個人的ワインのブログ

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Tsugai Koshu Sur Lie Ca730 Huggy Wine 2014

2016-03-31 00:00:00 | 日本
Tsugai Koshu Sur Lie Ca730 Huggy Wine 2014
Tsugai Koshu Sur Lie Ca730 Huggy Wine 2014 Part1
番イ(つがい)2014
原材料:甲州種
内容量:750ml
アルコール分:13度
酸化防止剤使用


商品説明(番イ(つがい))

ミネラル豊富な畑で収穫した原料で醸造したワインです。シュール・リー製法によりアミノ酸やペプチドがワインに溶け込み深みのある層の厚いワインに仕上げました。
「日本で飲もう最高のワイン2013」白辛口部門でシルバーメダル受賞しました。
ビンテージ2011の番イが国産ワインコンクール2012にて部門最高賞を受賞いたしました。

ミネラル甲州プロジェクト
当社は世界品質をテーマに商品造りをしています。複雑で味わい深いワインを造る為のポイントとして
1.葡萄のアミノ酸を強化
2.葡萄のミネラル分を強化
この2点に焦点をおき、本格的に醸造に適した甲州葡萄の研究と生産をしております。
日本のワインは、軽い、薄い、特徴がないというイメージが一般的です。その原因の一つとしてミネラル成分の不足があります。当社では、廃棄処分されていた貝殻を焼成化したのち、粉砕したものを散布し、ミネラル豊富な葡萄を栽培する独自の手法を確立しました。さらにその分析結果を検証して、より複雑で味わい深いワインを作るため、本格的に醸造に適したワイン原料の研究と生産を続けています。
大和葡萄酒株式会社より)




大和葡萄酒 番イ(つがい) 2014 750ml

大和葡萄酒は、「日本のワインは、軽い、薄い、特徴が無い」というイメージが一般的にあり、その原因の一つとして、ミネラル成分の不足が考えられています。ミネラルが豊富なワインを造るには、ミネラル分が多い土壌を作る必要があることから、廃棄処分されていた貝殻を焼成化した後、粉砕し畑や葉に散布することを続け、ミネラル分の多いぶどうを栽培することに成功しました。

このワインは、その畑で栽培された甲州ぶどうを原料に、シュールリー製法で仕上げました。
爽やかな柑橘系の香りやハーブの香りがあり、アミノ酸、ペフチドがワインに溶け込み、爽やかな中にも旨みと厚みのあるワインになっています。
寿司、天ぷら(塩)、蕎麦、冷奴、出汁のきいた煮物などの和食との相性がとても良いです。

辛口  8℃~10℃位がおすすめです。
リカーショップなかざわより)





生協ツインハープ店より購入。1,483円。





抜栓日:2016年4月8日
コルクにはHuggy Wineとマークが刻印されていました。合成コルク。
グラスはリーデルのオーヴァチュアを使用しました。
色合いはちょっと濃い目のレモンイエロー。輝きがあります。
香りはかなり弱め。酵母チックな香りと、柑橘果実の皮の香り。ミネラルや塩気もあるようなないような・・・。
味わいは、酸は穏やかで、日本酒っぽいニュアンス。ミネラル感はたしかに結構感じます。
アフタにレモンのような感じの酸と、ほんのりとした苦味は、甲州を感じさせます。
食事のお供として、いいワインだと思います。


Marsannay Clos du Roy Domaine Sylvain Pataille 2013

2016-03-30 00:00:00 | フランス・ブルゴーニュ
Marsannay Clos du Roy Domaine Sylvain Pataille 2013
Marsannay Clos du Roy Domaine Sylvain Pataille 2013
DOMAINE SYLVAIN PATAILLE
ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ
★コート・ドールの北端、ディジョンの南わずか数kmに位置するマルサネ。
 とかく、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュの高質なものと比べられて、骨格や厚みが乏しく、評価されることが稀な地域。
 しかしながら、この地でも世代交代のさなかに、素晴らしい造り手が登場しました。
 まさに、「呉下の亜蒙にあらず」(三国志演義)で、旧容を一新しての登場です。
 温暖化に伴い、コート・ドール北端のこの地は、好ましい環境に変化していることもあり、一昔前のイメージをがらりと変えてしまうような、マルサネのご案内です。
 シルヴァン・パタイユ(33歳)は、シュノーヴ村に数代続くブドウ栽培の家に生まれました。
 小さな頃から祖父のそばに張りつき、畑で遊び、セラーで樽をころがすのが何より好きで、自然にワイン造りの道に入りました。しかし、自ら醸造・ビン詰をしたのは、シルヴァンの代になって初めてのことです。
 1997年から醸造コンサルタントを始め、999年に1haに満たない大変古い畑1(マルサネ・ルージュ・ラ・モンターニュ)を祖父から引き継ぎ、2001年にドメーヌ・シルヴァン・パタイユを興しました。
 醸造コンサルタントとしての才能は評価が高く、現在15ものドメーヌで、コンサルティングを行っていますが、自身のドメーヌの栽培面積は15haあります。
 ほとんどの畑は、賃借契約ですが、コンサルタントの仕事のおかげで、人脈に恵まれ、樹齢の高い恵まれた畑を契約しています。
 2008年からは一部ビオディナミで栽培を始め、野生酵母で発酵、清澄をせず、軽く濾過をしてビン詰をします。 味わいの奥に温かさとエネルギーを感じさせ、ミネラルがしっかりと味わいを支え、緯度の高さからくる涼やかさがあります。
 派手で濃縮された技巧的なピノ・ノワール酒とは程遠くて、バランスがよく、美しい果実味を備えた繊細な味わいが身上です。亜硫酸の使用量も大変低いため、一口味わっただけで、自然派の考えで造られた完成度の高いワインであることがわかります。
 とりわけ、樹齢の高い最上のプロットから生まれる《ランセストラル》は、シルヴァンの腕の素晴らしさを感じとることができます。
 全梗で、2年に及ぶ醸造で造られ、マルサネよりはるかに格上のワインと、ブルゴーニュの専門家の間でもっぱらの評判です。良いコンディションを保ち、持ち味を存分に発揮できるように、注意深く扱えば、きっとブルゴーニュの新たな味わいが目の前に現れ、驚きに満ちた喜びを感じることができること、間違いありません。
 私は、このワインの到着を、毎日心待ちにしていました。
 通関が切れ次第、スタッフ一同で味わうことを楽しみにしています。
 だって、本当はピノ・ノワール酒が大好きなのに、なかなか、心に響く味わいに出会えなかったのですから。
                                合田泰子

 幼い頃からトラクターに乗ったり、セラーの中でバリックを転がして運ぶことを夢に描き続けてきたシルヴァン・パタイユは、その夢を現実とするためにボーヌの専門学校で醸造を専攻した後、ボルドーの学校で醸造を学びます。
 卒業してからの4年間を醸造コンサルタントとして複数の(有名な)ブルゴーニュのドメーヌで務めます。
 1999年にわずか1ヘクタールの小さな畑ですが古樹の植わった畑を購入し独立します。
 2001年に正式にドメーヌ・シルヴァン・パタイユを設立。
 ゆっくりと着実にドメーヌをつくり上げ、現在15ヘクタールを所有しています。
 栽培:シルヴァンはドメーヌを立ち上げた当初から、手作業で草刈りなどの耕作をおこない、それは環境への配慮のみならず土壌により健康的な栄養バランスをもたらすと信じてきました。2007年から有機栽培を実践し2008年から試験的にビオディナミ栽培に取り組んでいます。
 醸造:若く知的なシルヴァンは細部にまでとても敏感で丁寧であり、各キュヴェはそれぞれのキュヴェごとに分けて取扱い、非常に注意深くヴィンテッジ・コンディションを考察します。
    したがって、彼にとって一般論でワイン醸造をすることは不可能です。
    彼は、全房を発酵させて樽(バレル)や大樽(フーダー)で熟成させて赤ワインとなる、自然酵母の存在をを強く主張しています。
    真のテロワールを表現するため、熱心に醸造を勉強し、多様なドメーヌのメソッドや醸造哲学を調べ、実験や試作を柔軟に行うなど、努力を少しも怠りません。
 インポーのラシーヌさんの資料から


マルサネ・ルージュ・クロ・デュ・ロワ2013

 県:Chenove シュノーヴ  
 この畑は歴史ある村シェノーヴのちょうど南の丘の中腹から頂上までの部分を占めています。
 標高測距は268mから311m。
 この丘のふもとはなだらかな斜面(2%)ですが、頂上は急斜面となり(13%)東南東に面しています。
 東に位置する平らな部分は Ouche川(現在はディジョンを流れる川)の砂利の上に被さる泥灰土と小石からなり、とても水はけがよい土地です。
 この畑の上にある石灰岩は氷河期の時代から徐々に砕け、小さな砂利となって(1~2センチ)下降斜面に蓄積されています。
 この石灰岩の小石はワインの成長にとても有益で排水効果をもたらします。
 通常シルヴァンはこのキュヴェは多くの量を全房(少なくとも50%)で発酵させます。
 バレルで18ヵ月ほど熟成させた後ビン詰めをおこないますが、最後の2~3か月は全バレルをタンクに集めブレンドします。
moritayaより)






竹八にて
 
抜栓日:2016年3月18日
正統派ピノ、という印象。全体的なイメージはまだ、粗削りで硬いですが、果実味の広がりや、余韻など、まさにブルゴーニュ。


Bourgogne Domaine Marc Roy 2012

2016-03-29 00:00:00 | フランス・ブルゴーニュ
Bourgogne Domaine Marc Roy 2012
Bourgogne Domaine Marc Roy 2012
マルク・ロワ Roy Marc
ジュヴレ・シャンベルタンで4世代に渡る、家族経営の小規模ドメーヌ。
3代目当主のマルク・ロワより、ワイン元詰めを開始。現4代目当主アレクサンドリーヌは マルクの一人娘にあたり、ボーヌの醸造学校卒業後、オーストラリアやニュージーランド、 南仏等、各地で経験を積み、2003年よりドメーヌを継承。栽培面積4ヘクタール、総生産量 約2万本、手掛けるAOCはジュヴレ・シャンベルタン(3キュヴェ)とマルサネ(白1キュヴ ェ)のわずか2種類のみ。
そのため殆ど無名に近かったが、アレクサンドリーヌがドメーヌを運営するようになって から世界市場にも進出し、フランス国内外で高く評価されるようになった。
畑作業を重視し、葡萄の衛生状態には特に気を配る。少しでも悪い果実があれば取り除き、 徹底した選別で低収量に抑えることで、綺麗に成熟した大変バランスの良い葡萄が収穫出 来る。また搬入後の選定作業も必要なくなる。
収穫後の葡萄は常温のまま4~5日寝かせ、自然酵母による発酵を促す。足でピジャージュ をおこなうなど、極力機械は用いない伝統的な造り。アレクサンドリーヌいわく、几帳面 で細かいところを追求するので、いつまでも記憶に残るようなワイン造りを目指している という。経験に基づく確かな手法と、女性ならではのきめ細やかな感性で、伝統とモダン を巧みに融合した新世代のブルゴーニュ・ワイン。


日本初入荷のブルゴーニュ・ルージュ!
ドメーヌ・マルク・ロワ
 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール [2012]750ml

ジュヴレ・シャンベルタン村内の単一区画「プレソニエール(Pressonnier)」産の平均樹齢50年のぶどうを使用。
元々ドメーヌで所有していた畑だが契約により収穫したぶどうの大半を他所へ販売していた。醸造は他のワインと同様に足でピジャージュを行うなど、極力機械は用いない伝統的な造りで行われる。新樽比率は15%。【日本初入荷】
ウメムラより)





ステラマリスにて
 
抜栓日:2016年3月18日
ベリー系の香りと、樽香がちょうどうまく釣り重なっていて、複雑さもあり、ミネラル感もしっかり。酸がしっかりとしていて、味わいに大地を感じる。味わいもなかなか緻密で、密度の濃い味わい。少し時間をおいてもダレることなく、力強ささえ感じる、ACブルとしては飛び抜けているブルゴーニュ・ワイン。美味しかった。


Yoichi Nobori Passetoutgrain O-Lie 2013

2016-03-28 00:00:00 | 日本
Yoichi Nobori Passetoutgrain O-Lie 2013
Yoichi Nobori Passetoutgrain O-Lie 2013

このワインはこちらをご覧ください。

これは、樽の折の部分に近いところの上澄み部分を瓶詰めした、飲食店向けのものです。



竹八にて
 
抜栓日:2016年3月18日
濁りはあまりかんじません。骨格のしっかりしたシャープな香りの印象。ハードなイメージですが、徐々にフローラルなニュアンスも合わさってきて、赤いお花的な香りになってきます。タンニンもしっかりとしていて、思いの外どっしりとした味わいのワイン。


un brin gourmand Jerom Lambert 2012

2016-03-27 00:00:00 | フランス・ロワール
un brin gourmand Jerom Lambert 2012
un brin gourmand Jerom Lambert 2012 part1
un brin gourmand Jerom Lambert 2012 part2
JEROME LAMBERT ジェローム・ランベール

★アンジェから南に約20kmのシャン・シュール・レイヨン村に暮らすジェロームは、あるワイナリーで日常働きながら、週末などの時間を上手く活用して、0.8haの小さなブドウ畑をビオロジック農業で栽培しており、 2002年から個人のワイン作りをしています。
 ブドウ畑は二畝ごとに雑草を残して、雑草を残さない畝は土を耕して草を鋤きこみ化学肥料や防虫剤を使わないようにして、地中に微生物や昆虫がいる生きた土作りを行っています。
 彼のワイン造りの哲学は「ワインとはぶどうジュースがアルコールになったもの」従って原料となるブドウ以外の物質を全く加えず、昔ながらの製法(補糖をせず、酵素やSO2も一切使わない)で丹念にワインを作る事と考えています。
 インポーターのヴォルテックスさんの資料より

アン・ブラン・グルマン2012
*ドライマンゴーとレモンの酸のコントラストは1時間後、柔らかくほどけ粘土のある果実感が広がる 魅力的なリズム感のある味わいに変化します。
 不思議な透明感が魅力的!

 品種:シュナン・ブラン
7/29/2015試飲
 花梨、青リンゴ、少し経つとドライフルーツが広がります。
 ミネラルからくる心地良い苦み、 キレのある酸はレモンやメロン!
moritayaより)






竹八にて
 
抜栓日:2016年3月18日
濁りのあるイエロー。洋なしやリンゴの香り。酸は比較的やわらかく、味わいも香りの要素を代表するような感じ。ビオ香もありますが、時間経過で香りが広がります。


Morgon Cuvee Corcelette Jean Foillard 2013

2016-03-26 00:00:00 | フランス・ブルゴーニュ
Morgon Cuvee Corcelette Jean Foillard 2013
Morgon Cuvee Corcelette Jean Foillard 2013
DOMAINE JEAN FOILLARD
ドメーヌ・ジャン・フォイヤール
★畑の総面積は11ha。そのうちの6ha はクリュ・ボジョレーの畑で、モルゴンの中でもとりわけ評価の高い区画である「コート・ド・ピィ(Cote de Py )」とその近辺に持つ。
 その他の畑もちょうどモルゴンとボジョレヴィラージュを挟む境界付近に点在し、クリュ・ボジョレー、ボジョレー共にテロワール的には非常に恵まれた環境下でブドウを栽培している。
 気候はコンチネンタルで、夏はたいへん暑く冬はたいへん寒い。
 東西南北に広がる丘陵地帯によって、冷たい風や多量の雨からブドウ畑が守られている。

 現オーナーであるジャン・フォイヤールは、以前はワインの瓶詰め会社で働いていた。
  当時、仕事で瓶詰め設備のない小さなワイナリーをまわる機会の多かった彼は、 マルセル・ラピエール、ギイ・ブルトン、イヴォン・メトラ等、現在活躍する自然派ワインの生産者と深く知り合い、次第に彼らのワインづくりに興味を抱くようになる。
  特にマルセル・ラピエールに影響を受けたという彼は、ジュール・ショーヴェの本を片手に、マルセルのカーヴに足繁く通いながら独学でワインの醸造を勉強した。
 1981年、彼の義父が老年により畑仕事を辞めたのをきっかけに、畑を譲り受け本格的にワインづくりをスタートする。

 現在、ジャン・フォイヤールは11ha の畑を4人で管理している。
  ブドウの品種は、ガメイのみで、樹齢は27~70年。畑は硫黄とボルドー液散布のみで、 100%ビオロジック。とにかくブドウの質にこだわり、収穫時の選果は粒レベルで傷んだブドウは一切入れない。
 低温でのマセラシオンで、じっくり時間をかけた仕込みから出来上がるワインはまさに上品の一言。


AC モルゴン・コースレット2013
*柔らかくしなやかな味わいは旨味の乗ったダシ系の印象。
 今の時点でしなやかさも感じられ含んでいると旨味が増します。
 相変わらずコースレットは優しさ、しなやかさをを感じます。

 品種:ガメイ100%
 樹齢:57年~67年
 畑:粘土質・砂混じりの石灰質
 収穫日は10月18日~12日。収量量35hl/ha
 醗酵:自然酵母 セメントタンクで22日間
 熟成:古樽とフードルで7ヶ月。
 マセラシオン:マセラシオンカルボニック、低温で約27日間。
 コルスレットの畑は 南向きの傾斜地にあり、コート・ド・ピィとはわずか2~3kmしか離れていないが、常に異なるミクロクリマがある。
 ノンフィルター。SO2は澱引きの際に20mg/L。
6/4/2015試飲
 優しく抵抗無く綺麗に膨らむ果実感は旨味と紅茶、ウーロン茶の様な複雑さも奥に控えております。
 包み込む様な懐深い美味しい味わいです。
moritayaより)






ドメーヌ ジャン フォワイヤール
● モルゴンの主・・・そう言っても、もう良いでしょう。それだけの存在感の有るクリュ・ボジョレーを造っています。ガメイだぁ、ピノだと、そんなものは土地に合うかどうかだけだよと・・・当たり前のことを優しく教えてくれるワインです。

ボジョレー無双の果実味にノックアウト!一度飲んだら虜になること間違いなし!
Jean FOILLARD (ジャン・フォワヤール)

生産地
マコンからリヨンへ南下する途中、右手に大小起伏のある山々の連なる光景が一面に広がる。ボジョレーの街ベルヴィルから西へ6kmほど緩やかに登りきったところに、クリュ・ボジョレーのひとつであるモルゴンの産地ヴィリエ・モルゴン村がある。その村の中心地から少し外れたところにジャン・フォイヤールのドメーヌがある。 畑の総面積は11ha。そのうちの6haはクリュ・ボジョレーの畑で、モルゴンの中でもとりわけ評価の高い区画である「コート・ド・ピィ(Cote de Py )」とその近辺に持つ。その他の畑もちょうどモルゴンとボジョレヴィラージュを挟む境界付近に点在し、クリュ・ボジョレー、ボジョレー共にテロワール的には非常に恵まれた環境下でブドウを栽培している。気候はコンチネンタルで、夏はたいへん暑く冬はたいへん寒い。東西南北に広がる丘陵地帯によって、冷たい風や多量の雨からブドウ畑が守られている。

歴史
 現オーナーであるジャン・フォイヤールは、以前はワインの瓶詰め会社で働いていた。当時、仕事で瓶詰め設備のない小さなワイナリーをまわる機会の多かった彼は、マルセル・ラピエール、ギイ・ブルトン、イヴォン・メトラ等、現在活躍する自然派ワインの生産者と深く知り合い、次第に彼らのワインづくりに興味を抱くようになる。特にマルセル・ラピエールに影響を受けたという彼は、ジュール・ショーヴェの本を片手に、マルセルのカーヴに足繁く通いながら独学でワインの醸造を勉強した。1981年、彼の義父が老年により畑仕事を辞めたのをきっかけに、畑を譲り受け本格的にワインづくりをスタートする。現在ではマルセル・ラピエールに次ぐボジョレー自然派ワインの代表格となっている。

生産者
 現在、ジャン・フォイヤールは11haの畑を4人で管理している。ブドウの品種は、ガメイのみで、樹齢は27~70年。畑は硫黄とボルドー液散布のみで、100%ビオロジック。とにかくブドウの質にこだわり、収穫時の選果は粒レベルで傷んだブドウは一切入れない。低温でのマセラシオンで、じっくり時間をかけた仕込みから出来上がるワインはまさに上品の一言。彼のつくり出す果実味豊かでエレガントなワインは、自然派ワインの愛好家以外の人たちからも評価が高く、ワインガイド「ル・クラスマン」を始めさまざまなガイドで取り上げられている。

ジャン・フォイヤールの+α情報

<もっと知りたい畑のこと>
土壌:サーブル・カリケール
総面積:11ヘクタール
品種:ガメイ、シャルドネ(買ブドウ)
樹齢:27~70年(シャルドネは20年平均)
剪定方法:ゴブレ
生産量:50hl(1ヘクタールあたり)
収穫方法:収穫者15人前後でケースを使った手摘み。畑で粒レベルの選果
ビオの認証:なし

<もっと知りたい醸造のこと>
 醸造方法:赤はマセラシオン・カルボニック、白はトラディショナル。 赤は、ブドウを畑で選果後、房のままセメントタンクへ。その前にタンク内に「ピエ・ド・キューヴ」と呼ばれるすでに先に熟したブドウを敷いて醗酵を促し、その上に収穫したブドウを入れていく。いったんキューヴの温度を7~8℃まで下げて、低温マセラシオンを施す。この間に二酸化炭素をキューヴ内に加え充満させておく。タンクを密閉のまま発酵・浸漬期間は23日間。ルモンタージュ、ピジャージュは一切なし。垂直プレス機で時間をかけてプレスをした後、フリーランとアッサンブラージュ。古樽または大樽(フードル)、もしくはセメントタンクに移し3~8ヶ月の熟成。

 白は、畑での選果後、房のまま垂直プレスで4時間かけて圧搾。プレス後、ジュースをイノックスタンクに移し、温度14℃~18℃での低温発酵で7ヶ月の醗酵熟成。澱引き後1ヶ月の清澄を経て瓶詰め。

酵母:自然酵母
発酵期間:セメントタンクで23日間
熟成方法:古樽、フードル、イノックスタンクまたはセメントタンク(モルゴンはセメントタンクで3~4ヶ月、モルゴン・コルスレットは古樽で7ヶ月、モルゴン・コート・ド・ピィは古樽50%フードル50%で8ヶ月、モルゴン・コート・ド・ピィ・ヴィエーユ・ヴィーニュは古樽で8ヶ月の熟成)
SO2添加:瓶詰め中に極微量
熟成樽:2~5年樽
フィルター:なし、白はメンブランシート

ちょっと一言、独り言
 初めてジャン・フォイヤールのワインを知ったのは2年前、ロワールのドメーヌで剪定作業を1週間だけ手伝いに行った時だった。2日目の夜に出してもらったワイン、あまりにも美味しくてそのワインの名前だけなぐり書きしたメモ帳が今でも残っている。そのメモには Py だけしか書かれていないが、それがまさにジャン・フォイヤールのMorgon Cote de Py だったのである。以後は、自然派ワインのサロンがある度に、彼のブースで顔を合わせ試飲をさせてもらい、その度に一人で感動していたが、今回のように実際に彼のドメーヌに赴いてじっくり話しをしたのは初めてだった。

 彼の印象は、見た目の仏頂面とは正反対に、性格は明るく、ワイン好きのイイおっちゃんという感じだ。「昨日の飲み過ぎたお酒がまだ残っていて頭がボーとしているんだ」と言いながら、さっそく封の切られていないモルゴンを開けて、自分にも私にもグラスなみなみに注いで朝から迎酒!私はこれからジャンのワインの試飲と午後から別のドメーヌ訪問が控えていたので、注がれた一杯をゆっくり口にしながら話しを進めていったが、彼は話しの間に軽く一本を空けてしまった!確かにジャンのワインはどれも美味しいので、普通に一本くらいは簡単に空いてしまいそうだが・・・でも、これから畑とカーヴを見に行かなければならないし、いきなりのハイペースで大丈夫なのだろうか?
 そんな心配はよそに、彼は酒の勢いで多少明るくなっただけで、畑案内とカーヴ説明はしっかりこなしてくれた。さすが大モノは違う!ちなみに彼にプライベートの趣味を聞いたところ「飲むこと!」と間髪入れずに応えてくれたので、相当ワインが好きなのだろう。

 彼は、ジュール・ショーヴェやマルセルラピエールのワイン哲学から大きな影響を受けているが、実際に醸造学校等で学んだことはないという。彼のコンセプトはワインらしいワインをつくるのではなく、ピュアなブドウをそのまま醗酵させたお酒をつくることで、低温でマセレーションすること以外は技術的にほとんど人の手をかけない。かのBettane&DesseauveのLe Classementではジャン・フォイヤールのワインを「全ての要素が素晴らしく融和されて、みごとなバランスを保ちながらも、後味に若々しいタンニンを感じる、誰にもまねできない彼独特の秘法が隠されている」と絶賛する。彼には天性の才能があるのだろうか。

 ジャンはまた、当然ながらボジョレーヌーボーも生産する。彼のヌーボーの特徴は長いマセレーション。ヌーボーは解禁日が決まっているため、実際多くのワイナリーは、解禁日に遅れないようマセレーションの期間を短くしたり、発酵温度を高めに設定し発酵をスムーズに終わらせるようなリスク回避を行なっている。一方で、彼のヌーボーはそのような流れに逆行するかのように、自然酵母、低温長期浸漬と解禁日ぎりぎりのせめぎ合いで少しでも品質の向上を図る努力をしている。

「ボジョレーヌーボーが、世界的にある種の収穫祭的な要素で盛り上がるのは大いに結構だが、本当にしっかりつくったボジョレーは、ブルゴーニュのグランクリュに匹敵するくらいのポテンシャルがある」

 と言い切る彼は、ヌーボーがたんなるお祭り的なキーワードではなく、常にクリュ・ボジョレーの試金石となる質の高いものでなくては ならないと肝に銘じている。 品質よりも商業主義に走りがちなボジョレー生産者に一石を投じる彼の素晴らしい渾身を込めたキュヴェのラインナップをぜひお試しあれ!
NOISY's wine selectsより)




(*)ez-wineより購入。3,974円。


Kura Blanc Pierre Olivier Bonhomme 2015

2016-03-25 00:00:00 | フランス・ロワール
Kura Blanc Pierre Olivier Bonhomme 2015
Kura Blanc Pierre Olivier Bonhomme 2015
ヴァン・ド・フランス・ブラン・蔵2015
*レモン、洋梨のニュアンスで爽快で
 スッキリとした味わいはとっても素直。
 ほんのり甘みを感じる心地良い喉越しでスイスイと入っていく感じ。
 心地良く楽しい味わいですよ!

 品種:ソーヴィニョン・ブラン 100%
 樹齢:50年平均
 畑:石灰質
 収穫日:9月6日、8日。
 収量:29hl/ha。
 醗酵:自然酵母で4ヶ月
 熟成:ファイバータンクで4ヶ月
 マセラシオン:なし
 ワイン名はTuffau(白亜質の 石灰岩)と
 Tu Faute(あなたは間違っている)を掛けています。
 買いブドウはビオ生産者タンギー・ペローから。
 ノンフィルター。
 SO2は瓶詰め時に20mg/L添加。
2/25/2016試飲
 レモネード、洋梨のニュアンスはミネラルが張って、
 心地良い緊張感とほんのり甘みを感じる味わい。
 何の抵抗も無く楽しく飲みすすんでいきますよ!
moritayaより)





(*)助次郎酒店より購入。2,182円。


Kura Rouge Pierre Olivier Bonhomme 2015

2016-03-24 00:00:00 | フランス・ロワール
Kura Rouge Pierre Olivier Bonhomme 2015
Kura Rouge Pierre Olivier Bonhomme 2015
MAISON PIERRE-OLIVIER BONHOMME
メゾン・ピエール・オリヴィエ・ボノーム
★オーナーであるピエール・オリヴィエ・ボノームは2004年、弱冠18歳の時に ル・クロ・デュ・テュ=ブッフの収穫に参加し、そこでティエリ・ピュズラに才能を見いだされ、以降、ティエリか ら共同経営者を前提にスカウトされる。
 2006年から 2008年までアンボワーズのワイン学校に通いながらティエリのネゴスで経験を積む。
 2009年、ティエリと共同でネゴシアン「ピュズラ=ボノーム」を立ち上げる。
 2014年末、ティエリは自身のドメーヌ業に専念するため、ネゴシアン事業から離れ、ピエール・オリヴィエ・ボノームが100%経営を引き継ぎ、現在に至ります。

ヴァン・ド・フランス・ルージュ・キュヴェ・蔵 2015
*若干のガスがありますがすぐに消えフレッシュなフランボワーズやスミレを感じる果実感がはじき出て来ます。
 若いですが角が取れたタンニン、キレのある控えめな酸が両脇を締める感じで楽しいワインです。

 品種:ガメイ60%、カベルネ・フラン40%、
 樹齢:35年平均
 畑:粘土質・石灰質
 収穫日:10月1日~3日と近年で最も遅い収穫。
 収量:35hl/ha。
 マレラシオン:マセラシオンカルカルボニック、ファイバータンクと木桶タンクで12日間。
 醗酵:自然酵母で45日間。
 熟成:古樽で2ヶ月。
 ブドウはガメイがボノームの自社畑、カベルネフランはフランク・リオー、SO2無添加、ノンフィルター。
 2015年は50%タンク熟成、50%樽熟。
 買いブドウはピノがボノー ムの自社畑とガメイがドルレアンから。
 ノンフィルター。
 SO2無添加
2/25/2016試飲
 フレッシュな果実感が若干のガスがあって口の中で弾ける感じ、ピュアな味わいは優しいタンニンと酸で気持良く楽しい!
moritayaより)






(*)助次郎酒店より購入。2,182円。


NATURE Julien Meyer 2013

2016-03-23 00:00:00 | フランス・アルザス
NATURE Julien Meyer 2013
NATURE Julien Meyer 2013 part1
ドメーヌ・ジュリアン・メイエー
アルザス地方の首都ストラスブルグより南、コルマール方向に下った所のノータンテール村にあるドメーヌの住所はワイン通り(Route du Vin)という素敵な住所。
1705年から存在する歴史あるドメーヌで、もともとほとんどビオ農法でしたが、1990年、現当主のパトリック・メイエーさんの代から完全無農薬に切り替え、1999年から100%ビオディナミ農法を行っています。
彼から教わった事は沢山あり過ぎるのですが、素晴らしい名言の1つ「土を醸造家が借りている」と言っていました。
大きな自然界の中で、今、この瞬間借りさせていただいている。だからいいかげんな仕事をしてはいけないらしいです。
(インポーターさん資料引用)
Les Caves YOSHIOKAより)





ジュリアン・メイエー

■【ジュリアン・メイエーについて】
アルザスは“ノータンテール村”の《Route・du・Vin= ワイン通り》に本拠地を構えるドメーヌで、なんと“1705年” から存在する、もの凄く歴史のある、由緒正しい生産者です!!
しかも、この頃から殆ど“ビオ農法”を行っていたと言うのですか ら驚きです!!

1990年、正式に“ビオ”への切替を行い、 1999年には、100%“ビオディナミ”へ移行しました。

マスコミ系が嫌いで、雑誌などの媒体には、あまり登場していなく、 あの“クラスマン”でさえ記載されていません!!
しかし、唯一記載されている“パーカー”氏の“アドヴォケイト” では高い評価を受けています!!!!!


ナチュール[2013]ジュリアン・メイエー【フランス アルザス 自然派ワイン】

 産 地  フランス アルザス
 種 類  白ワイン ミディアムボディ
 品 種  シルヴァネール90%・ピノグリ10%

これは本当にオススメです!
シルバーネルとピノ・ブランのブレンド。樽熟成と同じ時間をかけてのマロラクティク発酵を行って丁寧に醸造したスペシャルキュヴェ!パトリックが脂身の多いお肉とのマリアージュをイメージして醸造したキュヴェだそうです。

【インポーター資料より】
平地に植えられたシルヴァネール主体で毎年造られるキュヴェです。 パトリック曰く「通常個性が出にくい平地の畑こそしっかりと手入れをし、醸造に気を遣うことによって 良いワインに仕上げる」のだそう。薄い麦わら色の色調、柑橘系の香りの中に麦わらの香ばしいニュアンスを感じます。重心は高めでエアリー、フレッシュな酸とシルヴァネール由来のミネラル感が心地よく流れます♪

SO2:無添加   トータル:12mg   
天然アルコール度数:11.63%
湘南ワインセラーより)





ジュリアン・メイエー

ドメーヌ・ジュリアン・メイエー
メディアには出ない偉大な『伝説・幻』の醸造家ジュリアン・メイエー!
あのティエリー・ピュズラも飲んで驚いた!

メディアに一切、出てこないパトリック!
伝説・幻の造り手、ジュリアン・メイエー!

信憑性の高い「クラスマン」をはじめとする、あらゆるワインガイド、専門誌に当然掲載されるべき偉大な醸造家でありながら、一切のリクエストを拒否。
実際にドメーヌを訪れて、長年かけた上で買い付けに成功した新井順子さんがその状況・ニュアンスを語ってくれています。

今まで何度も輸入したいと思っても、輸入に至らなかった造り手。
有名ソムリエや有名レストラン、ワイン評論家がたくさんコンタクトを取ろうとしてくるのですが、サンプルワインを送るような事は拒否している状況。
ですから雑誌などの媒体はもちろん、「クラスマン」にさえ出ていません。
例えば、ブルゴーニュのプリューレ・ロックが出ていないのと一緒。
直接会っていない人へのワイン販売は一切行なわないのです。
そんなですから、パトリック・メイエーに関しては、ウワサがウワサを呼んで、神秘的な存在にさえなっています。
<ワイン専門家:新井順子>

あのティエリー・ピュズラでさえも、ジュリアン・メイエーのワインを近年になって初めて飲んで・・・・
「これが噂のジュリアン・メイエーかぁ!」
と。そのワインの素晴らしさに驚嘆したほどです。

アルザス地方の首都ストラスブルグより南に下った所、ノータンテールという村にこのドメーヌはあります。『ワイン街道』という素敵な住所。
現在ビオディナミ実践者ですが、このドメーヌが存在する1705年の昔から、 そもそもほとんどビオを行っていたというすごい存在。

地元フランスのビオディナミを実践する造り手の間では、超有名なドメーヌというわけ。
「ジュリアン」は父の名前で、現在の当主はパトリック・メイエー。
バイオダイナミックの理論ばかり先行しがちな造り手が多い中、 彼の実践の伴った理論は他の造り手も驚くばかり。
その結果は、キチンとワインに反映されています。
オーナー自身が直接信頼できる人にしかワインを譲りません。

唯一、ロバート・パーカーのワインガイドにドメーヌ・ジュリアン・メイエーを評価していますが、彼自身が直接、つぶさにドメーヌを訪れていた頃のものだと思われます。

 本物の偉大なグランヴァン!
 ワイン評価誌は狭い世界にすぎない!
ということでしょうか。

この貴重な造り手のワインが、必ず飲み手に再認識させてくれます。
飲むと、今一度、実感せずにはいられません!
どこをとっても完璧な稀にみるワインです!
その完璧さは、ワインラヴァーを喜ばせてくれます。

 たとえば・・・ メール・エ・コキアージュは、もとはミュエンシュベルク。
 さらに・・・ クレマン・ド・アルザスのもとは、ブリュット・ゼロ。
 
パトリックは納得のいかないワインは、すべて格下のキュヴェとして 市場に出します。
ほとんど中身は、彼のトップ・キュヴェなのに・・・少し納得がいかないというだけで・・
本音のところ、新井さんも首をかしげるほどです。

そんな実に贅沢なワインが、なんとなんとお手頃価格でお楽しみいただけるんです!
まさに、消費者の見方です。。。
リカーmorisawaより)


NATURE Julien Meyer 2013 part2




(*)ez-wineより購入。2,117円。


Oyasuminasai Domaine Ponkotsu 2015

2016-03-22 00:00:00 | 日本
Oyasuminasai Domaine Ponkotsu 2015
Oyasuminasai Domaine Ponkotsu 2015 part1
おやすみなさい2015(ロゼ発泡)
*ほんのり甘い香りが立ち、少し弱めの泡に優しい味わい。
 柔らかく空気に溶け込む繊細な味わいです。

 品種:巨峰、
 樹齢:約20年。
 土壌:粘土質。
 一次醗酵:自然酵母、ステンレスタンク発酵
 二次醗酵、熟成:ティラージュ(糖のみ):2015年12月。
         ティラージュ後、瓶内で3ヶ月。
 デゴルジュマン:なし
 甲州市勝沼町休息、甲州市勝沼町上岩崎、山梨市牧丘町小田野、3つの畑で栽培した巨峰を混醸。

 巨峰の瓶内二次発酵による、微々発泡。
 キュヴェ名の『おやすみなさい』は、畑の一つが『休息』という場所に あることから名付けられた。
 休息(きゅうそく):甲州市勝沼町休息。棚仕立て。
           品種は巨峰。平地。22a。
           ワイナリー仲間から引き継いだ畑。
           勝沼の底に位置する。
           休息は桃とブドウを両方栽培している人が多い。
           休息のブドウ農家はほとんどが生食用。
           休息という名前は、この土地にある立正寺に日蓮上人が立ち寄り、休息をとったことから名付けられたと言われている。
 小田野(おたの):山梨市牧丘町小田野。棚仕立て。
          品種は巨峰。南向きの斜面。5a。
          ペイザナのメンバーからの紹介で始めた畑。
 上岩崎(かみいわさき):甲州市勝沼町上岩崎。棚仕立て。
             品種は巨峰。10a。
             四恩醸造の小林氏から引き継いだ畑。
2/25/2016試飲
 味わいはゆっくりと広がり、優しさにあふれ、心地良いです。
moritayaより)


Oyasuminasai Domaine Ponkotsu 2015 part2





(*)ez-wineより購入。1,728円。


Jalopy Domaine Ponkotsu 2015

2016-03-21 00:00:00 | 日本
Jalopy Domaine Ponkotsu 2015
Jalopy Domaine Ponkotsu 2015 part1
DOMAINE PONNKOTU
ドメーヌ・ポンコツ
★生産者
 松岡数人氏は大阪府堺市の出身で、山梨大学にてブドウ栽培や、発酵,醸造の基礎を学ぶ。
 大学卒業後は、静岡県伊豆市の中伊豆ワイナリーに2000年から15年間勤務し、醸造責任者を務めた。
 松岡氏が山梨でペイザナ農事組合法人に加入し、ドメーヌ・ポンコツの立ち上げを決意したきっかけには、ドメーヌ・オヤマダの小山田氏との出会いがある。
 松岡氏は、2005年頃に樽の販売業者が企画したフランスへのツアーで、小山田氏と出会った。
 外部との情報交換があまりなかった松岡氏にとっては、このツアーが色々なことを考えるきっかけになったという。
 その後、中伊豆ワイナリーでワイン造りをしているうちに疑問に思ったことなどを、小山田氏に質問するなどして交流を深めていった。
 二人とも同時期にビオディナミにチャレンジしていることなどを見ると、お互いが良い刺激になっていたことがうかがえる。
 このビオディナミへのチャレンジは、高温多雨な気候の中伊豆では上手くいかなかったが、タイミングを見極めることによって、防除の回数を相当数減らせるということを学ぶことができたという。
 その後、松岡氏は自身の勉強のため、山梨で小山田氏と共に月に1回程度作業をするようになった。
 その間に栽培から醸造までを自ら行うペイザナという存在を知り、彼らの考え方に共感した松岡氏は、2012年頃に小山田氏に対して、ゆくゆくは山梨に移住してペイザナに入りたいという話をした。
 既に松岡氏の造るワインを知っていて、ブドウ造り、ワイン造りに自らと近いものを感じていた小山田氏は、快くその話を受け入れた。
 その後も月1回程度一緒に仕事をして、自らの仕事を見せ、信頼関係を築いていった。
 そして2015年の植え付けのタイミングで山梨に移住することを決心した。
 松岡氏は、既に市場にあって自分が飲みたいと思うものがあっても、それを造りたいとは思はないという。
 既にあるものを造る必要はないと思っていて、どこにもない美味しいものを造ることを目標としている。
 ただ、松岡氏の考え方に影響を与えたワインがいくつかある。
 例えばとある山梨のワイナリーの白ワインを飲んだ時は「俺は誰になんと言われようが、こうゆうワインなんです!」という主張を強く感じ、ワイナリーとしての在り方や、製品に対してのこだわり方に筋を通していて、実際に飲んでみてもそれを感じることができるという物作りに感銘を受けたという。
 自然派ワインへの入りになったワインは、前述の樽の販売業者が企画したフランスツアー中に、パリのレストランで小山田氏がチョイスしたフランソワ・シデーヌ。
 これは単純に美味しいと思ったという。
 小山田氏との出会いと重なっていたこともあり、自然派を意識し始めたきっかけになっている。
 なぜ?野や北海道ではなく山梨だったのかというと、ペイザナがそこにあったというのがその理由としてとても大きい。
 松岡氏は場所よりも一緒に仕事をする人が大切だと思っている。
 ワインとブドウは人が造るものであり(ワインに人柄が表れるということではなく)、造り手側として、魅力的な仲間の近くで仕事をしたかった。
 その中でやれることを探すということが、自分の生き方なのだと語ってくれた。

 農法
 今年から始めた山梨での栽培。まだ農法などと偉そうなことをいうには、本当に10年早いと考えている。降雨量の多い、ブドウ栽培には厳しい土地では、消毒回数も非常に多くせざるを得ず、それがワインの味に影響するのではと考えていた。
 そんなときに小山田氏との出会いから2007年ビオディナミをやり始めることになる。
 しかし、ある特定の病気だけがどうしてもビオディナミでは止めることが出来ず、4年で断念した。
 ブドウはまともに収穫されず、自分の考えが間違いであることに気づいた。
 健全なブドウが第一であり、それが出 来ない土地で無理な農法を取り入れてもいいブドウはできないという結論に至った。
 しかし、それでも有機合成農薬の使用に疑問を感じた結果、それを使わなくても栽培できる土地でやろうという結論に達した。
 山梨はそれが出来る土地であると考えている。
 すなわち草生栽培、無施肥、有機合成化学農薬不使用、殺虫 剤不使用。
 自分に対して負荷のかからないやり方。
 しかもテロワール(がもしあるならば)をできるだけ忠実に表すことができると思うやり方でもある。

 ペイザナ農事組合法人
 ドメーヌ・ポンコツのワインは、ペイザナ農事組合法人中原ワイナリーにて醸造される。
 ペイザナ農事組合法人(以下ペイザナ)は、山梨市,甲州市,笛吹市、甲府市、北杜市を拠点に活動。
 農業人口の減少、若者の農業離れが進む中、「日本の農業の将来を見据え、農地を継承・活用し、農業従事者の雇用・育成を目的として」小山田氏と四恩醸造の小林氏が理事となり2011年に設立された。
 更に、自社の高品質葡萄を原料に、より付加価値の高いワインの生産をペイザナとして実現するため、勝沼町中原に共同醸造所(中原ワイナリー)が2014年に設立された。

 葡萄とテロワール
 今自分がテロワールを語ることは、(やはり)10年早いと考えている。
 つまり、乱暴な言い方だが、今はただ造っているだけに過ぎない。
 自分の栽培で、自分の品種で、自分がブドウを育てる土地で何が産まれてくるか。
 自分が死ぬまでに分かるかも保証できないが、自分が今やれることは、自分が育てたブドウで表現できる ことを表現するだけである。
 自分たちの代でできるとも考えていない。
 まだまだ始まったばかりなのだと思っている。

 醸造
 自家農園葡萄を原料にし、培養酵母や酵素、発酵助剤等の使用を一切行わず、葡萄に付着した自然酵母により発酵を行う。
 また、製品の品質保全のために不可欠とされる亜硫酸は必要最低限の使用とし、極めて天候が 不良な年を除きアルコール分上昇を意図した糖分の添加を行わない。
 スパークリングワインにおいても、酵母の添加は行っていない。
 ヴァンクールさんの資料より。

ポンコツ・ジャロピー2015
●ジャロピー2015
*素直な柔かい印象の中にこだわりのある主張を感じるのは松岡氏の人柄が反映されているのだと...。
 乾いた草のニュアンスと少しオレンジかかった味わいがあります。
 完熟したリンゴのニュアンスはシードルの様。
 抑揚ではなくフラットにしっとり染み込むという感じです。
 もう少しエゴイステックなニュアンスがワインに出てくるとオリジナリティが出てより一層楽しくなる様に思います。
 それでもとっても綺麗な味わいですよ。

 品種:デラウェア。
 樹齢:約20年。
 土壌:粘土質。
 醗酵:自然酵母、ステンレスタンク発酵。
 熟成:古樽で3ヶ月熟成
 マセラシオン:ステンレスタンクにて9日間
 旧祝村属甲州市上岩崎山田、甲州市上岩崎内藤、2つの畑で栽培したデラウェア混醸。

 デラウェアの醸し。
 除梗破砕後、ステンレスタンクで9日間のマセレーションをしている。
 本人曰く、コンセプトは緩い酒質でガラクタなイメージだという。
 子供のガラクタ集めは、大人には価値がわか らないが、本人は宝物を集めているような気持ち。
 稀にその中に大人が見てもキラリと光るものがある。
 そんなイメージでこのワインは完成した。
 ワイン名のジャロピー(jalopy)はポンコツ車という意味で、ワインの持つ「ちょっと価値のあるガラクタ」というイメージがリンクし名付けた。
 山田(やまだ):甲州市上岩崎山田。棚仕立て。
         品種はデラウェア。平地。12a。
         四恩醸造の小林氏から引き継いだ畑。
         全体的に力が衰えているような印象で、徐々に剪定で樹形を整理していく予定で、今後のブドウの品質向上が期待できる。
 内藤(ないとう):甲州市上岩崎内藤。棚仕立て。
          品種はデラウェア。平地。8a。
          四恩醸造の小林氏から引き継
2/25/2016試飲
 しっとりとしたシードルに近いニュアンスの入りは、落ち着いて静かに浸透する感じ。
 オレンジのニュアンスも感じます。
moritayaより)

Jalopy Domaine Ponkotsu 2015 part2





(*)ez-wineより購入。1,728円。


Racines Les Cailloux du Paradis Courtois 2012

2016-03-20 00:00:00 | フランス・ロワール
Racines Les Cailloux du Paradis Courtois 2012
Racines Les Cailloux du Paradis Courtois
レ・カイユ・デュ・パラディ(クロード・クルトワ)
★クロード・クルトワは、コトー・ド・ヴァロアで牛・豚・馬・鶏・羊などを育てながら、 30年来ビオディナミで素晴らしいワインを造り、定評を築き上げてきました。
 91年の大火事(自然火災)で全てを失い、ほぼ無一文でソローニュにやってきた彼は、 シレックス土壌のLes Cailloux(レ・カイユ)とLes Paradis(レ・パラディ)という2つの畑で同じ方法でワインづくりを始め、ファースト・ヴィンテージの1995年からパリのレストランや専門家の間で高い評価を得ました。
 ドメーヌ解説:
 奇跡のワインと呼ばれ、フランスで熱狂的な信奉者が増えているクルトワ父子のワイン。
 極端なまでの低収量で、究極ともいえる有機ワイン。
 アペラシオンは通常ならば「トゥーレーヌ」と称するところだが、AOCを名乗るつもりの全くないクルトワは、 「ヴァン・ド・ターブル」で我が道を行く。
 すべてオリジナルで、深いエキスをとじこめたユニークそのもののワイン(4種の赤ワインと10種類の白ワイン)を造る。
 栽培:ビオロジック
 栽培品種:ガメ、カベルネ・フラン、コ、ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン、シャルドネ、ロモランタン、ムニュ・ピノ
 醸造:「環境の調和が完全にとれていれば、収穫の時期に雨が降っても腐敗果の心配もなく、素晴らしいワインを作ることができる。ビオディナミといっても、よその畑の草や堆肥を持ってきたら環境が壊れる。
    だから私は、醸造家であるよりも農夫であり続けたい」と語っています。
    次男のジュリアンも、父クロードを助けて仕事をするかたわら、自らの名前でワインをリリースしています。
    彼らのワインは、アペラシオンとしては「トゥーレーヌ」を名乗れるものの、あまりにコンセントレーションが強く、特異な味わいのため、AOCの認可を委員会より与えられず、また自らも望まないため、表記は「ヴァン・ド・ターブル」となっています。
    すべてのワインが、醸造過程でSO2はまったく使用していません。
    キュヴェによってビン詰時にSO2を微量入れますが、ほとんどが非使用です。
 醗酵容器:様々。ステンレスタンクを使用することを好んでいない。
      コンクリート製は使用しない。
 熟成容器:Quartzを除き全て古樽、ボルドータイプが多い。
      常識範囲外の古さで、平均して30年以上のものを使用している。
      一番古くて50年程度。
      Quartzは熟成容器が決まっておらず、毎年その年に余っているタンクで熟成を行っている。
      樹脂製、鋼鉄製、琺瑯製、ステンレス製のいずれか。
 セラーの場所:畑はセラーの周囲300m以内でほぼ全て徒歩圏内。
        セラーの材質はコンクリート、レンガ、木材を使用しており、全て地階にある。
 自社畑面積:6.1ha
 契約畑面積:なし
 年間平均生産量:24000本

 基本的な醸造について
 選果の場所:畑の中、セラー
 マセレーションの有無:白はエティエンヌがスキンコンタクトタイプを生産、クロードは無し。
             赤はあり。
 マセレーション期間:おおよそ5日間~30ヶ月と時と場合により激しく異なる。
 酵母の添加有無:なし
 アルコール醗酵期間:ヴィンテージ次第で大幅に変動する
 醗酵温度コントロールの有無:なし
 熟成期間:9~30ヶ月で、毎回味をみて熟成を切り上げる。
 濾過清澄:なし
 醗酵中の亜硫酸添加量:基本的に添加しない
 総亜硫酸量:5mg/L以下
 自然派:ビオ認証取得(ナチュレル・エ・プログレ)

ヴァン・ド・フランス・ラシーヌ・ブラン2012
 耕作技術:土壌中の耕作は行なわない
 畑面積:15a
 品種:ソーヴィニヨン、シャルドネ、ロモランタン、ムニュ・ピノ
 樹齢:ソーヴィニヨン 6年、シャルドネ 8年、ロモランタン 13年、
    ムニュ・ピノ 13年 ※2014年7月現在
 植樹密度:6600本/ha
 仕立て:ゴブレ式
 収穫量・収穫日:30hl/ha、9月末から10月20日
 仕立て:ギュイヨ式
 土壌:粘土質、シレックス。南東向き。標高110m。
 圧搾技術:およそ100年前の古い手動圧搾機を修理したものを使用
 酵母の添加:なし
 醗酵温度コントロールの有無:なし
 熟成:樽で30ヶ月
 濾過:あり
 清澄:なし
 澱引き:なし
 総亜硫酸量:5mg/L
 ビン詰め時期:5月
 このキュヴェの年間生産ボトル本数:1100本
 インポーターはラシーヌさん。
moritayaより)






ワイン会にて
 
抜栓日:2016年3月16日
イエロー、やや濁りあり。グレープフルーツ系の香り、ビオ香、花梨、ミネラルを感じます。メンバーさんは一発目でロワールの白、と解答! さすがです。味わいははつらつ感、さわやかさを感じ、のどごしがとてもすっきり。酸はフレッシュで美味しい。自分はソーヴィニヨン・ブランと思いました。


Tete De Cuvee Galpin Peak Pinot Noir 2007

2016-03-19 00:00:00 | 南アフリカ
Tete De Cuvee Galpin Peak Pinot Noir 2007
Tete De Cuvee Galpin Peak Pinot Noir 2007
BOUCHARD FINLAYSON / ブシャール・フィンレーソン

《ブシャール》とはその名の通り、ブルゴーニュで著名なブシャール・エイネ。当主のポール・ブシャール氏と南ア屈指の醸造家ピーター・フィンレーソン氏と のジョイントベンチャーとして1989年にその活動を開始しました。

現在でも常に技術的な情報交換を行っており、比較的肉付きのよい印象の南アにしては珍 しいほど、ブルゴーニュに似た上品な酸味を伴う洗練された味わいに仕上がっています。というのも、ステレンボッシュとは異なり、ワイナリーの位置するハー マナス地区は大西洋からの冷たい風が吹き込むケープで最も冷涼な地域。これぞ“上質のコート・ド・ボーヌ”スタイルのワインを産む大きな所以といえるでしょう。

その品質の高さから、ブシャール・フィンレーソンは南ア最高クラスの優良ワイナリーとして広く知られています。


ブシャール・フィンレーソン
ガルピン・ピーク・ピノ・ノワール [2007]750ml

南アフリカのピノ!【蔵元から入荷】
このワインは世界各国からのオーダーがありあっという間に完売してしまう商品です。今回は出来るだけ多くの数を購入することが出来ました。

下記コメントは2006VTのものです。

3日ほど低い温度にし、飲む2時間くらい前から徐々に温度を上げ始めた。抜栓時 は13℃前後だろうか。

 紫がかった暗いガーネット色、赤い花、深紅の薔薇、ハイビスカス、菫、沈丁花、プラム、グリオット、カシス、ラズベリー、ブラックベリー、山桃、桃、赤 身肉、レザー、鞣革、黒胡椒、香菜、丁子、杜松の実、甘草、八角茴香、ベルベ ーヌベルト(クマツヅラ)、オレガノ、タイム、ナツメグ、メース、ローズマリー、バニラビーンズ、桂皮、ナッツ、コーヒー、シガー、武夷岩茶、腐葉土、森 の下草、濡れ落ち葉、黒い土、ミネラル、2003、2005共に素晴らしかった。今回 、どのような姿を見せてくれるのか非常に楽しみだ。  2005より更に濃く暗く感じる色合いを持ち、目眩がするように薫り高い花々と 途轍もなく凝縮された甘いフルーツ達が絡み合い広がってくる。非常に濃く暖か みと深みを湛えた色合いを持ちながら、何故かどんどん沈み込んでいく。香りは 実にエキゾチック。綺麗な薔薇と菫を中心とし、併せて、黒を芯としたベリーに 少し赤が加わる。硬く焼き締めたフルーツケーキみたいに濃さと強さ・深さを感 じる香りだ。口に含むとそれらが物凄い濃度と凝縮感を持ちながら、力強く沈み 込むような雰囲気を漂わせている。バランスは2005より整っているようなのに、 パワフルでスケールの物凄さに言葉が出ない。もう少し開かせようとスワリング して置いておいたところ、少しずつ開きだした。まるで、蝶が羽化するかのように、見事に、華やかに開いていく。そして、やはり濃く凝縮されているのに、爽 やかで軽やか。そう、実にしなやかだ。そして、赤身肉・レザー・鞣革など、ど っしりとしたコク・ボディを感じる肉・革系のニュアンスにパワーときっちりと した輪郭を感じる。更に、時間が経つと次々に出てくる数え切れない複雑なハー ブ系のニュアンス(黒胡椒、香菜、丁子、杜松の実、甘草、八角茴香、ベルベー ヌベルト(クマツヅラ)、オレガノ、タイム、ナツメグ、メース、ローズマリー 、バニラビーンズ、桂皮)が複雑さを加え、色々なミネラル系のニュアンス(コ ーヒー、シガー、武夷岩茶、腐葉土、森の下草、濡れ落ち葉、黒い土、ミネラル )がワインの芯を支え奥深さを与えている。今回いつもより、暗さと東洋系のス
パイス・ハーブが際立った。特に八角茴香と香菜。特徴のある香りが絡み合い独 特のニュアンスに醸成している。時間が経つと華やかさが落ち着き、見事なバラ ンスの中、実に綺麗なアフターを見せている。しかしいつものように昇華するような物ではなく、森の中で静かに深い水を湛えた沼のように底知れぬ怖さを秘め ているように思えてならない。当然、まだ若い。が、方向性はクロ・ド・ラ・ロッシュ?、 それともボンヌ・マール?、見事な熟成をしたとしたらラ・ロマネ?  妄想は広がり留まる所を知らない。2007.9.29
ウメムラより)






ワイン会にて
 
抜栓日:2016年3月16日
比較的濃い目のガーネットルビー。やや液体に粘性を感じました。ブルーベリー、ブラックベリー、ややコンポートを思わせるような甘い香り。密度の集中した印象。酸は穏やかで、味わいに複雑味があります。比較的甘さが感じられました。このワインはブランドで提供されて、自分は南仏のグルナッシュ系かとおもいましたが、さすがにブシャール、しっかりと作っているんですね。漫画ソムリエールに出てきたワインです。


Emilia Bianco Ageno La Stoppa 2005

2016-03-18 00:00:00 | イタリア
Emilia Bianco Ageno La Stoppa 2005
Ageno Emilia 2005
ラ ストッパ La Stoppa
無肥料、不耕起の自然派ワイナリー
「ラ・ストッパ」
珍しい醸造法で造られた普通の白とはまったく違う特別な味わい
自然農法にとことんこだわるラ ストッパのクセになる白
アジェーノ ラ ストッパ

「自然農法にとことんこだわる造り手」
畑も耕さず、自然のままの栽培方法

“ラ ストッパ”の個性的白ワイン

自然な形で育てたブドウで造られる特別な味わいのワイン
このワインの造り手「ラ・ストッパ」はエミリア・ロマーニャ州にある家族経営のワイナリー

設立は1973年ですがこの土地を現在のオーナー パンタレオーニ家が取得する以前から100年にわたりワイン造りが続く伝統ある土地

全ての畑では、化学農薬を用いず無肥料・不耕起で栽培をしています。特に、畑を耕さない点に関しては、雑草が生えている状態のほうが土が流出しないので助かっていると言います。52haの敷地に30haのブドウ畑があり、一つ一つの畑が離れてバラバラに点在しており、広い森に囲まれている敷地内には小川が流れるなどミクロクリマ(微気候)が多彩です。その為、畑の表情はひとつひとつ異なり、様々な姿を見せてくれます。
自然農法にとことんこだわり肥料も与えることなく、自然な形で育てたブドウでワインを造っています!


そんなラ・ストッパの中でも圧巻が白ワインの「アジェーノ」!
果汁と一緒に果皮を約1か月もつけたまま置くという、白ワインの醸造法としてはとても珍しい方法をとっていて、これにより果皮に含まれる成分を抽出し、品種の特徴とぶどうの美味しさを最大限ひきだしています!
この、独特の醸造方法により普通の白ワインとは全然違う個性的な味わいに仕上がるのです!
琥珀色を帯びた外観、 ハチミツやハーブのニュアンスのある深みのある香り。
果皮に含まれているタンニン分が良くかもし出されて複雑さを帯びた、その味わいは飲む進めると、クセになってしまいます!

その土地の個性を反映した個性的なワインを造りだす
ラ ストッパ -La Stoppa-
name=ラ・ストッパは設立は1973年に設立、エミリア=ロマーニャ州ピアチェンツァ県のトレッビオーラ渓谷の周りに広がる地域で、52ヘクタールのうち30ヘクタールがエレガントな中世の塔が立つワイナリーです。

現オーナのパンタレオーニ家がこの地を取得し、ラ・ストッパを設立する以前から100年にわたってワイン造りが続いている伝統ある土地です。現在では畑とセラーがリニューアルされ、フランス種の葡萄が多く植えられています。

地域の微妙な気候の違いに合わせた栽培が行われ、さらに1996年からは、品種と樹齢に合わせた栽培が行われ、現在ではバルベーラとボナルダが畑の大部分を占め、マルヴァジーア・ディ・カンディア、カベルネ・ソーヴィニョン、メルローがなども栽培されています。

手入れのコストはかかりますが、1ヘクタールに600本という低い密度で古い樹を育てることで、若い畑よりも品質と一貫性を保ち、その土地の個性を反映した個性的なワインを造っています。

自然栽培にこだわり、白ワインでは珍しい醸造法で造られた個性的な激旨ワイン!
この美味しさを実感してください!!

エミリア ビアンコ アジェーノ 2010 ラ ストッパ 750ml [白]Emilia Bianco Ageno La Stoppa

information
英字名 Emilia Bianco Ageno La Stoppa
ワイナリー名 ラ ストッパ
商品情報 天然酵母のみで醗酵。長期マセレーション後はステンレスと木樽を併用して1年間熟成。ノンフィルター、極少量の亜硫酸を添加するのみでボトリング。黄金色の色調は濃厚な旨味が詰まっているかのよう。紅茶、ベルガモット、ライチ、アンズ・・・複雑で濃密な香は口中を長く支配する。
内容量 750ml
品種 マルヴァジア60%、トレビアーノ40%
産地 イタリア・エミリアロマーニャ
カテゴリー エミリアIGT
味わい 辛口
タイプ 白
トスカニーより)





ワイン会にて
 
抜栓日:2016年3月16日
いわゆるオレンジワイン。というか、ほとんどロゼの色合い。とてもフローラルな香り+いわゆるビオ香的なプレタノ臭が微妙なタッチで混在しています。味わいはスカッシュ的なポップな味わいでクイクイいっちゃいますね。酸化的ニュアンスもありーので、どことなくKONDO Vinyardのkonkonににている印象を持ちました。


Sau Auxiv Domaine Saurigny 2014

2016-03-17 00:00:00 | フランス・ロワール
Sau Auxiv Domaine Saurigny 2014
Auxiv Domaine Saurigny
「皆に愛される人懐っこい性格の人気者、ジェジェ」
ドメーヌ ソリニー

ロワール地方アンジュ地区、フェルム ド サンソニエールのマルク アンジェリやルネ モスにはじまり、現在はそれぞれ独立したドメーヌを運営するセバスチャン デルヴューとパトリック デプラの2人によって運営されたドメーヌ デ グリオット、さらには、彼ら先達たちの影響を受けたシリル ル モワン、ジャン=クリストフ ガルニエ、ジャン=フランソワ シェネなどフランスの自然派ワインを代表する造り手が多く活躍する地域です。この自然派ワインのホットスポットである地域で、2005年からワイン造りを始め、年々進化を重ねてスターダムに登ってきたのがジェローム ソリニーその人です。

もともとボルドーの醸造学校でワイン造りを学んでいたジェローム ソリニーでしたが、そこでは彼の望むピュアなワイン造りを学ぶことは不可能であっただけでなく、あまりに多用される醸造テクニックと添加物に不安を覚えたと言います。その後、ドメーヌ デ グリオットのワインと出会ったのをきっかけに、彼らの自然でピュアなワイン造りに感銘を受けたジェローム ソリニーは、ドメーヌ デ グリオットにほど近い場所に12haほどの畑を見つけ、自身のワイン造りをスタートさせます。

取得した12haの畑は、目の行き届いた丁寧な栽培のために最もポテンシャルの高い6.5haのみを残して売却し、除草剤や化学肥料などを用いない自然な栽培を通じて健全なブドウを得ることに集中しています。醸造においては過度な人為的な介入を避け、自然酵母による発酵を行い、リスクが高いデザートワインであっても瓶詰め時の亜硫酸不使用を貫くなど、純粋主義的なワイン造りを徹底しています。

2015年現在で、10年にわたるワイン造りのキャリアを重ねてきたジェローム ソリニーですが、彼のワインはパリの多くのワインショップやビストロなどでも広く愛されています。その理由としては、気負わず楽しめるワインの味わいもありますが、ジェジェという愛称で友人・知人に愛される彼自身の人柄も大きいと感じます。彼の下を訪問すると、いつも沢山の友人に囲まれている彼の姿を目にします。人懐っこく、明るい性格のジェローム ソリニー。その笑顔に惹かれて多くの人が集い、ワインを通じて幸せな時間を共有しています。

その一方で、ワイン造りに取組む姿勢は非常にストイックと言えます。亜硫酸の使用を嫌い、とことんピュアな自然派ワイン造りを追求し、一切の妥協を廃した攻めの姿勢。その半面として以前のヴィンテージにはやや不安定な一面もありましたが、ここ数年、ぐっとワインに安定感が出てきました。彼は定期的にワインの名称を変更するのですが、その理由として自身の考え方の変化や哲学の進化をあげます。常に最善を目指して考え方を更新していくことによって、絶え間ない品質の向上を目指し、結果として数年おきに目を見張る進化を遂げて、ひとつ、またひとつとステージを登り続けています。スター生産者が集まるアンジュ地区にあっても他の生産者に活躍に埋もれることなく頭角を現し続けるジェローム ソリニー。彼の成長の軌跡を楽しみに追いかけて行きたいと思います。
(野村ユニゾンより)






セパージュ:ソーヴィニヨン・ブラン
ワイン会にて
 
抜栓日:2016年3月16日
やや濁りのある薄いイエロー。最初、微発泡でハツラツ系の柑橘香、徐々に土っぽさがでてきて、次にいわゆるビオ香がただよってきました。グレープフルーツジュース的な柔らかいタッチの味わい。