個人的ワインのブログ

個人的ワインのブログ引っ越し

Chateau Samion 2007

2013-10-31 00:00:00 | フランス・ボルドー
Chateau Samion 2007
Chateau Samion 2007
シャトー・サミオン

『ペトリュス×シュヴァル・ブラン』
コラボが実現!?
ボルドー好きは、必飲です!
ワインを知る人なら、誰もがその名を聞くだけで、その偉大さを感じるようなワインは、世界広しといえども、さほど多くはありません。
そんな存在のひとつが、『シャトー・ペトリュス』。
リリース時点で10万円ほどの価格が付き、人気のあまり、年々その価格は上がってしまうため、そうやすやすと口には出来ないながら、まことしやかにその素晴らしさが語り継がれる存在です。
その『シャトー・ペトリュス』を『シャトー・ペトリュス』たらしめたのが、44年間の長きにわたり、ペトリュスの醸造長を務めた、ジャン・クロード・ベルエ氏です。
1963年、22歳でムエックス社に入社以来、ムエックス・グループの最高醸造責任者として君臨、『シャトー・ペトリュス』を栄光に導いたその人が、2007年秋、惜しまれながらもこの職を辞しました。

とても残念なニュースではありますが、実は、その裏腹に、ビックな嬉しいニュースが!
ベルエ氏は、『シャトー・ペトリュス』を退任する際…
『今後は、家族所有シャトーのワイン造りに専念する。』
という事を発表。
そして…
遂に、そのワインがタカムラに到着しました!
しかも…
ベルエ氏の息子は、現在、『シャトー・シュヴァル・ブラン』の醸造長を務めるという、これまたビックな存在。
何とゴージャスな家族構成なんでしょう♪
勿論、彼も、このワイン造りに加わっているそうです!
『ペトリュス×シュヴァル・ブラン』の鍵を握る人物の超ゴージャスなコラボレーションが生んだ、注目のワインが入荷!


シャトー・サミオン[2007](赤ワイン)

輸入元さんが
『プライベート・ペトリュス』
と呼ぶのも納得の1本が、この、シャトー・サミオンです。


『輸入元様資料』より抜粋
ジャン・クロード・ベルエがラランド・ド・ポムロールに所有する僅か0.8haのシャトー。
平均樹齢35~50年のヴィエイユ・ヴィーニュのメルローを手摘みで収穫、ペトリュスと同じ内部コーティングしていないコンクリート・タンクで発酵。
バリック(新樽比率15%)で18ヶ月熟成。
企業秘密であるため公表されていないが,熟成にはペトリュスの醸造に用いられたバリック(=樽)が使用されていると想像される。

【ブドウ品種】メルロー100%
『シャトー・ペトリュス』は、さすがにやすやすと手の届く存在ではありませんが、これなら、ちょっと頑張ってでも手に入れたくなります♪
しかも、『シャトー・ペトリュス』を手掛けた父と、『シャトー・シュヴァル・ブラン』を手掛ける息子。
この2人が、家族所有という思い入れタップリのシャトーで生み出しているのですから、2人の名に懸けても、力の入りようは、想像に難くありません。
ビックな2人のコラボが生んだ、『プライベート・ペトリュス』!
タカムラより)





フランス・ボルドー 赤ワイン

シャトー・ペトリュス元醸造長ジャン=クロード・ベルエが造る
Chateau Samion AOC, Rouge
シャトー・サミオン赤2007

ペトリュス,ル・パン,マッセトより稀少・入手困難
シャトー・ペトリュス元醸造長が造るメルロー100%のプライヴェート・ペトリュス

■ワイン名:シャトー・サミオン 赤
■原産国/地方:フランス/ボルドー地方
■原産地呼称:ラランド・ド・ポムロール
■ブドウ品種:メルロー100%
■醸造:葡萄は手摘みで収穫後,ペトリュスやトロタノワ同じ内部コーティングしていない小さなコンクリート・タンクで発酵。果実味を最大限に残すように,過剰な抽出は行わない。
発酵後,バリック(新樽比率15%)で18ヶ月熟成。
企業秘密であるため公表されていないが,熟成にはペトリュスの醸造に用いられたバリックが使用されていると想像される。
これぞペトリュス醸造長の造るプライヴェート・ペトリュスと呼べる究極のメルロー・ワイン!

■コメント:深いガーネット色の輝くローブ。ヒヤシンスやチェリー,木イチゴなどを思わせる複雑でとても個性的な香り。絹のように豊満で,心地良いタンニンに支えられた力強い味わい。
そして,とても良く調和の取れたフィニッシュがある。この素晴らしいワインは3~5年は寝かせた方が良いでしょう。
KAWADEより)





シャトー・サミオン 2007 【フランス】
【造り手さん】シャトー・サミオン 
【ぶどう品種】メルロー100% 
【産地】ラランド・ド・ポムロール
【アルコール度数】13% 

【輸入業者さんの資料から】
パーカー・ポイント100点満点を7度獲得した

シャトー・ペトリュス元醸造長が造るプライヴェート・ペトリュス

ロマネ・コンティと双璧をなす世界一神秘的なワイン,シャトー・ペトリュスはパーカー・ポイント100点満点を最も多く獲得しているボルドーワインでもある。ラフィット(4回),ラトゥール(3回),マルゴー(3回),オーゾンヌ(3回),オー・ブリオン(3回)など全ボルドーワインを超越し,史上最多の7回100点満点を獲得している。そのペトリュスの最高醸造責任者として44年間ペトリュスの栄光を支えてきたのがJEAN-CLAUDE BERROUETジャン=クロード・ベルエだ。2007年秋,ベルエは惜しまれつつもペトリュス醸造長を退任すると同時に,今後はシャトー・シュヴァル・ブラン醸造長を務める息子達とともに家族所有シャトーのワイン造りに専念することを発表した。そのベルエが今,最も心を寄せているのがラランド・ド・ポムロールのシャトーから造るメルロー100%のワイン<シャトー・サミオン>と生まれ故郷バスク地方で造るイルレギー<エリ・ミナ>だ。ペトリュスの名前が世界に広く知れ渡る以前,毎年,樽でペトリュスを購入し,ベルエ氏とも親交の深かった弊社は,この3種類のワインの日本の正規輸入代理店に任命されています。

ジャン=クロード・ベルエがラランド・ド・ポムロールに所有する僅か0.8haのシャトー。平均樹齢35~50年のヴィエイユ・ヴィーニュのメルローを手摘みで収穫し,ペトリュスと同じ内部コーティングしていないコンクリート・タンクで発酵。バリック(新樽比率15%)で18ヶ月熟成。企業秘密であるため公表されていないが,熟成にはペトリュスの醸造に用いられたバリックが使用されていると想像される。
水谷酒店より)




ロマネ・コンティと双璧をなす世界一神秘的なワイン
「シャトー・ペトリュス」は、パーカー・ポイント100点満点を最も多く獲得しているボルドーワインでする。
実際に各シャトーが何回100点を取ったか調べてみると、
ラフィット(4回)、ラトゥール(3回)、マルゴー(3回)、オーゾンヌ(3回)、オー・ブリオン(3回)など・・・
全ボルドーワインのトップである、史上最多の7回100点満点を獲得しているのです。
そのペトリュスの最高醸造責任者として44年間ペトリュスの栄光を支えてきたのが、ジャン=クロード・ベルエ氏。
今回ご紹介するワインの生みの親なのです。
2007年秋に、ベルエ氏は惜しまれつつもペトリュス醸造長を退任すると同時、 今後はシャトー・シュヴァル・ブラン醸造長を務める息子達とともに 家族所有シャトーのワイン造りに専念することを発表しました。
そのベルエが今,最も心を寄せているのが ラランド・ド・ポムロールのシャトーから造るメルロー100%のワイン「シャトー・サミオン」です。

シャトー・サミオン[2007]

■ジャン=クロード・ベルエがラランド・ド・ポムロールに 所有する僅か0.8haのシャトー。

アペラションの東寄りに位置するこのシャトーは、ラランド・ド・ポムロールの中で最も高い場所に位置し、ペトリュスと同じ粘土質土壌という絶好のテロワールを享受しています。

平均樹齢35~50年のヴィエイユ・ヴィーニュ(一部は樹齢100年に達する)のメルローを 手摘みで収穫し、ペトリュスと同じ内部コーティングしていない コンクリート・タンクで発酵。

  バリック(新樽比率15%)で18ヶ月熟成。企業秘密であるため 公表されていないのですが、熟成にはペトリュスの醸造に用いられた バリックが使用されているとの情報?

植樹比率は1ha当たり6,500本と言う事ですから、0.8ヘクタールの畑に実際に植樹されている葡萄樹の数は約5,200本。

生産量が3,600本ですから1本のワインを造るのに、なんと約1.4本の葡萄樹が使われている計算になるのです。
河野酒店より)




河野酒店より購入。4515円。
抜栓日:2013年11月13日
コルク:コルク長51mm。Vintage、Chateau名、AOCが刻印されていました。
液漏れ:染みなし。液漏れなし。
グラス:リーデル・ボルドータイプを使用。
 
色:パープルルビー。パープルの要素が結構あります。深い色合いですが、つややか。
エッジ:しっかりとしています
脚:かなりの粘調度。
 
13度で抜栓。
香り:抜栓してグラスに注いだ時には、プルーン系の紫の香りがしました。メルローを感じさせる香り。その後、なかなかビターなカカオ、チョコ系の香り。ほんのり金属の香りがあります。いい香りです。スワリングするとスミレの香りをほのかに感じます。時間の経過でブラックベリーの香りもありますか。娘さんは、「ベーコンの匂い」と言っておりました。
 
タンニン:まだまだしっかりとしたタンニン。歯茎までしっかりと渋みを感じますが、嫌な感じはなく、むしろ心地よいビター感を与えてくれます。
 
味:やや酸が強めのアクセントとして最初に感じ、その後、かなり濃厚な果汁感があります。酸のおかげか、そんなにのっぺりした感じがなく、味わいに金属のニュアンスはあるものの、そんなにビター感なくのどに流れていきます。時間とともに鉄っぽいニュアンスが明瞭になってきました。
値段相当の美味しさだと思います。
2日目(ハーフボトルに入れておきました)、ほぼ変わることなく飲めました。最後、ちょっと鉄っぽさが前面に出てきましたが、十分楽しめるワインでした。


Bourgogne Pinot Noir Frederic Magnien 2011

2013-10-30 00:00:00 | フランス・ブルゴーニュ
Bourgogne Pinot Noir Frederic Magnien 2011
Bourgogne Pinot Noir Frederic Magnien 2011
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール[2011]年・オーク樽熟成・フレデリック・マニアン・ノンフィルター・無清澄
Bourgogne Pinot Noir [2011] Frederic Magnien
入手困難!ブルゴーニュ愛好家注目!モレ・サン・ドニの本拠地!世界中から絶賛される人気造り手によるACブル・ピノ!!造り手はロバート・パーカー氏4つ星生産者でありベタン、ギド・アシェット誌、デカンタ誌、ワインスペクテーター誌、ゴーミヨ誌、クラスマン誌、ギド・フリュリュス誌等、世界中から絶賛される人気造り手フレデリック・マニアン!!ACブルながらコート・ド・ニュイのいくつかのピノ・ノワールのアッサンブラージュ!しかもフレデリック・マニアン マジックのオーク樽13ヶ月熟成!選別されたピノ・ノワールから生まれる芳しい香りと優雅さ!ニュイらしい活気に満ちたスパイシーなチェリーとラズベリーの香り!ジューシーでキメがあり、魅惑的なチェリーの風味を伴う、このクラスにしては本当にかなり豊か。程よくしっかりした、いつまでも続くフィニッシュ!の究極ACブルが少量入荷!
ブルゴーニュ ピノ ノワール[2011]年 オーク樽熟成 フレデリック マニアン ノンフィルター 無清澄


ロバート・パーカー氏4つ星生産者!
「ぶどう栽培者」ではなく「醸造家」を目指し理想のワインを追求するフレデリック・マニアン!

フレデリック・マニアン氏はブルゴーニュのモレ・サン・ドニ出身。17歳から父のドメーヌ「ドメーヌ・ミシェル・マニャン」の畑やカーヴを手伝い、ボーヌにある醸造学校で学びました。

1992年には海外に目を向け、カリフォルニア、オーストラリアでワイン醸造の経験を積み、その後フランスへ戻りディジョン大学へ。1995年の9月に一代決心をして理想のワインを造るべく、自分の名前を冠した「フレデリック・マニアン」を立ち上げ、独自のスタイルを確立し、成功を収めました。

目指したのは「ぶどう栽培者」ではなく「醸造家」。とりわけ樹齢40年以上の区画を選び、高品質で良く成熟したぶどうのみを購入し、それぞれのテロワールが持つ多様性を表現するワインを造り出しています。

そのぶどうにかける情熱と経験、感性から造られるエレガントで力強いワインは、パーカー、ベタン、ギ・ド・アシェット、デキャンター、ワインスペクテイター、ゴー・エ・ミヨ、ガイド・フリュルュス等、世界中で絶賛されています。

若干39歳(2008年時点)の今、更なる挑戦へと畑耕作専門会社を設立し、ぶどうも自分達で育てることで新たなドメーヌの運営に乗り出しました。ラベルには太陽と月がデザインされ「自然の力」を表現しています。父のドメーヌ「ミシェル・マニアン」も全面的に任されています。


▼ 厳しい評価で知られるル・クラスマンは
「※フレデリック・マニヤンは実に活動的な醸造家で、父親の家族経営のドメーヌ(ドメーヌ・ミシェル・マニヤン)を手伝っていたが、それだけでは拡大が図れないので新発想の事業展開に着手した。
名立たる畑を持っていながら自分ではそれを活かしきれないと考える人々に代わって畑仕事から醸造まで全てを請け負うという新形態の事業である。しかも収穫も醸造も全て独自の判断で行う方式で、フレデリックは現代派の手法も大いに取り入れ思う存分に取り組んでいる。」

「※こうして造られたワインはどれも色が濃くタンニンが豊富な精力的な造りで、アロマはやや還元状態にあることが多いので飲む前に十分に空気に触れさせる必要がある。フレデリックスタイルの場合、ブドウ自体の質が高ければそれだけ見事な仕上がりが着たいできる。これは畑を預ける側にとってもまさに救いの手を差し伸べられているようなものであり、この新形態も非常に評価できるのではないだろうか」と高評価!

BOURGOGNE PINOT NOIR
【Frederic Magnien】

■ セパージュ:ピノ・ノワール100%
■ 生産量:37000本/年

丹念にブドウの選別を行い100%除梗。新樽率15%、約13ヶ月樽熟成しています。

おすすめサービス温度15℃。無濾過、無清澄のため、デカンタージュをおすすめいたします。
うきうきワインの玉手箱より)





【フレデリック マニャン】 ブルゴーニュ ピノ ノワール [2011] 750ml・赤 [FREDERIC MAGNIEN] BOURGOGNE PINOT NOIR 

味わいコメント
 ≪フレデリック・マニャンのコメント≫
 A.C.ブルゴーニュを名乗れる産地は実に広くヨンヌからボジョレーまで実に2,500ha。
 だが子供の頃から慣れ親しんだコート・ド・ニュイのピノ・ノワールにこだわった。
 このワインには常にAOCフィサンをデグラッセさせて使っている。
 それとシャンボール、ジュヴレ、モレの村のACブルゴーニュが主体となっておりコート・ド・ニュイのクリアな果実味と柔らかいタンニン。
 またきれいな酸味があり食事との相性も良い。
 ブルゴーニュ・シャルドネ同様、最も多く飲まれる銘柄だから葡萄の品質には最もこだわったワインの一つ。


タイプ ミディアムボディ
甘 ● 辛
色 赤
タイプ 辛口
飲み頃温度 -
相性の良い料理 -
品種 ピノ・ノワール種 100%
容量 750ml
産地 フランス ブルゴーニュ モレ サン ドニ(中心)
格付け ACブルゴーニュ
酒宝庫MASHIMOより)




フレデリック・マニャン

年を追う毎にネゴシアンとしての評価が上がり続けているマニャンのワインですが、最新の2012年版ワインガイドでも更に高い評価を獲得しました!近年のマニャンのワインはとても繊細かつエレガントで、どのキュヴェも安定していると評価されています。『ル・ギッド・ベタンヌ・エ・ドゥソーヴ・デ・ヴァン・ド・フランス』誌(通称『ベタンヌ』)の2012年度版では、BDマークが3つから4つに昇格なりました。今年4つマークに昇格したのは、マニャンの他には、ニコラ・ジョリーなどフランス全産地で僅か12生産者だけ!!『ギィド・アシェット』誌でもエシェゾーがハートマーク付き&ラベル掲載の最高評価“ク・ド・クール”を獲得しました!

●初夏の豪雨の影響も受けず、9のつく年の法則が守られた!
“2009年は9のつく年は良年になるという伝説を証明してくれた!”フレデリック・マニャンは満足そうに話す。ブルゴーニュでは9のつく年は、いつもビッグヴィンテージになる。まさに今年もその法則に従った。寛容な気候が2009年を傑出した年にしてくれた。

【栽培】
夏の初めの猛烈な雨の影響を受けずに済んだのは、臨機応変な素晴らしい栽培人達の仕事のお陰だ。葡萄樹の成長は完璧に進み、8月は夏らしく気温が上がり、健全で最適に熟した葡萄が得られた。
収穫は燦々とした太陽の下、9月14日に開始され、例年通りおよそ90人の収穫人達が10日かけて行った。恵まれた天候のお陰で、葡萄は健全で十分に熟していた。
完璧な選果をするお陰で、その後の醸造に関して我々はミニマリストでいられる。更に早熟であった2009年のワインは、自然と肉付きが良くアルコール度数もしっかりと仕上がった。

【醸造(赤ワイン)】
醸造における3ステップ≪マセラシオン、アルコール発酵、マロラクティック発酵≫は非常に順調に進んだ。マロラクティック発酵は春をまたいで続き7月上旬にスーティラージュを行った。熟成は2008年と同様にアリエール産の樽を使って行った。
【醸造(白ワイン)】
アルコール発酵は天然酵母によって約1ヶ月続いた。そして二つの発酵(アルコール、マロラクティック発酵)は、クリスマス前には既に終わっていた。そのお陰で冬の終わりまでに十分に清澄させる時間があり、極良質な白ワインに仕上げる事が出来た。熟成は2008年と同様にアリエール産の樽を使って行った。

ドメーヌ・ミッシェル・マニャンの5代目にしてあのカレラで修行したこともある注目の醸造家!
パーカー4ッ星をはじめ、『ギィド・アシェット』、『デキャンタ』など各方面で大絶賛!!

フレデリック・マニャンは、1969年モレ・サン・ドニ村のドメーヌ・ミッシェル・マニャンの5代目として生まれました。17歳から畑やカーヴでお父さんの手伝いをしながら、ボーヌにある醸造学校やブルゴーニュのドメーヌで、ブルゴーニュワイン造りの基本を学びました。さらに、ブルゴーニュだけにはこだわらず、「カリフォルニアのロマネ・コンティ」として知られるカレラなど海外にも醸造研修に行っています。そして1993年に実家に戻り、父ミッシェルのドメーヌを任されるようになり、それまで収穫した葡萄の大半を協同組合に持ち込んでいたのを止め、元詰めに専念するようになりました。1995年には自分の理想のワインを造るため、自身の名前を冠したネゴシアンワインの生産に乗り出すことになりました。

フレデリックは「かつて研修したカレラではピノ・ノワールを造るために粘土石灰質土壌がある土地を探し回らなければならなかった。しかし私達には探さずともそれが足元にある。」と、カリフォルニアでブルギニヨンであることを再認識させられたことを語っています。彼がネゴシアンワインを造ろうと決心した大きな理由は、ブルゴーニュという特殊な土地で、それぞれのアペラシオンを表現する最良のワインを造りたかったから。だから彼は「葡萄栽培者」ではなく「醸造家」を目指し、樹齢40年以上の区画を選び、高品質で良く成熟した葡萄のみを購入し、それぞれのテロワールが持つ個性を表現するワインを造り出しています。
彼の造るワインはパーカー4ッ星評価をはじめ、『ギィド・アシェット』、『デキャンタ』、『ワインスペクテーター』、『ゴー・ミヨ』など世界中で絶賛されています!

フレデリック・マニャンのワイン造りを語る上でもう一つ忘れてはならないのがバリックです。サン・ロマンにあるフランソワ・フレール社の特注バリックは世界中から注文が殺到する最高級のものであり、供給しているのは極わずかな選ばれた生産者のみ。中でもフレール社製のバリックを100%使用しているのはドメーヌ・ド・ロマネ・コンティ、コント・ラフォン、ルロワ、そしてフレデリック・マニャンの僅か4社のみ!ワイン生産開始から2年間、色々なバリックを試し、このフレール社製の、しかも乾燥熟成期間が通常より長いドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティと同じ仕様のバリックが最も自分のスタイルに合うと判断し、フレール社を「自分が使うことでますます価値が上がる」と説き伏せたのだそうです。もちろん納得してもらえたから使えているのでしょう。そんあ自慢の樽ですが、ワインの本質を誤解されるのでフレデリックはそれをあえて宣伝はしていないそうです。

シャンボール以外もお買得なのでこの機会にまとめてどうぞ!


フレデリック・マニャンブルゴーニュ・ピノノワール[2011]

【絶対買い!】樽はロマネ・コンティと同じ…
★楽天内最安値に挑戦!★
フレデリック・マニャン
ブルゴーニュ・ピノノワール[2011]

産地 フランス/ブルゴーニュ地方
タイプ 赤/ミディアムボディ
使用品種
ピノ・ノワール100%

容量 750ml
「葡萄の品質に最もこだわったワインのひとつ」がこれ!
これもロマネ・コンティと同じフレール社製の樽で熟成!!

ACブルゴーニュを名乗れるエリアは幅広いですが、これはコート・ド・ニュイのピノノワールにこだわってます。モレ・サン・ドニ村を中心としたコート・ド・ニュイ地区の標高240~350mにある畑で、フィサンとしても出すことができるものをはじめ、シャンボール・ミュジニー、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニなどにある畑の葡萄も使われています。
醸造の際には100%除梗し、自然酵母で発酵されます。なんとこのACブルゴーニュでさえロマネ・コンティと同じフランソワ・フレール社製の特注バリック(新樽比率15%)で約13ヶ月熟成され、ノンフィルターで瓶詰めされます。生産量は約37,000本です。

【テイスティングコメント(2009)】
実際飲んでみると、コート・ド・ニュイならではのピュアで甘みみを感じながらも決して「甘い」とは感じさせない、小さな赤い果実の果実味が“キュッ”(“ギュッ”じゃない)っと詰まっています。果実味と酸味のバランスが絶妙で、本当に洗練された味わい。フレデリック曰く「最も多く飲まれる銘柄だからこそ葡萄の品質には最もこだわったワインのひとつ」です。
AUTHORITY Styleより)





札幌Bar dishでいただきました。
抜栓日:2013年10月26日
色合いは、非常に透明感のあるルビーパープル。びっくりするほど艶やかな色でした。香りは、ラズベリー系の香りと、ストロベリー系の甘い香りが交錯して、とてもいい香り。この作りはいいですなぁ~。いつまでも嗅いでいたい香りだった。
タンニンはさほど強くなく、きれいな酸とベリーのタッチが口の中に広がってきます。さすがに複雑さはないですが、ACブルとして非常に楽しめる美味しいワイン。


Chateau Gruaud Larose 2001

2013-10-29 00:00:00 | フランス・ボルドー
Chateau Gruaud Larose 2001
Chateau Gruaud Larose 2001
Chateau Gruaud Larose
シャトー・グリュオ・ラローズ

『王のワイン、ワインの王』!ヒュー・ジョンソン氏は「最も愛されている第2級格付のひとつ」と高評価し、5大シャトーと同じ最高評価4ッ星!!シャトー・シャス・スプリーンやシャトー・フェリエール、シャトー・シトラン等の所有者でもあるメルロー家(ボルドー名門タイヤングループ)の所有になり、人気も品質も急上昇!!の大人気サンジュリアンです!
17世紀中頃、イギリスで【オー・ブリオン】が初めてシャトーの名を冠して販売され人気を博したのを機に、グリュオー神父がワインを造りだしたのが、このシャトー・グリュオー・ラローズの始まりでした。

1855年の格付けで2級とされるずっと以前から、素晴らしいワインを造るシャトーとして広く知られていました。
サン・ジュリアン村の中でも、ジロンド川から離れた内陸側の丘の上にある畑は、2級シャトーの中でも最大級の広さを誇ります。この畑の長所は、高い海抜のため砂利の層が厚く水はけが良いことと、風化や土地の隆起の影響で土壌の構成がとても多彩になっていること。
そんな優れた土地に、平均樹齢43年を誇る立派なブドウの木が植えられています。

畑には、上空で雹(ひょう)の発生を防止する機械を設置してあったり、200万ユーロもの大金を投じて、光合成促進のために樹を10cm高くしたりするといった改良が行われるたり、醸造工程にも様々な技術が取り入れられるなど、積極的に改革を続けています。
ワインは、程よくスパイシーで野生的なニュアンスを感じる香りと、凝縮した果実味に定評があり、一貫して高い品質を維持しています。

歴史
グリュオー神父がサンジュリアン村に70haの土地を手に入れ、ワイン作りを開始。1742年、著名なワイン商であった【アブラハム・ロートン】が、すでにこのワインの熟成の素晴らしさについて述べています。当時はまだ、現在のグリュオー・ラローズという名前ではなく、この名前が使われたのは1781年、グリュオーのワインの取引がされるようになってから50年以上も経ってからでした。

その後、グリュオー神父の甥の騎士ラローズが後を継ぎ、シャトーの名声を保つために厳格な方針を堅持した。1795年に彼が死去すると後継者問題が発生し、1812年になってようやくワイン商のサルジェ・バルゲリー社が買い取った。しかし、共同経営者間の揉め事によって、所有地は「グリュオー・ラローズ・サルジェ」と「グリュオー・ラローズ・フォール」の二つに分割されてしまいました。

しかし、ワインの品質は厳格に管理されていたため、有名な1855年の格付けでは、どちらも2級に格付けされている。1917年から一方のシャトーを所有していたコルディエは、長年二つの土地の再統合を願っており、1935年にようやくもう一つのグリュオーを買い取り、再統合がなされた。彼の死後、息子のジャンが跡を継いだが、金融グループのスエズ社などの所有者を経て、1997年からはワイン界で有名なベルナール・タイヤン社が所有者となっています。

ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」
 グリュオー・ラローズは何十年もの間サン=ジュリアンで最も重々しく、内向的なワインを生産してきたが、新しい所有者であるジャック・メルローのもとでは、より品のよい、それほど朴訥でなくタニックでもないスタイルのワインをつくる傾向にあるのは明らかだ。メルローはこのシャトーに多額の資金を投入し、66ある畑の区画それぞれについてのすべてのデータをコンピューター化した。
また、高価な排水システムも導入した。私は最近の醸造方針が続くことを期待している。生産量は多く、品質は一貫して高い。2000年、1990年、1986年、1985年、1983年、1982年、1961年のようなヴィンテージでは、グリュオー・ラローズは一級相当の品質のワインを生み出している。美しいシャトーだが、河寄りではなくサン=ジュリアンの高台にあり、メドックを訪れてもサン=ジュリアン=ベイシュヴェルの町の幹線であるワイン街道(県道2号線)から県道101号線に入って西進しないと見えないだろう。
 グリュオー・ラローズを批判する人はあまりにずんぐり、がっしりしすぎていて、重々しすぎると思ったのだろうが、あらためて飲み直してみるとよい。前よりもフィネスとエレガンスの増したワインになっているはずだ。

一般的な評価
ここはサン=ジュリアンで最も重々しく、内向的なワインをつくるシャトーかもしれない。1990年代半ば以降、よりしなやかでエレガントなスタイルになってきているのだが、残念ながら、ヴィンテージによってはいまだに果実味や中身に比べてタンニンが多すぎるようだ。事実、最近のグリュオーにはムラがある。出来のよい時はこのシャトーの血統に恥じない、しばしばそれ以上のワインをつくるのだが、そうした偉大なワインの翌年に、過度のタンニンと硬い構造の感じられるワインを生産してしまうことがあるのだ(例えば1998年と1997年、1994年と1993年など)。長期熟成できる(すなわちタンニンが完全に溶け込む前に、果実味が失われてしまわない)グリュオー・ラローズを探している人は、ヴィンテージを選ぶ時に気をつけたほうがよい。価格は、たいていの二級シャトーと同等である。

平均年間生産量:22万本 
畑 面積:82ha
平均樹齢:40年
密植度:8500~1万本/ha
平均収量:50~60hl/ha 
育て方:発酵は土着酵母を使って31~33℃で行い、とマセレーションは温度管理されたコンクリートと木製の槽で21~35日間で、ポンピングオーバーは1日2回。
収量の半分は樽内マロラクティック。熟成は毎年3分の1ずつ更新される樽で16~18ヶ月。清澄と濾過は公表されていない。
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン57%、メルロー31%、カベルネ・フラン7.5%、プティ・ヴェルド3%、マルベック1.5%
所有者:ベルナール・タイヤン・ヴァン(メルロー家)

シャトー・グリュオ・ラローズ[2001]メドック・グラン・クリュ・クラッセ・格付第2級ChateauGruaudLarose[2001]【赤ワイン】

PP:90Pt!シャトー・グリュオ・ラローズ [2001] メドック・グラン・クリュ・クラッセ・格付第2級
Chateau Gruaud Larose [2001] 【赤 ワイン】

サン・ジュリアンはポイヤックとマルゴーに挟まれた土地柄、両者の中庸的なスタイルと説明されることが多いですが、そのサン・ジュリアンの美点を余すところなく表現しているのがこのシャトー。
ポイヤック的な堅牢で重厚なスタイルと、マルゴー的な優雅さやフィネス。それらを調和のとれたスタイルに落ち着かせる、熟練の技が生きた品格のあるワイン。 濃い色合いと豊かな果実味を持ち、熟成によりビロードのようなきめ細やかさがでてきます。充分な酸による均整の取れた豊かな味わいが特徴で、エレガントながらも しっかりとしたボディで、長期熟成にも耐えるワインです。
エチケットに堂々と「王のワイン、ワインの王」と記されているとおり、1855年の格付け当時、1級シャトーに次いで取引価格が高かったのがこの【グリュオ・ラローズ】だったというのは有名です。現在でも、「最も愛されている第2級格付のひとつ」と賞賛されています。
また、第2級シャトーの中で最大級の生産量であり、 年によって品質にムラがなく、安心して買えるというのもこのシャトーの魅力になっています。 濃密で、力強い味わいは、まさに『ワインの王、王のワイン』ですね!   
            
●生産国 フランス
●地域 ボルドー、メドック地区サンジュリアン村メドック格付け 第2級
●ブドウ品種 カベルネ・ソーヴィニョン57%、メルロー31%、カベルネ・フラン7.5%、プティ・ヴェルド3%、マルベック1.5%
●タイプ 赤・フルボディ
●内容量 750ml
●保存方法 直射日光、振動を避けて、18℃以下の場所で保管してください。
ドングリアーノ・ワインより)




シャトー・グリュオ・ラローズ [2001] CP92

スマートな熟れた良いカベルネです。

古典的なサンジュリアンですが、01は繊細さと喉越しの良さが特徴です。

タンニンも強いのですが、切れの良い酸と素晴らしい香りが特徴です。

濃密さはありませんが、良いワインだと思います。

まだまだ持ちますが、飲み頃ですね。

2001 Gruaud Larose

Wine Advocate # 153
Jun 2004 Robert Parker 90 Drink: 2004 - 2018 $50-$65 (35)
Surprisingly accessible as well as supple, this 2001 St.-Julien reveals a deep plum/purple color along with a rich bouquet of smoke, roasted vegetables, black currants, plums, licorice, and Asian spices. Velvety-textured and medium-bodied, with loads of fruit, and a plump, expansive, plush texture, this is an atypically forward Gruaud Larose to drink now and over the next 12-14 years.


Wine Advocate # 146
Apr 2003 Robert Parker (89-91) Drink: 2008 - 2018 $50-$65 (35)
This wine performed much more consistently during its first year of life. Prior to being bottled, it shows a deep ruby/purple color, a sweet, earthy nose of melted licorice intermixed with compost, black currants, mint, tar, and underbrush. The wine has excellent depth, relatively large structure, impressive weight, richness, yet at the same time, elegance and purity. This Gruaud seems to be pulling itself together, and certainly looks to be a potentially outstanding wine with good aging potential. Anticipated maturity: 2008-2018.


Wine Advocate # 140
Apr 2002 Robert Parker (87-88) Drink: N/A $50-$65
I tasted this wine three times. Gruaud Larose's hard, dry, astringent tannin gives it a certain austerity. It also appears to lack sufficient substance and fat to cover the massive structure. A deep ruby/purple color is followed by aromas of underbrush, tar, mint, and black currants. The big framework is there, but the charm, flesh, and richness are seemingly inadequate. Whether or not it will put on weight during cask aging remains to be seen. I suspect it will reveal more texture in a year, but I cannot see it ever performing up to the quality of the spectacular 2000 or charming 1999.
美しいワインと出会う旅より)




シャトー・グリュオー・ラローズ その1
         Chateau Gruaud Larose
                   2 級 PP2級             
       AOC サン・ジュリアン・ベイシュヴェル 

~旧所有者グリュオー・ラローズの名による。

セカンド    サルジェ・ド・グリュオ・ラローズ
             Sarget du Gruaud Larose
             年間生産量20万本 平均樹齢15年
             1年から3年落ち樽使用。樽熟成14ケ月  

畑 面 積   82ha  
敷地面積   120 0ha
年間生産量   30万本
隣 接 畑   ベイシュヴェルの西側。かなり内陸部。
オーナー    ベルナール・タイヤン社(1997年取得)
作付割合    カベソー 57% メルロー 31%  カベフラ 7.5%
         プティ・ヴェ 3% マルベック 1.5%
平均樹齢    43年
植栽密度    8,500本/ha  新苗植栽密度10,000本/ha
収   量    50から60hl/ha
土 質 等   プラトー・デリットと呼ばれる平坦な丘(海抜28m)の上。
          砂利質と砂であり、砂利の層が厚く水はけが良い。
         下層は石灰質と泥粘土。土壌の構成が多彩。
タ ン ク    フレンチ・オーク製タンク(40%)~高樹齢用
          コンクリートタンク(内側エポキシン樹脂加工)
新樽比率    45%から50%(12社から購入)焼き付けミディアム。
         木目の細かいもの。
         (比率が低いのはフルーティさを残すため)
収   穫    手 摘。
選   果    畑で移動式選果台使用。搬入後も選果。
タンク搬入   ポンプ
発   酵    25日から35日間。31℃から33℃
マセレーション 2日間。 低温マセレーション 10℃   
酵   母    自然酵母
樽 熟 成   16ケ月から18ケ月。50%は樽内マロラクティック発酵
澱 引 き   3ケ月に1度
コラージュ   不明(発表していない。)
濾   過   不明(発表していない。)
セパージュ
 基   準 カベソー60% メルロー28% カベフラ8% プティ・ヴェ4%
 1981年 カベソー63% メルロー25% カベフラ9% プティ・ヴェ3%
 1994年 カベソー57% メルロー30% カベフラ7% プティ・ヴェ4%
         マルベック1.5%
 2001年 カベソー63% メルロー25% カベフラ9% プティ・ヴェ3%    
 2010年 カベソー66% メルロー28%         プティ・ヴェ6%    

特  徴  濃密で力強い。ふくよかな香り。硬いタンニン
       (サンジュリアンで最も重々しい。)凝縮した果実味に定評。
        芳醇さ、分厚さ、ビロードのようなタンニン。
       程良くスパイシーで野性的ニュウアンス。
       50年の熟成に耐える。
香  り   ローストしたハーブ、住み、腐葉土、バニラ、
       ブラック・カラント、プラム、甘草、チェリー、  

飲み頃の続く期間/ 収穫後10年から35年

※ 2005年からパリサージュ(葡萄の樹の嵩上げ10㎝程)、
  1997年から殺虫剤の使用中止、リショット・レゾネ(減農薬栽培)
  1996年から雹防止機械導入~音波衝撃波発生装置(俗称 音波砲)
※ 天候により品質に差が生じやすい。適度に雨が降った年はGOOD。
※ 水捌けの良い砂利や砂があることによって、皮が厚く晩熟なカベル
  ネ・ソーヴィニョンはより濃厚になります。

評 価 ボルドー第4版より 重要なヴィンテージ

古いヴィンテージ
 このシャトーは人もうらやむ成績を残している。1981年(88点、最終試飲2000年3月)、1979年(88点、最終試飲2000年12月)には秀逸なワインが造られたし、1975年(90点?、最終試飲2002年2月)はそれ以上に成功作だった。その1975年は、未だにタンニン過剰だが、凝縮感や力強さそのものである。殆どの人は多分見切りをつけてしまうだろうが、このワインが偉大なものとなるかどうか、本当にわかるようになるのは2020年頃のことだ。それも私は楽観視しているし、このワインの飲み頃の高原部を見られるまで生きていたいと思っている。殆どの人が見切りをつけてしまうので多分タダ同然の対価で入手できるだろうが、未だに比較的若い味がしているのだ。非常にタニックなだけなのだ。
 1970年はいささかがっかりさせられるものだったが、1966年、1964年、1962年には秀逸なワインが造られた。もちろん1961年は彼らにとって空前の偉大なワインの1つとなった(最後に飲んだのは2001年の元旦だったが、まだ素晴らしい、私なら96点を付けるようなワインだった)。
 1949年を別にすると本書第3版以降に歴史的なヴィンテージの試飲はしていないのだが、新品同様の、それもなるべくマグナム以上の瓶に入った1955年(90点、最終試飲1998年3月)、1953年(93点、最終試飲1998年3月)、1949年(90点?、最終試飲2002年1月)、1945年(96点+、最終試飲1994年10月)、1928年(97点、最終試飲1994年10月)のワインならその高値に値するだろう。最後に試飲した時は絶句するほど素晴らしいものだった。

1982年 PP98 溜め息溜め息
 1961年と並ぶ、私がこれまで試飲した最も偉大なグリュオー・ラローズの一つだ。タップリ1~2時間前にデキャントとする必要がある。空気に触れさせるだけでなく、非常に多い澱を取り除くためだ。色は未だにくすんだ、光を通さないほど濃い紫/ガーネット色。驚異的ノーズはスペインのタパス・バーの様にいろいろの要素があり、新品の鞍革、甘草、タール、クレームドカシス、オリーブ、グリルした肉の趣がある。極めてフルボディのワインで、ねっとりとした舌触り、特筆に値するレベルのグリセリン、素晴らしい凝縮感がある。成長ぶりの点では未だに青年期にある。フィニッシュにはエキス分やタンニンが満杯だ。おおきな、とてつもないスケールのスタイルをしている。ブラインドで試飲した時には一級かと誤解してしまった。・・・・・それほど心を動かされるワインなのである。最終試飲 2002年11月
 予想される飲み頃 現在から2025年 sei

1983年 PP89
 縁にはいくつかひび割れが見られるようになってきたが、かっては傑出したワインで、未だに非常に複雑なローストした肉、葉巻の煙、アスファルト、甘草、黒い、ジューシーなチェリーやカラントのノーズがある。かってこのワインの特徴でだった汁気の多さやふくよかさは、ほんの心持ちだが枯れ始めているし、フィニッシュのタンニンや酸も、私が記憶している最初の10年から15年目のものより少々気になるようになってきたようだ。マグナム以上の瓶ならまだピーク時の完璧な状態のままではないかと思うが、レギュラーボトルのものは、私の非常に温度の低いセラーから出したものであっても、隠しきれないすり切れの兆しがいくらか見え始めている。最終試飲2002年8月
 予想される飲み頃 2008年まで ダウン

1985年 PP91
 完全に熟成した、暗いガーネット色をしており、タブナ―ド・ペースト、土、甘いベリー、ブラックカラントの果実、そしてひょっとするとほのかな黒トリュフのような趣も見られる。みずみずしい、ミディアムからフルボディの肉付きの良いワインで、硬い角はない。果実味は甘く、グリセリンがたっぷりで、非常に魅惑的なスタイルをしているおかげで、非常に豪奢な、複雑な、十分熟成したワインとなっている。最終試飲2002年8月
 予想される飲み頃 2008年まで ダウン

1986年 PP96 溜め息溜め息
 未だにほんの7年~8年前であるかのような味がしている。濃いガーネット/紫色をしており、氷河の様にゆっくりとしたペースで成長している。今もマンモスの様な構造をしており、果実味や凝縮感の埋蔵量は途方もないし、フィニッシュは1分近くもつづく。重々しい、非常に印象的な体躯をしたワインだ。今もいくらか口の中がカラカラになるほどの脱ぎ捨てるべきタンニンがある。1~2時間前にデキャントすると少々和らぐようだが、どうやら寿命の点では不死身であるようだ。偉大な古典的なメドックの一つであるし、これまでで最もとてつもないグリュオー・ラローズの一つであるのも確実だ。最終試飲2002年10月 
 予想される飲み頃 現在から2035年 sei

1988年 PP89
 暗いプラム/ガーネット色をしており、力強いノーズは、甘草、ローストした肉、燻煙、甘いベリーやブラックカラントの風味を思わせる。このミディアムボディで、比較的生硬だが、たくましく、凝縮したグリュオー・ラローズは、未だに若く見えるが、ひょっとすると1989年のより有名な兄弟分より長命なものとなるかもしれない。土っぽさや、下地となるハーブの筋もあるが、深み、凝縮感、力強さもたっぷり。いささか無愛想なワインだ。最終試飲2002年9月
 予想される飲み頃 現在から2025年 sei

1989年 PP89
 1990年と並べて試飲するといささかがっかりだったが、暗いガーネット色をしており、西洋杉、煙草の葉、レッドカラントやブラックカラント、いくらかほのかなコンポストの趣がある。ノーズは熟成した香りがするが、味わってみると比較的熟していて、甘い、しかしその後にはどうやらタンニンや頑強さがたっぷりある様で、1990年が持つあの想像を絶する、噛みごたえのある中間部はない。まだいささかちぐはぐなようだが、良いところもたっぷり見つかる。もしかしたら本当の問題は深遠な1990年物と比較されてしまうとちょっと苦しいと言う事なのかもしれない。最終試飲2002年9月
 予想される飲み頃 現在から2018年 sei

1990年 PP96 溜め息溜め息
 ボルドーの深遠なヴィンテージの中でも偉大な成功作の一つであるのは確実だ。未だに若い味がしているが、すでに複雑なワインとなっており、タンニンは甘く、惜しげない果実味もある為、多分あと5~6年は飲み頃の高原部に達しない筈であるにもかかわらず、飲むのを我慢する事が出来ない。グラスから立ち上がる素晴らしいノーズは、甘草、土、西洋杉、プロヴァンスのハーブ、ブラックカラント、アスファルト、チェリーを思わせる。フルボディの豪勢なワインで、素晴らしい凝縮感、継ぎ目のない舌触り、特筆に値する中身や力強さが感じられる。酸は弱く、厚みがあり、殆どねっとりとしている。今でも飲めるが、少なくともあと20年はセラーに寝かせられる。シラク大統領が1999年6月にパリの有名なビストロ・ラミ・ルイでクリントン大統領をもてなした時に供したワインだ。
最終試飲 2002年9月
 予想される飲み頃 現在から2020年 sei

1994年 PP82?
 中間部の甘さやふくよかさの大部分は落ちてしまって、草っぽい味がするし、口の中がカラカラになるほどの荒々しい、苦いタンニンがある。もしかしたら休眠中なのかもしれないが、このタンニンとバランスをとれるほどの葡萄の完熟感や、果実味、舌触りはあるのだろうか。私にはそうは思えない。最終試飲2002年3月 最終試飲2002年3月
 予想される飲み頃 現在から2015年 sei

1995年 PP89
 良好なグリップやタンニンが見られる。暗いルビー色をしており、ノーズは甘いブラックチェリー、甘草、土、スパイスを思わせる。リッチなワインで、ボディはミディアムからフル。タンニンは強く、背景には微妙なオークも感じられる。殆ど1996年と同じくらい構造を感じられる、タニックなワインである。この2つのヴィンテージは、似ていない点より似ている点の方が多いのである。最終試飲2002年3月
 予想される飲み頃 現在から2020年 sei

1996年 PP89
 スタィリッシュで驚くほど都会的な、ミディアムボディのワインだが、このテロワール、このヴィンテージに期待される筋肉や力強さはない。もっとも、秀逸な濃厚さや、ローストしたハーブ、甘草、ブラックカラントの風味に混ざり合ったお香の様な香りはある。特に1996年のワインとしてはミディアムからフルボディで、純粋で、リッチであり、早熟である。最終試飲2002年3月
 予想される飲み頃 現在から2018年 sei

1997年 PP86
 柔らかい、肉付きの良い作品だ。大量のオリーブや甘草の色合いがある、ブラックチェリーやカシスの果実味が感じられる。また、グラスに注いでおくとスモーキーな、新品の鞍革の趣も姿を現す。秀逸な豊かさがあり、ボディはミディアムで、重みはほどほど。酸は弱く、タンニンはやわらかい。5~6年はおいしい、驚くほど複雑な、食欲をそそる飲み心地を提供する筈である。最終試飲2002年1月
 予想される飲み頃 2008年まで ダウン

1998年 PP88
 エレガントで以前のヴィンテージほど荒削りでないワインを造り出した。色は健康で暗いルビー/紫色。ブーケのアロマはプラム、ブラックラズベリー、カシスを思わせる。スタイリッシュで、ミディアムボディからフルボディで、タンニンは甘く、純粋さや全体の均整は秀逸。最終試飲2002年3月
 予想される飲み頃 現在から2016年 sei

1999年 PP89
 タプナードペースト、新品の鞍革、湿った土、ブラックカラント、チェリー、燻煙のエキゾチックな芳香が、この印象的な、力強い1999年のグラスから飛び出してくる。ミディアムボディで、タンニンはほどほど。暗いプラム/ルビー色。最終試飲2002年3月
 予想される飲み頃 現在から2015年 sei

2000年 PP94
 想像を超える、光を通さないほど濃い黒/紫色をした、構造が感じられるこのワインは、強いタンニン、フルボディ、気が滅入るほど内向的な性格(この年のレオヴィル・バルトンに似ている。)を持ち、加えて、エキス分、凝縮感、計り知れない力強さもある。長命な、巨獣(ビヒモス)の様なワインで、このシャトーの豪奢な1990年以降もの以降では最も濃厚、最も力強く、タニックなため、忍耐が必要となるはずである。最終試飲2003年1月
 予想される飲み頃 2015年から2030年 進入禁止 

2001年 PP90
 驚くほど近づきやすく、しなやかで、深みのあるプラム/紫色をしており、豊かなブーケは燻煙、ローストした野菜、ブラックカラント、プラム、甘草、アジアのスパイスを思わせる。ビロードの様な舌触りをしており、ミディアムボディで、果実味がどっさりあり、ふっくらした、広がりのある、フラシ天の様に滑らかな舌触りがある。異例なほど早熟なワインだ。
 予想される飲み頃 現在から2015年 sei

2002年 PP88~90
 甘い、フルーティな、ミディアムボディの、驚くほど早熟な作品である。深みのあるプラム/紫色をし、熟したアロマは草っぽさやスパイスの趣を感じさせる。フィニッシュにはいくらか潜在的な心配の種となる渋いタンニンがあるが、ワインの深みがうまく突破口になっているのでやがては溶けてまとまるだろう。
 予想される飲み頃 現在から2018年 sei

2003年 PP86~88?
 中程度の暗いルビー色をし、ほのかな青臭いハーブが感じられるばかりで、中間部や深みに欠けていて、フィニッシュにはチョークのようなタンニンも見られる。ブーケは成長しているし、酸も弱いが、例年ほどのボディや、凝縮感、強烈さはない。
 予想される飲み頃 現在から2014年 sei

2004年 PP不明 かなり低かったようです。

2005年 PP89〈WA ♯176 2008.4〉
 3回の機会に試飲してみましたが、2005年のグリュオー・ラローズは、暗いルビー色をしたワインです。フルボディで、豊かで、味わい深い深遠さ、パワフルで、やや柔らかめのタンニンを持つバランス感のよい仕上がりになっています。好奇心をそそる挑発的なワインです。
 予想される飲み頃 現在~2022年 sei

2006年 PP89〈WA ♯182 2009.4〉
 煙草の葉の特徴的なノーズがあり、口に含むと2007年のグリュオー・ラローズ以上に果実味があり、構造があり、酸は弱く、クランベリー、ローストしたトースト、完熟した赤系果実の味わいがあります。非常にバランスのとれたフィニッシュであり、もう少し熟成すると飲み頃の高原部にさしかかるでしょう。試飲2008年9月
 予想される飲み頃 2012年から2018年 進入禁止

2007年 PP89~91〈WA ♯182 2009.4〉⇒PP87~90
 カベルネ・ソーヴィニョン71%、メルロー21%、カベルネ・フラン2%、プティ・ヴェルド6%と若干のマルベックのブレンド、新樽比率50%によるマロラクティック醗酵により造られており、ブラックベリー、西洋杉、コンポストのノーズをもち、 タンニンたっぷりのミディアムボディのワイン。おいしいサン・ジュリアンです。試飲2008年4月                                   
 予想される飲み頃 現在から2031年 sei

2008年 PP89~91+〈WA ♯182 2009.4〉
 2008年のグリュオー・ラローズは、偉大な2000年、1990年以来の出来であり、過去8年間における最高のグリュオー・ラローズです。がっしりとした体躯をしており、燻煙、ハーブ、甘草、ブラックカラント、西洋杉のノーズがあり、たっぷりのタンニンがあり、フルボディで、力強いフィニッシュがあります。
 予想される飲み頃 現在から2031年 sei

2009年 PP92~94

ピコピコハンマー グリュオー・ラローズは何十年もの間サン・ジュリアンで最も重々しく、内向的なワインを生産してきたが、新しい所有者であるジャック・メルローのもとでは、より品のよい、それほど朴訥でなくタニックでもないスタイルのワインをつくる傾向にあるのは明らかだ。メルローはこのシャトーに多額の資金を投入し、66ある畑の区画それぞれについてのすべてのデータをコンピューター化した。また、高価な排水システムも導入した。私は最近の醸造方針が続くことを期待している。生産量は多く、品質は一貫して高い。2000年、1990年、1986年、1985年、1983年、1982年、1961年のようなヴィンテージでは、グリュオー・ラローズは一級相当の品質のワインを生み出している。美しいシャトーだが、河寄りではなくサン・ジュリアンの高台にあり、メドックを訪れてもサン・ジュリアン・ベイシュヴェルの町の幹線であるワイン街道(県道2号線)から県道101号線に入って西進しないと見えないだろう。
 グリュオー・ラローズを批判する人はあまりにずんぐり、がっしりしすぎていて、重々しすぎると思ったのだろうが、あらためて飲み直してみるとよい。前よりもフィネスとエレガンスの増したワインになっているはずだ。

一般的な評価
 ここはサン=ジュリアンで最も重々しく、内向的なワインをつくるシャトーかもしれない。1990年代半ば以降、よりしなやかでエレガントなスタイルになってきているのだが、残念ながら、ヴィンテージによってはいまだに果実味や中身に比べてタンニンが多すぎるようだ。事実、最近のグリュオーにはムラがある。出来のよい時はこのシャトーの血統に恥じない、しばしばそれ以上のワインをつくるのだが、そうした偉大なワインの翌年に、過度のタンニンと硬い構造の感じられるワインを生産してしまうことがあるのだ(例えば1998年と1997年、1994年と1993年など)。長期熟成できる(すなわちタンニンが完全に溶け込む前に、果実味が失われてしまわない)グリュオー・ラローズを探している人は、ヴィンテージを選ぶ時に気をつけたほうがよい。価格は、たいていの二級シャトーと同等である。


土壌等
 ジロンド川から離れた内陸側の丘の上にある畑は、2級シャトーの中でも最大級の広さを誇ります。この畑の長所は、高い海抜のため砂利の層が厚く水はけが良いことと、風化や土地の隆起の影響で土壌の構成がとても多彩になっているとされています。
          
歴 史
 サン・ジュリアンで葡萄栽培が行われ始めた頃、騎士 ジョセフ ・スタニスラス・グリュオー~Joseph Stanislas Gruaudが取得し、1730年初め、ジョセフの子孫であるグリュオー神父と判事がサンジュリアン村に70haの畑を取得し、ワイン造りを行った様です。当時からここのワインの出来が良い事は、ワイン商アブラハム・ロートンの1742年の記録に残されています。
 シャトーはグリュオーと呼ばれていたようで、グリュオの名前は18世紀にこの葡萄園を所有したグリュオー神父の名によるとする説と、後の所有者エイブ・グリュオとシュヴァリエ・グリュオ兄弟に由来している説もあるようです。
 1778年にシュヴァリエ・グリュオが亡くなり、義理の息子(養子説もあり)のジョセフ・セバスチャン・ド・ラ・ローズ~Joseph Sébastian de La Rose (グリュオー神父の甥又は娘婿)に相続され、シャトーの名前もラ・ローズに変更されます。彼は優秀なワインの造り手で、ワインは貴族社会で広く愛されたとされています。
 しかし、1795年に彼が死去すると相続問題が持ち上がり、1812年になりワイン商サルジェ・バルゲリー社が競落し決着を見たのですが、新たに取得したサルジェ・バルゲリー社で、共同経営者間で争いが生じ、所有地は「グリュオー・ラローズ・サルジェ」と「グリュオー・ラローズ・フォール(前名はシャトー・グリュオ・ラローズ・ベートマン)」の二つに分割されてしまいます。
 しかし、両シャトーとも販売は順調だったようで、メドックの1855年の格付けでは、どちらも2級の格付けを得ます。
 1917年に、片方のシャトーを所有していたジョルジュ・コルディエは、長年二つのシャトーの取得を願っており、1935年に残りのグリュオーを買い取り、再統合が行われ、シャトーは元のグリュオー・ラローズのシャトー名となります。 
 彼の死後、息子のジャンが跡を継ぎますが、金融グループのスエズ社などの所有者を経て、1997年買収価格4億フラン、約88億円で、ワイン界で有名なベルナール・タイヤン社が新所有者となります。

エチケット
 コルディエ氏所有当時のエチケットには、黒色地にコルディエの金文字が描かれています。また、エチケットには、LE VIN ROIS LE ROI DES VIN と高らかに謳っているこの言葉は、かっての所有者ジョセフ・セバスチャン・ド・ラローズが考えた謳い文句であり、意味は「王のワイン、ワインの王」ということです。
 1978年のエチケットでは紋章の下に順番が逆に「ワインの王、王のワイン」表示されており、少なくとも1988年以降は紋章飾りの中に表示されています。また、コルディエ氏が所有していた期間はエチケット上縁に黒色地にコルディエの金文字が入っていましたが、現在は旧のエチケットと同様黒色地はないようです。
         
醸 造

 ルモンタージュ~マスト(果汁)を循環させ色素、タンニンの抽出 。デレスタージュ~ワインを引き抜き、マールを空気に触れさす。等を導入していますが、タンクは依然コンクリート発酵槽を使用しています。醸造長ジョルジュ・ポーリの哲学らしく、四角の発酵槽は発酵の過程で水流が生じて好ましい等々の理由によるとか。

円  Chateau Gruaud Larose  2011.09 記
     2000年 15,000円、2002年 6,600円、2004年 5,900円、
     2006年  6,600円、2007年 5,200円、2008年 5,300円位                           
     Wine Searcher 平均 9,083円 2012.10 記                                          

ぶどう セカンド

 セカンドはサルジェト・ド・グリュオ・ラローズ~Sarget du Gruaud Larose とされているものが多いようです。1989年からとの記述もあるのですが、1985年ヴィンテージもあり、当時はセカンドとされていなかったのか?
 旧のセカンドは、ラローズ・ド・グリュオーとの記述も有りますが、現在有機農法による葡萄から、ラローズ・ド・グリュオー Larose de Gruaud が販売されており、こちらをセカンドとする記述も見られます。セカンドについては結構あいまいでWセカンドとして2種類、販売対象地域により別エチケット、レストラン用に別エチケットなどもあり詳細は不明です。
 なお、お値段的にはそう違いはなく、ラローズ・ド・グリュオーがサードとは考えにくく、別レーベルが正解なのかも。  
ろくでなしチャンのブログより)






札幌Φで頂きました(同級生の持ち込み)
抜栓日:2013年10月26日
比較的濃いガーネットルビー(かな?)。香りは、最初プラムの香りがでて、ちょっと青野菜系の香りがあった印象。徐々にブラックベリー、アメリカンチェリー、スワリングでハーブ系の香りが出てきました。そこに土、腐葉土の熟成香も加わってきて、なかなかいい香り!
タンニンは結構こなれていて、酸も適度にあり、非常に上品な、まさに今飲み頃の様相を呈していました。美味かった。


Barolo Cabutto Vigna La Volta 1999

2013-10-28 11:56:14 | イタリア
Barolo Cabutto Vigna La Volta 1999
Barolo Cabutto Vigna La Volta 1999
バローロ・ヴィーニャ・ラ・ヴォルタ(ボルタ)[1999]年・秘蔵蔵出し限定品・テヌータ・ラ・ヴォルタ(カブット家)元詰・蔵出し品
CABUTTO BAROLO“LA VOLTA”[1999] M.G. Tenuta La Volta Cabutto Wooden Gift Box
イタリア・ピエモンテ フルボディ赤ワイン愛好家大注目!バローロ愛好家垂涎!ヴェロネッリ誌大注目!ガンベロ・ロッソ誌大注目!グレイトヴィンテージ(なんと1999年のピエモンテにロバート・パーカー氏は驚異の95点を付ける高評価)1999年のバローロ!!しかも11年熟成の希少古酒!造り手はバローロの伝統主義者といえば真っ先に名前が挙がる、古典的バローロの偉大なマスカレッロ!そんなマスカレッロと同じ、バローロ村に畑を持ち、素晴らしいバローロを造る伝統主義者!1920年創立のカブット家!によるバローロ村最古の4つのクリュ(総面積9ha、樹齢50年以上)のベストグレープのみを使用!発酵とマセラシオン最長30日間、その後2500Lのスロヴェニアンオーク樽で驚異の36ヵ月熟成!11年熟成究極バローロが蔵出しで極少量入荷!
バローロ ヴィーニャ ラ ヴォルタ(ボルタ)[1999]年 秘蔵蔵出し限定品 テヌータ ラ ヴォルタ(カブット家)元詰 蔵出し品 豪華木箱入り


ロバート・パーカー氏がバローロに驚異の95点をつけるグレイトヴィンテージ!
1999年ものの究極バローロ!
しかも超限定マグナムサイズ!!
バローロ最古の4つのクリュ(平均樹齢50年)の最良のネッビオーロのみを用いて造られるカブット家の原点とも言える究極バローロ!!


バローロ高額時代に終止符を打った!それも素晴らしい天候に恵まれた優良年で、且つアジェンダもので!過去3年以上91点を超える評価のワインにのみ与えられるスーパー・トレ・ステッレを獲得し高額バローロを震撼させた過去最高のカブット・バローロ。

ご案内するテヌータ・ラ・ヴォルタ=カブットは、バローロ村の伝統的造り手で、クリュ・バローロではあるがスタンダードのキュヴェでこの偉業を成し遂げた。同じ評価を得た造り手を挙げると、誰もが知るジャコモ・コンテルノ、ブルーノ・ジャコーザ、ブロヴィアなど。

そして味わいだけでなはい。コスト・パフォーマンスは随一だ。アジェンダものの驚愕のクリュ・バローロを是非この機会にご用命ください!


▼ 生産者:テヌータ・ラ・ヴォルタ(カブット家)について
バローロの伝統主義者といえば真っ先に名が挙げられる、古典的バローロの 偉大なる生産者、マスカレッロ。そんな、マスカレッロと同じバローロ村に 畑を持ち素晴らしいワインを造る伝統主義者が、それが、<カブット  テヌータ・ラ・ヴォルタ>です。

カブット家は、1920年に創設され、現在は、オーナーの息子、 オズヴァルドとブルーノが経営している家族規模の小さなワイナリー。 総面積は13ヘクタールで、バローロには、村最高のクリュ“ヴィーニャ ・サルマッサ”、そして村で最古のクリュである “ラ・ヴォルタ”、 “ブリッコ・デッレ・ヴィオレ”、 “ロッケ・ディ・ベルジェラ”、“ブリッコ”、 を所有しています。畑は全て南西向きで、標高は平均350メートルと良質のブドウを 育てるのには理想的な条件を満たしています。

ワインの質にも徹底的に拘りを持っています。常に低収量を心がけるため、年間総生産量は、 60,000本あまり。また、新鮮なブドウを使用したいという思いから、収穫は丁寧に手摘みで 行われ、ブドウ果は厳しく選別された後、ほとんどが 数分以内に圧搾されるのです。 こうして生み出されたワインは、クラシックとは言えども酸味が主張しすぎず、果実味が はっきりとしており、そこには古臭さなど微塵も感じられません。繊細ながら骨格がしっかり としており、味わいは非常にエレガント。バローロという偉大なるテロワールと、 ネッビオーロ種の持つポテンシャルを最高の水準で表現しているのです。

カブットによる伝統に則った実直な造りのバローロは、特にオズヴァルドとブルーノが 経営するようになってから格段に評価を高めてきました。実際、バイヤーが厚い信頼を よせるワインガイド「ヴェロネッリ」でも常に高い評価を得ています。

創設以来伝統主義を貫き、マスカレッロの魂を受け継ぐ <カブット テヌータ・ラ・ヴォルタ>のワインをご賞味下さい。


Barolo Vigna La Volta 1999

■葡萄畑 バローロ最古の4つのクリュ ヴィーニャ・ラ・ヴォルタ、ブリッコ・テッレ・ヴィオレ、ロッケ・ディ・ベルジュラ、ブリッコ(総面積9ha、平均樹齢50年)
■位置 標高350メートル/南、南西向き  ■土壌 石灰質
■樹齢年 1953年、1998年         ■収穫 30hl/ha

バローロ最古のクリュ(総面積9ha、平均樹齢50年)より最良のネッビオーロのみ用いて造られる、カブット家の原点とも言えるワイン。10月最初の2週間に手摘みで収穫された葡萄果は、畑に隣接する醸造所へ運ばれすぐに除梗・破砕が行われる。自然酵母のみを使用し、80~100hlのステンレスタンクでアルコール発酵(30~32℃)。発酵中には頻繁にルモンタージュを行う(1日に3回)。発酵とマセラシオンの期間は最高で30日間。マロラクティック発酵後、30hlと50hlのスロヴェニアン・オーク樽(新樽25%)で3年間熟成。無清澄、無濾過で瓶詰め。

バローロ最古のクリュ(面積9ha)、平均樹齢驚異の50年!最良のネッビオーロのみを用いて3年熟成で造られる、カブット家の原点とも言える究極ワイン。

▼ テイスティングコメント
深いルビー。熟したプラムやベリー、ミネラルの繊細なノート。フル・ボディで果実味が豊富。しっかりとしたタンニンと骨格とを持ち合わせ、余韻も長いこのワインは、長期熟成向き。もちろん今飲んでも美味しい。
うきうきワインの玉手箱より)




■テヌータ・ラ・ヴォルタ・カブットの概要■
 テヌータ・ラ・ヴォルタ・カブットは,バローロを囲む集落のなかで最も高い場所にあるバローロ/Barolo村のヴェルニェ/Vergneに位置する。ヴェルニェには複数のアツィエンダがあるが,そのなかで最も歴史ある生産者が,1920年創設のカブットだ。現在は,オズヴァルド/Osvaldoとブルーノ/Brunoのカブット兄弟が経営する家族経営の小さなワイナリー。バローロ村とノヴェッロ/Novello村に総面積18ヘクタールのブドウ畑を所有する。最良年にのみ生産されるカブットの旗艦ワイン《バローロ“リゼルヴァ・デル・フォンダトーレ”》のほか,バローロ,バルベーラ・ダルバ,ドルチェット・ダルバ,ランゲ・ロッソのすべてのワインが,近年高い評価を受けている。

 現在,醸造学の学位を持つ長男オズヴァルド(53歳/2009年5月現在)がカブットの醸造を担っている。『ガンベロ・ロッソ』は,オズヴァルドとブルーノの代になり,近年カブットのワインのクオリティが格段に向上したと評している。今,まさに注目株のワイナリーだ。

 ワイナリー創設以来,バローロの伝統を守っている彼らの造るワインはあくまでもクラシック。「ある時期から,まるでファッションのごとく,バローロではバリックを多用しなければ時代の流れについていけないと考える生産者たちがいます。それほど容易ではなかったのですが,我々はその潮流のなかで一貫してバローロの伝統を守ってきました。バリックを購入する代わりに,古びた温度管理のできるステンレス・タンクなどのセラーの設備に投資を行い,新しくスロヴェニア産の大樽を購入するなどクオリティの向上を図り,伝統的なバローロ造りを守っているのです・・・」とオズヴァルドは自信をもって語る。
■テヌータ・ラ・ヴォルタ・カブットの畑■
 カブットは,“ヴィーニャ・サルマッサ/Vigna Sarmassa(バローロ)”,“ラ・ヴォルタ/La Volta(バローロ)”,“ブリッコ・デッレ・ヴィオレ/Bricco delle Viole(バローロ)”,“ロッケ・ディ・ベルジェラ/Rocche di Bergera(ノヴェッロ)”,“ブリッコ/Bricco(バローロ)”といったクリュを所有しており,特にバローロ村の“ヴィーニャ・サルマッサ”はそのテロワールの優位性とそこから生まれるワインのもたらすフィネスで有名である。これらのクリュはすべて南,もしくは南西向きで標高は350-400メートル,良質のブドウを育てるのには理想的な条件を満たしている。常に低収量を心がけ(平均収量22ヘクトリットル),年間総生産量は60,000本あまり。また,新鮮なブドウを使用したいという思いから,収穫は丁寧に手摘みで行われ,ブドウ果は厳しく選別された後,ほとんどが数分以内に圧搾される。伝統主義者というが,生み出されるワインは果実味があり,骨格のしっかりとした,そして酸味が主張しすぎず,非常にエレガントなもの。そこには微塵も古臭さなど感じられない。カブットはバローロという偉大なテロワールと,ネッビオーロ種の持つポテンシャルを最高の水準で表現している。

Barolo Vigna La Volta DOCG, Rosso/バローロ“ヴィーニャ・ラ・ヴォルタ” 赤 2005
■ワイン名:バローロ“ヴィーニャ・ラ・ヴォルタ”
■原産国/地方:イタリア/ピエモンテ州
■格付け:DOCG
■ブドウ品種:ネッビオーロ(区画:ヴィーニャ・ラ・ヴォルタ,ブリッコ・デッレ・ヴィオレ,ロッケ・ディ・ベルジェラ,ブリッコ)
ヴェロネッリ2009でスーパー・トレ・ステッレ92点を獲得!
2010ではエクセレント91点の2年連続3ッ星
高額バローロを震撼させたクリュ・バローロ

■醸造:標高350-400メートル,南-南西向きでバローロ最古の4つのクリュ(総面積9ヘクタール/平均樹齢50年/土壌:石灰質/植樹年:1953年,1998年)で栽培された最良のネッビオーロに由来。10月最初の2週間に手摘みで収穫されたブドウ果は,畑に隣接する醸造所に運ばれ,直ちに除梗・破砕が行われる。自然酵母のみ使用し,80-100ヘクトリットルのステンレス・タンクでアルコール発酵(30-32度)。発酵中は頻繁に(1日に3回)ルモンタージュを行う。発酵とマセレーションの期間は最高で30日間。マロラクティック発酵終了後,30ヘクトリットルと50ヘクトリットルのスロヴェニアン・オーク(新樽25%)で3年間熟成。無清澄,無濾過で瓶詰め。その後6ヶ月の瓶熟を経てリリース。

■コメント:深いルビー。熟したプラムやベリー,ミネラルの繊細なノート。フル・ボディで果実味が豊富。しっかりとしたタンニンと骨格とを持ち合わせ,余韻も長いこのワインは,長期熟成向き。もちろん今飲んでも美味しい。

■評価:
『ヴェロネッリ2009年版』:スーパー・トレ・ステッレ★★★ 92点
『ヴェロネッリ2010年版』:トレ・ステッレ★★★ 91点
Izumi Tradingより)




札幌Φでいただきました。
抜栓日:2013年10月26日
色は濃いガーネットに見えました(お店が暗くてはっきりとは分からず)。香りは、プラム、やや薬臭い感じ。徐々にカラメルっぽいニュアンスが出てきました。
味わいは、紅茶チックな印象。タンニンは結構こなれていますがしっかりとしています。
酸が意外と主張していました。


Taittinger

2013-10-27 00:00:00 | フランス・シャンパーニュ
Taittinger
Taittinger
TAITTINGER テタンジェ

テタンジェは、フランス国内はもとより海外においてもシャンパーニュの代表的なブランドとなっています。
フランス大統領の主催する公式レセプションにはテタンジェが用いられ、フランスおよび世界の一流レストランの極上のワインリストにも、必ずテタンジェの名前を目にすることができます。1734年創業のシャンパーニュ・テタンジェ社は、経営するファミリーの名前を社名に掲げる今日では数少ない家族経営のシャンパーニュ・メゾンです。長きに渡りテタンジェ・ファミリーが培ってきた伝統により実現した最高品質のシャンパーニュ。そして今もなお、より良い品質を目指し飽くなき探求を続けているのは、ファミリーの名を今に残す同社の誇りなのです。テタンジェ社はシャンパーニュ地方の最良のクリュに複数の畑を所有し、その総面積は288ヘクタールに及びます。その40%でシャルドネが栽培されています。この自社畑のおかげで品質の安定した良質のブドウの供給が確保され、世界中の専門家たちが賞賛する優美で繊細なシャンパーニュの生産が可能となるのです。これらのシャンパーニュはカーヴ内で最適な熟成期間を経て、定評のあるテタンジェ・スタイルを紡ぎだしていきます。

TAITTINGER BRUT RESERVE
テタンジェ・ブリュット・レゼルヴ

フランス シャンパーニュ
テタンジェ / TATTINGER
スパークリング
750 ml

家族経営を貫くシャンパーニュの貴婦人。
良質なシャルドネに象徴されるテタンジェスタイル!
スタンダードラインのブリュット・レセルヴ!

テタンジェは、フランス国内はもとより海外においてもシャンパーニュの代表的なブランドとなっています。

フランス大統領の主催する公式レセプションにはテタンジェが用いられ、フランスおよび世界の一流レストランの極上のワインリストにも、必ずテタンジェの名前を目にすることができます。

テタンジェ社はシャンパーニュ地方の最良のクリュに複数の畑を所有し、その総面積は288ヘクタールに及びます。

偉大なシャンパーニュ・ハウスの中でも、グラン・クリュ格付けのシャルドネが集中しているコート・デ・ブランのブドウを最も多く使っている生産者の一つで、このことが、シャンパーニュ・テタンジェのスタイルを雄弁に語っていると言えます。

この自社畑のおかげで品質の安定した良質のブドウの供給が確保され、世界中の専門家たちが賞賛する、優美で繊細なシャンパーニュの生産が可能となるのです。

こちらのブリュット・レセルブは、シャルドネを40%までブレンド。
毎年ストックされているいくつかのヴィンテージのワインをバランス良くブレンドし、 瓶内二次発酵後、最低3年間はセラーで熟成させています。

繊細な白い花、グレープフルーツ、白桃などの新鮮な果物や、イーストやブリオッシュのようなコクのある香り。
新鮮な果実味やハチミツの風味があり、いきいきとしてフレッシュな印象。
軽快でバランスが取れた大変魅力的な味わいです。

評価:ワインアドヴォケイト誌(パーカーポイント)にて90点を獲得!

ピノ・ノワールピノ・ムニエ 合わせて60%
シャルドネ 40%
エノテカ・オンラインより)





シャンパーニュ・テタンジェ社
Champagne Taittinger

【 所在地 】 フランス/シャンパーニュ
【 創立 】 1734年
http://www.taittinger.com

シャンパーニュ・テタンジェの象徴、シャトー・ラ・マルケットリー

シャンパーニュ・テタンジェ社の迎賓館、シャトー・ラ・マルケットリーは1734年に貴族の屋敷として建てられたもので、西にピエリーの村を見下ろす丘の中腹にあります。

14世紀にマルヌ河上流のシャロンにあったサン・ピエール・オー・モンの修道会がこの丘の斜面にぶどう畑を拓き、伝統に従って黒ぶどうと白ぶどうを植えました。その区画が碁盤の目のように入り組み、収穫時期になると寄木細工(マルケットリー)のように見えたことが、このシャトーの名の由来となっています。

第一次大戦の際に、ラ・マルケットリーはジョッフル元帥の参謀本部となりました。
若き司令官としてここを訪れたピエール・シャルル・テタンジェは、この館に心から惚れ込み、、いつの日か、必ず自分がこの館の主として戻ってくることを誓いました。
彼の夢は20年の後に現実となり、1934年、ラ・マルケットリーの館とそのぶどう畑は、テタンジェ家のものとなりました。

これを機にピエール・シャルル・テタンジェは、当時存在したシャンパーニュ・メゾンの中で3番目に長い歴史を持つメゾンを買い取り、優良な畑を購入しながらビジネスを拡大していきました。それ以来、シャンパーニュ・テタンジェ社は一貫して家族経営を貫く、希少なシャンパーニュのグラン・マルク・メゾンです。

4世紀のガロ・ロマンの時代から白亜質石灰石が切り出された後にできた地下洞は、一時はキリスト教徒が迫害を逃れるための隠れ家ともなり、約900年の後にサン・ニケーズ修道院の地下礼拝堂となりました。

13世紀に新しい聖堂に建て替えられた際にも、地下に残された回廊は、ベネディクト派の修道士達がシャンパーニュの貯蔵庫として使用するようになりました。
この聖堂はフランス革命の際に破壊されましたが、無傷で残ったアーチ構造の地下セラーには、現在、テタンジェ社の何百万本ものシャンパーニュが、熟成の頂点に達する時を待ちながら眠っています。

毎年このセラーには75,000人のビジターが訪れ、シャンパーニュ地方のゴシック様式建築の精緻さに目を見張ります。

シャンパーニュ・テタンジェ
(Champagne Taittinger)
ブリュット レゼルヴ
(Brut Reserve)
色/味わい 白/辛口

ブリュット・レゼルヴは毎年ストックされているいくつかのヴィンテージのワインをバランス良くブレンドし、瓶内2次発酵後、最低3年間はセラーで熟成させています。シャルドネを40%までブレンドし、優れた芳香の広がり、エレガントで複雑な味わい、いきいきとしてフレッシュな印象を与える大変魅力的な味わい。
生産者 シャンパーニュ・テタンジェ
生産者情報 1734年創業のシャンパーニュ・テタンジェ社は、経営するファミリーの名前を社名に掲げる今日では数少ない家族経営のシャンパーニュ・メゾンです。
生産地 国:フランス 地方:シャンパーニュ 地区:シャンパーニュ
原産地呼称 A.O.C. シャンパーニュ
等級 -
テイスティング
コメント 繊細な白い花、グレープフルーツ、白桃などの新鮮な果物や、イーストやブリオッシュのようなこくのある香りです。エレガントで複雑な味わいです。口中でも優れた芳香の広がりがあり、新鮮な果実味やハチミツの風味があり、いきいきとしてフレッシュな印象を与えます。軽快でバランスが取れた大変魅力的な味わいです。
料理との相性 平目の蒸し煮にブール・ブランソース(シャンパーニュ風味なら、なお良い)を添えたような料理に合います。
受賞歴 デカンター・ワールド・ワイン・アワード 2010で金賞受賞。
カテゴリー スパークリングワイン
アルコール度数 12
土壌・畑情報 白亜質土壌など。35以上の異なるクリュのキュヴェをブレンド。
収穫方法 手摘み
醸造情報 ストックされている複数ヴィンテージのワインをバランス良くブレンドし、瓶内2次発酵させます。
熟成情報 瓶内2次発酵後、最低3年間はセラーで熟成させています。
使用品種 シャルドネ,ピノ・ノワール,ピノ・ムニエ
POSコード 3016570001030
サイズ・重量
単位 横幅 奥行 高さ 重量
個 8.5cm 8.5cm 31cm 1.65kg
日本リカー株式会社より)




札幌 Bar dishにて。
抜栓日:2013年10月26日
テタンジェのNVって、初めて飲みます。泡立ちは非常に細やか。香りは、ハニーっぽさが若干感じられます。ナッティーな要素のほうが強いかな。味わいは、なかなかシャープな味わいですが、果実味も心地よく感じられ、飲み飽きしないシャンパーニュ。


Takizawa Premium Pinot Noir 2012

2013-10-19 11:16:11 | 日本
Takizawa Premium Pinot Noir 2012
Takizawa Premium Pinot Noir 2012 Part1
厳選した、完熟葡萄の一部を房ごと混ぜ込み醸造したワインです。骨格のしっかりした、大変香り高いワインに仕上がりました。
(TAKIZAWA WINEホームページより)

情報によると醸造は10Rワイナリーで滝沢さん自らでおこなったそうです。

Takizawa Premium Pinot Noir 2012 Part2



2011Vintageはこちら




(*)TAKIZAWA WINEより直販。2本購入。4200円/本。
抜栓日:2013年11月15日
コルク:なにも刻印されていませんでした。ちょっと瓶のサイズと合っていない感じ。
液漏れ:染みなし。液漏れなし。
グラス:リーデル・ブルゴーニュタイプを使用。
 
色:やや薄めのルビーガーネット。
エッジ:縁が若干色薄いです
脚:中等度の粘調度。
 
香り:抜栓直後に、ちょっとラズベリー系の甘酸っぱい香りが見えました。しかし、ちょっとすると、その香りは鳴りを潜めて、紅茶、マンゴー系の甘い香りがしてきます。スワリングするとやや土のニュアンスを感じます。その後に、ちょっと甘酸っぱいイチゴジャムの香りがしてきます。
 
タンニン:まだ、歯茎や口腔粘膜にちょっとだけ渋みが残りますが、あまり大したことはありません。
  
味:小梅のような酸があります。若干タンニンによる渋さがあり、後口に少しの苦味を感じます。酸は、きつくなくむしろ心地よい感じ。しかし味わいは、真ん中がちょっと抜けた印象があります。味わいがいまはまだ硬い感じです。アフタはほとんどありませんが、最後にミントのようなハーブのニュアンスを感じます。ちょっと温度が上がってくると、ややセルロイド系の味わいがでてきました。また、すこし、きのこ出汁系の味わいもあります。やや単調な味わいですが、これはこれで面白いワインだと思います。


Bodegas Breca 2010

2013-10-18 00:00:00 | スペイン
Bodegas Breca
Breca
≪ホルフェ・オルドネス・セレクション≫
ホルフェ・オルドネス・セレクション(ファイン・エステート・フロム・スペイン)
ホルフェ・オルドネスは80年代より、スペインの無名な地域から、高品質のワインを米国に輸入し、現在のスペインワインの指標を作り、スペインワイン市場拡大の立役者となったひとです。
スペイン各地にある40のワイナリーを輸入、そのうち8ワイナリーをホルフェ・オルドネス氏自ら経営または共同経営しています。

≪所有ワイナリー≫
ボデガス・ヴォルヴェール D.O.アリカンテ、ラ・マンチャ、フミーリャ
ボデガス・オルドネス・ワイン・カンパニー D.O. マラガ、シエラ・デ・マラガ
ボデガス・ラ・カーニャ D.O. リアス・バイシャス
ボデガス・オルドネス・S.L.ルエダ D.O. ルエダ
ボデガス・アヴァンシア D.O. バルデオラス
ボデガス・ブレカ D.O. カラタユド
ボデガス・ヴェンタ・モラレス D.O.ラ・マンチャ
ボデガス・アルト・モンカヨ S.A. D.O. カンポ・デ・ボルハ

ホルフェ・オルドネス氏曰く『私は考古学者のようなもの。何百年も放棄されていたような葡萄畑、葡萄品種を再生してきたから。放棄されたような畑には古木の葡萄樹が多く、それこそがスペイン固有の品種の特徴を引き出すことができる。私のワイン造りの基本は古木の葡萄、それも単一品種を用いること・・・』。


ボデガス・ブレカ ブレカ Bodegas Breca 【ホルフェ・オルドネス・セレクション】
パーカーポイント94点
試飲した時は、正直言葉を失ってしまった。ここ30年間、この価格帯で飲んだワインの中で最も素晴らしいワインだと思う。ワインの世界は変化している。ホルフェ・オルドネスと彼の共同経営者たちはこの価格帯で、このような際立つワインを生産し、多大な影響を与えるだろう。消費者はこれらの美しいワインで、トランクを一杯にするべきだ。(ワイン・アドヴォケート203号 2012年10月)

この価格で驚くべきパフォーマンスッ!!
樹齢60~80年以上のガルナッチャの古木で造られます。濃密な完熟した果実の甘みとシルキーな口当たり。ブラックベリー、ラズベリージャム、ラベンダー、カカオの香りが広がります。樽香はそれほど強くなく、果実そのものの味わいがしっかりと残ります。甘く、ほろ苦い味わいはブドウの力強さ、ポテンシャルの高さを感じさせます。ガルナッチャ100%(樹齢60~80年)
ワインセラーパリ16区より)



ボデガス・ブレカ・ブレカ 2010

タイプ 赤ワイン サイズ 750ml
産地 スペイン > その他スペイン
内容 ガルナッチャ100%
樹齢60-80年

幻の世界最高峰ワインが奇跡の希少限定入荷!!【パーカー超超超超激賞】
『ここ30年間、この価格帯で飲んだワインの中で最も素晴らしいワインだと思う。』
『【試飲した時は、正直言葉を失ってしまった。】』
わずか2380円のワインに対して【94点】をつけて大激賞する、今や世界一大注目の【幻のワイン】
【あなたがこれまでで最も世界で偉大なお買い得ワインを飲んだと思った時、まさにそれがボデガス・ブレカである。】
当然の如く世界的人気も激しく、今回極少量のみここ日本に輸入された分も瞬く間に完売!!
今や【最も世界で偉大なお買い得ワイン】という名誉ある称号を欲しいままにする世界最高の造り手[ホルフェ・オルドネス]が造りし【幻の最高キュヴェ】!!
『ブラック・ラズベリー、トリュフ、キルシュ、ラヴェンダー、岩の液体のような特徴がこの卓越したワインから溢れる。試飲した時は、正直言葉を失ってしまった。』
[ボデガス・ブレカ・ブレカ 2010]

2010 Bodegas Breca Breca
A Grenache Dry Red Table wine from Calatayud, Aragon, Spain

Wine Advocate #203 Oct 2012
Robert Parker
Rating 94
Maturity Drink N/A

The estate's oldest vines are utilized fro the 2010 Breca, also 100% Gamacha from vines that were planted between 1925 and 1945 in decompossed slate and gravelly clay soils. Yields were less htan one ton of fruit per acre, and the wine was aged in old large French oak foudres. This is an amazing terroir of steep hillsides and ancient head-pruned vines. Black raspberry, truffle, kirsch, lavender and liquid rock-like characteristics emerge from this astonishing wine. Frankly, I was at a loss for words when I tasted it. It may be the most amazing wine I have ever tasted at this price in over three decades. The wine world is changing, and Jorge Ordonez and his associates deserve a huge amount of credit for producing something this remarkable at this price point. Consumers should fill their trunks with these beauties.

Just when you think you've tasted th wine world's greatest values, along comes the Bodegas Breca. Founded in 2005 by Jorge Ordonez, this bodegas has 650 acres, mostly old vine Grenache vineyards planted on hillsides at an altitude of 2,850 to 3,000 feet. All the vines were planted between 1925 and 1968, and uields average between 0.4 and one ton of fruit per acre.

ボデガス・ブレカ・ブレカ 2010
『ここ30年間、  この価格帯で飲んだワインの中で      最も素晴らしいワインだと思う。  試飲した時は、正直言葉を失ってしまった。  消費者はこれらの美しいワインで、             トランク一杯にするべきだ。』              (Wine Advocate #203より) 皆さんーーー!!、 あの世界最高の評論家パーカーさんが、 【ここ30年間、    この価格帯で飲んだワインの中で          最も素晴らしいワインだと思う。】 【試飲した時は、正直言葉を失ってしまった。】 こんな物凄いコメントとともに、わずか2380円のワイン に対して【94点】をつけて大激賞する物凄いワインを、 皆さんは御存じでしょうか!!!!。 今や世界的にこのワインを手に取れる方は、 本当に本当に幸せです!!。 これほどのワインだけに、当然の如く世界的人気も激し く、今回極少量のみここ日本に輸入された分も、瞬く間 に完売しているんですが・・・、そんなワインを本日皆 様だけに特別にご紹介させていただきます!!。 わずか70本しかない、非常に貴重な、今世界一大注目の 【幻のワイン】です!!。 絶対に絶対に絶対にお見逃しなく、 パーカーさん曰く、【トランク一杯】買い占めていただ ければと思います。 その名も [ボデガス・ブレカ・ブレカ 2010]!!! そうです!!、 この名前を聞いて、ピン!、と来た方も沢山いらっしゃ ると思います。 すでにご紹介しております、 [ボデガス・ブレカ・ガルナッチャ・デ・フエゴ 2011] http://item.rakuten.co.jp/ynstokyo/11-11-149-0176/ このワインの【幻の上級キュヴェ】が今回のご紹介です!!。 まぁ何といってもパーカーさんが、このワインを 【ここ30年間、    この価格帯で飲んだワインの中で          最も素晴らしいワインだと思う。】 と激賞していますので、そのパーカーさんの激しくコメ ントから、ご紹介させていただきます。 ・・・・・・・ 2010年ブレカは、ボデガの最も古い樹齢のブドウで、 100%ガルナッチャで、1925年から1945年に粘板岩と砂利 と粘土質の土壌に植樹されたブドウ。収量は1エーカーあ たり1トン以下で、古い大きなフランス産のフードルで熟 成されている。傾斜のきつい驚きのテロワールで、古来 のゴブレ式の仕立て。 ブラック・ラズベリー、トリュフ、キルシュ、ラヴェン ダー、岩の液体のような特徴がこの卓越したワインから 溢れる。試飲した時は、正直言葉を失ってしまった。 ここ30年間、この価格帯で飲んだワインの中で最も素晴 らしいワインだと思う。 ワインの世界は変化している。ホルフェ・オルドネスと 彼の共同経営者たちは、この価格で、このような際立つ ワインを生産し、多大な影響を与えるだろう。消費者は これらの美しいワインで、トランク一杯にするべきだ。 (Wine Advocate #203より) ・・・・・・・ 【試飲した時は、正直言葉を失ってしまった。】 【ここ30年間、この価格帯で飲んだワインの中で            最も素晴らしいワインだと思う。】 【この価格で、このような際立つワインを生産し、              多大な影響を与えるだろう。】 【これらの美しいワインで、トランク一杯にするべきだ。】 一本のワインに対して、これほど大絶賛するワインを私 は他には知りません!!。 造り手のボデガス・ブレカは、スペインはアラゴン県の 万博が開催されたサラゴサ市から南西に80kmほどにある DOカラタユという産地にある標高950m-1000m の丘の中 腹に位置する265ヘクタールの古樹ガルナッチャ種のブ ドウ園を所有する、物凄い赤ワインの凄腕!!。 実にその畑はシエラ・デ・パルドス山とシエラ・デ・ペ ニャ・ブランカ山の間の標高950m-1000mの谷に位置し、 そこに植わるガルナッチャ種は、1925-1968年の間に植 え付けされた樹齢60-80年の古樹。 年間350mm 程度という非常に乾燥した大陸性気候で、 年間平均気温は13度を超えず、非常に過酷な環境の中で まさに搾り取るように造り上げられる、宝石のような果 汁から出来る、そんな物凄いワインなんです!!。 さらに、パーカーさんは、この造り手自体に対しても、 こんなコメントを残しています。 ・・・・・・・ あなたがこれまでで最も世界で偉大なお買い得ワインを 飲んだと思った時、まさにそれがボデガス・ブレカであ る。 ホルフェ・オルドネスに初めて会ったのは、私がワイン・ アドヴォケートを出版して10年経った時で、2012年は彼 の輸入会社設立25周年となる。ホルフェ・オルドネスは スペインの素晴らしいワインの標点を確立した人物といっ ても過言ではない。 さらに彼は驚くほどお買い得なフミーリャやカンポ・デ ・ボルハなどの高品質のワインを輸入した最初の人物で ある。ホルフェとともに試飲した事がある人は皆、彼が 完璧主義者で、適切な温度やグラスにこだわっているこ とが分かるだろう。そのワインの典型的な味わいが感じ られるまで、同じボトルを2-3本開けることも珍しくない。 異常なほど、完璧主義者なホルフェ・オルドネスは、時 に人をいらだたせる時もあり、また、彼の偉大な成功に 明らかに嫉妬している競合者が後を絶たないのも事実で ある。しかしながら、いつものように、真実はボトルの 中にある。このレポートを読むと、ホルフェ・オルドネ スのワインが、驚くほどお買い得で、素晴らしいセレク ションであることが分かるだろう。これで正義を証明で きれば良いと思う。間違いなく、ホルフェ・オルドネス は節約家の消費者に届けられた、バッカスからの贈り物だ。 (Wine Advocate #203より) ・・・・・・・ 【あなたがこれまでで   最も世界で偉大なお買い得ワインを飲んだと思った時、          まさにそれがボデガス・ブレカである。】 【このレポートを読むと、ホルフェ・オルドネスのワイ  ンが、驚くほどお買い得で、素晴らしいセレクション  であることが分かるだろう。これで正義を証明できれ  ば良いと思う。間違いなく、ホルフェ・オルドネスは  節約家の消費者に届けられた、バッカスからの贈り物だ。】 そうなんです!!、 今や【最も世界で偉大なお買い得ワイン】という名誉あ る称号を欲しいままにする世界最高の造り手[ホルフェ・ オルドネス]が造りし【幻の最高キュヴェ】が、本日のご 紹介なんです!!。 わずか2380円という価格にして、パーカーが、 【ここ30年間、    この価格帯で飲んだワインの中で          最も素晴らしいワインだと思う。】 と、世界最高峰の激賞を連ねた、とんでもないワインの 登場です!!。 今やここ日本には、わずか70本しかありません!!。 絶対に絶対に絶対にお見逃しなく、 パーカー過去最高の素晴らしい味わいを、たっぷりと ご堪能ください!!。
(Y'NSトウキョーより)



「この価格帯で最も素晴らしいワイン!」
★パーカーポイント94点!★
ボデガス・ブレカ
ブレカ[2010]

ボデガス・ブレカ・ブレカ[2010]
産地 スペイン/アラゴン州
タイプ
赤/フルボディ

使用品種
ガルナッチャ100%

容量 750ml
「ここ30年間、この価格帯で飲んだワインの中で最も素晴らしいワイン」とパーカー大絶賛で94点獲得!

このワイナリーは、ホルフェ・オルドネスと協力者たちによるプロジェクトです。
「ホルフェ・オルドネスはスペインの素晴らしいワインの標点を確立した人物と言っても過言ではない。」とパーカーも認めるアメリカの最初の革命的スペインワイン輸入者です。

パーカーポイントは94点獲得!
2010ブレカはボデガの最も古い樹齢のブドウで、100%ガルナッチャで、1925年から1945年に粘板岩と砂利と粘土質の土壌に植樹されたブドウ。収量は1エーカーあたり1トン以下で、古い大きなフランス産のフードルで熟成されている。
傾斜のきつい驚きのテロワールで、古来のゴブレ式の仕立て。ブラック・ラズベリー、トリュフ、キルシュ、ラヴェンダー、岩の液体のような特徴がこの卓越したワインから溢れる。試飲した時は、正直言葉を失ってしまった。ここ30年間、この価格帯で飲んだワインの中で最も素晴らしいワインだと思う。ワインの世界は変化している。ホルフェ・オルドネスと彼の共同経営者たちはこの価格帯で、このような際立つワインを生産し、多大な影響を与えるだろう。消費者はこれらの美しいワインで、トランクを一杯にするべきだ。
【ワイン・アドヴォケート203号 2012年10月】




現代化しない、効率を上げない、それがルール


ボデガス・ブレカ
Bodegas Breca
このワイナリーは、ホルフェ・オルドネスと協力者たちによるプロジェクトです。
※ホルフェ・オルドネス…スペインの土着品種のワインの米国での人気に火を付けた「ファイン・エステート・フロム・スペイン」社オーナー。

D.O. カラタユである 「ムンドブリガ」は、ケルト-イベリアの古代都市で、近代のムンドブレガの村の発祥となりました。当ワイナリーは、村の郊外に位置しており、ブドウ園はシエラ・デ・パルドスとシエラ・デ・ペニャ・ブランカの間の高緯度の谷に位置しています。
ワイナリーは、海抜950m-1000m の丘の中腹に位置する265 ヘクタールの古樹ガルナッチャ種のブドウ園を所有します。この土地の土壌は幅広い種類がありますが、ワイナリーの畑は主に分解された粘板岩と砂利だらけの赤色粘土土壌で構成されています。気候はこの地域では降水量が極めて少なく、年間350mm 程度という非常に乾燥した大陸性気候です。育成期間中、高緯度のため、日中は高温、涼しい夜で緩和されます。冬は寒いです。年間平均気温は13度 を超えず、一年のうちほぼ6カ月は霜がよく見られます。これに地域の乾燥性が加わり、生産量に大きな影響を与えます。これらの条件はまず土壌、ブドウの樹、さらに結果としてワインに影響を与えます。

ホルフェ・オルドネス:アメリカの最初の革命的スペインワイン輸入者
(ワイン・アドヴォケート203号 2012年10月より)
ファイン・エステート・フロム・スペインのお買い得ワイン達
ホルフェ・オルドネスに初めて会ったのは、私がワイン・アドヴォケートを出版して10年経った時で、2012年は彼の輸入会社設立25周年となる。ホルフェ・オルドネスはスペインの素晴らしいワインの標点を確立した人物と言っても過言ではない。更に彼は驚く程お買い得なフミーリャやカンポ・デ・ボルハなどの高品質のワインを輸入した最初の人物である。

ホルフェと共に試飲をした事がある人は皆、彼が完璧主義者で、適切な温度やグラスにこだわっていることが分かるだろう。そのワインの典型的な味わいが感じられるまで、同じボトルを2-3本開けることも珍しくない。彼が輸入するワインは全て温度管理されたリーファーコンテナで輸送され、スペインはビルバオとアメリカにある倉庫はどちらも冷蔵管理されている。ホルフェに2011年に会った時に語ってくれたが、シップメントには500以上のサーモ・レコーダーをつけ、ワイナリーからアメリカや他国の販売業者にわたるまで、全てのワインの温度を追跡管理している。

異常な程、完璧主義なホルフェ・オルドネスは、時に人をいらだたせる時もあり、又、彼の偉大な成功に明らかに嫉妬をしている競合者が後を絶たないのも事実である。しかしながら、いつものように、真実はボトルの中にある。このレポートを読むと、ホルフェ・オルドネスのワインが、驚く程お買い得で、素晴らしいセレクションであることが分かるだろう。これで正義を証明できれば良いと思う。間違いなく、ホルフェ・オルドネスは節約家の消費者に届けられた、バッカスからの贈り物だ。
Authority Styleより)




2010 Breca ブレカ
D.O. カラタユ 
品種:ガルナッチャの古樹100%
パーカーポイント94点獲得!!

本当に残念なんですが、このワインたくさん買えませんでした。
なんといってもこのスペックを見て買わないワイン屋はいませんよね!!

なんとこの価格でパーカーポイントを94点という超高得点を叩き出した。
びっくり仰天するワインなのです。

このスペックでワインを買わないインポーターさんはいません!!
1年に1度あるかないかの超お買い得品きです。

ワイン評論家ロバートパーカーさんは、このワインを飲んでブラック・ラズベリー、トリュフ、キルシュ、ラヴェンダー、岩の液体のような特徴がこの卓越したワインから溢れる。
試飲した時は、正直言葉を失ってしまった。
ここ30年間、この価格帯で飲んだワインの中で最も素晴らしいワインだと思う。

ワインテイスティング人生30年の中で最も素晴らしいワインだと思う。
というビックコメントを残したワインなんです。
【ブレカ2010】
 スペインの無名なワインを発掘し米国で火を付けた輸入業者「ファイン・エステート・フロム・スペイン」社オーナーのホルヘ・オルドネス氏が、日本に輸出してくれたワインを今回ご紹介します。

オルドネス氏は自らが経営する8社を含む約40のワイナリーのワインを、年間50万ケースを米国に輸出してきた伝説の人物です。

ホルヘ・オルドネス氏
世界的なワイン評論家ロバートパーカー氏がホルヘ・オルドネス氏をこう紹介しています
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

==============
ホルフェ・オルドネス:アメリカの最初の革命的スペインワイン輸入者
(ワイン・アドヴォケート203号 2012年10月より)
          ファイン・エステート・フロム・スペインのお買い得ワイン達

ホルフェ・オルドネス:アメリカの最初の革命的スペインワイン輸入者
(ワイン・アドヴォケート203号 2012年10月より)
ファイン・エステート・フロム・スペインのお買い得ワイン達 ホルフェ・オルドネスに初めて会ったのは、私がワイン・アドヴォケートを出版して10年経った時で、 2012年は彼の輸入会社設立25周年となる。ホルフェ・オルドネスはスペインの素晴らしいワインの標点を確立した人物と言っても過言ではない。

更に彼は驚く程お買い得なフミーリャやカンポ・デ・ボルハなどの高品質のワインを輸入した最初の人物である。ホルフェと共に試飲をした事がある人は皆、彼が完璧主義者で、適切な温度やグラスにこだわっていることが分かるだろう。
そのワインの典型的な味わいが感じられるまで、同じボトルを2-3本開けることも珍しくない。

彼が輸入するワインは全て温度管理されたリーファーコンテナで輸送され、スペインはビルバオとアメリカにある倉庫はどちらも冷蔵管理されている。
ホルフェに2011年に会った時に語ってくれたが、シップメントには500以上のサーモ・レコーダーをつけ、ワイナリーからアメリカや他国の販売業者にわたるまで、全てのワインの温度を追跡管理している。 異常な程、完璧主義なホルフェ・オルドネスは、時に人をいらだたせる時もあり、又、彼の偉大な成功に明らかに嫉妬をしている競合者が後を絶たないのも事実である。

しかしながら、いつものように、真実はボトルの中にある。このレポートを読むと、ホルフェ・オルドネスのワインが、個人的驚く程お買い得で、素晴らしいセレクションであることが分かるだろう。
これで正義を証明できれば良いと思う。 間違いなく、ホルフェ・オルドネスは節約家の消費者に届けられた、バッカスからの贈り物だ。
==============
昨年のノーベル賞の晩餐会に初めてスペインのワインが使われたのですがスペイン・マラガDOのホルヘ・オルドネス氏の「ヴィクトリア No.2 2010」が晩餐会で使われました。
ホルヘ・オルドネスのワインの品質の高さを証明するエピソードです。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
★パーカーポイント94点 ★ワイン・アドヴォケート203号
 2012年10月 2010ブレカはボデガの最も古い樹齢のブドウで、100%ガルナッチャで、1925年から1945年に粘板岩と砂利と粘土質の土壌に植樹されたブドウ。
収量は1エーカーあたり1トン以下で、古い大きなフランス産のフードルで熟成されている。
傾斜のきつい驚きのテロワールで、古来のゴブレ式の仕立て。
ブラック・ラズベリー、トリュフ、キルシュ、ラヴェンダー、岩の液体のような特徴がこの卓越したワインから溢れる。
試飲した時は、正直言葉を失ってしまった。
ここ30年間、この価格帯で飲んだワインの中で最も素晴らしいワインだと思う。
ワインの世界は変化している。
ホルフェ・オルドネスと彼の共同経営者たちはこの価格帯で、このような際立つワインを生産し、多大な影響を与えるだろう。
消費者はこれらの美しいワインで、トランクを一杯にするべきだ。
===========

残念ながらインポーターさんと取り合いになり、 入荷したのはわずか24本と本当に少量となります。
スペインワインの超濃厚なワインを存分に楽しめる良いチャンスです。
ぜひともお早めにお買い求めください
Wine 3Stepより)



ワインセラーパリ16区より購入。2,380円。
抜栓日:2013年11月16日
コルク:Brecaの刻印。
液漏れ:シミあり、液漏れあり(;_;)
グラス:リーデルのボルドータイプを使用しました。
 
色:かなり濃い目の、ルビーパープル。というか、ほとんど紫色。深いながらもフレッシュな色合いで艷やかです。グラスのそこは見えません。
エッジ:しっかり、タップリと色づいています。
脚:結構な粘調度。ディスクも厚いです。
 
香り:濃い香り。プルーン、ブラックチェリー、カカオの香り。黒糖のような感じもあります。とても濃い。スワリングするとスパイシーなニュアンスも出てきます。なかなかいい香り。また、オリーブのちょっと塩っけのある感じの香りもあります。時間がたってもぜんぜんへこたれませんね、これ。娘さんは「オイスターソースの匂い。ポン酢の匂い」と表現。なるほど、わかるわそれ。そんな感じ、あります。スペインの濃い系のワインの香りですな。
 
タンニン:歯茎というより頬の粘膜にまとわりつくようなフレッシュなタンニン。しかし、このタンニンがコーヒーの苦味のような要素を作り出しています。これがこなれてくるとまた面白い味わいになりそう。
  
味:とても、濃い、深煎りコーヒーのような感じ。密度の濃い味わい。果実味というか、紫の果実を絞り出したというか、そんな味わいで、しかし、とても綺麗にのどまで流れていきます。ミネラル感もそこそこしっかりとしています。アフタにもややスモーキーなニュアンスと、熟した干しぶどうのような感じが混ざりあって、鼻の奥に、結構長い間舞い上がってきます。口の中にのっぺりとした感じがありますが、決してしつこくないです。ママちゃんは、これ飲んで、「スペインのワイン」と即答! いやいやびっくり。ある意味なにも教えないで飲ませているので、彼女のブラインド力は半端ないかもしれません。
今日は、北斗ポークのロースを味醂と醤油で味付けして焼いて食べたのですが、これ、マリアージュよかったです。むしろ、ワインのほうが強かった。脂っぽい料理でも、ぜんぜんワイン負けないと思います。

液漏れ、なんのその、ってかんじです。

2日目もほぼ変わることなく美味しくいただけました。


Dierberg Pinot Noir Santa Maria Vallay 2009

2013-10-17 00:00:00 | アメリカ
Dierberg Pinot Noir Santa Maria Vallay 2009
Dierberg Pinot Noir Santa Maria Valley 2009
ピノ・ノワール・サンタ・マリア・ヴァレー[2009]ディアバーグ・ヴィンヤード

オーガスタ・ゴルフ・クラブでサーヴされている絶品ピノ!

ディアバーグ ピノ・ノワール サンタ・マリア・ヴァレー(赤)
上級者お薦め 高評価 店主絶賛 ビオ アメリカ
ディアバーグ・ヴィンヤード
ピノ・ノワール
サンタ・マリア・ヴァレー 06(赤)

Dierberg Vineyard Pinot Noir Santa Maria Valley
生産地:アメリカ カリフォルニア州 サンタバーバラ郡 サンタ・マリア・ヴァレー 品種:ピノ・ノワール
格付け:-----   飲み口:フルボディ

「スター・レーン カベルネ・ソーヴィニヨン」

オーパスワンをも打ち負かしたこの逸品はとどまるところを知らず、リピート注文がどんどん来ています。
このリピートの多さも実力を物語っていると言えるでしょう。

そのスターレーン、実は、映画「サイドウェイ」でカリフォルニア・ピノ・ノワールの名を一躍有名にさせたサンタ・バーバラでも、すごいワインを造っているんです。

今回ご紹介する「ディアバーグ」は、スター・レーン・ヴィンヤードのオーナー、ジム・ディアバーグ氏が、最高品質のピノ・ノワール&シャルドネを作るべく銘醸地サンタ・マリア・ヴァレーで1996年にスタートさたプロジェクトなのです。

世の中はゴルフ界の新星、石川遼君の話題でもちきりですが、2009年のマスターズ期間中「オーガスタゴルフクラブ」で提供されたワインです。(2008年にも05年ヴィンテージが提供されました)

【輸入元資料より】----------

サンタ・バーバラ郡サンタ・マリア・ヴァレーは、世界を代表するブルゴーニュ品種の銘醸地。冷たい海風や霧の影響でカリフォルニア随一の冷涼な産地であり、世界的にも最もブドウの生育・成熟期間が長い産地として知られています。

アラスカから押し寄せる寒流によって冷やされた海水がサンタ・バーバラに到達するのは真夏の8月頃。
この結果、海上から吹き付ける冷たい風が温度を下げ、ブドウは世界で最も長い成熟期間を得て熟していくことになります。

冷涼ではありますが日中はカリフォルニアの太陽の恵みを存分に得る事ができ、完熟果実の旨みや凝縮感溢れる果実味等、バランスの良いブドウを形成させてくれます。そして夜間に温度がぐっと下がることから色鮮やかで酸の整ったブドウを育んでくれます。

ブドウ畑を細かな区画に分け、有機的栽培方法で様々なクローン※別に畑を管理。
現在ではビオディナミを試験的に行い、将来的には完全な自然派への移行を視野に入れブドウ栽培に取り組んでいます。----------


ピノ・ノワールとしては濃い色調、暗めの赤。
香りには、ピノ・ノワールらしくチェリーやラズベリーのような赤い実を思わせる甘酸っぱい香りとともに、インクのようなニュアンスさえ感じられるところからも、並のピノ・ノワールではないことが伺えます。

味わいは大変濃厚。
ピノ・ノワールらしからぬパワフルさがあるのに、まぎれもなくピノ・ノワールの味。相反する表現なのですが、実際にお飲みいただければ、必ずやこの意味をお分かり頂けると思います。
太陽の日差しと、針葉樹の深く暗い森を同時にイメージするような不思議な感覚なのです。

しっかりした骨格を持つ赤で、豊かな果実味の肉付き、力強い骨太のタンニンに、ピノノワールとしての存在感を表す美しい酸。それに加えて良質の紅茶を思わせる、繊細なフレーヴァーを併せ持ちます。
余韻が大変長く、ワインに文字通り酔いしれてしまいます。

余談ながら、このワインを飲んだ時、「ベルサイユのばら」を読んでいた私(笑)、「これはマリア・テレジアだ!」と思いました。
「凛とした強さを持つ、高貴で立派な女性」というイメージです。

自然酵母により醗酵。228lのフレンチオーク樽で17ヶ月熟成(75%新樽)。
軽いラッキングを行いノンフィルターでボトリング。
単位収量は約30hl/ha。

本当に素晴らしいピノ・ノワール。
ピノ・ノワールファン、カリフォルニアファンと言わず、ワインを愛する全ての人に飲んで頂きたい逸品です。

このワインの2005年ヴィンテージは「ワインスペクテイター2008 年間トップ100」の49位を獲得しています。


※クローン 「クローン牛」「クローン羊」などのように、科学的な遺伝子操作で作ったものではありません。
同じ葡萄品種の中でも、それぞれの特徴に優れた葡萄樹を株分けして作ったものです。
Happy Wineより)




ディアバーグ(スターレーン)・ピノ・ノワール[2009]年・サンタ・マリア・ヴァレー・ディアバーグ・ヴィンヤード
DIERBERG Pinot Noir [2009] Santa Maria Valley
カリフォルニア ピノノワール ファン大注目!ワイン王国2009年11月号「ピノ・ノワール世界対決40本勝負」にてワイン インスティテュート オブ カリフォルニア駐日代表である堀賢一氏がこのワインを推薦!2005年ヴィンテージはワインスペクテーター誌2008年“TOP100”の第49位に選ばれた究極ピノ・ノワール!世界最高峰のゴルフトーナメント「マスターズ2009」オーガスタゴルフクラブで、このスターレーン&ディアバーグのこのワインが今年もサーヴされました!サンタ マリア ヴァレーのピノノワール100%をフレンチオーク樽で17ヶ月熟成(新樽75%)!複雑さとパワーを表現しながらもエレガントなフレームが特徴!クラシックな紅茶の葉、森の大地、ジビエのフレーバー!独特なストラクチャーが特徴の究極辛口ピノノワールが少量入荷!
ディアバーグ(スターレーン) ピノ ノワール[2009]年 サンタ マリア ヴァレー ディアバーグ ヴィンヤード


2005年ヴィンテージが08年
ワインスペクテーターTOP100中49位!
世界最高峰のゴルフトーナメント
「マスターズ2009」期間中
オーガスタ・ゴルフクラブで
サービスされたワインがこれ!!

ワイン王国2009年11月号
「ピノ・ノワール世界対決40本勝負」でカリフォルニアワインインスティテュートの駐日代表である堀賢一氏が推薦!!
約束された大地から醸造家と栽培家の研ぎ澄まされた感性と経験が産み出す、絶妙なバランスのピノ・ノワール!

2005年ヴィンテージで一躍カリフォルニアトップカベルネの仲間入りを果たした、スター・レーン・ヴィンヤードのオーナー“ジム・ディアバーグ氏”が同じく最高品質のピノ・ノワール&シャルドネを作るべく銘醸地サンタ・マリア・ヴァレーで1996年にスタートさたプロジェクト。

ブドウ畑を細かな区画に分け有機的栽培方法でクローン別に畑を管理しそれぞれのテロワールが見事に現れたブドウから産まれるワインで高い評価を得ています。現在ではビオディナミを試験的に行い将来的には完全な自然派への移行を視野に入れブドウ栽培を取り組んでいます。2008年にはシラー&ピノ・ノワールがスターレーンブランドのカベルネソーヴィニヨンと共にマスターズの期間中「オーガスタゴルフクラブ」で提供されるなど国際舞台で華やかなデビューを果たしています。

【醸造家:ニック・デ・ルカ】
カリフォルニアの名門フィッシャーやウィリアムズ・セリエム、ニュージーランドなどで経験をつみ現在に至る。2008年サンフランシスコ クロニカル新聞で取り上げられるなど注目を集めるホープ。

【サンタ・マリア・ヴァレー】
世界を代表するブルゴーニュ品種の銘醸地。冷たい海風や霧の影響でカリフォルニア随一の冷涼な産地であり、世界的にも最もぶどうの生育・熟成期間が長い産地として知られています、アラスカから押し寄せる寒冷によって冷やされた海水がサンタ・バーバラに到達するのは真夏の8月頃。この結果、会場から噴きつける冷たい風が温度を下げ、ブドウは世界で最も長い成熟期間を得て熟していくことになります。

冷涼ではありますが日中はカリフォルニアの太陽の恵みを十分に得ることができ、完熟果実の旨味や凝縮感あふれる果実味等、バランスのよいブドウを形成させてくれます。そして夜間に温度がぐっと下がることから色鮮やかで酸の整ったブドウを育んでくれます。
夏の平均気温(昼:23度 夜間:12度)土壌:砂の多いローム質土壌。
・畑
 小高い丘が連なる丘陵地でこの産地では珍しくサンタ・マリア川の南側に位置し北向きの斜面に畑があります。この結果、葡萄の成長・成熟期間は長くなりディアバーグ独自の個性を作り上げます。
・ピノ・ノワール
 ローム質が多く、比較的重たい土質の土壌は、他のサンタ・マリア産PNに比べよりパワフルな骨格と風味のしっかりとしたピノ・ノワールを生み出します。

ディアバーグ・ピノ・ノワール2009年
■ ブドウ品種 : ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 : 10年  ■ 標高 : 31m
■ 畑の面積 : 44ha  ■ 単位収量 : 約30hl/ha
■ 株密度 : 2750本/ha  ■ 生産量 : 50400本
■ 収穫 : クローン毎では無く土壌毎に収穫(幾ブロックにも及ぶ)
■ 熟成 : フレンチオーク樽にて17ヶ月<新樽75% 228l>

約束された大地から醸造家と栽培家の研ぎ澄まされた感性と経験が産み出す、絶妙なバランスのピノ・ノワール。パワフルでリッチ且つテロワールが漲ってくる1本。2005年ヴィンテージが2008年ワインスペクテーター100中49位に選ばれました!

約23.5ブリックスになると収穫。その後5日かけて収穫し最後は25ブリックス程となる。収穫後はブドウを厳選。骨格を持たせ醗酵を均等に促すために茎を少し多めに入れ混醸。栄養剤として酵母は添加せず小量だが亜硫酸を醗酵時に添加。醗酵は自然酵母により約18日かけて実施。MLFは行わず醗酵の第二段階をバリックの中で行う。フレンチオーク樽にて17ヶ月熟成(75%新樽)。軽いラッキングを行いボトリング。<ノンフィルター>


▼ テイスティングコメント
ディアバーグの畑の複雑さとパワーを表現しながらもエレガントなフレームが特徴のヴィンテージとなった。真っ直ぐでクラッシクな紅茶の葉を想わせるデリケートなアロマにラズベリー、森の大地や独特のストラクチャーを持つ。10年以上の熟成でさらにその美しさを目覚めさせるだろう。


▼ ワイン王国2009年11月号「ピノ・ノワール世界対決40本勝負」で堀賢一氏が推薦!!
本号では世界のピノ・ノワール対決と題した企画が行われ、合計40本のアイテムの中からワイン インスティテュート オブ カリフォルニア駐日代表である堀 賢一氏が堀氏を含むプレゼンター4名がBEST5を推薦。ディアバーグ ピノ・ノワールは堀氏お勧めワインとして大きく1ページで紹介されました。


【堀氏コメント(本誌抜粋)】

ブルゴーニュ品種の栽培実績を挙げてきたサンタ・マリア・ヴァレー。この地で育ったピノ・ノワールがパワフルな骨格としっとりした風味をあわせ持っていることがわかる一本。この価格で楽しめるのは幸せです。


【記事より抜粋】

最初にやや動物的なニュアンス。赤いフルーツ、シナモン、ハーブといった香りが次々と・・・。5000円という価格でこんな力強さが表現されているのは、すごい!

よく熟した果実味が感じられるのに、果熟のニュアンスがないところが素晴らしい。樽からの風味もよく乗っていて、複雑な味わい。酸味も豊か。アルコールのボリュームを感じるのに、熟度や酸味がしっかりしているせいか、モタッとした感じがない。多くの要素が高いレベルでバランスをとっている。
うきうきワインの玉手箱より)



Dierberg Vineyard
【ディアバーグ ヴィンヤード】
ワイナリーの所在地:1280 Drum Canyon Rd. Lompoc, CA 93436, U.S.A.
畑の面積:自社畑 64.75ha
平均年間生産量:67,200本

世界に誇るブルゴーニュ品種の銘醸地サンタ・バーバラの名門
2005年ヴィンテージで一躍、カリフォルニア トップカベルネの仲間入りを果たしたスターレーン ヴィンヤードのオーナー“ジム&マリー ディアバーグ夫妻”が同じく最高品質のピノ・ノワール&シャルドネを造るべく銘醸地サンタ・マリア・ヴァレーで1996年にスタートさせたプロジェクトです。ブドウ畑を細かな区画に分け自然派の一つ、サステーナブル農法を用いて他では類を見ない程多くの厳選クローンを使用しブドウを栽培しています。樹齢こそ若いものの様々なクローンの組み合わせにより、テロワールが見事に表現されたディアバーグ独特の深みのある味わいを産み出し高い評価を得てきました。
2008年にはシラー&ピノ・ノワールが、また2009年はピノ・ノワールがスターレーンのカベルネ・ソーヴィニヨンと共にマスターズ・ゴルフ・トーナメント開催中「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」で提供されるなど国際舞台で華やかなデビューを果たしました。また、シラーは2012年5月にアメリカで開催されたG8(主要8か国首脳会議)とNATOサミット後の晩餐会でアメリカ産唯一のシラーとしてメインコースの
ステーキ料理と共にサービスされました。

サンタ・バーバラの類まれなるテロワール
サンフランシスコから南に約500kmの地点に位置するサンタ・バーバラ州。この地は南北アメリカ大陸で唯一山脈が東西に走る珍しい地形環境を持ちます。南側からは高い山脈が壁となり太平洋の影響を受けず、西側からのみ冷たい霧風が大陸に吹き込んできます。
この結果、冷たい霧風は午前10時半頃まで西側の沿岸部の畑に停滞し、午後2時過ぎ頃から東の内陸部へ移動し翌朝早くにまた西の海へと戻っていきます。ディアバーグの畑がある沿岸部のサンタ・マリア・ヴァレーでは1日を通して非常に冷涼で、ブルゴーニュ品種にとって最適の環境が揃うことからシャルドネとピノ・ノワールを栽培しています。
一方、スターレーンシリーズとディアバーグシリーズのシラーが産み出される畑は、ずっと内陸部に入ったサンタ・イネズヴァレー(南東部)に位置し、海からの影響が少なく冷たい霧が到達する午後過ぎまで十分な日照量に恵まれ温暖な気候下での栽培が可能となっています。スターレーン(ボルドー品種)、ディアバーグ(シラー)は標高200-500m程の所で栽培され、標高の低い地帯(シラーやソーヴィニヨンが栽培される)は霧の影響や風の影響を比較的受けやすく冷涼ですが、ボルドー品種が栽培される地区は標高が高く一番標高の高い地帯には霧も届かないことから寒暖差はあるものの、ボルドー品種(カベルネ)の生育に必要な最適な気温帯が一日を通して存在します。沿岸部のサンタ・マリア・ヴァレーから東のサンタ・イネズ・ヴァレーまでの距離はたった32kmほどしか離れていませんが、気温差は8度程という大きな違いがあります。

醸造とクローンへのこだわり
●ピノ・ノワールは合計12種以上のクローンから産み出されます。これだけ多くのクローンを使用する蔵はほとんどありません。使用するクローンは大きく分けてディジョンクローンとヘリテージクローン(別名スーツケースクローン)と呼ばれる本場ブルゴーニュの銘醸畑から持ち込まれたクローンです。それぞれのクローンは異なった特徴を持ち、テロワールの反映の仕方も様々です。
●シャルドネに使用するクローンは5種程。主にカリフォルニアの高級ワインにも使用されるウェンティやオールド・ウェンティを使用します。ウェンティクローンは小粒で凝縮した酸高いブドウをつけます。これだけの美しい酸と果実味を持つディアバーグ畑のシャルドネには、樽が重くなりすぎないようにカリフォルニアでは非常に珍しい大きめの400Lの樽を使用します。また、乳酸菌発酵(MLF)も極力行わないようにコントロールし酸を引き出しています。
(最大でも10%まで)ワインは引き締まった酸を持ち、バトナージュによって生み出された複雑味とボディが飲み手を至福の時間へ誘います。
●シラーが産まれるサンタ・イネズのスターレーンの畑は砂利や岩が多く含まれ、ミネラル豊かなブドウが育ちます。また山岳地帯であるため、収量は自然と少なくなりますが逆に非常に小粒の濃厚なシラーを産み出します。ワインはフリーランジュースを使用するため嫌な苦みやタンニンが一切ありません。醸造に用いられる樽もできるだけ樽が前に出ず、うまく混じりあうように600Lの旧樽が使用されています。樽はあのギガル(仏)が購入しているトロンセーの樽業者から購入しています。


ワイナリー名 Dierberg Vineyard
ディアバーグ ヴィンヤード
ワイン名 Pinot Noir Santa Maria Valley
ピノ・ノワール サンタ・マリア・ヴァレー
ヴィンテージ 2008
品番 642814 バーコード 4997678428143
原産国 アメリカ 地方 カリフォルニア
地区 セントラル・コースト 村 サンタ・バーバラ
品質分類・原産地呼称 サンタ・マリア・ヴァレー A.V.A.
格付
品種 ピノ・ノワール 100%
醸造・熟成 熟成:オーク樽熟成 17ヶ月(新樽 75%)
年間生産量 50400 本 栽培面積 44ha
平均収量 樹齢 10年
土壌 砂質ローム土壌
希望小売価格(税別) 5,000円
容量 750ml 入数 12
種類 赤ワイン 色 赤
味わい フルボディ 飲み頃温度 16℃

コメント 紅茶の葉を想わせるデリケートなアロマとラズベリーなどの果実味、そして森の大地、時にはジビエなどのニュアンスも感じさせる独特のストラクチャーが特徴。
オーガニック等の情報 サステーナブル農法 オーガニック認証機関
ワイン・スペクテーター得点 ワイン・アドヴォケイト得点
コンクール入賞歴
海外ワイン専門誌評価歴 (2008)「ワイン・エンスージアスト」 90点
国内ワイン専門誌評価歴
モトックスより)




割田屋より購入。4,179円。


Martinborough Vineyard Pinot Noir 2009

2013-10-16 00:00:00 | ニュージーランド
Martinborough Vineyard Pinot Noir 2009
Martinborough Vineyard Pinot Noir 2009
マーティンボロー・ヴィンヤード ピノノワール[2009]
マーティンボローヴィンヤード
Martinborough Vineyard

ニュージーランドにおけるトップクラスのピノ・ノワールで
評価を得ているワイナリー

マーティンボローの町に1980年設立されたのが、このマーティンボロー・ヴィンヤード。この地域は、1978年にニュージーランド政府が行った気候の調査では、ブルゴーニュ地方との共通点が見出された産地でもあります。

このマーティンボロー地域のモットーは、ブルゴーニュ地方の小規模なドメーヌの姿勢にも通じる、“手づくりのワイン”ということにつきるが、そのため完全に量より質の姿勢を貫いています。

そして、マーティンボローヴィンヤードはこの地域のパイオニアのワイナリーの一つであり、また高品質なピノノワールの生産地として、世界にニュージーランドの名を知れ渡らせたのがワイナリーです。
その実力は、地域名をそのままワイナリー名にしていると言うことからも、代表するワイナリーとしてふさわしい事がよく分かります。

栽培も環境に配慮した、オーガニックに近い方法を採用しており、21ヘクタールの畑の半分以上にピノ・ノワール種が、残りにシャルドネ、ピノ・グリ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング種が植わっていますが、それらの多くは設立時に植付けたもので、樹齢も20年を越え現在ちょうどいい按配となっています。またピノ・ノワール種のクローンは1種類ではなく、本場ブルゴーニュのものも含め10種類にもおよんでいます。

収穫は当然手摘みですが、選果もしっかりおこない、収量は低く抑えています。つくりの面では、発酵において野生酵母の使用、人手によるピジャージュ等、まさに手づくりといえるワインを生んでいます。

マーティンボロー・ヴィンヤード ピノノワール[2009](750ml)赤 Martinborough Vineyard Pinot Noir[2009]

マーティンボローのモットーは、ブルゴーニュ地方の小規模なドメーヌの姿勢にも通じる、”手づくりのワイン”ということにつきるが、そのため完全に量より質の姿勢を貫いている。栽培も環境に配慮した、オーガニックに近い方法を採用し、また、21ヘクタールの畑の半分以上にピノ・ノワール種が、残りにシャルドネ種等の白品種が植わるが、それらの多くは設立時の植付けで、樹齢も20年を越え現在ちょうどいい按配となっている。伝統的なピノ・ノワールのアロマ、スィートチェリーの果実香やオーク樽のニュアンス、香ばしい土の香りが層を成している。ヴェルヴェットのようなタンニン、凝縮した果実味と長い余韻が楽しめる。
オンラインWassy'sより)





[2009] Martinborough Vineyard Pinot Noir - Martinborough Vineyard
マーティンボロ ヴィンヤードピノ・ノワール - マーティンボロ ヴィンヤード

私のテースティング・コメント『09は暑い年なんですが、色合いは淡いですね。バニラ、ストベリー・リキュール のような印象です。タンニンも強く現時点では、ちょっと刺激的です。 全体の印象は、若々しさよりも、少し熟成したような印象を受けます。 他の09とはちょっと違う印象です。もう少し時間をかけて飲んでみたいと 思います。』
■ニュージーランド ピノの先駆者の一人 マーティンボロ・ヴィンヤード
【 Martinborough Vineyard マーティンボロ・ヴィンヤード 】
ニュージーランドで最上級のピノノアールによるワイン造りに成功した ワイナリーの代表です。
1980年に創立され1986年にラリー・マッケナ氏が醸造を担当してから 91年~94年までの全ての年でオーストラリア・ナショナル・ワイン・ショーで 金賞を受賞しています。

どもワインもマーティンボロらしく、果実の凝縮した、こくのあるワインです。
一時、調子を崩していましたが、このところ復活してきました。

 ミディアム・赤
2009年は暑く濃縮した年です。しっかりとした輪郭があり 飲み応えの有る果実味に富んだピノです。
(アサヒヤワインセラーより)




Martinborough Vineyard Pinot Noir 2009
(マーティンボロー・ヴィンヤード・ピノ・ノワール 2009年)

マーティンボローの大御所ヴィンヤードの主力ワインです。ニュージーランドでもスーパークラシックにランク付けされているお墨付きワインです。

マーティンボロー・ヴィンヤードは、1980年にその最初となるシャルドネ種を植えてから、マールボロー地区のもっともぶどう栽培に適した地区でその名を世界に知らせしめる程になりました。その影には、一つ一つのぶどうを手作業によって摘み取り、房ごとプレスにかける手間と努力があります。

28歳を越えるぶどうの木から取れた実をフレンチオークで一年以上成熟させました。はっきりとしたプラムやスパイスの味は濃縮でパワフル、タマリロやハーブのヒントの中に落ち着いたタンニンを感じることが出来ます。

まさにマーティンボローを代表するワインと言えます。

ワイナリー名 Martinborough Vineyard
タイプ 赤ワイン
味 辛口
ボディ フル・ボディ
ぶどうの種類 ピノ・ノワール
収穫年/ヴィンテージ 2009年
飲み頃 現在~2020年まで
産地 Martinborough
この料理と合わせる 白肉料理、赤肉料理、中華料理、和食、単独で
NewZealand WINES.co.nzより)




オンラインWassy'sより購入。4,410円


Karia Chardonnay Stag's Leap Wine Cellars 2011

2013-10-15 00:00:00 | アメリカ
Karia Chardonnay Stag's Leap Wine Cellars 2011
Stags Leap Wine Cellars Karia Chardonnay 2011
スタッグス リープ ワイン セラーズ カリア シャルドネ[2011]
スタッグス リープ ワイン セラーズ “カリア” シャルドネ[2011]年 フレンチオーク樽8ヶ月熟成(ワインメーカー ニッキ プリュス) 正規代理店輸入品!
ステファン・タンザーIWCで90点!
1976年の「パリスの審判」 事件でムートンやオー・ブリオンを破り、見事第一位に輝いた「スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ」による、しなやかで優美!
カリア・シャルドネのスタイルを反映した究極辛口白ワイン!!

「偉大なワインに共通する性質は3つのR。それは熟度(Ripeness)リッチさ(Richness)、抑制(Restraint)で、これらは世界普遍のものであり、特定産地の特長を超越している」。
同時に、SLWCも、熱狂的なファンを世界中に持つに至った。

ワイナリー・セラー庫・セラードア
ワイナリーは至ってシンプル。小箱で受け入れたぶどうは、MOGシステムにより、果実そのものの表現を最大化する仕組みがとられ、醸造設備は最小限の醗酵・熟成の仕組みのみが具えられている。
一方で、山をくりぬいて造られた熟成庫は、優れたワインを静かに眠らせる完璧な環境を具えながら、一つの芸術作品としての側面も持つ。スペインの建築家ハビエル・バルバによる、ガウディ調の外観。中央部には17世紀の星図作者、アンドレ・セラリウスの「大宇宙の調和」など、ワインづくりの伝統と密接に関連したテーマが、美しく表現されている。
併設されたテイスティングルームはホスピタリティあふれ、世界中からワインファンが集い、テイスティングをしながらくつろげる空間になっている。その気取らないスタイルこそが、40年間にわたって愛好家を魅了してきた理由の一つとも言える。

ヴィンヤード
<Fay Vineyard>
1961年、カリフォルニアの葡萄栽培の先駆者、ネイサン・フェイ氏によって創設。スタッグスリープ・ディストリクトAVAで最初にカベルネが植えられた畑。
フェイ氏は翌年現在のSLVを取得。当初は農場として使用していた。
1986年、フェイ氏引退に伴い、スタッグスリープワインセラーズ(ウォレン・ウィニアルスキ)が畑を取得。CS:約26.5Ha 樹齢8年-24年
プティ・ヴェルド:約0.2Ha 樹齢22年

<Stag's Leap Vineyard>
1970年にぶどうが植えられ、たった3年のうちに「パリスの審判」で世界を驚愕させたワインを生み出した畑。
今でもカリフォルニアトップクラスのワインを生み出す銘畑として、確固たる名声を保ち続けている。
CS  …約14.1Ha 樹齢:12-40年
メルロ…約0.61Ha 樹齢:15年

<Arcadia Vineyard>
ヴァカ山脈・マウントジョージの麓に広がる52Haの畑。元はガーギッチ・ヒルズ・セラーの所有でオリーヴ・ヒルと呼ばれ、優れたソーヴィニヨン・ブランとシャルドネを生み出したていたこの畑を、1996年にSLWCが取得。
「アルカディア」はローマ時代の詩人、ヴェルギリウスが楽園とたたえたギリシャの田園地帯の名に由来する。取得後、ぶどうは植え替えられ、SLWCの「アルカディア・シャルドネ」、「カリア・シャルドネ」の供給源として重要な役割を果たす。
小石の多いシルトローム(沈泥質壌土)で、古くは湖だった、カルシウム分を多く含む土地。気候はナパ南部のこの場所としては冷涼。
溌剌として、引き締まったミネラル感を具えた

つくり手
ニッキ・プリュス Nicki Pruss
Wine Maker
カリフォルニア出身。もとはシカゴで手足治療の医師を務める傍ら、趣味のビールづくりを楽しんでいたが、1995年にヨーロッパ自転車旅行でワインの魅力に取りつかれ、帰国後ぶどう栽培とワインづくりを学ぶ。
'98年にSLWCに参画、2005年にワインメーカーに任命された。単一畑シリーズの伝統を受け継ぐ一方で、アルテミス(ナパ・ヴァレーCS)やソーヴィニヨン・ブランのリリースなどの新しい取り組みにも挑戦し、成果を挙げてきた。


“カリア”・シャルドネ2011年
ブドウ品種:シャルドネ100%
生産地域:カリフォルニアAVA: ナパヴァレー

“KARIA(KAR-ee-ah)”はギリシャ語で「優雅さ」を表します。ナパ・ヴァレー南部の冷涼な気候を反映し、しなやかで優美これがカリア・シャルドネのスタイルと言えます。
アルカディア・ヴィンヤードやオークノルのB.R.Vカーネロスの優良畑を中心に、サン・パブロ湾の冷涼な風を受け、爽やかな酸味を具えたシャルドネが選ばれる。
発酵は70~80%を樽、残りをステンレスタンクで行い、8~9ヶ月間フレンチオーク樽(新樽比率約30%)で熟成させます。

桃やリンゴ、レモン、トロピカルフルーツ、海風が運ぶトロピカルフラワーなど、豊かな香りに溢れています。


“The Iron Fist in the Velvet Glove”
(ヴェルベットの手袋に包まれた鉄の拳)
この言葉がSLWCのスタイルを現す。すなわち、熟成感と抑制、やわらかさと構成、そして比類なき美しさと長熟の力を裏付ける完結性。これらの要素を、持続的に追求するため世界でも類を見ないほど精緻で、慎重な注意が払われ、ぶどう栽培からワインづくりがなされる。
インターナショナルワインセラーで90点獲得!
うきうきワインの玉手箱より)




KARIA CHARDONNEY カリア・シャルドネ
アメリカ カリフォルニア

スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ / STAG'S LEAP WINE CELLARS 2011年 白 750 ml

ボルドーの1級シャトーを抑え1位に輝いたワイナリー。
アメリカを代表する“スタッグス・リープ”、しなやかで優美なスタイルのシャルドネ!

スタッグス・リープ・ワインセラーズは、シカゴ大学で講師を勤めていたウォレン・ウィニアルスキ氏が、フェイ・ヴィンヤードの元所有者であるネイサン・フェイ氏と出会い、1970年にスタッグス・リープ・ヴィンヤードを取得。
1972年に醸造所が完成し、コンサルタントにアンドレ・チェリチェフ氏を招きました。

設立後間もない、1976年5月には後に「パリスの審判」と呼ばれる、アカデミー・デュ・ヴァン主宰のフランス対カリフォルニアのテイスティングでシャトー・ムートン・ロスチャイルドやシャトー・オー・ブリオンを抑え、見事1位に輝いたのが、スタッグス・リープ・ワイン・セラーズの“Stag’s Leap Wine Cellars Cabernet Sauvignon 1973”でした。

1973年はスタッグス・リープ・ワイン・セラーズにとってファーストヴィンテージ、しかも樹齢わずか3年のワインが起こした「歴史的瞬間」としてフランスワイン界を震撼させ、アメリカを始めとしたニューワールドのワイン界に歓喜と勇気を与えました。

2007年にはカリフォルニアのサン・ミッシェル・ワイン・エステーツと、イタリアのアンティノリが共同で所有を開始。
2011年にはオバマ大統領が英国女王とフィリップ王子を招いた晩さん会でサーブされるなど、今やアメリカを代表とするワイナリーの一つとなっています。

“STAG'S LEAP”とは、stag=牡鹿、leap=飛ぶを意味し、ネイティブアメリカンがこの地で生活していた時代、狩猟で追い込んだ牡鹿が谷を飛び越え逃れたという逸話に由来。
ラベルにも描かれている牡鹿は「勇気・雄々しさ・躍動感」の象徴で、ワインのスタイルとしても表現されています。

畑の管理は、グレイスファミリーの一族で自然の力を応用した病虫害対策においてカリフォルニアで第一人者と言われている、カーク・グレイス氏が栽培責任者として行っています。
畑は区画毎に管理され、畝間にその土地に最適な草を植え土壌の改善や益虫を集めたり、灌漑による適量の給水とこまめなキャノピーマネジメント(摘芯や除葉など)により日照を良くし、畑の健全化を図っています。

醸造に関しては、1998年からスタッグス・リープに参加し、2005年にワインメーカーに任命された
ニッキ・プリュス氏を中心として行っています。
醸造所は重力に沿って醸造過程が進むグラヴィティシステムを採用、発酵時に出るブドウの搾りかすを手作業で取り除くなど、果汁に出来る限りストレスをかけない造りをしています。
熟成にはフレンチオークを100%使用しています。

こちらのカリア・シャルドネ、カリア“KARIA(KAR-ee-ah)”とはギリシャ語で「優雅さ」を表します。
スタッグス・リープが所有するクオリティの高い繊細なシャルドネを生む事で知られるアルカディア・ヴィンヤードやオークノル・ディストリクトのB.R.V、契約しているカーネロスの優良畑を中心に、サン・パブロ湾の冷涼な風を受けた、爽やかな酸味を具えるシャルドネが選ばれています。
発酵には83%を樽、残りをステンレスタンクで行い、8~9ヶ月間フレンチオーク樽(新樽比率約30%)によりシュール・リーで熟成されます。

桃やリンゴ、レモン、トロピカルフルーツ、ヘーゼルナッツ、海風が運ぶトロピカルな花のニュアンスなど、豊かな香りに溢れています。
口にふくむとほのかなキャラメルのアクセントに、バニラクリームやレモンを感じます。
ボリューム感のあるリッチな造りながら、エレガントでデリケート。
無駄のない造りに、スタッグス・リープの確かな実力を感じられる1本です。

ブドウ品種:シャルドネ 100%
エノテカ・オンラインより)




スタッグス リープ シャルドネ "カリア" ナパ・ヴァレー [2011] (正規品)

●知られざるスタッグスの高品質シャルドネ
'06年を以って【生産終了】となってしまった 『ナパ・シャルドネ』 に変わり、新たなラインナップに加わったのがこの 『カリア・シャルドネ』。カベルネで名を馳せるスタッグスですが、あまり知られていないのがスタッグス・シャルドネの素晴らしさ。輸入自体が無かったためしょうがないのですが、一部のコアなファンの方にしか知られていません。実際各メディアのスタッグスが造るシャルドネの評価を見ても

回ワイン&スピリッツ誌では過去全スタッグスのうち、最高スコア【93ポイント】を獲得するのは、Cask23を差し置いてシャルドネ。(アルカディアンVYD)
回ワインスペクテイター誌では実に17本ものシャルドネが90点以上を獲得。最高スコアは【93ポイント】(ナパ・リザーヴ)
回パーカー氏は「スタッグスの白ワインは、輝ける赤ワインの陰にいつも隠れてしまっているがしかし、昨今のビンテージではかなりの進化を見せていることは明白である。」と述べ、実際に何度か90ポイント以上をつけています。
回ワインエンシュージアスト誌では3種のシャルドネで計6度の90点以上を獲得。FAYで4回、SLVでも5回を考えるとかなりの高評価。

と、カベルネに匹敵する非常に高い評価を得ているのです。ナパ・シャルドネからカリア・シャルドネに生まれ変わった最大の変更点は、使用葡萄の構成。これまでナパ各地からの買い付け葡萄を主体に、若干の自社栽培の葡萄を加えている程度でしたが、今作カリアからはスタッグスが所有する 『B.R.V.ヴィンヤード』 と、そしてスペクテイター、W&S誌、WE誌がいずれも最高90点をつけるスタッグス最高峰の単一畑を生む母体 『アルカディアン・ヴィンヤード』 のエステート・ヴィンヤードからの葡萄がメインとなり、そこへカーネロスのセレクト・ヴィンヤードからの果実をブレンドするという贅沢なパワーアップを果たしました。しかも2006年からヴィンヤード・マネージャーに加わったのは 『グレース・ファミリー』 のカーク・グレース。人にも葡萄にも贅を凝らして、なのに価格は据え置き…とは嬉しい限り。

スタッグス自ら「キス・オブ・オーク」と呼ぶように、木樽の使用比率を以前の7割程度から今作では83%まで上げ、より味わい深いシャルドネになりました。しかしその香りは洋ナシ、レモン・メレンゲなどのさっぱりしたものでコテコテしておらず、 クリスピーさを抱えたリンゴ、ナシ、シトラスのフレーバーが長く続き、後からやってくるジンジャーやココナッツのヒントと融合して面白い展開を見せます。リッチさはあるもののそれはデリケートであり、無駄な贅肉が感じられないところが、さすがはスタッグスの造り。

●日常楽しむ…というには少し高価な部類に入りますが、でも価値を考えるとむしろ安いのではないかと思います。
YANAGIYAより)



オンラインWASSY'Sより購入。3,339円。


Toscana Rosso Pino Noir Podere Concori 2009

2013-10-14 00:00:00 | イタリア
Toscana Rosso Pino Noir Podere Concori 2009
Podere Concori Pinot Noir 2009
IGTトスカーナ・ロッソ "ピノノワール" [2009] ポデーレ・コンコリ
ポデーレ・コンコリのオーナー、ガブリエーレ・ダ・プラートはもともと農業を営んでいたが、のちにガルファニャーナで最初のヴィニュロン(自らブドウ栽培、醸造、販売を行うワイン生産者)となった人物である。
戦後、現代食品産業が発達し、地域の農業が集中化する中、わずかな生産しかできないワイン生産は放置され、徐々にブドウ畑も消えていった。ガブリエーレがガルファニャーナの地でワイン造りができるのではないかと考えていたとき、周囲60kmの範囲にはひとつのワイナリーも、ワインもなく、トスカーナ一高いところにあるブドウ畑がどこであるかも忘れ去られていた。

1999年、ガブリエーレは父ルイージの志を引き継ぎ、ガルファニャーラとヴァッレ・デル・セルキオのワインに対するイメージを復活させながら、ワイン生産を行う活路を見出した。ガブリエーレはその後、4~5年の歳月をかけ、フィアットーニの丘陵でつくられるワインを、トスカーナワインのレベルにまでもっていくため行動を開始した。ワイン造りを始めた最初の年には、すでに良い結果を出すことに成功し、これがガルファニャーナで一番大きなクリュをつくるという彼のプロジェクトをさらに促進することとなった。彼の相談役である以上に友人でもある有名なエノロゴ、サヴェリオ・ペトリッリは、ガブリエーレがこの大きな試みに打ち込むことができる資質をもっていると確信していた。

畑では、収穫後すぐイネ科やマメ科の牧草の種をまく。これらは時に土が必要とする施肥となる。このとき地中のバクテリアの働きを活発化させることが大切であるため、プレパラシオン500番を用い、ボンベを背負い畑に散布していく。春が近づくとまた再度プレパラシオン500番の散布を行う。これにより畑は豊かな有機土壌へと変化していく。この方法で得られる土壌は安定性には欠けるが、非常に活性化される。これにより土壌そのもの、そして木々の根に活力と理想的な栄養分を与えることになる。活性化した土壌で育つ植物は、豊富な微生物の働きによってできるミネラル分を自分で摂取する。このような土壌は吸収がよく、また非常時に必要な水を蓄えておくこともできるのである。

ポデーレ・コンコリは、自然農法の実践、手を加えすぎないカンティーナ設備、土着品種の育つブドウ畑など、常に最良の環境を考えながら、独創的で人を惹きつける本物のワインを生み出しているワイナリーである。
白ワイン
IGT Toscana Podere Concori Bianco
トスカーナ ポデーレ・コンコリ ビアンコ
赤ワイン
IGT Toscana Melograno Rosso
トスカーナ メログラーノ・ロッソ
IGT Toscana Podere Concori Pinot Noir
トスカーナ ポデーレ・コンコリ ピノ・ノワール

ガイドブック評価
ガンベロロッソ ヴィーニ・ディタリア 2011
Toscana Melograno Rosso IGT 2008 2ビッキエリ
イ・ヴィーニ・ディタリア・レ・グイデ・デ・エスプレッソ 2011
Toscana Melograno Rosso IGT 2008 4ボッティリエ 17点
Toscana Podere Concori Pinot Noir IGT 2008 3ボッティリエ 15.5点
Toscana Podere Concori Bianco IGT 2009 2ボッティリエ 14点

【ワイナリー名】 Azienda Agricola Podere Concori ポデーレ・コンコリ
【所在地】 Loc. Concori 1, Fiattone - 55027 Gallicano (Lucca) TOSCANA
トスカーナ州ルッカ県ガッリカーノ市
【生産本数】 約4,000本
【所有畑】 約2.5ha
【ホームページ】 http://www.podereconcori.com
vino vino vino.comより)




ポデーレ・コンコリ

ピノ・ノワールをこよなく愛するトスカーナの大型醸造家
ポデーレ・コンコリ Podere Còncori

新井順子さんまたまた発掘!今度は…
ピノをこよなく愛するトスカーナの醸造家ガブリエール!

順子さんは、毎日毎日どれだけ忙しいのでしょうか。
日本、フランス、スペイン、そして…イタリア。

またまた素晴らしいワインを発掘してくれました!
イタリアワインファンは、必見です!

でも…イタリアらしさを求めるワインラヴァーさんにはちょっと…

このワインを造ってくれるのは、ガブリエール・ダ・プラート。
1969年11月4日生42歳。トスカーナ北部ルッカ生まれ。

1960年から代々農業を営んでおり、牛や野菜など育て色んな仕事 をしていました。1999年彼がその土地を継ぎ、ワイナリーを始めたのです。

お父様は内心、安定しないブドウ栽培だけのワイナリーには猛反対。
ですが、その反対を押し切って無農薬栽培で始めました。

標高が450mの高位に畑があるため、トスカーナでは珍しいピノノワールやシュナンブラン、ピノブランを栽培。フランスでも比較的涼しい地域の品種を選んだのです。

その栽培はロワールと同じく、1haに1,5m幅で6000本の苗木を植樹。
ブドウが成長するまで、地元のワイナリーで3年働き、その間フランスからバイオダイナミックの資料を取り寄せながら独自に勉強。

2007年にはバイオダイナミックの実践を開始。
2008年にデメテール(ビオディナミ農法の認証)を取得したのです。

総面積3.5haの畑は赤土を多く含み、標高の関係で段々畑がほとんど。 トラクターが使用できる畑はわずかで、ほとんど手作業だと言います。

彼は音楽大好き人間!
もともとジャズが好きで、休みの日は音楽人間に早変わり♪
畑への愛情表現のひとつはトロンボ-ンをブドウ達に聞かせる事です。

気が向くとトロンボーンを持ち出し、畑で一生懸命吹くのだそうですよ。
だから美味しいブドウが育ち、美味しいワインが誕生するのかもしれません。

ワインを輸入してくれた新井さんはこう言っています。

『2月のローマのサロンで、びっくりするくらい高品質なピノ・ノワールを試飲。
 そのワインが、ガブリエールのポデーレ・コンコリ。おまけに彼の住んでいる場所がルカ(Lucca)。
 ボワ・ルカ(Bois Lucas) の音と同じなので、どういう所か楽しみでした。』


ここルカは、オペラの作曲家プッチーニの生誕地でもあります。

そこは素晴らしいパノラマ。
8haが彼の敷地ですが、山に囲まれその中に家があるのです。

もちろん、8haは全て畑でなくその中の3.5haが畑。
地形的に機械作業が困難なのでほとんど手作業にも関わらず、それでもBIOを徹底実践。

山の上にある、ガブリエールの畑は太陽がさんさんですが…
畑が高位置にあるため気温が低く、綺麗で豊富な酸がブドウに残るのです。

その上、畑の状態がいいので、根が下に延のび土壌の天然ミネラルをワインに与えてくれるのです。

だからこの素晴らしいピノ・ノワールが誕生するって訳です

彼はバイオダイナミック農法の実践者。
そしてフランスのニコラ・ジョリー氏の本から色々と学んでいるようです。

彼の赤ワインはシラーもあります。
シラーというと皆様はローヌのワインを思いますよね?

ところが!彼のシラーはタイプがぜんぜん違います!
とってもミネラリィーで、エレガントで、シラーのイメージを覆します。

大昔のロワールのシラーが、こんな味わいだったのかもしれません。
「ええっ??ロワールのシラー???」って、声が聞こえそうです。。

1935年、INAOのAOC法が確立される前は、ロワールにもシラーが存在しました。
話はちょっと横道ですが、
当店でも人気の高いオーベルニュの、ピエール・ボージェもシラーを植樹しています。
まだまだ赤ちゃんなのでワインは存在しませんが、きっとこういう味になるのかなぁ。。。

皆様には、声を大にして言います。
とにかく召し上がってください!

新井さんがサロンでこのワインに出会い、即、輸入を決めた気持ちが
私もテイスティングをして1000%理解できました!

イタリアだとか、フランスだとか言わないでください。
もうもう、とにかく素晴らしく美味しいワインです!!!

まだ若いヴィンテージですので、時間をたっぷりかけてください。
少しずつ楽しんでいるうちに、30分も経ってくるとこのワインの持つ魅力がぐんぐんと現れます。

特に、ビアンコ。
見たこともないようなセパージュ。
開けたては、たった5%しか入っていないゲヴェルツが見え隠れするのです。
心地いい苦みとトロミ感。なんてボディ!?!時間が経つと、シュナンが全開!
「ロワールのモンルイだぁ!」と叫んだ私の感覚は、召し上がっていただければ解って頂けると。
まさに、イタリア未体験の世界が広がります。


ビオワイン:自然派
IGT トスカーナ・ピノ・ノワール[2009]ポデーレ・コンコリ Toscana Pinot Noir Podere Concori

これですこれ!これが新井さん一押しのピノ♪
順子さんがこれをローマで飲んだばかりに、遠い日本までやって来てくれなんです。

これを飲むと、イタリアのピノ・ノワールのイメージを根底から覆してくれます。
樹齢15年でこの味わいですから、毎年ブドウの成長と共に味わいが深くなるのが楽しみで仕方ないです。

香りは、熟成したアメリカンチェリーが浮かびます。
味わいは素直に美味しいです!液体は濃くボリュームもあり、酸が突出していないので、
結果バランスがこの上なく良いのです。

翌日の美味しさにはびっくりですよ。ぜひ2,3日かけて召し上がって下さい!

寝かせればガブリエールの大好きなフィリップ・パカレのワインになりそうな予感です。
天然アルコール度数13.40度。年間生産量1500本。

DATA
順子さんべた惚れトスカーナ大型醸造家
品種 ビオ/赤:ピノ・ノワール
TEC 熟成:225L樽で新樽は基本的に使いません
容量 750ml
産地 イタリア トスカーナ
リカーMORISAWAより)





Podere Concori ポデーレ・コンコリ

生産地域 : イタリア/トスカーナ
生産者名 : Gabriele Da Prato ガブリエール・ダ・プラート
生産者解説
Gabriele Da Prato ガブリエール・ダ・プラートイタリア・トスカーナで久し振りの大型醸造家とご縁がありました。
その名はガブリエール・ダ・プラート(Gabriele Da Prato)、1969年11月4日生41歳。トスカーナ北部ルッカ生まれ。
1960年からお父様が代々農業を営んでおり、牛や野菜等々色んな仕事をしておられました。彼が1999年にその土地を継ぎ、ワイナリーを創めました。お父様は内心は安定しない、葡萄栽培だけのワイナリーには反対でした。が、反対を押し切って無農薬で開始。
標高が450mの高位に畑があるため、トスカーナでは珍しいピノノワールやシュナンブラン、ピノブランと言ったフランスでも比較的涼しい地域の品種を選んだのです。その栽培はロワールと同じく1haに1,5m幅で6000本の苗木を植樹。葡萄が大きくなるまで地元のワイナリーSaverio Petrilliで3年働きました。その間フランスからバイオダイナミックの資料を取り寄せながら独自に勉強をし、2007年にはバイオダイナミックの実践を開始、2008年にデメテールの認証を取得。


段々畑総面積3.5haの畑は赤土を多く含み、標高の関係で段々畑がほとんど。トラクターが使用できる畑はわずかで、ほとんど手作業に近い農法です。
彼のコンセプトの1つに、音楽があります。もともとジャズが大好きで休みの日には音楽人間に早変わり。彼の畑への愛情表現の1つはトロンボ-ンを葡萄達に聞かせる事です。気が向くと畑にトロンボーンを持ち出し、一生懸命吹くのだそうです。だから美味しいワインが誕生するのかもしれません。
フィレンツェ空港からレンタカーでViareggioという海側に向かった高速道路E74を70km程走るとLuccaという町に到着です。今回の訪問はとても楽しみでした。何故なら2月のローマのサロンで、びっくりするくらい高品質なPinot Noirを試飲したからです。おまけに彼の住んでいる場所がLuccaとBois Lucasの音と同じなので、どういう所か楽しみでした。このLuccaという街はフィレンツェとピサの間にある、城壁に囲まれた歴史ある町で、美しい町並みや数多くの教会があり、中世の雰囲気を色濃く残しています。またルッカはオペラの作曲家、プッチーニの生誕地でもあります。街を抜け、ワイナリーのある山の方へ車を走らせると、山登りをするみたいに、どんどん奥地へ入っていきます。まるで登山にきたみたいです。ワイナリーに到着し、まずは畑に案内して貰います。

畑にてそこは素晴らしいパノラマ、8haが彼の敷地ですが、山に囲まれその中に家があるのです。そして8haは全て畑でなくその中の3.5haが畑を開墾している素敵なシチュエーション、とっても理想的な暮らしがありました。ざっと見てわずか3.5haの畑の仕事量は、ほとんど手作業で行う地形のため、その倍以上も畑面積が大きなBois Lucasの仕事量を大きく上回ります。それでもBioを実践しております。トスカーナはイタリアと言っても冬は寒く、暖炉が不可欠です。その上、山の上にある、ガブリエールの畑は太陽が燦燦と照りますが、畑が高位置にあるため奇麗な酸味が残り易いのです。その上、畑の状態が良いので、根が下に延び土壌の天然のミネラルをWINEに与えてくれるのです。だからこの素晴らしいPinot Noirが誕生するのです。 百聞は一見にしかず、畑を見ればどれだけその方が畑を守り、どうしてこういうワインが出来るのかは一目瞭然です。彼はバイオダイナミック実践者です。ですので色んな話が飛び交います。彼はフランスのニコラ・ジョリー氏の本から色々学んでいるようです。 ワイナリー訪問が終わり、彼の奥様が作ってくれた手料理でお昼ご飯です。 畑で採れたトマトで作ったソースのパスタです。Bioづくしのお昼でとても美味しかったです。ガブリエールが「日本はその後どうですか? 僕はどれ位のワインを寄付すれば良いのですか?」と聞いてきました。まだ取引が始まったばかりの生産者の方から寄付でもワインをお預かりするのは心苦しいのですが「有難うございます、それなら2ケースで十分です。」「了解しました、コスモジュンさんと初めてのワインを載せる時に僕の個人のストックから2ケースを混ぜて入れときます。」2月に会ったばかりで、まだ実質ビジネスが始まっていないのに、何て優しいのでしょうか…本当に感激です。 彼との話題はどうしてもPinot Noirになります。 私の畑にもPinot Noirを植えた事、私は本当はBourgogneで醸造したい事。 話はどんどん弾みます。「僕の一番好きなBourgogneのワインはこれです」 と彼の個人のセラーから何とPhilippe Pacaletのワインが出てきました。 「僕はこういうワインを作りたいんだ」全てが納得です。だから私はローマで彼のワインが一発で好きになったのだとわかりました。 彼の赤ワインはシラーもあります。その畑も見ました。シラーというと皆様はローヌのワインを思いますよね? 彼のシラーはタイプが全く違います。とってもミネラリィーな シラーでエレガントです。ロワールは大昔シラーという品種が植わっておりました。1935年のINAOのAOC法が確立される前です。その当時のワインを作りたくて、真面目なクルトワさんという有名なBIOの実践者がシラーを植えてINAOから抜く命令を受けた事がありあました。きっと昔のロワールのシラーは、ガブリエルが醸造したシラーの味がするのかもしれませんね。Aubergne地方のPierre BEAUGER氏もシラーを植樹しました。まだ赤ちゃんなのでワインは存在しませんが、きっとこういう味になるのかもしれません。

( 2011.4.16 第1回目 訪問 )


IGT Toscana Pinot Noir 2010
IGT Toscana Pinot Noir 2010 (トスカーナ ピノ ノワール)

話題のPinot Noir♪これをローマで飲んだばかりにここまでやって来たのです。はっきり言ってイタリアのPinotで美味しいと思ったワインはあまりありませんでした。でもこれを飲んで考えが大きく変わりました。イタリアのPinot Noirでは一番好きなワインです。樹齢15年でこの味ですから毎年葡萄の成長と共に味が深くなるのが楽しみです。発酵樽にてマセラシオンを行い、225リットルの樽で熟成。新樽は基本的に使いません。香は成程、Pinot NoirでなくPinot Nero、熟成したアメリカンチェリーの熟した香です。味わいは素直に美味しい、非常に濃くボリュームもあり、酸が嫌みなく構成されているので、結果バランスが良いのです。これは今飲むのは勿体ない。が、数が少ないので買って寝かせてから飲みたいワインです。投資用かもしれません。今はまだ若いけども、寝かせればガブリエールの大好きなPPワインになりそうな予感です。 天然アルコール度数13.40度。年間生産量1500本
COSMO JUNより)




MARUYAMAYAより購入。 4,179円。


Mas Borràs Pinot Noir Torres 2008

2013-10-13 22:45:51 | スペイン
Mas Borràs Pinot Noir Torres 2008
Mas Borras Pinot Noir Torres 2008
マス・ボラス ピノ・ノワール [2008] DOペネデスミゲル・トーレス
創業1870年 スペインを代表するワイナリー、トーレス
ミゲル・トーレス社はスペインのバルセロナ近郊に設立された、歴史ある家族経営のワイナリーです。 葡萄と土地の個性を反映した高品質なワイン造りで、世界中からスペインワインのリーダーと称されています。 トーレスはヴィラ・フランカ・デル・ペネデスに、ドン・ハイメ・トーレスによって設立されました。 トーレス家の葡萄栽培の歴史は長く約300年にわたりますが、トーレス社としてワインを醸造し、販売し始めたのは1870年。 以来、家族経営のワイナリーとして、スペイン、チリ、カリフォルニアから、トーレスの遺伝子を受け継いだワイン造りを行っています。
世界のトップワイナリーの一つ
1979年にフランスの権威あるレストランガイド、ゴー・ミヨ誌主催で開催された、パリ ワイン・オリンピック で「マス・ラ・プラナ1970」がボルドーのトップシャトーを抑えてカベルネ部門で優勝し、トーレスは世界のトップワイナリーの地位を確立しました。 以降、様々な国際コンクールやワイン専門誌で高い評価を得ています。 この実力はスペイン王室でも認められ、ロイヤルウエディングや天皇陛下がスペインに訪れた際のお食事でも使用されています。
スペイン各地に広がる自社畑
トーレスでは現在スペインに1,800ha以上の自社畑を所有しています。 自社畑では殺虫剤や除草剤を使用せず、一部の畑ではオーガニック栽培も行っています。 トーレス本社のペネデスの自社畑とワイナリーの他にも、コンカ・デ・バルベラに自社畑を、そしてプリオラート、リオハ、リベラ・デル・ドゥエロに、自社畑とワイナリーを所有し、カタルーニャ地方以外の銘醸地を含む、スペインの豊かなテロワールを世界へと発信しています。


マス・ボラスピノ・ノワール[2008]赤ワインフルボディ750mlスペインカタルーニャ地方ペネデスDOペネデスミゲル・トーレスTorresMasBorrasPinotNoir

標高520mの高地で造られるエレガントなスペイン ピノ
マス・ボラス ピノ・ノワール [2008]
赤ワイン フルボディ 750ml
スペイン カタルーニャ地方ペネデス DOペネデス
ミゲル・トーレス Torres Mas Borras Pinot Noir

マス・ボラスピノ・ノワール
Mas Borras Pinot Noir
生産国 スペイン
生産地域 カタルーニャ地方
ブドウ品種 ピノ・ノワール
格付け -
タイプ 赤のフルボディ
合う料理 鴨のロースト、豚の丸焼き
深いガーネット色。 チェリー、カシス、皮革、トーストの香り。
チェリーやカシスなどの果実や皮革、トーストのタッチをほのかに感じます。ファーストアタックはフレッシュで、シルキーなタンニンがいきいきと感じられます。そのあとに、あふれるような果実味とトーストのニュアンスが表れ、心地よい余韻が長く続きます。 
アーベンワインショップより)




産地詳細
バルセロナの南約40キロメートルにあるビラフランカ・デル・ペネデスを中心に広がる産地で、ローマ人の足跡が色濃く残り、古くからぶどう栽培とワイン造りが行われてきました。

ペネデスは気候条件によって、地中海沿岸の平野部に広がるバホ・ペネデス、平均海抜200メートルの中間部のメディオ・ペネデス、平均海抜700メートルの小高い内陸部のより涼しい地域ペネデス・スペリオルの3つのゾーンに分かれています。土壌は沿岸部では砂地で、高度が上にいくほど石灰岩が多くなり、全体に水はけのよい土壌です。気候は全般的に地中海性気候のため温暖ですが、高地の冬は厳しく、遅霜の危険性もあります。

シャルドネ、ピノ・ノワール、チャレッロ、テンプラニーリョの栽培が中心となっています。 ペネデスのシャルドネは上質なうえに、値段が手ごろなため好評です。また、テンプラニーリョとカベルネ・ソーヴィニヨンの組み合わせによるブレンドは国際的な品質を誇っています。   
 

マス・ボラスピノ・ノワール[2008]赤ワインフルボディ750mlスペインカタルーニャ地方ペネデスDOペネデスミゲル・トーレスTorresMasBorr PinotNoir

標高520mの高地で造られるエレガントなスペイン ピノマス・ボラス ピノ・ノワール [2008]
赤ワイン フルボディ 750ml
スペイン カタルーニャ地方ペネデス DOペネデス
ミゲル・トーレス Torres Mas Borràs Pinot Noir

マス・ボラス ピノ・ノワール
Mas Borràs Pinot Noir
 ・ 味わい フルボディ
 ・ 色 赤ワイン
 ・ ヴィンテージ 2008
 ・ 産地 スペイン カタルーニャ地方 ペネデス D.O.ペネデス
 ・ 品種 ピノ・ノワール
 ・ 土壌 石灰質土壌。標高520mにある自社の単一畑、マス・ボラスヴィンヤード
 ・ 発酵 マセラシオン15日間、ステンレススチールタンクにて15日間、マロラクティック発酵。発酵温度:27~28度
 ・ 熟成 ステンレス熟成18%、フレンチオーク樽82%
 ・ 熟成期間 樽樽熟成 12ヵ月、瓶熟成 最低12ヵ月
 ・ 合う料理 鴨のロースト、豚の丸焼き
 ・ 飲み頃温度 16℃~18℃
深いガーネット色。
チェリー、カシス、皮革、トーストの香り。
チェリーやカシスなどの果実や皮革、トーストのタッチをほのかに感じます。ファーストアタックはフレッシュで、シルキーなタンニンがいきいきと感じられます。そのあとに、あふれるような果実味とトーストのニュアンスが表れ、心地よい余韻が長く続きます。 



トーレス
Torres
創業1870年 スペインを代表するワイナリー、トーレス
ミゲル・トーレス社はスペインのバルセロナ近郊に設立された、歴史ある家族経営のワイナリーです。
葡萄と土地の個性を反映した高品質なワイン造りで、世界中からスペインワインのリーダーと称されています。
トーレスはヴィラ・フランカ・デル・ペネデスに、ドン・ハイメ・トーレスによって設立されました。
トーレス家の葡萄栽培の歴史は長く約300年にわたりますが、トーレス社としてワインを醸造し、販売し始めたのは1870年。
以来、家族経営のワイナリーとして、スペイン、チリ、カリフォルニアから、トーレスの遺伝子を受け継いだワイン造りを行っています。

世界のトップワイナリーの一つ
1979年にフランスの権威あるレストランガイド、ゴー・ミヨ誌主催で開催された、パリ ワイン・オリンピック で「マス・ラ・プラナ1970」がボルドーのトップシャトーを抑えてカベルネ部門で優勝し、トーレスは世界のトップワイナリーの地位を確立しました。
以降、様々な国際コンクールやワイン専門誌で高い評価を得ています。
この実力はスペイン王室でも認められ、ロイヤルウエディングや天皇陛下がスペインに訪れた際のお食事でも使用されています。

スペイン各地に広がる自社畑
トーレスでは現在スペインに1,800ha以上の自社畑を所有しています。
自社畑では殺虫剤や除草剤を使用せず、一部の畑ではオーガニック栽培も行っています。
トーレス本社のペネデスの自社畑とワイナリーの他にも、コンカ・デ・バルベラに自社畑を、そしてプリオラート、リオハ、リベラ・デル・ドゥエロに、自社畑とワイナリーを所有し、カタルーニャ地方以外の銘醸地を含む、スペインの豊かなテロワールを世界へと発信しています。
紀伊国屋LIQUORSより)





トーレス マス・ボラス ピノ・ノワール


商品コード 01952
ブランド名 トーレス(スペイン)
容量 750ml
生産国 スペイン
生産地域 カタルーニャ ペネデス
格付け DOペネデス
品種 ピノ・ノワール
種類 スティルワイン
色 赤
味わい フルボディ
飲み頃温度 16-18℃
合う料理・チーズ 鴨のロースト、豚の丸焼き
アルコール度数 14%
栓(クロージャー) コルク

ケース入数(本) 6
バーコード(単品) 8410113003195
ボトルサイズ(mm)(高さ×直径) 300×90
ボトル重量(kg) 1.7
ケースサイズ(mm)(高さ×幅×奥行) 330×220×330
ケース重量(kg) 11.8
アイコン_スペインアイコン_樽アイコン_PFVアイコン_数量限定
標高520mの高地で造られるエレガントなスペイン ピノ
チェリーやカシスなどの果実や皮革、トーストのタッチをほのかに感じます。ファーストアタックはフレッシュで、シルキーなタンニンがいきいきと感じられます。そのあとに、あふれるような果実味とトーストのニュアンスが表れ、心地よい余韻が長く続きます。

ヴィンテージ 2008
土壌 石灰質土壌
栽培 標高520mにある自社の単一畑、マス・ボラスヴィンヤード
発酵 マセラシオン15日間、ステンレススチールタンクにて15日間、マロラクティック発酵
発酵温度 27-29℃
熟成 ステンレス熟成18%、フレンチオーク樽82%
産地詳細 バルセロナの南約40キロメートルにあるビラフランカ・デル・ペネデスを中心に広がる産地で、ローマ人の足跡が色濃く残り、古くからぶどう栽培とワイン造りが行われてきました。
ペネデスは気候条件によって、地中海沿岸の平野部に広がるバホ・ペネデス、平均海抜200メートルの中間部のメディオ・ペネデス、平均海抜700メートルの小高い内陸部のより涼しい地域ペネデス・スペリオルの3つのゾーンに分かれています。土壌は沿岸部では砂地で、高度が上にいくほど石灰岩が多くなり、全体に水はけのよい土壌です。気候は全般的に地中海性気候のため温暖ですが、高地の冬は厳しく、遅霜の危険性もあります。
シャルドネ、ピノ・ノワール、チャレッロ、テンプラニーリョの栽培が中心となっています。
ペネデスのシャルドネは上質なうえに、値段が手ごろなため好評です。また、テンプラニーリョとカベルネ・ソーヴィニヨンの組み合わせによるブレンドは国際的な品質を誇っています。
ワインメーカー ミゲル A.トーレス
Mikuni Wineより)



ワインの専門店・紀伊国屋リカーズより購入。4,680円。


Vosne Romanee 1er Cru Aux Raignots Audiffred 2011

2013-10-12 14:59:37 | フランス・ブルゴーニュ
Vosne Romanee 1er Cru Aux Raignots Audiffred 2011
Vosne Romanee Premier Gru Les Reignots Domaine Audiffred 2011
ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ オー・レイノ - オーディフレッド

■僅か1樽の生産量 オーディフレッド

【 Audiffredo オーディフレッド 】

 アンリ・オーディフレッドはもともとDRC社の12人の正社員のひとりで、 ロマネ・コンティとラ・ターシュの栽培を担当しながら(別の人がリシュブール とロマネ・サンヴィヴァンを、さらに別の人がグラン・エシェゾーなどそれ以外 を担当。これが正しい情報です)、時折醸造にも携わっていたエースでした。

2003年、ヴォーヌ・ロマネ村の入口付近にある実家のドメーヌを継承し、以降数 年間、2足の草鞋で休日も休まず働いていました。

そして2007年2月、14年間勤めたDRC社を退社し、いよいよ自身のワイン造りに没 頭することになりました。特に栽培においては、DRCの栽培ノウハウを存分に活 用しており(なにしろ本人ですので)、ロマネ・コンティばりの凄まじい手入れ がなされた彼の畑を見ると、思わず笑ってしまうほどです。「畑仕事では、どん な小さな点でも妥協しません。それが、それぞれのテロワールの特性をくっきり とワインに表すことにつながると信じています」。醸造は「できるだけ手をかけ ずナチュラルに」。

オーディフレッドのワインは総じて淡い色合いで、ピュアで繊細な果実味が口の 中に優しく広がります。それでいて、大地の滋養を感じるたっぷりとしたエキス のうまみは圧巻です。

今回、ご紹介しますワインは、極々少量生産のワインです。
 ミディアム・赤
この畑のみ、すべて馬で耕作します。1樽(300本)のみの限定生産。
(アサヒヤワインセラーより)




Audiffred
オーディフレッド
BOURGOGNE Selection
OFFICIAL WEB :http://www.bourgogne-audiffred.com/

 アンリ・オーディフレッドはもともとDRC社の12人の正社員のひとりで、ロマネ・コンティとラ・ターシュの栽培を担当しながら(別の人がリシュブールとロマネ・サンヴィヴァンを、さらに別の人がグラン・エシェゾーなどそれ以外を担当。これが正しい情報です)、時折醸造にも携わっていたエースでした。2003年、ヴォーヌ・ロマネ村の入口付近にある実家のドメーヌを継承し、以降数年間、2足の草鞋で休日も休まず働いていました。
 そして2007年2月、14年間勤めたDRC社を退社し、いよいよ自身のワイン造りに没頭することになりました。特に栽培においては、DRCの栽培ノウハウを存分に活用しており(なにしろ本人ですので)、ロマネ・コンティばりの凄まじい手入れがなされた彼の畑を見ると、思わず笑ってしまうほどです。「畑仕事では、どんな小さな点でも妥協しません。それが、それぞれのテロワールの特性をくっきりとワインに表すことにつながると信じています」。醸造は「できるだけ手をかけずナチュラルに」。
 オーディフレッドのワインは総じて淡い色合いで、ピュアで繊細な果実味が口の中に優しく広がります。それでいて、大地の滋養を感じるたっぷりとしたエキスのうまみは圧巻です。

TECHNICAL NOTES
所在村
Vosne-Romanée
醸造家
Henri Audiffred
所有畑面積
4ha
ドメーヌ継承年
2003年
栽培における特記事項
自社所有畑はビオロジー。フェルマージュ及びメテイヤージュの畑はリュット・レゾネ
醸造における特記事項
天然酵母のみで発酵。すべてのワインは友人のジャン・グリヴォが2~3回使用した樽で熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め
販売先
ヨーロッパ(フランス、スイス、ドイツ、オランダ、ベルギー)のワイン愛好家がほとんど。ブルゴーニュ地方のレストラン
掲載実績のある海外メディア
「Guide Fleurus」
参照できる日本のメディア
「リアルワインガイド」第18号P18
PRODUCTS

Bourgogne Pinot Noir 
ブルゴーニュ ピノ・ノワール

ヴォーヌ・ロマネ村とニュイ・サン・ジョルジュ村の境界辺りのACブルゴーニュ区画Les Croix Blanchesに、メテイヤージュ契約で0.15ha。平均樹齢60年の超VV。4~5回使用樽で13ヶ月間の樽熟成。生産本数900本の限定キュヴェです。


Côtes de Nuits-Villages Rouge
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ ルージュ

コルゴロアン村にメテイヤージュ契約で0.18ha。平均樹齢60年のVV。3~4回使用樽で16ヶ月間熟成。


Gevrey-Chambertin Les Marchais
ジュヴレ・シャンベルタン レ・マルシェ

レ・マルシェは、ラヴォー・サン・ジャックをはじめとするプルミエクリュに挟まれた、斜面上側の畑です。メテイヤージュ契約で0.43ha。平均樹齢35年のVV。1~2回使用樽で16ヶ月間熟成。


Morey-St.-Denis
モレ・サン・ドニ

Les Brâs 50%、Bas Chenevery 50% のブレンドで、合計0.065haの自社畑より。平均樹齢50年のVV。1~2回使用樽で16ヶ月間熟成。一樽(300本)のみの限定生産キュヴェです。


Vosne-Romanée Aux Champs Perdrix
ヴォーヌ・ロマネ オー・シャン・ペルドリ

オー・シャン・ペルドリは、小道を挟んでラ・ターシュの斜面上側に接する畑です。0.31haの自社畑。平均樹齢60年のVV。1~2回使用樽で16ヶ月間熟成。


Vosne-Romanée Les Chalandins
ヴォーヌ・ロマネ レ・シャランダン

パリ在住のセルジュ・グラヴェルが所有する0.41haの平均樹齢50年のVV畑を、オーディフレッドが2002年からメテイヤージュ契約で栽培・醸造を行っているものです。生産量1800本のうち半分の900本はオーディフレッドのラベルで販売され、残り半分の900本は、ドメーヌ・ド・ラ・デエスのラベルが貼られグラヴェル氏に地代として返されます。ジャン・グリヴォが2回使用した樽で18ヶ月間熟成。


Domaine de la Déesse Vosne-Romanée Les Chalandins
ドメーヌ・ド・ラ・デエス ヴォーヌ・ロマネ レ・シャランダン
珍しいメテイヤージュラベル

パリ在住のセルジュ・グラヴェルが所有する0.41haの平均樹齢50年のVV畑を、オーディフレッドが2002年からメテイヤージュ契約で栽培・醸造を行っているものです。生産量1800本のうち半分の900本はオーディフレッドのラベルで販売され、残り半分の900本に、このドメーヌ・ド・ラ・デエスのラベルが貼られグラヴェル氏に地代として返されます。ジャン・グリヴォが2回使用した樽で18ヶ月間熟成。「デエス」は「女神」という意味で、ラベル上のCuvee Nuptiale(キュヴェ・ニュプティアル、「結婚のキュヴェ」)は、2005年にグラヴェル氏の娘さんが結婚したのを祝ってつけたものです。


Vosne-Romanée 1er Cru Aux Raignots
ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ オー・レニョ

オー・レニョはラ・ロマネの斜面上側に接する畑です。メテイヤージュ契約で、1樽(300本)のみの限定生産。1~2回使用樽で16ヶ月間熟成。この畑のみ、すべて馬で耕作します。


Nuits-St.-Georges Aux Allots
ニュイ・サン・ジョルジュ オー・ザロ

メテイヤージュ契約で0.04ha。平均樹齢50年のVV。1~2回使用樽で16ヶ月間熟成。一樽(300本)のみの限定生産キュヴェです。


Beaune Chaume Gauffriot
ボーヌ ショーム・ゴーフリオ

ショーム・ゴーフリオは、プルミエ・クリュよりもさらに斜面上部に位置します。メテイヤージュ契約で0.17ha。平均樹齢35~40年のVV。1~2回使用樽で16ヶ月間熟成。ファーストヴィンテージは2004年。


Pommard En Mareau
ポマール アン・マロー

アン・マローはアヴァン・ドゥーヌ川を挟んでプルミエ・クリュのレ・ザルヴレの反対側の区画です。メテイヤージュ契約で0.34ha。平均樹齢50年のVV。1~2回使用樽で16ヶ月間熟成。2005年がファーストヴィンテージの新作です。
ヌーヴェル・セレクションより)




オーディフレッド

  アンリ・オーディフレッドはもともとDRC社の12人の正社員のひとりで、ロマネ・コンティとラ・ターシュの栽培を担当しながら(別の人がリシュブールとロマネ・サンヴィヴァンを、さらに別の人がグラン・エシェゾーなどそれ以外を担当。これが正しい情報です)、時折醸造にも携わっていたエースでした。

2003年、ヴォーヌ・ロマネ村の入口付近にある実家のドメーヌを継承し、以降数年間、2足の草鞋で休日も休まず働いていました。

 そして2007年2月、14年間勤めたDRC社を退社し、いよいよ自身のワイン造りに没頭することになりました。特に栽培においては、DRCの栽培ノウハウを存分に活用しており(なにしろ本人ですので)、ロマネ・コンティばりの凄まじい手入れがなされた彼の畑を見ると、思わず笑ってしまうほどです。「畑仕事では、どんな小さな点でも妥協しません。それが、それぞれのテロワールの特性をくっきりとワインに表すことにつながると信じています」。醸造は「できるだけ手をかけずナチュラルに」。

 オーディフレッドのワインは総じて淡い色合いで、ピュアで繊細な果実味が口の中に優しく広がります。それでいて、大地の滋養を感じるたっぷりとしたエキスのうまみは圧巻です。

オーディフレッド  ヴォーヌ・ロマネ・1e・レ・レニョ [2011]750ml

オー・レニョはラ・ロマネの斜面上側に接する畑です。メテイヤージュ契約で、1樽(300本)のみの限定生産。1~2回使用樽で16ヶ月間熟成。この畑のみ、すべて馬で耕作します。
ウメムラより)






(+)アサヒヤワインセラーより購入。12,075円


Morey Saint Denis Blanc Domaine Dujac 2010

2013-10-12 00:00:00 | フランス・ブルゴーニュ
Morey Saint Denis Blanc Domaine Dujac 2010
Morey Saint Denis Blanc Domaine Dujac 2010
ドメーヌ・デュジャック・モレ・サン・ドニ・ブラン2010
Dm. Dujac Morey Saint Denis Blanc 2010
フランス>ブルゴーニュ / モレ・サン・ドニ / 【白】 / 【シャルドネ】
まるでモンラッシェ! デュジャックの白ワイン、新着2010到着!

ワインの世界に飛び込んでもう30年以上になりますが、私の長いワイン人生の中でも、これほど強い衝撃を受けたワインはありません。
このワインに出会ったのはもう15年も前のこと。モンラッシェの中でも最高級のDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)、コント・ラフォン、ルフレーヴという「モンラッシェ御三家」を飲み比べるディナーに参加した時でした。
この3本を全て手に入れようと思うと100万円は下りません(泣)。
席についてみると、なぜかワイングラスが4つ並んでいます。

「きっともう1つモンラッシェが増えたのね」と思い、あまり気にせずにディナーを楽しみながら4つ目のグラスを手に取りました。
そのワインを飲んだ瞬間、全身に衝撃が走ったんです!
もちろん、御三家のモンラッシェは世界の頂点に君臨するだけある見事なワインでした。でも、最後に出てきた正体不明のワインに大きな衝撃を受けました。

目を白黒させながら呆然としていると、私の前にボトルが運ばれてきました。それがこのワインだったんです。
ラベルに書いてある文字はなんと「モレ・サン・ドニ」!
誰のモンラッシェかと思ったら、特級や1級でもないただの村名モレ・サン・ドニです。しかもモレ・サン・ドニは赤ワインの銘醸地。その時はモレ・サン・ドニに白ワインがあることすら誰も知りませんでした。

そんな誰も知らない正体不明のワインが、モンラッシェ以上の衝撃を与えてくれたんです!
私は興奮したまま帰宅し、剥がしてもらったラベルを見ながらすぐに調べ出しました。造り手のデュジャックは今でこそブルゴーニュファン垂涎のトップ生産者ですが、当時はまだ日本では知られていなかったために私も「聞いたことはあるけど……」という程度でした。

デュジャックについて詳しく調べていると、このワインが生まれた経緯がわかりました。実はこのワイン、偶然と必然が重なって生まれた「奇跡のワイン」だったんです。
デュジャックのオーナー、ジャック・セイスさんは昔から「モレ・サン・ドニでは赤ワインばかり造っているが、本当は白ワインに向いているのでは?」と思っていたそうです。
とはいえ、赤ワイン用のぶどう木を抜いて植え替えると数年間はワインを造れませんから、セイスさんも「白ワインを造りたい」と思いながらも赤ワインを造り続けていました。

ところがある日、事件が起こります。モレ・サン・ドニに雹が降り、セイスさんのぶどう木が全滅してしまったんです。
普通なら落ち込むところなのに、セイスさんは落ち込むどころか「これは神様が『白ワインを造れ』と背中を押しているに違いない」と信じ、思い切って白ワイン用のぶどう木に植え替えました。

すると、これが大成功!
誰もが赤ワインを造る産地を「白ワインに向いている」と見抜く先見の明も見事ですが、それ以上に、悲劇をチャンスに変えてしまうセイスさんのエネルギーに感動してしまいました。
今ではデュジャックの後に続き白ワインを造る生産者が増え、モレ・サン・ドニの白ワインも珍しくなくなりましたが、それも全てセイスさんがいたからこそ。
このワインは私に衝撃を与えてくれただけではなく、ブルゴーニュの歴史を大きく変えていたんです。

15年経った今も、毎年このワインの到着を楽しみにしています。そしてついに、最新ヴィンテージ2010年が届きました。毎年飲み続けていますが、年を経るごとに深みを増して美味しくなっていて本当に驚かされます。
香りだけで「美味しいに違いない!」と期待が膨らみ、一口飲めば期待以上の素晴らしさ!
ギュッと凝縮したフルーツの風味が一気に弾けて口の中がいっぱいになります。濃厚なフルーツの風味は酸味やミネラルをきれいにまとっているおかげで絶妙なバランスを保ち、そのまま喉の奥へスルリと流れていくんです。

飲み込んだ後には体の中からジーンと響き渡る重厚な余韻にウットリしてしまいます。まるで大きなホールでオーケストラの演奏を聞いているように反響して、体の奥深くに美味しさが響いて鳴り止みません。

最新の2010年ヴィンテージも、昨年以上に深みのある白ワインに仕上がっています。あの日、モンラッシェ以上に感動した美味しさは、15年経った今もなお進化し続けているんです!

ただ、ひとつだけ輸入元さんから悲しいお知らせがありました。もともと1年に300ケースしか造られていない希少なワインでしたが、2010年は霜害があり、1/10の30ケースしか造られなかったんです(泣)。
おかげで例年の半分、12本しか入荷出来ませんでした。でも、生産量は10%しかないことを考えれば半分も分けてもらえたのはラッキーですね。

早い者勝ちになってしまうものの、1本20~30万円もするモンラッシェ御三家に負けない衝撃が味わえますから、どうぞお急ぎ下さいね。
イーエックスワインより)




モレ・サン・ドニ ブラン 2010 ドメーヌ・デュジャック
MOREY SAINT DENIS BLANC 2010 DOMEINE DUJAC
生産地 : フランス/ブルゴーニュ/モレ・サン・ドニ
容量 : 750ml
味のタイプ 白/辛口
ぶどう品種 シャルドネ
ヴィンテージ 2010
格付 ACモレ・サン・ドニ
生産者 DOMAINE DUJAC

エリゼ宮の晩餐会で特級モンラッシェやムルソーの一級畑と共に並べられるモレ・サン・ドニの白。最高の年となった2009年は肉厚で濃厚、口当たりは円やかで熟したパイナップルやジャムのようなしっかりした果実味、全体を囲む樽香が重なり大きなスケール感を生み出しています。ブルゴーニュはモンラッシェやムルソーだけではないですよ。
ワインマーケットパーティーより)




ドメーヌ・デュジャック モレ・サン・ドニィ・ブラン

■ドメーヌ・デュジャック■

 数百年に渡り先祖代々ブドウ栽培・ワイン造りを行っているドメーヌがほとんどのブルゴーニュ地方にあって、一代でしかも僅か数十年で世界的名声を築き上げ、モレ・サン・ドゥニで最も著名な造り手、そして、ブルゴーニュのワイン生産者としてはおよそ型破りな経歴の持ち主であるドメーヌ・デュジャックの当主ジャック・セイス氏です。

1941年パリに生まれ、イギリスとアメリカで教育を受け銀行で研鑚を積み、父から譲り受けたパリの製菓会社をワインに魅せられ、売却し、代わりにモレ・サン・ドゥニのドメーヌ・グライエを1968年に買収しワイン造りの生活をスタートしました。

デュジャックのワイン造りは、ビオディナミ(農薬や化学肥料を使用しない自然農法)を用 いて、自然な低温発酵と澱引きのみで、フィルターも用いないことで、ブドウの持つ本来の 可能性を最大限引き出しています。

色も薄く決して濃厚とはいえない味わいですが、低温による独特の醸造ゆえに、タンニンが滑らかで、早くからも美味しく飲め、また、バランスのよさゆえに、長期熟成も楽しみな、柔らかさと力強さを併せ持つ長命なワインとなっています。

プリュレ・ロック(D.R.C.の共同経営者)やD.R.C.のスタイルにも通じるクラシカルなブルゴ ーニュワインを造り続けることにおいて、セイスの右に出るものはいないとさえ言われてい ます。

 1987年以来、ドメーヌ・デュジャックのあらゆる仕事、特に栽培に 関し ては全てを担い、家族の一員であったクリストフ・モランが弱冠 42歳の 若さで不幸な二輪車事故により失いました。 大きな悲しみ の中、セイスの長男、ジェレミーがクリストフ・モランの 栽培の仕事 を引き継いでいます。


■モレ・サン・ドニィ■

 AOC制度が出来た1936年以前のモレ・サン・ドニィの赤と白ワインは、ほとんどが隣接するジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニィの名前で販売されていました。

しかし、現在、モレ・サン・ドニィでは、コート・ドールで最小のアペラシオンながらも、5つのグラン・クリュと20のプルミエ・クリュを含む150haの栽培地を擁す、「クロ」と呼ばれる石垣で囲われた区画が、グラン・クリュ、プルミエ・クリュのみならず、村名格にまでクリマとして存在しており、近年注目されています。

モレ・サン・ドニィは、コート・ド・ニュイの中で白ワインがAOCに認められている珍しいアペラシオンで、コート・ド・ボーヌのような薄い色の軽い質感の土壌で、低地の畑からは、新世界的な感のある、重厚なトロピカルな要素が強い白ワインが生まれ、また、高地からは、低地とは傾向が異なり緻密な白ワインが生まれており、いずれも希少価値という点からも高く評価されています。

ドメーヌ・デュジャックの手がけるモレ・サン・ドニィ・ブランは、新世界的シャルドネの感のある、優しく太めなパワーとトロピカル・フルーツの果実味に溢れ、スパイスやミネラルが特徴的なスタイルで、モレ・サン・ドニィ・ブランの中でも注目の造り手の一人です。


Domaine Dujac / Morey Saint Denis Blanc 2009 / Bourgogne Red Dry
ドメーヌ デュジャック モレ サン ドニィ ブラン

生産者 ドメーヌ・デュジャック
生産地 ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区モレ・サン・ドゥニ村
A O C モレ・サン・ドゥニ・ブラン
所有面積 3.20ha(白0.7haと赤2.5ha)
ブドウ品種 シャルドネ 100%
平均樹齢 15~25年
平均収量 38hl/ha
収 穫 完熟した上質なブドウのみを細心の注意を以って収穫し、徐梗は一切行わない
醗酵・醸造 コンクリートタンクで15~17日間の醗酵、
熟 成 ミディアム・ローストのオーク新樽70%で14~16ヶ月間
諸処理 *液循環はせず、ピジャージュで果帽をマストの中に突き崩す。
*熟成期間中、1~3回の澱引き実施。 (澱引き後も健康な澱は再び樽に戻して複雑味や味わいの膨らみをより抽出)
*プレス・ワインは決して用い、出来る限り補糖を行わない。
*清澄・濾過処理も行わない。
タイプ 白の辛口
特 徴 トロピカルな果実、スパイス、ミネラルの風味に溢れ、優しい太目の力強さのあるスタイル。
料理 チーズ 鶏肉や仔牛肉などの白身肉や魚介類のクリーム煮などによく合う。
アーベンワインショップより)




 100年、200年と代々この地でぶどう栽培、ワインづくりに携わる者が殆どのブルゴーニュにあって、ドメーヌ・デュジャックのオーナー、ジャック・セイスはパリ出身と、謂わばよそ者でありながらも、その世界的名声を僅か10数年で確立してしまった。
 ジャック・セイスがモレの村にドメーヌを構えたのは1968年。以前のドメーヌ・グライエをベースに4.5ヘクタールほどの地所からスタート、現在では倍以上の12ヘクタール強――クロ・ド・ラ・ロシュ、クロ・サン・ドニ、ボンヌ・マール、シャルム=シャンベルタン、それにエシェゾーと特級畑5区画を含む――に成長した。加えて最近では、シャルドネ種用のモレの1級畑、モン・リュイザンを入手。またドメーヌのフラッグ・シップ的存在のクロ・ド・ラ・ロシュだが、数ヵ所に分かれてある区画のうち植え替えを行った箇所のぶどうの樹齢が7年以上に達したため、それまでACモレ=サン=ドニに混ぜていたものを、今後はドメーヌ所有の1級畑とブレンドし、モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュとしてリリースすることとなった。
 その人気の高さ故、常に入手に苦労するデュジャックのワインだが、栽培、醸造の基本は以下の通り。無干渉主義をモットーとするセイスは、畑に於ては除草剤、化学肥料の類は使用せず、除梗も年によるが基本的に行わない。新樽は非常に軽い焼き加減のものを特級、1級に100パーセント使用。その後瓶詰めはオリ下げのみでフィルトラシヨンはかけない等々。生まれるワインは色こそ決して濃くないものの、果実の風味をたたえ、複雑さも感じさせるエレガントな味わいで、若いときから十分に愉しめるバランスの良いもの。とはいえ熟成も当然可能で、それなりの年のものであれば20年前後で優美な液体へと変身する。
 また、ドメーヌでは上に記した赤以外に白もあり、これがニュイ地区の白かと思わせるような出色の仕上がりを見せている。
 ここで嬉しいお知らせをひとつ。ブルゴーニュ地方だけにこだわらず、あのDRCのヴィレーヌらとともにドメーヌ・ド・トリエンヌを立ち上げ、南仏での高水準のワインづくりに取り組む等、常に意欲的なドメーヌ・デュジャックだが、米国等で販売されているデュジャック・フィス・エ・ペールが、2003年とうとう日本に上陸した。ぶどうが自社畑産でないという点を除けば、栽培、収穫、醸造、瓶詰めまでドメーヌ・デュジャックのワインとなんら異なるところはないスグレモノ。欧米のワイン評論家もドメーヌものとほとんど変わらぬ評価を下している。赤はジュヴレ=シャンべルタン、モレ=サン=ドニ、シャンボル=ミュジニィの3アペラシオン、白がムルソーにピュリニー=モンラッシェの2種類だが、以降も徐々にアイテムは増えていく予定。
ワインブーケより)




(*)ゆはらよりオークションで落札。4,500円。