朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

メラトニンの命名

2014-04-24 21:11:52 | 21世紀
メラトニンの命名
2014/04/25
 「奇跡のホルモン・メラトニン」に書かれているエピソードです」
 1917年に発表された論文ですから、約100年前です。その論文には「皮膚を白くするホルモンが松果体に存在する」とあるそうです。「牛の松果体を擦り潰し、水槽に入れたところ、飼っているオタマジャクシの色が抜け、透明になって、心臓や内臓が生きているまま外から見える」のだそうです。
 1954年、ラーナー博士は、白癬病という皮膚から色素の抜ける病気の研究をしていましたので、その論文にある牛の松果体を25万匹分集め、4年間の研究で新物質を発見しました。白癬病の原因には関係ないようでしたが、そのホルモンはセロトニンから変化したようなホルモンでした。その効能は解りません。博士は、皮膚の色素の研究者でメラニンの発見者です。色素メラミンに関係するセロトニンに似たホルモンと言う意味で、通称名として「メラトニン」と命名したそうです。

 メラトニンの構造式も解り、メラトニンがどんな効能があるのか実験するに当たり、毒性テストを行います。これは、実験対象となる物質をマウスに注入しその半数が死ぬまで注入量を増やしていくというものです。半数が死んだ時点の投与量がその物質の「LD50」(50%致死量)とされます。
 メラトニンに関しての実験では、マウスは死亡せず、体重1kgあたり、800mgまで与えました。この量は、人間の大人に100%のメラトニンをカップ半分飲ますことに相当するそうです。
 皮膚病の人間患者に1960年、200mgのメラトニンを患部に注射するという治療を実験したそうですが、病変は変わらず、その他人間の異常はなかったそうです。この量は現在、睡眠その他で服用される量と桁違いの量ですが、それでも異常がなかったことはメラトニンの安全さを証明しています。
 アメリカでは、無害が認められ、ドラッグストアで、医師の処方箋も不要で、売られているそうです。
 松果体は、すべての生物にあり、古代生物からずっと引き継がれている器官です。メラトニンは植物にも含まれていて、24時間の明暗サイクルや冬眠の仕組み、開花・結実の時期などを決定しているそうです。
 現在、昼夜の区別なく働く時代ですが、副作用のないメラトニンは、我々の生活反応を改善するものとして、重視すべき物質だと、私は、感じています。
 未だ、この本の第1章ですが、12章は不老長寿への挑戦などとあります。
 ガン治療・免疫の強化なども説かれています。楽しみです。勉強しましょう。

鷲尾いさ子さんおめでとう

2014-04-24 00:23:38 | 21世紀
鷲尾いさ子さんおめでとう
2014:04/24
 iPS細胞でパーキンソン病の臨床研究が始まったそうです。
 京都大学iPS細胞研究所の高橋淳教授(神経再生医学)は3月6日ヒトのiPS細胞を使ったパーキンソン病治療の臨床研究に向けた手法を確立したと発表した。移植に必要な細胞の大量培養や、がん化の危険性のある細胞の除去などの課題をクリアした、ラットでの実験で効果を確認した。2015年初めにも、厚生労働省の承認を経て、患者への16年の移植を目指す。
 パーキンソン病は神経伝達物質「ドーパミン」を出すドーパミン神経細胞が減ることで、手足が震えたり、強張ったりする難病。
 神経細胞の一歩手前の「神経前駆細胞を脳内に移植し、新たな神経細胞回路を作る治療法が期待されている。(毎日新聞3月7日1面記事)
 パーキンソン病に罹った鷲尾いさ子さんは、動けず苦労されておられるそうです。良かったですねぇ。希望が見えて来ました。
 パーキンソン病がこれで治療出来れば、膵臓にインシュリンを作る細胞を移植して治療も出来るでしょうし、腎臓病・肝臓病も治療の可能性が見えます。
 根本的治療法です。慢性病・生活習慣病と呼ばれる病気は、完治できるようになりそうです。
 iPS細胞移植治療のような根本治療こそ、21世紀の治療です。現在の対症療法、痛みを押さえ自然治癒力の発揮を待つ療法。効いているのか効いていないのか分からない風邪薬。害をなす可能性のある熱さまし。インシュリンを分泌できなければインシュリンを与える治療などの医学からの卒業です。
 自動車の排気ガスを減らすため白金などを用いて除去装置を作ることから、廃棄ガスを出さないエンジン(水素エンジン・電気自動車など)に変えるような治療法です。21世紀の文明です。
 医療の考え方を変える時代に、私達も生活の考え方もパラダイムシフトしなければなりません。従来の病気、風邪や下痢などは免疫力で対応する個人での療法を主にし、医者は根本療法に向って欲しいと思います。
 日本の若者の死亡原因は自殺が第1位です。難病解決で喜ぶだけでなく、自殺しない人間に教育すること、自殺の代償のような通り魔殺人などしない人間に教育することを考え、新しい社会システムを考えたいですね。
 辻秀一さんの、スポーツ応用心理学は、若者教育・人間教育として、宗教以上に効果が期待出来そうです。私(渡邉)は今24講のうち7講を聴いただけですが、随分成長した気がします。インターネットで「フロー」「辻秀一」を検索してみましょう。貴方も貴方の子供も部下も今より次元が変わると感じます。

再生医療・FGS-2

2014-04-24 00:17:36 | 21世紀
再生医療・FGS-2
2014/04/23
 4/19の作文で、癌細胞が「血管を作れ」というサイトカインを出し、それによって血管が作られ癌細胞が成長しているということを書きました。
 3/06のNHKニュースで、血管再生治療の実験治療の成功が放映されていました。その薬品の名は[FGS-2]というものです。 
足の血管が詰まり、痛くて歩けなくなり、従来治療の医師は「足をどこから切るか?」と言うそうです。 糖尿病ではひどくなると、足の血管が詰まり先端が壊疽し、切らなくてはどうしようもなくなる人が多いのです。糖尿病の私も、足の痛みなど感じると恐怖に捉われます。
 人体には新しく血管を作る能力があるけれど、糖尿病や老化でその力が衰えて来ます。FGS-2を単体で注射しても、異物として排除され効果が出なかったのですが、特許のゲル状物質と混合して注射すると、長期に留まり、血管再生が起こることが判り、人体に適用されたのです。3か月後、痛くて歩けなかった78才の患者は、2km程度散歩出来るようになり喜んでいました。健保適用され、実用になるまでもう少し時間は掛るようですが、うれしいニュースでした。その他の器官・心臓やその他でも、再生治療は進んでいるそうで、健康に生きる老人が増えそうでうれしいです。
 iPS細胞や、STAP細胞による再生治療より、これらサイトカインから導きだされる治療が安価で、実用は近いのではないかと推察されます。それぞれ分野は違い適用される範囲も違うのでしょうが、研究者さん、期待しています。
 患者たる我々は、何もせず待つのでは、申し訳ありません。私達も健康を目指し、健康な生活を心がけましょう。
 テレビの健康番組では、結論は何時も「素人判断は危険です。不具合があれば医者に相談して下さい」で終わります。
 私たちも、良い医学大系・医学的考え方を身につけ、常識を備えたいものです。それには、良い本を読んで、病気のイメージ・免疫のイメージ・人体のイメージを付けることです。
 今私(渡邉)が、この本は素晴らしいと、読み続けている本を紹介します。
「奇跡のホルモン・メラトニン」ラッセル・ライダー著 講談社 ¥1800です。アマゾン中古本では¥800くらいです。
 素人の私達に、医学研究とその実用についてイメージの作れる内容です。読んでいてわくわくする興奮を感じます。 「21世紀に生まれてよかったなぁ」と感じるのは、こんな本を読んだ時です。
早く死んだ友人・20世紀の父母を、これを知っていたらなぁと思います。

夜行バス事故

2014-04-24 00:12:23 | 21世紀
夜行バス事故
2014/04/22
 仙台発金沢行の夜行バスが追突し。意識を失った運転手と起こそうとした高校の先生が亡くなられました。悲劇です。運転手は睡眠時無呼吸症候群を指摘されていましたが、運転に支障はないとして運転は禁止されていませんでした。
 現代の医者は難病として、中々治せません。㈱湯布院機械の藤井社長は、睡眠時無呼吸症候群になり、医者にかかった所、マウスピースを処方され口呼吸することを処置されました。藤井さんは、肺炎に罹ってしまいました。
 ボデイワークの麻生先生は、鼻呼吸が出来ないのは、顎が上がり舌筋肉塊が下がるので気道を塞ぐのが原因だとして、首に溜った老廃物を取り除く、鼻から空気を摂りいれる処置をします。それで口から息を吐くと自動的に鼻から息を吸う正常な呼吸が出来て酸素の摂りいれ量も増え、老廃物の排出もよく出来るようになり、健康になります。
 眠れないからと、合成の睡眠導入剤を処方する医者もいます。眼が覚めていても眠い状態になることもあります。
 メラトニンは、自然の睡眠ホルモンです。地球上の生物、動物も植物も同じ形のメラトニンを共通して体内で作ります。24時間の明るい時暗い時の地球のサイクルに合わせ、このホルモンを噴出し、良い睡眠を作ります。
 アメリカでは、サプリメントとして、広く販売され、医者の処方箋なしで、ドラッグストアで買えます。日本では、人体内部に存在する物質は医薬品特許も与えない事から薬品としては売られません。健康食品は、効能をハッキリ宣伝するのは禁止され、売られていません。
 「奇跡のホルモン・メラトニン」というアメリカ学者の本が翻訳出版されていますが、副作用の全くない最高の薬だと書かれていて、アメリカのラヂヲ相談などでは、昼寝用に飲めと医者が言うそうです。
 飛行機で他国に行き時差ボケするときも、メラトニンを飲めば解消されるそうで、スチュワデスは、これが有るから仕事が出来ると言っています。
 事故運転手は、自衛の為メラトニンを飲んでおれば、こんな事故は起こらなかっただろうと、可哀そうに感じます。
 私(渡邉)は透析5時間に寝ますが、メラトニン・サプリメントを飲むと快適に3時間以上寝られ、透析の時間が短く感じられます。
 サクランボにはメラトニンを多く含有するものがあり、サクランボジュースがメラトニン・サプリメントとして連鎖販売されています。味も良いです。
 アマゾンではアメリカ輸入のメラトニン薬剤を買う事が出来ます。安価で、ほんとに効くかなと感じる価格でした。勉強して自衛しましょう。