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個人的ワインのブログ

個人的ワインのブログ引っ越し

T series Taltarni Vineyards Pyrenees Shiraz 2014

2016-09-23 00:00:00 | オーストラリア
T series Taltarni Vineyards Pyrenees Shiraz 2014
T series Taltarni Vineyards Pyrenees Shiraz 2014 part1
タルターニ・ヴィンヤーズ“T(ティー)”シリーズ・ヴィクトリア・シラーズ[2014]年(クロ・デュ・ヴァル・ゴレ・ファミリー)(オーストラリア・ヴィクトリア州)・スクリューキャップ
TALTARNI Victoria T. series Victoria Shiraz [2014] TALTARNI VINEYARDS

オーストラリア、ヴィクトリア州シラーズ辛口赤ワイン!ヒュー・ジョンソン氏も「ポケットワインブック」で★★ダブルスター大注目!1969年オーストラリア・ヴィクトリア州ピレニーズ地区にできた最初のワイナリーのひとつ!アボリジニー語で“赤い大地”を意味するヴィンヤーズ!このワイナリーなんと!カリフォルニアのあの“クロ・デュ・ヴァル”の姉妹ワイナリーとしても有名!ジョン・ゴレ(クロ・デュ・ヴァルのゴレ・ファミリーと同経営)が「世界水準のワイン」を造る場所として1972年に(1977年初ヴィンテージ)選んだのがここ!(現在では地域内でも1~2位を競う最も有名なワイナリーの1つに数えられています)この“T”シリーズのシラーズは、ヴィクトリア州のピレニーズ地区とヒースコート地区のシラーズ100%をフレンチオーク樽とアメリカンオーク樽(2~4年樽)での熟成を経て、ようやくタルターニから入荷!ブラックベリーやレッドベリーの熟したアロマにモカやバニラの香り。やわらかいタンニンと申し分のない濃縮感!にプラムのフレーバーのオーストラリア シラーズ!フルボディ赤ワインが飲み頃で少量入荷!


タルターニ・ヴィンヤーズ(Taltarni Vineyards)の設立は1969年で、ビクトリア州ピレニーズ(Pyrenees)地区にできた最初のワイナリーのひとつです。タルターニという名前は「赤い大地」を意味するアポリジニー語に由来し、ピレニーズ地区の肥沃な鉄錆色の土壌をさしています。1960年代初め、土木工事業を営んでいたワルター・ヘニング(Walter Henning)は世界で最も優れたブドウ栽培地域を探し、ムーナンベル(Moonambel)地区にたどり着きました。現在タルターニが所有する畑に最初に葡萄が植えられたのは1969年のことでした。
現在1,700エーカー(688ヘクタール)あるブドウ畑は、1972年に現オーナーのジョン・ゴレ(John Goelet)が購入。ゴレは、タルターニの姉妹ワイナリーであるクロ・デュ・ヴァル(Clos Du Val -アメリカ・カリフォルニア・ナパヴァレー)のワインメーカーであるベルナール・ポーテ(Bernard Portet)と共に、「傑出したテロワールを表現」する「世界水準のワイン」を造ることのできる場所を求めてオーストラリア中を徹底的に調べ、この場所を選びました。タルターニの商業ベースのワインは1977年にリリースされました。ゴレと共にタルターニを設立したポーテは、その後のタルターニの成長及び国際的な成功に大きく貢献しました。

現在、タルターニの688ヘクタールある畑のうち132ヘクタールにブドウが植えてあり、地域内でも1・2を争う規模、また最も有名なワイナリーの一つに数えられています。土壌は赤い粘土質の、石英および砂地のローム層で、気候的にも冷涼な大陸気候に恵まれています。このような傑出したテロワールは国際的に高く評価されるワインを生み出しています。

【タルターニのワイン作りの哲学】
タルターニのワイン作りの基本的哲学は、「バランス」がとれた「エレガント」で「複雑」性のあるワインを作ることで、同時に「テロワール」の特徴を余すところなく表現したワインを造ることです。ブドウ畑の選択、運営、ワインメーキングおよびマーケティングにおいて、地域性あるいは「テロワール」は特に重点が置かれている項目です。

【ヴィンヤード】
オーストラリアは両極端が混在する大陸です。タルターニは四つのユニークなブドウ畑から産出された高品質のブドウで、多様なスタイルのワインを造り出しています。そのワインはバランスが取れ、エレガントで複雑性があり、しかも品種の特徴やテロワール、また様々な醸造手法を表現しているものです。

タルターニは素晴らしいビクトリア州産の白、赤そしてスパークリングワインを、ピレニーズ地区の自社畑から作り出しています。これらワインは若くても美味しく飲めますが、熟成に耐えるストラクチャとバランスを持っています。タルターニは、タスマニア州北東にあるパイパーズ・リヴァー(Piper’s River)地区にクローバー・ヒル(Clover Hill ) および ララ・ガリー(Lalla Gully)の2つのワイナリーも所有しています。また、最近ではビクトリア州でも世界的に有名なヒースコート(Heathcote)地区(カンブリア紀の土壌で、シラーズが有名)からブドウを買い入れています。

タルターニの素晴らしいスパークリングワイン、および世界一流の赤および白ワインは、長く華々しい歴史を持っています。そしてそれはワイナリーで働く一人ひとりの強い熱意と献身の賜物なのです。


タルターニ・ヴィンヤーズ社(カリフォルニア、ナパヴァレーのレア・ワイン!クロ・デュ・ヴァルの姉妹会社)最高責任者で最高醸造責任者でもあるロイック・ル・カルヴェーズ氏が日本初来日!でわいんの玉手箱へ!
後ほどお聞きしたところによるとロイック・ル・カルヴェーズ氏はあの超有名!超高級ソーテルヌ格付○○○家の直系メンバー(現在は大手オートクチュール傘下)の一人だったそうです。もちろんボルドーでの経歴もシャトー○○○!!!で
オーストラリアワイン“タルターニ・ヴィンヤーズ”で最高醸造責任者初来日ということで私達スタッフも濃厚なオーストラリアン シラーズのイメージを抱いていたのですが、やはり生粋のフランス人の生産者!!当店のボードへサインをお願いするとまずフランス語でそれから、私達スタッフの方をニコっと笑って再び英語でコメントをいただきました(笑)

カルヴェーズ氏はタルターニ社の伝統を受け継ぎ、品種とテロワールを最大限に忠実に表現した、様々な素晴らしいワインを造りだしています。それらワインはオーストラリア国内はもとより、国外でも高く評価され、様々な国際的な賞を受賞しています。

ワイナリーでは、ブドウの品質の特徴及び土地の特徴をそのままワインに表現することにすべての努力を注いでいます。
タルターニのワインは・・・

●厳選されたブドウ
●吟味され尽くし、何も制約されない醸造方法
●最高品質オーク樽の使用 フランスの高級オーク樽6種を産地別に使用


“T”シリーズ ヴィクトリア・シラーズ
■葡萄品種:シラーズ100%
■リージョン:ヴィクトリア州(ピレニーズ地区45%、ヒースコート地区55%)

伝統的なワイン造りの手法と現代的なオーストラリアのテクニックを融合させて作られたこのタルターニ・Tシリーズは、ダイナミックで斬新なワインのシリーズであり、気軽に、普段着で楽しめるワインです。

ビクトリア州にあるタルターニの冷涼なぶどう畑から採れたぶどうで作られており、傑出した果実味のストラクチャ、深い色合い、そして様々なフレーバーの生き生きとした結集といった、タルターニが得意とするシラーズのスタイルを見事にあらわしているワインです。タルターニ・Tシリーズ シラーズのぶどうはやさしく搾られ、発酵前に冷却することで新鮮な味とソフトなタンニンを作り出しています。発酵後、短期間コールドソークを行い、その後2~4年目のフレンチオークおよびアメリカンオークの小樽の中で成熟されます。

ワインメーカーによるコメント
このワインは魅惑的な深いプラム色をしています。赤いベリー類やブラックカラント、そしてモカの素晴しいノーズです。しっかりしたストラクチャの口当たりでタンニンもやわらかく、ブラックプラムを思わせる芳醇な果実味で、バランスもよく取れた逸品です。今飲んでも十分に楽しめますが、セラーで2~3年熟成させても素晴しい味わいになることでしょう。
うきうきワインの玉手箱より)


T series Taltarni Vineyards Pyrenees Shiraz 2014 part2



http://d.hatena.ne.jp/akirais/20160922/1474599197
ブレリアスにて
 
抜栓日:2016年9月22日
ルビーパープルで結構濃い目。輝きあります。粘性は結構ありそうでした。第一印象はスパイシーで、ブラックベリーなど黒系果実の香りを感じます。樽もそこそこ。ミドル~フルボディーか?
酸はしっかりとしていて、タンニンは比較的柔らかめ。ドカーンとくるアタックではなく、やや中間層が軽い感じ。
スパイシーさからオーストラリア・シラーズと予想。アルコールは14%と想像して正解!


Woodcutters Shiraz Torbreck Barossa Valley 2014

2016-09-14 00:00:00 | オーストラリア
Woodcutters Shiraz Torbreck Barossa Valley 2014
Woodcutters Shiraz Torbreck Barossa Valley 2014
トルブレック・ウッドカッターズ・シラーズ[2014]年・バロッサ・バレー・シラーズ・手摘100%・フレンチオーク100%で12ヶ月熟成・デイヴィッド・パウエル(トルブレック社)・バロッサ・ヴァレー オーストラリア・正規品
TORBRECK Woodcutter's Shiraz [2014] Torbreck Vintners (Winemaker David Powell) (Barossa Valley)
オーストラリア産フルボディ辛口赤ワイン愛好家大注目!オーストラリア産フルボディシラーズ愛好家大注目!オーストラリアのスーパースター!のトルブレックの大人気ワイン!“ウッドカッターズ・シラーズ”!ロバート・パーカー氏も最高5つ星★★★★★生産者!「高級ワインに匹敵する、オーストラリア赤ワインの傑作を生み出す天才!」とワインプレスに絶賛される天才醸造家デヴィッド・パウエル氏が造る究極フルボディ赤ワイン!ロバート・パーカー氏に「このワインはケースで買い占めろ」と絶賛させたウッドカッターズ!!e.ロバート・パーカー・ドット・コムで'10が91点、'11が91点、'12が82点、'13が89点、この2014年が87点獲得(今~2018年)の高評価!1999年から2012年までの過去14年間で90点以上をなんと!ほぼすべて12回も獲得!!(そのうち91点以上を8回もマーク)!美しく魅惑的な果実味と質感!豊かさ、純粋さが層になり表れます!ブラックベリー、クレームドカシス、リコリス、ブラックオリーブの香りがグラスから溢れる究極ウッドカッターズの新ヴィンテージが限定少量入荷!


(トルブレックウッドカッターズシラーズ2014) (バロッサバレーシラーズ) (デイヴィッドパウエル) (バロッサヴァレーオーストラリア) (赤ワイン辛口フルボディ)


1999年から2012年までの過去14年間で
パーカーポイント90点以上を12回も獲得!
パーカー満点5つ星生産者!
ロバート・パーカー氏いわく、
「このワインはケースで買い占めろ」!
トルブレック・ウッドカッターズ・シラーズの最新ヴィンテージ2014年が少量入荷!


デイヴィッド・パウエル氏は、全て独学でワインを学び、1994年からワインを造り始めました。ポール・ジャブレ・エネのエルミタージュ・ラ・シャペルとシャーヴのエルミタージュに触発されたのがワインを造り始めたきっかけです。デイヴィッド・パウエル氏はローヌの影響を受けたオーストラリアの赤ワインの傑作を生み出す天才として、その名はすぐに知られるようになりました。


ロバート・パーカー氏は
「デイヴィッド・パウエル氏は間違いなく世界で最も素晴しいワインの造り手の一人である。彼は古いブドウ樹を持つバロッサの畑を見つけ出し、長期にわたりそれらの果実を確実に確保するという、突出して優れた能力をもっている。

トルブレックのワインは向上し続けており、バロッサの古樹からなる熟した果実に、ヨーロッパの繊細さ、エレガンス、バランスを結合させている。」- ワイン・アドヴォケート161号より-


以下ワイナート誌の特集記事より
ヴィオニエを使いこなしたふたつのワインが見せる魅力

買いブドウで作る安価なウッドカッターズから、丘の麓の小さな畑に植えられた樹齢155年(!)のブドウから生まれる、超高価なシラーズ・ヴィオニエ・ブレンド、ラン・リグまで、トルブレックのワインにハズレはない。どれも整然として高い凝縮度がありながら、どこか優しく、当たりが柔らかく、飲みやすい。興味深いのは、ヴィオニエを含むふたつのワイン、ラン・リグとデセンダントの違いだ

アシスタント・ワインメーカーのダンによれば、「ラン・リグはシラーズとヴィオニエを別々に仕込み、あとでブレンドする。 香りを立てるのが目的。デセンタントハ、ラン・リグに使用したヴィオニエのマールを、シラーズとともに醸造する。」この混醸は、最近流行りの用語で言うなら、コ・ピグメンテーションという作用を生み、後でブレンドした場合とは異なる成分を作りだす。実際、混醸したほうが色が濃く、より官能的な味わい。この両者の飲み比べは勉強になる。いや、それ以上に病みつきになる。

ウッドカッターズ・
シラーズ2014年
Woodcutter's Shiraz

■ 葡萄品種:シラーズ100%

樽熟12ヶ月のこのワインはブラックベリー、クレームドカシス、リコリス、ブラックオリーブの香りがグラスから溢れる究極ウッドカッターズの新ヴィンテージ。

美しく、魅惑的な果実、質感、豊かさ、純粋さが層になり表れます。ロバート・パーカー氏も「高級ワインに匹敵する、オーストラリア赤ワインの傑作を生み出す天才!」と絶賛。


2013年V.Tでe.ロバート・パーカー・ドット・コムで89点獲得!
1999年から2012年までの過去14年間でパーカーポイント90点以上を12回も獲得!
うきうきワインの玉手箱より)




イオン西ショッピングセンターより購入。3560円だったかな?

http://d.hatena.ne.jp/akirais/20160922/1474599199
ブレリアスにて
 
抜栓日:2016年9月22日
パープルルビーで、今までにもまして濃い色合い。輝きあり。第一印象は「過熟感」。かなり売れたブドウのイメージ。黒果実感がとてもしっかりと感じられます。ブラックベリーのジャムとか、プラムとか。樽もきれいに使われていて、果実香と一体感があります。徐々にハーブ系のニュアンスがどんどん出てきます。口に含んでもアタックはしっかりとしていて、こちらも過熟を思わせるフルボディ。酸はしっかりとしてますが柔らかく、タンニンはかなりしっかりめ。余韻は比較的長いです。これはいろんな答えが出ました。イタリア・ヴァルポリチェッラ、サンジョベーゼ、ネッビオーロ、テンプラリーニョ。
答えは自分が持参したもので、オーストラリアのシラーズ。アルコールは14%と予想して、14.5%。さすがに濃い!


Woodside 無理しないで Why Try So Hard? Jauma 2015

2016-07-21 00:00:00 | オーストラリア
Woodside 無理しないで Why Try So Hard? Jauma 2015
Woodside Jauma 2015 part1
<インポーター:ワインダイヤモンズさんの資料より>

JAUMA ヤウマ
2006年にオーストラリア最優秀ソムリエの栄冠に輝いたジェームス ダンビー アースキン。世界最優秀ソムリエを目指すかと思われていた彼がその栄冠に輝いた直後にソムリエを辞めたことは誰しもが驚かされました。

ジェームスはすでに決心していたのです。自分自身のワインを造ることを。フランス・イタリア・プペイン・オーストリア・ドイツで研鑽を積みながら本当に自身が造りたいと思うスタイルに辿り着くわけですが、ジェームスのスタイルは今正に世界中でインパクトを与えています。ちなみにヤウマとはラテン語でジェームスを意味していますが、これはスペインでジェームスが出会った若き天才醸造家の名前でもあるそうです。

グルナッシュを、シュナンブランを、「心のブドウ」と言うジェームスが選んだ土地は南オーストラリアのマクラーレンヴェール。シスト土壌に砂質土壌が層を成す過酷な環境で、家族と共に文字通り手造りで造る彼のワインにはフィネスがあり一般的に高いアルコールと重いボディを連想させる同地のワインとは格段の差があります。サンスフルは勿論。極力何もしないアプローチがヤウマのスタイルなのです。

『WOODSIDE・無理しないで・2015』
「無理しないで」
この言葉の中にはワインメーカーとしてだけではなく、元ソムリエであり、父親であり、妻を愛する男であり、一人の人間であるジェームスのメッセージが込められています。

ワインダイヤモンズがジェームスに我々の為だけにオレンジワインを作って欲しいとリクエストしてから半年ほど経ったある日。まだ無名のワインが樽の中でじっくりとスキンコンタクトを通して旨味を醸しだしつ変化していた頃の事。自分が作るワインを急速に愛し始めた市場を自身の目で見つめて確認するためにジェームスは来日する決心をしました。

6月の来日は彼に大きな衝撃を与えたようです。ユニークな食文化。只管思いやりにあふれた国民性。そして多種多様で無限とも思える程に選択の余地があるワイン市場。しかしながら日本で体験した全ての想いでに深く感謝しつつ、ジェームスはこう感じていたそうです。

「皆、ワインに凄く真剣で驚いたよ。畑の土壌成分やブレンド比率、テクニカルデータをここまで質問されるとは思わなかった。でもワインは楽しむのが一番なんだよなぁ。だから無理しないで」

このワインに関しては敢えて深く分析しないで楽しんで欲しい。ジェームスの願いです。

(ブドウはゲヴュルツトラミネール100%です。)

ご家族・ご友人・大切な人達と楽しくワイワイ飲んじゃって下さい!
Vin Nature双兎より)


Woodside Jauma 2015 part2





Vin Nature双兎より購入。3,888円

http://d.hatena.ne.jp/akirais/20160725/1469412972
ワイン会にて
 
抜栓日:2016年7月24日
インポーター:ダイアモンドワインズ
蝋キャップ。コルク無印。ゲヴェ100%ということですが、グラスに注ぐと、参加者さんから「おぉ~」と声が出てくるような、濁りに濁ったオレンジっぽい色。濁りでグラスの向こう側は見えません(笑)。香りは、ほんのりとしたライチ香、バラ香がしっかりとでていて、溌剌感が満載の香り。甘い香りとともに、ネクターをおもわせるような感じ。これはいい香りだ。ミネラルもしっかりと感じ取れます。味わいもハツラツとした酸、コクがあってネットリ系で、たしかに、心がなごむ味わい。「無理しないで」といわれるのも理解できるゆるゆる系のワインなんですが、一本芯が感じられるワインでした。アルコール度数13%


Beach Shobbrook wines 2015

2016-07-20 00:00:00 | オーストラリア
Beach Shobbrook wines 2015
Beach Shobbrook wines 2015 part1
<インポーター:ワインダイヤモンズさんの資料より>
『ビーチ・2015』
オーストラリアを文字通り代表するウルトラ プレミアムワイン生産地区バロッサヴァレー。古くはシレジアの人々が齎した150年以上の歴史を誇る同地のワイン作りに於いて、人々がが賞賛する美しきポイントは数知れません。パーカーポイント100ptをたたき出した有名ワイナリーや世界最高樹齢のシラーズやグルナッシュはその代表格でしょう。

古くから続くブドウ農園の息子として生を受けたトムショブルックにとって「バロッサの宝」とは何なのか。その一つがポートワインのブレンドに使用するために植えられたゴブレットの古木白ブドウたち。ヤウマの畑にも良く似たビーチの砂と同様のサラサラな表土に植えられたシュナンブランを手に入れたトムが、この「ビーチ」を作ることは半ば運命的であったのです。

トムは決して糖度やPHを計測する事はありませんが、結果として収穫は黒ブドウ同様に他生産者の誰よりも早くなります。収穫したフルーツを速やかにプレスした後に12時間のスキンコンタクト。ポートワインを熟成するために使われていた古樽で醗酵と熟成を行います。それは樽自身に棲みついた野生酵母の力を得るためだと、トムは言います。

バロッサヴァレーの既成概念を破壊し続けてきたショブルックによる新たなアイコノクラスティック(偶像破壊)の誕生です。

~以下、ご案内時ワインダイヤモンズ、O氏の叫び~
昨年末から怒濤の如く魅力溢れるワイン達が入荷しています。過去半年、正直自分自身気が全く抜けません。
Tom Shobbrokの新作はまたもや我々の心を混乱に陥れてしまいそうです。
NovelloからはPoolsideを飲んだ時と同様の衝撃を受けました…アプローチはTom Shobbrrokの大親友Lucy MargauxのVino Rossoと同じ。そう、白ブドウと黒ブドウのフリースピリットなブレンドなのです。
そしてBeach。バロッサに僅ながら存在する砂質土壌からのChenin Blanc。何故この男は、あの気候に苛まれる酷暑の土地に根を張りながら、これ程までのミネラル感を表現出来るんだ…最早インポーター自身がパニックです。

謙虚。寡黙。愛。

彼を表す言葉は沢山思いついてしまいますが、やはりワインを飲んで感じて欲しいと思うのです。
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トム ショブルックの生き様は
色無し 恋無し 情け有り

男の道をひたすらに
歩みて明日を魁る

嗚呼ショブルック 男意気
己の道を魁よ
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WD 尾崎


Shobbrook Wines ショブルック・ワインズ

トム ショブルックは南オーストラリア州バロッサヴァレーで長年に渡りブドウ農家を営み続けてきた一族の出身。一念発起して2001年から6年間イタリアに渡り、トスカーナ州キャンティのリエチネを拠点としてヨーロッパの様々なワイナリーで経験を積み、2007年よりワイン作りを開始しました。ブドウ農家の出身だけあり、トムが自らのワインを作り始める上で最初に手掛けたのは、収穫するブドウ畑全てのプラクティスをビオディナミによる運営に切り替える事でした。ブドウの質がワインの質を決定する最大の要素であると考えているからです。

次にトムが挑み始めたのは極力ナチュラルなワイン造りです。伝統的に完熟させ過ぎる程に果実に凝縮感を持たせるスタイルを重んじてきたバロッサヴァレーにおいて必要不可欠な人為的添加要素のありとあらゆるプロセスを拒絶し、唯只管に自らの哲学を貫き通す彼の姿に対する否定的な意見は当時非常に大きなものだったと言います。「気が狂ってる」等と言った余り好ましくない意見に耳もくれず、トムは自分が信じた道を万進してきたのです。

現在ルーシー・マルゴーと並んで南オーストラリアのナチュラリスト御三家と賞賛されているトム・ショブルック。奇しくも同じ年に同じアプローチでワイン作りをスタートした2人。設立当初はお互いを意識するあまりに激しいライバル関係にあった2人。今となっては賞賛しあいながら刺激を与え合う2人。

ショブルックがスターダムに伸上る日はきっと近いです。

一歩一歩・・・

ショブルックワールドを是非ご体験下さい!
Vin Nature 双兎より)
Beach Shobbrook wines 2015 part2





Vin Nature 双兎より購入。5,184円

http://d.hatena.ne.jp/akirais/20160725/1469412970
ワイン会にて
 
抜栓日:2016年7月24日
インポーター:ダイアモンドワインズ
蝋キャップ。ほんのりと濁っていてとろみのあるイエロー。これも1週間立てて保存してあったのでそんな感じなのでしょう。黄色いお花、ややドヨンとしたニュアンスの香り。複雑さはありませんが、ほんのりとした酸化のニュアンスもあってナチュールとわかります。酸が溌剌としていて、リンゴやレモンのコンポートのような味わいがあり、アフタに若干の苦味を感じます。ミネラル感もしっかりと香り、味ともに感じられます。最後の澱の部分はねっとり感は半端なくありました。アルコール度数13.2%


Lucy Margaux Sans Sulphite Pinot Noir 2015

2016-02-01 00:00:00 | オーストラリア
Lucy Margaux Sans Sulphite Pinot Noir 2015
Lucy Margaux Sans Sulphite Pinot Noir 2015
ルーシー マルゴー ピノ ノワール サン サルファイト[2015]≪お一人様1本限り≫  Lucy Margaux Pinot Noir Sans Sulfites[2015]

ルーシー マルゴー ピノ ノワール サン サルファイト[2015]≪お一人様1本限り≫  Lucy Margaux Pinot Noir Sans Sulfites[2015]の詳細


   




2015年。アントン クロッパーにとって新たなる挑戦がスタートしました。それは一切の硫黄を使用しないワイン作り。元々畑で銅を使用する事はありませんでしたが、畑の段階から硫黄も銅も(要はボルドー液も当然)使用せずにボトリングまで到達させるプロセスを早期リリースの全ボトルへと施す様になったのです。

ジャスパー ヴィンヤードのオーガニック フルーツが持つポテンシャルを生かす為に挑戦を始めた2015年からの新コンセプトです。

ジャスパー ヴィンヤードはアデレードヒルズの中でも、谷と谷の間に位置している穏やかなエリア。過度な日当たりが無い故に、育つフルーツには適格な酸が備わっており、しかもブルーベリーやカシス等も自生する野性味溢れる環境が整っています。

収穫されたフルーツはホールバンチプレスされた後に古樽で発酵熟成されます。二酸化硫黄を使用出来ない為に雑菌の繁殖にはいつも以上に気を遣い、それを防いだと言います。特に浮き上がった果房を沈めるピジャージュはアントンの好みではありませんが、一日に数回。一週間続けました。さもなくば樽の上面に浮き上がった皮や茎が乾燥し、バクテリアの温床となってしまうからです。

「なかなか骨が折れたプロセスも終わってしまえば美しい思い出だと思える。特に意図していたよりも遥かに主張する果実味は、俺のワイナリーが世界で最も汚れた場所だって事を飲み手に思い起こさせない位に綺麗なんだ」と悪戯っぽく語るアントン。彼の進化は止まりません。
Lucy Margaux Pinot Noir Sans Sulfites[2015]
Vineyard Locations:オーストラリア/アデレードヒルズ
Varieties: ピノノワール 
Bottle Size:750ml
Category:赤
オンラインワッシーズより)





ルーシー・マルゴー
料理人としてホスピタリティ マネジメントのキャリアをスタートさせたアントン ファン クロッパーですが、10年以上に渡るその経験の中で多くの偉大なワインに出会い感化されたことから、自らの手でブドウ造りをする意思を固めました。アデレード大学で醸造学と農業科学を学び、首席で大学を卒業し学位を取得しました。

大学卒業後はしばらく世界中を旅しながら、ドイツ、ニュージーランドそしてアメリカのオレゴン州でワイン造りに携わりました。幸運なことにワイン造りに対する概念を打ち破るような機会を与えてくれた多くのワインメーカーと働くことが出来、オレゴンのドメーヌ セリーヌで働いていた頃には、偉大なワインとは、ブドウが生まれ育った環境や畑の声を表現するもので、その表現を損なうような醸造からは退屈なワインしか生まれないという考えに至っていました。

アントンは優れたワインメーカーはブドウ畑の一区画毎の違いや声に耳を傾け、熟知していなければならないと思っているのです。

ルーシー・マルゴー
アントンは2002年に妻のサリー、娘のルーシー マルゴーと共に、アデレード ヒルズの16エーカーのチェリー果樹園を購入し、自らのワイナリーを立ち上げました。

アントンとサリー、娘のルーシー マルゴーが目指すのは自らの個性と共生する自然を表現するワインです。それを最高レベルで達成するために、人工・自然にかかわらず酵母、バクテリア、酸、糖など一切の添加物を加えません。アントン曰く、ワインメーカーは芸術家になるのか化学者になるのかを選ぶことが出来る、と。彼は、ワイン造りは職人の手工芸品だと信じており、アントンの下す全ての決断は、ワインが持つ真のアイデンティティを発揮させることを目的に、ワイングラスと伝統的な手法に助けを借りてなされているのです。

アントンはジェームズ アースキン(ヤウマ)、トム ショブルック(ショブルック)、サム ヒューズ(オーストラリア ナチュラル ワイン界の第一人者:故人)と共にオーストラリアで最も革新的な新世代ワインを作る“ザ ナチュラル ワイン セオリー”にも属しており、今世界で最も注目を浴びるアーティストなのです。
東洋肉店より)






(*)湘南ワインセラーよりオーストラリアナチューレ3本セット15,000円にて購入。6,480円。


Jumpin Juice Patrick Sullivan 2014

2016-01-31 00:00:00 | オーストラリア
Jumping Juice Patrick Sullivan 2014
Jumping Juice Patrick Sullivan 2014
パトリック サリヴァン

パトリック サリヴァン

パトリック サリヴァン
ヒースコートのブドウ農園で生まれたパトリックサリヴァン。ブドウやワイン囲まれて幼少期を過ごした彼は順風満帆でアカデミックな人生を送り
、品行方正で行儀の良い青年となり、洗練の極みともいえるワインを作る天才です・・・

なんて大嘘です。

彼は我々日本のワイン業界人が考えも及ばないクソガキです(笑)

アデレード大学とメルボルン大学を卒業し醸造学を学ぶに至るまで彼は牛や豚、羊の畜殺場で働いていました。

ロンドンでワインにのめり込みオーストラリアへ帰国。学位を取得した現在、彼の口から飛び出てくるのは刺激的というか風刺的というかというか、とにかく衣が着せられていない剥き出しの感情です。

パトリック サリヴァン
「醸造学なんて必要ないよ。

畑で何お行うかが重要であって栽培能楽の方がよほど大切なんだ。

ワイン作りなんてシンプルなもんで、発酵槽に葡萄をぶち込む。発酵が終わって不快なにおいがしなければそれでオッケーさ」とのたまいます。

現在はサウザンドキャンドルズ農園で葡萄の管理を全て一手に引き受け、自身の名前でもワイン作りを楽しみ、シーズンオフにはボージョレやシシリーでビンテージに参加。

彼が作るワインはロンドンのナチュラルワインバー「テロワール」でも大人気の銘柄であり、いよいろ世界のスターダムに伸し上がってきた感さえあります。

オーストラリアの風来坊。
パトリックから目が離せません!
東洋肉店より)








パトリック サリヴァン ジャンピング ジュース ハーフ フル NV(750ml) Patrick Sullivan Jumping Juice Half Full NV

ジャンピング ジュースはパトリック サリヴァンのフリー スピリットが生み出す魔法の液体。驚く程スムーズで、飲み手の細胞レベルにまで浸透していくのではと思わせる魅力があります。

実は昨年パトリックはこのジャンピン ジュースをリリース出来ませんでした。ランブルスコやサウザンド キャンドルズといったウィリアム ダウニーとの共同作品で周囲の度肝を抜いたパトリックですが、一向に鎮まる気配を見せないオーストラリアのバブル経済と、高まるニーズに対して高騰を続けるオーガニックのブドウ単価には手の施しようが無かったのです。結果として2014年にジャンピン ジュースは作られる事がありませんでした。

果たしてパトリックは自身の夢を実現する為に、苦しみの最中に大きな一歩を踏み出しました。多額の借金を背負う覚悟で自分自身の農園を持つ事にしたのです。

今回リリースするジャンピン ジュースは以前リリースした作品とは違ったアプローチで作られています。マルチビンテージのピノ ノワール・シラー・モスカート ジャッロ・ソーヴィニヨン ブラン・マルベックを別々に醸造して最後にブレンドしており、「赤ワインに見える白ワイン」がコンセプト。

「リリースする度にブドウ品種を変更してマーケットを混乱に陥れてやる」と悪戯っぽくパトリックは笑っていますが、なかなかどうして一筋縄ではいかないワインである事に変わりは無い様です。
Patrick Sullivan Jumping Juice Half Full NV
Vineyard Locations:オーストラリア/ヴィクトリア州
Varieties: ピノ ノワール、シラー、モスカート ジャッロ、ソーヴィニヨン ブラン、マルベック
Bottle Size:750ml
Category:赤
オンラインワッシーズより)





ジャンピン・ジュース [N.V] パトリック サリヴァンPatrick Sullivan Jumpin'Juice

赤・750ml
ピノ・ノワール、シラー、モスカート・ジャッロ、ソーヴィニヨン・ブラン、マルベックのブレンド。
ジャンピング ジュースはパトリック サリヴァンのフリー スピリットが生み出す魔法の液体。驚く程スムーズで、飲み手の細胞レベルにまで浸透していくのではと思わせる魅?があります。
実は昨年パトリックはこのジャンピン ジュースをリリース出来ませんでした。ランブルスコやサウザンド キャンドルズといったウィリアム ダウニーとの共同作品で周囲の度肝を抜いたパトリックですが、?向に鎮まる気配を?せないオーストラリアのバブル経済と、高まるニーズに対して高騰を続けるオーガニックのブドウ単価には手の施しようが無かったのです。結果として2014年にジャンピン ジュースは作られる事がありませんでした。果たしてパトリックは自身の夢を実現する為に、苦しみの最中に大きな一歩を踏み出しました。多額の借?を背負う覚悟で?分??の農園を持つ事にしたのです。
今回リリースするジャンピン ジュースは以前リリースした作品とは違ったアプローチで作られています。マルチビンテージのピノ ノワール・シラー・モスカート ジャッロ・ソーヴィニヨン ブラン・マルベックを別々に醸造して最後にブレンドしており、「?ワインに?える?ワイン」がコンセプト。「リリースする度にブドウ品種を変更してマーケットを混乱に陥れてやる」と悪戯っぽくパトリックは笑っていますが、なかなかどうして一筋縄ではいかないワインである事に変わりは無い様です。
(輸入元資料より)






(*)湘南ワインセラーにてオーストラリアナチューレ3本セット15,000円で購入。4,300円。


NOUVEAU Shobbrook Wines 2015

2016-01-30 00:00:00 | オーストラリア
NOUVEAU Shobbrook Wines 2015
NOUVEAU Shobbrook Wines 2015
[2015] NOUVEAU - Shobbrook Wines
ヌーヴォー - ショブルック・ワインズ

■まるでフルーツスープ!?ヌーヴォー ショブルック・ワインズ

【 Shobbrook Wines ショブルック・ワインズ 】
トムショブルックは南オーストアリア州バロッサヴァレーで長年に渡りブドウ農家 を営み続けてきた一族の出身です。
一念発起して2001年から6年間イタリアに渡り、トスカーナ州キャンティのリエチネ を拠点としてヨーロッパの様々なワイナリーで経験を積み、2007年よりワイン造り を開始しました。ブドウの農家の出身だけあり、トムが自らのワインを造り始める 上で最初に手掛けたのは、収穫するブドウ畑全てのプラクティスをビオディナミ による運営に切り替える事でした。ブドウの質がワインの質を決定する最大の 要素であると考えているからです。

次にトムが挑み始めたのは、極力ナチュラルなワイン造りです。 現在ルーシーマルゴーと並んで南オーストラリアのナチュラル御三家と 称賛されています。

 ミディアム・赤

独創的なスタイルで仕上げるムールヴェードル100%の意欲作です。
収穫を終えたばかりの果実をそのまま踏込み、フルーツのスープ 状態にして(除梗せず)ゆっくりと野生発酵。(3週間)
発酵がまだ、若干続いている状態であっても気にせずプレス。
タンクに全てを集め間髪入れず、ボトリングします。
洗練さはありませんが、極上の旨味が詰まったワインです。
アサヒヤワインセラーより)





トム ショブルックは南オーストアリア州バロッサ ヴアレーで長年に渡りブドウ農 家を営み続けてきた一族の出身。

一念発起して2001年から6年間イタリアに渡り、トスカーナ州キァンティのリエチネを拠点としてヨーロッパの様々なワイナリー で経験を積み、07年よりワイン作りを開始しました。

ブドウ農家の出身だけあり、トムが自らのワインを作り始める上で最初に手掛けたのは、収穫するブドウ 畑全てのプラクティスをビオティナミによる運営に切り替える事でした。

ブドウの質がワインの質を決定する最大の要素であると考えているからです。

次にトムが挑み始めたのは極力ナチユラルなワイン造りです。





トム ショブルック
伝統的に完熟さぜ 過ぎる程に果実に凝縮感を持たせるスタイルを重んじてきたバロッサ ヴァレーに於いて必要不可欠な人為的添加要素のありとあらゆるプロセスを拒絶し、唯只管 に自らの哲学を貫き通す彼の姿に対する否定的な意見は当時非常に大きなもの だったと言います。

「気が狂ってる」等と言った余り好ましくない意見に耳もくれず、トムは自分が信じた道を邁進して来たのです。

現在ルーシー マルゴーと並んで南オーストラリアのナチュラリスト御三家と称賛 されているトム シヨブルック。奇しくも同じ年に同じアプローチでワイン作りをスタートした2人。設立当初はお互いを意識する余りに激しいライバル関係にあっ た2人。今となっては貰賛しあいながら刺激を与え合う2人。

ショブルックがスターダムに伸上る日はきっと近いです。
東洋肉店より)





ヌーヴォー・2015(赤)


<インポーター:ワインダイヤモンズさんの資料より>
『ヌーヴォー・2015』
ヌーヴォーショブルックが独創的なスタイルで仕上げるムールヴェードル100%の意欲作。自身の畑があるセペルツフィールドでは「決して濃厚で漆黒のムールヴェードルはここでは育つ事が無いんだ」と語るトムが、その果実が持つ個性を単純に引き出す事を理想として作り上げています。

醗酵を行うのは、手作業で収穫して果実を集めるタンク。複数種ありますが平均的に900L大のマクロプラスティックに果実が入れられた状態のままトムが飛び込みます。要は収穫を終えたばかりの果実をそのまま踏み込み、フルーツのスープ状態とするわけです。故に除梗も無い状態でそのままゆっくりと野生醗酵。3週間ほど何もせずに放置します。

醗酵がまだ若干続いている状態であっても気にせずプレス。タンクに全てを集め間髪入れずにボトリング。このキュヴェには洗練の欠片もありません。しかしボトル内には極上の旨味があり、そしてそのキャラクターはムールヴェードル種が持つ既成概念的味わいとは全くかけ離れた驚くべき個性を秘めています。

若いうちにリリースする新酒、そしてムールヴェードル種の新しいスタイル。言葉遊びが好きなトムが「ヌーヴォー」と名付けたフルーツスープです。

Shobbrook Wines ショブルック・ワインズ

トム ショブルックは南オーストラリア州バロッサヴァレーで長年に渡りブドウ農家を営み続けてきた一族の出身。一念発起して2001年から6年間イタリアに渡り、トスカーナ州キャンティのリエチネを拠点としてヨーロッパの様々なワイナリーで経験を積み、2007年よりワイン作りを開始しました。ブドウ農家の出身だけあり、トムが自らのワインを作り始める上で最初に手掛けたのは、収穫するブドウ畑全てのプラクティスをビオディナミによる運営に切り替える事でした。ブドウの質がワインの質を決定する最大の要素であると考えているからです。

次にトムが挑み始めたのは極力ナチュラルなワイン造りです。伝統的に完熟させ過ぎる程に果実に凝縮感を持たせるスタイルを重んじてきたバロッサヴァレーにおいて必要不可欠な人為的添加要素のありとあらゆるプロセスを拒絶し、唯只管に自らの哲学を貫き通す彼の姿に対する否定的な意見は当時非常に大きなものだったと言います。「気が狂ってる」等と言った余り好ましくない意見に耳もくれず、トムは自分が信じた道を万進してきたのです。

現在ルーシー・マルゴーと並んで南オーストラリアのナチュラリスト御三家と賞賛されているトム・ショブルック。奇しくも同じ年に同じアプローチでワイン作りをスタートした2人。設立当初はお互いを意識するあまりに激しいライバル関係にあった2人。今となっては賞賛しあいながら刺激を与え合う2人。

ショブルックがスターダムに伸上る日はきっと近いです。
Vin Nature Soutoより)





(*)湘南ワインセラーよりオーストラリアナチューレ3本セット15,000円で購入したうちの1本。4,536円。


Danby Grenache Shiraz Jauma 2014

2015-12-14 00:00:00 | オーストラリア
Danby Grenache Shiraz Jauma 2014
Danby Grenache Shiraz Jauma 2014 Part1
ヤウマ
何か、新しいワインの味わいの発見をお求めの愛好家の皆様!!!
ワイン業界の中でも、新しいひとつの時代が到来しています!!!!!
それは、南半球の自然派ワイン。
以前、オーストラリアに長期滞在していたことがありますが、まさか、あのオーストラリアの地で、ナチュールなワインの世界が広がっているとは。。。。驚きを通り越して唖然としました。

しかし、この新しい味覚の発見には非常にワクワクしますよ!!!!!
しかも、現地でもリリースと同時に完売、日本でもすべて割り当てでほんのわずかしか入荷してこないレアものなのです!
2006年にオーストラリア最優秀ソムリエに輝いたジェームス・ダンビーアースキンは、その栄冠に輝いた直後にソムリエを辞め、自らのワインを造り出すために動き始めました!
周囲の人たちは「まさか・・」と驚いたそうです!

フランス・イタリア・スペイン・オーストリア・ドイツで研鑽を積みながら本当に自身が作りたいと思うスタイルに辿り着く訳ですが、ジェームスのスタイルは今、正に世界中でインパクトを与えています。
ちなみにヤウマとはラテン語でジェームス。
ジェームスは、ナチュラル・セレクション・セオリーの設立メンバーの一人でパッションの塊みたいな人物です。

ダンビー・グルナッシュ・シラー[2014]ヤウマ【オーストラリア 赤ワイン 自然派ワイン】

湘南ワインセラー的に只今「ハマって」おります!
とってもワクワクしますよ!!!!!
 産地  オーストラリア
 
 種類  赤ワイン
 フルボディ
 品種  グルナッシュ、シラーズ

息子の名前を冠した『ダンビー・グルナッシュ・ シラー』。
【ヤウマ】のワインは、シンプルに美味しくって、飲むと笑顔になれる楽しさがあります。堅苦しさがなく、ハッピー!まあそれがオーストラリアらしいのですが、お国柄、国民性が反映さ れています。完全にフランスとは違いますね(笑)

今回の作品は「アレッサ・シラーズ」と比べるならば、ジューシーさが満開!!!!!!!!ビオだからこその超・ジューシーな果実味に、シラーズのいい感じのスパイスと野性味が混ざった【ヤウマ】節がボトルにたっぷりと詰まったワインです。
湘南ワインセラーより)




JAUMA / DANBY GRENACHE SYRAH 2014
オーストラリア サウス・オーストラリア
品種: グルナッシュ 95% シラー 5%

ナチュラル

(以下インポーター資料より)
ヤウマについて:
ヤウマはジェームス、デニス、ダンビーという3人のアースキン ファミリーが南オーストラリア州で手掛ける手作りのナチュラルワインです。ワイナリーの名前は、ジェームスが随分と昔にスペイン カタルーニャ州のプリオラートで出会ったヤウマと言う創造的な若いワインメーカーの名前にインスピレーションを受けたものです。ヤウマはカタラン語で言うと『ジェームス』を意味しています。

セラーでは全てのそれぞれのワインを野生発酵でつくり、酵母も酵素も、清澄濾過剤、酸、タンニン等何も加えません。フィルターも清澄もせず、酸化防止剤も、ボトリング時に僅かに加える以外は添加しません。セラーは地下何階かに別れているので、ポンプをつかうことなく、すべて自然の重力でワイン作りをする事が可能です。技術的な機械を使用するよりもブドウ畑の意志に導かれ自分達の味覚を信じてワイン造りを行い、ナチュラルなワインを造る事は、それぞれの畑の本質と家族の創造的なエネルギーの両方を満たす事となるのです。
ロックス・オフより)



Danby Grenache Shiraz Jauma 2014 Part2



(*)湘南ワインセラーより購入。◆メルロ [2014] ルーシー・マルゴー   ◆ダンビー・グルナッシュ・シラー[2014]ヤウマ   ◆パブ・ランブルスコ[NV]パトリック・サリヴァン(500ml)の3本セットで13000円。単品だと5,400円。


Pab Lambrusco Patrick Sullivan NV

2015-12-13 00:00:00 | オーストラリア
Pab Lambrusco Patrick Sullivan NV
Pab Lambrusco Patrick Sullivan NV
パトリック・サリヴァン

本日の「パブ・ランブルスコ」もデイリー価格での登場となります!!!
『パトリック・サリヴァン』と『ウィリアム・ダウニー』の2人によるコラボ作品となる「パブ・ランブルスコ」。

オーストラリアの風来坊と呼ばれる『パトリック・サリヴァン』。
一方の『ウィリアム・ダウニー』がキーパーソンとなりますが、29歳でオーストラリア最優秀醸造家の栄冠に輝いた人物です!
なんと、2001&2002年にはドメーヌ・フーリエでワイン造りをしていました。
その後、2003~2005年にはユベール・リニエにて。

2つのドメーヌのその殆どのワインを造ったという人物なのです!!!!

あの素晴らしかった02のフーリエを造っていたとは!!!!!!!!!
これには驚きを通り越して、即飲みたくなりました(笑)

現在彼自身のオリジナルのワインは1万円クラスのピノ!!
これはまたいつか実践練習(試飲)後にご案内したいと思います!

すばらしい栄光を得た『ウィリアム・ダウニー』ですが、彼への風当たりは並大抵では無く「嫉妬」「妬み」の最たる対象になっているそうなのです。
今回入荷した「パブ・ランブルスコ」も2015年は1本も造れませんでした(涙)。

近くのとあるワイナリーが元々畑を所有していた人に根回しをし、全てのランブルスコを根こそぎ独占収穫・・・。
ウィリアムとパトリック・サリヴァンは途方に暮れ、来年以降二度とランブルスコを造れないのではないかというショックで悲しみに苛まれています。
先日来日していたブルゴーニュの『アニェス・パケ』もありえない不遇を語っていましたが、小さな生産者はどの国に於いても色々な壁にブチ当っているのです。
そんな中で造られた「パブ・ランブルスコ」!!
2015年は造られません・・・もしかすると本当に最後のリリースとなるかも知れない(多分そうなるんだと思います)

パブ・ランブルスコ[NV]パトリック・サリヴァン(500ml)【オーストラリア 赤ワイン 自然派ワイン】

ブルゴーニュ仕込みの技が光る?!!
このエキス感はデイリーの域を超えています!!
 産地  オーストラリア
 
 種類  赤 微発泡ワイン
 ミディアムボディ
 品種  ランブルスコ

赤系のフレッシュな甘酸っぱいベリーのグビグビ系、微発泡!!シュワシュワさと心地よい酸味で即グラスが空になります(笑) なんて不思議なワインなんでしょう!葡萄のエキスが詰まったカジュアルワイン。このエキスの出し方はちっと他とは違いますね・・・これがフーリエ、リニエでの修業経験を物語っているのか・・・。デイリーワインとしては異例のエキスです!

パブとはPatrick and Billの略。サンザンドキャンドルズ農園で共に働くウィリアムダウニーの愛称であるBillがキーワードです。要はこのワインはパトリックとビルの共作ワインで、どうしようもないダジャレと皮肉がたっぷりこめられたバイオレントなキュヴェなのです。

ブドウはグラスパロッサ。マレーダーリンというヴィクトリア州南東に位置するこのエリアは本来イエローテイルを生産するために大量の低価格ブドウが栽培されているエリアで、誰も見向きもしません。そもそも高品質ワインを作る為の畑では無いと、誰しもが思っていたわけです。

パトリックは樹齢とポテンシャルが高いブドウと畑を探し求めており、このグラスパロッサを発見したときは思わず小躍りしたそうです。何しろ10年以上手つかずに放置されていた畑で、誰も収穫しないどころか、そこには接ぎ木されていないだけでなく一切の化学薬品が使用されていない最高の条件が整っていたのですから。

SO2を全く使用せずに生まれるこのランブルスコは500mlの中瓶。「Tabっていうコーラのパロディだからね。これで良いんだよ」とはパトリックの弁。興味のある方は是非Tabでググってみることをお勧めします。
※生産したのは間違いなく2014ですが本年からN.Vとなりました。
湘南ワインセラーより)




(*)湘南ワインセラーより購入。◆メルロ [2014] ルーシー・マルゴー   ◆ダンビー・グルナッシュ・シラー[2014]ヤウマ   ◆パブ・ランブルスコ[NV]パトリック・サリヴァン(500ml)の3本セットで13000円。単品だと3,240円。


Domaine Lucci Merlot 2014

2015-12-12 00:00:00 | オーストラリア
Domaine Lucci Merlot 2014
Domaine Lucci Merlot 2014
ルーシー・マルゴー

『ルーシー・マルゴー』は、 元シェフであるアントンファンクロッパーが 娘の名前を冠して設立したワイナリー。
彼の生み出すワインは 現在オーストラリア国内にとどまらず世界中でセンセーションを巻き起こしています。
収穫された葡萄はすべて野生酵母で発酵。
温度コントロールも行わないために出来上がる ワインは毎年味わいが違います。
加えて毎年収穫されるブドウの味わいによって ブレンドやキュヴェを造り変えるために、 同じスタイルのワインがほとんど作られません。
補酸も補糖も行いません。清澄剤やエンザイムといった 添加物も一切使用しません。
醸造中もSO2も一切使用しませんが、 ボトリングの際には35ppmの極わずかな量だけSO2を使用します。
(これはもちろん赤道を越えて日本に輸入する上で最低限の責任量だとアントン自身は言っています。)

彼のスタイルはあくまで「あるがまま」。

ピュアで身体に染み入るような優しさが印象的です。
湘南ワインセラーより)





ルーシーマルゴーはアントンファンクロッパーが愛娘ルーシーマルゴーの名前を冠して設立したワイナリーです。元シェフにしてアデレード大学醸造家の主席レベルで卒業した天才。彼が生み出すワインは現在オーストラリア国内にとどまらず世界中でセンセーションを巻き起こしています。

糖度計やその他の機械類で測定された数値には一切頼らない彼のワイン造りはシンプル。収穫期には毎日10kg近くブドウを食べるという程に果実の味わいから齎されるインスピレーションこそが彼のワインのスタイルを決定するのです。

収穫された葡萄はすべて野生酵母で発酵。温度コントロールも行わないために出来上がるワインは毎年味わいが違います。加えて毎年収穫されるブドウの味わいによってブレンドやキュヴェを造り変えるために、同じスタイルのワインがほとんど作られません。補酸も補糖も行いません。清澄剤やエンザイムといった添加物も一切使用しません。醸造中もSO2も一切使用しませんが、ボトリングの際には35ppmの極わずかな量だけSO2を使用します。(これはもちろん赤道を越えて日本に輸入する上で最低限の責任量だとアントン自身は言っています。)

彼のスタイルはあくまで「あるがまま」。ワインを飲むと彼の奇人的外見とは裏腹に、ピュアで身体に染み入るような優しさが印象的です。

Anton van Klopper got started in cookery and hospitality management, but after 10 years of exposure to great wine, it was time to get his hands dirty. He graduated with first class honours from the University of Adelaide, with a Bachelor’s degree in Agricultural Science, Oenology.

Anton spent the next several years travelling the world, working vintages in Germany, New Zealand and in Oregon, USA. “I was lucky enough to work with many winemakers who challenged my conceptual ideas of winemaking. By the time I was at Domaine Serene (Oregon), I understood that all great wines express where they are from and anything that steals from that expression makes for dull wine. A good winemaker must have an intimate knowledge of every part of the vineyard.”

In 2002, with wife Sally and daughter Lucy, Anton purchased a 16-acre cherry orchard and began creating their own “Domaine” in the Adelaide Hills. “We aim to produce wines that express themselves. To achieve this at the highest level I would never consider adding yeast, bacteria, acid, sugar or any of the other artificial or natural additives. A winemaker can choose to be an artist or a chemist. I believe that winemaking is a craft; all our decisions are made with the aid of a wine glass and traditional skills, with the aim of developing the wines true identity.” Anton, along with James Erskine (Jauma) Tom Shobbrook (Shobbrook, Didi) and Sam Hughes form The Natural Wine Theory group, which is making some of Australia’s most innovative new age wines.



アントン ファン クロッパーは心の通ったハグと豪快な笑いで我々を迎えてくれるんだ。彼は自分と、ナチュラル ワイン セオリー のワインに新たなリリースがある度に自らの狩猟話を交えながら、ワイナリーに遊びに来た地元のソムリエやワイン愛好家たちにゆっくりとワインを振る舞う。自らの手で狩った獲物をさばき、仕込み、ワインと共に提供する。言わばジビエのお祭りだ。アントンは自分のワイナリーを立ち上げる前はシェフだったから、そんな作業は当然お手の物ってわけなんだ。

ルーシー マルゴー ワインの中でも、ドメーヌ ルッチは彼が作る最高級ワインに使用するようなブドウとは違うブドウを使っている。でもそれは、訪れる人を暖かく迎え入れるようなぬくもりと素朴感がある。畑だって、そこでワインを飲み続けたくなるような雰囲気がある牧歌的な場所なんだ。アントンのワインは、必ずしも自社畑で収穫するブドウから造られているのではなく、契約農家が丹精込めて育てた多くの単一クリマのピノ ノワールから造られている。それは「場所は味わいによって定義されるもので、線で引かれた区画に限定されるものではない」というアントンの言葉を象徴しているんだよ。

Anton van Klopper got started in cookery and hospitality management, but after 10 years of exposure to great wine, it was time to get his hands dirty. He graduated with first class honours from the University of Adelaide, with a Bachelor’s degree in Agricultural Science, Oenology.

Anton spent the next several years travelling the world, working vintages in Germany, New Zealand and in Oregon, USA. “I was lucky enough to work with many winemakers who challenged my conceptual ideas of winemaking. By the time I was at Domaine Serene (Oregon), I understood that all great wines express where they are from and anything that steals from that expression makes for dull wine. A good winemaker must have an intimate knowledge of every part of the vineyard.”

In 2002, with wife Sally and daughter Lucy, Anton purchased a 16-acre cherry orchard and began creating their own “Domaine” in the Adelaide Hills. “We aim to produce wines that express themselves. To achieve this at the highest level I would never consider adding yeast, bacteria, acid, sugar or any of the other artificial or natural additives. A winemaker can choose to be an artist or a chemist. I believe that winemaking is a craft; all our decisions are made with the aid of a wine glass and traditional skills, with the aim of developing the wines true identity.” Anton, along with James Erskine (Jauma) Tom Shobbrook (Shobbrook, Didi) and Sam Hughes form The Natural Wine Theory group, which is making some of Australia’s most innovative new age wines.
オンラインWassy'sより)



ルーシー マルゴー
料理人としてホスピタリティ マネジメントのキャリアをスタートさせたアントン ファン クロッパーですが、10年以上に渡るその経験の中で多くの偉大なワインに出会い感化されたことから、自らの手でブドウ造りをする意思を固めました。アデレード大学で醸造学と農業科学を学び、首席で大学を卒業し学位を取得しました。

大学卒業後はしばらく世界中を旅しながら、ドイツ、ニュージーランドそしてアメリカのオレゴン州でワイン造りに携わりました。幸運なことにワイン造りに対する概念を打ち破るような機会を与えてくれた多くのワインメーカーと働くことが出来、オレゴンのドメーヌ セリーヌで働いていた頃には、偉大なワインとは、ブドウが生まれ育った環境や畑の声を表現するもので、その表現を損なうような醸造からは退屈なワインしか生まれないという考えに至っていました。アントンは優れたワインメーカーはブドウ畑の一区画毎の違いや声に耳を傾け、熟知していなければならないと思っているのです。

アントンは2002年に妻のサリー、娘のルーシー マルゴーと共に、アデレード ヒルズの16エーカーのチェリー果樹園を購入し、自らのワイナリーを立ち上げました。アントンとサリー、娘のルーシー マルゴーが目指すのは自らの個性と共生する自然を表現するワインです。それを最高レベルで達成するために、人工・自然にかかわらず酵母、バクテリア、酸、糖など一切の添加物を加えません。アントン曰く、ワインメーカーは芸術家になるのか化学者になるのかを選ぶことが出来る、と。彼は、ワイン造りは職人の手工芸品だと信じており、アントンの下す全ての決断は、ワインが持つ真のアイデンティティを発揮させることを目的に、ワイングラスと伝統的な手法に助けを借りてなされているのです。アントンはジェームズ アースキン(ヤウマ)、トム ショブルック(ショブルック)、サム ヒューズ(オーストラリア ナチュラル ワイン界の第一人者:故人)と共にオーストラリアで最も革新的な新世代ワインを作る“ザ ナチュラル ワイン セオリー”にも属しており、今世界で最も注目を浴びるアーティストなのです。

from Ned Goodwin MW:
アントン ファン クロッパーは心の通ったハグと豪快な笑いで我々を迎えてくれるんだ。彼は自分と、ナチュラル ワイン セオリー のワインに新たなリリースがある度に自らの狩猟話を交えながら、ワイナリーに遊びに来た地元のソムリエやワイン愛好家たちにゆっくりとワインを振る舞う。自らの手で狩った獲物をさばき、仕込み、ワインと共に提供する。言わばジビエのお祭りだ。アントンは自分のワイナリーを立ち上げる前はシェフだったから、そんな作業は当然お手の物ってわけなんだ。


ルーシー マルゴー ワインの中でも、ドメーヌ ルッチは彼が作る最高級ワインに使用するようなブドウとは違うブドウを使っている。でもそれは、訪れる人を暖かく迎え入れるようなぬくもりと素朴感がある。畑だって、そこでワインを飲み続けたくなるような雰囲気がある牧歌的な場所なんだ。アントンのワインは、必ずしも自社畑で収穫するブドウから造られているのではなく、契約農家が丹精込めて育てた多くの単一クリマのピノ ノワールから造られている。それは「場所は味わいによって定義されるもので、線で引かれた区画に限定されるものではない」というアントンの言葉を象徴しているんだよ。

今、世間を賑わせてるこのワインをぜひ試してもらいたいんだ。メリハリがあって、快活で。そして新鮮でファンキーな彼のワインは今地球上で最も熱いワインの一つだよ!
www.lucymargauxvineyards.com
winediamondsより)



Domaine Lucci Merlot
$28
She is a black inky wine without the trickery of new oak. I know there are lot of weedy merlots out there and this has given the variety a bad reputation. However, this is a truly noble variety and when done right merlot should be big and masculine, but still remain soft and delicate. Our Merlot fits this mould, it is more black than red, with intense blood plum flavours and nuisances of cinnamon, cardamom and aniseed. The palate is huge with persisting velvety tannins; these tannins are the rest place for this intensely big bodied wine. It is a beast!
(ルーシーマルゴーのサイトより)




ルーシー マルゴー ドメーヌ ルッチ メルロー [2013]
ブドウは南オーストラリアアデレードヒルズのホープフォレストと呼ばれるサブリージョンにあるマグパイスプリングスヴィンヤード産。標高450mにある砂泥が主質のローム層に鉄石土壌が覆っており、スロープが無い丘の上部にある特殊な畑です。

「メルロって品種は昔から伝統的に高級品種として扱われて来たブドウなんだ。俺が作るメルローだってその例外じゃあないよ」とアントン談。数あるルッチワインの中でも意図的に50%も新樽を使用して熟成させています(単純に、珍しく今年新しい樽を多めに購入したからだと指摘する隣人もありますが。)

収穫したメルロは除梗せずにセニエを取ります。500リットルの開放槽で自然発酵。果房は当然表面に浮き上がって来ますが、表面が完全に乾燥してしまわない1日に1度だけ自らの手を使い、深く沈めてやるそうです。果皮はそのまま11週に渡り、醸しを続けました。

無理にプレスした果汁を使用しない為にほぼフリーランジュースのみで作られており、アントン独特の溢れる果実感は健在。ラベルと味わいのパラドックスが最も大きなキュヴェと言えるでしょう。
Lucy Margaux Domaine Lucci Merlot [2013]
Vineyard Locations:オーストラリア/サウスオーストラリア
Varieties: メルロー
Bottle Size:750ml
Category:赤
Wine Score:
ワインアドヴォケイト:-点
スペクテイター:-点
Awards: -
(アマゾンより)




[2013] Lucci Merlot - Lucy Margaux
ルッチ・メルロ - ルーシー・マルゴー

■【 Lucy Margaux ルーシー・マルゴー 】

 今や、圧倒的な人気です!

料理人としてホスピタリティ マネジメントのキャリアをスタートさせた アントン・ファン・クロッパーですが、10年以上に渡るその経験の中で 多くの偉大なワインに出会い感化されたことから、自らの手でブドウ造り をする意思を固めました。
アデレード大学で醸造学と農業科学を学び、首席で大学を卒業し学位を取得しました。

大学卒業後はしばらく世界中を旅しながら、ドイツ、ニュージーランドそして アメリカのオレゴン州でワイン造りに携わりました。
幸運なことにワイン造りに対する概念を打ち破るような機会を与えてくれた 多くのワインメーカーと働くことが出来、オレゴンのドメーヌ セリーヌで 働いていた頃には、偉大なワインとは、ブドウが生まれ育った環境や畑の声 を表現するもので、その表現を損なうような醸造からは退屈なワインしか 生まれないという考えに至っていました。アントンは優れたワインメーカーは ブドウ畑の一区画毎の違いや声に耳を傾け、熟知していなければならないと 思っているのです。

アントンは2002年に妻のサリー、娘のルーシー マルゴーと共に、アデレード ヒルズの16エーカーのチェリー果樹園を購入し、自らのワイナリーを立ち上 げました。
アントンとサリー、娘のルーシー マルゴーが目指すのは自らの個性と共生する 自然を表現するワインです。それを最高レベルで達成するために、人工・自然 にかかわらず酵母、バクテリア、酸、糖など一切の添加物を加えません。
アントン曰く、ワインメーカーは芸術家になるのか化学者になるのかを 選ぶことが出来る、と。彼は、ワイン造りは職人の手工芸品だと信じており、 アントンの下す全ての決断は、ワインが持つ真のアイデンティティを発揮させる ことを目的に、ワイングラスと伝統的な手法に助けを借りてなされているのです。
アントンはジェームズ アースキン(ヤウマ)、トム ショブルック(ショブルック) 、サム ヒューズ(オーストラリア ナチュラル ワイン界の第一人者:故人)と共に オーストラリアで最も革新的な新世代ワインを作る
“ザ ナチュラル ワイン セオリー”にも属しており、 今世界で最も注目を浴びるアーティストなのです。

 ミディアム・赤
ブドウは南オーストラリアアデレードヒルズのホープフォレストと呼ばれる サブリージョンにあるマグパイスプリングスヴィンヤード産。
標高450mにある砂泥が主質のローム層に鉄石土壌が覆っており、スロープ が無い丘の上部にある特殊な畑です。数あるルッチワインの中でも意図的に 50%も新樽を使用して熟成させています。収穫したメルロは除梗せずに セニエを取ります。
500リットルの開放槽で自然発酵。果房は当然表面に浮き上がって来ますが、 表面が完全に乾燥してしまわない1日に1度だけ自らの手を使い、深く沈め てやるそうです。果皮はそのまま11週にわたり醸しを続けます。
無理にプレスした果汁を使用しない為にほぼフリーランジュースのみで作られて おり、アントン独特の溢れる果実感は健在。ラベルと味わいのパラドックスが最 も大きなキュヴェと言えるでしょう。
アサヒヤワインセラーより)




(*)湘南ワインセラーより購入。◆メルロ [2014] ルーシー・マルゴー   ◆ダンビー・グルナッシュ・シラー[2014]ヤウマ   ◆パブ・ランブルスコ[NV]パトリック・サリヴァン(500ml)の3本セットで13000円。単品だと5400円くらい。


The Struie Barossa Torbreck 2011

2015-09-26 00:00:00 | オーストラリア
The Struie Barossa Torbreck 2011
Torbreck Barossa The Struie 2011
<トルブレックについて>
「デイヴィット・パウエルは間違いなく世界で最も素晴しいワインの造り手の一人である。
彼は古いブドウ樹をもつバロッサの畑を見つけ出し、長期にわたりそれらの果実を確実に確保するという人並みはずれて優れた能力をもっている。
トルブレックのワインは向上し続けており、バロッサの古樹からなる熟した果実に、ヨーロッパの繊細さ、エレガンス、バランスを結合させている。
デイヴィッドのトップクラスのワインは確かに高額であるが、その品質を考えたら妥当というしかない価格の、素晴らしい赤ワイン、白ワインを提供している。」 
ワイン・アドヴォケート誌 161号 コメント 2005年10月掲載分より抜粋。

パーカーポイント不動の高得点で注目をあびたトルブレックのワインですが、多方面でファンを増やしています。
2005年ヴィニタリーでアンジェロ・ガイヤらが主催したディナーにて、世界でこれから有望な トップ生産者が10人招かれました。
ギガルやラフォンなど、そうそうたるメンバーの中で、唯一新世界からデイヴィットが選ばれたのです。

そのディナーのブラインド・テイスティングでガイヤは彼のワインを飲み、コート・ロティのワインだと思いこんだ、という逸話があります。

そのワインの素晴しさに感動したガイヤが、今ではトルブレックのイタリアのサプライヤーと なっています。

またオーストラリアの新聞で、オーストラアトップ4のソムリエのうち2人が彼のワインをお気に入りワインとして選んでいます。

トルブレックは全体的に古樹から造られ、驚くほど低収量です。
バロッサヴァレーはフィロキセラの被害を受けず、古樹が残っています。
デイヴィットが古樹の素晴しさをいち早くみつけだし、世界の中でも最も古い畑の1つを所有しています。(最古158年)

2011年のラン・リグはあまり出来が良くなかったため、生産されませんでした。
しかし・・・その葡萄は「スツルーイ」にブレンドされたそうです。
(全部ブレンドされたかはわかりませんが)
言い方を変えるとスツルーイの品質は通常よりも良くなりそうですよね。

例え話をするなら、5大シャトーがその年の出来が悪く、全てセカンドワインに回すようなレベルかもしれませんね。
そう考えると、今回のスツルーイは、非常にお値打ちかつ、ポテンシャルの高いワインになっちゃいますね。そう思って、仕入れました!
スツルーイは、とっても果実味がしっかりしたワインで、フルーツ爆弾とよく表現されますが、本当にボリューム感のあるワインです。
是非、この機会に「スツルーイ」をお買い求め下さいませ。

ザ・スツルーイ[2011]トルブレック
<テクニカルデータ>
標高が高く涼しい地域の畑から産出されるトルブレックのシラーズは、巧みな醸造方法と最適なブレンド比率で濃厚さと力強さを表している。
スツルーイはエデン・ヴァレーの樹齢44年と80年のバロッサのシラーズを使用し、新樽と古樽に18ヶ月熟成させて瓶詰めされる。
2011年のスツルーイには、驚くべき事に100点を獲得したワイン『ラン・リグ』のブドウがブレンドされており、非常にラン・リグに近い味わいとなっており、ラン・リグの1/3の価格で買えると、現在コレクターが探しまわっている1本です。
品種:シラーズ100%(エデン・ヴァレー1/3、バロッサ・ヴァレー2/3)
樹齢:エデンヴァレー約40年、バロッサヴァレー約60年
収量:低収量
熟成:フレンチオークのバリックで18ヶ月(古い樽80%と新樽20%を使用)
収穫:2010年3~4月

<パーカーポイント 92+点>
ガーネットの様な紫色。
2011年のスツルーイはバロッサ・ヴァレーとエデン・ヴァレーのブレンド。
黒カラント、黒プラム、桑などがたっぷりと香る。
その背景には黒コショウ、粘土、スパイス、そしてプロヴァンスのハーブが感じられる。
ブラックベリーなどの黒果実が口の中で溢れるように広がり、フルボディで緊張感のある質感を持っている。
しっかりとした力強いタンニンと切れのある酸がほんの少しハーブの風味を伴うフィニッシュへ長く続く。
今から2022年が飲み頃。
ワイン・アドヴォケート211号 2014年2月より抜粋。


<ワイン・スペクテーター誌 90点>
ブルーベリーとブラックベリーの豪華な味わいと香り豊かな白コショウが表れている。
引き締まったタンニンが背景にあるシラーズ。
今から2020年が飲み頃。
ワイン・スペクテーター 2014年8月31日号より抜粋。
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種類 赤ワイン
生産地 オーストラリア/バロッサ・ヴァレー
品種 シラー…100%
味わい フルボディ
容量 750ml

★2011年はラン・リグが生産されずスツルイにブレンドされています!
お手軽ワイン館より)





(*)お手軽ワイン館より購入。6,998円。


Penfolds Grange South Australia Shiraz 1997

2015-06-01 00:00:00 | オーストラリア
Penfolds Grange South Australia Shiraz 1997
Penfolds Grange South Australia Shiraz 1997
ペンフォールド・“グランジ”[1997]年・蔵出し限定品・ペンフォールド社元詰・正規代理店輸入品
Penfolds “Grange” [1997] Penfolds South Australia
入手困難!最高級オーストラリア産フルボディ辛口赤ワイン愛好家大注目!オーストラリア最高級!最高峰!ワイン!!ペンフォールド社だけでなく、全オーストラリアを代表する最高級赤ワイン“グランジ”!フルフレーヴァー!フルボディ!このパワフルなフルボディ赤ワインは、数十年に渡って熟成の坂を上昇し続ける、驚異的な寿命を誇る究極フルボディ辛口赤ワイン!しかも希少!で入手困難な18年熟成!バックヴィンテージ!ロバート・パーカー氏は満点5つ星★★★★★生産者に挙げ、なんと!この[1997]年でパーカー自ら驚異の94点(今~2022年)(WA143号)!ワインスペクテーター誌でも驚異の92点獲得!しかも“Collectibles”に選出!!スティーブン・タンザーのインターナショナルワインセラーでも驚異の93点で絶賛(2002年7-8月号)!シラーズ96%、カベルネ・ソーヴィニヨン4%をホワイトオーク100%で驚異の20ヶ月熟成で造られる大人気“グランジ”!オーストラリア・フルボディ辛口赤ワインの最高級!最高峰ワインが貴重なバックヴィンテージで限定少量入荷!
ペンフォールド “グランジ”[1997]年 蔵出し限定品 ペンフォールド社元詰 正規代理店輸入品


ロバート・パーカー5つ星生産者で、この1997年のグランジでワインアドヴォケイト誌驚異の94点!
ワインスペクテーター誌92点獲得!
しかも“Collectibles”に選出!
インターナショナルワインセラー93点!
全オーストラリアを代表する最高級!最高峰赤ワイン“グランジ”


ヒュージョンソン氏はペンフォールドについて
「着実にオーストラリアで最良の赤ワインを産する。ここのグレインジ(以前はグレインジ ハーミテージと呼んでいた。)は当然4つ星★★★★」と「ポケットワインブック」でコメントしています。


ペンフォールド 4代目 チーフワインメーカー、ピーターゲイゴ氏
オーストラリアを代表するワイナリー「ペンフォールド」の品質最高責任者。
数学・科学教師から転進、南オーストラリア州立大学ローズワーシィ校で醸造博士号を取得し、1989年にペンフォールドのチームに加わる。ワイン生産現場を経験し、1993年に赤ワインの担当となり当時のチーフワインメーカー、ジョン・デュヴァル氏と共に「グランジ」をはじめとする各種ワインづくりに携わる。2002年に、長年の友でもあり同僚であるデュヴァル氏からチーフワインメーカーを引継いだ。
ピーターはペンフォールドワインスタイルの伝統を引き継ぐとともに、新しい分野の開拓にも意欲的に取り組んでいる。「我々の葡萄畑はオーストラリアのプレミアム葡萄生産地各地に点在しており、これがヴィンテージによって起こる変化の度合を軽減することを可能にしています。私はペンフォールドワインの品質とスタイルを守り、そして新しいワインのスタイルを開発してきました。とてもエキサイティングな仕事です。」
ピーターは世界各地を巡って多くのワインを試飲し議論を重ねることにより、視野を広げ、新しいワイン作りへのチャレンジを続ける。「自分の好みのワインを飲むことだけにとらわれては危険です。他の土地や国で何が起こっており、良きライバル達が何をしているかを把握していないといけません。自分の到達点を設定するベンチマークを持っていないといけないし、なにより、私は新しい(そして古くからの)ものに挑戦することが大好きなのです!」
ワイン専門家であるパトリック・アイルランドとの共著を3冊上梓。彼の著書や世界各国のワイン生産地を訪れることを通して、オーストラリアワイン、そしてペンフォールドワインの普及と紹介を行ってきた。
「グランジ」の生みの親であるマックス・シューバート、そしてドン・ディッター、ジョン・デュヴァルに次ぐペンフォールド社のチーフワインメーカーとして、グランジの系譜―伝統と挑戦―を引継ぐ醸造家である。

ペンフォールド・グランジ1997年

■葡萄品種シラーズ主体(96%)、カベルネ・ソーヴィニヨン(4%)
■産地:サウスオーストラリアのバロッサ・ヴァレー、マクラーレンヴェール
■熟成 アメリカンオークの新樽で20ヶ月間

グランジはペンフォールドのみならずオーストラリアのフラッグシップワインとして象徴的な存在となっています。1951年(実験的な瓶詰)以来とぎれるころなく「サウスオーストラリアの土壌と天候とシラーズ」の相乗効果を体現してきたことを誇ります。本国のオーストラリアでもなかなか手に入らないと言われるほどオーストラリアワインの最高傑作とされています。

完熟し凝縮した質感を持つシラーズとアメリカンオークの新樽との組み合わせから生まれた、無二のオーストラリアンスタイル~世界で最も一貫したワインスタイルのひとつ~として認識されています。グランジスタイルとは、ペンフォールドの「マルチヴィンヤード(複数畑)、マルチディストリクト(複数栽培地域)ブレンディング」の理念をもっとも力強く表現している、オリジナリティあふれるワインです。

シラーズ種をベースにカベルネソーヴィニヨン種を加え、ホワイトークの新樽で18~20ヶ月間熟成させたフルフレーバー、フルボディーのパワフルなワインは数十年にわたって熟成の坂を上昇し続ける寿命の長いワインです。

パーカー氏は最高評価5つ星★★★★★をつけペンフォールドを激賞しています。


ジョン・デュヴァル ワインメーカーによるテイスティングコメント
香り
ブルーベリーやブラックカラ ントの香りの間に、ナツメグとジンジャー、香ばしいオーク香が立ち上ります。グラスのなかで空気にふれると、果実味はさらにふくらみ、トチの実のような複雑な香りを感じます。


味わい
ダークプラムやブラックベリーとイチジクやリコリスの風味が美しく織りなされた骨格に、すでにすばらしいバランスが表現されています。果実味とスパイスの複雑味の背景に、しっかりとした、しかし丸みのあるタンニンがあり、酸味のバランスもとれ、完全に溶け込んだスモーキーフレーバーを感じます。余韻もすばらしく長く、フィニッシュにしっかりと構成されたタンニンがあり、まだ若いながらもこのワインの力量を示しています。


ワインアドヴォケイト誌驚異の94点!WS誌92点!IWC93点獲得!
うきうきワインの玉手箱より)





ワイン会にて
抜栓日:2015年5月13日
色合いは濃いルビーガーネットで、グラスの向こう側のゆびがかろうじて見えるくらいの色の濃さ。香りは最初閉じ気味ですが、なんともいえないリコリス、茶色い果実の実の香り。そしてスパイシーななにか。決してブラックペッパーではないのですが、普通の胡椒という方もいました。時間とともに甘さ、というかエレガントさがでてきます。そして徐々に香水のような香りから、カカオ香が出てきたような感じです。とても複雑な香りですが、自分はこれをブラインドで飲んでシラーズだと判断することは出来ません^^;。
味わいは、とても纏まっています。酸、タンニン、果実味のバランスがとても良い。「でもスケールが小さい」と持ってきた方は言っていましたが、かなり球体の液体に近いニュアンスを感じました。これで18年経過しているのだから凄いです!いい勉強させていただきました。


Giaconda Nantua Vineyard Pinot Noir 2005

2015-05-25 00:00:00 | オーストラリア
Giaconda Nantua Vineyard Pinot Noir 2005
Giaconda Nantua Vineyard Pinot Noir 2005
Giaconda Nantua Vineyard Pinot Noir 2005 / Australia
ジャコンダはリック・キンツブラナーによって設立されました。機械のエンジニアだった彼は1970年代初めにワインに興味を持ち始め、その後10年間で海 外のワイン産地を巡り、ニュージーランドやカリフォルニアの一流のワイナリーであるスタッグス・リープ、シミ、マタンザス・クリークで働きました。また ヨーロッパではシャトー・ペトリュスのオーナーであるムエックス社で研修を受けました。
ブラウン・ブラザーズのアシスタント・ワインメーカーとして1980年にオーストラリアに戻った後、Everton Hills Vineyardの近くに土地を購入しました。1982年にシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フランを植え始め、1986年に 最初のピノ・ノワール、その後更にわずかな量のルーサンヌを植えました。当初の畑の総面積は3ヘクタール、さらに近年3ヘクタールを植樹しました。畑の標 高は400メートル。南向きの斜面なので直接太陽光を受けず、比較的冷涼です。小さな谷に位置しているので風通しがよく、病害を防ぎやすい環境。花崗岩質 のロームの下に砂礫と粘土の層が広がり、水分が保たれています。
過度のストレスを与えない為、必要な場合にのみドリップ式の灌漑を施します。平均降雨量は700mm。一般的に夜は涼しく、日中はかなり暖かいので、ブド ウが熟成するのに理想的な気候です。収穫は3月中旬から4月中旬に行われ、全てのブドウが手摘みで涼しい早朝のうちに収穫されます。
ワインは手作業で造られ、シャルドネとピノ・ノワールはブルゴーニュの手法、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フランは長いマセラシオンを施すなど、伝統的なボルドーのスタイルで造られています。上質のフレンチ・オークのみを使用。
ジャコンダを初めてリリースしたのは1987年で、シャルドネ1986、カベルネ・ブレンド1985を販売しました。総生産量は約1000ケースでした。近年隣の敷地に畑を拡大したので、その数は2000から2500ケースに増えると思います。

ジャコンダ・ナンチュア・ヴィンヤード・ピノ・ノワール

商品名 ジャコンダ・ナンチュア・ヴィンヤード・ピノ・ノワール
ワイナリー ジャコンダ
ヴィンテージ 2005
州 ヴィクトリア州
産地 ビーチワース
タイプ 赤
葡萄品種 ピノ・ノワール 100%
アルコール度数 - %
容量 750ml
スタイル ミディアムボディ
コメント 輝きのあるやや濃い目のルビー。力強いアロマはスパイスやバラの花びら、そして森の下草の香りも現れてきます。味わいは引き締まっていて活き活きとしてい ますが、奥にある凝縮感がワインをふくよかにしています。多く使用されているナンチュア・ヴィンヤードのブドウによって、かわいらしいタンニンと酸が核と なっています。5年から8年熟成可能。
東洋肉店より)




オーストラリアのカルト ピノ・ノワールと言われるWINE&WINEより)





豪州でもっとも入手困難なスーパーカルトワイン[ジャコンダ]が造られているのはオーストラリア、ヴィクトリア州のビーチワースというワイン産地。
ここのワイン造りの歴史は18世紀にさかのぼり、土壌は海底堆積物から生成された層と花崗岩の2種で構成されています。このエリアで造られたシャルドネは緻密でエレガント!!
熟成期間が長いことも人気の理由です!!




あの世界屈指のテイスター、パーカーさんが
『私にはこの造り手を十分に語りつくすことはできない!!
 オーストラリア産のブドウを使用してフランス式の醸造方法で生み出されたこのワインは飲んだ人を絶句させる独特の味わいをもつ!!』
と絶賛しているほど奥深く複雑で、決して同じ味わいは存在しない独特の風味を持ち合わせた至宝の逸品!!


現地オーストラリアはもちろん、イギリスやアメリカのコレクターが殺到する超カルトワインです!!


このワインを造るリック・キンズブルナーさんは、地元有名ワイン専門誌とカンタス航空が毎年発表する[カンタス/オーストラリア・ゴーメイ・トラベラー 2003]にて[最優秀醸造家]に選ばれた経歴をもつ凄腕!!


キンズブルナーさんはその並外れた情熱を長きに渡りワインにささげてきた人で、フランス、アメリカ、ニュージーランドを旅しながらワインを学び、醸造経験を積み重ねてきた超ベテラン醸造家!!


そんなキンズブルナーさんが最高級のワインを造るために選んだ土地がオーストラリア、ヴィクトリア州のビーチワースというワイン産地でした。ここのワイン造りの歴史は18世紀にさかのぼり、土壌は海底堆積物から生成された層と花崗岩の2種で構成されています。


非常に生産量が少なく、そのほとんどは地元レストランやお得意様からのメールオーダーで完売になってしまうほど、現地でも非常に入手困難な逸品なんです!!

驚いたことにオーストラリアの有名ワイン評価本「ワイン・コンパニオン」の2006年版まではジャコンダの評価は満点5つ星★★★★★がつけられていたんですが、2007年版からは『テイスティングサンプルがないので評価がつけられない!!』と、嘆きにも聞こえるコメントが書いてあるんです!!

赤750ml
ピノ・ノワール100%

『これぞ芸術品!!』と称される美しく気品溢れる味わい!!

その香りは赤い花、甘いベリーやチェリー、プラム、フレッシュハーブのやや落ち着きのあるアロマを漂わせ、口に含むと赤いチェリーのジューシーな果実味にハーブや胡椒、レザー、モカ、樽熟成から生まれるスモークやトーストのニュアンスを感じさせ、時間と共にさらに複雑に変化していきます。

そしてその口当たりはスムースで柔らか!!
フィニッシュにはミネラルを感じさせる余韻が長く続きます。

一般的なオーストラリアのピノ・ノワールは、豊富な果実味が全体を占めていますが、このワインは果実の力強さを感じさせつつも、やや落ち着きのある凛とした気品に溢れています!!

このワインを飲まれた方はきっと『これがオーストラリアのピノ・ノワール?』と思われることでしょう!!

オーストラリア産の高級ブドウを使用して、フランス式の醸造方法で造りだされた極上のワインです!!
今飲んでも素晴らしいですが、このワインはポテンシャルが非常に高いので、セラーで3~4年は寝かせておきたい逸品です!!
京橋ワインより)




ワイン会にて。
抜栓日:2015年5月13日
オーストラリアのワインです。
ほんのりとガーネット。輝きあり。ほどよい熟成色ですが、まだまだフレッシュ感も見えます。ベリー系の香りと、ほんのりと土の香。タンニンはしっかりとしています。味わいは酸もしっかりとしていて、果実味もあります。時間経過とともに、華やかな香りになってきて、徐々に香水の要素がでてきます。実にエレガントで、かつ、しっかりとしたオージーのピノ・ノワールだとおもいました。とても評判が良かったです。


Yalumba unwooded Chardonnay 2012

2015-03-13 00:00:00 | オーストラリア
Yalumba unwooded Chardonnay 2012
Yalumba unwooded Chardonnay 2012
☆ヤルンバ Yシリーズ アンウッディッド シャルドネ 2012
Yalumba Y Series  Unwooded Chardonnay 2012
産地 南オーストラリア州
使用品種 シャルドネ
スタイル
容量 750ml
メディア評価
このボトルのラベルには絶滅の危機に瀕した種であるカモ科のロウバシガンが描かれています。野生動物の保護と回復に尽力するヤルンバでは、長年に渡り憩いの場を求めて野鳥や野生動物が訪れます。ブドウの果実味と新鮮さを残すためステンレス・スチール・タンクで発酵。ブレンド後、澱がついたまま寝かせることでリッチなフレーヴァーをもたらします。2012年はブドウが完全に熟す前に収穫し、みずみずしく食事に合わせやすいワインに仕上げました。淡い麦わら色、アロマは桃、クリーム、クリームブリュレ、白い花にほのかなシトラスが香ります。
パシフィック・ワイン・セラーズより)




ブレリアスにて、グラスで。
抜栓日:2015年2月28日
白いお花の香り、樽香のような甘い香り(だけれど、unwoodedと書いてあるので樽はなし)。とてもニュートラルなニュアンス。味わいに厚みがあり、バランスがすごくいい。
良いワイン出してるなぁ~。


Two Hands Bellas Garden Barossa Valley Shiraz 2010

2015-03-06 00:00:00 | オーストラリア
Two Hands Bellas Garden Barossa Valley Shiraz 2010
Two Hands Bellas Garden Barossa Valley Shiraz 2010
Two Hands

TwoHansWines


スタートからトゥー・ハンズは珍しいワイナリー。
それはワイナリーの色々な形で現れている。
彼らのコアヴァリュー(価値観)は品質のためには妥協をしない(~Quality without compromise~)ということ。ブドウや樽の選択からパッケージングやマーケティングまでもこのコアヴァリューに沿って決める。
トゥー・ハンズ・ワインズは1999年にマイケル・トウェルフリーとリチャード・ミンヅが設立。
二人の最初の目標は、最高のシラーズを最上級と言われるオーストラリアの各地域のブドウで造ること。
今でも変わらないその思いは各地域の特色を強調しながらブドウをフィーチャーすることに徹している。
トゥー・ハンズの最初のヴィンテージは2000年に17トンだけのブドウで造られた。2004年には小さな収穫に適する最高水準のワイナリーをバロッサバレーに建設。
各地域とブドウの特徴を最大限にだせるように品質管理を徹底。
ブドウの量に関わらずクラッシングからファーメンテーション(発酵)とオーク樽での熟成まで別個に行われ、他のブドウと混ざりあることをさせない。
使用している高級ブドウはオーストラリアのシラーズでは最上な土地とされる6ヶ所栽培されており、各栽培者と両輪になり最大の可能性をだせるように日々努力している。
そして、トゥー・ハンズの名前の由来はブドウの収穫量が少なくとも多くともすべて同様に両手で扱うほどに一つ一つ丁寧に造るということ。
ブドウ栽培とワインメイキングのプロセスはマイケルが指導しながら進めている。ブドウはベストなものしか使用しない。
だから生産量もその年によって変わる。樽もワインの種類によって変えていく。ブドウが主役であり、樽はサポートをする役目をする。
そんな中、彼等は既存の考え方に囚われず自由な発想も大事にしている。
ワインメイキングは楽しいものでもあり、飲む人にも色々な楽しい発見をしてもらいたいからだという。



2012年にはワインスペクテーター誌TOP100に2003年より10年連続でランクインを達成。この快挙は世界どこのワイナリーも成し遂げていないという凄さである。
ロバート・パーカー氏は"南半球で一番の生産者だ"
とコメントしている。

以前から凄いワイナリーがあることは聞いていたのですが、数年前にボルドーのワイン見本市で彼らに直接お会いする機会がありました。
その時のワインへの情熱、そして素朴さに心を打たれました。
南オーストラリアの地域とブドウの特徴を前面に出したワイン。
この機会に是非是非お試しください!

[2011] トゥー・ハンズ・ワインズ・ベラズガーデン・バロッサヴァレー・シラーズ Two Hands Wines Bella's Garden Barossa Valley Shiraz

色 赤
内容量 750ml
葡萄の品種 シラー100%
味わい フルボディ
産地 南オーストラリア:バロッサバレー
香り 少しのラズベリー、ファイブスパイス、ダークフルーツ、杉、サンダルウッド
熟成期間 17ヶ月間。フレンチオーク樽を使用:20%は新樽、9%は1年樽、バランシングに5年樽
生産量 4500ケース
評価 WS91点

Two Handsのワインはワインスペクテーター誌TOP100に2003年より10年連続でランクイン!この快挙は世界どこのワイナリーも成し遂げていないという凄さ。2010年度は2008 Bella's Gardenが堂々と第2位を獲得しました!

CHEERS!


TASTING NOTES
「表現的でやわらかく、プラムの層、微細なスグリと丁子が素晴らしく一つにまとまっている。 これらすべてが同じ方向を向き、長い良いフィニッシュへ。 飲み頃: ~2018年」(ワインスペクテーター誌 91点)
pristineより)





米国の雑誌ワイン・スペクテイター恒例の2012年トップ100
ワインスペクテーターとは
アメリカを代表する大判のワイン雑誌。影響力も大きく、高得点をとったワインの価格が急騰することも 珍しくありません。内容も、ワイナリー訪問レポート、ジャンル別比較テイスティング、産地情報など多岐 に渡ります。ワイン業界に有名人のコラムもあり、食材やレストランなどのワインに関連した広範囲な 記事も満載です。使われる写真や広告もアメリカらしく、目を楽しませてくれます。
〔隔月刊・英語〕

1988年以来、年間で批評したワインからトップ100を選んでいる。12年は新発売された1万7000点のワインで、90点以上の得点を獲得した中から、品質(点数)、お買い得度、入手しやすさ、興奮を誘うかなどの4つの要素で絞り込んだ。13か国から選ばれたワインの平均点は93点で、平均価格は46ドルだった。トップ10にはローヌ品種と新世界のワインが目立つ。
以下が2012年トップ100の上位10本です。

10位 アシャヴァル・フレール「マルベック メンドーサ フィンカ・ベッラ・ヴィスタ 2010」(95点、120ドル)
9位 チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナ「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2007」(94点、60ドル)
8位 ベリンジャー「カベルネ・ソーヴィニヨン ナイツ・ヴァレー・リザーヴ 2009」(94点、45ドル)
7位 シェイ「ピノ・ノワール ウィラメット・ヴァレー・シェイ・ヴィンヤード・エステート 2009」(94点、40ドル)
6位 「シャトー・レオヴィル・バルトン 2009」(95点、105ドル)
5位 「シャトー・ギロー 2009」(96点、60ドル)
4位 クロ・デ・パプ「シャトー・ヌフ・デュ・パプ 2010」(98点、128ドル)
3位 バロッサ・ヴァレーのトゥー・ハンズ「シラーズ バロッサ・ヴァレー ベラズ・ガーデン 2010」(95点、69ドル)。
2位 ローヌのシャトー・ド・サンコム「ジゴンダス 2010」(95点、41ドル)
1位 カリフォルニア・ナパヴァレーのシェイファー・ヴィンヤードのローヌブレンド「リレントレス ナパヴァレー 2008」
ワインズセブンより)





ワイン会にて。
抜栓日:2015年2月23日
濃いパープルルビー。濃ゆい(笑)。香りはスパイシーなニュアンスが強いです。ブラックチェリーなんかの黒果実の香り。ここで、いわゆる黒胡椒の香りがあるか、というのが議論になりました。いわゆる挽いたブラックペッパーのようなスパイシーさではなく、粒のまんまのブラックペッパーに感じられる香りのニュアンスがある、と参加者さんから。なるほど、たしかにそういう感じだ!! あとで、ショコラにブラックペッパーをかけて食べてみると、味わいとアフタが、なんとなく共通なものを感じるところがありました。味わいは、タンニンがしっかり、どっしりとしていて、黒果実を思わせる味わいが口の中に広がります。なるほど~、勉強になる。