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Beaune Bernard Delagrange 1988

2011-04-28 18:32:30 | フランス・ブルゴーニュ
Beaune Bernard Delagrange 1988
Beaune Bernard Delagrange 1988
ボーヌ[1988]年・蔵出し限定古酒・ドメーヌ・ベルナール・ドラグランジュ元詰・AOCボーヌ
Beaune [1988] Domaine Bernard Delagrange
希少!ブルゴーニュ赤ワイン愛好家大注目!偉大な年!20世紀指折りの★★★★★5つ星年!(1985年と並び最上の年(マイケル・ブロードベント氏))グレイトヴィンテージ!飲み頃!22年熟成!蔵出しバックヴィンテージ!造り手はブルゴーニュワイン評論家の大御所、M.W.のセレナ・サトクリフ女史も大注目!「ブルゴーニュの真髄は長期熟成した味わいにある」との信念の下、自社カーヴで長期熟成させてから販売するという方針を貫き、現在の名声を築いたドメーヌ・ベルナール・ドラグランジュ!から、樹齢30年のピノノワールをアリエ産のオーク樽で18ヵ月熟成(新樽20%)で造られる、まだまだ果実の風味があり、イチゴのニュアンスも感じる、絶妙な熟成感!丸いタンニンと優しい口当たり!非常に綺麗にこなれたブルゴーニュ古酒が限定で少量入荷!

ボーヌ[1988]年 蔵出し限定古酒 ドメーヌ ベルナール ドラグランジュ元詰 AOCボーヌ

ブルゴーニュファン垂涎!
最高5つ星ヴィンテージ1988年!
22年熟成オールドヴィンテージ!!
しかも完璧な保存状態!の超希少飲み頃究極蔵出し古酒!
綺麗にこなれたブルゴーニュ古酒として定評のあるドラグランジュの蔵出し品!

1792年ヴォルネイに設立されたドメーヌで、1972年にムルソーに移転します。ボルドー・シャトーと見紛う立派なドメーヌで、岩盤をくりぬいた地下二層にもわたる広大なカーヴには65万本ものストックを保管することが可能。別途ヴォルネイにも10万本のカーヴを持ちます。

「ブルゴーニュの真髄は長期熟成した味わいにある」との信念の下、自社カーヴで長期熟成させてから販売するという方針を貫き、現在の名声を築きました。古酒は地下2階の温度12度のカーヴで保管。基本的にリコルクは行わず、必要と判断したボトルにのみリコルクしています。栽培は厳格なリュット・レゾネを実践する生産者です。

▼ 造り手のドメーヌ ベルナール・ドラグランジュについてマット クレイマー氏は
『ムルソーが本拠の作り手でカイユレとシャンパン(ラベルは「クロ・デ・シャンパン」 )は職人かたぎの感じられるヴォルネの優品である』とヴォルネの項で大注目している人気ドメーヌです。

Beaune 1988

■ ブドウ品種:ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢:30年
■ 土壌:粘度石灰質  ■ 栽培面積:5ha
■ 収量:45hl/ha  ■ 醗酵:コンクリートタンク
■ 熟成:オーク樽熟成18ヵ月(228L、新樽比率20%、アリエ産)

綺麗にこなれたブルゴーニュ古酒がお手頃価格で味わえると大好評のドラグランジュ。
やや茶色がかった艶のある赤色。まだまだ果実の風味があり、イチゴのニュアンスを感じる。
熟成香も絶妙。タンニンも丸く、とても優しい口当たりで心地よい。

このワインは12度の地下にあるカーヴで保管されていたため、ほとんど目減りしていません。基本的にはリコルクをしない中、これだけしっかりと中身があるということは通常よりも大事にゆっくりと熟成された証です。ただし、その分条件が異なる(温度の高いところ)で保管すると一気に中のワインが誇張し始めます。そのために温度の高い所ではワインが大変噴きやすくなります。お取り扱いには十分お気をつけ下さい。
うきうきワインの玉手箱より)



ボーヌ ドメーヌ・ベルナール・ドラグランジュ
1792年ヴォルネイに設立されたドメーヌでして、1972年にムルソーへ移転しております。
ボルドーのシャトーと見間違うほどの立派なドメーヌです。
岩盤をくりぬいた地下二層にもわたる広大なカーヴには65万本ものストックを保管する事が可能。別途ヴォルネイにも10万本のカーヴを持つ。
「ブルゴーニュの真髄は長期熟成した味わいにある」
との信念の下、自社カーヴで長期熟成させてから販売するという方針を貫き、現在の地位を築いております。
古酒は地下2階の温度12度のカーヴで保管されておりまして、基本的にはリコルクは行わず、必要と判断したボトルのみリコルクしているそうです。
栽培は厳格なリュット・レゾネを実践する生産者です!
ワインハウスダイケンより)



ベルナール・ドラグランジュ
生産者のドメーヌ・ベルナール・ドラグランジュは、1792年に設立されたドメーヌ。
ボルドー・シャトーと見紛う立派なドメーヌで、岩盤をくりぬいた地下二層にもわたる広大なカーヴには65万本ものストックを保管することが可能。他に、ヴォルネイにも10万本分のカーヴを持っています。
「ブルゴーニュの真髄は長期熟成した味わいにある。」
との信念の下、自社カーヴで長期熟成させてから販売するという方針を貫き、現在の名声を築きました。
古酒は地下2階の温度12度のカーヴで保管。
基本的にリコルクは行わず、必要と判断したボトルにのみリコルクしています。栽培は厳格なリュット・レゾネを実践する生産者です。
湘南ワインセラーより)






LIQUOR WORLDよりオークションで落札。2980円。
2011年5月5日抜栓。コルクは比較的長いコルクで、液面側しか染みていませんでした。リコルク?グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。色は薄目のルビー。濁りはありません。澱も殆ど無いようです。ちょっと低めの温度で抜栓しました。香りは、ちょっと硬い感じで、梅、ハーブ、柑橘系果物の香り。スワリングした後もそんなに香りの変化はありません。味はかなり酸味の強い味ですが、その後あまり余韻もなく、すんなりと喉に流れていきました。まぁ、値段相応といったところでしょうか。


Bourgogne cuvee du Pinson Ponsot 2008

2011-04-22 18:31:31 | フランス・ブルゴーニュ
Bourgogne cuvee du Pinson Ponsot 2008
Bourgogne cuvee du Pinson  Ponsot 2008

[2008] Bourgogne Rouge Cuvee du Pinson - Ponsot
ブルゴーニュ・ルージュ キュヴェ・デ・パンソン - ポンソ
【 Ponsot ポンソ 】
優秀な造り手が集うモレの村でも、筆頭の位置を占めるのがドメーヌ ポンソ。 ジャン・マリと息子のローランが運営するこの傑出したドメーヌ=広さ9haの内 特級畑が半分以上の5haを占める=の特徴的な点として、第一に非常に収量を抑 える事が挙げられます。
全ブルゴーニュを見回しても、低収量にかけてはトップクラスのひとつです。
造りの点で目を引くのが新樽の使用率です。ポンソでは新樽に重きを置かない 主義で、以前は10~20%程使用していましたが、最近では殆ど使わなくなりま した。その他、清潔なセラー、ヴィエイユ・ヴィーニュに使用する葡萄の樹齢は 50年以上、亜硫酸の不使用等まだまだこのドメーヌを特徴づける点はあります が、つくられるワインは旨味を感じさせる、たいへん心地の良いものです。
(アサヒヤワインセラーより)



ドメーヌ・ポンソ
Domaine Ponsot
トータル11ヘクタール弱のドメーヌは半分以上の5.7ヘクタールがグラン・クリュという、 その所有する畑のクオリティは群を抜く。そしてクロ=ド=ラ=ロシュで50年強、クロ=サン=ドニ は90年を数え、他のクリュも平均で30年以上と、樹齢の高さにも尋常ならざるものがある。 加えてグラン・クリュでも18年未満のぶどう樹からの果実はデクラッセし、プルミエ・クリュ としてリリースするという徹底ぶり。収穫量に目を向ければシャンベルタン、クロ=ド=ラ=ロシュ 等グラン・クリュの上限はヘクタール当たり35ヘクトリットルだが、ドメーヌ・ポンソにおいて はリミットまで目一杯収穫する等ということはありえず、平均で3分の2から半分、少ないとき には1ケタ台ということもしばしば。つくりの面では、酸化防止剤として用いられるSO2は他の ドメーヌで使用する量の3分の1から5分の1と極力抑え、また多くのつくり手がグラン・クリュほど高い割合であてがう新樽もポンソでは一切用いない。
現在ドメーヌを取り仕切るのは40代後半のローラン。1980年代初頭より父ジャン=マリとドメーヌ の運営に携わるが、もとは1872年、初代設立者であるウィリアムがモレの村にクロ=ド=ラ=ロシュ、 モン・リュイザン等を購入したことに始まる。弁護士でもあった2代目、イポリットは1932年と 早い時期にドメーヌ元詰めを開始、また1935年のアペラシオン制度策定時、ブルゴーニュ地方の 委員のひとりでもあった。そしてその息子がローランの父、ジャン=マリとなる。

ワインは以前から高い評価の素晴らしいものだったが、ローランの代になってから上にも述べた ようにSO2の使用を抑え、新樽の使用もなくなり、よりシルキーさを増し、テロワール毎の特徴を 如実に体現する艶やかでピノ・ノワールの精髄といったものを十全に感じさせてくれるものと なった。このような赤で知られたドメーヌだが、1種類だけ白を生んでいる。モレ=サン=ドニの プルミエ・クリュ、クロ・デ・モン・リュイザンだが、そのぶどう品種はほとんどがアリゴテ種。 よくあるブルゴーニュ・アリゴテ等とは似ても似つかぬ全く別種の白といった風味の、このドメーヌならではの味わいのもの。

最後に1999年ヴィンテージから搭載している熱感知シール――キチンとした温度管理のもとにあれば、 出荷時と同じ白色のマークだが高温に晒されると、濃灰色に変化する――も、ドメーヌのワインに対する真摯な姿勢を示す取り組みとしてお知らせしておきたい。
ウメムラより)



■Ponsot ポンソ
 モレサンドニの村でもひときわ輝いているドメーヌ。
 収穫量を極端に抑え、新樽をきらい、卵白で澱引きをするが絶対にろ過機にかけず清潔なセラーでSO2の不使用などで造られたワインは大変うま味を感じさせてくれる。
 0.2haの畑から造られるシャンベルタンは生産量極わずか、しかし、これほどの在庫数が松澤屋にある事は奇跡といって良いでしょう!
『ポンソの作りは果実味のあざやかさ、やわらかさを強調する。だから、当たり年にはみごとなほど濃密になる。1985年にポンソが作ったクロ・ド・ラ・ロッシュのヴィエユ・ヴィーニュ、そしてクロ・サン・ドニほど濃厚なものは、この先そうあるまい。早飲みがよさそうな仕立てだが、この年の豊満なワインにはまだ判定が下っていない。私は総じてポンソのワインには慎重だが、それでも探し求めてしまう。』
 (白水社 マット・クレイマー ブルゴーニュワインがわかる)
松澤屋より)



ポンソは、グラン・クリュのクロ・ド・ラ・ロッシュの最大の生産者であり、
モレ・サン・ドニの名門であり、立役者。
ポンソの品質に対するこだわりと革新的な取り組みは特筆すべきものがあります。
クローンの開発や雹害防止ロケットの使用、温度センサーつきラベルの採用などの革新的な技術のほかに、地道な努力を惜しみません。殺虫剤の不使用、グリーンハーベストに頼らない剪定による収量制限、完熟を待っての収穫、長時間かつ高温の発酵、丹念なピジャージュ、古樽の使用、SO2の不使用など、美味しいワイン造りへのこだわりが細部まで行き渡っています。
これらの地道な作業から生まれるワインはエキスとうまみが強く、透明感のあるワインになります。ポンソが最も大切にしていることは、デリケートさ、エレガント、フィネスの表現であり、それを実践するために可能な限りの手間をかけるのです。
また、ポンソは白ワインのモレ・サン・ドニである幻の「モン・リュイザン(プルミエ・クリュ)」を造っていることでも有名。これはアリゴテ80%以上で造られる珍しいワインですが、このアリゴテ、斜面上部にはなんと1911年に植えられた古樹が存在しているのです。言うまでもなく希少なワインですが、こういった異色のワインを丁寧に造っていることからもワイン造りにかける情熱を感じることが出来ますね。
エノテカオンラインより)




このワインには温度センサーのようなものがあって30度以上の環境に置かれると色が変化するんじゃなかったかな?確か。
Bourgogne cuvee du Pinson  Ponsot 2008_2




優心美酒SHIMURAにて購入。3780円。
2011年7月6日抜栓。本当はもう少し寝かせておくつもりだったのですが、思わず開けてしまいました。コルクは合成コルクで、なにか特殊な構造をしています。もういっかい入れようとしてみましたが入りませんでした。

抜栓後に土の香りがほのかに漂ってきました。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。色は透明感のある比較的濃いガーネット色。きれいな色合いです。低い温度でグラスに注ぎましたが、のっけから腐葉土、きのこ、酵母の香り。娘さんは納豆の匂いと言っていました。温度が上がるに連れてブラックペッパーのニュアンスが加わり、鼻の奥にツーンとあがってきます。不快な匂いではありません。とても特徴的な香り。その奥のほうにベリー系の香りをほのかに感じることが出来ます。スワリングによってもあまり香りの要素はかわりません。脚は比較的粘稠度のあるものです。口に入れると、最初にアメリカンチェリーのような甘さを感じますが、少し尖った酸味が次に前面にでてきます。タンニンは結構感じます。ちょっと舌に刺さるような感じのタンニンで一体感は感じられません。温度が低い時には単調な味わいでしたが、温度が上がるに連れて徐々に複雑味を増してきました。ピュアーさはあまりありませんが、いろいろな要素が含まれる、独特のピノ・ノアールといった印象です。あと3年くらいおいておいたほうがよかったかもしれません。奥さんは味が単調でよくわからない、と言っていましたがけっこう通好みのACブルだと思います。SHIMURAさんでは、購入したときに、『今飲むのなら’06をおすすめします』と言われました。でも、いまでも十分楽しむことができますね。うまいですよ。
Ponso cork


Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Laurent Roumier 2007

2011-04-20 18:30:43 | フランス・ブルゴーニュ
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Laurent Roumier 2007
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Laurent Roumier 2007

ジョルジュ・ルーミエの孫が造り出す極めてチャーミングなワイン!

ローラン・ルーミエ / ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ 2007

Laurent Roumier / Bourgogne Haut Cote de Nuits 2007
セパージュ: 【ピノ・ノワール100%】
国地域:  フランス・ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ

推奨グラス

現在ブルゴーニュで最も人気の高いクリストフル・ルーミエ。ジョルジュ・ルーミエの名を継ぎ現在ドメーヌを引き継いでいますが、彼にはアラン・ルーミエという兄弟がいます。そのアラン・ルーミエの息子が、エルヴェ・ルーミエとローラン・ルーミエなのです。アラン・ルーミエは、30年間ヴォギエの支配人を務めた逸材。クリストフル・ルーミエが現在所有している畑は、親戚筋から委託されている畑も含まれているらしくローラン・ルーミエが作るようになったクロ・ヴジョも多分そうした理由があるのだろう。ローラン・ルーミエはジョルジュ・ルーミエや、兄のエルヴェ・ルーミエの元でワイン造りをしてたのだが、1991年に独立。クリストフル・ルーミエよりももっとおじいさんであるジョルジュ・ルーミエのスタイルに近く、チャーミングで実に魅力的なワイン。ただ所有する畑が4hと少なく、今まで日本にも僅かな数しか入荷していません。私も過去彼のワインを飲んだことがありますが、コンディションに問題があり、魅力的なのにもったいないといった印象が強いのです。今回ヴィノラムによって輸入されたこれらのワインでローラン・ルーミエの真の姿を見ることが出来れば嬉しい限りです。
WINEHOLICより)



【ローラン・ルーミエ】
なぜジャン・マリーは自分の息子クリストフにすべての畑を譲らずに特級畑「クロ・ド・ヴージョ」を甥っ子のローランに渡してしまうという寛大な相続を行ったのか?
一言でいうなら「才能」への投資でしょうか。
すべては「ローラン・ルーミエ」のワインに対する才能を見抜いてのことだったと思うのです。才能溢れる青年に少しでも良いポテンシャルの畑でワインを造られせてあげたいという気持ちが、ヴィニュロン「ジャン・マリー」の心を動かしたのだろうと、としぞおは考えます。
ローラン・ルーミエは上記の説明からも分かるように、ブルゴーニュの名門ルーミエ一族。ジョルジョ・ルーミエを祖父に持ち、ヴォギュエの醸造長を約30年務めた「アラン・ルーミエ」の次男。
ルーミエ家のワインは、父アランの代まで一族の中でも絶対的な存在であったジャン・マリーが全ての醸造管理を行っていました。
しかし、1978年にローランの兄であるエルヴェが独立し、さらに1994年に彼自身も畑を相続。昔からの夢であったワイン造りを始める事が実現したのです。
設立当初は畑の広さも僅か1.5ha。今でこそ4haまでの広さとなりましたが夫婦二人でワイン造りに従事するスタイルは変わりありません。(内1haがクロ・ド・ヴージョ)
このラサブレッドと言っても良いドメーヌが今まで日本に紹介されなかったのは、生産量があまりにも少なかったため。地元の人間と知人にしか渡らなかったというこのワインを少量ですが入手することができました。

特にお薦めは、村名シャンボル・ミュジニィ。ワイナートでの1998年の比較試飲ではジョルジョ・ルーミエのシャンボルより高い評価を得ています。


【ローラン・ルーミエ】 オート・コート・ド・ニュイ [2007] ルージュ

●コート・ド・ニュイの西側の350mと標高の高い斜面に畑が広がる2haの畑には傾斜の畑なので、通常のブルゴーニュの畑は10000本/haの葡萄の樹を3300本/haという少ない数で、且、両方に枝を伸ばし(ダブル・ギヨ)6~15芽残した仕立てです。
少しずつ理想的な畑作りを目指す為、1976年、1980年、1990年、2000年と植樹を繰り足し、今の畑となりました。

その中でも良い葡萄を選択して醸造したので、とても地区名のAocとは思えない、コストパフォーマンスの良いワインです。新樽5%、残りは古い樽で15~18ヶ月熟成。2009年1月に瓶詰めと、これだけ先に行いました。収量は45hl/ha、シャンボール・ミュジニイとは全くタイプの異なる、アタックの強いしっかりとしたピノの個性を前面に出した味わいです。

ミレジムから来るのかもうしっかりと落ち着いており、グリオットの香りで全体を包み、とても飲みやすい出来。でもこのクラスのワインでもしっかりLaurent節が見え、円熟した彼の経験値がワインに奥深さを与えております。天然アルコール度数、12.65度。

●とってもキュートなストロベリー系の香に、肩の力が抜けました。ほっと…一息。
赤い小さい木の実やミントなどの若々しさを思わせてくれる、すがすがしいニュアンスも含まれており、もちろんPNといえば…という梅の香もあります。バニラやココナッツも感じられ、時間が経過するとジャムやレーズンサンドのような甘味を増した香へ変化。ブルゴーニュワインなのですが(特にPNは熟成させても素敵なのですが…)、実は私、個人的には、フレッシュ感溢れる果実の香がグラスいっぱいに広がる華やかな若い時代のPNが大好きです。ちょうど、そんな好みの時代に出会えて、幸せな気分を味わってしまいました! まさに、正統派ブルゴーニュの気品と伝統のDNAが表現されているようです。口に含むと、ミントティーのような清涼感あふれる味わいが広がり、続いてフレッシュな果実が追いかけてきます。
とてもバランスがいい! 酸味や苦味などといった要素の一つひとつが気張っておらず、いい意味での力の抜け方が効いていて、そのおかげで美しさが現れているようなムードです。素直に大事に育てられた葡萄と、その葡萄の個性を生かす造り手の見本のような気がしました。2007年の詳しい情報は、リアル・ワインガイドにあるようですので、そちらをご覧になっていただくとして、個人的には(当然、資があったらですが…)、1ケース買い占めて、一月に一回楽しみたいワインです。

●品良く甘い、赤黒果実香。そしてそこに旨味香の加わる、柔らかくてほっこりとした香り。口にすると極めてナチュラル。もう自然派ワインと言い切ってしまいたい程にピュアで愛らしい液体の風味が口に広がる。クラスからして液体には当然の透き間があるが、このいやされるほっこり感は替えがたい物がある。86~87<リアルワインガイド25号より>

●<試飲しました♪ 2009/7/13>
色合いは結構深みのある茜色から葡萄茶系。香りは赤果実のベリー系、小梅、コーヒー、キノコ系の香りもじっくりと上がってきます。味わいは・・・2007年は原点回帰というか非常にクラッシックなニュアンスが漂っています。オート・コートらしい綺麗な酸が全体を構成。果実味の主張が穏やかで、ミネラル感がアフターにスッと延びていきますねえ。以前よりも新樽の使用率を下げている為か、非常にナチュラル。垢抜けない土っぽいざらつきなどは全く滑らかなシルクの様な舌触り。2007年というキャラクター故、派手さは無い分、落ち着いたゆったりとした時の経過を楽しむことができます。肌の白さは七難隠すと言いますが、舌の上での収まり具合は秀逸♪ややもすればメリハリの無い大人しい酒躯と誤解されるストラクチャーですが、真っ当に造ったワインだけが持つ、飲み手の感性に委ねる「のりしろ」部分をしっかりと主張する仕上がりです。

グラスに注いだ途端、オート・コート特有の梅の酸の香りの合間からバニラクリーム、プリンの様な柔らかい甘い香りが立ち上がってきます。
甘草、アニス、やや黒胡椒、ターメリック、キク、薔薇の香りも。
口当たりは、非常に柔らかでシルキー。仄かに樽の香りがしますが、基本的に透明感の有る味わいです。果実の強さもブルゴーニュらしく出過ぎず口中で溶けるようなタンニンがありますのでもう少し寝かせれば、もっと甘さが増してくると思います。何処か柑橘っぽい酸は、ワインの繊細さを感じさせますが、暫くすると綺麗に口の中に溶けていきます。その後には清水のようなミネラル感と、茹でた栗のような旨みがいつまでも残ります。
抜栓後2時間もすると酸も落ち着き非常に柔らかで滑らかな旨み溢れるワインになりました。これは美味い!
1998年からローラン・ルーミエのワインを追いかけていますが、この2005年は例年以上に肩の力の抜けた非常にナチュラルさを感じます。とにかく、口当たりが非常に繊細。これまでとは若干スタイルが違いますね。ヴィンテージの差でしょうか?果実の出方が非常に柔らかくなりました。昨今の新ブルゴーニュ系の味わいに近づいていると思います。入荷当日に飲んでこの味わいですから半年も寝かせたら・・・しみじみと「美味い」と思える一本です。
優心美酒SHIMURAより)





フランス■□ Laurent Roumier □■ブルゴーニュ
ローラン ルーミエ
● 待望のローラン・ルーミエ2007年が登場です。2007年のローラン・ルーミエは・・・残念ながら、今回ご紹介の2アイテムを除いて、ボンヌ=マール、クロ=ヴージョ、シャンボール・レ・シャルムをリリースしませんでした。詳細な部分につきましては、リアルワインガイドに掲載されていましたが、どうやら不完全な樽を使用してしまったために仕上がりが悪く、全てをバルク売りしてしまったようです。

 そんなことを言うと、
「・・・ローラン・ルーミエの2007は駄目らしい・・・」
と、斜め読みのみのファンは早合点してしまいそうですね。

 まあ、パカレもしかり、コサールもしかりですが、全てにおいてパーフェクトな仕上がりを求める方が「無理」というものです。運悪く失敗も有るが、その後どうしたのかが問題なんですね。パカレの2007年リュショットに問題が有る・・・などと言うと、パカレの2007年全てに問題が有るような捉えられ方をされるとすると、最終的にワインの流通自体に影響が出てしまいます。良いか、悪いかの最終判断はお客様がするものとしても、お渡しするまでには、我々がキッチリ判断しています。その上で、駄目なものは売らない・・・となるんですが、勘違いされるんなら本当のことを言わない方が良いんじゃない?という、ある種不誠実な勢力の味方をすることになってしまいます。やはり、良いものは良いとして讃え、購入することで労うべきでしょう。そうじゃないと、単に売れれば良い、販売至上主義オンリーの世界になってしまいます。

 しかもローラン・ルーミエは、自身が納得いかなかったキュヴェを売りに出さず、バルク売りしてしまいました。それだけではドメーヌがやっていけないため、ストックしてあった2004年のクロ=ヴージョを日本に販売した・・んです。今年の頭だったか、2004年クロ=ヴージョをオファーさせていただいたのも、今回のオファーも、そんな絡みが有りました。是非ともローランには頑張って欲しい・・・・そう思います。今回日本向けに入ってきた180本は、noisy の仲間で購入させていただきました。ローランの誠実な対応に対し・・・我々はまあ、それっきゃ出来ない訳でも有ります。

 皆さんには、やはり良いものは良い、駄目なものは駄目・・・と、是々非々で行って欲しいと思います。2007年のオート=コート・ド・ニュイ、シャンボール=ミュジニーは、とても良い仕上がりです。

【美しい・・・一押しです!】

 2007年のブルゴーニュ・ピノ・ノワールはなかなか厳しいヴィンテージだったという話を裏付けるような表情は、まず見当たりませんでした。ローラン・ルーミエらしい、ほのぼのとした優しいテクスチュアやアロマで、

「こりゃ、ちょっと経ったら目茶旨いに違いない・・・」

と、にんまりするばかりです。納得が行かないてバルク売りしたキュヴェも、飲んでみたかったな?とさえ思わされます。

 人間もそうですが、温室育ちで可愛いがられて、なんの苦労もせずに育ったとしたら、それはきっと幸せなことだと思いますが、反面、逆境に弱く、すぐに挫けてしまう・・・かもしれませんね。若いときに苦労して、色々な経験を積んだ人の方が人間味に溢れているんじゃないかと・・・いや、一般論ですよ。ワインも、2005年のように、ヴィニュロンの手を煩わさないようなヴィンテージは、確かに素晴らしいのかもしれないが、細やかな表情に欠けるかもしれません・・・いや、これも想像でしか有りませんが。

 どちらのワインも、シャンボール的なミネラリティを持つ、秀逸なピノ・ノワールです。現時点ではやや締まっており、香りはそれなりに開いては来るものの、テクスチュアと拡がりに欠けます。3カ月~1年で、だいぶソフトで饒舌になってくるものと思います。

●2007 シャンボール=ミュジニー

 ローランらしい、柔らかな襞を持つシャンボールです。紫っぽい果実と、シャンボールっぽい石灰質のミネラリティが多量に感じられます。とてもスタイリッシュでカッチリ、滑らかなテクスチュアだがやや硬いですね。半年~1年置くことで、よりフルーティに、ソフトに、赤みを増して香り高くなってくるでしょう。出来はとても良いと思います。今飲んでもカッチリはしていますが、その分、夏向きかもしれません。

●2007 ブルゴーニュ・オート=コート・ド・ニュ・ルージュ

 こちらもやっぱりローランらしい、ホッとさせるようなシミジミ美味しさの滲む味わいです。シャンボールよりはやや土っぽいですが、こちらも紫の果実が見え隠れし、カッチリした白いミネラリティをたっぷり持っています。むしろシャンボールよりも硬いですが、夏が終わる頃には解れ始め、柔らかなテクスチュアが出てくると思います。

 人間誰しも年を取り、でも、その間に色々な経験をし、思い出を積み上げます。だからこそ、そんな人の心の一言はとても重く響くもの・・・です。ワインだって同じ・・・・色々な経験をするから・・・味わい深いんです。色々な酸が生成され、バランスして行きます。単に優良な葡萄を育てるだけなら・・・noisy の地元だって、そりゃあもう沢山のぶどう園が有りますよ。秋になれば美味しい巨峰を現地で販売しています。でも、その葡萄じゃ美味しいワインには・・・残念ながらならんのです。もっと厳しい環境に置かれ、沢山の経験をしていただかないと・・・ね。人間性もワイン造りの手腕も素晴らしいローラン・ルーミエ!応援してください。超お奨めします!
ノイジーズ・ワイン・セレクツより)





優心美酒SHIMURAより購入。3480円。
2011年5月20日抜栓。コルクにはドメーヌ元詰、とHautes Cotes de Nuitsの刻印があります。液漏れなし。結構しっかりとしたコルクです。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。グラスに注ぐと、色は2007年に特有の薄い、ちょっと力のないガーネット。ややルビーのニュアンスが見えてきますが、基本薄いです。脚はそこそこねっとりした感じ。香りは最初、ラズベリー、きのこ(トリュフ的)、大地の香り。変な言い方をすれば田舎臭い香り(悪い意味ではありません)。スワリングによって、ハーブ香が加わります。力強さも感じます。時間と共に杏の香り、ストロベリーのジャミーなニュアンスが入ってきます。シャンボール系の雰囲気を醸し出していると思いますが、シャンボールよりもつおい感じがします。いい香り。繊細さは感じませんが、裾ものとしては、結構いい感じです。口に含むとまず最初に酸味を舌が感じて、次にラズベリー、ストロベリーのジャムの要素がのこります。タンニンもしっかりとしているため力強さがあるのかもしれません。しかしタンニンは決してとんがっているわけではなく、バランスいいです。喉に流れていくときに、また酸味が口の中に広がり、若干苦味・雑味を残しますが、ベリー系の酸味があとで口の中にのこって美味しです。値段相当。強い女性!というニュアンスかな。シビれる~とまでは行きませんけど、良いワインには違いありません。


Bourgogne Pinot Noir Hubert Lignier 2008

2011-04-17 10:36:47 | フランス・ブルゴーニュ
Bourgogne Pinot Noir Hubert Lignier 2008
Bourgogne Pinot Noir Hubert Lignier 2008
モレ・サン・ドニを代表するドメーヌのひとつ、「ユベール・リニエ」の当主ロマン・リニエが2004年に37歳の若さで帰らぬ人となったことに端を発したこのドメーヌの世代交代は、その父ユベール・リニエと、2人の子供とともに後に残された妻ケレン・リニエとの嫁舅の確執を伴うドラマティックなものとなりました。
夫であると同時にワイン造りの師でもあったロマンの遺志によってドメーヌの運営を託されたケレンは、「あの人の夢と志を、子供たちに引き継ぎたい」という一心であらゆる確執を乗り越え、自らワイン造りの修行を重ね、2006年、2人の子供の名前を冠した「リュシー・エ・オーギュスト・リニエ」への社名変更とともに、世代交代を見事に完了させました。
彼女いわく、「娘のリュシーはかなりやんちゃだけど、弟思いのしっかり屋さんです。息子のオーギュストは夫に似て頑固。自分の考えを曲げないわね。2人とももう収穫を手伝ってくれています」。
嫁舅の問題もそうですが、ケレンがさらに苦労している点は、アメリカ人であるということです。ブルゴーニュの、特に年配の世代はまだまだ外国人に対してかなり閉鎖的で、私自身もジュヴレ駐在時代はいろいろと不愉快なことも経験しましたし、もはやほとんどブルゴーニュ人と化した(?)仲田さんでさえ、今でも外国人であるがゆえの大変な苦労をされています。(詳しくは仲田さんに怒られますので書きませんが、一緒に飲んでひとり3本目のワインが空になる頃、少しだけ愚痴を聞くことができます)。しかし日本人はまだいいほうで、ケレンの場合は、いろいろな意味で何かとフランスと問題になっているアメリカですので・・・。
私事ですが、ケレンとは年が同じで、誕生日も1ヶ月しか離れていません。小さい子供がいる立場としても、また、ブルゴーニュに関わる外国人という立場としても、彼女の苦労の何分の一かは理解できるような気がして、ヴィニュロンヌとバイヤーという関係以前に、同世代の人間として強い共感を感じています。
もちろん、醸造家としての彼女の腕前の方も、プロとして十二分に信頼しています。
彼女とそのワインに関心を持っていただける方のために、リニエ家の世代交代にともなう一連の出来事やワイン造りの詳細について、やや専門的になりますが、以下に整理しておきます。(2008年6月改訂版)
主な関係者
★ Hubert Lignier(ユベール・リニエ)・・・一代でブルゴーニュを代表する生産者となったリニエ家当主。2008年6月現在74歳
★ Romain Lignier(ロマン・リニエ)・・・ユベールの3人の子供のうちの末っ子。1996年頃からドメーヌ継承開始。2004年に脳腫瘍で他界
★ Laurent Lignier(ローラン・リニエ)・・・ユベールの3人の子供のうちの長男。アルベール・ビショ社ディレクター
★ Kellen Lawton(ケレン・ロートン)・・・アメリカ人。1999年にロマンと結婚してケレン・リニエとなる。1973年3月25日生まれ
★ Bill Downie(ビル・ダウニー)・・・オーストラリア人。ヤラ・バレーの「デ・ボルトーリ」の製造部長
★ Dominique Poirotte(ドミニク・ポワロット)・・・2004年からユベール・リニエの栽培長。2002年~2004年までラ・プス・ドール栽培長も務めた、この道25年以上の名人。醸造にも明るい
★ Lucie Lignier(リュシー・リニエ)・・・2000年に生まれたロマンとケレンの長女
★ Auguste Lignier(オーギュスト・リニエ)・・・2002年に生まれたロマンとケレンの長男
出来事
1996年
○ ユベールからロマンへの相続を開始するため、EARL Hubert Lignierという会社を設立。社長はロマンで、株主はロマン74%、ユベール13%、フランソワーズ(ユベールの妻)13%
○ 畑の総面積は約8.4haで、うち約6haはユベールがEARL Hubert Lignierにメテイヤージュ賃貸(収穫の3分の1相当分をユベールに地代として現物返済する契約)、約1.5haはロマンが所有、約1haは第三者所有畑をメテイヤージュで賃借
1999年
○ ロマンとケレンが結婚し、ケレン、ブルゴーニュに来る。ケレン、ロマンから栽培と醸造を学ぶ
2000年~2002年
○ ケレン、ロマンから栽培と醸造を学ぶ
○ 2000年、リュシー誕生
○ 2002年、オーギュスト誕生
2003年
○ ロマン、1月にEARL Hubert Lignier社のユベールとフランソワーズ持ち分の株式を譲り受け、100%継承完了
○ ユベール、3月に老後資金の安定調達のための販売会社SARL Lignier-Lawtonを設立。株主はユベール99%、ケレン1%でケレンを社長にする。EARL Hubert Lignierの造るすべてのワインをこの販社を通じて販売することを意図するが失敗。ケレン、ユベールに対する不信感が芽生える
○ ロマン、収穫期に脳腫瘍で倒れる
○ ケレンとその子供たち、ロマン所有の1.5haを相続(結婚する時にロマンは、万一彼に何かあった場合、すべてをケレン(と将来の子供たち)が相続できるように、フランス法上の特別な結婚形態を選んだ)
2004年 
○ ロマン、2月に帰らぬ人となる。享年34歳
○ ケレン、ボーヌの醸造学校CFPPAのBPREA(栽培・醸造コース)を修了
○ 栽培長としてドミニク・ポワロット入社
○ 醸造家としてビル・ダウニー招聘
(この年のワイン造り)
○ 栽培はユベール・リニエ、ドミニク・ポワロット
○ 醸造はユベール・リニエ、ビル・ダウニー、ケレン・リニエ
○ 熟成・ビン詰めはケレン・リニエ
2005年
○ ケレン、DRCとアンヌ・グロで収穫や発酵・醸造の短期研修
○ ケレン、12月にEARL Hubert Lignier社の社長に就任。ユベールが猛反対し、これを巡ってユベールとケレンの確執が表面化。長年ユベールと一緒に働いていた秘書等4人の従業員もケレンに抗議の退社
○ ドミニク・ポワロット、ケレン支持を表明。以降のケレンにとって大きな支えとなる
○ ビル・ダウニー、この年の醸造を最後に招聘終了
(この年のワイン造り)
○ 栽培はユベール・リニエ、ドミニク・ポワロット
○ 醸造はユベール・リニエ、ドミニク・ポワロット、ビル・ダウニー (ケレン・リニエは醸造方針の話し合いに参加したのみ)
○ 熟成・ビン詰めはケレン・リニエ、ドミニク・ポワロット (ユベール分のワインはユベールがビン詰め)

ドミニク・ポワロットとケレン・リニエ
2006年
○ ケレン、5月に販社SARL Lignier-Lawton社長を辞任。ローランがアルベール・ビショ社ディレクター兼務で社長となり、SARL Hubert Lignier Père et Filsに社名変更。以降、ネゴシアンブランド管理会社的な位置付けとなる
(この年のワイン造り)
○ 栽培からビン詰めまで、すべてケレン・リニエとドミニク・ポワロット(ユベール分のワインはユベールがビン詰め)
2007年
○ ケレン、1月にEARL Hubert LignierをEARL Lucie et Auguste Lignierに社名変更
○ 4月、新ラベル完成し、リリース開始

今日の畑について
畑の総面積は約8.4ha。うち約6haは変わらずユベールの所有で、社名変更したEARL Lucie et Auguste Lignierにメテイヤージュ賃貸(収穫の3分の1相当分をユベールに地代として現物返済する契約)です。この契約は2020年まで有効です。約1.5haはロマンから相続したケレンの自社畑。約1haは第三者所有畑をメテイヤージュで賃借しています。
<畑の面積と所有者>
Bourgogne Aligoté (0.59ha) ・・・Hubert Lignier
Bourgogne Passetoutgrains (0.56ha) ・・・Hubert Lignier
Bourgogne Pinot Noir (0.65ha) ・・・Hubert Lignier
Fixin Chardonnay Champs de Vosger (0.24ha) ・・・第三者
Gevrey-Chambertin Les Seuvrées (1.02ha) ・・・Hubert Lignier
Gevrey- Chambertin 1er Cru Aux Combottes (0.13ha) ・・・第三者
Charmes- Chambertin (0.08ha) ・・・Hubert Lignier
Morey-St.-Denis (0.95ha) ・・・Hubert Lignier
Morey-St.-Denis Les Sionnières (1.11ha) ・・・L&A Lignier
Morey-St.-Denis 1er Cru Cuvée Romain Lignier (0.53ha) ・・・Hubert Lignier
Morey-St.-Denis 1er Cru Les Chaffots (0.60ha) ・・・Hubert Lignier、L&A Lignier
Morey-St.-Denis 1er Cru La Riotte (0.15ha) ・・・L&A Lignier
Clos de la Roche (1.10ha) ・・・Hubert Lignier、L&A Lignier、第三者
Chambolle-Musigny Les Bussières (0.49ha) ・・・Hubert Lignier
Chambolle-Musigny 1er Cru Les Baudes (0.17ha) ・・・Hubert Lignier
バックヴィンテージについて
1998年からのバックヴィンテージについて、その所有者は、3分の1がユベール、3分の2がケレンとなります。上記1996年の下線部分をご参照ください。この中にあるユベールとのメテイヤージュ契約によって、1996年以降のヴィンテージはすべてこの比率で配分されました。2003年、ロマンがそれまで保有していたこれらの在庫が、ケレンに相続された次第です。
私たちがご紹介するLucie et Auguste Lignierラベルもののうち、1998年~2004年ヴィンテージのすべてのワインのコルクには、Hubert Lignierの刻印があります。2005年ヴィンテージより、刻印もLucie et Auguste Lignierとなります。
ヌーヴェル・セレクションより)



【ユベール・リニエ】の2008年です。
息子さんのロマン氏亡き後、ロマン氏の奥さんによって、ワイン造りが引き継がれたリニエ家ですが、07年に畑の契約が切れたACブルゴーニュのみユベール氏に返還され、氏自ら栽培醸造を行いリリースされました!!
モレ・サン・ドニの隠れ名ドメーヌとして、プロのソムリエさんからの信頼度が絶大のリニエですが、今回のユベール氏復活は寝耳に水でした。
彼の年齢を考えますと、これから先、何年このワインがつくられるか、全く分かりませんので、是非、古き良き【ユベール・リニエ】の味をお楽しみください。

ブルゴーニュ・ルージュ[2008]ユベール・リニエ

リニエのワインは、まさにクラシカル。思くなく、でも薄くなく、輪郭があり、旨みの余韻がじわじわ~~~っと続きます。リニエに造らせるとこのクラスでも、ここまで違うのかと思います。
湘南ワインセラーより)






優心美酒SHIMURAより購入。3580円。
2011年5月19日抜栓。コルクはちょっと柔らかいものでした。ドメイン名とBourgogne、Vintageが刻印されていました。液漏れなし。抜栓してすぐに瓶からほわーっと果実味があふれてきて、ちょっと期待感があがりました。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。いろは、ちょっとくすんだ感じのガーネット。にごってはいません。やや濃い目かな。最初、きのこ、ストロベリー、にらと言ったニュアンスの香り。スワリングによってベリー系の要素が加わってきました。さほど強い香りではありませんが、香り自体はやや濃厚な重い感じがします。脚は中等度。口に含むと、腐葉土系の重さと、タンニンも結構しっかりと舌の上に乗ってきます。ベリー系の甘さが感じられます。酸味も結構しっかりとしていますがキレが良く、その後にすっと喉の奥に流れていきます。アフターは短く余韻があまり感じられません。温度が上がってくると、土のニュアンスが全面に出てくるのか、ちょっと苦味が全面に現れてきますが、酸味がそれを打ち消してくれます。ジュヴレ・シャンベルタン的な結構力強いおいしいワインですが、ACブルの域はでないかな?3000円前半だといいけれど。


Bourgogne Claude Dugat 2008

2011-04-16 08:41:39 | フランス・ブルゴーニュ
Bourgogne Claude Dugat 2008
Bourgogne Claude Dugat 2008
[2008] Bourgogne Rouge - Claude Dugat
ブルゴーニュ・ルージュ - クロード・デュガ
【 Claude Dugat クロード・デュガ 】

クロードは1977年に父モーリスの跡を継ぎ、このドメーヌでワイン造りを始め ました。デュガ家の5代目にあたります。
ドメーヌはジュブレ・シャンベルタン村の高台に位置して、『ル・セリエ・デ・ ディム』と呼ばれるその建物は、13世紀に建てられたものです。
当時税として納められた麦などを貯蔵していたもので、現在はカーヴとして 使用されています。
世界的にも評価が高く、ワインの入手は最も困難を極める物の1つです。

低い収量、生理学的に熟したブドウの収穫、清澄処理や、濾過処理は殆ど 行わない事が、結果として、途方もなく、豊かで、複雑なアロマのある、 目を見張るほど素晴らしいワインを生み出しています。
アサヒヤワインセラーより)



ブルゴーニュ・ルージュ[2008]年・ドメーヌ・クロード・デュガ元詰
Bourgogne Pinot Noir [2008] Domaine CLAUDE DUGAT
言わずと知れたパーカー5つ星生産者!ブルゴーニュ最高の生産者の一人!「樽からでさえ非常においしく飲める」とパーカー氏に絶賛させる人気ワイン!クロード デュガのACブル!溢れんばかりの果実味と、驚嘆を禁じえない複雑な香りのタペストリーで人々を魅了する超人気ワイン!の最新ヴィンテージが少量入荷!
ブルゴーニュ ルージュ[2008]年 ドメーヌ クロード デュガ元詰

かのパーカー氏が5つ星をつけて褒め称えるクロード・デュガ!!

全盛期のロマネ・コンティを脅かす存在と言われ、ロバート・パーカー氏が100 点を付けたワイン、'96 グリオット・シャンベルタンを世に送り出したクロード・デュガは、ブルゴーニュで最も偉大な数少ない生産者です。

他にパーカー氏がブルゴーニュで100 点を付けたワインには、1990 年以降、ドメーヌ・ルロワの3 つのワイン、’93 ロマネ・サン・ヴィヴァン、’93 リシュブール、’93 クロ・ド・ラ・ロッシュがありますが、いずれもその生産量は少なく、世界のワイン愛好家がどんなに恋焦がれても、なかなか手に入れることは困難です。

ブルゴーニュ運河を掘る石工だった先代がこの地に住みつき、13世紀の修道院に由来するセラー・ドゥ・ディムと呼ばれるワインセラーから、珠玉のワインの数々が生まれています。といっても、ドメーヌそのものはごく小規模で、所有する畑の広さは3.5ha。当然、生産量も限られてくることから、只でさえ人気の高いクロード・デュガのワインは昨今ますます値段が跳ね上がり、ワインラヴァーを涙目にさせている模様です。

ご存知のようにブルゴーニュのグラン・クリュで本当に素晴らしい最高の畑は狭く、収穫量は非常に限られています。デュガ氏のワイン造りは家族に代々伝わる伝統的なもので、その信条は収量が少ないこと、収穫されるブドウが生理学的に完璧に熟していること、古木であること、セラーが清潔であること、そして自然と協調して手をかけすぎないという不干渉主義にもとづいています。

デュガ家ではワインに清澄処理やろ過処理をほどこすことはめったにありません。

「樽からでさえ非常においしく飲める」とパーカー氏に言わしめているこれらの作品は、若いうちからしなやかさを見せつけており、溢れんばかりの果実味と驚嘆を禁じえない複雑な香りのタペストリーで、人々を魅了してしまうようです。ラベルも硬派な印象で、見る者の目を引くこと間違いなし!大切な方へのプレゼントに、ぜひとも一念奮起してご入手いただきたい一本です!

▼ ロバート・パーカー氏はクロード・デュガについて
ブルゴーニュで最高の生産者の一人であるクロード デュガは、センセーショナルなほど壮麗なワインを生産している。
低い収量、生理学的に熟したブドウの収穫、あまり人の手を加えないワインづくりの哲学が結果として途方もなく豊かで、複雑なアロマのある目を見張るほどすばらしいワインに結びついている。
残念なことにここでは豊作のヴィンテージにおいてもグリヨットは50ケース、シャルムは100ケースしか生産されない。クロード・デュガは底辺から頂上までのすべてのワインが優れている、ブルゴーニュでも稀なブドウ園のひとつである。★★★★★5つ星

ブルゴーニュ・ルージュ【ドメーヌ・クロード・デュガ】
香りから瞬時に判別できるほどの、完成度の高さは、他を凌駕しています。優しく鼻腔をくすぐるフランボワーズとスミレの花の香りに陶然となり、酸と果実味のバランスが絶妙に保たれている事に更に驚かされます。
ブルゴーニュ・ルージュとしては信じられないくらいの凝縮感とバランスです。
言わずと知れたパーカー5つ星生産者!ブルゴーニュ最高の生産者の一人!「樽からでさえ非常においしく飲める」とパーカー氏に絶賛させる人気ワイン!クロード デュガのACブル!溢れんばかりの果実味と、驚嘆を禁じえない複雑な香りのタペストリーで人々を魅了する超人気ワイン!の最新ヴィンテージが少量入荷!
うきうきワインの玉手箱より)



<ロバート・パーカー氏のコメント>
ブルゴーニュで最高の生産者の一人であるクロード・デュガは、センセーショナルなほど壮麗なワインを生産をしている。
低い収量、生理学的に熟したブドウの収穫、あまり人の手を加えないワインづくりの哲学(清澄処理や濾過処理を行うことは滅多にない)が、結果として、途方もなく豊で、複雑なアロマのある、目を見張るほど素晴らしいワインに結びついている。
1991年、1992年、1994年といった難しいヴィンテージにおいてさえ、クロード・デュガは極上のワインをつくり出して、すべての違いは生産者がつくる、ということを改めて証明した。
残念なことに、ここでは豊作のヴィンテージにおいても、グリオット・シャンベルタンは50ケース、シャルム・シャンベルタンは100ケースしか生産されない。
クロード・デュガは、底辺から頂上までのすべてのワインが優れていブルゴーニュでも稀なブドウ園のひとつである。
世界でも最高の醸造家の一人であり、彼のワインは、稀にみる豊で純粋な、甘い果実を持つ。
しかしデュガのワインを特徴づけているのは、若いワインには珍しいしなやかさである。
これらのワインは、樽からでさえ非常に美味しく飲める。
熟成能力がないという根拠はないが、早い時期に、これほどまでのふくよかさと心地よい飲み心地が楽しめるので、さらに寝かせるようおすすめするのは難しい。

ブルゴーニュ・ルージュ [2008] クロード・デュガ
種類 赤ワイン
格付 A.O.C. ブルゴーニュ
生産地 フランス/ブルゴーニュ地方
品種 ピノ・ノワール…100%
味わい ミディアムボディ
容量 750ml
お手軽ワイン館より)




ワインショップフィッチより購入。3700円。
2011年5月2日抜栓。コルクにはドメイン名が刻印されています。若干コルクにシミ上がっていました。液漏れはないようでした。グラスはリーデルのボルドータイプを使用。色は結構濃いほんのりと紫がかったガーネット色。きれいな色です。エッジもしっかりとした色合い。脚はそんなに強くはありません。最初、香りはさほど強くはありませんが、それでもアメリカンチェリー、ストロベリー、スミレの香りがします。いい香り!スワリングによってそこに酸の香りが加わります。若干遅れて酵母の香りもします。ベリーの甘さも時間と共に際立ってきます。徐々に果実甘味というか、ほのかに甘い香りも混ざってきます。口に含むと、最初にいちごの甘さが広がります。そこに上品な酸味が合わさってきます。タンニンはさほど感じませんが、タニックな要素が溶けこみ味に重さを加えている感じがします。とてもバランスの良い味わい。とにかく葡萄の甘さが全面に出てきますね。そしてさほどアフタは強くありませんが鼻の奥にすぅっとストロベリーの甘さが抜けていきます。味の中にやや雑味を感じますがACブルとしてはとても濃厚で力強さを感じます。2杯目のグラスでは酸味がやや強く感じましたが、決して酸っぱいわけではなく調和のとれた酸味だと思います。作り手の技が出ているワイン、うまいな~。


Nuits Saint Georges TL Raillard 2005

2011-04-15 12:18:13 | フランス・ブルゴーニュ
Nuits Saint Georges TL Raillard 2005
Nuits Saint Georges TL Raillard 2005
ジャン ルイ ライヤール家元詰 限定品
ニュイ サン ジョルジュ [2005]年

「素直に造られたことが手に取るように分かる繊細さと上品さ。特にレ・ボー・モンのシルキーさったらない。個人的には得点以上の魅力を感じた。ジャン=ルイ・ライヤール。今後も要チェックだ。」リアルワインガイド13号より

神秘なるロマネ・コンティの神髄の全てを継承した男
DRCで生まれDRCで育った男が造る奇跡のニュイ サン ジョルジュ'05年物

ジャン=ルイ・ライヤール
Jean-Loius-Raillard

その創立以来、世界中のワイン愛好家を虜にするドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ。そのDRCで40年間働いていた母(しかも、あのロマネ・コンティの畑の葡萄の摘み取りを任されていた最も優秀な収穫人の1人)と、同じく37年間働いていた父を両親に持つ男がいる。その男の名はJean-Loius-Raillard ジャン=ルイ・ライヤール。

DRCで数年働いたジョシュ・ジャンセンが創立したカレラをカリフォルニアのDRCとするならば、DRCで巡り合った両親の子に生まれ、DRCのセラーのすぐ裏手に住み、子供のころから両親の仕事(つまりDRCの栽培や醸造)を見て育ったライヤールは、まさに"DRCで生まれDRCで育ったDRCの息子"といっても過言ではない。

自らもDRCで働き、様々なネゴシアンでも働いた経験を持つライヤールは、現在、著名なボーヌ醸造学校で教鞭を取る傍ら、自身のドメーヌでワインを造っている。平均樹齢50年という素晴らしい古樹の畑を所有する彼のワイン造りは、有機栽培(完全なバイオダイナミック農法へ転換中)、馬による耕作、遅い収穫、低収量、非除梗、高温発酵、澱引き回避、無清澄、無濾過、重力に逆らわない瓶詰めなど、正真正銘DRCから受け継いだブルゴーニュの王道を行く方法だ。

引退した両親が40年間DRCで働いて培った的確なアドヴァイスが生かされていることも見逃せない。ドメーヌは栽培面積3.5ヘクタール、年間生産量7千本前後という超ミクロドメーヌだ。しかもライヤールは毎年DRC瓶詰めに立会い、試飲する権利も持っている数少ない男だ。神秘なるロマネ・コンティの神髄の全てを継承した男、ジャン=ルイ・ライヤールの2005年ものが入荷したしました。


2005 ニュイ・サン・ジョルジュ 赤
Nuits-Saint-Georges
区画のあるコミューン Nuits-Saint-Georges
クリマ名 Les Fleurieres レ・フルリエール
Les Charmoisレ・シャルモワ
Les Herbuesレ・ゼルピユ
Les Saints-Juliensレ・サン・ジュリアン
栽培面積 レ・フルリエール0.1ha、レ・シャルモワ0.24ha、レ・ゼルピユ0.03ha、レ・サン・ジュリアン0.09ha 平均樹齢 レ・フルリエール70年、レ・シャルモワ65年、レ・ゼルピユ25年、レ・サン・ジュリアン55年
除梗の有無 除梗しない
発酵前の低温マセレーション 使用しない
補糖 ヴィンテージに応じて行う
アルコール発酵の容器 グラスウールの発酵槽、発酵の前半はオープントップ、後半は蓋をする
発酵温度 33℃
櫂入れ 酵母の活動が活発な期間は1日2回、他の期間は1日1回
発酵期間 7日
浸漬期間 4日
プレス・ワインの混入 する
熟成方法 (全て228リットルのバリック) 新樽30%、1年樽70%
期間熟成 アリエ産のバリックで17ヶ月(澱と一緒に熟成)
樽の焼き やや強めのミディアム
澱引き 澱引きはしない。但し、瓶詰めの1ヶ月前、高気圧の時を見計らって、1回のみ行う。
パトナージュの有無 しない
アッサンブラージュの時期 アルコール発酵を終了し、発酵槽からワインを引き抜いた時に一度アッサンブラージュして樽に移し替え。その後、瓶詰め前に全ての樽をアッサンブラージュする。 瓶詰め 無清澄、無濾過でポンプなどは一切使わず、重力を利用して、自然に直接樽から瓶詰め、瓶詰めは高気圧の時期を見計らって行う。
培養酵母の使用 使用しない
平均樹齢60年のわずか0.45ヘクタールの区画から生まれるキュヴェ。果梗を100%残したまま高温(33℃)で発酵させ、アリエ産のバリック(新樽比率30%)で澱引きをせず16ヶ月熟成させたキュヴェは、まるでDRCが造るニュイ・サン・ジョルジュと呼べるような驚異的なポテンシャルを感じる。

ニュイ サン ジョルジュ 2005 ジャン ルイ ライヤール (赤ワイン・フルボディ)

商品説明
超希少!世界中のワイン愛好家を虜にするドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ!神秘なるロマネ・コンティの神髄の全てを継承した男!が造る奇跡のニュイ・サン・ジョルジュの2005年物!!ロマネ・コンティの瓶詰めや試飲にも立ち会うDRCで生まれDRCで育ったDRCの息子が造る、樹齢60年、わずか0.45haの区画から生まれるキュヴェ!アリエ産のバリックで16ヵ月熟成させたキュヴェはまるでDRCが造るニュイ サン ジョルジュとも言うべき驚異的なポテンシャルを秘めたニュイ サン ジョルジュが極少量入荷!!

ニュイ・サン・ジョルジュ[2005]年・ドメーヌ・ジャン・ルイ・ライヤール家元詰
Domeine J.L.Rillard Nuit-Saint Georges [2005]
年代 造り手
[2005]年
ジャン・ルイ・ライヤール元詰
生産国 地域
フランス ブルゴーニュ コート ド ニュイ

AOC ニュイ サン ジョルジュ
タイプ 赤・辛口 フルボディ
内容量 750ml
(うきうきワインの玉手箱より)



ジャン・ルイ・ライヤール
DRCのDNA継承者?
父・母・子と、代々DRCに仕えています!

世界のワインの頂点に君臨する造り手といえば…
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(=DRC)。
そのDRCで、母は40年間、父は37年もの間、働き、生まれ育った住まいは、DRCのセラーのすぐ裏手。
子供の頃からDRCの仕事に間近に触れられるというまたとない環境で育ったのが、今回ご紹介する、ジャン・ルイ・ライヤール氏です。
そんな氏は、自らもDRCで働いた経験を持ち、現在はボーヌの醸造学校で教鞭をとり、その一方で自らのワインを手掛けています。
そんなジャン・ルイ・ライヤール氏が、平均樹齢50年という自社畑から生み出したワインをご紹介します!
有機栽培(完全なバイオダイナミック農法へ転換中)、馬による耕作、遅い収穫、低収量、非除梗、高温発酵、澱引き回避、無清澄、無濾過、重力に逆らわない瓶詰めなどと、そこかしこにDRCのスタイルを伺わせる要素がちりばめられています。
40年間、DRCで勤め上げた母は、あのロマネ・コンティの畑の収穫も任せられるほどの人物だったそうです。
そんな両親から受け継いだもの、そして、実際に自分が見聞きしたものが身体にしみこんでいるといっても過言でない、恵まれた環境に育った、ライヤール氏。しかも、DRCの瓶詰めに毎年立会い、試飲をする権利まで持つ、数少ない選ばれた人物であり、これほど長きにわたってDRCを見続けている人物は、そういうはずはありません。
まさに、DRCのDNAを引き継いだと言っても、過言ではないはず!
そんな、ジャン・ルイ・ライヤールのワイン、実は、前回入荷時、ご紹介をする前に、ページにアップした途端、アッという間に売れてしまい、ご紹介のタイミングが来た時には、ほぼ残っていないという状況になってしまったのです。
そう、事情通は、既に彼のワインを常に探しているのです!
そして今回、久々に再入荷を果たしましたので、ようやく晴れてご紹介となりました!!
DRCのDNAを色濃く引き継いだ、ジャン・ルイ・ライヤール、いよいよ登場です!!

ニュイ・サン・ジョルジュ[2005]
ジャン・ルイ・ライヤール(赤ワイン)

まるでDRCが造るNSG!
平均樹齢60年の僅か0.45ヘクタールの区画から生まれる、ニュイ・サン・ジョルジュ。
低収量に抑えた葡萄を手摘みで収穫、畑とセラーで2度の選果を行なった後、果梗を100%残したまま高温で発酵、アリエ産の小樽を、新樽比率30%で使用、17ヶ月熟成させた1本です。

輸入元さん資料には…
【大絶賛!】
『まるで「DRCが造るニュイ・サン・ジョルジュ!」と呼べるような傑出したポテンシャルを秘める。』
とあるほど、お勧めの1本です!
タカムラより)



ジャン・ルイ・ライヤール J.L.Raillard
DRCで生まれDRCで育った男がつくる奇跡のヴォーヌ・ロマネ!

DRCで40年間働いていた母(しかも,あのロマネ・コンティの畑の葡萄の摘み取りを 任されていた最も優秀な収穫人の1人)と,同じく37年間働いていた父を両親に持つ男、それがジャン=ルイ・ライヤール氏。
自らもDRCで働き,様々なネゴシアンでも働いた経験を持つライヤール氏は,現在,著名なボーヌ醸造学校で教鞭を取る傍ら,自身のドメーヌでワインを造っています。
平均樹齢50年という素晴らしい古樹の畑を所有する彼のワイン造りは,有機栽培(完全なバイオダイナミック農法へ転換中),馬による耕作,遅い収穫,低収量,非除梗,高温発酵,澱引き回避,無清澄,無濾過,重力に逆らわない瓶詰めなど,正真正銘DRCから受け継いだブルゴーニュの王道を行く方法。
ドメーヌは栽培面積3.5ヘクタール,年間総生産量7千本前後という超ミクロ・ドメーヌ。
しかも,ライヤール氏は毎年DRCの瓶詰めに立会い,試飲もする権利を持っているという数少ない人物のひとり。


[2005] ニュイ・サン・ジョルジュ ジャン・ルイ・ライヤール
Nuits St Georges J.L.Raillard

容量:750ml
品種:ピノ・ノワール

平均樹齢60年の僅か0.45ヘクタールの区画から生まれるキュヴェ。
果梗を100%残したまま高温(33℃)で発酵させ,アリエ産のバリック(新樽比率30%)で澱引きをせず17ヶ月熟成させたキュヴェは,まるでDRCが造るニュイ・サン・ジョルジュと呼べるような驚異的なポテンシャルを秘める。
ワインショップフィッチより)



ジャン・ルイ・ライヤール
 ニュイ・サン・ジョルジュ [2005] 赤 750ml

~インポーター様・資料~
葡萄品種 ピノ・ノワール
平均樹齢60年の僅か0.45ヘクタールの区画から生まれるキュヴェ。果梗を100%残したまま高温(33℃)で発酵させ,アリエ産のバリック(新樽比率30%)で澱引きをせず17ヶ月熟成させたキュヴェ

DRCで40年間働いていた母 (しかも,あのロマネ・コンティの畑の葡萄の摘み取りを任されていた最も優秀な収穫人の1人)と,同じく37年間働いていた父を両親に持つ男がいる。その男の名はJean-Louis Raillardジャン=ルイ・ライヤール。

自らもDRCで働き,様々なネゴシアンでも働いた経験を持つライヤールは,現在,著名なボーヌ醸造学校で教鞭を取る傍ら,自身のドメーヌでワインを造っている。

平均樹齢50年という素晴らしい古樹の畑を所有する彼のワイン造りは,有機栽培(完全なバイオダイナミック農法へ転換中),馬による耕作,遅い収穫,低収量,非除梗,高温発酵,澱引き回避,無清澄,無濾過,重力に逆らわない瓶詰めなど,正真正銘DRCから受け継いだブルゴーニュの王道 を行く方法だ。

引退した両親が40年間DRCで働いて培った的確なアドヴァイスが生かされていることも見逃せない。ドメーヌは栽培面積3.5ヘクタール,年間総生産量7千本前後という超ミクロ・ドメーヌだ。しかも,ライヤールは毎年DRCの瓶詰めに立会い,試飲もする権利を持っている数少ない男だ。神秘なるロマネ・コンティの神髄の全てを継承した男,ジャン=ルイ・ライヤール。
グランヴァンより)




ワインショップフィッチにて購入。5000円。
2011年5月28日抜栓。コルクにはドメーヌ名、村名、Vintageが刻印されていました。液漏れはなし。抜栓後より若干ベリー系の香りが漂ってきました。最初、瓶を見たときにちょっと澱が待っていたので、リーデルのブルゴーニュタイプのグラスにちょっと多めに4杯注いでしまいました。色はガーネットとルビーの間くらい。若干ルビー色の方に傾いているかな?05年ということでもっと濃い色を想像していましたが比較的薄めの色です。脚はまぁまぁの粘稠度。最初は、ラズベリーの香りと共に、腐葉土、土の香りがします。力強さを感じます。大地の香りという感じ。スワリングによってラズベリー、ブルーベリーといったベリー系の香りが前面に出てきます。その後に土系のニュアンスを持ったドシンとした香りが加わってきて、いい香りです。時間と共にこれらの香りが合わさって溢れてくるイメージとなります。口に含むとこれまた、ベリー果実の甘味が舌にのっかってきますね~。繊細なジャミーな味がとても心地良いです。タンニンは殆ど感じません、というか丁度良く溶け込んでいます。時間が経つと、いちごの酸味のニュアンスが口の中にひろがります。このバランスがとってもよい。アフターは長くはありませんが上品な果実味が鼻孔に抜けていきます。Nuits Saint Georgesは、自分としては力強いピノ、野生感のあるピノという印象ですが、このワインもそんなワイルドさを持っていますが、その中に優しさを感じるというか、繊細さを感じるワインだと思います。


Bonnes Mares Grand Cru Georges Lignier et Fils 2001

2011-04-14 00:05:44 | フランス・ブルゴーニュ
Bonnes Mares Grand Cru Georges Lignier et Fils 2001
Bonnes Mares Grand Cru Georges Lignier et Fils 2001
「ボンヌ・マールは強く深い味わいがすばらしく、ぶどうの味が強いリニエのスタイルで、生気あざやかな果実味にあふれている。しかも質の高さがまざまざと感じられる。」
ブルゴーニュワインがわかる マット・クレイマー著より
このように高く評価されるジョルジュ・リニエ。
あのユベール・リニエとは従兄弟同士にあたります。
昔ながらのやり方で丁寧に作られたワインは、常に安定した品質を誇っています。

生産量の半分をニュイやボーヌの有力ネゴシアンに樽で売っているため、ドメーヌ元詰めワインは貴重なものとなっています。
ワイン作りでは、ブルゴーニュの伝統的な手法守り続けています。
耕作に於いては堆肥のみ使用していて、化学肥料などは一切使用しません。
13℃で5日間の低温浸漬の後、培養酵母などは用いず、野生酵母のみで発酵させます。
35℃以上にならないように温度コントロールして、10日間アルコール発酵を行います。
その後、ろ過処理をして瓶詰めを行います。
新樽は、特級には100%、その他は30%使用し、18ヶ月樽熟成させます。
濃縮した味わいのワインは、葡萄の風味が強く、テロワールが良く表現されています。
ワインショップフィッチより)



George Lignier(ジョルジュ・リニエ)
知的ではないけど魅力的な女性、私にとってはそんなイメージ

ジョルジョ・リニエの魅力はなんと言ってもちょっと派手目で分かりやすくブルゴーニュ好きの肝を押さえているという部分にあります。若い時期でも美味しく、熟成しても魅力を発揮するという部分も魅力で、欠点らしい欠点は見あたりません。

グラン・クリュ・クラスはかなり高いレベルでそのポテンシャルを見せつけてくれますし、知的ではないけど魅力的な女性、私にとってはそんなイメージです。

明らかにブルゴーニュのトップ・ドメーヌとは言いません。正直そこまではポテンシャルは高くないのです。でもよくいますよね、魅力が他の要素を全てカバーしてしまっている人、そんな感じなのです。

最近ではヴィノラムが正規輸入元になり、更に素晴らしいコンディションでワインを楽しみ事が出来るようになりました。

ここからはヴィノラムのテクニカルシートを御覧ください。

ジョルジュ・リニエはモレ・サン・ドニに本拠を構えるモレの代表的なドメーヌで、セラーが造られた19世紀中頃よりリニエ家が所有しています。小粒ではありますが非常に優れた畑をいくつか所有しているモレ・サン・ドニの有数なドメーヌです。芳醇で瑞々しく力強く個性の際立つワインが生み出すことでしられています。

生産量の半分をニュイやボーヌの有力ネゴシアンに樽で売っている為、ドメーヌの元詰めワインは貴重なものとなっています。 なお、ユベール・リニエとは従兄弟にあたります。

エリザベスとジュルジュ・リニエ
ドメーヌ・ジョルジュ・リニエはブルゴーニュの伝統的な手法を重視して守り続けています。耕作に於いては堆肥のみ使用していて、化学肥料などは一切使用しません。13℃で5日間の低温浸漬の後、培養酵母などは用いず、野生酵母のみで発酵させます。35℃以上にならないように温度コントロールして、10日間アルコール発酵を行います。その後、濾過処理して瓶詰めを行います。新樽は、特級には100%、その他は30%使用し、18ヶ月樽熟成させます。濃縮した味わいのワインは、葡萄風味が強く、テロワールが良く表現されています。

7~8年で飲み頃になりますが、15年以上の熟成をさせるとブーケが強くなる伝統的なブルゴーニュ・タイプです。ボンヌ・マール、クロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・サン・ドニはとても品質が高く、高評価を得ています。

ジョルジュ・リニエ
ジョルジュ・リニエ / ボンヌ・マール [2001]

ジョルジュ・リニエは早熟でいかにもブルゴーニュ好きが好む風味のワインを造る。グラン・クリュでも5~6年すればすぐ開き華やかな美味しさを楽しませてくれる。けっしてポテンシャルの凄く高い超一流のワインというわけではないのだが、飲んで美味しいという意味ではかなりの高い魅力を持っている。スタイル的には、今や懐かしいボディコン系をイメージしてしまうようなワインで派手なスタイル。今回の蔵出しは、全てある意味飲み頃に入っている優れもの!
WINEHOLICより)



ワインショップフィッチより購入。9800円。
2011年6月16日抜栓。コルクが結構硬くてなかなか抜けませんでした。すんごくしっかりとしたコルクです。家紋が刻印されているだけでした。液漏れはなし。抜栓後よりボトルからベリーと樽の香りがほのかにしてきました。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。色は結構濃いガーネットルビー。グラスに注いだときにはやや濁っているように見え、一口目が舌にぴりりと来る感じがあり、微炭酸があったようです。徐々にその感じは消えていきました。ラズベリー、ブルーベリー、カシス、バニラ、バラの香り。とってもピュアでいい香りです。少し時間がたつと腐葉土、キノコのニュアンスが加わってきました。ほんと甘い香りが印象的なワインです。これは何時までも嗅いでいたい香り。スワリングによって、先に上げたニュアンスの香りが集中してくる感じです。ほんと、実にいい香り。グラスの脚は、濃厚ではないですがゆっくりと落ちていきます。口にふくむと、非常に濃厚な味わい。ブルーベリー系の甘味および、繊細な酸味がフワッと口に中に広がり、直後にすっと消えていきます。喉越しはさらっと流れていきます。タンニンは溶け込んでいるというか、全然感じないです。女性的なのに、力強い、そんな印象のワイン。けっして良年ではありませんが味わい深く、美味しいです。


Bourgogne Cuvee Latour 2007 Louis Latour

2011-04-02 17:23:02 | フランス・ブルゴーニュ
Bourgogne Cuvee Latour 2007 Louis Latour
Bourgogne Cuvee Latour 2007 Louis Latour
◆ Louis Latour (ルイ・ラトゥール)
1979年設立のラマロッスを起源とするボーヌのネゴシアン。アンリ・ラマロッスは相続者を持たず1867年に死去し、古くから彼の右腕であったルイ・ラトゥール3世がこれを継承、メゾン・ルイ・ラトゥールを興しました。
ラトゥール家がブドウ畑の拡大に乗り出したのは19世紀末、グランセイ伯爵がグラン・クリュ・コルトンをはじめとする35haのドメーヌをルイ・ラトゥールに売却してからで、今日、その地勢図はジュヴレイ・シャンベルタンからピュリニー・モンラッシェまで45.78haにおよびます。
今日、ルイ・ラトゥールを率いているのは、7代目のルイ・ファブリス・ラトゥールで、ドメーヌのブドウ栽培とワイン造りはドニ・フェッツマンとジャン・ピエール・ジョバールが指揮を執っています。

[2007] Bourgogne Rouge Cuvee Latour
ブルゴーニュ・ルージュ・キュヴェ・ラトゥール【ルイ・ラトゥール】 750ml

● ピノ・ノワールの特徴であるスミレの香りと繊細な味わいがよく表れています。
[ブレンド比率:ピノ・ノワール100%]
(スペシャルワインショップカーヴより)




ルイ・ラトゥール Louis Latour


ルイ・ラトゥ-ルの原点 シャトー・コルトン・グランセ


バークレーからレミー・ジャポンへ、
・ そしてマキシアム・ジャパンからアサヒビールヘ

 ルイ・ラトールは不幸なことに、日本の販売代理店がころころ変わりま した。私がワインの販売を始めた20年前にはルイ・ラトールの日本での正 規代理店はバークレーと言う外資系の会社でした。

今となっては珍しくも何とも無いのですが、当時会社に尋ねていくと、受 付に金髪の女性が座っていたのにえらく感激したのを覚えています。

 そのバークレーが左前となり、レミー・ジャポンへと代理店変更となり ましたが、そのレミー・ジャポンも親会社が英国からオランダに変わる事 となり、マキシアム・ジャパンへと移りました。

 今回、アサヒビールがマキシアム・ジャパンを吸収合併したことで、め でたくブランド移行と相成りました。


 艶話の世界に「さげ○○」というのがあるそうです。本人は何も悪くな いのにおつきあいする殿方が次々と非業の死を遂げるというやつです。ま さか、そんなことも無いとは思いますが、アサヒビールには頑張ってジン クスを破ってもらいたいものだと思います。


さて、ルイ・ラトゥールでしばしば指摘される事に、「ルイ・ラトゥール の白ワインは素晴らしいのだけど、赤ワインは少し弱いのではないか」と の意見があります。私も何度も耳にする意見なのですが1964年生れの若き 現当主は日本での講演会の席で次のように述べています。

「ルイ・ラトゥールの目指すワインのスタイルは次のようなものです。赤 ワインに求めるものは繊細さ。ピノ・ノワールの色が濃すぎないこと、タ ンニンが強すぎないこと。
 白ワインに求めるものは力強さ。骨組みがしっかりしていてパワフルで 酸味が強すぎないワイン。

したがって赤ワインを醸すとき、発酵期間を他社が通常3週間のところ、 10日間と短く設定しています。もちろん色を濃くしようとすれば、例え ば、発酵期間にワインとぶどうの皮とのコンタクトを長くすることで可能 です。しかしながら、あえて発酵期間を短くすることで、味わいに繊細さ を残すことができ、またピノ・ノワールがもつぶどう本来の魅力が、自然 に溢れ出てくるのです。」

 つまり、ルイ・ラトゥールの赤ワインの色の薄さは狙って造ったものだ ということです。このことにより世界の料理の中でも、最も可憐で上品と もいえる“和食”の味わいを邪魔することなく、むしろ引き立て役として 最良のパートナーになるとも述べています。


 規模が大きいので、とかくネゴシアン部門に目が行きますが、ドメーヌ としての自社畑の量も半端ではなく、特に出身地のコルトンと現本拠地の ボーヌ周りの級付き畑の質は驚くべきものがあります。 以下に参考資料 として記しておきます。

Chevalier Montrachet Grand Cru      0.51ha / 1.48 acres
Corton Clos de la Vigne au Saint Grand Cru 2.50ha / 6.25 acres
Corton Bressandes Grand Cru       3.03ha / 7.58 acres
Corton Les Chaumes Grand Cru      1.14ha / 2.9 acres
Corton Les Pougets Grand Cru       0.87ha / 2.18 acres
Corton Les Perrieres Grres Grand Cru    5ha / 12.5 acres
Corton Clos du Roi Grand Cru       3.2ha / 8 acres
Corton Les Greves Grand Cru        1.2ha / 3 acres
Aloxe-Corton Les Chaillots Premier Cru  3.13ha / 7.7 acres
Aloxe-Corton Les Founieres Premier Cru  1.75ha / 4.4 acres
Aloxe-Corton Les Guerets Premier Cru    0.4ha / 1 acre
Aloxe-Corton               3.15ha / 7.9 acres
Corton Charlemagne Grand Cru     9.65ha / 24.1 acres
Beaune Les Vignes Franches Premier Cru 2.76ha/ 6.9 acres
Beaune Les Perrieres Premier Cru    1.31ha / 3.28 acres
Beaune Clos du Roi Premier Cru     0.42ha / 1.05 acres
Beaune Greves Premier Cru        0.2ha / 0.5 acre
Beaune Cras Premier Cru        0.54ha / 1.35 acres
Pommard Epenots Premier Cru     0.41ha / 1 acre
Volnay Les Mitans Premier Cru    0.27ha / 0.68 acres
Volnay               0.47ha / 1.23 acres
Pernard-Vergelesses Ile des Vergelesses Premier Cru
                  0.75ha / 1.88 acres
Pernand-Vergelesses          1.38ha / 3.45 acres
Romanee-St-Vivant Les Quatre Journaux Grand Cru0.76ha / 1.9 acres
Chambertin Cuvee Heritiers Latour Grand Cru 0.81ha / 2 acres
ヒグチワインより)


ルイ・ラトゥール キュヴェ・ラトゥール・ルージュ
Bourgogne Louis Latour Cuvee Latour
●生産地・分類:ACブルゴーニュ
●品種:ピノ・ノワール100% 
●タイプ:赤/ミディアム

品質の良さを実感できる艶やかなルージュ
ブルゴーニュの特徴であるスミレのような香りと繊細な味わい

ルイ・ラトゥール社の創業は1797年。 ブルゴーニュで唯一、家族経営を守り続けている銘醸家かつネゴシアンです。 その輝かしい歴史の源流は、17世紀に始まります。 1731年にはブルゴーニュ地方の中心コート・ド・ボーヌにぶどう畑を所有してい たラトゥール家は、1768年にアロース・コルトン村に移住。以来50haに及ぶグラ ン・クリュ/プルミエ・クリュ村名畑を所有、このうち、コート・ドール最大のグ ラン・クリュの畑を28.63ha所有しています。今日、現当主7代目が経営するル イ・ラトゥール社では、ボーヌ郊外の醸造施設クロ・シャムロワで最新のワイン 造りを行う一方、アロース・コルトンの醸造所では現在も自社製の樫の木樽を 用いた熟成をかたくなに守っています。伝統に基づく製法を順守しつつ、常に 革新的な技術に挑戦しています。ひと口、グラスに口づけると綺麗な花と爽や かさを感じる熟したフルーツの趣きが静かに広がってきます。 酸・ミネラルレベルが高く、しっかりと感じるのが「ルイ・ラトゥール・シャ ブリ・ラ・シャンフルール」の魅力的な個性なのだと実感します。白ワインで は中々感じられない、トロッとした粘度を感じ、このワインの濃度の高さを感 じます。果実味も心地よく感じられ余韻が長く続きます。

ルイ・ラトゥールブルゴーニュ地方を産地としたピノ・ノワール種を使用し、その特徴であるスミレのような香りと繊細な味わいをよくあらわし、十分に満足のいく品質に仕上げられている赤ワインです。ブルゴーニュでは、ボルドーとは逆に多品種ブレンドをほとんど行わずに単一品種でワインが造られます。(白はシャルドネ種 赤はピノ・ノワールとガメイが中心)しかし同じ単一品種で造られていても、それぞれ個性的なキャラクターを持っています。その個性を引き立てるべく華やかさ・爽やかさ・そして見事なキレとコクがエレガントに競演してくれています。
フェリシティーより)



ワインショップおおがきで購入。1950円。
2011年4月7日抜栓。コルクにはLouis Latour Beauneと刻印されています。長さ46mm。液漏れなし。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。色は、すでにルビー色。やや霞んだ感じで薄い色です。ACブルの2007年は薄い色が多いと思いますが、そのなかでもとくに薄い感じがします。エッジはやや薄い。オレンジは見えません。グラスの脚はそこそこしっかりとしています。香りはさほど強くありませんが、ベリー、フランボワーズの香り。やや酸味を感じ、酵母のニュアンスが若干しています。スワリングにより花の香りが少ししてきます。心地良いですがあまり香りのパワーは有りません。口に含むと、最初に酸味を下に感じます。そのあと、ストロベリー、ラズベリー系の味がしてきます。時間と共にとってもジャミーなニュアンスが出てきますが、いかんせん奥行きは感じられません。値段を考えるとCPはいいと思います。とても優等生的な、誰でもに合う、無難な感じのワインだと思います。大手の作りという気がします。


Bourgogne Chardonnay 2008 Francois Mikulski

2011-04-01 04:23:36 | フランス・ブルゴーニュ
Bourgogne Chardonnay 2008 Francois Mikulski
Bourgogne Chardonnay 2008 Francois Mikulski
世界的に注目を集めるミクルスキの本当の姿!
フランソワ・ミクルスキは、ボーヌの醸造学校でワインを学び、その後カレラで修行したあと、叔父であるピエール・ヴォワイヨの畑の管理を任され、現在は叔父の畑を借りることによりドメーヌを設立。現在は7,28hの畑を所有しています。ピエール・ヴォワイヨの実質的な後継者のために早い時期から顧客も多く、かなり成功の早かった生産者です。非常に洗練されているのですが、古典的なムルソーの魅力を併せ持ち、非常に人気の高いワインであることが良く理解できる味わい。奥様の父親がシャトー・ド・ショレの所有者であり実業界でもあります。
現在フランス国内ばかりでなく世界中で注目を集めているミクルスキ。ヴィノラムが最高の状態で輸入していますので是非その本質をお確かめください。2008年の白は非常に成功を収めた年でもあり、オイリーで見事なワインが出来上がっています。比較的早熟で早い時期から美味しく飲めるワインが多く、ブルゴーニュ・ブランやアリゴテは今かなり美味しくなっています。
WINEHOLICより)




フランソワ・ミクルスキ ブルゴーニュ・シャルドネ2008年 白 750ML
当店に初めての入荷となるムルソーの名手フランソワ・ミクルスキです。

比較的新しい生産者ではあるようですがすでに確立された人気、味わいがありなかなか手に入れることのできないワインとなっているようです。
今回正規ではありませんがインポーター様よりオファーがありしかも予約価格にて入荷ということで全商品25%オフという価格にてご紹介です。

ぜひこの機会に!

こちらはフランソワ・ミクルスキブルゴーニュ・シャルドネ2008年になります。
毎年ミネラリーなワインとなっているブルゴーニュ・シャルドネそしてクラスを超えた品質
最近では強すぎた新樽風味もより抑えられエレガントになっているそうで雑味の無い綺麗なワインを期待できます。


生産者情報
フランソワ・ミクルスキ氏はボーヌのエコール・ヴィニコールで学んだ後、1983年にカリフォルニアを代表する「カレラ・エステート」のジョシュ・ジャンセン氏の下で研修、1984年に叔父のピエール・ボワイヨ氏に従事しました。

 1991年にピエール・ボワイヨ氏が引退し、所有していた畑を引き継ぎ、1992年にドメーヌを設立。まだ新しいドメーヌですが、すでにブルゴーニュ最高の白の造り手の一人として注目されています。

  カリフォルニアでの修行経験やエチケットデザインから新しさを連想する方もいらっしゃるようですが、昨年12月に来日した彼に、「ワイン造りをする上で一番大切にしていることは?」と尋ねたところ「伝統」という答えが戻ってきました。

「土地、ブドウの良さをそのままボトルの中に表現したい。そのため、バトナージュを減らすなど、自分達の介入を出来るだけ減らしています」という彼の言葉通り、ムルソー プルミエ クリュを比較テイスティングしてみると、それぞれのクリュの特徴がとてもきれいに表現されていました。
オネストテロワールより)




ドメーヌ・フランソワ・ミクルスキ
◆ムルソー屈指の造り手として知られるドメーヌ。
1992年がファースト・ヴィンテージの新進生産者ですが、現在、ムルソーのトップの者並の取引をされ風格十分な味わいは名だたる三ッ星レストランのワインリストに載り、現在でも世界中を魅了し続けています。
オーナーのフランソワ・ミクルスキ氏はディジョンでポーランド人の父とムルソー出身の母との間に生まれ、ムルソーのトップ生産者の1人であるピエール・ボワイヨ氏は叔父にあたります。
元は、プロのラグビー選手を目指していましたが、ワイン造りに魅せられブドウ栽培、ワイン醸造をボーヌのエコール・ヴィニコールで学び、その後ヴォルネィの巨匠、J.M.ボワイヨや“カリフォルニアのロマネ・コンティ”と呼ばれるカレラ・エステートでの修行の末、91年からブルゴーニュでのワイン造りを開始。
ムルソー村を中心に7.4haの畑を所有し、農薬使用を極限まで抑えたリュット・レゾネ(減農薬)での栽培を実践、風格のある滑らかな酸味とふくらみのある果実味が非常によく表現された作品です。
2005年までは、全てのラインナップに、Jean-Paul Ripolle氏の作品、“コート・ソヴァージュ”が使用されています。同氏は、1978年、ムートン・ロートシルトのラベルデザインをした事でも有名。2005年以降はブルゴーニュでもかなり斬新な独自のラベルを採用。人気を博しています。
現在、日本入荷のミクルスキ氏のワインは、極めて少なくなっており、入手するのが困難な状態になっています。

■ミクルスキのワイン造り概要
全ての区画で収穫量は45~50hlhaに抑え、栽培法はリュット・レゾネ(減農薬)を実践。
ワイン造りはまず空圧式プレスでゆっくり圧搾し、果汁をやすませて澄み切った状態にしてから醗酵。ミクルスキの澄んだ味わいはここから来ています。
醗酵は約3~20週間かけて(12℃にて)行われ、樽熟成は12~18ヶ月、新樽比率は15~20%。バトナージュは年に3回程度。スーティラージュとコラージュの後、軽くフィルターにかけてから瓶詰。

ドメーヌ・フランソワ・ミクルスキ ブルゴーニュ・シャルドネ[2008]

【品種】シャルドネ100%
【タイプ】白ワイン・コクのある辛口

A.C.ブルゴーニュ格付けですが、一部にA.C.ムルソークラスの葡萄も使用する大変贅沢なワイン。グレープフルーツ、蜜のニュアンスがしっかり出ており豊な果実香とミネラル感。
しっかりしたボリュームのあるコクと、十分にフレッシュな酸が絶妙で、A.C.ブルゴーニュの枠組みを遥かに超える質感を備えます。
余韻にもナッツやミネラルが長く残り、美味しさを素直に感じさせるワイン。
お酒と食の専門店KAGAYAより)



ワインショップおおがきにて購入。3150円くらい。
2011年5月17日抜栓。コルクは汎用のコルク。グラスはリーデルのオーヴァチュアを使用。抜栓すると、柑橘系の香りがふわっと漂いました。これは?!と思ったワインです。グラスに注ぐと、色はきれいな黄金色。とても透明感があります。グラスに注いだ直後はそんなに香りは強くありませんでした。杏、はっさく、ナッツの香り。時間と共にそれらの香りが強くなってきて、さらにミネラル感が感じられる香りになってきます。いい香りです。目の詰まったしっかりとした香りになってきます。ちょっと温度が上がってくるとその香りがさらに強くなります。ACブルなんですが、それ以上の感じです。口に含むと雑味もなく、適度な酸味の中に、柑橘系の甘さ、杏の甘さが喉の奥に流れ出ていきます。この日、たまたまニラの卵とじだったんですが、これがまた相性がとてもいい! 驚きのマリアージュでした。ミクルスキー、いい作り手ですね~。