Echezeaux Mugeret Gibourg 2005
ドメーヌ・ミュニレ・ジブール・エシェゾー2005年(ボーヌ・ロマネ)
Domaine Mugneret Gibourg / Echezeaux 2005
【ピノ・ノワール100%】
フランス・ブルゴーニュ・コート・ド・ニュイ・ヴォーヌ・ロマネ
ジョルジュ・ミュニレはもうすでに亡くなり現在は娘2人が素晴らしいワインを造っている。このワインは先代の手によるもので熟成することにより実に見事なワインになることはブルゴーニュ好きならご存じのところ。
最近ではめっきり彼のワインを飲める機会が減りなかなか感動するワインを飲めなくなったのが実情だが、娘さんの代になり2003年以降は抜群の酒質になってきた。今や間違いなくブルゴーニュのトップドメーヌである。エシャゾーはミュニレの畑の中でも最高のワインで2005年は間違いなく驚くべき出来映えのはずである。
(Wine Shop WINEHOLICより)
Mugneret Gibourg
ミュニュレ・ジブール(ジョルジュ・ミュニュレ)
ブルゴーニュを代表する5ツ星ドメーヌ、ヴォーヌ・ロマネ村にキラ星の如く、輝くドメーヌです。
近年ボルドーの様な濃いブルゴーニュが多い中で、昔ながらの手法で作られる、精密な美しさを持つ気品のある味わい、本来のブルゴーニュワインの姿を持っており、各ワイン評論家が、もろ手を挙げて絶賛するドメーヌです。
ちなみに、ミュニュレ・ジブールとジョルジュ・ミュニュレは、同じドメーヌです。故ミュヌレ博士の未亡人を二人の娘が運営しています。事実上2つのブドウ園があり、ミュニュレ・ジブールは博士が購入した区画の畑から成り立っています。
1988年博士が亡くなって以来品質は落ちるどころか、多くの改良によって益々向上を続けています。1996年以降、新しく導入した選別台によってさらに品質の向上を成し遂げています。
手厳しい、ロバート・パーカー氏も、『ワイン、そしてワインを造る人達、工程、畑が全てパーフェクトになされている』と絶賛しています。
(e-Wineより)
ジョルジュ・ミュニュレ / ミュニュレ・ジブール
パーカー五つ星評価のドメーヌで、その実力は良く知られていたのですが、日本での知名度は今ひとつ。
『味は抜群!』試飲会でも、これ美味い!を連呼するはずです。
’88年惜しまれつつ他界した、正統派ブルゴーニュの造り手、故ミュニュレ博士(フランス眼科医界の第一人者であったのだ)の後を、マリ=クリスティーヌ、マリ=アンドレの姉妹が引き継いだ女性の手によるドメーヌ。
リュット・リゾネ方式による栽培管理、低収量、厳しい選果と、あくまで果実を重視した自然な醸造から生まれるワインは若いうちは長熟スタイルながらも、旨味成分の多い味わいです。
ヴォーヌ・ロマネの中でも、特に優れたテロワールを持つと言われる『コロンビエール』が主要な畑。ドメーヌの目の前です。
テロワールを見事に反映したもので、どんなヴィンテージにおいてもクラシックでフィネスある上品なワインに仕上げています。
『見事な「エシェゾー」、「クロ・ド・ヴージョ」、そして「リュショット・シャンベルタン」は、いずれも最低10年は待つべき大物だ。優雅でバランスの良い古典的な造りで、このドメーヌの名に恥じない出来栄えである 』:『クラスマン』より
ちなみに、ロバート・パーカー氏は91-92点を付けています
リアルワインガイドでは92-93+点
(シーザーワインカンパニーより)
MARUYAMAYAさんよりオークションで購入。14900円で購入。
抜栓日:2013年8月9日
コルク:長めコルク。ドメイン名、ワイン名、Vintageが刻印されています。
液漏れ:ほぼ完璧な状態。染みなし。液漏れなし。
グラス:リーデル・ブルゴーニュタイプを使用。
色:濃い目のルビー。綺麗な、透明感のある、引き込まれるような色合い。Vintageからくるんでしょうね。まだ若干、紫色があります。
エッジ:エッジまで、しっかりと色づいています。
脚:なかなかの粘調度。グラスをたらぁ~っと落ちてきます。綺麗な脚。
ディスク:ちょっと厚みあり。
香り:抜栓してグラスに注ぐと、結構力強い香り。最初のインパクトとして、とてもスパイシー。ブラックペッパー、ハーブの香りが最初にしてきます。スワリングで
胡椒感が複雑にあがってきます。まだ、果実香があまりたちのぼってきません。30分ほどしてようやく黒果実の香りがしてきます。ベリー系の香りも若干。娘さんは最初、ソーセージの匂い、スワリングするとポトフの匂い、と表現しました。
タンニン:しっかとしたタンニン。まだまだフレッシュなタンニンです。歯茎にしっかりとタンニンを感じます。びっくり。ただ、渋さじゃなくて力強さを与えていて、心地良いタンニンです。
味:非常に質の良い酸があり力強いタンニンで、ミネラル感がとても豊富です。
ピュアな味わいですが、とても中身が詰まっている味わいです。とてもピュアに口の中に入ってきて、華麗に舌の上を流れ、アフタがふわっと鼻の奥に立ち上る、そんな感じでしょうか。しかしながら、本領はまだ発揮していないと思います。酸も絶妙、タンニンも力強く、アフタもそこそこ長い、でももうちょっとだけ何かが足りない、とそんな感じでしょうか。思いの外、力強い味わいに、果実味がちょっと感じにくくなっているから何じゃないかと思いました。本領発揮はもう5年くらい先か。1時間くらいでベリー系の果実甘味があらわれてきました。