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Petit Ours Cotes du Rhone Matthieu Barret 2015

2016-09-25 00:00:00 | フランス・ローヌ
Petit Ours Cotes du Rhone Matthieu Barret 2015
Petit Ours Cotes du Rhone Matthieu Barret 2015 part1
■北部ワイン産地のシラーの聖地、コルナス
北ローヌの主要都市ヴァランスから車でローヌ川を渡り西へ15分、ローヌ山脈へ向かうとそこは偉大なAOCコルナス!
ローヌ川右岸サンジョセフの南に位置する ケルト語で「焼けた大地」を意味するコルナスの畑は、太陽がジリジリ照り付ける険しい東向きの斜面にテラスと呼ばれる階段状に広がっています。
この歴史豊かな畑から生み出されるワインは、全てシラー100%で造る赤のみ。一般的には北部ローヌの赤ワインはシラー主体で造りますが、特有の強い渋みを和らげるため、ヴィオニエ・マルサンヌ・ルーサンヌなどの白ブドウを若干補助品種として使うことを規定しています。
しかしながら、このAOCコルナスはその規定を持ちません。そのため色濃くタンニンの強い野性味溢れるワインが生み出されています。

■北部ローヌの天才ビオディナミスト
ドメーヌ・デュ・クレの生産者マチュ・バレーは、ここコルナスで1998年にドメーヌを設立し、現在では10haの畑を所有しており、土壌は「ゴア」と呼ばれる古い花崗岩でワインにミネラル感を与える土壌。平均樹齢35~40年の中には1920年代に植えられた80~90年のシラーの古木が含まれます。

土壌の活力を活かす為2002年からビオディナミ農法を実践し、自然との調和を大切にするため「エ」と呼ばれる雑木林を畑の周りに自然な形で残し、地中の水分調整を行っています。畑の土はフカフカでブドウの樹たちが活力持って生きているのがよくわかります。

醸造方法にも強い拘りを持ち、発酵はブドウの力を蓄えやすく澱も取り除きやすい卵形のセメントタンクで行い、テロワールを最大限に表現するため熟成にも新樽は使用しません。

こうして造られたワインは、パワフルながらも繊細で且つ複雑味と余韻に富み、まさに北ローヌが生み出したグランヴァンと言えるでしょう。フランスの三ツ星レストランPic(ピック)、Le Cilantro(ル・クラントロ)など著名レストランにもオンリストされ、マチュー・バレの名は自然派ワイン界のみならず、ワイン業界全体を騒がせています。
“底抜けに明るい私生活と真剣そのもののワイン造り”マチューが生みだす情熱のシラーを是非ご賞味下さい!

北部ローヌの天才が造る、シラー100%の小熊ワイン!
ドメーヌ・デュ・クレ
マチュ・バレー プチ・ウルス・ブラウン[2015]

■ドメーヌ・デュ・クレ マチュ・バレー・プチ・ウルス・ブラウン[2015]
天才ビオディナミスト、マチュ・バレーが北部ローヌで展開するプチ・ウルスシリーズ。 コルナスの谷で収獲されるシラー100%使用しながら、強烈なタンニンを早くからでも楽しめるように仕上げられており、愛らしさを感じる果実の凝縮感と、シラーらしい深みが備わる、ドメーヌ・デュ・クレのお買い得ラインナップ!

【格付】A.C.コート・デュ・ローヌ
【使用品種】シラー100%
【樹齢】40年
【栽培面積】4.5 ha(標高100mの谷側で土壌・粘土石灰の土壌)
【収穫/収量】手摘み/ 40hl/ha
【酵母】自生酵母
【醸造】20℃で15日間アルコール発酵。そのまま6~18℃で熟成。
【その他】濾過有、無清澄。

【ティステイングコメント】
しっかりした赤紫の色合いから、シラーらしいスパイスや香、皮のような香りと、ブラックベリー、カシスなどの果実の香り。
含むと、詰まったような果実のボリューム感があり、タンニンはまだ力強さを感じさせますが、キシキシしたような所が少なく、密度の高い果実味が包み込んでいます。
酸味の入りも絶妙のバランスで、ベリーやカカオのような風味が長く続く、飲んで納得のシラーワイン!
カガヤ酒店より)



Petit Ours Cotes du Rhone Matthieu Barret 2015 par2



http://d.hatena.ne.jp/akirais/20160922/1474599200
ブレリアスにて
 
抜栓日:2016年9月22日
結構酔っ払っていますが頑張ります。
色調はパープルルビーで濃い目。やや輝きあり。粘性も高めだと思いました。還元香なのか、ブレッドなのかよくわかりませんが、そんな印象がありました。スワリングで飛んでいったので還元香だったんだと思います。
そんな中にも、スパイス感やブルーベリー香、ブラックベリー香が感じられます。樽もあると思いました。
ボディはミドルで、酸、タンニンともにしっかりとしてます。
これは、もう当てずっぽうでオーストラリアのシラーズと解答。答えはローヌのシラーズでした。


Crozes Hermitage E Guigal 2010

2016-09-24 00:00:00 | フランス・ローヌ
Crozes Hermitage E Guigal 2010
Crozes Hermitage E Guigal 2010
クローズ エルミタージュ  ルージュ
Crozes Hermitage Rouge
生産者:E ギガル /E.GUIGAL
容量:(750ml)ヴィンテージ:2010
色 赤
種類 スティル ワイン

原産国 フランス
生産地方 ローヌ地方
生産地区 クローズ エルミタージュ
生産村 ラルナージュ、ジェルヴァン、メルキュロール
原産地呼称 Croze Hermitage
格付

味わいコメント 平均樹齢35年のぶどうを使用。温度調節をしながら3週間の醸し発酵を行い、およそ24ヶ月の樽熟成。 深みのあるルビー。チェリーやイチゴのアロマ。口に含むとカシスの芽やバニラが感じられ、力強い味わい。キメの細かなタンニン。

甘辛 辛口
醸造・栽培
除梗の割合 80%
発酵(樽/タンク) ステンレスタンク
発酵温度 最高30度
発酵期間 20日間
使用酵母 天然酵母、培養酵母
熟成(樽【新樽率】/タンク) 5%
熟成期間 大樽で15ヵ月
マロラクティック発酵の有無 Yes
瓶詰め時のフィルターの有無 ガラス繊維でろ過
土壌 石灰粘土・シルト土壌、砂礫質土壌
ぶどう品種(セパージュ) Syrah 100%
ぶどうの仕立て ゴブレ
平均樹齢 35年
密植度 10000本/ha
平均年間生産量(本数) 26万本
収穫量 40hl/ha
収穫方法 手摘み
農法 リュット・レゾネ
BIO認証団体 No
ラックコーポレーションより)



http://d.hatena.ne.jp/akirais/20160922/1474599198
ブレリアスにて
 
抜栓日:2016年9月22日
濃い目のルビーで輝きあり。結構な粘性。これもスパイシーで樽香が最初強め。果実香は黒系の果実で果実味が豊富。しっかりとしたアタックで、厚み、中間層の複雑味もありフルボディ。酸はしっかりとしていてタンニンはなかなかの収斂性を伴っています。先程のに比較してこちらのほうが厚み・複雑味が豊富。
品種はシラーと考えましたが、国はわからず、これもオーストラリアと判断。なるほど、ギガルか! 仏・ローヌの典型的シラーと勉強になりました。アルコール度数は14%と思いきや13%でした。


VdF Rouge 12 Louis Julian 2015

2016-05-09 00:00:00 | フランス・ローヌ
VdF Rouge 12 Louis Julian 2015
VdF Rouge 12 Louis Julian 2015
LOUIS JULIAN
ルイ・ジュリアン
★ニームから約30Km北西にある小さな村Ribaute Les Tavernesで、ただ1軒のワイン生産者である。
 ルイはもの静かで、質問をしてもあまり多くを語ろうとはしない。
 しかし、彼はブドウの品種改良の研究者でもあり、温暖化対策として暑い気候でも対応できる品種などを開発している。
 恐らく60を超えていると思われるが記憶力は抜群で、2006年の天候について尋ねると、数字を明確に交えてすらすらと答えてくれた。
 彼のワインのほとんどは村人たちによって消費されている。
 
 栽培:有機栽培
 畑は2ヶ所に分かれており、合計で24haを所有。
 土壌構成はマルヌーブルー(青色の石灰でとても硬質)と粘土石灰質。
 樹齢は平均で30~40年で、最も古いカリニャンは最低でも70年以上経っている。
 ブドウは混植されており、グルナッシュ、シラー、メルロ、カベルネソーヴィニヨン、カリニャン、アラモン、オーバン、クレレット、ユニブラン、ヴィラブランなどに加えて、独自に交配した品種も多数植えられている。
 醸造
 一部を除梗した後にタンクで野生酵母による醗酵。
 醗酵中の温度コントロールは行わない。醗酵終了後に軽く圧搾した後、ホーローのタンクで3~4ヶ月の熟成。
 亜硫酸はビン詰めの際に、極めて少量を添加するのみ。
 清澄、ろ過のどちらも行わない。

ヴァン・ド・フランス・ルージュ12°2015
*ルイ・ジュリアンの素晴らしいところは流行や時間、時代に左右されずにマイペースで長い間造り続けているところかな。

 今年も緊急試飲!
 2015年は安定感があるかな?
 しっかりとした果実感ととっかかりの無い美味しさは相変わらず!
 太陽の下や木陰がお似合いな軽快で明るい印象。
 美味しい空気を吸いながら
 つべこべ言わずにワイワイ飲んじゃいましょう!
 人生余裕を持っていきましょう!
 楽し過ぎます!

*資料として
 ルイジュリアン(南ローヌ)がビオの畑の生産者として映画に出演しています。
◎「未来の食卓 NOS ENFANTS NOUS ACCUSERONT」
 http://www.nosenfantsnousaccuseront-lefilm.com/
 http://www.uplink.co.jp/film/
 <ルイ・ジュリアンより>
 2015年は冬から春先までは例年並みの天候で雨もほどよく降りました。
 5月から10月までほぼ毎日快晴で、特に6月から8月の3ヶ月は朝22度、日中36度の気温が連日のように続き、収穫時期になってさすがに心配になりましたが、ブドウを食べて「このブドウで良いワインができないはずがないと確信した。
 生涯忘れられないヴィンテージになると思う。」と述べています。


 栽培:ビオディナミ
    畑は2ヶ所に分かれており,合計で24haを所有。
    土壌構成はマルヌーブルー(青色の石灰でとても硬質)と粘土石灰質。
    樹齢は平均で30~40年で,最も古いカリニャンは最低でも70年。
 収穫:9名で3週間くらい すべて手摘み
 醸造:一部を除梗した後にタンクで野生酵母による発酵。
    発酵中の温度コントロールは行わない。
    発酵終了後に軽く圧搾した後、ホーローのタンクで3~4ヶ月の熟成。
    亜硫酸の添加はなし。清澄、ろ過のどちらも行わない。
 品種:メルロー主体、シラー、アラモン、グルナッシュ他10種以上がブレンド
ヴォルテックさんの試飲コメント
 グラスの底が見える程度のやや濃い目の赤色で、 色からも軽やかさが感じられます。
 甘酸っぱい赤い 果実やカシスやブラックベリーなどの 黒系の果実が混ざり合ったような、やや凝縮感のあるスタイルですが、 昨年に比べ繊細且つ軽やかな印象でタンニンも控えめです。
 甘みと果実のジューシーな香りが調和よく広がり果実味の中に 白胡椒やハーブの風味が感じられ、 余韻に感じるタンニンがフレッシュさを 落ち着かせてくれます。
4/19/2016試飲
 ルイジュリアン、うまい!
 今年はしっかりと安定感がありますね!
 残っている2007年をかけてみようかな?
 でも不安定だった頃も懐かしい。
moritayaより)





2015年は造り手も「このブドウで良いワインができないはずがないと確信した。生涯忘れられないヴィンテージになると思う」と語る素晴らしい年となりました。軽いガスを感じる爽やかさとジューシーさが同居した味わい!
ワインの説明
■ インポーターさん情報より ■

<テイスティングコメント>
エッジに僅かに紫が見えるやや濃い目の赤色です。抜栓直後は控えめですが、ブラックベリーやブルーベリ ー、 カシスなどの小さな黒系果実の香りが主体となっており、開いてくると香りが増し、味わいもまとまりが良く 円みが出てきます。軽やかなアタックながら程よく広がる果実の甘みと、喉へ進むにつれ凝縮した香りや葡萄 の 果皮のようなタンニンと旨味を感じさせてくれます。また、舌先に甘みと旨味を残しつつ、余韻にこのワイン の 骨格となるタンニンと果実の風味が全体の調和を整えています。

<ルイ・ジュリアン2015年作柄状況>
2015年は冬から春先までは例年並みの天候で雨もほどよく降りました。5月から10月までほぼ毎日快晴で、 特に6月から8月の3ヶ月は朝22度、日中36度の気温が連日のように続き、収穫時期になってさすがに心配に なりましたが、ブドウを食べて「このブドウで良いワインができないはずがないと確信した。生涯忘れられ ないヴィンテージになると思う。」と述べています。


ワイン名: ルイ ジュリアン VdT ルージュ 12% 2015
造り手: ルイ ジュリアン
ヴィンテージ: 2015年
容量: 1000ml
味わい: 赤フルボディ
産地: フランス/ローヌ
品種: メルロー、シラー、グルナッシュ、カベルネ・ソーヴィニョン他20種ほど
特徴: 有機栽培 酸化防止剤無添加
輸入元: ヴォルテックス
グルナッシュより)




グルナッシュより購入。1,960円。

http://d.hatena.ne.jp/akirais/20160605/1465132663
抜栓日:2016年6月5日
インポーター:ヴォルテックス
コルク:プラスチックの蓋でした。グルナッシュさん「念の為に」とテープでしっかりと固定してくれていました。
液漏れ:分かりません。
グラス:シェフ&ソムリエのユニバーサルテイスティングを使用してみました。
 
色:ルビーパープルで、けっこう濃い目の色合い。結構紫の要素が強いです。輝きあり。
エッジ:しっかりと色ついています。深い色合い。グラスの向こう側の指が見えません。
脚:結構な粘性を感じます。
 
香り:赤紫の果実。ミネラル感が結構強く感じられます。マイルドなメトキシピラジンのニュアンス。木の実、マメっぽさ。ナチュールなんだろうな~という印象。でも、ネガティブな要素は殆ど感じられず、よーく見ると若干のプレタノっぽいニュアンスがほんのすこ~し、微量に感じられますか。アロマ的にはそんなに強くありません。
 
タンニン:しっかりと感じられますが、渋さというよりも力強さというイメージ。
 
味わい:しっかりとした酸と、果実味が豊か。全体的にやや冷たい印象をもちました。スムーズに口の中から喉に流れていきます。アフタにべトリっと口の中にくっつくような感じがあって、余韻はさほど長くはありません。なんとも、どこかに強く印象が残るわけではないんですが、なんとなくグラスに手が伸びて飲んでしまうワインです。うちのママちゃんに言わせると、「あ~、ん~、ジュース」と言っていました。
2日目、全体的な味わいに角が取れて、昨日よりも更に飲みやすくなりました。しかし、きちんとボディがあるので、クイクイ飲めてしまいます。
3日目、2日目とあまり変わりなくさらにマイルドになった感じでした。3日でなくなっちゃった・・・


Petrolette Domaine de Sulauze 2011

2015-12-05 00:00:00 | フランス・ローヌ
Petrolette Domaine de Sulauze 2011
Petrolette Karina et Guillaume Lefe
ペトロレット[2011]ドメーヌ・ド・スローズ
Petrolette Domaine de Sulauze

白・750ml
ユニブラン100%

20日のマセラシオンを施した白(オレンジ)
ノンフィルター、SO2不添加。澱と共にバリックで30ヶ月の長期酸化熟成。(ウィヤージュなし)

香りは、甘くまったりとした香り。しかし、口に含むとドライ。閉まったミネラルと皮からくるタンニンを感じ、オレンジピールのような苦味がアクセントとなっておいます。
プロヴァンスでビオディナミ及びビオロジック農法を行う造り手。土着酵母使用、SO2最小限(可能な限り不使用)、ろ過・清澄も行わない醸造を実践。
MARUYAMAYAより)






ドメーヌ・ド・スローズはBOUCHES DU RHONEの西部、ARLESやALPILLES、AIX-EN-PROVENCEの付近に位置しています。(村名でいうところのISTREとMIRAMASの中間) ドメーヌは420haの土地を所有しています。うち80haが耕作地、そのうち27haがブドウ畑です。
(=24haがAOC COTEAUX D’AIX で、3haがVDP DES BOUCHES DU RHONE)

この場所、植物、ブドウの樹たち・・・全てを真の姿、元あった姿のまま保ち続ける事に日々努めているドメーヌです。年間平均生産量は1350hl(赤が50%、ロゼが40%、白が10%)。2004年から環境保護やブドウ樹の保護の為、全ての化学物質の使用を廃止し、ビオディナミ農法およびビオロジック農法を採用しています。この考えは、畑のみではなくカーヴ内でも同じで、テロワールの個性を最大限に活かす為に、土着酵母のみ使用したり、SO2の添加を最小限に控えたり、コラージュや濾過を行なわないなどを実行しています。

またブドウ栽培や醸造で出た使用済みの廃水を竹を利用して行なう自然でエコロジーで革新的な独特のエコシステムBAMBOO-ASSAINISSEMENT_を採用し自家浄化しています。2006年3月より3種類の竹を植え、ブドウ栽培や醸造で使用された水(=使用済みの汚水)を、この竹林に惜しげもなく注ぎます。水は点滴の様にぽたぽたと竹を通過して行きます。汚染物質は竹によって吸収され、竹が植わっている土の中で働くビオロジックと物理学のメカニズムにより汚染物質は破壊され、きれいに浄化された水が地中へと帰っていくという仕組みです。
日仏商事株式会社より )


Petrolette Karina et Guillaume Lefevre part2





ブレリアスにて。
 
抜栓日:2015年11月20日(日付変わってました)
オレンジワイン。濁っています!クリーム色(笑)。白桃の香り、酵母のニュアンス。これまた自然な味わいで全然くどくないのに、酸もしっかり、ミネラル感もある。上品なネクター状態の味わい。なんだこりゃ!?勉強になりました。


Tout'En Bulle De Gramenon Le Vin en Liberte Sparkling Wine Domaine Gramenon

2015-11-19 00:00:00 | フランス・ローヌ
Tout'En Bulle De Gramenon Le Vin en Liberte Sparkling Wine Domaine Gramenon
ToutEn Bulle De Gramenon Le Vin en Liberte Sparkling Wine Domaine Gramenon
ドメーヌ・グラムノン Domaine Gramenon

テロワールと収穫したブドウに最も近い表現力を持つワイン!
《純粋》なワインを造ること。
それは到達のできない幻想的なゴールに向かっているようなものです。
それでも私たちはヴィンテージによる影響を受けつついつでも裏切ることなく、 テロワールとブドウに最も近い表現力を持つワインを造ることを心がけています。
と語ってくれたのは、ミッシェル・オベリー・ローランさん。

フィリップ・ローランとミッシェル・オベリー・ローラン夫妻はモンブリゾン村にある古樹が植わっていた12haのブドウ畑と古い建物を1978年に購入しました。
すぐにワイン造りを始め、1979年に誕生した最初のキュヴェのひとつがセップ・サントネール(=樹齢100年)でした。

少しずつ苗木を植え面積を徐々に拡げました。1999年にはAOCヴァンソーブルに4.5haを購入。
ところが、同年の暮れに事故で夫のフィリップ・ローランが亡くなったのです。
このことは日本のワイン市場でも大きなニュースとなり、悲しい思いをしました。

ご主人を失ったミッシェルは、1人でワイン造りを続けていくことを決断します。
2006年に3人の子供の1人マキシム・フランソワがドメーヌに入り、 同時にマキシムは小さなネゴシアン業(ブドウを購入し醸造)を始めます。
2007年に5.5haの畑をValreas(ヴァルレアス)とVinsobres(ヴァンソーブル)の間にある台地に購入。
現在26haを所有するドメーヌです。

亡くなったローランが購入する以前からモンブリゾン村の畑では自然なビオロジック農法が実践されていていました。

その手法は30年前の造り手達からは《普通の栽培法》と呼ばれていた手法です。
冬には樹の根元に土を被せ、春に土を取り除く作業を《普通に》おこなってきました。
ウドンコ病やベト病を防ぐためだけに、銅と硫黄を使用します。ほとんどの畑で摘芽の作業をおこない、 プレパラートを使用、所有する畑全体がAgriculture BiologiqueとDEMETERの認証を得ています。

収穫は 、バランスがとれ成熟したブドウのみを得るためにすべて手作業で収穫をおこない、 畑の中で選定し健全なブドウのみを醸造所へ運びます。

各区画の個性を活かすため、区画別にキュヴェを造ります。
複数の区画のブドウからひとつのキュヴェを造る場合は、収穫直後のフレッシュなブドウをまとめタンクに移し、ブドウの中に秘められたエネルギーを最大限に保った状態でワイン造りをおこないます。

醸造は 、SO2を添加せず、野生酵母で発酵をおこないます。
ヴィンテージによって発酵槽を使い分ける主義で、ブドウのフレッシュな味わいを活かすときにはタンク、長期熟成用のワインは古いバリックを使用。
バリックを使用する目的は、より洗練されたタンニンにすることです。新樽は使用しません。
キュヴェによってビン詰め前に微量のSO2を使用する場合もありますが、清澄や濾過は一切なし。

フィリップ・ローランが亡くなって既に15年。
あとを継いだマキシム・フランソワももうベテランの域。
グラムノンを存分に楽しんで頂きたいです!

VdFペティアントゥー・タン・ビュール(2013)ドメーヌ・グラムノンToutenBullesDomaineGramenon

ビオワイン:自然派
初上陸!!!グラムノンが造るペティアンを召上れ♪

畑:Montbrison sur-Lez(モンブリゾン シュール=レズ)の区画。
樹齢:30年 収穫量:30hl/ha
土壌:粘土石灰質
醸造:メトード・アンセストラル
瓶詰め:11月 

DATA
品種 ビオ/泡:クレレット100%
味わい
容量 750ml
産地 フランス ローヌ
リカーMORISAWAより)






ドメーヌ・グラムノン(マキシム・フランソワ・ロラン)

[微発泡・白] グラムノン/GRAMENON トゥー・タン・ビュール 2013
ローヌにおける偉大なワイン生産者、グラムノン。現在は亡き夫の遺志を受け継ぎ、奥様のミッシェル・オベリー女史がドメーヌを守っています。また、2006年からはフレデリック・コサール氏の元で修業を終えた息子のマキシム・フランソワ氏が加わり、ネゴシアン業も始めました。
こちらは以前はその入荷数の少なさに“幻のグラムノン”と呼ばれたペティアン!
グラムノン
[微発泡・白] グラムノン/GRAMENON トゥー・タン・ビュール 2013

※このワインにはコルクと王冠が使用されています。

■ワイン情報
[産地]フランス・ローヌ地方モンブリゾン・シュール・レ村
[タイプ]微発泡・白・やや甘口
[品種]クレレット100%
[アルコール度数]10%
[醸造について]メトード・アンセストラル

■ドメーヌ情報
[設立年]1978年(元詰め開始は1990年より)
[生産者]ミッシェル・オベリー
[栽培]2007年よりビオディナミ農法
[所有畑]26ha


2015.9月下旬 試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
へび江:「グラムノンの泡ってフジキでは初ですよね?」
うし美:「前は入荷数が少なくて“幻のグラムノン”て言われてたくらいなんだよね」
うさ子:「へぇ~!そんな希少なペティアンなんですね。」
うし美:「ラフランスのシロップ漬けとかマスカットみたいな瑞々しい香りだね」
うさ子:「フルーツの種の近くって感じがします。酸が控えめで柔らかいですね」
ぶた子:「あけびみたいな優しい甘さがありますね」
へび江:「あと、ドラゴンフルーツジュースとか!」
うし美:「生ハムイチジクとかのしょっぱい系と甘い系を組み合わせたおつまみとか合いそうだね」
一同:「秋らしくていいですね~♪」
銀座カーヴフジキより)



グラムノンのサイトはhttp://domaine-gramenon.fr/





抜栓日:2015年11月15日
気圧がさほど高くないのであわあわしていません。色合いは濁ったクリームイエロー。香りはとっても柔らかいニュアンスの香り。洋なしやマスカットの香り。ほんと自然で優しい香り。味わいはまさにラ・フランスの味わい。しかも柔らかい。酸化のニュアンスもなく、とにかく沁みる味わい。


Saint Joseph L'Amarybelle Yves Cuilleron a Chavanay 2010

2015-10-23 00:00:00 | フランス・ローヌ
Saint Joseph L'Amarybelle Yves Cuilleron a Chavanay 2010
Saint Joseph LAmarybelle Yves Cuilleron a Chavanay 2010
イヴ・キュイユロン
ローヌの名門、新世代コンドリューの旗手

<歴史>
3代にわたるワイン農家。1920年に祖父がブドウ栽培をスタートし、戦後1947年頃には瓶詰め販売を行っていました。1960年に叔父のアントワーヌがドメーヌを継承、続いて1987年にイヴ・キュイユロンが継ぎ現在に至ります。もともと機械関係の仕事についていましたが、ローヌで育った子供時代から豊かな食生活とワインのある生活を体感しています。兵役でアルザスに滞在した頃、地元で素晴らしいワイン・テイスティングの機会に恵まれ、雷に打たれたような衝撃をうけました。叔父の引退を機に、かたい決心とともに迷うことなくワインの世界へと飛び込みます。
<土壌>
ローヌ北部は、豊かなローヌ河の恩恵をうけた土壌が広がっています。トラクターが使えないほどの切り立った傾斜、川の反射光でダブルの日照条件となる台地、ごく狭まった平地に広がる特殊なテロワール、ここでは日々自然のなせる技に感動せずにはいられません。またこういった過酷な土地の条件が我々のワインに大きな影響を与えているのです。ヴィエンヌ市は紀元前2世紀ごろからすでにワイン産地として有名でした。一見痩せた土地ですが、花崗岩が多い特殊な地形に、各所のテロワールが複雑に絡み合っています。
右岸のコート・ロティに多くみられる結晶岩と切り立った土地、コンドリューやサン・ジョゼフの花崗岩・沖積土はよりなだらかな丘陵地にみられます。左岸でも地中には同様の土壌がみられ、新生代第四紀の沖積土土壌と第三紀・斬新世、中新世の堆積粘土土壌が複雑に共存するテロワールもあり、興味はつきません。

<醸造>
栽培面積について、1987年に3.5Haを継承したのち、現在59Haにまでに規模を拡大しました。うち、29Haはおもに斜面の台地部分に、密度の高い割合で植樹されています。クオリティの高いブドウ獲得のため房数を限り、残り30Haは密度が低く広々とした植樹をした上で、ハーブを群生させ、ブドウ木の根が地中より深く伸びるようにしています。ハーブ水や植物性の溶剤を撒く場合や、葉摘み・間引きをする場合などはすべて手作業です。もちろんこれら溶剤は最低限の散布にとどめ、葉摘みも注意深く行われます。
基本的には除草剤は一切使用しません。肥料については、ごくまれに必要だと判断した場合にオーガニック肥料を使います。土地の侵蝕が進んでいる区画もあるため、これらの溶剤・肥料の使用については極力おさえています。畑にカビ害などが発生した場合は、ビオディナミでも使用される植物性の溶剤を適切な時期に散布します。2012年からドメーヌでは独自の溶剤システムを確立しました。最も環境に配慮したシステムであり、環境省のガイドラインにも適応しています。
収穫は手摘み、選別は複数回、天然土着酵母による自然アルコール発酵が始まり、ワインが造られます。醸造上の添加物は殆ど加えません。唯一、白については厳しく温度管理をしています。赤ワインについて除茎は一部ほどこし、マロラクティック発酵は樽内でスタートします。AOCワインについては1~4年樽を使用、熟成期間は9~18カ月、キュヴェごとにそれぞれ違います。白は軽くフィルター処理、赤はフィルター処理なし。VDPワインについては熟成期間は6~8カ月で、樽とステンレスタンクの両方を使用。キュイユロンで使用する樽はブルゴーニュ産のみで、5~6社から取り寄せています。

<理念>
イヴは「完璧なワイン」を造ろうとは考えていません。「キュイユロンのワインだ!」とわかってもらえるワインが作りたいのです。テロワールが反映され、ヴィンテージの特徴がわかり、さらに造り手のキャラが見えるワイン、それが最高。だからこそ、彼は畑ごと、区画ごとに細かくキュヴェをわけて醸造をするのです。その結果キュヴェはどんどん増えていき「迷路」と呼ばれる程にアイテムが広がります。が、すべては唯一無二のベストな表現なのです。どれも似ていて個性がないというのは面白くない、だからこそ其々の「違い」をとても大切にしています。
ヴィノラムより)





AOP : SAINT JOSEPH L’AMARYBELLE 2012
? Origine : sélection de vieilles vignes âgées de 20 à 40 ans, situées en coteaux et en terrasses. ? L’Amarybelle ? n’est pas le nom d’un lieu-dit mais une marque commerciale pour identifier la cuvée.
? Terroirs : sableux, granitiques, peu profonds.
? Encépagement : syrah.
? Viticulture : vignes plantées en haute densité, 8000 /10000 pieds à l’hectare. Sans insecticide ni pesticide, le nombre de traitements est restreint en fonction de la météo, l’apport d’engrais très faible est exclusivement organique, respect de l’équilibre des sols et de la plante. Maîtrise de la vigueur et des rendements, effeuillage, vendanges en vert pour une meilleure maturation des raisins.

? Vinification : les raisins sont vendangés manuellement. A la cave, tri, foulage et égrappage partiel. Cuvaisons en cuves ouvertes de 3 semaines environ avec contrôle des températures, pigeages et remontages réguliers. Fermentation malolactique en barriques, avec les levures naturelles.

? Élevage : 18 mois en barriques.
? Degré d’Alcool : 12,5 % Alc./Vol.
? Production : env. 36 000 bouteilles.
? Style : Vin plaisant, expressif et gourmand. Epices douces, fruits noirs confits et quelques notes délicates de tabac grillé font un joli nez complexe et charmeur. Bouche équilibrée et charnue, tanins veloutés et final sur une puissance épicée.
? Garde : peut être bu sur la jeunesse et peut vieillir une dizaine d’année.
? Accord : agneau, porc. Filet mignon de porc en croûte de chorizos.
Yves Cuilleronのサイトより)





このワイン二本に入ってきているのだろうか?どうやって手に入れたんだろう?

ブレリアスにて。
抜栓日:2015年10月20日
 
比較的濃い目のルビー。粘性は中等度。第一印象は赤いイメージを感じました。いちじくやグスベリのような野性的な香りで、樽から由来すると思われるカカオ的な、ロースト的な香りも取れます。アタックはしっかりとしていて、ミディアム~フルボディ。酸はしっかりと感じ、タンニンもしっかりしています。イタリア、ネッビオーロと考えましたが、ローヌ・シラーでした。これ、とてもしっかりとしたワインで、テイスティング後、ワインが開いてスパイシー感が増してきました。ワインを飲む時のタイミングというのもとても大事だということですね。勉強になります。


Jerome Jouret En Avant doute grenache 2013

2015-08-25 23:50:00 | フランス・ローヌ
Jerome Jouret En Avant doute grenache 2013
Jerome Jouret En Avant doute grenache 2013 part1
ドメーヌ・レ・クラパス
ジェローム・ジュレの自然派ワイン



ジェローム・ジュレ氏

ヴァランスとアヴィニヨンの中間、モンテリマールの街から西に20kmほど行ったところにドメーヌ レ クラパスはあります。アルデッシュ地方の南に位置するこの場所は、決して複雑なテロワールを備えた土地というわけではありませんが、当主ジェローム ジュレの手によって素晴らしいワインを生み出しています。実際、彼の仕事ぶりは目を見張るものがあります。秘境とも言うべき丘陵地帯を開拓してブドウ樹を植えて自らの畑としたり、清潔で荘厳な醸造所を自力で建築したり、自らの住居や新しい貯蔵庫も訪問するたびに増築されて進化していたりと、ともかく活力と積極性に満ちた人物なのです。

ジェローム ジュレ氏はかつて同地方の自然派ワイン生産者、ジル アゾーニ氏の下で研修をしており、この際に香り豊かでなめらかなアゾーニのワインに衝撃を受けて自然派ワインを志したと言います。その後、同じくこの地方のドメーヌ マゼルのジェラール ウストリック氏にも出会い、自然派ワインが何たるかを心に刻みます。もっとも彼の手がけるワインは、これら二人のスタイルとは異なります。多くのワインがピュアな自然派ワインの手法で醸造されながら、質感や香味は非常に安定しており還元的なニュアンスもあまり見られません。研修などを経て地元に戻った彼は、ブドウ栽培農家であった父親のいくらかの畑を引き継ぎ、組合にブドウを売る生活を始めます。その中でも、荒れた土地であった山間の畑を自らの手で開墾するなど栽培面積を広げていきます。自然派ワインの元詰めをめざしつつも、安定的に蔵の経営を行うためにも様々な可能性を模索します。自分の力で美味しい自然派ワインが造れるだろうか、そんな不安をも抱えつつ、2006年に組合から独立を果たし、ドメーヌ元詰めを開始します。

師事した二人の生産者もこの地の先鋭的存在ですが、レ クラパスのワインからは、その二者とは異なる透明感、慎重さ、安定感、芯の強さ、優しさが備わっています。カリニャン、アリカンテ、シラー、グルナッシュ、メルロ、カベルネソーヴィニヨン、ユニブラン、ヴィオニエ、シャルドネなどなど様々な品種を栽培し、そのそれぞれでアルデッシュの常識を覆す高品質なワインを生み出し続けています。初ヴィンテージの2006年では、自然派ワインの手法で造ったのは「パ サ パ(一歩一歩慎重に)」と「アン ナヴァン ドゥトゥ(迷う前に迷ってないで)」の2キュヴェのみですが、とあるサロンでこれらのワインに出会った時にはすでに、「偉大さ」とは違うベクトルの「きらりと光るセンスの良さ」を備えており将来性をひしひしと感じました。2年目、3年目と経験を重ねるにつれ、伝統的手法で生産されていた他のキュヴェや品種のワインも自然酵母、ノンフィルタで造るようになり、そのラインナップはどんどんと広がっています。どのワインもテロワールだけ見れば決して恵まれた条件ではありませんが、丁寧に丁寧に、家を建てるのと同様の素晴らしいクリエイティビティで、魅力溢れる飲み心地のよいワインを造っています。

ある時、ジェロームに個人的に好きな生産者を尋ねてみました。

何事にも真摯な彼は、少し悩みつつ・・・

「ラングロールかな。」

確かに、ラングロールになめらかな果実味と飲み心地は、レ クラパスのワインに通じる美点で納得させられます。今後経験を重ねることで、より洗練されたスムーズなワインへと進化していくことが期待されます。

(インポーター:野村ユニソン資料より)
ワインショップピコレより)





ヴァン・ド・フランス・ルージュ・アン・ナヴァン・ドゥトゥ2013
*到着したばかりでまだ試飲が出来ておりません。
 野村ユニソンさんのコメントを参考に。
 それにしても藤木君の文章は旨いな~!

 品種:グルナッシュ 100%
 野村ユニソンさんのコメント
 「迷う前に(迷ってないで)」と名付けられたワイン。
 ジェローム ジュレのラインナップにはグルナッシュを用いたワインが何種類かありますが、このワインは除 梗してブドウの粒のみを発酵槽に入れて造られたキュヴェです。
 粒だけにすることで隙間なくタンクに詰められ、ブドウの自重で果皮や種子からしっかりとエキス分が抽出されたワインになります。
 味わいには集中力のある濃密な果実味があり、なめらかでみずみずしいスムーズな口当たりの楽しめるワインに仕上がっています。
 時間の経過とともにフレッシュな黒や 紫の果実を思わせる甘みが感じられるようになり、 オリエンタルでエキゾチックな表情も見せてくれます。
 インポーターは野村ユニソンさんです。
MORITAYAより)



Jerome Jouret En Avant doute grenache 2013 part2




ブレリアスにて。
抜栓日:2015年8月25日
やや淡めのルビー。そんなに粘性は高くないです。輝きあり。香りの第一印象はスパイシー。最初ちょっと還元的なニュアンス。グスベリからチェリー、ベリー系と香りが変化します。ビオ香的なニュアンスがつよく自然派の造りを予想させます。さほどダルは強くありません。ボディーはしっかりとして、タンニンもしっかり目。酸は柔らかく余韻は中等度。ロワールあたりの自然派のピノ・ノワールと思いましたが、正解はローヌのグルナッシュ。


Chateau Bizard Serre de Courrent 2011

2015-08-16 00:00:00 | フランス・ローヌ
Chateau Bizard Serre de Courrent 2011
Chateau Bizard Serre de Courrent 2011
2008年にジャンジー氏が醸造責任者になり飛躍的に品質が向上!

シャトー・ビザール / グリニャン・レ・ザデマール・ルージュ・キュヴェ・セッラ・ド・クレン [2011]
Chateau Bizard / Grignan les adhemar Rouge Cuvee Serre de Courrent 2011
セパージュ: 【シラー80%、グルナッシュ20%】
国地域: フランス・コート・デュ・ローヌ
飲み頃情報: 今から インポーター: ラフィネ
2003年に古びたシャトーを再建した生産者です。2008年よりブルゴーニュのブーズロンの生産者だったシャンジー氏が栽培・醸造の責任者に就いた後に品質が飛躍的に向上しました。トリカスタンに有りがちな野暮ったさはなく、トップ・キュヴェはヌフ・ドゥ・パフを彷彿とさせます。13ha(赤10ha 白3ha)の葡萄畑の他に100haを超える広大な牧草地を所有しています。ビザールのあるアランという村は、17世紀からワイン造りでよく知られています。土壌は砂利質と固い石灰質から成ります。また、日照量は大変豊富で、ミストラルというローヌ河流域に吹く強い北風が湿気を追い払い、病気を防ぐため、大変恵まれた自然環境のもと、ワイン造りが行われています。醸造環境は清潔な状態となるように厳密に建物や装置に至るまで管理しています。発酵はステンレスタンクで行い、熟成はキュヴェにより、コンクリートタンクでフレッシュさを保った状態にするか、あるいは樽を用いて熟成させています。
WINEHOLICより)




竹八にて
抜栓日:2015年8月14日
色濃く、赤黒い果実の香り。濃い目で、どことなく甘い香りが漂います。果実味たっぷりで果実甘味もしっかりと感じる温かいイメージのワイン。グルナッシュ系のワインと思いましたが、シラーが80%と。こういうのもあるのね的に勉強になります。


Viognier Vin de Pays Verget 2013

2015-07-04 00:00:00 | フランス・ローヌ
Viognier Vin de Pays Verget 2013
Viognier Vin de Pays Verget 2013
ベルギー人のジャン・マリー・ギュファンスは、マコネ地区にあるソロニーの活気のない小さな村に、最先端のワイナリーを建てた。
ギュファンスは、心で夢を見て、また脳で考案できるすべての道具や装置を持っている。

たとえば、ワインを発酵層に移し替えるときに(当然、重力によって)同時に澱の量を調節できる特別製のステンレス・タンクから、2階建ての上層部に置かれたブドウ破砕機までといった具合である。

ブドウの房はまるごと、下に車輪がついているカーゴベルトに載せられ、優しく破砕機のところまで持ち上げて破砕機に入れられ、そこでとれた果汁はただちに滴り、またブドウは、その下方にある水平空気圧搾機に放り込まれる。

ギュファンスはたまに尋常でないことをしでかす。

彼は、圧搾したものを4つの異なった「キュヴェ」に分ける。
そして発酵も熟成も分けた状態で行う。
のちに、同じワインのこれら4つの「キュヴェ」(フリーラン果汁、2番搾り、質の悪い澱の中の重みのあるワイン、4番搾り)は、
最終的なアサンブラージュが行われることも、行われない事もある。

一度に3つも4つもの醸造工程を同時進行させるのは不可能だとみる生産者もいる。

ギュファンスは、数百kmにも広がっている32のアペラシオン(マコンからシャブリまで)からワインを生産し、それぞれのワインが4つの「キュヴェ」に分けられて醸造されるのである。
これは、彼が128もの”異なった”工程を同時に動かしていることを意味する!
たかが伝統的なワインづくりのために!

<参考文献:インポーター資料より抜粋>
<ヴェルジェ オフィシャルサイト>

【ヴェルジェ】
ヴィオニエ・ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴォークリューズ[2013](白)
750ml VERGET VIOGNIER VIN DE PAYS DU VAUCLUSE VERGET DU SUD

アペラシオン(産地) : フランス ヴァン・ド・ペイ
ワイン名(ラベル表示) : VERGET VIOGNIER Vin de Pays du Vaucluse VERGET DU SUD
内容量 : 750ml

ヴェルジェの白ワインは本当にコストパフォーマンスが高く、高品質なワインを低価格で楽しめると非常に人気の高い生産者です!

アペラシオンやワインの格に関わらず常に高品質な味わいを激安で提供し続けるヴェルジェは素晴らしいですよね!
旨安ワインを探すならやっぱりヴェルジェは外せません!
買い付けブドウから造られるリーズナブルで気軽に楽しめるワインとしてリリースされたヴェルジェ・デュ・スッド・シリーズよりヴィオニエが入荷です。

白ワインの魔術師ヴェルジェがローヌで手掛けるリーズナブルで気軽に楽しめるワイン。
バニラやマンゴー等の複雑でチャーミングな香り。
しっかりした果実味で、丸く柔らかな口当り。
ミネラルもしっかりっかりとしており、フレッシュな余韻が残ります。
ブドウ品種:ヴィオニエ100%
かわばた酒店より)





竹八にてグラスで
抜栓日:2015年6月25日
抜栓後3日くらい建っているらしい。柑橘系、さほど香り立たず。味わいはヨード感があって、苦味を感じる。なんかよくわからない。ソーヴィニヨン・ブランもしくはミュスカデ的な方向を考えたが、答えはヴィオニエ。後のほうでグラスの残り香に若干のカツゲン香を感じました。


Gigondas M Chapoutier

2015-06-24 00:00:00 | フランス・ローヌ
Gigondas M Chapoutier
Gigondas M Chapoutier
M.シャプティエ ジゴンダス ルージュ

グルナッシュ 65%/シラー 20%/ムールヴェードル 10%/サンソー 5% 小石や砂利を含んだ砂質堆積土壌や、粘土質の沖積土壌など ローヌ渓谷の雄として知られるM.シャプティエ社は、1808年、ローヌ川に面し、エルミタージュの丘の麓にある街、タン・エルミタージュに設立。それ以降代々シャプティエ家によって会社は守られています。ローヌ川左岸に位置するジゴンダス。その名前は、ラテン語で「歓声と喜悦」(joconditas)に由来するそうです。グルナッシュ品種主体の凝縮した果実味のあるスパイシーな赤ワインで、タンニンを多く含み、骨格がしっかりした、バランスのとれた味わいが特徴で、長期熟成も可能です。
京橋ワインより)





竹八にて。
抜栓日:2015年6月12日
色合いはルビーガーネット。中等度の濃さ。香りは最初スパイシーなニュアンスで、潰していない黒胡椒の香りがほんのりと。その後時間が経ってくるとハーブ系の香り、すっと鼻に抜けるようなニュアンスが出てきます。味わいはさほど複雑さはなく、ほんのりと八角っぽい感じを感じます。そんなにアルコール感を感じず、良くまとまった感じのワイン。


Chateauneuf-du-Pape Cuvee Laurence Domaine Du Pegau 2008

2015-03-20 00:00:00 | フランス・ローヌ
Chateauneuf-du-Pape Cuvee Laurence Domaine Du Pegau 2008
Chateauneuf-du-Pape Cuvee Laurence Domaine Du Pegau 2008
【ペゴー】
ローランス・フェローとその父親であるポールが32エーカーのぶどう園で生産しているワインがドメーヌ・ド・ペゴーです。
パーカー氏も「シャトーヌフ・デュ・パプの中でも最も荘厳な、古いスタイルの、逞しい、超の付く程凝縮した、超大作のワインのひとつ」と大賛辞を贈り、5ツ星生産者に格付けしています。また、シャトーヌフ・デュ・パプの神格的存在「アンリ・ボノー」のスタイルを踏襲するワインを造る能力を持つドメーヌを一つ挙げるとすれば、このペゴーの他にないと言われる程です。

【ペゴー】
シャトーヌフ・デュ・パプ [2008] キュヴェ・ローレンス

2008ヴィンテージ★パーカーポイント94点 ワイン・アドヴォケート203号
このワインは今年の最優秀賞に推薦できるほどのものである。スモークされた鴨、海鮮醤、黒果実、濃い紅茶などの独特なアロマがグラスから溢れ出す。非常にフルボディで、濃厚な素晴らしい仕上がり。今から10~12年が飲み頃。
優心美酒SHIMURAより)





シャトー・ヌフ・デュ・パプ ルージュ キュヴェ・ローレンス [2008] ドメーヌ・ペゴー

今や、ローヌを代表するドメーヌ・ペゴー。
それもほのはずですよね!

最高峰の「キュヴェ・ダ・カポ」は良い年しかリリースされず、過去リリースされた5本は全てパーカー氏が100点を付けています。
(1998年、2000年、2003年、2007年、2010年)それ以外のヴィンテージでこのキュヴェ・ローレンスが造られます。

なので、ダ・カポとして造られないヴィンテージが穴馬的な存在かもしれませんね。
そうすると2009年、2008年、2006年、2004年、2002年などがお勧めですが、今回は2008年物が入荷しました!
しかも・・・価格はダ・カポの約1/4で買えちゃいます!!!

味わいは、「ダ・カポ」に限りなく近いのではないでしょうか?
ヒロ隊員も「ダ・カポ」も「ローレンス」も飲んだ事が ありませんが、価格を考えると「ローレンス」を買いたくなります。
是非、この機会にお買い求め下さいませ。

<テクニカルデータ>
土壌:表面は小石に覆われた粘土、石灰岩、鉄、砂の混ざった土壌
醸造:ブドウは手で摘み、厳しい基準で選び抜かれたものだけがワインとして仕込まれます。
除梗は一切行わず圧搾、マセラシオンして、極少量の酒石酸と亜硫酸塩が加えられ、温度管理せず10日間発酵します。
厳選された年季(最も古いもので60年)の入った3,000~6,000L大樽(フードル)で4年間熟成されます。
基本的にレゼルヴの品質をよくするためにダ?カーポのブドウが使われますが、レゼルヴが単独で高品質レベルのワインになる可能がある年は、別にダ?カーポが造られます。
ダ?カーポを造るぶどうは特別なエリアのブドウのみで、過去1998年、2000年、2003年、2007年が造られ、2010年が5番目のヴィンテージで、今現在は2010年以降造られていません。

<キュヴェ・ローレンスの特徴>
・レゼルヴと同じ醸造法ですが、レゼルヴが2年熟成に対してローレンスは4年の長期熟成キュヴェ。
・レゼルヴは毎年約60,000本生産されますが、ローレンスは約6,000本(1フードル)です。
・ダ・カーポ(1フードル)を生産するヴィンテージにはローレンスは造られません。
 同一ヴィンテージで3つのキュヴェを生産することはありません。

<テイスティングコメント>
ガーネットと赤いレンガのような色合いでプラムの果実の香りがします。
イノシシや鹿などのジビエ、トリュフのオムレツやブルーチーズなどと相性抜群です。
サービス温度は16℃です。
ボトリング後5~10年の間が飲み頃。
時が経つにつれアロマと味わいが閉じてしまうことは全くないので安心して数年寝かせても良いでしょう。

<パーカーポイント 94点>
このワインは今年の最優秀賞に推薦できるほどのものである。
スモークされた鴨、海鮮醤、黒果実、濃い紅茶などの独特なアロマがグラスから溢れ出す。
非常にフルボディで、濃厚な素晴らしい仕上がり。
今から10~12年が飲み頃。

ワイン・アドヴォケート203号2012年10月より抜粋。

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種類 赤ワイン
格付 A.O.C. シャトー・ヌフ・デュ・パプ
生産地 フランス/ローヌ
品種 グルナッシュ…80%、シラー…6%、ムールヴェードル…4%、その他
味わい フルボディ
容量 750ml
お手軽ワイン館より)






父から娘に受け継がれていく、偉大なドメーヌ。
常に高評価を受ける、リッチな古典派シャトーヌフ・デュ・パプ。

ドメーヌ・ペゴーの歴史は1670年にまで遡ります。
当時はブドウの生産量は少なく、オリーブやチェリーを主に栽培する農家でした。
ペゴーの育てたチェリーやオリーブ、そのオリーブを使用し造られたオリーブオイルは非常に質が良く大変人気となり、それらを売却した資金を用いることで、徐々にブドウ畑を広げていきました。
1733年にはワインが造られていた最古の記録がありますが、かつては収穫されたブドウや、出来上がったワインのほとんどを樽のままネゴシアンに売っていました。
現当主のポール・フェロー氏の娘、ローランス女史がフランスのトップ・ドメーヌでの修行を終えワイン造りに加わった1987年から、ドメーヌとしての瓶詰めが本格的に始められました。

ローレンス女史の参加後飛躍的に質は向上し、“キュヴェ・ド・カポ”で5度ものパーカーポイント満点の100点を筆頭に、その名を冠した“キュヴェ・ローレンス”、さらに“キュヴェ・レゼルヴ”でも高評価を連発。
ワインスペクテーター誌でも99点や年間TOP100では2006年度版で第5位に選出されるなど近年その名声は高まるばかり。
2000年の“キュヴェ・ド・カポ”は、日本でも漫画「神の雫」で第3の使徒として紹介され常に入手困難な幻のワインの一つとなっています。

現在ドメーヌ・ペゴーでは、シャトヌフ・デュ・パプの区画に21haを所有しており、ブドウは全て手摘みで収穫、選果は非常に厳しく完全に熟したブドウだけを選んで造られています。
エノテカ・オンランより)





★パーカーポイント94点★ 
[2008] シャトーヌフ・デュ・パープ・ルージュ キュヴェ・ローレンス 750ml ドメーヌ・デュ・ペゴー

■品種:グルナッシュ80% シラー6% ムールヴェードル4% その他10%

■土壌:表面は小石に覆われた粘土、石灰岩、鉄、砂の混ざった土壌

■醸造:ぶどうは手摘み、厳しい基準で選び抜かれたものだけがワインとして仕込まれます。
除梗は一切行わず圧搾、マセラシオンして、極少量の酒石酸と亜硫酸塩が加えられ、温度管理せず10日間発酵します。
厳選された年季(最も古いもので60年)の入った3,000~6,000Lの大樽(フードル)で4年間熟成されます。

■レゼルヴと同じ醸造法ですが、レゼルヴが2年熟成に対してローレンスは4年の長期熟成キュヴェ。
■レゼルヴは毎年約60,000本生産されますが、ローレンスは6,000本です。
■ダ・カーポを生産するヴィンテージにはローレンスは造られません。同じヴィンテージで3つのキュヴェを生産することはありません。

基本的にレゼルヴの品質をよくするためにダ・カーポのブドウが使われますが、レゼルヴが単独で高品質レベルのワインになる可能性がある年は、別にダ・カーポが造られます。ダ・カーポを造るぶどうは特別なエリアのブドウのみで、過去1998、2000、2003、2007が造られ、2010年が5番目のヴィンテージで、今現在は2010年以降造られていません。

■テイスティングコメント
ガーネットと赤いレンガのような色合いでプラムの果実の香りがします。イノシシや鹿などのジビエ、トリュフのオムレツやブルーチーズなどと相性抜群です。サービス温度は16度です。ボトリング後5~10年の間が飲み頃。
時が経つにつれてアロマと味わいが閉じてしまうことはまったくないので安心して数年寝かしてもよいでしょう。

★パーカーポイント94点 2008年ヴィンテージ
(ワイン・アドヴォケート203号2012年10月)
このワインは今年の最優秀賞に推薦できるほどのものである。スモークされた鴨、海鮮醤、黒果実、濃い紅茶などの独特なアロマがグラスから溢れ出す。非常にフルボディで、濃厚な素晴らしい仕上がり。今から10~12年が飲み頃。
シマヤ酒店より)




(*)優心美酒SHIMURAより購入。14,040円。


Crozes Hermitage Grand Classique Cave de Tain 2012

2015-03-17 00:00:00 | フランス・ローヌ
Crozes Hermitage Grand Classic Cave de Tain 2012
Crozes Hermitage Grand Classic Cave de Tain 2012
Cave de Tain
カーヴ・ド・タン
北ローヌ最大にしてクリュワインの先駆者!

醸造家 グザヴィエ・フルアン氏

所在地22 Route de Larnage, CS 89721 26602 Tain-l'Hermitage Cedex, France
ワイナリーHPhttp://www.cavedetain.com/
北ローヌが誇るクリュワインの先駆者
カーヴ・ド・タンは1933年にルイ・ガンベール・デ・ロッシュ氏により設立された協同組合です。北ローヌの中心地、エルミタージュの丘陵地帯に畑が広がります。

その後代々ワイナリーは拡大を続け、今日では北ローヌ最大を誇る1,000haもの広大な畑で、300人以上の栽培農家と共に持続可能な農法に基づいて運営を行っています。
フランス国内のみならず、世界的に著名なワインジャーナリストからも絶賛される共同組合で、北ローヌのクリュワインの先駆者的存在として知られています。
現在ではAOPクローズ・エルミタージュの約50%を生産する、北ローヌを代表する生産者です。


北ローヌ最大かつ、クローズ・エルミタージュを代表する造り手
北ローヌ最大の生産者

長い歴史を誇る北ローヌの中心地、ヴァランスとリヨンの間に伸びるエルミタージュの丘陵地帯にカーヴ・ド・タンの畑は広がっています。

1,000ha以上にも及ぶ広大な畑から、エルミタージュ、クローズ・エルミタージュ、サン・ジョセフ、コルナス、サン・ペレーのAOPワインと、IGPクラスのバラエタルワインを生産しています。
北ローヌ全体のAOPワインの30%を生産する最大の生産者であり、かつ、AOPクローズ・エルミタージュ全体の約50%を生産しています。

有名ワイナリーへも供給
北ローヌ最大の生産者のためバルクワイン販売も多く行っており、販売先にはローヌの名立たる有名生産者も含まれます。


シラーのスペシャリスト
ローヌ地方はシラーの原産地です。
カーヴ・ド・タンでは黒ブドウの生産はシラーのみに特化しており、その栽培面積は900haにも及びます。これはAOPクラスのシラーの栽培面積としてヨーロッパ最大です。
シラーのスペシャリストとして、畑での栽培から醸造に至るまで幅広い知識をいかしてワイン造りに取り組んでいます。

最先端技術を駆使した品質管理
畑でのトレーサビリティとGPSマッピング・システムを活用した品質管理

2002年に、ブドウの成長状況を把握し品質を管理するため、「Vineyard Work Book」というシステムを導入しました。これは各区画ごとの全ての作業状況を記録、監視するコンピューター制御システムです。


また、2007年にはGPSマッピング・システムを導入しました。これは収穫後のブドウのトレーサビリティを可能とし、各テロワールの本質や特徴を掴む上で非常に有能なシステムです。それぞれの区画を調査・監視することで、収穫からボトリングまで、区画毎にブドウを管理することができます。


このように収穫からボトリングまでの工程を完全にオートメーション化することで、ブドウが酸化しないうちにスピーディにかつ厳しく選果を行い、品質の向上を可能としています。畑でのGPSマッピング・システムと共にIT技術を取り入れることで、ブドウがどの畑のどの区画から運ばれたのかを完全に把握することができます。

伝統的なワイン造りを現代技術で
醸造に使用するステンレスタンクは温度の一元管理が可能なものを使用しています。

ピジャージュ機械は、伝統的な手法を踏襲した方法で作動し、最適な抽出時期を見極めることができます。小型のコンクリートタンクは温度を一定に保ち、ワインの清澄を行います。

オーク樽は数多く保有しており、合計150hlのワインを伝統的な手法で保管、熟成することが可能です。2,000樽にものぼるフレンチオークでは、タンニンとストラクチャーの備わったフルボディのワインが生み出されます。

著名ワインジャーナリストからも大絶賛!
■ワイン・アドヴォケイト誌
「タン・レルミタージュ村周辺に広がるカーヴ・ド・タンは、フランスで最も優れた協同組合の一つで、北ローヌで非常に驚くべき品質のワインを生産する」
(2012年12月号Wine Advocate誌より抜粋)

■ジャンシス・ロビンソン ドットコム
「北ローヌのアペラシオン全体の半分近い生産量を誇るこの協同組合は、見事な高品質ワインを生産する。」
(2013年12月30日掲載JancisRobinson.comより抜粋)

Cave de Tain
カーヴ・ド・タン
Crozes Hermitage Rouge Grand Classique
クローズ・エルミタージュ グラン・クラシック 赤
2012

黒果実や菫の花、微かに胡椒のニュアンスが香り、オーク樽の風味が複雑味を与える。
柔らかいアタックとストラクチャーのあるタンニン。
果実とスパイスの風味が、豊潤な味わいに繊細さを添える。

フランスで最も優れた協同組合と謳われるAOC最大の協同組合によるシラー100%の赤ワイン。果実味やスミレの花、わずかに胡椒のニュアンスなどとともに豊潤な味わいが楽しめます。
原産国 フランス
地方 コート・デュ・ローヌ
品質分類・
原産地呼称 A.O.P.クローズ・エルミタージュ
品種 シラー 100%
年間生産量 840000本
栽培面積 607ha
収量 44hl/ha
樹齢 平均20年
土壌 花崗岩、沖積層、小石、黄土
醸造・熟成 醗酵:ステンレスタンク   熟成:70%ステンレス・タンク熟成 17ヶ月、30%オーク樽熟成 10ヶ月(フレンチオーク、新樽は使用せず、400L)
味のタイプ 赤・フルボディ
モトックスより)




(*)ワインショップフジヰより購入。2,300円


Chateauneuf du Pape Chateau de Beaucastel 2008

2015-02-17 00:00:00 | フランス・ローヌ
Chateauneuf du Pape Chateau de Beaucastel 2008
Chateauneuf du Pape Chateau de Beaucastel 2008
シャトー・ド・ボーカステル
Château de Beaucastel

■シャトーヌフ・デュ・パプのロールス・ロイス
 味わいの絶頂を迎えた、良いヴィンテージのボーカステルを飲む機会に恵まれた人は、ペラン家の3世代に渡る努力や革新の結果をはっきりと感じることができるでしょう。
ボーカステル・ルージュを一言で表現するとしたら、ピュアです。そのワインが生まれた大地とブドウをありのままに表現したものだからです。

認可された13品種のブレンドで、畑は70ヘクタールを占めています。土壌は他の畑と同じく、通気性に富んだアルプスの沖積層(丸石を含む)に覆われた海洋性石灰岩です。
ブドウの樹の平均樹齢は50年で、収量は1ヘクタールにつき30ヘクトリットルを超えることはなく、通常はこの量よりかなり少なく抑えています。長年に渡る有機栽培によって、畑は健全で生き生きとしています。

 ≪生産地域≫
シャトーヌフ・デュ・パプはオランジュとアヴィニヨンの間に位置しています。シャトー・ド・ボーカステル・ルージュの畑は70ヘクタールを占めています。

 ≪土壌≫
アルプスの沖積層に覆われた海洋性砂岩
(地元ではガレットとして知られている大きな丸石)。

 ≪ボーカステル・ルージュの醸造≫
手で収穫後セラーに運び、選果します。ブドウの果皮を80℃まで加熱後、20℃まで冷却します(フラッシュ・ヒーティング・システム)。
その後、エナメル張りの発酵層で12日間にマセラシオンを施します。フリーラン・ジュースを抜き、空気圧のプレスで圧搾。

シャトー・ド・ボーカステル・ルージュ[2008]ChateaudeBeaucastelRouge2008

2008年のヴィンテージの中でシャトー・ド・ボーカステル・ルージュは際立って良質のワインに仕上がっています。通常のボーカステルに比べてより熟成したニュアンスがあり、プラムやルビーの深い赤色で甘草やスモークしたジビエ、ブラック・カラントやガリーグのアロマがあります。
ミディアムからフルボディで、シルクのようなタンニン、程よい爽快感、このヴィンテージにしては驚くべき深みと長い余韻があります。10年以内に飲むのが好ましいでしょう。

シャトー・ドゥ・ボーカステルは70ヘクタールの 畑を所有しています。アルプスの洪積層に覆われた中新世(第三紀)の海洋性砂岩の土壌。ブドウは手摘みされ、熟練した職人の手によって選別されます。

ブドウ品種: シャトーヌフ・デュ・パプのAOCで認可された13ブドウ品種全てを使用。(セパージュはヴィンテージにより異なります)
 ムールヴェードル30%、グルナッシュ30%、シラー10%、クノワーズ10%、サンソー5%。他(ヴァカレズ、テレ・ノワール、ミュスカルダン、クレレット、ピクプール、ピカルダン、ブールブーラン、ルーサンヌ)。
ワインセラーパリ16区より)



Vintage違いの(1999)こちらもご参照ください





ワインセラーパリ16区より購入。サイン入りだった。税込み9050円。

ワイン会にて。
抜栓日:2015年2月23日
色合いはやや濃い目のルビー。グラスの向こう側に指が見えます。ほかのワインと比べると、意外にもこれが一番色合いが薄かったです。もう、このへんになると酔っ払ってあんまり覚えていないのですが、茶色いイメージの香り、スパイシー感が結構あって、リコリス、ややスーボア的なニュアンスを感じました。しかし、これも時間が立ってくると、香りにまとまりが出てきて、とってもエレガントで、かつ、チャーミングな香りになっていったのが印象的でした。なんというか、グラスの中心に香りが集まって、そこから放射状に香りが広がる感じ(ん~、かなり酔っ払っているw)。 実は、このワインはブレタノミセス(オタク系の話です)のことを勉強している時にボーカステルのヌフには、これが含まれているが、欠陥臭なのか個性なのか、という記事を読んで、みんなで検証してみようということで開けてみました。すくなくとも自分には欠陥臭とはとても思えない、しっかりとした個性を感じました。


Andre Perret Viognier Vin de Pays Des Collines Rhodaniennes Viognier 2012

2014-12-21 00:00:00 | フランス・ローヌ
Andre Perret Viognier Vin de Pays Des Collines Rhodaniennes Viognier 2012
Andre Perret Viognier Vin de Pays Des Collines Rhodaniennes Viognier 2012
アンドレ・ペレ/Andre Perret
●シャヴァネイに位置する小さなドメーヌですが、絶好の畑コトー・ドゥ・シェリー (3ha 雲母と片岩を含んだもろい花崗岩質)を所有し、そこから高貴なワインを生産することで世界的な名声を得ています。

さらにコンドリューの新樽発酵を初めて取り入れ、コンドリューにしっかりした骨格を与え、ワインとしての完成度を増した功績も大です(ここではフランソワ・フレール製、アリエー産のものを使用)。

現在コンドリュー5ha、サン・ジョセフ赤4ha、サン・ジョセフ白1ha、他ヴァン・ドゥ・ペイ等をあわせ、計11haのブドウ畑を所有。畑の日当たりの良さというメリットを生かし、出来るだけ熟したブドウを摘むように心がけ、さらに収量を極力抑えてブドウ自体のポテンシャルを上げています(規定ではAOCコンドリューは、37hl/ha。ペレではこれを大きく下回り平均25~30hl/ha。95年は僅か14hl/ha。ちなみにソーテルヌでも、25hlまで認められます)。

収穫は手摘みで行われ、100%除梗。発酵は20℃を上限に、白についてはオーク樽とステンレスタンク、赤はステンレスタンクのみで2~3週間行われます。熟成は12~18か月、オーク樽で行います。熟成は12~18か月、オーク樽で行います。白は定期的にバトナージュ(攪拌)を行い、澱の旨味をじっくりワインに移します。大学で生物学を修めたペレは、瓶詰め時の人的介入を避け、濾過や清澄を行っていません。

スタッフ・テイスティングコメント
 グラスから溢れる花と果実の華やかでうっとりとする香り。熟した黄色い果実(かりん、黄桃とトロピカルフルーツ)、ライチと蜜の厚みのある香りに白コショウのようなスパイシーさとミネラルがアクセントになっています。
 味わいは厚みがあり華やか、香り同様の果実が口いっぱいに広がり幸せな気分に。最後にほろ苦さと鉱物感が残り余韻も長く楽しめる繊細な味わいです。
 クリーム系の料理やチーズと共に。白ワインとしてはやや高めの12~14℃でサービスし、大きめのグラスでゆっくり楽しみたいワインです。
(Natsu 25-8-2014)
ヴィオニエ[2012]アンドレ・ペレ【白】

ワイン情報
生産者 アンドレ・ペレ/Andre Perret
ワイン名(欧文) Condrieu, “Chery”
生産地 フランス/コート・デュ・ローヌ
格付け他 Vin de Pays des Collines Rhodaniennes
(ヴァン・ドゥ・ペイ・デ・コリンヌ・ロダニエンヌ)
ワイン・タイプ 白ワイン・辛口
容量 750ml
使用ぶどう品種 ヴィオニエ100%
アルコール度数 14%
評価等特記事項 :
世界的な名声を得ているコンドリューのスペシャリストが手掛けるヴィオニエ。巷のコンドリューにも匹敵するまろやかさと華やかさに溢れた高い品質を誇ります。

上質なコンドリューを生み出す花崗岩質土壌の比較的若木(平均樹齢10年)のヴィオニエを厳選して使用(生産量は40hl/ha)。低温発酵、マロラクティック発酵の後、オーク樽で12ヶ月間熟成されています。

輝きのある透き通ったゴールドイエロー。スミレ、アプリコット、白桃、柑橘類のアロマ。まろやかで活き活きとした味わい。リッチで厚みが感じられます。

ヴィオニエのスペシャリストの手腕を比較的安価で窺うことの出来る逸品です。
DSKワインより)




ワイン会にて
抜栓日:2014年12月9日
少し濃い目に見えるイエロー。香りはお花のニュアンス。ラベンダーみたいなアロマチックな香りを感じました。後味に、ほんの少しの柑橘系の果物の苦味、独特のアフタを感じます。これがまた難しい。花の香から以前のイタリアの白を連想して、南イタリアの方の土着品種のワインと回答。結果はローヌのヴィオニエ。
ヴィオニエとか訓練しないとダメだなぁ~。


Pays d'Oc Syrah Organic M Chapoutier 2012

2014-10-04 00:00:00 | フランス・ローヌ
Pays d'Oc Syrah Organic M Chapoutier 2012
Pays dOc Syrah Organic M Chapoutier
シラーファンの方は見逃さないで!
日本限定商品

タイプ 赤 ミディアム
原産地
I.G.P. フランス ラングドック・ルーシヨン
ペイドック 
葡萄品種 シラー:100%
アルコール度数 13%
16回もパーカーポイント100点を獲得(2011年12月現在)するなどミッシェルはフランスで最も評判の高いワイン生産者の一人として知られており、高級ワインを造るだけではなく、リーズナブルで品質の良いワインにも注力。
その一つがペイ・ドックで、このたびオーガニックワインが仲間入りしました。
日本限定商品

 【テイスティングコメント】
シラー品種から造られた、熟した赤い果実の風味が心地良く、フレッシュでかつエレガントな味わいが楽しめます。

サラダ、前菜、パスタ、肉料理、チーズなど、和洋中問わず様々な料理にあわせやすいワインです。
単独で飲んでも美味しくいただけます。

土壌:石の多い砂と粘土質土壌
醸造:26度のステンレスタンクにて約21日間発酵
熟成:コンクリートタンクにて約5カ月間熟成。
日本リカーさん資料より

(2013年6月試飲)
生々しいイチゴの香りは完熟な印象の香り。
少し還元的になっているので、空気を含めさせて息を吹き替えさせてやってほしい。

さすれば、ドライチェリーにブラックベリーなどの果実味ブラックペッパーな胡椒のアクセント。
果実味には厚みを感じさせながらも曇りなく、豊かさとエレガントさの双方をバランス良く保つ。
驚きを隠せない、高いパフォーマンスなワインが登場しました。シラーファンの方は見逃さないでください。
Vin du 268より)





ワインショップおおがきにて購入。
抜栓日:2014年9月15日
正解。ただVPDのせいか、さほど特徴と言われる黒胡椒の香りがとれなかった。
むずかしいなぁ~。