Beaujolais Vin de Primeur Philippe Pacalet 2008
ワイナート誌 自然派ブルゴーニュ特集号でも表紙を飾ったフィリップ・パカレ。日本の市場でも大人気です。
バイオイダイナミクス農法でr知られるマルセル・ラピエールを叔父にもち、若い頃からドメーヌを手伝い、数年前までプリューレ・ロックの醸造長に勤め、独立時にはロマネ・コンティから醸造長の誘いもあったほど卓越した手腕をもちます。
(常陸屋酒店 より)
フィリップ・パカレ ボジョレー・ヴァン・ド・プリムール(2008)
Philippe Pacalet Beaujolais Vin de primeur
収穫年度:2008
産地:フランス/ブルゴーニュ
主要葡萄品種:ガメイ
分類:スティルワイン
タイプ:赤/辛口/ミディアム
「マルセル・ラピエールの甥であり、プリューレ・ロックの醸造長を務めた人物」フィリップ・パカレを紹介する際の常套句です。しかし今やフィリップ・パカレの名前は、自然派ワインを代表する造り手の1人と同義になったのではないでしょうか。
とはいえ彼のワインに対するアプローチは不変です。自然派ワインの祖ともいえるジュール・ショヴェに師事し、ショヴェの哲学やエスプリを引き継いでワイン造りに向かう1人です。
今や自然派ワインで採用されている典型的な手法を実践しているフィリップ・パカレですが、彼のワインには一部の他の自然派ワインにみられるような酒質の緩さや揮発性の香味、還元的なニュアンスを感じることはありません。そこには、様々な醸造法を知り、多くの経験から得た知識を持つパカレ氏ならではの特徴といえます。
パカレ氏は、緻密で多彩な科学的知識を背景に酸化と還元のバランスをとり、完成された味わいの自然派ワインを生み出しています。しっかりとしたエキスと美しい酸味は、ヌーヴォーとは思えないフィネスを感じさせます。
入荷後すぐに飲んで美味しいだけでなく、翌年以降もすばらしい熟成をしますので、あえて「ヌーヴォー」ではなく、「ヴァン ド プリムール」という表現で販売しています。
◇自然派ヌーヴォーの特色◇
★自然(環境)酵母だけで発酵させるので、様々な酵母が複雑な香り を醸し出します。しかし香りを調整するための酵母などを添加してい ないので、決して派手な香りではありません。
★自然(環境)酵母を発酵が終わるまで活かすため、発酵中は亜硫酸の添加をしません。
★亜硫酸を使わないので、空気に出来るだけ触れさせずに瓶詰めします。この為、発酵時に出た炭酸ガスがわずかにビン内に残っていますので、舌にピリピリ感じたり、液漏れしやすい状況になることがあります。
★フィルターを使っておりませんので、酒石や酵母などのオリが見られることがあります。(色も少し濁っている場合があります)
★飲めば飲むほど身体の中に旨味が広がり、スイスイ飲めてしまう自然な味わいです。
(テラダワインセレクション より)
とにかく自然の力にこだわった造りをするフィリップ・パカレの
ボジョレー・ヴァン・ド・プリムールはワイン業界でかなりの話題になっています。
今年も絶対に経験すべきボジョレー・ヌーヴォーだと思っております。
ワインはブドウジュースのエネルギー転換だ。
…中略…ワインは自然のものだが、同時に人間的なものであり、単にアルコールではなく、ヒューマニティを向上させる飲み物だ。
それを知る物は知らない者に教える義務がある。
ワインは頭では分からないが、体で分かるものだ。細胞で感じるものだ。
感覚は光速度で来る。その時、時間の存在は忘れられる。
-フィリップ・パカレ氏 ワイナート24号より-
最上のボジョレーの造り手で自然派の重鎮といわれるマルセル・ラピエール氏の甥っ子で、また超人気ドメーヌであるプリューレ・ロックの醸造責任者として素晴らしいワインをリリースし、天才醸造家と呼ばれたフィリップ・パカレ氏。
今年も素晴らしいボジョレー・ヌーヴォーをリリースすることでしょう。自分の好きなワイン造りを選択したフィリップ・パカレのワインは本当に何を飲んでも素晴らしいワインです。
フィリップ・パカレ氏はラピエールを中心とする『自然派』(アペラシオンを越えたフランス全土における)を形成することとなった基=師でもあるジュール・ショヴェ氏の最後の弟子で、かつ6年間もの期間を師と寝食を共にした唯一の人物でもあります。
自然酵母のみで発酵させ、ワインの状態がよければ醸造だけでなく瓶詰め時も亜硫酸無添加になります。
しっかりとしたエキスと美しい酸味は、ヌーヴォーとは思えないフィネスを感じさせます。
入荷後すぐに飲んで美味しいだけでなく、翌年以降も素晴らしい熟成をしますので、あえて「ヌーヴォー」ではなく、
「ヴァン ド プリムール」という表記にしています。
フィリップ・パカレ・ボジョレー・ヴァン・ド・プリムール [2008]
2008 フランス/ブルゴーニュ・赤ワイン
生産者:フィリップ・パカレ
輸入元:野村ユニソン株式会社
葡萄品種:ガメイ
自然酵母のみで発酵させ、ワインの状態がよければ
醸造だけでなく瓶詰め時も亜硫酸無添加になります。
しっかりとしたエキスと美しい酸味は、ヌーヴォーとは思えないフィネスを感じさせます。
(和泉屋 より)
今年購入したボジョレーです。タカムラワインハウスより購入。11月20日に届きました。3500円。
このワインは、中にショウジョウバエが入っているものがあり、インポータさんが自主回収をしてました。かなり澱が多いのですが、見た範囲ではショウジョウバエの混入がなかったため2009年1月17日抜栓しました。本当は1年くらいおいておこうかと想っていたのですがそんな理由で開けてみました。また、よくノンフィルターとうたわれていますが、このワインに関してはフィルターをかけているということが分かったのでした。このことで、フィリップ・パカレの評価がかなり落ちるのでは、と言われています。
色はやや濁った(透明感のない)、少し茶色がかったエンジ色。薄い。光に透かして見ると細かい泡が表面に見えます。香りは、ボジョレヌーボーの香りですが、あまり香りが強いことはありません。すごいのどごしが良く、グビグビいけちゃいます。ガメイらしい果実感、ブドウジュース的な感じが良く出ていると想います。それにしても結構な澱がありましたが、フィルターかけてんのかな?値段を考えるとちょっと高いと想いますが、良いワインだと想いました。