Bourgogne Pinot Noir Alain Hudelot Noellat 2007
珠玉のテロワールと血筋のよさから生まれる飲み応えのあるワイン
10ヘクタールに上るドメーヌの区画はフェルマージュがほんのわずかあるだけで、ほとんど自家所有。
当主アランの伴侶オディルはかつての名門ドメーヌ、シャルル・ノエラの孫娘にあたり、リシュブールを始めとするグラン・クリュなど、1960年代半ばにドメーヌを設立する際の柱となるアペラシオンを持参した。
リシュブールはさすがに0.3ha弱であるが、ロマネ・サン・ヴィヴァンは0.5ha近く、またクロ・ド・ヴージョにいたっては0.7ha弱の広さ(クロの中央部、下部から中部にかけての区画)を所有、それにシャルル・ノエラ由来のヴォーヌ・ロマネのプルミエ・クリュが併せて1haある。加えてドメーヌは、ヴージョのプルミエ・クリュという珍しいアイテムをもっている。
樹齢は平均で40年以上、なかでもグラン・クリュには50年を超えるぶどう(植え替えは主にセレクシヨン・マサルだが、クローンも用いる)が植わる。以前はおこなわなかったヴァンダンジュ・ヴェールトもヴィンテージによってはおこない収量のコントロールを図り、凝縮されたぶどうを得る。
生まれるワインはシャルル・ノエラの区画からではあるが、スタイルは異なり、ピノ・ノワールらしい透明感を感じさせながらも濃厚な色調に、各構成要素が十分に抽出された、強い風味の集中力を感じさせてくれるもの。
リシュブールやロマネ・サン・ヴィヴァンなどのグラン・クリュは言わずもがなだが、シャンボールやヴォーヌ・ロマネといった一般的にエレガントなタイプを生むアペラシオンでも、しっかりとした芯のあるワインに仕上がっていて、長期間の熟成も可能。
飲み応えあるブルゴーニュをお探しの向きには、アラン・ユドロ・ノエラ一押しである。
前出グラン・クリュを所有している為、しばしばルロワ等と比較され、ことクロ・ヴージョにいたっては1、2の造り手とされています。
英国を始め、フランス本国等ヨーロッパに個人顧客が多いため、輸出に回せる量は25パーセント前後しかない。
(アッシュワインショップより)
アラン・ユドロ・ノエラ(シャンボール・ミュジニー)
珠玉のテロワールと血筋のよさから生まれる飲み応えのあるワイン
10ヘクタールに上るドメーヌの区画はフェルマージュがほんのわずかあるだけで、ほとんど自家所有。当主アランの伴侶オディルはかつての名門ドメーヌ、シャルル・ノエラの孫娘にあたり、リシュブールを始めとするグラン・クリュなど、1960年代半ばにドメーヌを設立する際の柱となるアペラシオンを持参した。
リシュブールはさすがに0.3ヘクタール弱であるが、ロマネ=サン=ヴィヴァンは0.5ヘクタール近く、またクロ・ド・ヴージョにいたっては1ヘクタールを超える広さ――クロの中央部、下部から中部にかけての区画――を所有、それにシャルル・ノエラ由来のヴォーヌ=ロマネのプルミエ・クリュが併せて1ヘクタールある。加えてドメーヌは、ヴージョのプルミエ・クリュという珍しいアイテムをもっている。ヴージョは全体でも65ヘクタールとコート=ドールで最も小さいアペラシオン――ジュヴレ=シャンベルタンは500ヘクタールの広さがある――だが、そのうちグラン・クリュであるクロ・ド・ヴージョが50ヘクタールと大半を占め、プルミエ・クリュが12ヘクタール弱、ヴィラージュは3ヘクタールほどしかない。その貴重ともいえるプルミエ・クリュにドメーヌでは0.7ヘクタールほどのレ・プティ・ヴージョを所有する。区画はクロ・ド・ヴージョをはさんでシャンボル=ミュジニー側にあるにもかかわらず、その風味はヴォーヌ=ロマネに通ずるものを感じさせるワインで、ヴージョのテロワールに関心のある向きには非常に興味深いアイテム。
樹齢は平均で40年以上、なかでもグラン・クリュには50年を超えるぶどう――植え替えは主にセレクシヨン・マサルだが、クローンも用いる――が植わる。以前はおこなわなかったヴァンダンジュ・ヴェールトもヴィンテージによってはおこない収量のコントロールを図り、凝縮されたぶどうを得る。生まれるワインはシャルル・ノエラの区画からではあるが、スタイルは異なり、ピノ・ノワールらしい透明感を感じさせながらも濃厚な色調に、各構成要素が十分に抽出された、強い風味の集中力を感じさせてくれるもの。リシュブールやロマネ=サン=ヴィヴァンなどのグラン・クリュは言わずもがなだが、シャンボルやヴォーヌ=ロマネといった一般的にエレガントなタイプを生むアペラシオンでも、しっかりとした芯のあるワインに仕上がっていて、長期間の熟成も可能。
飲み応えあるブルゴーニュをお探しの向きには、アラン・ユドロ=ノエラ一押しである
昨年は即完売!テイスティングが出来なかったため、今回は入荷直後に飲んでみました。
単一品種のピノらしく、落ち着いたグラデーション。
濃さ、色素量ともに、中程度。
濃くもなく、薄くもない、かなりストライクゾーンの味わいを想像させる。
まだまだ若々しく紫がかったルビーレッド。
華やかな印象で、フランボワーズ、木イチゴと、オレンジマーマレードがしっかりの心地良い果実味と、
甘酸っぱい酸味を感じる香り。
スパイシーさはほとんどない、
かわいらしい果実味が全面に出た印象の香り。
香りと同様の印象の味わい。
心地よい酸と果実味のバランスが、非常に優れた造り。
ミネラル分の豊富さをアフターにも感じられる。
口の中で膨らむというより、ストレートに果実味やミネラル質が浸みわたる味わい。
濃くもなく、薄くもなく、ちょうど中間的な好印象のスタイルを実感。
この価格で、この味わい。。。
飲んでみて損はないはずです。
(2010年1月21日試飲)
(ヒロヤショップより)
アラン・ユドロ=ノエラ
ここの2代目の若き当主シャルル・ヴァン・カネットは写真のとおりカッコいい。
我々がドメーヌで侍っていると、まだ21巌になったばかりの彼がトラクターを運転して畑から戻ってきたが、そのときの姿のカッコいいことといったら、まるで映画の1シーンのようだった。
その彼と、当日は畑仕事をしていたと思われるヴァンサン・ムユニエの二.人三脚で現在アラン・ユドロ・ノエラは運営されている
それにしてもここの07年はいい。近年とんとんエレガントになっているワイン達のエレガンス度がま一段と上がったのがこの07年だ。 もちろんエレガンスだけではなく、中身のつまり、テクスチャー、全体的な質感とスタイルは、フルゴーニュの完全な一流ドメーヌのものだ。
ところでここの1erワインは実に成功している、まだ07年の価格はこの原稿を、書いている段階では未定だが、間違いなく06年より下゛がるはず。 その価格を考えると07年のビッグな堀り出し物といえる。
リアルワインガイド28号
シャンボル・ミュジニーの丘陵の麓にドメーヌを構えるアラン・ユドロ・ノエラでのビン詰め済み試飲では、V.R.シュショとV.R.マルコンソールが完売しており、その2本の試飲はかなわなかった。
現在ドメーヌを運営している若き才能あふれるヴアンサン・ミュニエが造るワインは、優しくて、心地良い力のあるエレガントなものだが、06年はそのスタイルに一層拍車がかかったようだ。
最も下位のACブルからグランクリュのリシュプールまで、その品質はきちんとヒエラルキー通りであることは当然として、ワインのスタイルは見事に首尾一貫している。
ここの価格はまだ狂気の沙汰になっていない。
おそらく海外メディアはこれまで通りの評価を今後も下すだろうから、急激な人気上昇や価格上昇はないだろう。しかし品質は明らかに一流だ。賢い消費者は決してブランドものばかりを漁らずにここのワインを購入する。
リアルワインガイド24号
アラン・ユドロ・ノエラ
ブルゴーニュ・ルージュ[2007]
フレッシュで甘いいちご、かわいらしい赤い果実、チェリー、ミネラル、紅茶、梅。 旨い! はっきりいって薄旨系、酸もちょうど良く旨みがしっかりと乗っています。 チャーミングな果実味、甘み、美味しい。(2010.2 ワインマルシェまるやま 鈴木 今飲んで87 ポテンシャル87+)
近年のエレガンス路線に拍車のかかったユドロ・ノエラらしいとてもきれいで品の良い赤黒果実香。味はチャーミングな酸とチャーミングな果実味のマッチングがこのクラスとして、また07年として、必要十二分以上。ACブル的不足感がないのはもちろん、十分な満足感を得られる。ちなみに得点は限りなく87点に近い。
今飲んで86
ポテンシャル86+
飲み頃予想 今~2019
リアルワインガイド28号
(ワインマルシェまるやまより)
アラン・ユドロ・ノエラ ブルゴーニュ・ルージュ2007赤 Alain HDELT-NOELAT Bourgone Rouge 2007
毎年、進化を続けるアラン・ユドロ・ノエラ、かつてのシャルル・ノエラと並び称される日もまじか!?そうなれば、もうこの価格では飲めなくなるでしょう!
以前はしっかりした熟成型、清澄濾過をしたスタイルでしたが、現在では、アリエ産バリック使用、清澄濾過なしのエレガントスタイルへと変化し、このドメーヌの求める本来の方向へ突き進んでいるかと思います!
かつてはアンリジャイエ公と並び称されるほどのドメーヌ・シャルル・ノエラの畑を継承した孫娘夫婦が運営するドメーヌであり、毎年期待が高まります!
その昔、今はなきいくつもの名ドメーヌのなかでもシャルル・ノエラのワインは何故か、見かけることが少なく、そんな経緯からも興味のつきないドメーヌでもあります!
(小樽高島加藤商店より)
ファインワインクラブより購入。 2580円。
2010年6月18日抜栓。コルクにはブルゴーニュ 2007の刻印はあったが、Hudelot Noellatの刻印はありませんでした。液漏れなし。普通のコルクです。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。やや低い温度でグラスに注ぐと、ルビー色ですが、色合いは全体的に明るく澄んでいます。悪く言えば薄い色です。が、とても綺麗な色。グラスに注いだそばからベリー系の香りがこぼれてきました。グラスに注いでからの最初の香りは、まさにラズベリーの香り。やや青野菜の香りもありますが、とても気分の良い香りです。娘さんはレタスと言っていました。みずみずしさとフレッシュさが表現されているんだと思います。スワリングすると、その中にちょっとカシスっぽい香りも見えます。とても複雑でしかもフレッシュな香りになります。ラズベリー、ストロベリー、チェリー、そんな感じでしょうか。いつまでも嗅いでいたい香りです。一口目にはベリーの果実味が、程よい酸味とともに口の中に広がります。そんなに味に奥行きは感じませんが、とてものどごしが爽やかに通って行って、その割に複雑さも感じる、そんな不思議な感じです。タンニンはさほどキツクなく、むしろ舌触りはなめらかです。時間が立ってくるとレモンっぽい酸味がちょっと強く感じるようになってきますが、ワイン単独でも、食べ物と一緒でも、いっさい邪魔することなく、スルスルと喉を通っていくのが素晴らしい。2580円とは思えない、3500円クラスのワインです。これは上級クラスのワインを試してみたくなる作り手ですね。
珠玉のテロワールと血筋のよさから生まれる飲み応えのあるワイン
10ヘクタールに上るドメーヌの区画はフェルマージュがほんのわずかあるだけで、ほとんど自家所有。
当主アランの伴侶オディルはかつての名門ドメーヌ、シャルル・ノエラの孫娘にあたり、リシュブールを始めとするグラン・クリュなど、1960年代半ばにドメーヌを設立する際の柱となるアペラシオンを持参した。
リシュブールはさすがに0.3ha弱であるが、ロマネ・サン・ヴィヴァンは0.5ha近く、またクロ・ド・ヴージョにいたっては0.7ha弱の広さ(クロの中央部、下部から中部にかけての区画)を所有、それにシャルル・ノエラ由来のヴォーヌ・ロマネのプルミエ・クリュが併せて1haある。加えてドメーヌは、ヴージョのプルミエ・クリュという珍しいアイテムをもっている。
樹齢は平均で40年以上、なかでもグラン・クリュには50年を超えるぶどう(植え替えは主にセレクシヨン・マサルだが、クローンも用いる)が植わる。以前はおこなわなかったヴァンダンジュ・ヴェールトもヴィンテージによってはおこない収量のコントロールを図り、凝縮されたぶどうを得る。
生まれるワインはシャルル・ノエラの区画からではあるが、スタイルは異なり、ピノ・ノワールらしい透明感を感じさせながらも濃厚な色調に、各構成要素が十分に抽出された、強い風味の集中力を感じさせてくれるもの。
リシュブールやロマネ・サン・ヴィヴァンなどのグラン・クリュは言わずもがなだが、シャンボールやヴォーヌ・ロマネといった一般的にエレガントなタイプを生むアペラシオンでも、しっかりとした芯のあるワインに仕上がっていて、長期間の熟成も可能。
飲み応えあるブルゴーニュをお探しの向きには、アラン・ユドロ・ノエラ一押しである。
前出グラン・クリュを所有している為、しばしばルロワ等と比較され、ことクロ・ヴージョにいたっては1、2の造り手とされています。
英国を始め、フランス本国等ヨーロッパに個人顧客が多いため、輸出に回せる量は25パーセント前後しかない。
(アッシュワインショップより)
アラン・ユドロ・ノエラ(シャンボール・ミュジニー)
珠玉のテロワールと血筋のよさから生まれる飲み応えのあるワイン
10ヘクタールに上るドメーヌの区画はフェルマージュがほんのわずかあるだけで、ほとんど自家所有。当主アランの伴侶オディルはかつての名門ドメーヌ、シャルル・ノエラの孫娘にあたり、リシュブールを始めとするグラン・クリュなど、1960年代半ばにドメーヌを設立する際の柱となるアペラシオンを持参した。
リシュブールはさすがに0.3ヘクタール弱であるが、ロマネ=サン=ヴィヴァンは0.5ヘクタール近く、またクロ・ド・ヴージョにいたっては1ヘクタールを超える広さ――クロの中央部、下部から中部にかけての区画――を所有、それにシャルル・ノエラ由来のヴォーヌ=ロマネのプルミエ・クリュが併せて1ヘクタールある。加えてドメーヌは、ヴージョのプルミエ・クリュという珍しいアイテムをもっている。ヴージョは全体でも65ヘクタールとコート=ドールで最も小さいアペラシオン――ジュヴレ=シャンベルタンは500ヘクタールの広さがある――だが、そのうちグラン・クリュであるクロ・ド・ヴージョが50ヘクタールと大半を占め、プルミエ・クリュが12ヘクタール弱、ヴィラージュは3ヘクタールほどしかない。その貴重ともいえるプルミエ・クリュにドメーヌでは0.7ヘクタールほどのレ・プティ・ヴージョを所有する。区画はクロ・ド・ヴージョをはさんでシャンボル=ミュジニー側にあるにもかかわらず、その風味はヴォーヌ=ロマネに通ずるものを感じさせるワインで、ヴージョのテロワールに関心のある向きには非常に興味深いアイテム。
樹齢は平均で40年以上、なかでもグラン・クリュには50年を超えるぶどう――植え替えは主にセレクシヨン・マサルだが、クローンも用いる――が植わる。以前はおこなわなかったヴァンダンジュ・ヴェールトもヴィンテージによってはおこない収量のコントロールを図り、凝縮されたぶどうを得る。生まれるワインはシャルル・ノエラの区画からではあるが、スタイルは異なり、ピノ・ノワールらしい透明感を感じさせながらも濃厚な色調に、各構成要素が十分に抽出された、強い風味の集中力を感じさせてくれるもの。リシュブールやロマネ=サン=ヴィヴァンなどのグラン・クリュは言わずもがなだが、シャンボルやヴォーヌ=ロマネといった一般的にエレガントなタイプを生むアペラシオンでも、しっかりとした芯のあるワインに仕上がっていて、長期間の熟成も可能。
飲み応えあるブルゴーニュをお探しの向きには、アラン・ユドロ=ノエラ一押しである
昨年は即完売!テイスティングが出来なかったため、今回は入荷直後に飲んでみました。
単一品種のピノらしく、落ち着いたグラデーション。
濃さ、色素量ともに、中程度。
濃くもなく、薄くもない、かなりストライクゾーンの味わいを想像させる。
まだまだ若々しく紫がかったルビーレッド。
華やかな印象で、フランボワーズ、木イチゴと、オレンジマーマレードがしっかりの心地良い果実味と、
甘酸っぱい酸味を感じる香り。
スパイシーさはほとんどない、
かわいらしい果実味が全面に出た印象の香り。
香りと同様の印象の味わい。
心地よい酸と果実味のバランスが、非常に優れた造り。
ミネラル分の豊富さをアフターにも感じられる。
口の中で膨らむというより、ストレートに果実味やミネラル質が浸みわたる味わい。
濃くもなく、薄くもなく、ちょうど中間的な好印象のスタイルを実感。
この価格で、この味わい。。。
飲んでみて損はないはずです。
(2010年1月21日試飲)
(ヒロヤショップより)
アラン・ユドロ=ノエラ
ここの2代目の若き当主シャルル・ヴァン・カネットは写真のとおりカッコいい。
我々がドメーヌで侍っていると、まだ21巌になったばかりの彼がトラクターを運転して畑から戻ってきたが、そのときの姿のカッコいいことといったら、まるで映画の1シーンのようだった。
その彼と、当日は畑仕事をしていたと思われるヴァンサン・ムユニエの二.人三脚で現在アラン・ユドロ・ノエラは運営されている
それにしてもここの07年はいい。近年とんとんエレガントになっているワイン達のエレガンス度がま一段と上がったのがこの07年だ。 もちろんエレガンスだけではなく、中身のつまり、テクスチャー、全体的な質感とスタイルは、フルゴーニュの完全な一流ドメーヌのものだ。
ところでここの1erワインは実に成功している、まだ07年の価格はこの原稿を、書いている段階では未定だが、間違いなく06年より下゛がるはず。 その価格を考えると07年のビッグな堀り出し物といえる。
リアルワインガイド28号
シャンボル・ミュジニーの丘陵の麓にドメーヌを構えるアラン・ユドロ・ノエラでのビン詰め済み試飲では、V.R.シュショとV.R.マルコンソールが完売しており、その2本の試飲はかなわなかった。
現在ドメーヌを運営している若き才能あふれるヴアンサン・ミュニエが造るワインは、優しくて、心地良い力のあるエレガントなものだが、06年はそのスタイルに一層拍車がかかったようだ。
最も下位のACブルからグランクリュのリシュプールまで、その品質はきちんとヒエラルキー通りであることは当然として、ワインのスタイルは見事に首尾一貫している。
ここの価格はまだ狂気の沙汰になっていない。
おそらく海外メディアはこれまで通りの評価を今後も下すだろうから、急激な人気上昇や価格上昇はないだろう。しかし品質は明らかに一流だ。賢い消費者は決してブランドものばかりを漁らずにここのワインを購入する。
リアルワインガイド24号
アラン・ユドロ・ノエラ
ブルゴーニュ・ルージュ[2007]
フレッシュで甘いいちご、かわいらしい赤い果実、チェリー、ミネラル、紅茶、梅。 旨い! はっきりいって薄旨系、酸もちょうど良く旨みがしっかりと乗っています。 チャーミングな果実味、甘み、美味しい。(2010.2 ワインマルシェまるやま 鈴木 今飲んで87 ポテンシャル87+)
近年のエレガンス路線に拍車のかかったユドロ・ノエラらしいとてもきれいで品の良い赤黒果実香。味はチャーミングな酸とチャーミングな果実味のマッチングがこのクラスとして、また07年として、必要十二分以上。ACブル的不足感がないのはもちろん、十分な満足感を得られる。ちなみに得点は限りなく87点に近い。
今飲んで86
ポテンシャル86+
飲み頃予想 今~2019
リアルワインガイド28号
(ワインマルシェまるやまより)
アラン・ユドロ・ノエラ ブルゴーニュ・ルージュ2007赤 Alain HDELT-NOELAT Bourgone Rouge 2007
毎年、進化を続けるアラン・ユドロ・ノエラ、かつてのシャルル・ノエラと並び称される日もまじか!?そうなれば、もうこの価格では飲めなくなるでしょう!
以前はしっかりした熟成型、清澄濾過をしたスタイルでしたが、現在では、アリエ産バリック使用、清澄濾過なしのエレガントスタイルへと変化し、このドメーヌの求める本来の方向へ突き進んでいるかと思います!
かつてはアンリジャイエ公と並び称されるほどのドメーヌ・シャルル・ノエラの畑を継承した孫娘夫婦が運営するドメーヌであり、毎年期待が高まります!
その昔、今はなきいくつもの名ドメーヌのなかでもシャルル・ノエラのワインは何故か、見かけることが少なく、そんな経緯からも興味のつきないドメーヌでもあります!
(小樽高島加藤商店より)
ファインワインクラブより購入。 2580円。
2010年6月18日抜栓。コルクにはブルゴーニュ 2007の刻印はあったが、Hudelot Noellatの刻印はありませんでした。液漏れなし。普通のコルクです。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。やや低い温度でグラスに注ぐと、ルビー色ですが、色合いは全体的に明るく澄んでいます。悪く言えば薄い色です。が、とても綺麗な色。グラスに注いだそばからベリー系の香りがこぼれてきました。グラスに注いでからの最初の香りは、まさにラズベリーの香り。やや青野菜の香りもありますが、とても気分の良い香りです。娘さんはレタスと言っていました。みずみずしさとフレッシュさが表現されているんだと思います。スワリングすると、その中にちょっとカシスっぽい香りも見えます。とても複雑でしかもフレッシュな香りになります。ラズベリー、ストロベリー、チェリー、そんな感じでしょうか。いつまでも嗅いでいたい香りです。一口目にはベリーの果実味が、程よい酸味とともに口の中に広がります。そんなに味に奥行きは感じませんが、とてものどごしが爽やかに通って行って、その割に複雑さも感じる、そんな不思議な感じです。タンニンはさほどキツクなく、むしろ舌触りはなめらかです。時間が立ってくるとレモンっぽい酸味がちょっと強く感じるようになってきますが、ワイン単独でも、食べ物と一緒でも、いっさい邪魔することなく、スルスルと喉を通っていくのが素晴らしい。2580円とは思えない、3500円クラスのワインです。これは上級クラスのワインを試してみたくなる作り手ですね。