Beaux Freres Pinot Noir Beaux Freres Vinyard 2008
100%自社畑
100%ピノ・ノワールの生産者
★ウィラメット・ヴァレー
★ザ・ボーフ・レール畑
★ジ・アッパー・テラス
(ボー・フレール概略)
ワイナリー名は仏語で「義理の弟」の意。
ワイン評論家ロバート・パーカー氏の奥様の弟マイケル・エッツェルが、ピノ・ノワール専門で造るワイナリー。
1986年にオレゴン、ウィラメットヴァレー内の一番小さなAVAのリボンリッジにピノノワールに最適な畑を見つけ、世界的な評価を受けるピノノワールを作ろうと義兄パーカーとともに購入。
オーナーとして名を連ねているパーカーが唯一評価していないワインです。
(始まりは養豚で)
86年葡萄園となる地をリボン・リッジの地に購入し、88年より植栽を始め、養豚で食いつなぎ、91年にその豚舎をワイナリーに改築して、91年ヴィンテージを93年にリリースしたのが始まりですから、決して有り余る資金でのスタートではなかったのです。
ワイナリー自体は、ロバート・パーカーの出資も混じると云うには、その想像を遥かに超える質素な作りのワイナリーです。
手造りと言うに相応しい、シンプルな醸造設備です。
しかし、その生産量からは思いも付かぬほどの、今年用の新樽が大量に積み上げられていました。
(有機栽培からビオディナミへ)(石井もとこ先生訳)
葡萄樹に壊滅的な打撃を与えるフィオキセラ(寄生虫の一種)が発生した時、どうしたら健康な葡萄を育てられるか悩みぬいた先に、有機栽培でありビオディナミだった。その目的は健康な葡萄を生育する事なので、改めて認証の必要は無くそれを広告塔の一つにはしない。
化学合成農薬と化学合成肥料を使う通常の農法の畑は、糖度が充分に上昇し収穫を迎えても、葉や茎そして種までもが緑色で、この状態で収穫しワインを仕込むと、種から嫌な青い苦みがワインに抽出される。
なのに有機でありビオディナミで育てた葡萄は、収穫時には葉や茎、重要な種も茶色になり健全に熟する事が出来るので、嫌な苦みをワインに与えることはない。
反対に暑く乾いた年でも葉は青々としている。つまり人工的な農薬では、葡萄が健康すぎると言う事で、外的な変化に対しては弱いと言いたいのです。
悩んだときに、土壌の事を書いた本を読んでも、実際に葡萄園でどの様に反映したら良いのかは分からなかったが、ビオディナミの考えでは畑を見ると何をすべきかが分かったのもビオディナミに傾倒した大きな理由の一つです。
オーガニックは勿論の事、更にその進んだ考え方のバイオダイナミック(ビオディナミ)の思想でブドウ栽培を実践しています。
急斜面に空に続くかのような葡萄園の葡萄は密植され、その一本の葡萄の樹1本につき10房を、厳格にその数を守り選定している。
(高い評価)
91年のリリースからワインスペクテイター誌の評価では、16年間に渡り、90点台から一度も落ちることなく、安定したワインを生み出しています。
このワイナリーのトップ・キュベの「アッパー・テラス」、メインブランドの「ボー・フレール畑」そして*「ウィラメット・ヴァレー」の三本柱のバレル選定、ブレンドの決定だそうです。
*「ウィラメット・ヴァレー」に関しては買い葡萄も使用するがシェア・ヴィンヤードをはじめとする銘醸畑の物ばかりです。
[2008] ボー・フレール ピノ・ノワール ザ・ボーフレール畑
Beaux Freres Pinot Noir The Vineyard
セクシーさでは最上級そして最もフェミニン
タイプ 赤 ミディアム
原産地 アメリカ オレゴン州
ウィラメット・ヴァレー、リボン・リッジ
葡萄品種 ピノ・ノワール:100%
アルコール度数 13.6%
2008 The Beaux Freres Vineyard Pinot Noir
Tasting Notes:
This wine as always is 100% from our original estate vineyard. It exhibits a medium plum/garnet color.
The aromas are earthy ? with underbrush and herbs playing o? the dark fruit. Medium to full bodied, highlighting this vintages hallmarks ? low acidity and sweet tannin; it is silky and spicy with an earthiness comparable to a premier cru from the Nuits-St.-Georges. Normally our wines are Oregon versions of burgundies from the northern Cotes de Nuits, but this o?ering has a distinct terroir earthiness that sets it apart from the other wines.
Maturity:
This wine should age well for a decade.
Vineyard Info:
Our original estate vineyard was planted by Mike & Jackie Etzel from 1987 - 1991 primarily to Pommard & Wadenswil clones on their own roots. This is a 23 acre vineyard planted on tight spacing of one by two meters. It is pruned in the Burgundian style called Guyot and trained on a vertical trellis system. An average vine age of about 19 years puts this vineyard in the prime of its life. In the beginning Mike farmed this vineyard conventionally but about eight years ago started experimenting with nonconventional farming methods and now our entire property is being farmed using biodynamic principles. We are not certi?ed as either organic or biodynamic but we invite you to stop by the farm (by appointment please) to take a walk with us and see our farming practices first hand.
公式HPより
ボーフレールのワイナリーから5分ほど山道を登った所(標高約120m)に広がる僅か23エーカー(9.3ha)の自社葡萄園からのワインです。申請する気が、彼には無いので表示はされていませんが、ビオディナミで栽培されています。
Vin du 268 大西 力。
(Vin du 268より)
【ボーフレール】 ピノ・ノワール "エステイト [ボーフレール・ヴィンヤード]" [2007]
【Beaux Freres】
Pinot Noir "The Beaux Freres Estate Vineyard" Ribbon Ridge [2007]
● ロバート・パーカー氏が共同オーナーとなる世界で唯一つの造り手。不朽の銘酒です。極上2007年!(買付け葡萄のブレンドによる“ウィラメット・ヴァレー”と異なり、こちらは上級格“エステイト”となります。)
● 「死ぬ前に飲むべき1001ワイン」
ニール・ベケット氏著、「死ぬ前に飲むべき1001ワイン」においては、次のように語られます。「畑はウィラメット・ヴァレーの小区域 リボン・リッジで、谷底の地域よりも気温は高く、やや乾燥している。そのリッジ(尾根)は、丘の側面になだらかな傾斜を描き、主に、ウィラケンジー土壌と呼ばれる堆積性の粘土質の土壌に覆われている。適度に深い土壌は痩せていて、近隣の火山灰の沈積層よりも土質のきめが細かく均一である。ウィラケンジー土壌は、黒果実の風味を持つワインを生みだす傾向がある(それに対してウィラメットの他の地区のジョリー・ローム土壌は赤果実の風味を生む傾向がある)が、まさにエッチェルのボー・フレール・ピノ・ノワールはその典型で、ブラック・チェリーやブラックベリー、ミネラル、そしてタバコの強烈な風味が口の中に広がる。収穫時に少し雨が降ったが、2002年の暖かく安定した成長期は、艶やかな完熟した果実を育て、しっかりして構造を持ち、上質の酸と、複雑さを持つ、スパイシーで洗練されたワインを生み出した。」
ワイン生産者やワイン商を始めとして、広告主に対する配慮の介在を回避すべく、収入源の一切を広告に頼らぬ批評誌がワインアドヴォケイト(WA誌)。また、同誌を主宰するロバート・パーカー氏は「中立公平」をおもんばかるだけに、出資者の一人として自らが携わるボーフレールに対しても、自身を律してWA誌上におけるレイティング対象としての掲載を拒みます。ワインアドヴォケイト誌を介するコメントが大半であることから、果たして、ワイン造りや運営への関与をどの辺りまでとするのかをも含め、ボーフレールに対するロバート・パーカー氏の発言で聞こえてくる情報量は僅かに限られますが、一つ、以下のような話が残されています。“義弟”(ボーフレール)によるワイナリー設立への進言がそれ。
▼ 「品種はピノ・ノワールに。産地はオレゴンへとフォーカスすべき。」 (ロバート・パーカー氏談)
数々の産地、葡萄品種、銘醸を知るパーカー氏が、照準を定めた唯一つの先がオレゴン・ピノであるとは…
ところで、1990年代半ばのフェヴレイとの間における訴訟沙汰に端を発し、やがてパーカー氏はブルゴーニュのレビュワーを退き、当地の産出への批評は同僚のテイスターに委ねられます。当人がレビュワーとなるボルドー、カリフォルニアと共に、ローヌを大きく讃え続けることから、以降の氏には、「ピノよりもシラーを好む」との印象さえ付きまといますが果たしてそうでしょうか?過去に、RP(WA)100点の献上に至るブルゴーニュは7つ。(内一つはDRCモンラッシェ 1986であり、ピノノワールの該当は6銘柄) ブルゴーニュ担当を引き継いだピエール・ロヴァニ(Pierre Rovani:既に退任)により、2000年に再試飲されたルロワ ラトリシエール・シャンベルタン1991のRP96からWA100への更新を最後として、未だ確定パーフェクトのブルゴーニュは現れずにいます。(2010年5月現在) では、前世紀のみに集まる残り5つの確定RP100点ブルゴーニュ赤のレビュワーは一体誰か?その人物は、ロバート・パーカー氏に他なりません。ピノを愛でる一面が垣間見えます。ボーフレール設立の折には、「一切の妥協を許す事無く、コートドールの一流生産者達と意見交換して辿り着いた。」とも伝えられます。ブルゴーニュの頂点を知り尽くす立場にいたからこそ、可能とさせたのかもしれません。
ボーフレールでは三種のキュヴェを有します。かつては“ベルスール”と称された後継の現“ウィラメット・ヴァレー”銘柄は、買付け葡萄のブレンドによるネゴシアンスタイル。全ての果実を自家栽培とするドメーヌスタイルの当該“エステイト”に加え、より一層と樽の色付けを濃くするものもあります。それらの中で、かねてより、定評あるクラシカルな高級グランクリュに一致する質のベクトルを備えると評され、数々のジャーナリズムで大きく讃えられるキュヴェが、このエステイト。先述の通り、WA誌上に未記載とは勿論ですが、例えば、レイティングに及ぶ二大誌の一方、ワインスペクテイター誌における三年連続WS95点をはじめとして、随所でオレゴン・ピノ頂点の一角と認められ続けています。
標榜するモットーに沿うべく、コートドールの押しも押されもせぬ筆頭生産者であるDRCやルロワの実践に倣い、ワイン造りにおいてもあまねく古典的な手法が貫かれます。畑への気配りは収穫を終えた後におとずれる休眠期から始まり、剪定の際には、葉や梢への陽光照射量を調整するキャノピーマネジメントが施され、やがては果実の収量も徹底して低く抑えられます。収穫の際には、果粒にダメージを与える機械に頼る事無く、全ての作業は人の手に委ねられるなど、それら過程もまたブルゴーニュのトップドメーヌと同様に、古来からの伝統手法を踏襲。テクニカルな要素に頼ることをよしとせず、畑から始まる地道な努力を全うする先に、何が待ち受けるのかを追求するようにも見えます。醸造においては、葡萄の個性に深みとニュアンスをもたらす目的により、あえてスティラージュ(澱引き)は避けられます。熟成樽の選定にも極めて厳格な基準を設けており、結果、採用された樽メーカーはフランコ・フェレ。ピノノワールとの相性が最も良いと言われる大変高価なオークであり、ロマネ・コンティにも用いられます。新樽比率も高めに50~80%。贅沢感ふんだんです。
■ ボー フレール (Beaux Freres)
ロバート・パーカー氏と奥様のジャッキー、彼女の実弟であるマイケル・エッツェルの三者により1987年に設立。その様の通り、仏語で「義弟」を意味する“ボーフレール”を命名由来とします。
他品種に手を伸ばす事無く、彼らが抱く専らの目的は、偉大なグランクリュに匹敵する世界的なピノノワール造り。僅か600本程(50cs)ながらも、1994年に待望の処女作、1991ヴィンテージの初リリースを迎えるに至ります。その際、パーカー氏主宰WA誌に相対する西の横綱、ワインスペクテイター誌により早々と取り上げられ、「ベストオレゴンの一つであるとは明らかである。」と惜しみない賛辞を授かりました。(“clearly one of the best Oregon Pinot Noirs...” by WS)
畑とワイナリーを所有する上で、ボーフレールでは、オレゴン州ウィラメット・ヴァレーの小地区、リボンリッジに照準を定めます。土壌や気候の微細な相違を要因として、やがてウィラメットヴァレーには幾つかのサブアペラシオンが線引きされることとなりますが、それらの中でも、最たる狭小A.V.A.がリボンリッジ。今では、幾つかの優良生産者が輩出されるも、その最上位、更には先駆者としてもボーフレールの名が挙げられます。
およそ12haの畑は、主に日照が考慮された東南と南西向きに面する斜度の大きな丘陵上部に位置します。土壌組成は、ピノノワールとの適性に秀でた“ウィラケンジー”が主体。細かな砂礫から成る水捌けに長ける堆積土壌が広がります。植樹以前よりニュイの重鎮達と意見を交わしたとされるだけに、根拠を伴うヴィンヤードマネージメントにも配慮が行き届きます。定評あるドメーヌのグランクリュがそうであるように、各畝では樹幹を狭く、果実収量は極めて小さく制限されています。
ワインのクオリティを決定的に左右する栽培管理は、パーカー氏の義弟マイケル・エッツェルが担います。このマイケル・エッツェルこそが、ピノ銘醸地としてのリボン・リッジに、今日の名声をもたらした張本人と評しても過言ではありません。義兄の存在が余りにも大きく、その陰に隠れがちではあるものの、畑作業においては一貫して栽培の全工程を自らが率先管理し、ワイン造りにおいては醸造家としても類稀な手腕を発揮する彼こそ、「真の“ヴィニュロン”である。」とも語られます。「世界的ピノ造りの為には最高の葡萄から。」と述べるマイケルは栽培の重要性を強調します。又、人の手を極力加えぬ“ミニマリスト”の信念を尊び、発酵スタートも自然酵母のみに委ねられ、続くマロラクティック発酵においては、当地に顕著な冬季の極寒冷な気候に従い、長期に亘る低温MLFの下で複雑味が引き出されます。それら工程の随所では、衝撃によりデリケートなキャラクターが損なわれぬよう気配りを怠る事無く、万一の必要性に直面しない限りはスティラージュ(澱引き)も施されません。また、仮に年号によりそれが迫られる場合でも、瓶詰め直前の一度のみに限られます。まるで、樽の中で自然にワインが誕生するかの様。一切の清澄及び濾過工程も経ることなく蔵出しを迎えます。
しっかりとした骨格の備わる、長期熟成ポテンシャルが考慮されたスタイル。香味は華やかであり、果実の凝縮や複雑味と共に洗練さと品格が醸し出されたピノです。チェリー様の赤い木成り果実やスミレの花を髣髴とさせる麗しいアロマと共に舌の上の充実もあり、オークの由来も突出する事無く、種々の構成要素に均衡が保たれた味わい。オレゴン・トップ・ピノの称号に遜色は無いはずです。
● 特に、熟成の楽しみを重視される方に対しては、大きく推奨致します。
品種構成:ピノノワール 100% Pinot Noir 産地:オレゴン州>ウィラメットヴァレー>リボン・リッジ Oregon>Willamette Valley>Ribon Ridge / タイプ:[赤] フルボディ Full 内容量:750ml
(カリフォルニアワインあらかるとより)
ワイン評論家ロバートパーカ氏も関わるオレゴンの一級ワイナリー
ボーフレール ピノノワール ボーフレールヴィンヤード
・生産者 ボーフレール
・製造年 2007年
・国 アメリカ
・産地 オレゴン
・ぶどう品種 ピノノワール
・(色/味)サイズ (赤/ 辛口) フルボトル(750ml)
ボーフレールは、世界的ワイン評論家“ロバートパーカー氏”と、パーカー氏の義弟でワインメーカーの“マイケルエッツェル氏”と、カナダ人の投資家“ロバートロイ氏”が3人で所有しているピノノワール専門のワイナリーです。
「ボーフレール」はフランス語で「義理の弟」を意味し、パーカー氏の奥様パットさんの弟であるマイケルエッツェル氏が、ワインメーカーとして活躍しているワイナリーです。
ボーフレールヴィンヤードは、1998年に自ら開墾した自社畑です。 標高の高い南東向きの丘の斜面に密植されたピノノワールから造られます。
色調は濃いルビーの色で、ピュアなブラックチェリー、イチゴや白い花の印象、ほのかな森の土を思う香りがあります。 味わいは鮮やかなアロマ、ビロードの様ななめらかさがあり、酸、タンニンも充分で、バランスの取れた凝縮した果実味に溢れ、セクシーでエレガント。
余韻も驚くほどに長く優れた出来ばいのワインです。
タイプ / フルボディ
(九代蔵より)
(+)河井商店で購入。10000円くらい。
100%自社畑
100%ピノ・ノワールの生産者
★ウィラメット・ヴァレー
★ザ・ボーフ・レール畑
★ジ・アッパー・テラス
(ボー・フレール概略)
ワイナリー名は仏語で「義理の弟」の意。
ワイン評論家ロバート・パーカー氏の奥様の弟マイケル・エッツェルが、ピノ・ノワール専門で造るワイナリー。
1986年にオレゴン、ウィラメットヴァレー内の一番小さなAVAのリボンリッジにピノノワールに最適な畑を見つけ、世界的な評価を受けるピノノワールを作ろうと義兄パーカーとともに購入。
オーナーとして名を連ねているパーカーが唯一評価していないワインです。
(始まりは養豚で)
86年葡萄園となる地をリボン・リッジの地に購入し、88年より植栽を始め、養豚で食いつなぎ、91年にその豚舎をワイナリーに改築して、91年ヴィンテージを93年にリリースしたのが始まりですから、決して有り余る資金でのスタートではなかったのです。
ワイナリー自体は、ロバート・パーカーの出資も混じると云うには、その想像を遥かに超える質素な作りのワイナリーです。
手造りと言うに相応しい、シンプルな醸造設備です。
しかし、その生産量からは思いも付かぬほどの、今年用の新樽が大量に積み上げられていました。
(有機栽培からビオディナミへ)(石井もとこ先生訳)
葡萄樹に壊滅的な打撃を与えるフィオキセラ(寄生虫の一種)が発生した時、どうしたら健康な葡萄を育てられるか悩みぬいた先に、有機栽培でありビオディナミだった。その目的は健康な葡萄を生育する事なので、改めて認証の必要は無くそれを広告塔の一つにはしない。
化学合成農薬と化学合成肥料を使う通常の農法の畑は、糖度が充分に上昇し収穫を迎えても、葉や茎そして種までもが緑色で、この状態で収穫しワインを仕込むと、種から嫌な青い苦みがワインに抽出される。
なのに有機でありビオディナミで育てた葡萄は、収穫時には葉や茎、重要な種も茶色になり健全に熟する事が出来るので、嫌な苦みをワインに与えることはない。
反対に暑く乾いた年でも葉は青々としている。つまり人工的な農薬では、葡萄が健康すぎると言う事で、外的な変化に対しては弱いと言いたいのです。
悩んだときに、土壌の事を書いた本を読んでも、実際に葡萄園でどの様に反映したら良いのかは分からなかったが、ビオディナミの考えでは畑を見ると何をすべきかが分かったのもビオディナミに傾倒した大きな理由の一つです。
オーガニックは勿論の事、更にその進んだ考え方のバイオダイナミック(ビオディナミ)の思想でブドウ栽培を実践しています。
急斜面に空に続くかのような葡萄園の葡萄は密植され、その一本の葡萄の樹1本につき10房を、厳格にその数を守り選定している。
(高い評価)
91年のリリースからワインスペクテイター誌の評価では、16年間に渡り、90点台から一度も落ちることなく、安定したワインを生み出しています。
このワイナリーのトップ・キュベの「アッパー・テラス」、メインブランドの「ボー・フレール畑」そして*「ウィラメット・ヴァレー」の三本柱のバレル選定、ブレンドの決定だそうです。
*「ウィラメット・ヴァレー」に関しては買い葡萄も使用するがシェア・ヴィンヤードをはじめとする銘醸畑の物ばかりです。
[2008] ボー・フレール ピノ・ノワール ザ・ボーフレール畑
Beaux Freres Pinot Noir The Vineyard
セクシーさでは最上級そして最もフェミニン
タイプ 赤 ミディアム
原産地 アメリカ オレゴン州
ウィラメット・ヴァレー、リボン・リッジ
葡萄品種 ピノ・ノワール:100%
アルコール度数 13.6%
2008 The Beaux Freres Vineyard Pinot Noir
Tasting Notes:
This wine as always is 100% from our original estate vineyard. It exhibits a medium plum/garnet color.
The aromas are earthy ? with underbrush and herbs playing o? the dark fruit. Medium to full bodied, highlighting this vintages hallmarks ? low acidity and sweet tannin; it is silky and spicy with an earthiness comparable to a premier cru from the Nuits-St.-Georges. Normally our wines are Oregon versions of burgundies from the northern Cotes de Nuits, but this o?ering has a distinct terroir earthiness that sets it apart from the other wines.
Maturity:
This wine should age well for a decade.
Vineyard Info:
Our original estate vineyard was planted by Mike & Jackie Etzel from 1987 - 1991 primarily to Pommard & Wadenswil clones on their own roots. This is a 23 acre vineyard planted on tight spacing of one by two meters. It is pruned in the Burgundian style called Guyot and trained on a vertical trellis system. An average vine age of about 19 years puts this vineyard in the prime of its life. In the beginning Mike farmed this vineyard conventionally but about eight years ago started experimenting with nonconventional farming methods and now our entire property is being farmed using biodynamic principles. We are not certi?ed as either organic or biodynamic but we invite you to stop by the farm (by appointment please) to take a walk with us and see our farming practices first hand.
公式HPより
ボーフレールのワイナリーから5分ほど山道を登った所(標高約120m)に広がる僅か23エーカー(9.3ha)の自社葡萄園からのワインです。申請する気が、彼には無いので表示はされていませんが、ビオディナミで栽培されています。
Vin du 268 大西 力。
(Vin du 268より)
【ボーフレール】 ピノ・ノワール "エステイト [ボーフレール・ヴィンヤード]" [2007]
【Beaux Freres】
Pinot Noir "The Beaux Freres Estate Vineyard" Ribbon Ridge [2007]
● ロバート・パーカー氏が共同オーナーとなる世界で唯一つの造り手。不朽の銘酒です。極上2007年!(買付け葡萄のブレンドによる“ウィラメット・ヴァレー”と異なり、こちらは上級格“エステイト”となります。)
● 「死ぬ前に飲むべき1001ワイン」
ニール・ベケット氏著、「死ぬ前に飲むべき1001ワイン」においては、次のように語られます。「畑はウィラメット・ヴァレーの小区域 リボン・リッジで、谷底の地域よりも気温は高く、やや乾燥している。そのリッジ(尾根)は、丘の側面になだらかな傾斜を描き、主に、ウィラケンジー土壌と呼ばれる堆積性の粘土質の土壌に覆われている。適度に深い土壌は痩せていて、近隣の火山灰の沈積層よりも土質のきめが細かく均一である。ウィラケンジー土壌は、黒果実の風味を持つワインを生みだす傾向がある(それに対してウィラメットの他の地区のジョリー・ローム土壌は赤果実の風味を生む傾向がある)が、まさにエッチェルのボー・フレール・ピノ・ノワールはその典型で、ブラック・チェリーやブラックベリー、ミネラル、そしてタバコの強烈な風味が口の中に広がる。収穫時に少し雨が降ったが、2002年の暖かく安定した成長期は、艶やかな完熟した果実を育て、しっかりして構造を持ち、上質の酸と、複雑さを持つ、スパイシーで洗練されたワインを生み出した。」
ワイン生産者やワイン商を始めとして、広告主に対する配慮の介在を回避すべく、収入源の一切を広告に頼らぬ批評誌がワインアドヴォケイト(WA誌)。また、同誌を主宰するロバート・パーカー氏は「中立公平」をおもんばかるだけに、出資者の一人として自らが携わるボーフレールに対しても、自身を律してWA誌上におけるレイティング対象としての掲載を拒みます。ワインアドヴォケイト誌を介するコメントが大半であることから、果たして、ワイン造りや運営への関与をどの辺りまでとするのかをも含め、ボーフレールに対するロバート・パーカー氏の発言で聞こえてくる情報量は僅かに限られますが、一つ、以下のような話が残されています。“義弟”(ボーフレール)によるワイナリー設立への進言がそれ。
▼ 「品種はピノ・ノワールに。産地はオレゴンへとフォーカスすべき。」 (ロバート・パーカー氏談)
数々の産地、葡萄品種、銘醸を知るパーカー氏が、照準を定めた唯一つの先がオレゴン・ピノであるとは…
ところで、1990年代半ばのフェヴレイとの間における訴訟沙汰に端を発し、やがてパーカー氏はブルゴーニュのレビュワーを退き、当地の産出への批評は同僚のテイスターに委ねられます。当人がレビュワーとなるボルドー、カリフォルニアと共に、ローヌを大きく讃え続けることから、以降の氏には、「ピノよりもシラーを好む」との印象さえ付きまといますが果たしてそうでしょうか?過去に、RP(WA)100点の献上に至るブルゴーニュは7つ。(内一つはDRCモンラッシェ 1986であり、ピノノワールの該当は6銘柄) ブルゴーニュ担当を引き継いだピエール・ロヴァニ(Pierre Rovani:既に退任)により、2000年に再試飲されたルロワ ラトリシエール・シャンベルタン1991のRP96からWA100への更新を最後として、未だ確定パーフェクトのブルゴーニュは現れずにいます。(2010年5月現在) では、前世紀のみに集まる残り5つの確定RP100点ブルゴーニュ赤のレビュワーは一体誰か?その人物は、ロバート・パーカー氏に他なりません。ピノを愛でる一面が垣間見えます。ボーフレール設立の折には、「一切の妥協を許す事無く、コートドールの一流生産者達と意見交換して辿り着いた。」とも伝えられます。ブルゴーニュの頂点を知り尽くす立場にいたからこそ、可能とさせたのかもしれません。
ボーフレールでは三種のキュヴェを有します。かつては“ベルスール”と称された後継の現“ウィラメット・ヴァレー”銘柄は、買付け葡萄のブレンドによるネゴシアンスタイル。全ての果実を自家栽培とするドメーヌスタイルの当該“エステイト”に加え、より一層と樽の色付けを濃くするものもあります。それらの中で、かねてより、定評あるクラシカルな高級グランクリュに一致する質のベクトルを備えると評され、数々のジャーナリズムで大きく讃えられるキュヴェが、このエステイト。先述の通り、WA誌上に未記載とは勿論ですが、例えば、レイティングに及ぶ二大誌の一方、ワインスペクテイター誌における三年連続WS95点をはじめとして、随所でオレゴン・ピノ頂点の一角と認められ続けています。
標榜するモットーに沿うべく、コートドールの押しも押されもせぬ筆頭生産者であるDRCやルロワの実践に倣い、ワイン造りにおいてもあまねく古典的な手法が貫かれます。畑への気配りは収穫を終えた後におとずれる休眠期から始まり、剪定の際には、葉や梢への陽光照射量を調整するキャノピーマネジメントが施され、やがては果実の収量も徹底して低く抑えられます。収穫の際には、果粒にダメージを与える機械に頼る事無く、全ての作業は人の手に委ねられるなど、それら過程もまたブルゴーニュのトップドメーヌと同様に、古来からの伝統手法を踏襲。テクニカルな要素に頼ることをよしとせず、畑から始まる地道な努力を全うする先に、何が待ち受けるのかを追求するようにも見えます。醸造においては、葡萄の個性に深みとニュアンスをもたらす目的により、あえてスティラージュ(澱引き)は避けられます。熟成樽の選定にも極めて厳格な基準を設けており、結果、採用された樽メーカーはフランコ・フェレ。ピノノワールとの相性が最も良いと言われる大変高価なオークであり、ロマネ・コンティにも用いられます。新樽比率も高めに50~80%。贅沢感ふんだんです。
■ ボー フレール (Beaux Freres)
ロバート・パーカー氏と奥様のジャッキー、彼女の実弟であるマイケル・エッツェルの三者により1987年に設立。その様の通り、仏語で「義弟」を意味する“ボーフレール”を命名由来とします。
他品種に手を伸ばす事無く、彼らが抱く専らの目的は、偉大なグランクリュに匹敵する世界的なピノノワール造り。僅か600本程(50cs)ながらも、1994年に待望の処女作、1991ヴィンテージの初リリースを迎えるに至ります。その際、パーカー氏主宰WA誌に相対する西の横綱、ワインスペクテイター誌により早々と取り上げられ、「ベストオレゴンの一つであるとは明らかである。」と惜しみない賛辞を授かりました。(“clearly one of the best Oregon Pinot Noirs...” by WS)
畑とワイナリーを所有する上で、ボーフレールでは、オレゴン州ウィラメット・ヴァレーの小地区、リボンリッジに照準を定めます。土壌や気候の微細な相違を要因として、やがてウィラメットヴァレーには幾つかのサブアペラシオンが線引きされることとなりますが、それらの中でも、最たる狭小A.V.A.がリボンリッジ。今では、幾つかの優良生産者が輩出されるも、その最上位、更には先駆者としてもボーフレールの名が挙げられます。
およそ12haの畑は、主に日照が考慮された東南と南西向きに面する斜度の大きな丘陵上部に位置します。土壌組成は、ピノノワールとの適性に秀でた“ウィラケンジー”が主体。細かな砂礫から成る水捌けに長ける堆積土壌が広がります。植樹以前よりニュイの重鎮達と意見を交わしたとされるだけに、根拠を伴うヴィンヤードマネージメントにも配慮が行き届きます。定評あるドメーヌのグランクリュがそうであるように、各畝では樹幹を狭く、果実収量は極めて小さく制限されています。
ワインのクオリティを決定的に左右する栽培管理は、パーカー氏の義弟マイケル・エッツェルが担います。このマイケル・エッツェルこそが、ピノ銘醸地としてのリボン・リッジに、今日の名声をもたらした張本人と評しても過言ではありません。義兄の存在が余りにも大きく、その陰に隠れがちではあるものの、畑作業においては一貫して栽培の全工程を自らが率先管理し、ワイン造りにおいては醸造家としても類稀な手腕を発揮する彼こそ、「真の“ヴィニュロン”である。」とも語られます。「世界的ピノ造りの為には最高の葡萄から。」と述べるマイケルは栽培の重要性を強調します。又、人の手を極力加えぬ“ミニマリスト”の信念を尊び、発酵スタートも自然酵母のみに委ねられ、続くマロラクティック発酵においては、当地に顕著な冬季の極寒冷な気候に従い、長期に亘る低温MLFの下で複雑味が引き出されます。それら工程の随所では、衝撃によりデリケートなキャラクターが損なわれぬよう気配りを怠る事無く、万一の必要性に直面しない限りはスティラージュ(澱引き)も施されません。また、仮に年号によりそれが迫られる場合でも、瓶詰め直前の一度のみに限られます。まるで、樽の中で自然にワインが誕生するかの様。一切の清澄及び濾過工程も経ることなく蔵出しを迎えます。
しっかりとした骨格の備わる、長期熟成ポテンシャルが考慮されたスタイル。香味は華やかであり、果実の凝縮や複雑味と共に洗練さと品格が醸し出されたピノです。チェリー様の赤い木成り果実やスミレの花を髣髴とさせる麗しいアロマと共に舌の上の充実もあり、オークの由来も突出する事無く、種々の構成要素に均衡が保たれた味わい。オレゴン・トップ・ピノの称号に遜色は無いはずです。
● 特に、熟成の楽しみを重視される方に対しては、大きく推奨致します。
品種構成:ピノノワール 100% Pinot Noir 産地:オレゴン州>ウィラメットヴァレー>リボン・リッジ Oregon>Willamette Valley>Ribon Ridge / タイプ:[赤] フルボディ Full 内容量:750ml
(カリフォルニアワインあらかるとより)
ワイン評論家ロバートパーカ氏も関わるオレゴンの一級ワイナリー
ボーフレール ピノノワール ボーフレールヴィンヤード
・生産者 ボーフレール
・製造年 2007年
・国 アメリカ
・産地 オレゴン
・ぶどう品種 ピノノワール
・(色/味)サイズ (赤/ 辛口) フルボトル(750ml)
ボーフレールは、世界的ワイン評論家“ロバートパーカー氏”と、パーカー氏の義弟でワインメーカーの“マイケルエッツェル氏”と、カナダ人の投資家“ロバートロイ氏”が3人で所有しているピノノワール専門のワイナリーです。
「ボーフレール」はフランス語で「義理の弟」を意味し、パーカー氏の奥様パットさんの弟であるマイケルエッツェル氏が、ワインメーカーとして活躍しているワイナリーです。
ボーフレールヴィンヤードは、1998年に自ら開墾した自社畑です。 標高の高い南東向きの丘の斜面に密植されたピノノワールから造られます。
色調は濃いルビーの色で、ピュアなブラックチェリー、イチゴや白い花の印象、ほのかな森の土を思う香りがあります。 味わいは鮮やかなアロマ、ビロードの様ななめらかさがあり、酸、タンニンも充分で、バランスの取れた凝縮した果実味に溢れ、セクシーでエレガント。
余韻も驚くほどに長く優れた出来ばいのワインです。
タイプ / フルボディ
(九代蔵より)
(+)河井商店で購入。10000円くらい。