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ボーイングが747-8の納入を延期、10億ドル費用計上へ

2009年10月07日 | 記事紹介

NIKKEI NEThttp://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djDBV2566.html 

(^_^;)記事の紹介です。

 

ボーイングが747-8の納入を延期、10億ドル費用計上へ

 シカゴ(ダウ・ジョーンズ)米ボーイング(NYSE:BA)は6日、生産・設計上の問題から次世代貨物輸送機「747-8」の納入が遅れるとした。また7-9月期にそのために10億ドルを費用計上すると明らかにした。

 目下、新型747と最新鋭旅客機「787(ドリームライナー)」の開発・生産を軌道に乗せようとしているが、この両機のプログラムの遅延が市場でのボーイングの信頼性に影響している。この日の発表によると、747-8の引き渡しは当初の予定の1年遅れの2010年10-12月期になる見通し。両機とも試験飛行をまだ実施していない。

 ジム・マクナーニー会長兼最高経営責任者(CEO)には、商用機部門の今後をめぐり投資家の厳しい視線が浴びせられている。同部門には納期の遅れによる違約金の支払いが待ち受けている。

 先月には、商用機部門トップのスコット・カールソン氏の後任に9月1日付で防衛部門トップのジェームズ・アルボー氏が就くとの人心一新が発表されている。

 バーンスタイン・リサーチのアナリスト、ダグラス・ハーンド氏は調査メモで「今回の747-8についての発表は、ボーイングの商用機部門のプログラム開発に管理上の問題があることを露呈するもう1つの証拠だとみている」と書いた。さらに「747-8の生産は従来のプログラムの応用が利く単純な開発プロセスだったと考えている。だがプログラムのマネージャーは今や3人目になり、進ちょくは予定より少なくとも1年遅れている」と述べた。

 ボーイング株の6日終値は前日比0.01ドル(0.02%)高の52.29ドル。

 ボーイングは貨物の輸送実績が世界的に大きく落ち込んでいる時期に大型貨物輸送機である747-8を導入する。受注は78件と、787に比べると低調なペース。また、旅客版(747-8IC )を発注したのはドイツのルフトハンザ航空(LHA.XE)1社にとどまっている。

 初回生産の747-8の顧客であるルクセンブルクのカーゴラクス・エアラインズ・インターナショナルは、引き渡しが来年10-12月期に延期されたものの、注文はキャンセルしない予定。だが事情筋によると、そのほかの顧客は納入延期を求めているという。カーゴラクスの関係者から、ボーイングの発表に関するコメントは得られていない。

 事情に詳しいある筋は「こうした遅延は、747に対する特定の注文のキャンセルにつながりかねない問題だ」と語り、貨物市場の需要の乏しさを踏まえると、一部の顧客は既存の注文について延期や補償を要求する公算が大きい、との見方を示した。

 747-8の顧客らは、その初の試験飛行が年内になると予想していた。だがボーイングはこの日、初飛行が来年初めになると述べた。一方、787は年内の試験飛行が予定されている。ボーイングは資源を最大限活用するため両機の飛行テストを別々に実施するとしている。

 747-8は黒字の747ジャンボの後継機であり、787に比べて設計は単純だとみられていた。

 だが、昨年の機械工のストライキ、787への技術者の振り替え、サプライチェーンの問題などがプログラムに影響を与え、ボーイングは747-8への追加投資を余儀なくされた。

 昨年11月、同社は747関連で6億8500万ドルを費用計上した。今年初めには747プログラムが赤字になったと明らかにした。

 ボーイングは、この日発表した10億ドルの追加費用の内訳は、製造費用の増加が6億4000万ドル、747-8の生産を13年まで月間1.5機という緩やかなペースに維持するという自社の決定にかかわるものが3億6000万ドル、とした。13年以降は、需要が回復していれば生産ペースを月間2機に上げる計画としている。

 調査会社JSAリサーチのポール・ニスベット社長は、747-8関連費用がボーイングの09年通期の利益を1株当たり1.05ドル押し下げ、1株利益は1.40ドルになるとの予想を示した(前年は2.21ドル)。

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(^_^;)紹介終わりです。 

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