甘い香り。カシスや無花果、紫の花に黒コショウや珈琲等の様々な香り。
柔らかい口当たり。見た目からは意外な程、果実味と酸のバランスがとれ、滑らかな舌触りは秀逸。

▼この2009年でロバート・パーカーWAで驚異の94-97点獲得!!
2009 Tenuta di Trinoro Tenuta di Trinoro Vino da Tavola
94-97 points
deep garnet-purple in color, there’s tons of fruit on the nose ? warm plums and black cherry ? with supporting notes of pencil shavings, cassia, black pepper and fresh tilled loam. Full bodied, rich and with a medium-high level of velvety tannins, there’s a nice backbone of crisp acidity providing freshness through the long finish.
Asia #1110 (2010-11-30)

イタリア フルボディ辛口赤ワインファン大注目!スーパータスカンファン垂涎!史上最高の2009年もの!!R.パーカー4~5つ星生産者で、なんと!この2009年もののテヌータ・ディ・トリノーロで、WA(ワインアドヴォケイト)過去最高レベルの94~97点獲得!ワインプレス軒並み高評価!ワイナート誌が「トスカーナの底力を思い知らされる無名の地から登場した、驚異のワイン」として大特集!トスカーナの誰も目もくれなかったサルテアーノという土地をワイナリー「テヌータ・ディ・トリノーロ」の成功により一躍有名にしたずばり!“テヌータ ディ トリノーロ”の最新グレイトヴィンテージが極少量入荷!
うきうきワインの玉手箱より)



テヌータ・ディ・トリノーロ2009(テヌータ・ディ・トリノーロ)
日本でもすっかり有名になったテヌータ・ディ・トリノーロ。そしてトスカーナでは誰も関心を示さなかった、サルテアーノという土地を一躍有名にしたことでも知られる。石灰岩と小石の混じった、たった6haの葡萄園。平均樹齢10年前後の若木から、驚くほど凝縮感のあるワインを産みだす。理由は異常とも言えるほどの低収穫。グランクリュ・クラスのワインが2本近くできるのを1本に凝縮した産物。オーナーで醸造家のアンドレア・フランケッティは今や世界中のワイン関係者から注目を浴びる存在。フランケッティはサンテミリオンの銘酒、シュバル・ブランを超えたいが一心で、このテヌータ・ディ・トリノーロに人生を費やした。今やその実力は国内外で認められているのは周知のこと。

使われているブドウはカベルネ・フラン、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドと完全にボルドーを意識したスタイル。04年、05年のヴィンテージはメルロー主体でカベルネ・フランのブレンド比率が低かったが、06年以降はカベルネ・フランの比率が一気に高くなった。ちなみに04年カベルネ・フラン9%、05年カベルネ・フラン18%、06年からカベルネ・フラン30.5%、2008年は40%。この2009年は42%となった。

【2009年ヴィンテージ】
2006年、20007年、2008年と大成功を収めハットトリックを決めたアンドレア・フランケッティ。しかしその勢いはとどまることを知らない。この2009年はフランケッティ自ら「トリノーロ史上最も素晴らしいワインの一つとなった」と自負するヴィンテージ。ワインアドヴォケイトでは過去最高得点97点を記録した!

ブドウは区画ごとに完熟するタイミングを見計らって収獲が行われた。熟するのが早いメルロー(42%)の収穫が始まったのが9月27日。その後9月28日、30日、10月1日に行われた。カベルネ・フラン(42%)は10月5日、9日、13日、20日。プティ・ヴェルド(4%)は10月27日。カベルネ・ソーヴィニヨン(12%)が10月21日、11月1日。1カ月以上かけて計11回行われている。通常では考えられない異常な手間ひまとこだわりである。まさにトスカーナの鬼才、アンドレア・フランケッティの執念が生んだ一献。2009年も飲む者の期待を裏切らない果実味溢れるフルボディな仕上がり。とてつもなく長い余韻に酔いしれるだろう。20年以上の熟成が約束されている至極の1本。メルロー42%、カベルネ・フラン42%、カベルネ・ソーヴィニヨン12%、プティ・ヴェルド4%。赤/IGT  

★ワインアドヴォケイト97点!
★ヴェロネリ 最高賞の青のスーパー三ツ星!(95点)
★エスプレッソ 最高賞の5ボッティリエ
★ガンベロロッソ 2グラス(最終選考)
飲み頃:2017~2029年

【ワインアドヴォケイト】
The estate’s 2009 Tenuta di Trinoro presents exotic notes of wild cherries, plums, spices, minerals and licorice all of which come together on a silky, polished frame. Smoke, incense and a host of other seductive, beguiling aromas and flavors add complexity as they wrap around the seriously intense finish. The 2009 Tenuta shows off marvelous intensity and a full-throttle personality while retaining a touch more freshness than is sometimes the case. In 2009 the Tenuta is 42% Merlot, 42% Cabernet Franc, 12%, Cabernet Sauvignon and 4% Petit Verdot. Anticipated maturity: 2017-2029. (Wine Advocate #196 Aug 2011)
FUJIYAより)



テヌータ・ディ・トリノーロ
Tenuta Di Trinoro


ワイン イタリア 750 ml
2009 年 赤
オープン
アンドレア・フランケッティ
毎年、イタリアワイン・ラヴァーを歓喜の渦に巻き込んでいる、アンドレア・フランケッティ氏による「テヌータ・ディ・トリノーロ」のラインアップ。「トリノーロ史上、最もいい出来の一つのワインとなった」とフランケッティ氏が胸を張る2009年ヴィンテージ。素晴らしい味わいに期待が持てるラインナップと言えそうです!!

テヌータ・ディ・トリノーロ
Tenuta Di Trinoro
国名: イタリア地域: トスカーナ
容量: 750 ml 度数: 14 度 ビンテージ: 2009 年
色: 赤
使用品種は、カベルネ・フラン42%、メルロー42%、カベルネ・ソーヴィニヨン12%、プティ・ヴェルド4%。トスカーナの凄みを感じさせてくれる一本です!!
Japan Import Systemより)




テヌータ・ディ・トリノーロ 2009(テヌータ・ディ・トリノーロ)
Tenuta di Trinoro

商品名 テヌータ・ディ・トリノーロ
メーカー名 テヌータ・ディ・トリノーロ
ヴィンテージ 2009
生産国 イタリア
地 域 トスカーナ州
地 区
村 名
格付け トスカーナ・IGT
品 種 カベルネ・フラン 40%/メルロー 30%/カベルネ・ソーヴィニヨン 20%/プティ・ヴェルドー 10%
タイプ 辛口・赤・フルボディ 飲み頃温度 18℃
ALC度数 14.40 %
熟 成
備 考 ■(2007)お菓子のような甘い香り。カシスや無花果、紫の花に黒コショウや珈琲等の様々な香り。柔らかい口当たり。見た目からは意外な程、果実味と酸のバランスがとれ、滑らかな舌触りは秀逸。
(2007)平均年間生産量 9,600本 カベルネ・フラン 40%/メルロー 30%/カベルネ・ソーヴィニヨン 20%/プティ・ヴェルドー 10% ALC度数 14.40 % (2006) (2005)カベルネ・ソーヴィニヨン42%・カベルネ・フラン37%
メルロー16%プチヴェルド5% ALC度数 14.80 %
海外ワイン専門誌評価歴 (2007)「ヴェロネッリ 2010」 スーパー3ツ星
海外ワイン専門誌評価歴 (2004)「ガンベロロッソ 2007」 3グラス
/「ヴェロネッリ 2007」 スーパー3ツ星
/「ドゥエミラ ヴィーニ 2007」 5ブドウ
S@nkyou Webより)





(+)LIQUOR WORLDよりオークションで落札。12000円。


Vosne Romanee Les Ormes J Cacheux 2009

2012-02-23 10:53:38 | フランス・ブルゴーニュ
Vosne Romanee Les Ormes J Cacheux 2009
Vosne Romanee Les Ormes J Cacheux 2009
Jacques Cacheux et Fils ジャック カシュー エ フィス

エシェゾーの最良生産者の1人!
希少ワインを産む『ジャック・カシュー』

ロバート・パーカー氏の著書で、エシェゾーの最良生産者として4ッ星(★★★★)を獲得したジャック・カシュー(現在は息子のパトリスが運営)。

リリースと同時に入荷して一瞬で 完売してしまったジャック・カシューが再入荷です!!
ドメーヌの実際の切り盛りは息子である40代初めのパトリックが行なっています。
4ha半と小さな畑ではあるが、所有するのは特級のエシェゾー(0.7ha)、1級のクロワ・ラモー(0.2ha)とレ・シュショ(0.4ha)、それにヴォーヌ(1.7ha)とニュイ(0.8ha)の村名畑、後は1ha弱のACブルゴーニュ等々という構成になっています。
なかでもクロワ・ラモーはロマネ・サン=ヴィヴァンのすぐ下に位置する0.6haの区画で、18世紀まではサン=ヴィヴァンの一部でした。この水準の高い1級畑とシュショ及びエシェゾーは基本的に新樽100%で熟成さます。ワイン自体が樽に負けないだけの深みを備えているため、これら3つの銘柄はヴォーヌらしい華やかななかにも複雑なニュアンスを秘めた、たいへん魅力的なものに仕上がっています。
ドメーヌでは’80年代半ばよりオリ下げも濾過も行なっていません。
造り手であるパトリスを彷彿とさせるような、押し付けがましいところのないもので、豊かさのなかにもエレガントさが備わっていて、大きな満足感が得られます。
若いうちからでも十分に愉しめるワインですが、熟成後の変身もまた魅力的。エレガントで、思わず引き込まれるような香りを放つ、艶っぽさが現れます。
所有する畑は5ヘクタール弱と、著名なドメーヌに較べると若干小さめで、生産数も少ないため、入手困難なワインを生む造り手の一人です。

ロバート・パーカーJr氏の評価
コート・ドール自慢のブドウ畑を平地と分ける幹線道路(国道74号線)に面したドメーヌ・ジヤック・カシューは、高品質のワインを生み出しているが、アメリカではまだあまり知られていない、数少ないブルゴーニュのブドウ園のひとつである。
カシューはもの静かな男で、プルミエ・クリュとグラン・クリュに100%の新柳を使用しているが、かつては村名アペラシオンにもオーク樽を用いていた。清澄処理は、1987年にやめている。

このドメーヌが、なぜ、もっとブルゴーニュの愛好家の関心を呼ばないのか、私には理解できない。読者は、こうした手頃な価格のおいしいワインを探す努力をするよう、アドバイスを受けているのに。
ジャック・カシューは、親切で、もの静かで、控えめな男だが、公的には1993年に引退し、このドメーヌの管理を40歳になる息子の【パスカル】に引き継いだ。
この父親は本当に無口で、【パスカル・カシュー】は、1995年ものに対して責任を負っているにもかかわらず、私が1997年にこのドメーヌを訪ねて1995年のワインを試飲したことを知らなかったくらいだ。

 過小評価されているヴォーヌ=ロマネのこのドメーヌのワインは、大ざっぱに試飲してみても豊かで、エレガントで、思わず引き込まれるような香りを放つ、素晴しいブルゴーニュ・ワインである。
その上、カシューがつくったワインは、12~15年間はうまく熟成が進む。
カシューは、1992年、1990年、1989年、1987年、1985年に、輝くばかりのワインを生産している。

 私のブルゴーニュ・ワインに関する本の取材のために、1985年に初めてカシューを訪れて以来、私はずっと、彼のつくるワインを褒め称えてきた。
ここでは、ワインに濾過処理をほどこしたことは一度もなく、しかも1991年には、清澄処理も一切行わないことを決断した。
消費者がボトルに詰められた状態で人手するそのワインは、まぎれもなく樽の中身をまざまざと反映した、妥協を許さぬワインである。スタイル的には、これらのワインは優秀なドメーヌ・メオ・カミュゼに似ている。

ヴォーヌ・ロマネ・レゾルム 2009 (ジャック・カシュー) Vosne Romanee Les Ormes 2009 (Jacques Cacheux) 【円高還元】【YDKG-tk】【赤 ワイン】

ロバート・パーカー4ッ星(★★★★)生産者!!
極少量入荷!!

ヴォーヌ・ロマネに本拠を構え、知名度は高くありませんが上質なワインを生む造り手です。 80年代の半ばから無清澄、無濾過でワイン造りを行っており、派手な造りではありませんが、複雑で奥深い、良い意味でクセになる味わいのワインを生み出しています。小さなドメーヌのため生産量が少ないのが残念ですが、どのワインも本当に試す価値のあるワインばかりです。

香りにはアペラシオンの特徴である優美な印象がありますが、味わいはカシューらしさとヴォーヌ・ロマネの特徴が非常に調和したワインに仕上がっています。つまりやや硬いタンニンとエレガントな果実味のバランスが取れているという事で、ジュヌブリエールとシャランダンの良いとこ取りをしたど真ん中をいく味わいです。

商品説明
国 フランス
産地 ブルゴーニュ、コート・ド・ニュイ
ブドウ品種 ピノ・ノワール100%
タイプ 赤・フルボディ
内容量 750ml
ドングリアーノワインより)



ヴォーヌ・ロマネ・レ・ゾルムス2009 ジャック・カシュー 750ml(A73w)
澱引き直後のもの。 にも係わらず香りは既に完成しており、とても複雑。 黒系果実がメインで、綺麗な土と大地香がそれにきれいに絡む。 口に含むとこのワインはキチンと酸があり、その甘さと共に味わいバランスがとてもいい。 ここの09年村名ワインはとてもレベルが高く、買いだ。 90~91p(リアルワインガイド33号より)
花井屋酒店より)



ジャック・カシュー

現在はジャックの息子、40代のパトリスがドメーヌを運営する。広さは5ヘクタール弱(最近オート・コート・ド・ニュイが加わった)と、著名なドメーヌに較べると若干小さめの地所ではあるが、生み出すワインは色濃く、ピノの風味が横溢する口当たりのよいもの(数量が少ないため、探しだすのは容易ではないが)。

ヴォーヌ=ロマネを中心とする赤は、そのどれもが侮れない。筆頭にくるのはグラン・クリュのエシェゾー、植えられているぶどうは戦前のものも見られ、樹齢の平均は40年以上を数える。ヴォーヌ=ロマネ・レ・シュショはロマネ=サン=ヴィヴァンとグラン=エシェゾーに挟まれたクリマで、その立地からも分かるとおりヴォーヌ=ロマネでトップ・クラスのプルミエ・クリュ。もうひとつのプルミエ・クリュが、ラ・クロワ・ラモー。サン=ヴィヴァンの北東端に位置する区画(広さは0.6ヘクタール)は18世紀にはその一部となっていたもので、ヴォーヌ=ロマネのプルミエ・クリュのなかでは、一段頭抜けた評価。ドメーヌでの人気はグラン・クリュのエシェゾーと二分していて、ブラインドなどでのテイスティングには非常におもしろい銘柄。

ヴィラージュで光るのはニュイのオー・バ・ド・コンブ。これは最もヴォーヌ寄りにあるヴィラージュの区画で、上部はニュイのプルミエ・クリュ、ブドに接し、北はヴォーヌ=ロマネのプルミエ・クリュ、レ・ショームに接しているという、村名ニュイとしてはたいへんクオリティの高いもの。

高い比率で新樽をあてがい(グラン・クリュ、プルミエ・クリュには基本的に100パーセント。レジオナルのACブルゴーニュでも1割から2割ほどの新樽を用いる)、清澄、そしてフィルターはかけずに瓶詰めするため、オリもしっかり見られるワインは、つくり手であるパトリスを彷彿とさせるような押し付けがましいところのないもので、豊かさのなかにもエレガントさが備わっていて、大きな満足感が得られる。若いうちからでも十分に愉しめるワインだが、熟成後の変身もまた魅力的。

色濃く、濃密なワインを得意とするドメーヌでは、やや弱いと評されている2004年ヴィンテージも、一見すると2003年と見紛うような豊かでしっかりとしたワインを生んだ。
(輸入元資料代より)


まず、残念なことは佳酒V・R・1er・レ・シュシヨが、07年がラストヴィンテージとなってしまったこと。
この畑はパトリス・カシューのお姉さんから借りていたものだが、07年でその契約が終了して返却したから。
その代わりV・R村ylのキュヴェが新たに2つ加わった。
これでここのV・R村名の区画名付きワインが5つにもなった。さて、08年のカシューはいい。 07年も良かっ
たが、より良い。濃くも薄くもない(少し濃いめか)中道路線の液体には大地の風味が詰まりまくっている。
そしてワインは肉が良く付き、ACブルはもちろん、各村名ワイン、1erワインと見事といえる仕上がりりだ。特
に銘酒エシェゾーは圧巻の出来で、エレガンス全盛時代へのカウンターカルチャーたるワインと言えるだろう。そして今回特に強く思ったことは、バトリスは既に名人の域に達しだのではないかということ。
味付けの妙といい、味わいバランスの絶妙さといい、これは名人芸だ。熟達の職人の成せるワザだ。
リアルワインガイド31号


ここは08年にV・R・1er・シュシヨがなくなり、代わって1er・ブリュレを造り始めた。08年のビン詰め済み試飲ではその生産本数の少なさから試飲出来なかったが、ともかくこのワインがいい。そして銘酒エシェゾーの出来は圧巻。
ともかく全体的に09年のキャラが良く表現されており、ここにしてはとてもみずみずしく、例年より強さをあまり
感じないもの。しかし中身はとても充実しており、スキが全くない。
ACブルはまたもバツグンのハイCPワインとなっており(ただし08年とそう変わらないが)、V・Rの区画名つき村名グループも1erワインと見まごうばかりの仕上がりだ。ここのワインも皆愛想が良くて、甘く、タンニンはきれいに熟しており、飲み口は極めてスムース。価格を考えれば09年のお買い得ワインの筆頭のひとつと言える。
パトリス・カシューは09年を造るとき「こうしようとか、ああしようとか」特に疑問が浮かばなかった。
ともかく自然に普通に造ったが、これだけ問題の起こらなかった年、は05年とか99年を思い出すそうだ。
リアルワインガイド33号


ジャック・カシュー 
ヴォーヌ・ロマネ・レ・ゾルム[2009]

澱引き直後のもの。にも係わらず香りは既に完成しており、とても複雑。黒系果実がメインで、きれいな土と大地香がそれにきれいに絡む。口に含むとこのワインはキチンと酸があり、その甘さと共に味わいバランスがとてもいい。ここの09年村名ワインはとてもレベルが高く、買いだ。
90~91

リアルワインガイド33号
ワインマルシェまるやまより)




今飲んで88+ ポテンシャル89+ 飲み頃予想 今~2025
V・Rらしいとても端正な香り。このワインには一分のスキもなく、、適度な目の詰まり感を覚える。また、黒コショウ的なスパイシーさもいい。口に含むと心地よく甘く、実に味わいバランスが良く、香り同様とても端正な味わい。何かが突出しているわけでもなく、調和がとれている。液体は濃くも薄くもない中道路線で、ともかくのみ心地がいい。これは美味しい。
リアルワインガイド35号


花井屋酒店より購入。5460円。
2012年4月14日抜栓。コルクはドメイン名とVintageが刻印されていました。液漏れなし。しっかりとしたコルクです。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。色はけっこう深いルビー。上から覗きこむとエッジに軽く紫も見えます。グラスに注いだ直後は、きのこ、黒胡椒の香りがしました。とてもピュアな香り。徐々に奥からベリー、イチゴジャムの香りがでてきます。一本芯が通っています。ジャミーな感じが徐々に強くなりますが、ニューワールドのようなセメダインの感じはなく、どこまでも生のラズベリー、ストロベリーに近い感じ。娘さんは「ねんど」の匂いと言っています。熟成香はありませんが、きのこ、腐葉土の、仄かなニュアンスがあります。スワリングによりジャスミンのような甘い香りも感じます。グラスの脚は、とても粘調でしっかりとしたものです。口に含むと、もう上品ですがしっかりとした酸にベリーの甘味が口いっぱいに広がります。これはピュアだな~。一口目から「美味い!」と思います。09ですが、もうしっかりと飲めます。タンニンはもう適度にこなれていて、シルキーですが、きちんと味にアクセントをつけています。アフタはそんなに強くはありませんが、上品な香りが鼻の奥に湧きでてきます。二杯目になると目の詰まった、隙間を感じさせない味わい。ワイン単独で充分楽しめます。ブルーチーズとあわせてみましたが、これまた結構いい感じでした。
2日目、香りは、1日目よりも落ち着いていますが、上品で、スパイシーですが奥の方にベリー系の甘い香りが見えます。味わいもちょっとばかりとんがりますが、ぜんぜんピュアで美味い。これはいいワインですね~。飲んでいて落ち着いた気分になります。


Bourgogne Pinot Noir Alain Hudelot Noellat 2009

2012-02-22 10:52:43 | フランス・ブルゴーニュ
Bourgogne Pinot Noir Alain Hudelot Noellat 2009
Bourgogne Pinot Noir Alain Hudelot Noellat 2009
本来ブルゴーニュが持っている愉しさが味わえる“アラン・ユドロ・ノエラ”
コート・ドール珠玉のドメーヌ、アラン・ユドロ・ノエラ。

ヴージョ村に本拠を置くこのドメーヌはヴジョー、ヴォーヌ・ロマネ、シャンボール・ミュジニー、ニュイ・サン・ジョルジュなどコート・ドールの主要な生産地に10ヘクタールにわたる区画を所有しています。
それらはかつての名門ドメーヌ、シャルル・ノエラの孫娘であるオディルが当主アラン・ユドロ氏との結婚の際に持参したものであり、1960年代半ばに設立したドメーヌの柱となりました。

リリースされているのはグランクリュであるクロ・ド・ヴージョ、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァンをはじめ、6つのプルミエクリュ、3つのヴィラージュ、そしてブルゴーニュ・ルージュのアペラシオン。
伝説のドメーヌといわれるシャルル・ノエラの畑から生み出されるワインはしかし、アラン・ユドロの手腕によってテロワール本来の気品を持ちながらも力強く凝縮した果実味をもつワインとなります。

50haに及ぶクロ・ド・ヴージョはグランクリュとしては最大の面積と歴史、そして伝説をもちますが、その広さと歴史の長さゆえに多くの区画に細分化され、数々のドメーヌが参入して混乱を招きました。
区画の位置はもちろんドメーヌの力量によって品質の差が激しくグランクリュとはいえ信頼できるボトルを見つけるのは至難の技と言えます。

そのクロ・ド・ヴージョの中で数少ない絶対のの信頼を受けるドメーヌのひとつが「A.ユドロ・ノエラ」です。

ドメーヌ・アラン・ユドロ・ノエラ の畑とブドウについて
A.ユドロ・ノエラは、ヴージョでは珍しいプルミエクリュ、レ・プティ・ヴージョも所有しており異彩を放つ存在と言えます。
区画はクロ・ド・ヴージョをはさんでシャンボル=ミュジニー側にあるにもかかわらず、その風味はヴォーヌ=ロマネに通ずるものを感じさせるワインで、ヴージョのテロワールに関心のある向きには非常に興味深いアイテムです。

グランクリュ :クロ・ド・ヴージョ 0.69ha 、リシュブール 0.29ha、ロマネ・サン・ヴィヴァン 0.48ha
プルミエクリュ :シャンボル・ミュジニー・レ・シャルム 0.21ha、ヴージョ・レ・プティ・ヴージョ 0.68ha、ヴォーヌ・ロマネ・レ・マルコンソール 0.14ha 、ヴォーヌ・ロマネ・レ・シュショ 0.46ha、 ヴォーヌ・ロマネ・レ・ボーモン 0.32ha、ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・ミュルジェ 0.68ha
ヴィラージュ :シャンボール・ミュジニー 1.86ha、 ヴォーヌ・ロマネ 0.78ha、ニュイ・サン・ジョルジュ 0.23ha
レジオナル :ブルゴーニュ・ルージュ 2.5ha

樹齢は平均で40年以上、なかでもグラン・クリュには50年を超えるブドウ樹があります。
以前はおこなわなかったヴァンダンジュ・ヴェールもヴィンテージによってはおこない収量のコントロールを図り、凝縮されたブドウ果汁を得ます。
生まれるワインはピノ・ノワールらしい透明感を感じさせながらも濃厚な色調に、各構成要素が十分に抽出された、強い風味の集中力を感じさせてくれます。
リシュブールやロマネ=サン=ヴィヴァンなどのグラン・クリュは言わずもがなだが、シャンボルやヴォーヌ・ロマネといった一般的にエレガントなタイプを生むアペラシオンでも、しっかりとした芯のあるワインに仕上がっていて、長期間の熟成も可能です。

その自然な造りから、若いうちでも十分な果実味が楽しめますが、やはりよく熟成したものを。
芯のしっかりしたワインなので抜栓2日目でもその味わいは落ちず、逆にゆっくりと呼吸をするように開いてくるワインなので時間をかけてゆったりと余裕をもって楽しみたいワインです

ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2009 (アラン・ユドロ・ノエラ) Bourgogne Pinot Noir 2009 (Alain Hudelot Noellat) 【円高還元】【YDKG-tk】【赤 ワイン】

クロ・ド・ヴージョのヴージョ村で(シャンボール・ミュジニーと勘違いされている事が多いですが…)、若き当主が素晴らしいワインを造っているドメーヌです。所有する10ha弱の畑の内、グラン・クリュなど現在のドメーヌの柱となっている畑に関しては、以前の当主アラン氏の伴侶が持参した畑なのですが、これはアラン氏の伴侶がかつての名ドメーヌ“シャルル・ノエラ”の孫娘だった事によります。これらの素晴らしい畑から生み出されるワインは、豊かな果実味を持つ安定したスタイルで、一流生産者の仲間入りを果たしています。

香りにも味わいにも甘味が感じられる典型的2009年のワインではありますが、そこはフィックスが選んだ優良生産者のワインですから、ドメーヌの個性もしっかりと感じられる抜群の仕上がりです。やや甘い果実味が豊富で、タンニンは熟して丸く、酸は控えめな親しみやすいスタイル、それでいて変な濃さやベッタリ感は無く、みずみずしい液体が喉を潤してくれます。これは本当に美味しいワインです。

商品説明
国 フランス
産地 ブルゴーニュ、コート・ド・ニュイ、ヴォーヌ・ロマネ
ブドウ品種 ピノ・ノワール100%
タイプ 赤・フルボディ
内容量 750ml
ドングリアーノワインより)



Alain Hudelot Noellat アラン ユドロ ノエラ

『珠玉のテロワールと血筋のよさから生まれる飲み応えのあるワイン

 10ヘクタールに上るドメーヌの区画はフェルマージュがほんのわずかあるだけで、ほとんど自家所有。当主アランの伴侶オディルはかつての名門ドメーヌ、シャルル・ノエラの孫娘にあたり、リシュブールを始めとするグラン・クリュなど、1960年代半ばにドメーヌを設立する際の柱となるアペラシオンを持参した。

 区画はクロ・ド・ヴージョをはさんでシャンボルミュジニー側にあるにもかかわらず、その風味はヴォーヌロマネに通ずるものを感じさせるワインで、ヴージョのテロワールに関心のある向きには非常に興味深いアイテム。

 生まれるワインはピノ・ノワールらしい透明感を感じさせながらも濃厚な色調に、各構成要素が十分に抽出された、強い風味の集中力を感じさせてくれるもの。リシュブールやロマネ=サン=ヴィヴァンなどのグラン・クリュは言わずもがなだが、シャンボルやヴォーヌロマネといった一般的にエレガントなタイプを生むアペラシオンでも、しっかりとした芯のあるワインに仕上がっていて、長期間の熟成も可能。』
 (輸入元:ラックコーポレーション)


● 2009年アラン ユドロ ノエラ ブルゴーニュ ルージュ
40154697 赤 価格 2,480円(税込,送料別)
[商品CD]40154697 赤 750ml
[AOC]ブルゴーニュ
[パーカー評価]88点
 The 2009 Bourgogne is made from 18 parcels in Chambolle.
 It is a beautiful, fleshy wine laced with radiant fruit and a round, caressing personality. This delicious, harmonious 2009 is a great introduction to the vintage. The Bourgogne was bottled in late December, 2010. Anticipated maturity: 2011-2017.
 Wine Advocate #194 (2011-05-02)
Grandvinより)




アラン・ユドロ・ノエラ
珠玉のテロワールから生まれる飲み応えのあるワイン
10ヘクタール近いドメーヌの区画はフェルマージュがほんのわずかあるだけで、大半が自家所有。当主アランの伴侶オディルはかつての名門ドメーヌ、シャルル・ノエラの孫娘にあたり、リシュブールを始めとするグラン・クリュなど、アランの父が興したドメーヌを倍の広さにまで拡張する際の柱となるアペラシオンを持参した。

そのリシュブールは0.3ヘクタール、加えて0.5ヘクタール弱のロマネ=サン=ヴィヴァン、それにクロ・ド・ヴージョも0.7ヘクタール(クロの中央部、中部から下部にかけての区画)あり、これらグラン・クリュ以外にもシャルル・ノエラ由来のクオリティの高いヴォーヌ=ロマネのプルミエ・クリュが併せて1ヘクタールある。樹齢は平均で40年以上、なかでもヴォーヌ=ロマネのマルコンソールには60年を超えるぶどう(植え替えは主にセレクシヨン・マサルだが、クローンも用いる)が植わる。

現在ドメーヌではシェフ・ド・カーヴにヴァンサン・ミュニエ(まだ20代後半、2004年のミレジムからかかわった)を招き、生産に当たっている。ミュニエが担当するようになってから収穫は早くなり、ほとんどのミレジムでバン・ド・ヴァンダンジュにおこなうようになった。それでもぶどうはしっかりと糖度の上がったものが収穫出来ていて、例えば2006年産ニュイのミュルジェでは13.4パーセント、同じく2007年で13.9パーセントという潜在アルコール度数に達し、酸とのバランスもよい。

これらのぶどうは除梗し低温のマセラシオンに続き、アルコール発酵。その後の樽熟成では以前に較べ新樽の割合は低く抑え、基本的にヴィラージュで1割、プルミエ・クリュが4分の1にグラン・クリュで半分をあてがう。ただプルミエ・クリュの場合、クリマとミレジムによりグラン・クリュと同じしつけをする銘柄もある。

生まれるワインはアランが手掛けていたときと同じく、濃厚な色調に、各要素がたっぷりと抽出された、強い風味の集中力を感じさせてくれるもの。リシュブールやロマネ=サン=ヴィヴァンなどのグラン・クリュは言わずもがなだが、シャンボールやヴォーヌ=ロマネといった一般的にエレガントなタイプを生むアペラシオンでも、凝縮感あるワインに仕上がっていて、飲み応えも十分。

存続が危ぶまれた時期もあったユドロ=ノエラだが、今はアランの孫に当たるシャルルがドメーヌを手伝っている。今後ニュージーランドなどでの研修も積み、ドメーヌに戻ってくる予定。

アラン・ユドロ・ノエラ
 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール [2009]750ml

甘い、甘い、とても甘い香り。これはいかにも09年のACブルの甘い香りだ。とは言え、そこはアラン・ユドロ・ノエラ、ただ甘いだけではなく大地香もしっかりある。口に含むと味はやや甘く、しかし酒質には一切スキはない。果実味が豊かで甘い味わいという09年のACブルを地で行く、純粋に美味しいACブル。もちろんお買い得だ。
【リアルワインガイド36号より抜粋】
ワインセラーウメムラより)




花井屋酒店より購入。2500円。
2012年2月23日抜栓。コルクにはブルゴーニュおよびVintageが刻印されていました。しっかりとしたコルクで液漏れはなし。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。グラスに注ぐと色は綺麗な透明感のあるルビー色。とても綺麗な色合いです。比較的濃い色。脚はあまりすっと流れて来ません。かといって粘稠度はそんなに強くない感じ。香りはそんなに強く割りませんがベリー系の香りと、青い香り(野菜や海藻)がします。娘さんは青のり、キャベツの匂いと言っていました。スワリングによってやや土のニュアンスがしてきます。時間が立ってくると奥のほうにジャミーな甘い香りが混ざってきます。そして新し腐葉土の香りも若干混ざっています。けっこう気持ちの良い香りです。味わいは結構な酸味を感じます。そしてやはりジャミー。ストロベリージャムの甘みもでてきます。タンニンはしっかりと感じますが全然タニックなところはありません。すんなりと飲めてしまいます。最初は温度が若干低かったせいか、素直に流れこんで行きましたが時間と共にやや複雑さが出てきます。後口に若干水っぽさを感じますが、喉越しもよく、やっぱり伸びやかな酸味が心地よいワインです。さらに時間が立ってくると味わいに紅茶を思わせるようなニュアンスを感じてきました。結構美味しいと思います。


Vougeot 1er Cru Les Petits Vougeot Vieille Vigne Fourrier 2009

2012-02-21 10:51:04 | フランス・ブルゴーニュ
Vougeot 1er Cru Les Petits Vougeot Vieille Vigne Fourrier 2009
Vougeot 1er Cru Les Petits Vougeot Vieille Vigne Fourrier 2009
ドメーヌ・フーリエ

哲学者?詩人?
純粋主義者が造る
素晴らしいブルゴーニュ!

一部の人の楽しみで終わってしまうほど、日本への入荷もままならないので、ご存知無い方もいらっしゃるかもしれませんが、このまま知らずにいるのは、勿体無いと思います。
かと言って、さほど数がご用意出来ないのが、本当に悩ましいというのも、正直なところ。
それが、1971年生まれの、ジャン・マリー・フーリエ氏が手掛ける、ドメーヌ・フーリエ。
一級と特級が、所有面積の70%を占めるという、恵まれた環境にあるフーリエ。
ジャン・マリー氏は、ボーヌのワイン学校を卒業後、ブルゴーニュ大学の醸造講座に通い、その後、アンリ・ジャイエ、父、オレゴンのジョセフ・ドルーアンの元での修行を経て、若干23歳の若さでドメーヌを継承しました。
『その誰でもない、自分だけのワイン造り、哲学がある。』
ジャン・マリー氏のその言葉に、嘘が無い事は、彼のワインが、証明しています。

【ワイン雑誌のコメント】
ジャン・マリー・フーリエは、とことん純粋主義者だった。
良いワインを造るための労力はいとわない。また、商業主義を嫌い、自分がやるべきこと、造るべきワインのスタイルを第一に考えている。
(『リアル・ワイン・ガイド誌』21号より抜粋)

ブルゴーニュ・ワインの権威、クライヴ・コーツ氏が2008年に、英国の『デキャンター誌』で発表した…
『ブルゴーニュの新星とスーパー・スター』
という特集で、『ルフレーヴ』や、『アンヌ・グロ』などが選ばれた三ッ星に次ぐ、二ツ星ドメーヌとして、堂々、選ばれるほどの実力!
更に、ロバート・パーカー氏にも高い評価を受ける彼のワインは、日本だけでなく、世界的に引っ張りだこなのですが、これほどの世界的注目を浴びながら、『純粋主義者』で居続けるジャン・マリー・フーリエ。
そんなフーリエ氏に、どうしても会ってみたくなり、遂に、ドメーヌを訪問する機会を得ました!
当日出迎えてくれたフーリエ氏。見るからに温和そうな顔立ちと、柔らかな話しぶり、会話の節々には、経験の豊富さ、聡明さが伺え、まるで、哲学者か詩人ような空気を放っています。
ワインの酸化の話に触れた際は、化学式から始まり、コルクから保存に至るまでを語るその思いには、造り手としてだけでなく、いかに、飲み手に美味しく飲んでもらうかまでに気を配るその姿勢が伺えます。
【思い】
『畑での仕事を誠実に行う事で、ワインの出来は良くなる。良い植物学者になれば、良いワインが出来るんだ。』
そう言いながらも、美しく整えられた清潔なセラーにも、彼の仕事の丁寧さが随所に感じられます。
一部の樽の表面に、蝋を塗り、酸化熟成の違いを見たり、通常より小さな樽で仕込む試みを行ったり、今の素晴らしい出来にも甘んじない、より良い物への拘りが伺えます。
訪問時、暫く不順な天候が続いた後、久しぶりに訪れた、昨日の晴天に…
『昨日、ワイン雑誌の取材が入っていたんだけど、どうしても畑に出る必要があったから、妻に取材を任せて、僕は畑に出た。申し訳なかったけど。』
世にも高い評価を受けるこの目の前の人の、ただ純粋に、ワインの事を考えつつ、決して奢らないその人柄に、今一度、彼のワインの純粋さは、彼そのものなんだと実感しました。
フーリエのワインは、ジャン・マリー・フーリエ氏本人の人柄と同じく、純粋で、人の心を打つ、素晴らしいワインであるという事。
ジャーナリストも、飲み手も、彼のワインを愛する人誰もが行き着くその答え。
訪問で見聞きしたそのひとつひとつは、フーリエ氏のワインが、何故、人の心を動かすのかを物語っていました。
今回の訪問で、最も印象的だったのは…
お人柄を感じる話】
『98点の取れるワインではなく、1日目に美味しくて飲みきってしまい、2日目にもまた、同じそのワインを飲みたくなるようなワインを造りたい。
美味しいワインを見つけるなら、そのワインを街に並べて、一般の人に飲んでもらえば良いのさ。
ボトルが真っ先に空になったワイン、それが、一番なんだから。』
と、いう言葉です。
皆さんも、ジャン・マリー・フーリエ氏の人柄を感じて頂けるのではないでしょうか。
世界各地で、メディアに取り上げられるフーリエですが、畑で、そして、セラーでの細やかな配慮ある仕事を、ひたすら真面目に行うフーリエ氏に見えているのは、ただひたすら、彼のワインを愛し、飲んでくれる人の笑顔だけなのです。
そんなフーリエのワイン、初リリースも含め、入荷しました。
1人でも多くのお客様に、フーリエの人柄と、ワインの美味しさを感じてもらえたら嬉しいです。

ヴージョ1級プティ・ヴージョ[2009]
ドメーヌ・フーリエ(赤ワイン)
『グラン・クリュのレベルの味』

■『リアルワインガイド誌33号』より抜粋■
これはグラン・クリュのレベルの味であり集中度であり複雑性だ。
そんじょそこらのクロ・ヴージョをあっさり蹴散らす。
92~93点

■ワイン名(原語) / Vougeot 1er Cru Les Petit Vougeot Vieille Vigne [2009] Domaine Fourrier
■色 / 赤ワイン
■味わい / ミディアムボディ 中口 中渋口
■ブドウ品種 / ピノ・ノワール100%
■生産者名 / ドメーヌ・フ-リエ/Domaine Fourrier
■産地 / フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ
■原産地呼称 / A.O.Cヴージョ1級
■生産年 / [2009]
■内容量 / 750ml
ワインハウスタカムラより)



ヴージョ 1erCru『レ・プティ・ヴージョ』VV[2009]フーリエ

≪パーカーポイント 93点≫
2009 Fourrier Vougeot les Petits Vougeots
フリエ・ヴージョ・レ・プティ・ヴージョ
ワイン種類 Red Dry Table
生産地 France Burgundy Cote de Nuits
生産者 Fourrier
フリエ
ぶどう種類 Pinot Noir

テイスティングコメント
テイスティング2011年5月
PP(WAポイント)93
公開媒体:Wine Advocate #194 (2011-05-02)
レビュアー:Antonio Galloni
飲み頃:now-2029
The 2009 Vougeot Les Petits Vougeots is a rather delicate, understated Burgundy. Small red fruits, flowers and sweet spices emerge gracefully from this sensual, inviting wine. The Petits Vougeots is one of the jewels in this lineup. Anticipated maturity: 2019-2029. Count me among the Burgundy fans who are thrilled Jean-Marie Fourrier chose not to pursue the career as a commercial airline pilot for which he studied. Fourrier began picking on September 17. The fruit was destemmed. Cuvaison lasted around 14 days but Fourrier commented that he had an unusually high (50%) amount of shot berries, which had the effect of extending the fermentations for another week or so. The malos started and ended early, hence Fourrier decided to bottle early as well. Per his usual practice, Fourrier left the wines on the lees with no racking until the wines were prepared for bottling. On average the wines saw 20% new oak. I tasted all of the 2009s from bottle. Importer: Rosenthal Wine Merchant, Pine Plains, NY; tel. (800) 910-1990
割田屋より)




Domaine FOURRIER Gevrey Chambertin
Griotte Chambertin Gland Cru | Gevrey Chambertin 1er Cru Clos St Jacques
Gevrey Chambertin 1er Cru Combe aux Moines | Gevrey Chambertin 1er Cru Champeaux
Gevrey Chambertin 1er Cru Les Goulots | Gevrey Chambertin 1er Cru Cherbaudes
Gevrey Chambertin | Chambolle Musigny 1er Cru Aux Gruenchers
Chambolle Musigny | Vougeot 1er Cru Les Petits Vougeots

自ら「テロワリスト」(テロワール至上主義者の造語)と叫ぶ、
1971年生まれの若き情熱家,M.Jean-Marie FOURRIER ジャン・マリ・フーリエ。
高度な技術に頼らず、自然に任せたクラシカルな造り。

Domaine Fourrier
コート・ド・ニュイ最大の生産地ジュヴレ・シャンベルタン。ドメーヌ・フーリエはこの町を貫く国道74号線上にある。ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サンドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴージョに9.5haを所有する。。1級とグラン・クリュが所有面積の70%ほどを占める豪華絢爛なドメーヌでジェネリックは2haにも満たない。現在の当主は71年生まれの若き情熱家ジャン=マリー・フーリエ氏。5代目になる。3代目がピジャージュ中に事故死したあと、4代目のジャン=クロード氏は67年、14歳の若さで大叔父フェルナン=ペルノ氏の手助けのもとワイン造りを始めた。当時のドメーヌ名はペルノ=フーリエ。81年にペルノ氏が死去し、ドメーヌは「ジャン=クロード・フーリエ」と改称された。ジャン=クロード氏は「醸造するには早いうちからたくさん経験を積むのがいい」と、94年に50歳の若さで引退し「ジャン・クロード・フーリエ」の看板を早々に下ろしてしまった。息子のジャン=マリー氏が当主となった今は「ドメーヌ・フーリエ」という看板を掲げている。


醸造家のプライベートヒストリー
ジャン=マリー氏はボーヌのワイン農業高校を卒業後、父の仕事を手伝いながらブルゴーニュ大学の醸造講座に通った。88年には半年間アンリ・ジャイエで研修、その後父を手伝った。93年オレゴンに渡りジョセフ・ドルーアンでアメリカのピノ・ノワール造りを学ぶ。94年の帰国後23歳の若さで父の跡を継いだ。「40歳になってもオヤジが頑張っていて醸造を任せてもらえないドメーヌもある。自分は非常に恵まれている」と語る。 23歳までに学校、ジャイエ、父、ドルーアンと、ワイン造りを学んだが「その誰の真似でもない、自分だけのワイン造り、哲学がある」とこだわりを持つ。テロワールと高貴な葡萄品種ピノ・ノワールの純正さを表現することに努め、自ら「テロワリスト」(テロワール至上主義者の造語)と名乗る。醸造にテクニックを求めず、自然を支配することを好まない。高度な技術に頼らず自然に任せていた20世紀初頭のヴィニュロンの流儀を再現を目指す。

Viticole / Vinification/ Elevage栽培、醸造、熟成
viticole
剪定 ギュイヨ・サンプル
農薬 化学薬品は使わない(ボルドー液と硫黄を 使用)。対処農薬栽培。
肥料 2~3年に一度有機肥料
摘芽・摘房 摘芽は実施。摘房はしない。
vinification
前清澄 24時間
逆浸透膜 しない
低温浸漬 15℃で3~4日間。
セニエ 年による
発酵温度・期間 低温浸漬込みで18~20日間最高温度34℃
ピジャージュ・液循環 最初と最後に液循環、途中からピジャージュを1日4回マックス。
elevage
新樽比率 グラン・クリュでも20%
樽材・焼き具合 ベルトランシュ、シトー、ヴォージュ、シャティヨネ
期間 18ヶ月
澱引き なし
清澄・フィルター なし


Explication
父、ジャイエ、オレゴンと、様々な醸造・栽培を極めたジャン=マリーの行着いたワイン造りの哲学は「ブルゴーニュでは、テロワールを尊重すれば何も新たに付け加えるものはない」というもの。 自らを「テロワリスト」と呼ぶだけに、その栽培・醸造に関する哲学は「語り出したら永遠に止まらない」程のもの。ここでは少々長めにご案内する。 特に彼がこだわる醸造・栽培への考え方は、「高度な技術に頼らなかった20世紀初頭のヴィニュロンの流儀を尊重する」という事。「当時は化学農薬など存在しなかった」と栽培にはラ・リュット・レゾネ(対処農薬栽培)を採用。農薬は主に低濃度の硫酸銅を使用する。 肥料は遺伝子組み替えをしていないものを2~3年に1回撒いている。剪定は集団選抜クローンに適しているギュイヨに仕立てる。 台木は市販のハイブリッドクローンを用いない。「アメリカで進歩しているハイブリッド研究だが、用いると確かに接木当初に均一で優れた葡萄を生み出すが、10年から30年とたった時にテロワールを反映させることができない。株が均一化するとワインの複雑味が損なわれる」と考える。 ヴァンダンジュ・ヴェルト、すなわち摘芽は非常に厳しく行っている。運良く霜や雹の被害にあわない場合に、やっと40hl/haの収量が達成される程度にまで厳しくしている。 これは摘房が葡萄木にストレスを与えると考えるため、摘芽を厳しくすることで収穫量を制限するという考え。更に、ヴァンダンジュ・ヴェルトによるストレスは、ワインのバランスを損なうばかりか、葡萄木の寿命を短くすると危惧する。また、「(ヴァンダンジュ・ヴェルトによって)畑に惜しげもなく葡萄の房が捨ててあると、ジャーナリストへの絶好のポーズになるからね。だけど、僕はコマーシャリズムのために葡萄の木にストレスを与えようとは思わない」と語る。 収穫にも一家言を持つ。醸造場内でのソーティングテーブルによる収穫果の選別は、腐敗果のカビが健全な房にも飛び移る上、酸化を促進すると否定的である。代わりに収穫人を急がせず、ゆっくりと選別しながら摘み取りを行わせている。また、カビが飛び移らないように手洗いも励行している。 収穫果は100%除梗し、半分だけ破砕している。茎から出るタンニンは嫌う。 低温浸漬は自然の温度(朝の収穫果の温度)で3~4日行なう。マストが15℃を超えるときは温度を下げている。長期にわたる人工的な低温浸漬は、亜硫酸を大量に必要とするため実施しない。亜硫酸を大量に使用した場合、ワインが損なわれるのはもちろん、スターター酵母として人工培養の酵母が必要になってしまうのも、長期低温浸漬をしない理由の一つである。 自然に任せて発酵を開始し、発酵開始直後と末期に液循環、最盛期には1日4回手作業によるピジャージュを組み合わせる。マストが34℃を超えないよう管理し、トータルの発酵期間は18~20日間にわたる。 発酵終了後、空圧式プレス機で圧搾、24時間静置して沈殿物を取り除く。ベルトランシュ、シトー、ヴォージュ、シャティヨネ産の樽に移して熟成する。新樽は木の香りが強い上、より多くの亜硫酸を必要とするので多用せず、グラン・クリュでもヴィラージュでも20%しか使用していない。 ジャン=マリー氏は「ワインに与えるタンニンはブドウに由来するものであるべきで、茎からでも樽からでもない」と語る。茎や樽からもたらされるタンニンはドライなアフターテイストをもたらし、高貴で繊細なピノの味わいを損ねると考える。 18ヶ月の熟成中、澱引きは一回も行なわない。「昔のヴニュロンはそれほどカーヴ内の作業に時間を費やしていなかったから澱引きをしていなかったし、澱引きをすればそれだけ空気とコンタクトする時間が長くなって酸化を促進する」。なお、清澄もフィルターも94年以降は一切実施していない。


Domaine Fourrierとは
文献が存在する範囲だけでも、ジュヴレイ村に19世紀半ばまで歴史を辿ることのできる古いドメーヌ。よって古くから特級・1級にベストの区画を所有している。しかも平均樹齢が50年を超えており、クロ・サン・ジャックに至っては90年を超す。 この歴史と所有畑から見れば、実にポテンシャルが高い生産者であると言えるのだが、長年低い評価に甘んじてきた。実際にR・パーカーが先代のジャン=クロード・フーリエ時代を評してこう書いている。「フーリエ家の持つ畑は非常に良い区画ばかりで樹齢も高い。収穫量過多と不衛生なセラー故に、先代の名声が地に落ちた」―実はジャン=クロードの前、60年代の「フェルナン・フーリエ」時代には、「コート・ドール最高峰の造り手一つ」として一時代を築いた、大変な名声を誇るドメーヌだったのである。 現当主ジャン=マリーの父、ジャン=クロードはあまり欲深くなく、ただ勤勉に畑を耕す農夫で、多くのワインをネゴシアンに樽で販売して良しとしていた。多くを望まない実直なタイプなのだ。 94年から若く情熱と知性と経験を併せ持つジャン=マリーの登場によって、このドメーヌはかつての伝説が復活しつつある。セラーの屋根に羊毛を入れて断熱材にしたり、畑の仕立を変えたりと、微に入った多くの改革を行ったジャン=マリーの試行錯誤が97年ヴィンテージから一気に花開き始め、99年ヴィンテージでは「クラシカル・ブルゴーニュ」のスタイルとしての一定の極みに到達したといっても過言ではないだろう。今や、美食家が必ず立ち寄るジュヴレイ村の名物レストラン「ミレジム」のリストには、「ドメーヌ・フーリエ」の名を冠するワインがずらりと揃う。 わずか50歳で才能ある息子に当主を譲った、控えめな父ジャン=クロード氏は一応引退という形だが、今でも毎日緑色の作業服を着て畑の手入れに余念がない。素晴らしい親子である。
ワインと地酒の宝庫ますもとより)









(+)花井屋酒店より購入。8585円。


Bourgogne Pinot Noir Philippe Pacalet 2010

2012-02-20 10:39:30 | フランス・ブルゴーニュ
Bourgogne Pinot Noir Philippe Pacalet 2010
Bourgogne Pinot Noir Philippe Pacalet 2010 No1
フィリップ・パカレ
ブルゴーニュ ルージュ [2010]

注目のパカレの2010年
《PHILIPPE PACALET》
BOURGOGHE ROUGE 2010
フィリップ・パカレといえば、ボジョレー ヴァン・ド・プリムールで皆様もご存知なのではないでしょうか??
そのパカレがブルゴーニュ・ルージュを作っているなんて皆様ご存知でしたか?
知らなくて当然です。筆者も恥ずかしながらつい最近まで知りませんでした。
もともと日本への輸出量が極めて少ない為、全て割り当てとなっており、ネットでは殆ど販売しているところはない商品です。
当社もインポーターから限定12本仕入れることが出来、信濃屋ネット店では6本入荷しました!!!
他のネットショップでは見ることの出来ない、パカレのブルゴーニュ・ルージュは、テロワールを最大限まで引き出したスタイルに仕上がってます。
国・産地 フランス/ブルゴーニュ
格付け ACブルゴーニュ
品種 ピノ・ノワール 100%
容量 750ml
信濃屋より)




ブルゴーニュ ピノノワール 2010 フィリップ パカレ
Bourgogne Pinot noir 2010 Philippe Pakcalet

ブルゴーニュ ルージュでありながら生産量僅か250ケースのスペシャルキュベ!
パカレのブドウ栽培から醸造まで自然に沿って造られるワインは格別の味わい!
フィリップ・パカレは自然派ボジョレーの重鎮マルセル・ラピエールの甥で、「ドメーヌ・プリューレロック」の醸造長を10年務めた凄腕の持ち主。
自然派ワインの造り手としも日本で最も有名で人気のあるフィリップ・パカレ。
発酵時に酸化硫黄無添加、酵母はすべて天然酵母を使用し、酵母を殺してしまうとされる化学肥料、農薬や除草剤は全く使用しません。
パカレのワインは一部の他の自然派ワインにみられるような酒質の緩さや揮発性の香味、還元的なニュアンスを感じることはありません。様々な醸造法を知り、多くの経験から得た知識を持つパカレならではの特徴といえます。緻密で多彩な科学的知識を背景に酸化と還元のバランスをとり、完成された味わいの自然派ワインを生み出しています。
このブルゴーニュ・ルージュは、シャンボール・ミュジニー村近郊の区画及びジュヴレ・シャンベルタン村近郊の区画(それぞれACブルゴーニュクラスの区画)から産出されます。生産量はおよそ250ケース で、フィリップ パカレにとってのレギュラーラインナップではなく、あくまでお得意様向けのスペシャルキュヴェという位置づけで生産されています。
華やかな香り、ソフトな酸味とタンニンのバランスの取れた、ブルゴーニュルージュとは思えない、しっかりとした味わいのワインです。
幸田ワインハウスより)





Philippe Pacalet
フィリップ・パカレ

ブルゴーニュファン必飲すべし!! 
自然派の巨匠・パカレ

初リリース以来、“飛ぶ鳥を落とす勢い” というのはこういうことかと思えるほどの人気を誇る ≪フィリップ・パカレ≫ 。
今やブルゴーニュの生産者として筆頭に名前が挙がる生産者となりました。
フィリップ・パカレはボジョレー出身で、代々続く栽培・醸造家の家系で育ちました。
自然派ワインの父 “故マルセル・ラピエール” を叔父に持つ家系であるという事は、あまりにも有名です。
子供の頃からワインの傍らで育った彼にとって、「ワインの世界に生きる」という事は当然でしたが、今の彼の成功には様々な出会いが関係しています。
ブルゴーニュ・ディジョン大学で醸造学を学んでいた時に叔父ラピエールの紹介で、ボジョレーの醸造家であり高名な醸造科学者でもある『自然派』の祖 “ジュール・ショヴェ” と知り合います。
化学物質を使わない自然なワイン造りを行っていたショヴェ氏のもと、大学で「自然栽培と酵母」「土壌と酵母」についての研究を深めていきます。
ローヌのCh.ラヤス、ブルゴーニュのドメーヌ・ルロワで研修を積み、ブルゴーニュファンなら一度は憧れる ≪ドメーヌ・プリューレ・ロック≫ の醸造及び販売責任者を、2001年までの間10年に渡って務め上げました。
この間にプリューレ・ロックのワインの評価は世界的に高まり、それと共にパカレの名声も上がっていきました。
その後は自身でワイン造りを始め、2001年が初ヴィンテージとなります。
いわゆる“自然派”ワインの造り手として、時には難しい造り手と思われがちですが、彼から聞くワイン造りの話は実に理論的でとても分かり易いと言います。
自らの畑を持たず、全て “賃貸契約畑” でワインを仕上げますが、畑の台木選びから醸造まで徹底したこだわりを持っています。
土中のミネラル分がテロワールとしてワインに表現されるとして(パカレ曰くワインは、ミネラル分を豊富に含んだスポーツ飲料だとの事)、醗酵にはテロワールを表現する為に要となる天然酵母を使用します。
醗酵中は段階毎に異なる種類の天然酵母が作用する為、不要な温度管理は一切行いません。アルコール及びマロラクティク醗酵は木樽にて行い、その後はスーティラージュはせずに澱と触れた“還元的な状態”で熟成をさせます。
熟成中には樽を転がして、澱とワインを攪拌し、醸造中のSO2の添加は酵母の働きを妨げるとして一切行わず、瓶詰め前に必要最低量のみ加えます。
瓶詰めはブルゴーニュ・ルージュからグラン・クリュまで、全て手作業で行っています。
ワインについて語るパカレは実に真剣で、彼の話はまるで学校の講義を聞いているかの如く分かり易いものです。
自身のワイン造りの過程の一つ一つに科学的な根拠があるという自信が満ち溢れています。
近年のパカレのワインが安定しているのは、科学者としてワインに向き合う確かな姿勢の現れかも知れません。
また、ワイナート24号特集 “ブルゴーニュのビオワイン” でもフィリップ・パカレについて詳しく紹介されています。
掲載されている造り手は、いずれも甲乙のつけられない素晴らしい自然派の造り手ばかりですが、パカレ氏のジュヴレ・シャンベルタンが堂々とその表紙を飾りました (^▽^)v
金沢マル源酒店より)

Bourgogne Pinot Noir Philippe Pacalet 2010 No2




金沢マル源酒店より購入。3980円。
2012年3月3日抜栓。コルクにはパカレのマーク、名前、Vintageが刻印されていました。やや細いな、という印象のコルクです。液漏れはありません。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。色は結構薄めのルビーパープル。紫色のニュアンスがちょっと強い感じでなんとなくヌーヴォ的な色合いです。脚は中等度。香りは最初は、やや枯葉のような、キノコのような香りがしましたが、すぐに、その横から甘~いベリー系の香りがしてきました。徐々にこれらの香りが混ざり合います。スワリングでキノコ香、腐葉土の香りが増してくるような感じ。最初の甘い香りはガメイの香りかと思ったくらいですが、時間と共に、今度は甘さに複雑さが出てきました。なかなかの良い香りです。やはり全体的にはベリー甘味が主だと思います。酸性を思わせるような香りはあまりありません。娘さんは、パンナコッタ、ブルーベリー、チーズの香りと言っていました。すげぇ~、そう言われて、そちらのほうが的確な表現だと思いました。口に含むと、なんとも言えぬ心地良い甘さがサッと口の中に広がり、その後にすこし酸味が感じられます。タンニンは極めて滑らかですが、しっかりとその存在を主張している感じ。その後、喉に流れていくときに、透明なニュアンスを感じます。あら、これは飲みやすい。時間と共に味わいに落ち着きが出てきて、ただのぶどうジュースとは違う飲み物になって来ました。最初はあまり感じられなかった酸味が、程よく甘さにアクセントを付けるようになりました。全体的に雑味を感じますが、これは美味しいACブルだと思います。さらに時間が経過すると、おやおや、村名クラスのピノによく感じる、後口の甘さが出てきました。2日目は少ししか残っていませんでしたが、それでも香りよく、大地香がでています。すこし酸味が強くなりますが、しっかりとした力強い味わいで美味しくいただけました。


Clavier Brut Francois Seconde

2012-02-19 00:00:00 | フランス・シャンパーニュ
Clavier Brut Francois Seconde
Clavier Brut Francois Seconde
フランソワ・スコンデ Francios Seconde

シャンパーニュ地方でワイン造りを始めたのは、アイ村のゴッセ(1555年)ですが、実はその12年前に、ピエール・ブリュラーという貴族が、ワイン会社をこのシルリー村に設立しており、シャンパーニュ地方の原点はシルリー村にあるのです。
しかし、発泡性ワインが、ドン・ペリニヨン修道士によってもたらされた後の1729年、この発泡性ワイン最初に売り出したのはアイ村のリュイナールで、その直後に、発泡性ワインを醸したのがシルリー男爵です。
「シルリー・ムスー」の名で売り出されたシルリー男爵の発泡性ワインは、卓越した品質ゆえ、他の高名なシャンパーニュ・ハウスよりも早く、パリやベルサイユで大成功を収め、後に最高峰の発泡性ワインの代名詞となりました。
この成功にあやかって「シルリー・ムスー」の名で、当時の多くのグラン・マルクも、発売し、以降、フランス革命で男爵家がギロチンにかけられるまで、「シルリー・ムスー」の名は、多くのハウスに用いられていましたが、徐々に「シャンパーニュ・ムスー」といった名に変わっていきました。
《フランソワ・スコンデ》はシルリー村に1976年に創立されたシャンパン・ハウスで、栄光の「シルリー・ムスー」を現代に再現したモンターニュ・ド・ランスの新星です。
シルリー村のテロワールで産み出される葡萄から、デリケートでパーフェクトなバランスのシャンパンを造っています。
現在、栄光のシルリー村には2軒のドメーヌが存在しているが、シルリー100%のテロワールを表現したシャンパーニュを造っているのは、このフランソワ・スコンデのみである。
その評価はうなぎのぼりで、実際にクラスマン、アシェット、ゴーミヨ他、多数の評価誌の絶賛を受けており、中には「シルリー村の無冠の王者」と語るライターも現れるほどの生産者です。

[NV] フランソワ・スコンデ シルリー・ブリュット ”クラヴィエ”
Francois Seconde Brut Clavier

通常スコンデのNVはピノノワール2/3、シャルドネ1/3ですが、このキュヴェは逆で、シャルドネ2/3にピノが1/3というブレンドです。
この白黒具合がピアノに似ているため、クラヴィエ(鍵盤)と名付け、又、フランソワ氏の娘クレールと息子グザヴィエを掛け合わせてもいます。
ラベルはピアノの鍵盤をあしらった素敵なラベルです。
ワインショップフィッチより)




Francois Seconde
フランソワ・スコンデは栄光の「シルリー・ムスー」を現代に再現したモンターニュ・ド・ランスの新星である。 「グラン・クリュ・シルリー」という栄光の名を説明しよう。 発泡性のワインがドン・ペリニヨン司教(1638-1715)によってもたらされた後の1729年、最初に売り出したのはアイ村のリュイナールだった。その直後に発泡性ワイン造りをしたのがシルリー男爵である。 「シルリー・ムスー」の名で売り出された発泡性ワインは、卓越した品質ゆえ、他の高名なシャンパーニュ・ハウスよりも早く、パリやベルサイユで大成功を収め、後に最高峰の発泡性ワインの代名詞となった。 当時は多くのグランマルクも、この成功にあやかって「シルリー・ムスー」の名で発売をしていた。 発売の一番手こそアイ村に譲ったものの、この地方が発泡性ワインの産地としてのちに栄えることが出来たのは、「シルリー・ムスー」のお陰であると言っても過言でない。まさに原点である。 「シルリー・ムスー」の名は、フランス革命で男爵家がギロチンにかけられるまで、多くのハウスが採用していたが、その後は「シャンパーニュ・ムスー」といった名前に徐々にとって代わられた。 現在、栄光のシルリー村には2軒のドメーヌが存在しているが、シルリー100%のテロワールを表現したシャンパーニュを造っているのは、ここフランソワ・スコンデのみである。 シルリーはかつて王侯貴族に愛された歴史の通り、典雅を身にまとったシャンパーニュである。 ミネラル、果実、酸、柔らかな泡立ちといった各要素が実にしっかりしているのに別個に主張しない、パーフェクトな調和とバランスを持つ「フィネスの一本」。

Sillery et son Terroir
シャンパーニュ地方でワイン造りをはじめたのは、アイ村のゴッセ(1555年)だが、実はピエール・ブリュラーという貴族が、その12年前の1543年にワイン会社を、このシルリー村に設立している。 本当のシャンパーニュの原点はシルリーにある。  シルリー村を訪れると大きな工場もある「ランス郊外の小さな町」といった風情でワイン造りのムードはない。実は、畑そのものは高速道路を渡ったモンターニュよりの平野部に点在する小さな丘にひっそりと存在している。 同じグラン・クリュのアンボネイ村が400ha弱もあるのに対して、シルリー村はわずか94haという狭いグラン・クリュである。 この狭い特級畑の殆どはポメリー、リュイナールといったグランマルクの所有でブレンドに用いられており、悲しくも現在、栄光のシルリーの単独テロワールを体現するのはフランソワ・スコンデのみである。 全体に北東向きという立地だが、小さな丘が織り成す地形によって、日当たりの良い区画が確保され、そこから力強さ・シャープさのいづれも突出しない繊細なぶどうが産出されている。

Champagne de Francois Secondet
シルリーのテロワールで産み出される葡萄から、デリケートでパーフェクトなバランスを持つ一瓶を醸す。 醸造はいたって伝統的なものであるが、圧搾においては最新の空気圧搾機を利用してピュアな搾汁を確保している。畑作業を重視する他のレコルタン・マニピュランと同様、最終的に瓶内に残る糖度は6g(多い年で8gまで)と実に少ない。フランソワ・スコンデのワインには、ほのかな甘みすら感じることがあるあるが、これはリキュールでなく質の良い葡萄に起因している。マロラクティック発酵は全てのキュヴェで行い、ヴァン・ド・レゼルヴは30%用いる。これも滑らかなタッチの要因である。

伝統を復活させた新星
シルリー伝説を復活させたフランソワ・スゴンデは実に寡黙で控えめ。 典型的シャンプノワ気質の大柄な男だ。 76年に創設したばかりにもかかわらず、その評価はうなぎのぼりで、実際にクラスマン、アシェット、ゴーミヨ他、多数の評価誌の絶賛を受けている。「シルリーの無冠の王者」と語るライターも。ミッシェル・ベターヌは彼のピノ・ノワールに向いた土壌から醸すブラン・ド・ブランをいたくお気に入りだとか。
ますもとより)



<フランソワ スコンデ>クラヴィエ NV
シャンパーニュ地方モンターニュ ド ランス地区のグランクリュ、シルリィ村の老舗生産者。
息子の名前Xavier(ザヴィエ)と娘の名前Claire(クレール)から命名されたもの。キレのあるミネラル感が心地良い辛口のシャンパーニュ。
ピノ・ノワール 1/3、シャルドネ 2/3。
ISETANより)



フランソワ スコンデクラヴィエ
モンターニュ・ド・ランスの小さいがシャンパーニュの歴史に欠かせない重要なグランクリュ、シルリー村で現存する唯一シルリー産100%のワインを手掛ける孤高のドメーヌ。

17世紀~18世紀にかけてシルリー伯爵が売り出した当地赤ワインが都で多大な成功を収めた事でシャンパーニュ地方の発泡性ワインは当時「シルリー・ムスー」と呼ばれており、100haにも満たないこの小さな特級村の大部分が現在大手メゾンの所有となる。

1972年の設立以来、栄光のシルリー・ムスーを単身で再現させたフランソワ・スコンデは情熱を胸に秘めた寡黙で無骨な大男で典型的なシャンプノワの風情。涼しげな果実味、酸、繊細な泡立ちがどれも突出する事なく、見事に調和された球体の様なフィネス溢れるシャンパーニュを産み出し、RMの弱点といわれるロット毎のブレが少ないとの定評。

拡大 ( Size : 12 kb )
商品名 : フランソワ スコンデクラヴィエ
製造元 : Francois Seconde
原産地 : シャンパーニュ地方
容量:750ml
ヴィンテージ:NV
ドサージュ:
デゴルジュマン:
セパージュ:CH2/3,PN1/3
数量 :

娘Claireと不慮の事故で亡くした息子Xavierの名前を足したキュヴェ。シルリー・ブリュットと逆のセパージュ比率で、ピアノの鍵盤=クラヴィエがラベルに描かれている。
シュワリスタオンラインショップより)



ワインショップおおがきさんより購入。4935円。
2012年2月27日抜栓。王冠にはちゃんとラベルと同じマークが入っています。グラスはイタレッセシャンパングラスを使用。色はほどよいYellow Color。泡立ちはそこそこ細い泡が立ち上がります。さほど香は強くありません。娘さんはレタスの匂いと言っていました。すこしナッツの香り。レモンの香りといったところでしょうか。一口目、自分は結構な酸味を感じました。ママちゃんは、そんなことはないと言っていました。二口目は酸味もちょっと後に下がってミネラリーで、ナッティーな味わいでした。とても素直に喉に流れていくシャンパーニュです。オールマイティーなシャンパーニュ。悪く言うと可もなく不可もなくといったところでしょうか。ふつうに美味しい泡です。


Henri Boillot Blanc de Blancs Extra Brut Cremant de Bourgogne

2012-02-18 18:00:00 | フランス・ブルゴーニュ
Henri Boillot Blanc de Blancs Extra Brut Cremant de Bourgogne
Henri Boillot Blanc de Blancs Extra Brut Cremant de Bourgogne
ドメーヌ・アンリ・ボワイヨ
Domaine Henri Boillot

 1630年からの記録も残るヴォルネー村で最も古い家柄のひとつ。自社の23haの畑から造られる、『ドメーヌ・アンリ・ボワイヨ』(2004年以前は『ドメーヌ・ジャン・ボワイヨ』)と、ネゴシアン・ラベルとして出荷する『メゾン・アンリ・ボワイヨ』とふたつのラベルのワインを生産する。赤ワインの生産は葡萄畑に因るところが大きいと言う理念のもと、後者は、一部の赤ワインを除き白ワインを主に生産 (契約農家より厳選した買い葡萄で) としている。90年代より評価が向上し、R.P氏のバイヤーズガイドでは、赤の生産者ジャン・ボワイヨとして白はアンリ・ボワイヨとして共に★★★★★(最高の評価OUTSTANDING)の評価を授ける。

 ピュリニー・モンラッシェ、ヴォルネイなどコート・ド・ボーヌ地区に23haの畑を所有。リュットレゾネ(減農薬農法)を実践し、除草剤等は極力使わない変わりに入念な管理を行っている。特に収穫前に日当たりを確保する為の葉や枝の剪定と、グリーン・ハーヴェストを行い、収穫時には未熟果、病気の葡萄等の選果を徹底して行う。ボワイヨ氏の徹底した選果には、ピンセットでひとつずつ不健康な果実を取りはずして収穫を行ったという実例があり「ワイン作りは料理と同じ、材料が良くなければ良いワインはできない。」というポリシーを反映している。
 収穫量にこだわり、赤ワインは35hl、白ワインは40-45hl完熟した健康的な果実にこだわる姿勢が伺える。「白葡萄は、きれいに早くプレス!」をもっとうに、畑に選別用の選果車を乗り入れ、すぐ選果をはじめる。これは買い葡萄の契約農家にも徹底している。

 白ワインの熟成は、通常使用される228Lの樽よりも、350Lの樽の方がワインと樽の接点面の関係でより良い熟成をする、との判断のもと樽会社に特注で樽を作らせている程のこだわりよう。出来上がるワインは凝縮した果実味と繊細でエレガントな風味を両立する。赤ワインはヴォルネー村を本拠地に、自社畑のヴォルネー、ボーヌから産する。卓越した凝縮感は注意深い葡萄の栽培と収穫の賜であり、2001年など腐敗果が多かった年にはピンセットで収穫をした程のこだわりよう。

 アンリ氏の常套句は、「あなたが朝市に出かけたとき、腐敗したサクランボやブルーベリーを買い、食べたいと思いますか?」で、葡萄作りに徹底した潔癖主義を貫いている。

HENRI BOILLOT CREMANT DE BOURGOGNE BLANC DE BLANC BRUT
アンリ・ボワイヨ
クレマン・ド・ブルゴーニュ
ブラン・ド・ブラン ブリュット 750ml (ワイン)
通常クレマン・ド・ブルゴーニュは、シャロネーズの葡萄を使用することが多く、このブラン・ド・ブランも50%はマコネー地区のシャルドネですが、あとの50%は北の地域のシャティヨネーズのシャルドネを使用しています。南の地区であるマコネーの葡萄は、リッチなニュアンスを、北のシャティヨネーズの葡萄は酸とミネラルを与えています。

またクレマン・ド・ブルゴーニュの瓶内2次発酵の期間は法律では9ヶ月のところ、14ヶ月の瓶内2次発酵をすることによって、泡が細かいクレマンに仕上がっています。ドサージュせずにデゴルジュマン。

ブラン・ド・ブランなので、すっきりキレのある味わいの中にも、まろやかでボワイヨらしい力強さのあるクレマンです。

瓶はイタリアの小さな工房に作らせ、遮光用の外袋もるけるというこだわりよう。

◆生産地:フランス/ブルゴーニュ
◆葡萄品種:シャルドネ100%(マコネーのシャルドネ50%、シャティヨネーズのシャルドネ50%)

エサキホンテンより)





アンリ・ボワイヨ  Henri Boillot


厳しい手積み作業によって生れる秀逸品
理想を求め、完璧さを追求する
ヴォルネーで最も古い家柄の1つで、ドメーヌの設立は1890年、現当主のアンリ・ボワイヨ氏の祖父が設立したドメーヌです。自社畑から造られるワイン(ドメーヌ ジャン ボワイヨ)と買いブドウから造られるワイン(メゾン アンリ ボワイヨ)があります。 現在、ロバート・パーカーのバイヤーズガイドにて、赤(ジャン ボワイヨ)★★★★★ & 白(アンリ ボワイヨ)★★★★★5つ星(最高:OUTSTANDING)の評価を受けています。

妥協を許さない完璧主義者。すでにいいワインを造るための「方程式」を習得し、徹底的に突き詰めている。アンリ・ボワイヨはそういうステージに達している生産者だ。
ワインに「方程式」とは味気なくて恐縮だが、残念ながら解けていない造り手も多いのが実情だ。納得のいかないブドウは捨てること。最適なタイミングで収穫し、その後は余計な手を加えないこと。わかっていても最後に大きな差が出るのは、テロワールの良し悪しは別とすると、その徹底度合いに因るところが大きいのではないか。

難しいヴィンテージの翌年春に訪れたときのアンリの表情は充実している。そして自慢話が延々と続く。病気が広まった年は選果をピンセットで行ったこと、暑い年ならキレイな酸とミネラルを残す為に誰よりも先にシャルドネを収穫したこと。逆にグレートヴィンテージと呼ばれる年の彼は手厳しく、話題は矛となって市場や顧客に向く。たとえば赤の2009年がグレートヴィンテージだと話題になったとき、アメリカの顧客が08年よりも先に予約を申し出た。彼はそれに腹を立て取引を停止してしまった。「ピノ・ノワールの真の魅力はギリギリの気候条件の中で見せる繊細さやエレガンスだ」と断言する彼には、07年や08年に目もくれずに「グレート」ばかりを追い求める姿が我慢ならなかったのだろう。

名声を手にして以降も、彼の挑戦はとどまるところを知らない。格下げした村名ワインだけを使って「最高のブルゴーニュ ルージュ」を造る。「シャンパーニュに匹敵するクレマン ド ブルゴーニュ」を造るために最適のシャルドネを捜し歩き、ノンドザージュでクレマンを造る。どちらも大赤字らしいが、ブルゴーニュの「基準」を上げるために、可能性に挑戦するために続けている。
クセの強い男だが、そのワインには只々脱帽なのである。


アンリ・ボワイヨ
 クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ブラン・エクストラ・ブリュット 750ml

「シャンパンに勝負を挑みたい」という思いで手がけるクレマン。マコネーとシャティヨネーズのブドウを半々で使用し、瓶内二次発酵を15ヶ月間行います。完熟したブドウを使い、一切補糖は行いません。美しいキレのある酸味、熟したブドウの甘み、フィネスを持ちます。
ウメムラより)




クレマン・ド・ブルゴーニュ・アンリ・ボワイヨ
フランス/ブルゴーニュ・泡白
生産者 アンリ・ボワイヨ
輸入元 株式会社 ファインズ
葡萄品種 シャルドネ100%

シャルドネ種100%のシャンパン製法と同じブルゴーニュ産スパークリング、
クレマン・ド・ブルゴーニュも手掛けているのです。

完璧主義者で知られるアンリ・ボワイヨ氏ゆえに、クレマン・ド・ブルゴーニュと言えども
シャンパーニュに負けない、高いクオリティーを誇ります。

ボワイヨ氏が取り組むからには品質は半端ではなく、一切補糖は行わず完熟したぶどうの力だけで、
美しいキレのある酸、熟した甘み、フィネスを持つ、見事なものになっています。
ワイナリー和泉屋より)




ワインショップおおがきさんより購入。3780円。
2012年2月18日抜栓。グラスはイタレッセシャンパングラスを使用。コルクにはクレマン・ド・ブルゴーニュと刻印されていました。色はレモンイエロー。とても綺麗な色です。かなり泡立ちが細かくて旺盛です。香りは、ナッツ、レモン、ピーチの香り。味わいもナッティーで、ミネラリー。ほどよい甘みを下に感じます。複雑さはありませんがとても飲みやすいクレマンです。いろいろな食物にもぴったりだと思います。厚みはあまり感じません。


Bourgogne Cuvee Speciale Remoissenet 1999

2012-02-06 21:58:54 | フランス・ブルゴーニュ
Bourgogne Cuvee Speciale Remoissenet 1999
Bourgogne Cuvee Speciale Remoissenet 1999
【ルモワスネ】
ブルゴーニュ・ルージュ・キュヴェ・スペシャル[1996](赤)

アペラシオン(産地) : ブルゴーニュ
ワイン名(ラベル表示) : REMOISSENET BOURGOGNE ROUGE CUVEE SPECIAL
内容量 : 750ml

ボーヌやヴォルネイ、ポマールというブルゴーニュでもお買い得と言われる地域の村名格クラスのワインがブレンドされていると言われているアイテム♪

ブルゴーニュ・ルージュというワイン名はブレンドしているためそのような表記になりますが、実際の味わいは一般的なブルゴーニュ・ルージュのレベルを大きく超えておりまさにお買い得なコストパフォーマンス抜群のワインです。

リリース時に生産者から樽の状態で買い付けを行い、自社のセラーにて十分に熟成させ、飲み頃を見計らってリリースされるという飲み手側に非常に有利な条件でワインをリリースし続けているルモワスネ。

豊富な資金力や強力な人脈を持っているからこそ一流生産者からワインを購入でき、購入後もその保管状態の良さやブレンド技術の高さなど最高の状態でありながらお買い得な価格でリリースし、安定した品質に定評のあるワインです。

飲む側に有利な条件が並んでいるように見えますが実際にそうだからこそ根強い人気があります!
まだ未経験の方も、ぜひこのブルゴーニュ・ルージュをお試し下さい!
その圧倒的なコストパフォーマンスに驚かれると思います♪
かわばた酒店より)



フランス/ブルゴーニュ赤

Maison REMOISSENET Père Et Fils
19世紀末に創設されたルモワスネ社は、ボーヌの町に本拠を構えています。
前当主であったローラン・ルモワスネ氏は同社の事業発展に尽力する傍ら、その卓越したテイスティングの能力を買われ、フランス最大のワインショップチェーン「ニコラ」のクルテイエを長年に渡り務めました。
しかし同氏には跡継ぎがいないことから、2005年にアメリカの資産家、エドワード・ミルシュテイン氏へ経営を譲る事となりました。彼はワインの収集家として名高く、ルモワスネ社の伝統を引き継いでゆく事に大変意欲を燃やしています。また、副社長としてルイ・ジャド社で重役を務めたベルナール・ルポルト氏を迎え、彼に実際の経営を任せています。醸造部門では若く有能な女性、クロディー・ジョバール氏(ジョセフ・ドルーアン社の醸造責任者を長年務めたロランス・ジョバール女史の娘にあたります。) を醸造責任者として迎えています。
現在、ルモワスネ社では「飲み頃のブルゴーニュを提供してゆく」昔ながらの伝統と、品質向上へ繋がる最新技術への取組みとの両立に日々励んでいます。
酒のやまいちより)



LIQUOR WORLDよりオークションで購入(2012/01/15)2600円。
2012年2月6日抜栓。コルクは8割がた染みていましたが液漏れの様子はありませんでした。コルクには紋章のみ刻印されていました。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。色はやや褐色に近いルビー。若干色あせた感じがしました。色合いは比較的薄いものです。エッジにはちょっとオレンジがかったところも見受けられます。香りはあまり立ちませんが、それでもラズベリーの香り、木苺の香りが感じられます。スワリングでやや香りが飛び気味になります。時間がたってもどんどん香ってくるということはありませんでした。グラスの脚は中等度の粘稠度。口に含むと、最初はベリー系の酸味を感じますが、すぐに消えていきます。奥行きは感じられません。するっと喉に流れこまれて、アフタは殆ど感じません。1時間ほどすると、若干ジャミーなニュアンスが感じられるようになります。タンニンは強くはありませんが、ちょっとギスギスした感じをうけます。酸味が程よく残っているので、そこそこ気軽に美味しく飲めます。抜栓後1~2時間くらいするとピノの良さが現れてきました。複雑さはありませんが、13年もののACブルとして楽しむことができます。


Comtes De Champagne Taittinger Blanc de Blancs 1999

2012-02-05 22:22:51 | フランス・シャンパーニュ
Comtes De Champagne Taittinger Blanc de Blancs 1999
Comtes De Champagne Taittinger Blanc de Blancs 1999
[1999] テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン
Taittinger Comtes de Champagne Blanc de Blancs 750ml 1999

Wine Name 1999 Taittinger Comtes de Champagne タタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ
Rating 95
Maturity now-2039
Wine Advocate #192 (2010-12-23)
The 1999 Brut Blanc de Blancs Comtes de Champagne is beautiful. Understated at first, and also, surprisingly accessible, the 1999 Comtes de Champagne backs up its open, inviting personality with considerable muscle married to vibrant, pure fruit. The long, polished finish bursts with Chardonnay character. As is often the case, Comtes is at its best when it has been opened for at least 1-2 hours, or, even better, with a decade or more of bottle age. This is going to be a fascinating Comtes to follow in the coming years and decades. This is Lot L8283UI00600, disgorged August/September, 2008 (not indicated on label). Anticipated maturity: 2012-2039. Taittinger is one of Champagne’s most consistent large brands. The flagship Comtes de Champagne and Comtes de Champagne Rose, two of the finest wines in the region, sometimes fly under the radar, but they are both super-pedigreed wines with brilliant track records for developing considerable complexity in bottle. Readers who want to learn more about the estate and Comtes in particular may want to take a look at my article on www.erobertparker.com published earlier in the year. Taittinger does so many things well, but it would be great to see the estate add disgorgement dates to its labels.

KATSUDA  ★★★★★(2008/1/1)
「映画「0O7ロシアより愛をこめて」でジェームスボンドが、オリエント急行の食堂車で、舌平目のグリルを食べる際、テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブランを注文しました。

そのボンドが愛飲していた、テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブランの新ヴィンテージ1999年を なんと・・・!希望小売価格30,000円の半額以下の14,800円のスペシャル特別価格で販売させていただきます。♪)

テタンジェ社のコントは、歴代のフランス大統領主催のエリゼ宮での公式晩餐会にも饗さ、繊細にして優美なその品質は世界中から称賛を集めています。

グラン・クリュ格付け100%(サロンで有名なル・メニル・シュール・オジェという村などから収穫されたシャルドネ)、ブラン・ド・ブラン(シャルドネ100%)です。

ブラン・ド・ブランの逸品のひとつで、テタンジェという会社名を言わなくても「伯爵(コント)のシャンパン」を持って来い、と言っただけで通じる世界的名品。

007シリーズでジェームス・ボンドのお気に入りシャンパン。
「ロシアより愛をこめて」のほかに「カジノ・ロワイヤル」などに登場します。

テニスの全仏オープン(ローラン・ギャロス)、自転車の「トゥール・ド・フランス」の前夜祭などにテタンジェ・シャンパンが使われています。


「テタンジェシャンパンは、いわば既製服でなくテーラーメイド的なシャンパン。品質は一流で悪かろうはずがない。優美さと清純の象徴のような気品をもっている。シャルドネの持ち味が良く出たすっきりしたタイプである。特吟のComtes de Champagne は数あまたあるブランド・ド・ブランドの中でも逸品の一つで、この手のシャンパンの素晴らしいのを飲んでみたかったから、一度試したらいい。シャンパン物語 山本博 柴田書店」

先日読んだワインの本で、非常におもしろくてためになる本がありましたので、ご紹介させていただきます。『死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン』 (山本昭彦 講談社)です。その本の中でシャンパンを、
【飲まずに死ぬと後悔する10本のシャンパン】、
【一生に1度は飲みたい10本のシャンパン】、
【1年に1度は飲みたい10本のシャンパン】と分類されており、

テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブランが、【一生に1度は飲みたい10本のシャンパン】に選ばれておりました。その本の185頁に、「エレガンスとは何か?フィネスとは何か?知りたかったら、これを一口すすればいい。口当たりはなめらかだが、構造にはすきがない。フレッシュで、ボリュームがある果実。白い花、ハチミツ、ナッツの香りが途切れなく現われて、飽きることがない。最近になってようやく、熟成香のモカがでてきた。今飲むなら大振りのグラスで味わいたい。」と記載されています。


テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン
テタンジェ社の宝石と言われ、シャンパーニュ侯爵(チボ5世)の名を与えられているシャンパーニュです。彼は1240年の十字軍遠征に加わり、最も美しい赤いバラ“Damascina”と、シャルドネ種の祖先を持ち帰ったと言われています。ランスにある有名なサン・ニケーズ修道院のカーヴで注意深くその頂点に達するまで熟成させます。次のような条件が重なった時にキュヴェが造られます。 -非常に優れた収穫であること、ヴィンテージ・シャンパンに値する高品質なものであること。
-高品質な畑から取られたブドウを選果したものであること。
-一番絞り、“キュヴェ”のワインを使用し、完璧なフィネスが得られる保証があること。
-キュヴェになるワインの一部を新樽で熟成させ、それがアサンブラージュで本質的な品質を引き上げること。
品種: シャルドネ 100% (コート・デ・ブラン産)
コート・デ・ブランにあるAvize, Chouilly, Le Mensnil sur Oger, Ogerという4つの村から収穫されたシャルドネを使用しています。 ) 
醸造、熟成 : ブレンドされるワインの5%がオーク風味をつけるため、新樽で熟成されました。ワインはセラーに4~5年熟成され、その間にゆっくりと開き、複雑さ、余韻の長さ、より良いバランスを与えます。
色 : 輝きのある淡いクリーム色で、繊細な泡が魅力的な紐状になって立ち上がります。
香り : 洗練された白い花のような香りを持ち、またライム、ハシバミの実、蜂蜜が感じられます。
味わい : 口に含むと、最初は生き生きとしているが、レモンパイの香りが広がります。余韻は長く、焼き立てのパンやブリオッシュの風味が感じられます。熟成させていくと味の厚みがでて、繊細さと複雑さに満ち、すぐれた芳香のバランスが期待されます。ロブスターや、タルトタタンのようなキャラメリゼされたデザートにもあいます。
ワインセラーKATSUDAより)



テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン・ブリュット・ミレジム[1999]年・直輸入・AOCミレジム・シャンパーニュ
TAITTINGER Comtes de Champagne Blanc de Blancs Brut Millesime [1999] AOC Millesime Champagne
高級シャンパーニュ愛好家大注目!メゾン最高峰!最高級!のブラン・ド・ブラン・スペシャル・キュヴェ!「シャンパーニュ伯爵(チボーIV世)」の名を授かる究極ヴィンテージ ブラン・ド・ブラン高級シャンパーニュ!厳しい評価で知られるル・クラスマン誌(現レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス)に「偉大なブラン・ド・ブランを一本だけ選ぶとしたら間違いなくテタンジェの「コント・ド・シャンパーニュ」になるだろう」と断言させ、驚異の18/20点獲得!ゴーミヨ誌でもこの[1999]年で驚異の18.5/20点獲得!ロバートパーカー氏は、4つ星生産者に挙げ、なんとワインアドヴォケイトで驚異の95点獲得!(今~2039年)シャンパーニュ愛好家のバイブルとも言われるRichard Juhlinの「4000シャンパーニュ」で最高評価に近い4つ星獲得!ワインスペクテーター誌でもこの1999年で、91点の高評価!山本昭彦氏の「死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン」にも登場!トム・スティーブンソン氏の「ワインレポート2009」でもFastest-Improving Producers(品質向上が目覚ましい生産者)の第二位を獲得!スティーヴンタンザー「インターナショナルワインセラー」では、1999年の評価はまだですが、造られた年の大半が95点近くの高評価!グラン・クリュ格付のシャルドネ100%のミレジメ100%!一部オークの新樽熟成!カーヴで7年以上の眠りのあとのリリース!洗練された白い花やハチミツのアロマ!焼きたてのパンやブリオッシュの風味の究極辛口ブラン・ド・ブラン・ヴィンテージ シャンパーニュが少量入荷!

テタンジェ コント ド シャンパーニュ ブラン ド ブラン ブリュット ミレジム[1999]年 直輸入 AOCミレジム シャンパーニュ

テタンジェ社の最高級シャルドネだけで
造られた究極キュヴェ
プレスティージュ・シャンパーニュ!

パーカーポイント驚異の95点!
ワインスペクテーター誌91点獲得!
山本昭彦氏の死ぬまでに飲みたい
30本のシャンパンの中の
「一生に一度は飲みたい10本のシャンパン」
のトップに登場!!(P184)

1934年創業のシャンパーニュ・テタンジェ社は、経営するファミリーの名前を社名に掲げる今日では数少ない家族経営のシャンパーニュ・メゾンです。長きに渡りテタンジェ・ファミリーが培ってきた伝統により実現した最高品質のシャンパーニュ。そして今もなお、より良い品質を目指し飽きなき欲求を続けているのは、ファミリーの名を今に残す同社の誇りなのです。

シャンパーニュ・テタンジェはシャルドネを主体とする洗練されたスタイルのシャンパン造りで定評があります。とくにプレステージ・キュヴェのコント・ド・シャンパーニュは、コート・デ・ブラン地区の厳選されたシャルドネのみから造られた最高級シャンパンです。

▼ 「ワインレポート2009」も大注目!「4000シャンパーニュ」で4つ星獲得!
Fastest-Improving Producers(品質向上が目覚ましい生産者)の第二位を獲得!

コント・ド・シャンパーニュ
“ブラン・ド・ブラン”1999年

テタンジェ社の宝石と言われ、シャンパーニュ伯爵(チボーIV世)の名を与えられているシャンパーニュです。
コート・デ・ブラン地区(アヴィーズ、シュイィ、クラマン、メニル・シュール・オジェ、オジェ、ヴェルチュ、ベルジェール・レ・ヴェルチュ)のグランクリュに格付けされた素晴らしいブドウ畑のシャルドネ100%。フィネスを約束するキュヴェと呼ばれる一番搾りの果汁だけを使用。アサンブラージュされるワインの5%は、オークの新樽で熟成されます。ワインはカーブで最低でも7年以上熟成され、その間にゆっくりと開き、複雑さ、余韻の長さ、より良いバランスが醸されます。

【名前の由来】
シャンパーニュ伯爵(コント・ド・シャンパーニュ)というのはチボー4世のことで十字軍の遠征の帰りにキプロス島からシャルドネの苗本を持ち帰り、これが今日のシャンパーニュの基礎となっているらしい。(右手に持った剣を高く掲げる彼の勇姿がテタンジェのシャンパーニュのラベルにも描かれている)


▼ テイスティングコメント
淡い色、圧倒されるライムの花、オレンジピール、ミネラル、コリアンダーの葉のアロマ!
最初の味わいはつらいと言っていいほど強烈で、その後は豊かでとびっきり濃縮されている。活力がある、オレンジの皮の裏やライム、ミントといった風味は重くなることなく、偉大な押しを示す。シャンパーニュにしては並外れて長い。

▼パーカーポイント驚異の95点!WS誌91点!IWCでは造られた年の大半が95点近くの高評価!

高級シャンパーニュ愛好家大注目!メゾン最高峰!最高級!のブラン・ド・ブラン・スペシャル・キュヴェ!「シャンパーニュ伯爵(チボーIV世)」の名を授かる究極ヴィンテージ ブラン・ド・ブラン高級シャンパーニュ!厳しい評価で知られるル・クラスマン誌(現レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス)に「偉大なブラン・ド・ブランを一本だけ選ぶとしたら間違いなくテタンジェの「コント・ド・シャンパーニュ」になるだろう」と断言させ、驚異の18/20点獲得!ゴーミヨ誌でもこの[1999]年で驚異の18.5/20点獲得!ロバートパーカー氏は、4つ星生産者に挙げ、なんとワインアドヴォケイトで驚異の95点獲得!(今~2039年)シャンパーニュ愛好家のバイブルとも言われるRichard Juhlinの「4000シャンパーニュ」で最高評価に近い4つ星獲得!ワインスペクテーター誌でもこの1999年で、91点の高評価!山本昭彦氏の「死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン」にも登場!トム・スティーブンソン氏の「ワインレポート2009」でもFastest-Improving Producers(品質向上が目覚ましい生産者)の第二位を獲得!スティーヴンタンザー「インターナショナルワインセラー」では、1999年の評価はまだですが、造られた年の大半が95点近くの高評価!グラン・クリュ格付のシャルドネ100%のミレジメ100%!一部オークの新樽熟成!カーヴで7年以上の眠りのあとのリリース!洗練された白い花やハチミツのアロマ!焼きたてのパンやブリオッシュの風味の究極辛口ブラン・ド・ブラン・ヴィンテージ シャンパーニュ
うきうきワインの玉手箱より)




テタンジェ
コント・ド・シャンパーニュ
ブラン・ド・ブラン 1999年

■テタンジェ■

 テタンジェ社は、1734年創業の250年もの歴史があり、パリのホテル・クリヨン、ホテル・コンコルド・ラファイエット、クリスタルグラスのバカラ、ルーブル銀行もテタンジェ・ファミリーが傘下においているフランス財界の名門が所有し、現在では数少なくなった家族経営のシャンパンハウスです。

ランス市郊外に所有するシャトー・ド・ラ・マルケットリー(寄せ木細工城)は、17世紀末、ベネディクト派の修道士のウダール師がシャンパンの製法を見つけたところとされ、オーヴィレール修道院のドン・ぺリニョン師と時期を同じくします。

また、同じランス市に所有するシャンパーニュ伯爵の城の持ち主であった、シャンパーニュ伯爵ティボー4世の名にちなんで、テタンジェのプレステージ・シャンパーニュに「コント・ド・シャンパーニュ(シャンパーニュ伯爵)」と名をつけています。

ティボー4世は、また、十字軍に従軍し、遠くキプロスからこの地方に白ブドウ品種シャルドネ種を持ち帰った人物としても知られ、テタンジェ社のシャンパンは、このシャルドネを他のシャンパン・ハウスよりも多い比率で用いることで、繊細でエレガントさを醸しだしています。

卓越した品質を保つために、テタンジェ社は270haもの自社畑を所有し、その生産量の多く(40%)を自社で収穫したブドウで賄い、瓶詰後は、長い期間を自社の地下セラーにて熟成されます。

テタンジェ社のシャンパンは、日常のあらゆる場面で楽しまれているのは勿論、歴代のフランス大統領主催のエリゼ宮での公式晩餐会にも饗されています。

なお、カリフォルニアでも「ドメーヌ・カーネロス」で高品質のスパークリングおよびスティル・ワインを造ってます。(・・・詳細&一覧)


■コント・ド・シャンパーニュ■

 ≪コント・ド・シャンパーニュ≫は、テタンジェ社のスーパー・プレスティージュ・シャンパンで、現在の社長クロード・テタンジェ氏が、シャルドネのグラン・クリュのみをブレンドして造るという、当時では画期的なシャンパーニュを1957年発表しました。

それは、1920年代からの人々のライフスタイルの劇的な変化に初まり、ヌーベル・キュイジーヌの台頭と共にワインも力強さより、エレガントさや軽やかさが求められる事を敏感に感じ取っていたクロード・テタンジェ氏が、従来のピノ・ノワールとシャルドネをブレンドしてメーカーの味わいを出し、ブレンドを重視してきた伝統に反したものでした。

≪コント・ド・シャンパーニュ≫は、グラン・クリュ・シャルドネのみを使用することで、洗練性と近代性を結びつけたキュヴェとなり、そのシャンパンは、「まさに霊薬のようだ」と評され、その名前は≪コント・ド・シャンパーニュ≫と名付けられました。

それはテタンジェ社に名残の深い有名なシャンパーニュ侯爵、チボー4世から冠し、テタンジェ社のシンボルであり、≪コント・ド・シャンパーニュ≫にも使用されているマークは十字軍に向かう騎士、チボー4世の姿で、また、コント・ド・シャンパーニュは歴史的にも非常に価値のある4世紀に建てられたサン・ニケーズ修道院の下のカーヴで熟成させられ、次のような条件が重なった時にキュヴェが造られます。
*非常に優れた収穫であること、ヴィンテージ・シャンパンに値する高品質なものであること。
*高品質な畑から取られたブドウを選果したものであること。
*一番絞り、“キュヴェ”のワインを使用し、完璧なフィネスが得られる保証があること。
*キュヴェになるワインの一部を新樽で熟成させ、それがアサンブラージュで本質的な品質を引き上げること。

テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン [1999]年
Taittinger Comtes de Champagne
Brut Blanc de Blancs 1999
Champagne White Dry
テタンジェ 
コント ド シャンパーニュ ブラン ド ブラン

生産者 テタンジェ社
生産地 シャンパーニュ地方ランス市
AOC シャンパーニュ
ブレンド比率 グラン・クリュ格付け100%の畑のシャルドネ100%
(※コート・デ・ブランにあるアヴィズ、シュイィ、ル・メニル・シュール・オジェという4つの村から収穫されたシャルドネ100%)
生産工程 ブレンドされるワインの5%がオーク風味をつけるため、オーク新樽100%(毎年1/3交換)で熟成され、4~5年の瓶熟成。
タイプ 辛口の濃厚な白の発泡酒
特 徴 キレのある酸味と新鮮な柑橘系果実の風味豊かなシャルドネによる上質なシャンパンの代表的なスタイル。
料 理 酸味が強く軽やかなブラン・ド・ブランには、イカやタコのフリッター、白身魚のカルパッチョなどあっさりした料理との相性が良い。
アーベンワインショップより)





(+)ヴェリタスより購入。12980円。


Chambertin Cuvee Heritiers Latour Louis Latour 1999

2012-02-02 00:49:27 | フランス・ブルゴーニュ
Chambertin Cuvee Heritiers Latour Louis Latour 1999
Chambertin Cuvee Heritiers Latour Louis Latour 1999
【ルイ・ラトゥール】シャンベルタン・キュヴェ・エリティエ・ラトゥール[1999](赤)
アペラシオン(産地) : ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン
ワイン名(ラベル表示) : Louis LATOUR Chambertin Cuvee Heritiers Latour GRAND CRU
内容量 : 750ml

ワイナート誌43号で、2003年、2005年が95/96点と、高い評価を得た、『 シャンベルタンの至宝 』
ヴィンテージ1999年が入荷しました!!
ルソー、ドニ・モルテ、デュガ、ルロワなどのシャンベルタン1999だと、安くても7~8万円はするはず。
それを考えるとチョイスしてみたい1本です。

ワインはもちろんですが、生産者もブルゴーニュ屈指の超一流生産者で、専門誌においても必ずと言ってもいいほどハイスコアを獲得する生産者です。
また、ルイ・ラトゥールのアイテムは、やはりレアアイテムと言われており、なかなか簡単には手に入らないことでも知られています。
このアイテムは、ドメーヌでも直販されてない超レアなシャンベルタンです!
0.7haの畑は無農薬農法と出来るだけ人の手で行うというこだわりです。
平均樹齢30年以上のVV、平均収量は30hl/lで、新樽も2割という、あくまでも『 自然な古典的極上のシャンベルタン 』に仕上がっています。
このところ、古典的ブルゴーニュが見直されている今、フィネスを全面に、気高さを表現するブルゴーニュを代表する特級畑です。
アルマン・ルソーだけがシャンベルタンではありません!!
でも本当は20年、30年と年を重ねて楽しんでみたいワインです。
かわばた酒店より)




Chambertin Cuvee Heritiers Latour 1999 Louis Latour
シャンベルタン・キュヴェ・エリティエ ラトゥール 1999 ルイ・ラトゥール
(フランス・ブルゴーニュ産・赤ワイン・750ml)
キュヴェ・エリティエ・ラトゥール(=素晴らしい相続者の醸造品)と銘記されるコート・ド・ニュイ地区の偉大な赤ワインのひとつ。
19世紀終盤から所有する区画は畑中心部から南にかけての、シャンベルタンらしい逞しさが最も現れる極上のテロワール。
平均樹齢は30年で収量は30hl/haに抑えられ、除草剤を使用しない健全な栽培を実践します。
スミレの香りでタンニンと酸味が厚みと調和して繊細な味わいを生み、素晴らしい余韻を与えます。

ぶどう品種:ピノノワール
うまい酒モリシマより)




シャンベルタン・グラン・クリュ・特級・“キュヴェ・エリティエ・ラトゥール”[2001]年・蔵出し限定品・ドメーヌ・ルイ・ラトゥール・生産者元詰・蔵出し
Chambertin Grand Cru “Cuvee Heritiers Latour”[2001] Domaine Louis Latour
ブルゴーニュ高級赤ワインファン垂涎!非凡!品格!美麗!精妙!あのナポレオンが賞揚したシャンベルタンの極致!特有のダイヤモンドを思わせるような硬い輝きを内に秘めた銘酒中の銘酒!ブルゴーニュ赤ワインの最高峰!造り手はあまりに有名!1797年から家族経営を200年以上貫くルイ・ラトゥールのドメーヌもの(ドメーヌものはルイ・ラトゥールの全生産量のわずか10%の希少品!)しかも1800年代後半から所有する中心部から南に位置し、力強さも兼ね備えると言われる素晴らしいテロワール!からの高樹齢V.Vのピノノワールを低収量(30hl/ha以内)で造られる古典的シャンベルタン!まさにシャンベルタン特級の見本とも言われる究極の味わい!(ちなみにワイナート誌43号では'03 95点、'05 96点獲得)ずばり“素晴らしい相続人ラトゥールのキュヴェ”と言う名のスペシャルキュヴェ!しかも飲み頃10年熟成のバックヴィンテージでしかもドメーヌ元詰で、しかも現地のセラー数ヶ月前の蔵出しの完璧な状態で限定少量入荷!
シャンベルタン グラン クリュ 特級 “キュヴェ エリティエ ラトゥール”[2001]年 蔵出し限定品 ドメーヌ ルイ ラトゥール 生産者元詰 蔵出し


ナポレオンが賞揚した銘酒中の銘酒!
赤の最高峰!シャンベルタン特級!
ルイ・ラトゥールが1800年代後半から所有する、力強さも兼ね備えると言われる素晴らしいテロワールからの高樹齢V.Vのピノノワールを低収量(30hl/ha以内)で造られる古典的シャンベルタンの逸品!!

ブルゴーニュを代表する
「伝統と革新」のワインメーカー

■ 特級畑を最も多く所有するワインメーカー
ワインの産地としてボルドー地方とともに賞されるブルゴーニュ。「ルイ・ラトゥール」は、この地で家族経営を守り続けている世界的に著名なワインメーカーです。その歴史は、1731年に一族がブルゴーニュの中心コート・ド・ボーヌでぶどう畑を所有し、ぶどうの栽培と樽づくりを手がけたことに始まります。

1768年にアロース・コルトン村へ移住した一族は、フランス革命直後の1797年に、醸造家かつネゴシアン(ワイン仲買人)として創業を迎え、まだ残る革命の余波をもろともせず、徐々に自社畑を広げていきました。

■ 困難から生まれた名作ワインが成長の糧に
また成功への大きな契機となったのは、4代目当主による大胆な改革でした。19世紀後半、彼はヨーロッパのぶどう畑がフィロキセラ(畑を食い荒らす害虫)で壊滅状態になった際、従来のピノ・ノワール種に替え、コルトンの丘にそれまで誰も想像さえしなかった、シャルドネ種の苗木を植樹し、後にブルゴーニュの2大白ワインのひとつと謳われた「コルトン・シャルルマーニュ」を誕生させたのです。こうした努力と成功を経て、「ルイ・ラトゥール」は現在、コート・ドール最大のグラン・クリュ(特級畑)をはじめ、プリミエ・クリュ(グラン・クリュに次ぐ一級畑)、村名畑など、全畑で約60haを所有するブルゴーニュ屈指の作り手にまで成長を遂げています。


▼ ヒュー・ジョンソン氏もルイ・ラトゥールについて「ポケットワインブック」の中で
★★★トリプルスターをつけ、「ブルゴーニュの名高い酒商兼栽培業者。白ワインは優良、例えばシュヴァリエ・モンラッシェ・レ・ドゥモワゼルとコルトン・シャルルマーニュとモンラッシェ。」と高評価!!

シャンベルタン・グラン・クリュ
“キュヴェ・エリティエ・ラトゥール”
「ルイ・ラトゥール社」と言えば、1797年から家族経営を続けるブルゴーニュ最大のネゴシアンですが、彼らはドメーヌとしても大変評価の高いワインを作り続けています。
キュヴェ・エリティエ・ラトゥール(=素晴らしい相続者の醸造品)と銘記されるコート・ド・ニュイ地区の偉大な赤ワインのひとつ。
スミレの香りでタンニンと酸味が厚みと調和して繊細な味わいをうみ、喉ごしに素晴らしい余韻を与えます。


▼ シャンベルタン グラン クリュと言えば、マット クレイマー氏は
「シャンベルタンほどブルゴーニュをよく象徴しているワインはない。それは胸が高鳴るようなよろこびを意味する。赤ワインのなかの赤ワインである。ナポレオンのお気に入りだったというのはたしかだが、以後彼はワインの通人であったかの気配がただよっている。シャンベルタンを飲んでいたのは本当で、どの遠征のときにもお供をさせた。・・・ナポレオンが賞揚したことをシャンベルタンの最高の賛辞とするワインサークルもある。

ナポレオンの識別力のほどはさて おき、シャンベルタンがブルゴーニュ最長寿の人気銘柄であることはまちがいない。

極上のシャンベルタンは、ブルゴ(ーニュをもっとも雄弁に物語るものだ。よく誤解されているが、重いワインなのではなく、むしろ肉付きがよいというほうがふさわしい。はりがあって深い強さをもち、色調も深く、はなやかなまでに豊かで複雑な味わいがする。」

「ではどうして同格のワインのなかで、シャンベルタンが第一の座を占めているのだろうか。この答えは、ヴォルネイ=カイユレやムルソー=ペリエールの非凡さをいいあらわそうとするのに似ていて、いわばシャンベルタンは、他にまさって多くの特性をかねそなえているのだ。マジにせまるほどの風味をもちながら、リュショットのように洗練されていて、ラトリシエールのよな品格(フィネス)をあわせもつ。ジュヴレ=シャンベルタンの美質のすべてを増幅し、融合させたようなものだ。ワインでなく人物であれば、わたしたちは、尊い、といわないだろうか。シャンベルタンの極致とはこのようなものである。 」と最高の賛辞をおくっています。
(うきうきワインの玉手箱より)




(+)かわばた酒店より購入。12500円。