朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

盲人転落事故

2016-10-23 19:13:05 | 21世紀
盲人転落事故
2016/10/24
東京・港区の地下鉄のホームで盲導犬を連れた視覚障害のある男性が線路に転落して死亡しました。これまでも同じような事故が相次ぎ、視覚障害のある人たちからは「欄干のない橋」とも言われる駅のホーム。どうすれば事故を防げるのでしょうか。
中学・高校の同級生、亀甲光司さんは、黄斑変性症から失明し自宅療養されていると聞きました。お逢いしたいけれど行く勇気が私にはありません。私の透析している病院では、糖尿病からでしょう?失明し、家族に連れられ透析に来られる人が何人もおられます。
 私も、場合によっては、失明していたかもしれず、目が見えることに感謝する次第です。
 私は、失明すれば、生きる意欲を無くし、自殺でも図るのではないかと思います。
 オウム真理教を始めた麻原彰晃(松本智津夫)は、盲人です。自分の置かれた条件を克服し、人間とは何かを考え、自分なりの哲学を構成し、それによって、狂信的な信者集団を作りました。素晴らしい能力で、プラス方面にその才能を生かせば、素晴らしい人間と尊敬されていたでしょう? 
 盲人で歴史に残る人も沢山おられます。ヘレン・ケラー、宮城 道雄(琴の名手・作曲家)、梅棹忠雄(『知的生産の技術』はベストセラーになった。また、モンゴルにフィールドワークに出かけた直後に原因不明の視力障害を患い、64歳で両目とも失明するが、失明後、それ以前よりも多数の著作を残した)さんなど、偉いというほかありません。
 目の見えない試練にくらべれば、その他の試練・障害など、大したことではないといえる気もします。
 そんな障害を持って生きる人は、一般人に比べると、苦労が多く、違う次元に住んでいるともいえる偉人として、尊敬に値する人たちです。
 「五体不満足」の乙武洋匡さんは、週刊誌で叩かれ、政治家廃業しましたが、あの身体条件で浮気できるのは、偉人の証拠です。自分からは話しする以外のアプローチはないのですから、相手の女性の母性愛がその発端でしょう。健常者の浮気とは全く違う次元と感じ、かわいそうに思います。
 盲人・障害者は、苦労の中で生きています。私たちは、尊敬し、手助け・援助を恥ずかしがらず、行いましょう。彼らが、私たちが受けなければならなかった運命を代わりに担ってくれていると考えましょう。