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Chateau Margaux 1982

2008-03-10 05:03:07 | フランス・ボルドー

Chateau Margaux 1982

(+)実家のワインセラーシリーズからです。


パーカーポイント 98点+!!!
誰が見てもわかるほどに優れた作品。一生の始まりはいささかごつく、力強い、男性的な、粗雑といえるスタイルをしており、タンニンのレベルは高く、巨大なエキス分や豊かさがあったものだが、どんどん都会的になっていき、タンニンも継ぎ目なくまとまっている。光を通さないほど濃い紫・ガーネット色をしており、ほのかなお香、甘いトリュフ、ブラックカラント、花、湿った土を思わせる。非常にフルボディで、グリセリン、エキス分、タンニンのレベルは特筆に値する。最も凝縮感のあるマルゴーだ。

インポートリカーショップより)


評点:98+

 例外的に力強く、厚みがあり、骨太な構造のマルゴーで、熟成が進むにつれてタンニンにある種の粗さが感じ取れたために、やや評価が下がっていた。だが、私はこのワインをいつ、いかなる場所でも、わくわくしながら飲む。タンニンと構造が以前より顕著になっただけのことかもしれない。
 非常に濃い紫からガーネット色に、トリュフ、カシス、煙、花、トーストしたような新樽の香りの強くて甘いノーズが続く。フルボディでグリセリン、エキス分、タンニンの度合いが印象的な、スケールの大きい、がっしりしたマルゴーで、1983年、1986年、1990年ものの偉大なマルゴー・ヴィンテージのような品格と品質は持ち合わせていないかもしれないが、厚みがあって汁気の多い、巨大な重々しい感触が口いっぱいに広がる。
 フィニッシュにタンニンが強いことから、さらに5年から7年貯蔵した方がいいようだ。しかし、1982年ものの上等なワインに共通する厚みのあるジューシーな噛みごたえには、拒みきれないものがある。

飲み頃予想:2002年から2035年
最終試飲月:98年4月

講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
KATSUDAより)